JPH10260131A - 光計測装置 - Google Patents

光計測装置

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JPH10260131A
JPH10260131A JP9066581A JP6658197A JPH10260131A JP H10260131 A JPH10260131 A JP H10260131A JP 9066581 A JP9066581 A JP 9066581A JP 6658197 A JP6658197 A JP 6658197A JP H10260131 A JPH10260131 A JP H10260131A
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light
finger
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optical
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JP9066581A
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English (en)
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Debaraji Barashigamani
バラシガマニ・デバラジ
Chikashi Usa
史 宇佐
Masaki Kobayashi
正樹 小林
Motohiro Takeda
元博 武田
Fumio Inaba
文男 稲場
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SEITAI HIKARIJOHO KENKYUSHO KK
Original Assignee
SEITAI HIKARIJOHO KENKYUSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】in vivo系の、特に人体の指100など
の内部を光で探索するのに適した光計測装置を提供す
る。 【解決手段】例えば指を圧迫する圧迫体を備え、その圧
迫体により圧迫された部分よりも先端側の部分に測定光
を照射して光計測を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、柱状の被測定体、
特に人体の指や腕等の内部を光で探索するのに適した光
計測装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、人体内部の状態をあらわす画像を
得る手法として、X線撮影装置や超音波診断装置が使用
されている。ところが、X線撮影装置は人体にX線を照
射するため被爆の問題があり、超音波診断装置は体内を
超音波で探索するため、長波長の超音波では分解能が悪
く短波長の超音波では減衰がはげしく、分解能の良好な
画像を得にくいという問題がある。
【0003】このような背景下において、近年、光によ
る生体計測が盛んに研究されている。これは、いわゆる
光ヘテロダイン法を用い、高散乱体である生体内を透過
してきた光の中から直進透過光や近軸前方散乱光のみを
抽出することにより、生体内部を探索しようというもの
である。光ヘテロダイン法は、生体内を直進した光は偏
波面が保存され、大きく散乱すると偏波面が乱れるとい
う性質を利用し、光源から出射した光を測定光と参照光
とに二分し、例えば参照光の周波数を遷移させ、測定光
を生体に照射し、参照光と生体を透過した測定光とを干
渉させそれら参照光と測定光との周波数差に対応した周
波数のビート信号を得る手法である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の光ヘテロダイン
法により、生体から摘出した、あるいは生体から切り出
した試料については、その内部の様子を知ることに成功
しつつある。ところが、例えば人間の指等、生きたまま
の生体(in vivo系)について光ヘテロダイン法
により光計測を行なおうとすると、光ヘテロダイン法
は、上述したように測定光と参照光との周波数差に応じ
た周波数を持つビート信号を抽出することにより測定光
と参照光との周波数差が予め定めた一定の周波数差を保
っている必要があるのに対し、血液やその他の体液によ
るドプラ効果により測定光が周波数遷移を受けてしま
い、正しい光計測を行なうことができないという問題が
ある。
【0005】本発明は、上記事情に鑑み、in viv
o系の、例えば人間の指等の光計測を行なうことのでき
る光計測装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の光計測装置は、柱状の被測定体が挿入される開口部
を有し、該開口部に挿入された被測定体を圧迫する圧迫
体と、光源から出射された光を測定光と参照光とに二分
し、測定光と参照光の周波数が互いに異なる周波数とな
るように測定光と参照光とのうち少なくとも一方の光の
周波数を遷移させ、測定光を、被測定体の、上記圧迫体
により圧迫された部分よりも先端側の部分に照射し、参
照光と、被測定体を透過した測定光とを重畳させ、重畳
された光を受光することにより測定光と参照光との干渉
に起因する信号を得る光ヘテロダイン検出器と、光ヘテ
ロダイン検出器により得られた信号に基づいて、被測定
体内部の情報を求める演算部とを備えたことを特徴とす
る。
【0007】本発明の光計測装置は、柱状の被測定体
(例えば指)を圧迫する圧迫体を備え、その圧迫体によ
り圧迫された部分よりも先端側の部分に測定光を照射し
て光計測を行なうものであるため、光計測を行なってい
る間は血液やその他の体液の流れが停止し、したがって
ドプラ効果による周波数遷移を受けずに光計測を行なう
ことができる。
【0008】ここで、上記本発明の光計測装置におい
て、上記圧迫体により圧迫された被測定体、もしくは、
その被測定体に照射する測定光を、相対的に回動させる
回動機構を備え、上記演算部が回動機構により回動され
る間に得られた信号に基づいて、被測定体内部のCT画
像を求めるものであることが好ましい。
【0009】光CT画像を得ることにより被測定体内部
の断層像が得られる。また、上記本発明の光計測装置に
おいて、圧迫体により、被測定体を圧迫する圧力を検出
する圧力センサを備えることが好ましい。血液やその他
の体液の循環を停止させるのに十分であって、かつ圧迫
しすぎないように圧力を調整するためである。
【0010】また、上記本発明の光計測装置において、
上記圧迫体により圧迫された被測定体の温度を検出する
温度センサを備えることも好ましい。in vivo系
の光計測を行なうに当り、被測定体(例えば指)が実際
に活動している状態と同じ状態での光計測を行なうこと
が好ましく、このためには通常の状態よりも大幅に温度
が低下した状態で光計測を行なうのは好ましくない。血
液等の循環を停止した後、温度が下がる以前に光計測を
行なうためである。測定条件を維持・制御するために、
温度センサにより測定された温度に応じて圧迫体による
圧迫の圧力を調整するフィードバック機構を設けてもよ
い。
【0011】また、本発明の光計測装置において、光ヘ
テロダイン検出器は、514.5nm以上かつ1.31
9μm以下の波長の光を用いて前記信号を得る検出器で
あることが好ましい。514.5nm未満の波長の光、
あるいは1.319μmを超える波長の光では、減衰が
激し過ぎて十分なS/Nの光計測を行なうことができな
いからである。514.5nmや1.319μmのよう
に中途半端な波長で範囲を規定しているのは、入手でき
る光源の波長が限られているからである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
説明する。ここでは、人体の指を被測定体とする実施形
態について説明する。図1は、本発明の光計測装置の一
実施形態における、測定対象の指を固定する機構を含む
測定ヘッドの概略構成図である。
【0013】この測定ヘッド10には、指を固定する固
定部20と、固定部20に固定された指に、前段側の光
学系(後述する)から導かれた測定光を照射し指を透過
した測定光を後段側の光学系(後述する)に導く測定部
30とが備えられている。固定部20の中央には、開口
21が形成されており、その開口21に指100が挿入
され、その開口21に指100が挿入されると圧迫部材
22により指100が圧迫される構造となっている。
【0014】測定部30は、固定部20に対し、開口2
1に挿入された指100の先端側に位置しており、この
測定部30には前段側の光学系から延びる複数本(ここ
では代表的に3本のみ図示)の、偏波面保存光ファイバ
41の先端部41aが配置されている。以下特に断らな
い限り、光ファイバは全て偏波面保存光ファイバであ
る。この光ファイバ41の先端からは前段側の光学系か
ら導かれた測定光が出射し、その測定光が指100の、
圧迫された部分よりも先端側の部分に照射される。ま
た、この測定部30には、光ファイバ41と対向する位
置に複数本(ここでは代表的に3本のみ図示)の光ファ
イバ42の先端部42aが配置されており、指100を
透過した測定光は、光ファイバ42に入射し、光ファイ
バ42により後段側の光学系に導かれる。
【0015】光ファイバ41の先端部41a及び光ファ
イバ42の先端部42aは、矢印A方向に回動自在なリ
ング状の回動部31に固定されている。回動部31があ
る1つの回動位置にある時に複数本ずつの光ファイバ4
1,42を経由する測定光により一回の測定が行なわ
れ、その測定が終了すると回動部31が所定の角度だけ
回動し、その状態で次の測定を行なうというように、回
動と測定が交互に行なわれ、これによりCT画像形成用
のデータが収集される。尚、回動と測定とを同時に連続
的に行なってもよい。
【0016】図2は、測定ヘッドのもう一つの例を示す
概略構成図である。この図2は、図1とは反対側であ
る、指の先端側から見た図である。指のつけ根の部分
は、図1と同様にして圧迫されている。その圧迫部22
(図1参照)は、矢印B方向に指を回動させる回動部2
3に固定されている。この測定ヘッド10の測定部30
に延びる光ファイバは、前段側の光学系からの測定光2
0を測定ヘッド10に導く光ファイバ41と、指100
を透過した測定光を後段側の光学系に導く光ファイバ4
2との各一本ずつであり、各光ファイバ41,42の先
端部41a,42aは、各走査部32,33に固定され
ている。
【0017】各走査部32,33は固定した各光ファイ
バ41,42の先端を常に対向した状態を保ちながら各
先端部41a,42aを矢印C方向に移動させ、これに
より指100が図2の上下方向に測定光で走査される。
測定にあたっては、回動部23がある1つの回動位置に
あるときに操作部32,33矢印C方向に移動し、それ
に伴い測定光により指100が矢印C方向に走査され、
次いで回動部23により指が所定の角度だけ回動し、走
査部32,33が矢印C方向に移動して測定光により指
100が走査され、これを繰り返すことによりCT画像
形成用のデータが収集される。
【0018】ここでは、指100のつけ根を圧迫するこ
とにより、指を流れる血液やその他の体液の流れを一時
的に停止させ、その状態で、指100の、圧迫された部
分よりも先端側の部分について測定を行なうため、測定
光がドップラ効果による周波数遷移を受けることから免
れ、高精度の光計測が可能となる。以下、指の圧迫機構
について説明する。
【0019】図3は、指の圧迫機構の第1例を示す図で
ある。ここには、リング状のバルーン221が備えられ
ており、中央の開口220に指が挿入され、コンピュー
タ223により制御されるエアポンプ222によりその
バルーン221に空気が送り込まれバルーン221が膨
らんで指を圧迫する。バルーン221には、圧力センサ
224が固定されている。圧力センサ224はバルーン
221による指の圧迫圧力を検出するものであり、この
圧力センサ224により検出された圧力はコンピュータ
223に通知され、バルーン221による指の圧迫圧力
が、血液やその他の体液の流れを停止させるのに十分で
あって、かつ指を圧迫しすぎない圧力に調整される。
【0020】また、バルーン221には温度センサ22
5も固定されており、この温度センサ25では指の温度
が検出されてコンピュータ223に通知される。測定に
当たっては指の先端部の血液等の流れが停止されるが、
流れを停止したままにしておくと指が実際に活動してい
る時の状態とは異なってしまう恐れがある。そこで、指
の温度を測定し、指の温度が下がる前に測定を行ない、
測定に手間どってしまったときは一旦圧迫を解除し再測
定を促す等の処置がとられる。もしくは、最適な測定条
件が維持されるように、温度センサ25で検出された指
の温度に応じてバルーン22による指の圧迫圧力を調整
してもよい。
【0021】図4は、指の圧迫機構の第2例を示す図で
ある。中央の開口220に挿入された指を上下から挟む
ようにリングが二分割された形状の圧迫部材226a,
226bが備えられており、これらの圧迫部材226,
226bは、指が開口220に挿入されると、コンピュ
ータ223により制御された各シリンダ227a,22
7bにより指を圧迫するように移動される。
【0022】シリンダ226a,226bにはそれぞれ
圧力センサ224,温度センサ225が固定されてい
る。図5は、指の圧迫機構の第3例を示す図である。こ
こには一端228aが固定され中央にリング228bが
形成された帯状の圧迫部材228が備えられており、そ
のリング228bに指が挿入されると、その圧迫部材2
28の他端228cが、コンピュータ223により制御
された牽引機229により図の左側に引かれ、指が圧迫
部材228により圧迫される。この圧迫部材228に
は、2つの圧力センサ224と1つの温度センサ225
が備えられている。
【0023】次に測定光学系の各例について説明する。
図6は、測定光学系及び信号処理系の第1例を示す図で
ある。ここでは、光ファイバを使用しない例について説
明する。レーザ光源101から出射したレーザ光101
aは、コリメータレンズ102によりコリメートされた
後、ビームスプリッタ103により、測定光101bと
参照光101cとに強度的に二分される。
【0024】ビームスプリッタ103から出射した測定
光101bは、AOM(音響光学的光変調器)104に
より周波数遷移を受け、測定ヘッド10に配置された指
100を透過し、偏光ビームスプリッタ105により、
後述する参照光と重畳され、光検出器であるPINフォ
トダイオード106に入射する。一方、ビームスプリッ
タ103により測定光101bと分かれた参照光101
cは、ミラー107で反射した後、AOM108によ
り、AOM104による測定光101bの周波数遷移量
とは異なる周波数遷移量だけ周波数遷移が与えられ、1
/2波長板109を通過し、ミラー110で反射し偏光
ビームスプリッタ105で測定光と重畳されてPINフ
ォトダイオード106に入射する。
【0025】ここで、レーザ光源101から出射したレ
ーザ光101aは所定方向に偏光した偏光光であり、指
100を透過した測定点101bのうち、指100内部
で散乱されずに直進した直進透過光はその偏光状態を維
持し、一方指100内で散乱された後に指100から出
射した前方散乱光は偏波面が乱れている。そこで偏光ビ
ームスプリッタ105は、指100から出射した測定光
101bのうち直進透過光成分がPINフォトダイオー
ド106に入射するように、測定光の光軸を中心とした
回転角度が定められている。
【0026】また、1/2波長板109は、参照光10
1cの偏波面を回転させる性質を有しており、偏光ビー
ムスプリッタ105で適度な強度の参照光が反射されて
測定光に重畳されるように、光軸を中心とした回転角度
が調整される。PINフォトダイオード106では、測
定光101bと参照光101cとが干渉し、2つのAO
M104,108による測定光101bと参照光101
cの周波数遷移量どうしの差に相当する周波数成分を有
する信号が得られる。PINフォトダイオード106で
得られた信号は、プリアンプ111を経由し、バンドパ
スフィルタ112によりその周波数成分のみが抽出さ
れ、ログアンプ113で対数圧数され、さらに整流器1
14で整流され、ローパスフィルタ115により包絡線
が求められ、A−Dコンバータ116によりデジタルデ
ータに変換されて、コンピュータ117に入力される。
【0027】前述したように、指100は、測定光10
1bに対し相対的に矢印C方向に走査され、かつ1回の
走査が終わる毎に、所定角度ずつ矢印B方向に回転さ
れ、その間以上のような測定が繰り返され、コンピュー
タ117にデータが蓄積される。コンピュータ117で
は、それらのデータに基づいて、後に例を示すような、
指100の断面を表わす光CT画像が生成される。CT
画像を生成する演算アルゴリズムは既に広く知られてお
り、ここではその演算アルゴリズムの説明は省略する。
【0028】図7は、測定光学系および信号処理系の第
2例を示す図である。レーザ光源101から出射したレ
ーザ光101aは、レンズ102を経由して偏波面保存
光ファイバ301に入射する。光ファイバ301に入射
したレーザ光は、ファイバカプラ302により、光ファ
イバ303内を進む測定光と光ファイバ304内を進む
参照光とに二分される。光ファイバ303内を進む測定
光は、AOM104により周波数遷移を受け、さらに測
定ヘッド10に導かれて光ファイバ303から出射し、
レンズ305を介して指100に照射される。指100
を透過した測定光はレンズ306を経由して光ファイバ
307に入射し、ファイバカプラ308に至る。
【0029】一方、光ファイバ304内を進む参照光
は、AOM108により、AOM104による測定光の
周波数遷移量とは異なる周波数遷移量だけ周波数遷移を
受け、偏光子310および1/2波長板109を経由し
てファイバカプラ308に至る。偏光子310および1
/2波長板109は、それら双方合わせて、参照光の光
量調整および偏波面の調整を行なう目的のものである。
ファイバカプラ308では、測定光と参照光との双方が
光ファイバ309に入射しPINフォトダイオード10
6に入射する。
【0030】以下の信号処理は、図6に示す第1例と同
様であり、説明は省略する。図8は、図6ないし図7に
示す測定光学系で用いるレーザ光の波長λ(nm)に対
する、そのレーザ光の、指内での減衰率(dB)を示す
図、図9は、レーザ光波長λ(nm)に対する、指の透
過光のコントラストを示す図である。514.5nm未
満では、コントラストは良好だが、減衰率が大きすぎて
S/Nの良好な信号が得られず、1319nm(1.3
19μm)を超えると、やはりコントラストは上昇する
もの減衰率が大きすぎてS/Nの良好な信号が得られな
い。514.5nm以上、1.319μm以下の領域で
は715nm付近でコントラストが低下するものの、減
衰が小さいため、充分なS/Nの信号が得られる。
【0031】図10は、指の光CT画像の一例を示す図
である。上述のように、指を圧迫することで、指の血液
やその他の体液の循環を停止させ、その状態で、光ヘテ
ロダイン法による測定を行なうことにより、このような
光CT画像を得ることができる。尚、上記実施形態では
人体の手の指の光CT画像を得る例について説明した
が、本発明においては、光CT画像を得ることは必ずし
も必要ではなく、指の、ある一次元方向の透過率分布を
求める場合にも適用可能である。また、本発明は指を被
測定体とする場合に限られるものではなく、例えば腕や
足を被測定体する場合にも適用可能である。また、指を
測定する場合であっても、腕全体を圧迫して血流等を一
次停止させて指に測定光を照射してもよい。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
光ヘテロダイン法を用いて、in vivo系について
良好なS/Nの光計測を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光計測装置の一実施形態における、測
定対象の指を固定する機構を含む測定ヘッドの概略構成
図である。
【図2】測定ヘッドのもう一つの例を示す概略構成図で
ある。
【図3】指の圧迫機構の第1例を示す図である。
【図4】指の圧迫機構の第2例を示す図である。
【図5】指の圧迫機構の第3例を示す図である。
【図6】測定光学系および信号処理系の第1例を示す図
である。
【図7】測定光学系および信号処理系の第2例を示す図
である。
【図8】レーザ光の波長λ(nm)に対する、そのレー
ザ光の、指の内部での減衰率(dB)を示す図である。
【図9】レーザ光波長λ(nm)に対する、指の透過光
のコントラストを示す図である。
【図10】指の光CT画像の一例を示す図である。
【符号の説明】
10 測定ヘッド 20 固定部 21 開口 22 圧迫部材 23 回動部 30 測定部 31 回動部 32,33 走査部 41,42 光ファイバ 41a,42a 先端部 100 指 101 レーザ光源 101a レーザ光 102 コリメータレンズ 103 ビームスプリッタ 104,108 AOM 105 偏光ビームスプリッタ 106 PINフォトダイオード 107,110 ミラー 109 1/2波長板 111 プリアンプ 112 バンドパスフィルタ 113 ログアンプ 114 整流器 115 ローパスフィルタ 116 A−Dコンバータ 117 コンピュータ 220 開口 221 バルーン 222 エアポンプ 223 コンピュータ 224 圧力センサ 225 温度センサ 226a,226b 圧迫部材 227a,227b シリンダ 228 圧迫部材 229 牽引機 301,303,304,306,308 偏波面保存
光ファイバ 302,307 ファイバカプラ 305 レンズ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 武田 元博 山形県山形市松栄2丁目2番1号 株式会 社生体光情報研究所内 (72)発明者 稲場 文男 仙台市太白区八木山香澄町35−1 東北工 業大学内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 柱状の被測定体が挿入される開口部を有
    し、該開口部に挿入された被測定体を圧迫する圧迫体
    と、 光源から出射された光を測定光と参照光とに二分し、該
    測定光と該参照光の周波数が互いに異なる周波数となる
    ように該測定光と該参照光とのうち少なくとも一方の光
    の周波数を遷移させ、該測定光を、前記被測定体の、前
    記圧迫体により圧迫された部分よりも先端側の部分に照
    射し、前記参照光と、該被測定体を透過した測定光とを
    重畳させ、重畳された光を受光することにより測定光と
    参照光との干渉に起因する信号を得る光ヘテロダイン検
    出器と、 前記光ヘテロダイン検出器により得られた信号に基づい
    て、前記被測定体内部の情報を求める演算部とを備えた
    ことを特徴とする光計測装置。
  2. 【請求項2】 前記圧迫体により圧迫された被測定体、
    もしくは該被測定体に照射する測定光を、相対的に回動
    させる回動機構を備え、 前記演算部が前記回動機構により回動される間に得られ
    た信号に基づいて、前記被測定体内部のCT画像を求め
    るものであることを特徴とする請求項1記載の光計測装
    置。
  3. 【請求項3】 前記圧迫体による、前記被測定体を圧迫
    する圧力を検出する圧力センサを備えたことを特徴とす
    る請求項1記載の光計測装置。
  4. 【請求項4】 前記圧迫体により圧迫された前記被測定
    体の温度を検出する温度センサを備えたことを特徴とす
    る請求項1記載の光計測装置。
  5. 【請求項5】 前記光ヘテロダイン検出器が、514.
    5nm以上かつ1.319μm以下の波長の光を用いて
    前記信号を得る検出器であることを特徴とする請求項1
    記載の光計測装置。
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