JPH1025992A - シールド掘進機 - Google Patents

シールド掘進機

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JPH1025992A
JPH1025992A JP8181790A JP18179096A JPH1025992A JP H1025992 A JPH1025992 A JP H1025992A JP 8181790 A JP8181790 A JP 8181790A JP 18179096 A JP18179096 A JP 18179096A JP H1025992 A JPH1025992 A JP H1025992A
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JP
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shield
jack
extension
speed
segment
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Application number
JP8181790A
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English (en)
Inventor
Hisanori Hashimoto
久儀 橋本
Yukihisa Hirasawa
幸久 平沢
Yasuo Mori
泰雄 森
Takami Kusaki
貴巳 草木
Takeshi Kamei
亀井  健
Hitoshi Takahashi
均 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シールド掘進機において、シールド掘削とセ
グメント組立を同時施工する場合に、セグメントを損傷
させることなしに、シールド本体を目標方向に掘進させ
ることができるようにする。 【解決手段】 指示入力装置16でセグメント組立が指
示されると、制御装置15は、セグメント組立位置にあ
るシールドジャッキ4aを短縮するよう対応するサーボ
弁21を制御するとともに、シールド本体1の姿勢角目
標値と姿勢角センサ14で検出した姿勢角との偏差を小
さくする各伸長シールドジャッキ4bの伸長速度目標値
を求め、これら伸長速度目標値とストローク位置センサ
13で検出した各伸長シールドジャッキ4bのストロー
ク位置から求めた各伸長速度との偏差が小さくなるよう
対応するサーボ弁21を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シールド工法に使
用されるシールド掘進機に係り、特にシールド掘削とセ
グメント組立とを同時に行うのに好適なシールド掘進機
に関する。
【0002】
【従来の技術】シールド工法は、特に軟弱な土質の地山
に於いてトンネルを構築するにあたって、崩壊、流動し
ようとする土砂内に構築しようとするトンネルの外径よ
りも多少大きめの管を入れ、その内部で崩壊を防ぎなが
ら掘削作業及びライニング作業を行い、容易にトンネル
を構築する工法であって、シールド掘進機を用いて行わ
れる。
【0003】従来のシールド掘進機は、シールド本体
と、このシールド本体の前部に設けられ、回転駆動によ
り地山を掘削するカッタヘッドと、シールド本体の後部
に配置され、油圧ポンプからの圧油により伸縮する複数
のシールドジャッキと、シールド本体の後部に設けら
れ、セグメントをリング状に組み立てるセグメント組立
装置とを有している。このようなシールド掘進機により
トンネルの構築を行う場合、カッタヘッド及びシールド
ジャッキによりセグメント1リング相当分のシールド掘
削が進行すると、シールド掘削を一時停止させ、セグメ
ント組立装置により既設セグメントリングに対して新た
なセグメントリングを組み立て、シールドジャッキを伸
長してその新たなセグメントリングに当接させることに
よりシールド掘削を再開させるというように、シールド
掘削とセグメント組立とを交互に繰り返し行っている。
【0004】一方、シールド掘削とセグメント組立とを
同時に行う同時施工が最近注目されている。しかし、こ
の工法に於いては、シールド掘削中に次のセグメントピ
ースの組立位置にある少なくとも1つのシールドジャッ
キを短縮することになるため、シールド掘進機の推力が
掘削中心から外れてモーメントが不均衡になり、その結
果シールド掘進機の掘進方向が目標方向からずれ、その
是正に多くの手間及び時間を要する問題があった。
【0005】上記の問題を解決する実施例の一つとし
て、特公平7−109158号公報に示すシールド掘進
機がある。これは、複数のシールドジャッキを伸長して
既設セグメントリングに当接させるシールド掘進中に、
次のセグメントピースの組立位置にあるシールドジャッ
キと、このシールドジャッキとシールド本体の中心軸に
対して対称位置にあるシールドジャッキとを同時に短縮
した状態で、セグメント組立装置により同セグメントピ
ースを組み立てるものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術においては、同時に短縮するシールドジャッキの
本数が多くなるため、シールド本体を掘進させるための
推力が不足し、場合によっては掘進できないという事態
が生じる。シールド本体を掘進させるための推力を増や
すためには、通常よりも大きな容量を持った油圧源を用
いればよいが、この場合はシールドジャッキの駆動にか
かる費用が高くなるばかりでなく、シールドジャッキ1
本当たりの推力が大きくなるため、シールドジャッキを
伸長してセグメント組立装置により組み立てられたセグ
メントに当接させる際に、セグメントが損傷する恐れが
ある。
【0007】本発明の目的は、シールド掘削とセグメン
ト組立を同時施工する場合に、セグメントを損傷させる
ことなしに、シールド本体を目標方向に掘進させること
ができるシールド掘進機を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
(1)上記の目的を達成するため、本発明は、シールド
本体と、前記シールド本体の後部に配置され、油圧ポン
プからの圧油により伸縮する複数のシールドジャッキ
と、前記シールド本体の後部に設けられ、セグメントを
リング状に組み立てるセグメント組立装置とを有し、前
記複数のシールドジャッキのうち次のセグメント組立位
置にある少なくとも1つのシールドジャッキを短縮し、
それ以外のシールドジャッキを伸長して既設セグメント
リングに当接させることにより前記シールド本体を掘進
させ掘削を行うと共に、その掘削中に前記短縮したシー
ルドジャッキのある位置に前記セグメント組立装置によ
りセグメントを組み立てるシールド掘進機において、前
記油圧ポンプと前記複数のシールドジャッキとの間に接
続された複数の流量制御弁と、前記シールド本体の姿勢
角を検出する姿勢角検出手段と、前記複数のシールドジ
ャッキの伸長速度をそれぞれ検出する複数の速度検出手
段と、前記短縮したシールドジャッキ以外のシールドジ
ャッキに対して、前記シールド本体の姿勢角目標値と前
記姿勢角検出手段で検出した姿勢角との偏差を小さくす
るそれぞれの伸長速度目標値を求め、これらの伸長速度
目標値と前記複数の速度検出手段で検出した各伸長速度
との偏差が小さくなるよう対応する流量制御弁を制御す
る制御手段とを有する構成とする。
【0009】以上のように構成した本発明のシールド掘
進機においては、制御手段は、短縮したシールドジャッ
キ以外のシールドジャッキに対して、シールド本体の姿
勢角目標値と姿勢角検出手段で検出した姿勢角との偏差
を小さくするそれぞれの伸長速度目標値を求め、これら
の伸長速度目標値と複数の速度検出手段で検出した各伸
長速度との偏差が小さくなるよう対応する流量制御弁を
制御することにより、シールド掘進中に次のセグメント
組立位置にある少なくとも1つのシールドジャッキのみ
短縮する場合でも、シールド本体を目標方向に掘進させ
ることができ、このとき通常よりも大きな容量を持った
油圧源を用いる必要がないため、シールドジャッキ1本
当たりの推力が大きくなることはなく、セグメントを損
傷させることがない。
【0010】(2)上記(1)において、好ましくは、
前記制御手段は、前記シールド本体の姿勢角目標値と前
記姿勢角検出手段で検出した姿勢角との偏差を求め、こ
の偏差を小さくするシールドジャッキの伸長速度補正値
をそれぞれ演算する速度補正値演算手段と、それらの伸
長速度補正値を予め記憶されているシールドジャッキの
基本伸長速度目標値に加算しシールドジャッキの伸長速
度目標値をそれぞれ演算する速度目標値演算手段と、そ
れらの伸長速度目標値と前記複数の速度検出手段で検出
した各伸長速度との偏差を求め、これらの偏差を小さく
する流量制御弁の制御指令値をそれぞれ演算する指令値
演算手段と、その制御指令値を該当する流量制御弁に出
力する指令値出力手段とを有する。
【0011】(3)上記(2)において、好ましくは、
前記速度目標値演算手段での計算に用いられるシールド
ジャッキの基本伸長速度目標値は、前記シールド本体の
中心軸に対して前記短縮したシールドジャッキと対称位
置にあるシールドジャッキの伸長速度が前記短縮したシ
ールドジャッキに隣接するシールドジャッキの伸長速度
よりも小さくなるような値に設定されている。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
を参照して説明する。本実施形態のシールド掘進機10
は、図1に示すように、シールド本体1と、カッタヘッ
ド2と、セグメント組立装置(エレクタ)3と、シール
ドジャッキ(推進ジャッキ)4とを有し、カッタヘッド
2は図示しない回転駆動装置により回転駆動して地山を
掘削する。
【0013】セグメント組立装置3はシールド本体1の
後部に設けられ、セグメントSをリング状に組み立て
る。セグメント組立装置3はエレクタリング31を有
し、このエレクタリング31はシールド本体1のブラケ
ット1aに取り付けられた複数個のローラ42に旋回自
在に支持され、旋回モータ41によりピニオン43及び
図示しないギヤを介して旋回する。エレクタリング31
のテール側端面には矩形断面の左右一対のアーム32が
取り付けられ、これらアーム32にはそれぞれ前後方向
(トンネル軸方向)に平行に3本の直線ベアリング33
が取り付けられ、直線ベアリング33にはスライダ34
が取り付けられている。エレクタリング31及びスライ
ダ34にはスライダ用前後ジャッキ44が取り付けら
れ、このスライダ用前後ジャッキ44によりスライダ3
4は直線ベアリング33に沿って前後方向に摺動する。
なお、直線ベアリング33は、スライダ34がアーム3
2に対してセグメント1リング分移動できるように構成
されている。スライダ34にはロッドガイド36が取り
付けられ、ロッドガイド36にはロッド35が押し付け
方向(トンネル径方向)に摺動自在に設置され、ロッド
35の一端には略門型の吊りビーム37が取り付けられ
ている。吊りビーム37及びロッドガイド36には押付
ジャッキ41が取り付けられ、この押付ジャッキ41に
より吊りビーム37は押し付け方向に摺動する。吊りビ
ーム37の下面には把持部50が取り付けられ、この把
持部50は把持用前後ジャッキ51により前後方向に摺
動する。把持部50の下部にはセグメントSを把持する
ための把持用ネジ38が設けられている。
【0014】シールドジャッキ4は、図2に示すよう
に、シールド本体1の後部に30本配置され、伸長によ
りセグメント組立装置3により組み立てられた既設セグ
メントS*に当接させることによりシールド本体1を掘
進させる。ここでは、セグメントSは8ピースでセグメ
ントリング(S1〜S8)を構成するものとし、その組立
位置は図2に示した通りである。
【0015】また、本実施形態のシールド掘進機10
は、図3に示すように、各シールドジャッキ4(図では
2台のみ図示)に圧油を供給する押し引き共通の主ポン
プ7及び引き専用ポンプ7Aと、各シールドジャッキ4
と主ポンプ7及び引き専用ポンプ7Aとの間にそれぞれ
接続され、各シールドジャッキ4に供給される圧油の流
量を制御する30台のサーボ弁21(図では2台のみ図
示)と、各サーボ弁21と各シールドジャッキ4のボト
ム側との間にそれぞれ接続された30台のタンク連通用
開閉弁22(図では2台のみ図示)と、引き専用ポンプ
7Aとサーボ弁21との間に接続された1台のポンプ連
通用開閉弁23と、各シールドジャッキ4に内蔵され、
現在のストローク位置を検出するストローク位置センサ
13(図では1個しか示していないが30個ある)と、
シールド本体1に取り付けられたフレーム1bに設けら
れ、現在のシールド本体1の姿勢角を検出する姿勢角セ
ンサ14と、オペレータがセグメント組立の指示を行う
ための指示入力装置16と、指示入力装置16でセグメ
ント組立が指示されたときに、各ストローク位置センサ
13及び姿勢角センサ14の検出信号に基づいて所定の
処理を行い、その結果に応じて各サーボ弁21、各タン
ク連通用開閉弁22、ポンプ連通用開閉弁23を制御す
る制御装置15とを有している。
【0016】ここで、引き専用ポンプ7A、タンク連通
用開閉弁22、ポンプ連通用開閉弁23は、シールド掘
進中にセグメント組立を行う際、セグメント組立位置に
あるシールドジャッキ4を高速で引く必要があるために
設けられている。セグメント組立時は、ポンプ連通用開
閉弁23を閉位置から開位置に切り換えて引き専用ポン
プ7Aの圧油を各サーボ弁21に供給するとともに、高
速引きすべきシールドジャッキ4に対応するタンク連通
用開閉弁22を閉位置から開位置に切り換えてタンクへ
の戻り回路を2系統にしている。このとき、タンク連通
用開閉弁22を通る戻り回路の配管を通常よりも太くし
て配管抵抗を小さくすることにより、シールドジャッキ
4の高速引き動作が実現できる。
【0017】制御装置15は、信号変換部15Aと、指
令演算部15Bと、バルブ制御部15Cとを有し、信号
変換部15Aは、ストローク位置センサ13で検出した
各シールドジャッキ4の現在のストローク位置及び姿勢
角センサ14で検出した現在のシールド本体1の姿勢角
を入力し、これらを指令演算部15Bで処理できるデー
タに変換(例えばA/D変換)する。
【0018】指令演算部15Bは、図4に示すように、
短縮シールドジャッキ選定部15Bcと、短縮シールド
ジャッキ用指令演算部15Baと、伸長シールドジャッ
キ用指令演算部15Bbとを有している。短縮シールド
ジャッキ選定部15Bcは、指示入力装置16でセグメ
ント組立が指示されたときに、メモリ15Mから今回の
セグメント組立位置の情報を読み込み、そのセグメント
組立位置に対応するシールドジャッキ4(以下、短縮シ
ールドジャッキ4aという)を選定する。短縮シールド
ジャッキ用指令演算部15Baは、セグメント組立を可
能にするために短縮シールドジャッキ選定部15Bcで
選定された短縮シールドジャッキ4aを少なくともセグ
メント1ピース分短縮するサーボ弁21の制御指令値を
演算する。伸長シールドジャッキ用指令演算部15Bb
は、シールド本体1が計画路線に沿って掘進するよう短
縮シールドジャッキ選定部15Bcで選定された短縮シ
ールドジャッキ4a以外の他のシールドジャッキ4(以
下、伸長シールドジャッキ4bという)を伸長するサー
ボ弁21の制御指令値を演算する。
【0019】バルブ制御部15Cは、指令演算部15B
で演算した制御指令値を出力するとともに、短縮シール
ドジャッキ4aに対応するタンク連通用開閉弁22及び
ポンプ連通用開閉弁23を閉位置から開位置に切り換え
る制御指令値を出力する。
【0020】伸長シールドジャッキ用指令演算部15B
bは、図5に示すように、姿勢角目標値演算部15p
と、姿勢角偏差演算部15qと、伸長速度補正値演算部
15rと、伸長速度目標値演算部15sと、伸長速度演
算部15tと、伸長速度偏差演算部15uと、制御指令
値演算部15vとを有している。姿勢角目標値演算部1
5pは、図示しないメモリに予め記憶されているシール
ド本体1の計画路線の位置目標値(目標方向)を読み込
んでシールド本体1の姿勢角目標値を演算する。姿勢角
偏差演算部15qは、姿勢角目標値演算部15pで求め
たシールド本体1の姿勢角目標値と信号変換部15Aで
変換された現在のシールド本体1の姿勢角とを比較し、
水平方向及び垂直方向の姿勢角偏差θを求める(図6参
照)。
【0021】伸長速度補正値演算部15rは、姿勢角偏
差演算部15qで求めた姿勢角偏差を小さくするような
各伸長シールドジャッキ4bの伸長速度補正値を演算す
る。伸長速度目標値演算部15sは、図示しないメモリ
に予め記憶されている各伸長シールドジャッキ4bの基
本伸長速度目標値に伸長速度補正値演算部15rで求め
た各伸長速度補正値を加算し各伸長シールドジャッキ4
bの伸長速度目標値を演算する。伸長速度補正値演算部
15r及び伸長速度目標値演算部15sの演算処理の詳
細を以下に示す。
【0022】すなわち、シールド本体1が直進方向に掘
進している最中に短縮シールドジャッキ4aを短縮する
と、シールド本体1の推力が掘削中心からはずれるた
め、シールド本体1の掘進方向が直進方向からずれてし
まう。このとき、短縮シールドジャッキ4a側の伸長シ
ールドジャッキ4bの伸長速度を最も大きくし、シール
ド本体1の中心軸に対して短縮シールドジャッキ4aと
対称位置にある伸長シールドジャッキ4bの伸長速度を
最も小さくすると、シールド本体1を直進方向に掘進さ
せることができる。
【0023】そのため、ここでは伸長シールドジャッキ
4bを各セグメント毎のジャッキ群4b*に分け、図示
しないメモリには、短縮シールドジャッキ4aに隣接す
る2つのジャッキ群4b*からシールド本体1の中心軸
に対して短縮シールドジャッキ4aと対称位置にある1
つのジャッキ群4b*に向かって伸長速度を小さくして
いくように速度配分した基本伸長速度目標値V01
02,V03,V04が予め記憶されている。ただし、V01
は短縮シールドジャッキ4aに隣接する2つのジャッキ
群4b*1の基本伸長速度目標値、V02はそのジャッキ
群4b*1に隣接する2つのジャッキ群4b*2の基本伸
長速度目標値、V03はそのジャッキ群4b*2に隣接す
る2つのジャッキ群4b*3の基本伸長速度目標値、V
04はそのジャッキ群4b*3に隣接しかつシールド本体
1の中心軸に対して短縮シールドジャッキ4aと対称位
置にある1つのジャッキ群4b*4の基本伸長速度目標
値とする。
【0024】一例として、図7に示すようにセグメント
2組立位置(斜線で示した部分)のシールドジャッキ
4を短縮シールドジャッキ4aとした場合、セグメント
1,S3組立位置のジャッキ群4b*(4b*1)の基本
伸長速度目標値がV01、セグメントS8,S4組立位置の
ジャッキ群4b*(4b*2)の基本伸長速度目標値が
02、セグメントS7,S5組立位置のジャッキ群4b*
(4b*3)の基本伸長速度目標値がV03、セグメント
6組立位置のジャッキ群4b*(4b*4)の基本伸長
速度目標値がV04となる。なお、図8の最上部にあるシ
ールドジャッキ4はセグメントS4組立位置のものと
し、最下部にあるシールドジャッキ4はセグメントS1
組立位置のものとする。
【0025】そして、伸長速度補正値演算部15rは、
姿勢角偏差演算部15qで求めた姿勢角偏差θを入力
し、その姿勢角偏差θを小さくする各ジャッキ群4b*
の伸長速度補正値ΔV1,ΔV2,ΔV3,ΔV4(対応す
るジャッキ群は4b*1,4b*2,4b*3,4b*4
を演算し、伸長速度目標値演算部15sは、メモリ(図
示せず)に予め記憶されている基本伸長速度目標値V01
〜V04に伸長速度補正値演算部15rで求めた各伸長速
度補正値ΔV1〜ΔV4を加算し各ジャッキ群4b*の伸
長速度目標値V1,V2,V3,V4(対応するジャッキ群
は4b*1,4b*2,4b*3,4b*4)をそれぞれ演
算する。なお、これら伸長速度目標値V1〜V4は、各ジ
ャッキ群4b*に流れる流量の合計が主ポンプ7の最大
吐出流量に等しくなるように速度配分する。
【0026】図5に戻り、伸長速度演算部15tは、信
号変換部15Aで変換された各伸長シールドジャッキ4
bの現在のストローク位置から各伸長シールドジャッキ
4bの現在の伸長速度を演算する。伸長速度偏差演算部
15uは、伸長速度目標値演算部15sで求めた各伸長
シールドジャッキ4bの伸長速度目標値と伸長速度演算
部15tで求めた各伸長シールドジャッキ4bの現在の
伸長速度とを比較し、各伸長速度偏差を演算する。指令
値演算部15vは、伸長速度偏差演算部15uで求めた
各伸長シールドジャッキ4bの伸長速度偏差を小さくす
るサーボ弁21の制御指令値をそれぞれ演算する。
【0027】以上において、各ストローク位置センサ1
3、信号変換部15A、伸長シールドジャッキ用指令演
算部15Bbの伸長速度演算部15tは、複数のシール
ドジャッキ4の伸長速度を検出する速度検出手段を構成
する。信号変換部15A、伸長シールドジャッキ用指令
演算部15Bbの姿勢角目標値演算部15p、姿勢角偏
差演算部15q、伸長速度補正値演算部15r、伸長速
度目標値演算部15s、伸長速度偏差演算部15u、指
令値演算部15v及びバルブ制御部15Cは、短縮した
シールドジャッキ4a以外のシールドジャッキ4bに対
して、シールド本体1の姿勢角目標値と姿勢角検出手段
14で検出した姿勢角との偏差を小さくするそれぞれの
伸長速度目標値を求め、これらの伸長速度目標値と複数
の速度検出手段で検出した各伸長速度との偏差が小さく
なるよう対応する流量制御弁21を制御する制御手段を
構成する。
【0028】以上のように構成した本実施形態の動作を
図8により説明する。ここでは、シールド本体1が直進
している最中にセグメントS2を組み立てるもの(図7
参照)とする。 (1)オペレータが指示入力装置16によりセグメント
2の組立を指示する。 (2)制御装置15において、セグメントS2組立位置
の各シールドジャッキ4を短縮するよう対応する各サー
ボ弁21を制御するとともに、セグメントS2組立位置
の各シールドジャッキ4に対応する各タンク連通用開閉
弁22、ポンプ連通用開閉弁23を閉位置から開位置に
切り換えるよう制御する。そうすると、セグメントS2
組立位置の各シールドジャッキ4が短縮し、セグメント
2の組立が可能な状態となる。その後、セグメントS2
組立位置の各シールドジャッキ4に対応する各タンク連
通用開閉弁22、ポンプ連通用開閉弁23を開位置から
閉位置に切り換えるよう制御する。
【0029】(3)それと同時に、メモリ(図示せず)
に予め記憶されている計画路線の位置目標値からシール
ド本体1の姿勢角目標値を演算する(図8のM101参
照)。 (4)姿勢角センサ14で現在のシールド本体1の姿勢
角を検出する(同M102参照)。 (5)制御装置15において、シールド本体1の姿勢角
目標値と姿勢角センサ14で検出した現在のシールド本
体1の姿勢角とを比較し、水平方向及び垂直方向の姿勢
角偏差θを求める(同M103参照)。 (6)水平方向及び垂直方向の姿勢角偏差θを修正する
ようなセグメントS1,S3〜S8組立装置の各シールド
ジャッキ4の伸長速度補正値を求め、これらの伸長速度
補正値をメモリ(図示せず)に予め記憶されている基本
伸長速度目標値にそれぞれ加算し、セグメントS1,S3
〜S8組立装置の各シールドジャッキ4の伸長速度目標
値を演算する(同M104参照)。
【0030】(7)ストローク位置センサ13でセグメ
ントS1,S3〜S8組立装置の各シールドジャッキ4の
現在のストローク位置を検出する(同M105参照)。 (8)制御装置15において、ストローク位置センサ1
3で検出したセグメントS1,S3〜S8組立装置の各シ
ールドジャッキ4の現在のストローク位置からそれらシ
ールドジャッキ4の現在の伸長速度を演算する(同M1
06参照)。 (9)セグメントS1,S3〜S8組立装置の各シールド
ジャッキ4の伸長速度目標値と現在の伸長速度とを比較
し、各伸長速度偏差を演算する(同M107参照)。 (10)セグメントS1,S3〜S8組立装置の各シール
ドジャッキ4の伸長速度偏差の偏差を修正する各サーボ
弁21の制御指令値をそれぞれ演算する(同M108参
照)。
【0031】(11)セグメントS1,S3〜S8組立装
置の各シールドジャッキ4に対応する各サーボ弁21に
それぞれ制御指令値を出力する(同M109参照)。 (12)そうすると、セグメントS1,S3〜S8組立装
置の各シールドジャッキ4がそれぞれ伸長速度目標値に
応じて伸長する(同M110参照)。 (13)これにより、シールド本体1の掘進方向が修正
されて計画路線に維持されるようになる(同M111参
照)。
【0032】(14)その後上記(3)〜(13)の動
作を繰り返し行い、所定時間経過後にセグメントS2
組立が完了したら、セグメントS2組立位置の各シール
ドジャッキ4を他のシールドジャッキ4とともに伸長し
て組み立てたセグメントS2に当接させるよう対応する
各サーボ弁21を制御する。
【0033】以上のように構成した本実施形態によれ
ば、指示入力装置16によりセグメント組立が指示され
ると、制御装置15は、そのセグメント組立位置にある
短縮シールドジャッキ4aを短縮するよう対応するサー
ボ弁21を制御するとともに、姿勢角センサ14で検出
したシールド本体1の姿勢角に基づいてその姿勢角が姿
勢角目標値になるような各伸長シールドジャッキ4bの
伸長速度目標値を求め、ストローク位置センサ13で検
出した各伸長シールドジャッキ4bのストローク位置に
基づいて各伸長シールドジャッキ4bの伸長速度が伸長
速度目標値になるよう対応するサーボ弁21を制御する
ので、シールド掘進中にセグメント組立位置にあるシー
ルドジャッキ4のみを短縮しても、シールド本体1の掘
進方向を計画路線に維持することができる。このとき、
通常よりも大きな容量を持った油圧源は不要となるた
め、シールドジャッキ4の1本当たりの推力が大きくな
ることはない。これにより、シールド掘削とセグメント
組立を同時に行う場合に、セグメントSを損傷させるこ
となしに、シールド本体1の掘進方向を計画路線に維持
することができ、その結果シールドの施工能率が著しく
向上する。
【0034】また、曲線施工する場合においては、伸長
すべきシールドジャッキ4を選択して行うが、従来技術
のようにセグメント組立位置にあるシールドジャッキ4
及びこのシールドジャッキ4とシールド本体1の中心軸
に対して対称位置にあるシールドジャッキ4を短縮する
と、選択すべきシールドジャッキ4が限られてしまい、
方向によってはシールド本体1を目標方向に掘進させる
ことができなくなる可能性がある。しかし、本実施形態
では、セグメント組立位置にあるシールドジャッキ4の
みを短縮するので、曲線施工する場合でも、従来技術に
比べてシールド本体1の掘進方向を精度良く制御でき
る。
【0035】なお、本実施形態においては、1本のシー
ルドジャッキ4にそれぞれ1台のサーボ弁21、タンク
連通用開閉弁22を設ける構成としたが、特にこれに限
らず、30本のシールドジャッキ4をグループ分けし
て、1グループにそれぞれ1台のサーボ弁21、タンク
連通用開閉弁22を設ける構成としてもよい。また、伸
長シールドジャッキ4bの速度配分は、各セグメントS
に対応するジャッキ群4b*毎に割り振っているが、特
にこれに限らず、短縮シールドジャッキ4a側の伸長シ
ールドジャッキ4bの伸長速度が最も大きくなり、シー
ルド本体1の中心軸Zに対して短縮シールドジャッキ4
aと対称位置にある伸長シールドジャッキ4bの伸長速
度が最も小さくなるように、伸長シールドジャッキ4b
毎に伸長速度を割り振ってもよい。
【0036】
【発明の効果】本発明によれば、シールド掘削とセグメ
ント組立を同時に行う際、セグメントを損傷させること
なしに、シールド本体を目標方向に掘進させることがで
き、これによりシールドの施工能率が著しく向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態によるシールド掘進機の断
面図である。
【図2】図1に示すシールドジャッキの配置パターンを
示す図である。
【図3】本発明の一実施形態によるシールド掘進機の方
向制御系の構成図である。
【図4】図3に示す制御装置の指令演算部の詳細図であ
る。
【図5】図4に示す伸長シールドジャッキ用指令演算部
の詳細図である。
【図6】図1に示すシールド本体の姿勢角偏差を示す図
である。
【図7】図2に示すシールドジャッキの短縮シールドジ
ャッキと伸長シールドジャッキの一例を示す図である。
【図8】本発明の一実施形態によるシールド掘進機の動
作説明図である。
【符号の説明】
1 シールド本体 3 エレクタ 4 シールドジャッキ 4a 短縮シールドジャッキ 4b 伸長シールドジャッキ 7 主ポンプ 7A 引き専用ポンプ 10 シールド掘進機 13 ストローク位置センサ 14 姿勢角センサ 15 制御装置 15A 信号変換部 15B 指令演算部 15Bb 伸長シールドジャッキ用指令演算部 15C バルブ制御部 15p 姿勢角目標値演算部 15q 姿勢角偏差演算部 15r 伸長速度補正値演算部 15s 伸長速度目標値演算部 15t 伸長速度演算部 15u 伸長速度偏差演算部 15v 制御指令値演算部 21 サーボ弁 S セグメント
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 草木 貴巳 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内 (72)発明者 亀井 健 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内 (72)発明者 高橋 均 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シールド本体と、前記シールド本体の後
    部に配置され、油圧ポンプからの圧油により伸縮する複
    数のシールドジャッキと、前記シールド本体の後部に設
    けられ、セグメントをリング状に組み立てるセグメント
    組立装置とを有し、前記複数のシールドジャッキのうち
    次のセグメント組立位置にある少なくとも1つのシール
    ドジャッキを短縮し、それ以外のシールドジャッキを伸
    長して既設セグメントリングに当接させることにより前
    記シールド本体を掘進させ掘削を行うと共に、その掘削
    中に前記短縮したシールドジャッキのある位置に前記セ
    グメント組立装置によりセグメントを組み立てるシール
    ド掘進機において、 前記油圧ポンプと前記複数のシールドジャッキとの間に
    接続された複数の流量制御弁と、 前記シールド本体の姿勢角を検出する姿勢角検出手段
    と、 前記複数のシールドジャッキの伸長速度をそれぞれ検出
    する複数の速度検出手段と、 前記短縮したシールドジャッキ以外のシールドジャッキ
    に対して、前記シールド本体の姿勢角目標値と前記姿勢
    角検出手段で検出した姿勢角との偏差を小さくするそれ
    ぞれの伸長速度目標値を求め、これらの伸長速度目標値
    と前記複数の速度検出手段で検出した各伸長速度との偏
    差が小さくなるよう対応する流量制御弁を制御する制御
    手段とを有することを特徴とするシールド掘進機。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のシールド掘進機におい
    て、前記制御手段は、前記シールド本体の姿勢角目標値
    と前記姿勢角検出手段で検出した姿勢角との偏差を求
    め、この偏差を小さくするシールドジャッキの伸長速度
    補正値をそれぞれ演算する速度補正値演算手段と、それ
    らの伸長速度補正値を予め記憶されているシールドジャ
    ッキの基本伸長速度目標値に加算しシールドジャッキの
    伸長速度目標値をそれぞれ演算する速度目標値演算手段
    と、それらの伸長速度目標値と前記複数の速度検出手段
    で検出した各伸長速度との偏差を求め、これらの偏差を
    小さくする流量制御弁の制御指令値をそれぞれ演算する
    指令値演算手段と、その制御指令値を該当する流量制御
    弁に出力する指令値出力手段とを有することを特徴とす
    るシールド掘進機。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のシールド掘進機におい
    て、前記速度目標値演算手段での計算に用いられるシー
    ルドジャッキの基本伸長速度目標値は、前記シールド本
    体の中心軸に対して前記短縮したシールドジャッキと対
    称位置にあるシールドジャッキの伸長速度が前記短縮し
    たシールドジャッキに隣接するシールドジャッキの伸長
    速度よりも小さくなるような値に設定されていることを
    特徴とするシールド掘進機。
JP8181790A 1996-07-11 1996-07-11 シールド掘進機 Pending JPH1025992A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103032397A (zh) * 2013-01-06 2013-04-10 浙江大学 多自由度并行管片拼装定位电液控制系统及其方法
CN108221695A (zh) * 2018-01-24 2018-06-29 许昌学院 一种桥梁预应力智能张拉系统
JP2018131853A (ja) * 2017-02-17 2018-08-23 日立造船株式会社 セグメント組立装置、トンネル掘削機およびセグメント組立方法
CN110593885A (zh) * 2019-10-10 2019-12-20 中国铁建重工集团股份有限公司 一种包括管片拼装机的掘进设备

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