JP2796503B2 - シールド掘進機の制御方法および制御装置 - Google Patents

シールド掘進機の制御方法および制御装置

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JP2796503B2
JP2796503B2 JP6285661A JP28566194A JP2796503B2 JP 2796503 B2 JP2796503 B2 JP 2796503B2 JP 6285661 A JP6285661 A JP 6285661A JP 28566194 A JP28566194 A JP 28566194A JP 2796503 B2 JP2796503 B2 JP 2796503B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、掘進動作とセグメント
組付け動作とを同時に行うことのできるシールド掘進機
の制御方法および制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、シールド掘進機は、シールド本
体の前端部に設けられるカッタヘッドと、前記シールド
本体の内周部に設けられ既設セグメントの端面に押し当
ててその端面から推進反力を得るシールドジャッキとを
有する構造とされている。このようなシールド掘進機に
おいては、シールドジャッキを伸長させながらカッタヘ
ッドにより切羽面を掘削するとともに、カッタヘッドが
セグメントの所定分進んだところで掘削を停止し、この
後、シールドジャッキを収縮させてその収縮により形成
される隙間に新設セグメントを搬入してそれらセグメン
トの組付けを行い、この組付けの完了後に再度掘進を行
うようにされている。
【0003】ところが、このように間欠的に掘進動作を
行うものでは作業効率が良くないことから、掘進動作と
セグメント組付け動作とを並行して行うようにしたシー
ルド掘進機がいろいろと提案されている。
【0004】このように掘進動作とセグメント組付け動
作とを並行して行うシールド掘進機の例として、次のよ
うなものが知られている。 シールドジャッキのストロークをセグメント2リング
分押せるストロークとし、シールドジャッキストローク
が1リング以上となった時点よりセグメントを組付ける
箇所のシールドジャッキのストロークを戻し、この箇所
にセグメントを逐次組付けるとともに、このセグメント
の組付け中にシールドジャッキを伸長させて掘進を行う
ようにしたもの(例えば特開平2−252895号公報
参照)。 シールド本体を前胴部と後胴部とに2分割し、前胴部
と後胴部とを推進ジャッキで連結するとともに後胴部に
シールドジャッキを設け、セグメント組付け中推進ジャ
ッキを伸長させて掘進を行い、セグメント組付け完了後
推進ジャッキを縮めながらシールドジャッキを伸長させ
て後胴部を前進させるようにしたもの(例えば特公平3
−23720号公報参照)。
【0005】また、本発明に関連する技術として、米国
特許第4,548,443号明細書には、前胴部と後胴
部とを例えば8本のシリンダよりなるパラレルリンク機
構により連結するようにしたものが開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記
のシールド掘進機では、シールドジャッキ長さが通常の
シールド掘進機の約2倍必要なため機長が長くなってし
まって、発進立坑の径を大きくする必要があったり、曲
線施工が困難になるなどの問題点があった。
【0007】また、前記のシールド掘進機では、機長
を短くすることはできるが、前胴部と後胴部とがシール
ドジャッキと平行配置の推進ジャッキで連結されている
ため、この推進ジャッキによって前胴部の回転トルクを
支持することができず、トルク伝達機構を別途設ける必
要があること、セグメント組付けに伴うシールドジャッ
キ推力の不均衡のためにカッタヘッドの方向制御が悪影
響を受けることがあることなどの問題点があった。ま
た、掘進とセグメント組付けとを同時に行った後に後胴
部を前方に引き寄せる動作が必要なために、この動作の
分だけ施工時間が余分にかかり、施工速度が低下すると
いう問題点があった。
【0008】なお、関連する技術として示した前記米国
特許第4,548,443号明細書には、前述のような
回転トルクを支持するパラレルリンク機構について開示
されているものの、前記パラレルリンク機構を前胴部,
後胴部の動作およびセグメントの組付け動作と関連させ
て制御する点については何ら開示されていない。
【0009】本発明は、前述のような問題点に鑑みてな
されたもので、簡単な構造により、カッタヘッドの方向
制御を容易かつ正確に行うとともに、掘進,セグメント
組付けさらには後胴部の引き寄せを同時に行って施工速
度の高速化を図ることのできるシールド掘進機の制御方
法および制御装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段および作用・効果】前記目
的を達成するために、本発明によるシールド掘進機の制
御方法は、第1に、カッタヘッドを有する前胴部と、セ
グメントの端面に押し当ててその端面から推進反力を得
る複数個のシールドジャッキを有する後胴部と、これら
前胴部と後胴部とを連結する複数個の推進ジャッキとを
備えるシールド掘進機の制御方法であって、前記シール
ドジャッキを伸ばしながら前記推進ジャッキを縮めるこ
とによる前記後胴部の引き寄せ動作を、前記カッタヘッ
ドの掘進動作もしくは前記セグメントの組付け動作のい
ずれかの動作と並行して、またはそれらカッタヘッドの
掘進動作およびセグメントの組付け動作の両方の動作と
並行して行うことを特徴とするものである。
【0011】この第1の特徴を有するシールド掘進機の
制御方法においては、シールドジャッキが伸びて推進ジ
ャッキが縮んでいる状態から、カッタヘッドを回転させ
ながら推進ジャッキを伸ばしていき、これによってカッ
タヘッドにより地山が掘削される。このカッタヘッドの
掘進と同時に、シールドジャッキの一部が順次縮められ
その縮められたシールドジャッキに対応するセグメント
の組付けが順次行われる。このとき、後胴部の引き寄せ
動作は、セグメントの組付け動作がまだ完了していない
場合にはその組付け動作と並行して行われ、推進ジャッ
キが伸びきっていない場合、言い換えれば掘進動作がま
だ完了していない場合にはその掘進動作と並行して行わ
れる。また、掘進動作が既に完了している場合でも引き
寄せ動作が開始されればシールドジャッキの伸び速度と
推進ジャッキの縮み速度との差の速度で前胴部すなわち
カッタヘッドを前進させることができるので、掘進動作
が再開されその掘進動作と並行して行われる。さらに、
この引き寄せ動作は掘進動作およびセグメントの組付け
動作の両方の動作と並行して行われ得る。こうして、機
長を長くすることなく、施工速度を向上させることが可
能となる。したがって、発進立坑径を大きくしたり曲線
施工性を悪化させることなくシールドトンネルの高速施
工を実現することができる。
【0012】前記後胴部の引き寄せ動作は、組付け済の
セグメントに押し当てるシールドジャッキのみで十分な
推進反力が確保できるときに行われるのが好ましい。
【0013】また、本発明によるシールド掘進機の制御
方法は、第2に、カッタヘッドを有する前胴部と、セグ
メントの端面に押し当ててその端面から推進反力を得る
複数個のシールドジャッキを有する後胴部と、これら前
胴部と後胴部とを連結しそれら前胴部および後胴部の相
対位置と姿勢とを制御可能な推進・方向制御機構とを備
えるシールド掘進機の制御方法であって、全てのシール
ドジャッキが伸びて前記推進・方向制御機構が縮んでい
る状態から、この推進・方向制御機構を伸ばすことによ
って前記カッタヘッドを掘進させると同時に、前記シー
ルドジャッキの一部を順次縮めてその縮めたシールドジ
ャッキに対応するセグメントの組付けを順次行い、前記
セグメントの所定分に相当する前記カッタヘッドの掘進
および所定分の全セグメントの組付け完了後に、前記カ
ッタヘッドの位置および姿勢を保持したまま前記シール
ドジャッキを伸ばす動作と前記推進・方向制御機構を縮
める動作とを同時に行って前記後胴部を前記前胴部側へ
引き寄せることを特徴とするものである。
【0014】この第2の特徴を有するシールド掘進機の
制御方法においては、全てのシールドジャッキが伸びて
推進・方向制御機構が縮んでいる状態を初期状態とし、
この状態から、カッタヘッドを回転させながら推進・方
向制御機構を伸ばしていき、これによってカッタヘッド
により地山が掘削される。このカッタヘッドの掘進と同
時に、シールドジャッキの一部が順次縮められその縮め
たシールドジャッキに対応するセグメントの組付けが順
次行われる。そして、セグメントの所定分に相当するカ
ッタヘッドの掘進と所定分の全セグメントの組付けが完
了すると、カッタヘッドの位置および姿勢を保持したま
まシールドジャッキを伸ばす動作と推進・方向制御機構
を縮める動作とが同時に行われることにより、後胴部が
前胴部側へ引き寄せられる。こうして、カッタヘッドの
方向制御が容易かつ正確に行われるとともに、カッタヘ
ッドの掘進とセグメントの組付けとが並行して行われて
施工速度の高速化が図られる。
【0015】さらに、本発明によるシールド掘進機の制
御方法は、第3に、カッタヘッドを有する前胴部と、セ
グメントの端面に押し当ててその端面から推進反力を得
る複数個のシールドジャッキを有する後胴部と、これら
前胴部と後胴部とを連結しそれら前胴部および後胴部の
相対位置と姿勢とを制御可能な推進・方向制御機構とを
備えるシールド掘進機の制御方法であって、全てのシー
ルドジャッキが伸びて前記推進・方向制御機構が縮んで
いる状態から、この推進・方向制御機構を伸ばすことに
よって前記カッタヘッドを掘進させると同時に、前記シ
ールドジャッキの一部を順次縮めてその縮めたシールド
ジャッキに対応するセグメントの組付けを順次行い、前
記推進・方向制御機構を縮めることによる前記後胴部の
引き寄せ動作を、所定分の全セグメントの組付けの完了
前であっても組付け済のセグメントに押し当てるシール
ドジャッキのみで十分な推進反力が確保できる場合には
前記カッタヘッドの掘進動作および前記セグメントの組
付け動作と並行して行うとともに、所定分の全セグメン
トの組付けが完了しているときには前記カッタヘッドの
掘進動作と並行して行うことを特徴とするものである。
【0016】この第3の特徴を有するシールド掘進機の
制御方法においては、全てのシールドジャッキが伸びて
推進・方向制御機構が縮んでいる状態を初期状態とし、
この状態から、カッタヘッドを回転させながら推進・方
向制御機構を伸ばしていき、これによってカッタヘッド
により地山が掘削される。このカッタヘッドの掘進と同
時に、シールドジャッキの一部が順次縮められその縮め
たシールドジャッキに対応するセグメントの組付けが順
次行われる。そして、推進・方向制御機構を縮めること
による後胴部の引き寄せ動作は、所定分の全セグメント
の組付けの完了前であっても組付け済のセグメントに押
し当てるシールドジャッキのみで十分な推進反力が確保
できる場合には、カッタヘッドの掘進動作および前記セ
グメントの組付け動作と並行して行われ、所定分の全セ
グメントの組付けが完了しているときにはカッタヘッド
の掘進動作と並行して行われる。こうして、後胴部の引
き寄せがカッタヘッドの掘進とセグメントの組付けと同
時に行われ、施工速度の更なる高速化を図ることが可能
となる。
【0017】前記推進・方向制御機構は、6本以上のパ
ラレルリンクシリンダを備えるパラレルリンク機構とす
るのが好ましく、こうすることでこの推進・方向制御機
構により6自由度の力とモーメントとを全て支持するこ
とができる。
【0018】一方、本発明によるシールド掘進機の制御
装置は、第1に、カッタヘッドを有する前胴部と、セグ
メントの端面に押し当ててその端面から推進反力を得る
複数個のシールドジャッキを有する後胴部と、これら前
胴部と後胴部とを連結する複数個の推進ジャッキとを備
えるシールド掘進機の制御装置であって、(a)前記シ
ールドジャッキのストロークを計測するストローク計測
手段、(b)このストローク計測手段の出力と前記カッ
タヘッドの設定ストロークとに基づいて前記推進ジャッ
キの目標ストロークを演算する目標ストローク演算手段
および(c)この目標ストローク演算手段により演算さ
れる目標ストロークに前記推進ジャッキのストロークを
一致させるようにその推進ジャッキを制御する推進ジャ
ッキ制御手段を備えることを特徴とするものである。
【0019】この第1の特徴を有するシールド掘進機の
制御装置においては、ストローク計測手段によりシール
ドジャッキのストロークが計測されるとともに、このス
トローク計測手段の出力とカッタヘッドの設定ストロー
クとに基づいて推進ジャッキの目標ストロークが演算さ
れ、この目標ストロークに推進ジャッキのストロークを
一致させるようにその推進ジャッキが制御される。
【0020】この場合、前記後胴部引き寄せ動作中の前
記カッタヘッドの設定ストロークは、前記後胴部の引き
寄せ動作と掘進動作とを同時に行う場合には掘進速度か
ら決まる時間とともに増加する所定の値に設定され、前
記後胴部の引き寄せ動作と掘進動作とを同時に行わない
場合には常に同じ値に設定されるのが好ましい。
【0021】また、本発明によるシールド掘進機の制御
装置は、第2に、カッタヘッドを有する前胴部と、セグ
メントの端面に押し当ててその端面から推進反力を得る
複数個のシールドジャッキを有する後胴部と、これら前
胴部と後胴部とを連結する複数個の推進ジャッキとを備
えるシールド掘進機の制御装置であって、(a)前記シ
ールドジャッキの速度を計測する速度計測手段、(b)
この速度計測手段の出力と前記カッタヘッドの設定速度
とに基づいて前記推進ジャッキの目標速度を演算する目
標速度演算手段および(c)この目標速度演算手段によ
り演算される目標速度に前記推進ジャッキの速度を一致
させるようにその推進ジャッキを制御する推進ジャッキ
制御手段を備えることを特徴とするものである。
【0022】この第2の特徴を有するシールド掘進機の
制御装置においては、速度計測手段によりシールドジャ
ッキの速度が計測されるとともに、この速度計測手段の
出力とカッタヘッドの設定速度とに基づいて推進ジャッ
キの目標速度が演算され、この目標速度に推進ジャッキ
の速度を一致させるようにその推進ジャッキが制御され
る。
【0023】この場合、前記後胴部の引き寄せ動作中の
前記カッタヘッドの設定速度は、前記後胴部の引き寄せ
動作と掘進動作とを同時に行う場合には所定の掘進速度
の値に設定され、前記後胴部の引き寄せ動作と掘進動作
とを同時に行わない場合には零に設定されるのが好まし
い。
【0024】さらに、本発明によるシールド掘進機の制
御装置は、第3に、カッタヘッドを有する前胴部と、セ
グメントの端面に押し当ててその端面から推進反力を得
る複数個のシールドジャッキを有する後胴部と、これら
前胴部と後胴部とを連結しそれら前胴部および後胴部の
相対位置と姿勢とを制御可能な推進・方向制御機構とを
備えるシールド掘進機の制御装置であって、(a)前記
後胴部の位置および姿勢を計測する計測手段、(b)こ
の計測手段の出力に基づいて前記後胴部の位置および姿
勢を演算する後胴部位置・姿勢演算手段、(c)予め設
定される前記カッタヘッドの掘進計画線および掘進速度
よりそのカッタヘッドの位置および姿勢の目標値を演算
するカッタヘッド位置・姿勢演算手段、(d)このカッ
タヘッド位置・姿勢演算手段により演算されるカッタヘ
ッドの位置および姿勢の目標値と、前記後胴部位置・姿
勢演算手段により演算される前記後胴部の位置および姿
勢とから前記前胴部と前記後胴部の相対的な位置および
姿勢の目標値を演算する相対位置・姿勢演算手段および
(e)この相対位置・姿勢演算手段により演算される前
記前胴部と前記後胴部の相対的な位置および姿勢の目標
値に一致させるように前記推進・方向制御機構を制御す
る推進・方向制御機構制御手段を備えることを特徴とす
るものである。
【0025】この第3の特徴を有するシールド掘進機の
制御装置においては、計測手段および後胴部位置・姿勢
演算手段により後胴部の位置および姿勢が演算されると
ともに、予め設定されるカッタヘッドの掘進計画線およ
び掘進速度よりそのカッタヘッドの位置および姿勢の目
標値が演算される。そして、このようにして得られる後
胴部の位置および姿勢とカッタヘッドの位置および姿勢
の目標値とから相対位置・姿勢演算手段により前胴部と
後胴部の相対的な位置および姿勢の目標値が演算され、
この目標値に一致させるように推進・方向制御機構が制
御される。
【0026】前記計測手段は、シールドジャッキのスト
ロークを計測することにより後胴部の位置および姿勢を
計測するものとするのが好ましい。また、光学的測量手
段により構築トンネル内に設けた基準点に対する後胴部
の位置・姿勢を計測しても良い。
【0027】また、前記シールドジャッキにそのシール
ドジャッキの先端がセグメントの端面に接触するのを検
知する接触検知手段を設け、この接触検知手段の出力と
計測手段の出力とに基づいて、後胴部位置・姿勢演算手
段が後胴部の位置および姿勢を演算するものとするのが
好適である。
【0028】また、前記推進・方向制御機構および前記
シールドジャッキの動作・状態に基づいてカッタヘッド
の掘進速度を設定する掘進速度設定手段を設け、この掘
進速度設定手段の出力に基づいてカッタヘッド位置・姿
勢演算手段がカッタヘッドの位置および姿勢の目標値を
演算するものとするのが好適である。
【0029】さらに、前記推進・方向制御機構の状態と
組立の完了したセグメントの情報とから後胴部の引き寄
せの可否を判定する後胴部引き寄せ可否判定手段と、こ
の後胴部引き寄せ可否判定手段の出力と設定されたシー
ルドジャッキパターンとに基づいて前記シールドジャッ
キの動作を制御するシールドジャッキ制御手段とを設け
るのが良い。
【0030】また、組付けを行うセグメントの種類・組
付け位置およびセグメントの組付けの実行・終了を管理
するセグメント組立工程管理手段を設け、このセグメン
ト組立工程管理手段の出力に基づいて後胴部引き寄せ可
否判定手段が後胴部の引き寄せの可否を判定するものと
するのが好適である。
【0031】さらに、前記セグメント組立工程管理手段
の出力に応じてシールドジャッキパターンを設定するシ
ールドジャッキパターン設定手段を設け、このシールド
ジャッキパターン設定手段の出力に基づいてシールドジ
ャッキ制御手段が前記シールドジャッキの動作を制御す
るものとするのが好適である。
【0032】この制御装置においても、前記推進・方向
制御機構は、6本以上のパラレルリンクシリンダを備え
るパラレルリンク機構とするのが好ましい。
【0033】本発明の目的は、後述される詳細な説明か
ら明らかにされる。しかしながら、詳細な説明および具
体的実施例は最も好ましい実施態様について説明する
が、本発明の精神および範囲内の種々の変更および変形
はその詳細な説明から当業者にとって明らかであること
から、具体例として述べるものである。
【0034】
【実施例】次に、本発明によるシールド掘進機の制御方
法および制御装置の具体的実施例について、図面を参照
しつつ説明する。
【0035】(第1実施例)図1に、本発明の第1実施
例に係るシールド掘進機の概略構成図が示されている。
図示のように、本実施例のシールド掘進機においては、
シールドフレームが、円筒状の前部シールドフレーム
(以下、前胴部という)1と、この前胴部1の後部に配
される円筒状の後部シールドフレーム(以下、後胴部と
いう)2とに分割形成されている。この後胴部2の前部
は前胴部1に内接するようにその前胴部1に対して摺動
自在に嵌合され、後胴部2の後部(非嵌合部)は前胴部
1と同径になるように拡径されている。また、これら前
胴部1と後胴部2との摺動部にはシールが配されてその
摺動部からの水,土砂等の侵入が防がれている。
【0036】前記前胴部1の前部にはカッタヘッド3が
回転自在に装着され、このカッタヘッド3の回転によっ
て地山の掘削が行われるようになっている。また、後胴
部2の後部内周側には、図示されないエレクタによって
セグメント4がリング状に組付けられるようになってい
る。
【0037】前記後胴部2の内周面には、先端部がセグ
メント4の端面に押し当て可能な複数個のシールドジャ
ッキ5が円周上に設けられており、これらシールドジャ
ッキ5が既設のセグメント4の端面に押し当てられる
と、セグメント4から後胴部2に推進反力が与えられ
る。
【0038】また、前胴部1と後胴部2とは、円周上に
設けられる複数個の推進ジャッキ6によって互いに連結
されている。なお、図1中符号7で示されているのは、
後胴部2とセグメント4との隙間からの水等の侵入を防
止するためのテールシールである。
【0039】図2に示されているように、前記シールド
ジャッキ5にはそれらシールドジャッキ5のシリンダス
トロークを検知するシリンダストロークセンサ8が設け
られるとともに、油圧ユニット9から各シールドジャッ
キ5に供給される圧油を制御する制御弁10が設けられ
る。同様に、前記推進ジャッキ6にはそれら推進ジャッ
キ6のシリンダストロークを検知するシリンダストロー
クセンサ11が設けられるとともに、油圧ユニット9か
ら各推進ジャッキ6に供給される圧油を制御する制御弁
12が設けられる。ここで、推進ジャッキ6のシリンダ
ストロークセンサ11は全ての推進ジャッキ6に設ける
必要はなく、少なくとも1本の推進ジャッキ6に設けれ
ば良い。また、シールドジャッキ5のシリンダストロー
クセンサ8は、どのセグメントピースを組付けていると
きでも、少なくともセグメント4に押し当てられている
シールドジャッキ5のストロークが検出できるように設
けるだけで十分である。例えば互いに対角線の位置にあ
る2本のシールドジャッキ5のそれぞれにシリンダスト
ロークセンサ8を設けると、これら2本のシールドジャ
ッキ5のうちのいずれかのシールドジャッキ5は必ずセ
グメント4に押し当てられることとなる。勿論、これら
シリンダストロークセンサ8,11の数は最小限の数に
限る必要はなく、多数個設けても良いのは言うまでもな
い。なお、このように多数個のシリンダストロークセン
サ8,11を設ける場合には、検出値として各シリンダ
ストロークセンサの検出値の平均値が用いられる。
【0040】前記制御弁12は推進ジャッキ制御弁制御
器13によって制御される。この制御を実行するため
に、シリンダストロークセンサ11からの信号とオペレ
ータによる外部からの指令信号とにより推進ジャッキ6
のストロークとシールドジャッキ5のストロークとの和
の総ストロークを設定する総ストローク設定器14と、
この総ストローク設定器14からの出力信号とシリンダ
ストロークセンサ8からの信号とにより推進ジャッキ6
がとるべきストロークの目標値を演算する推進ジャッキ
ストローク演算器15と、この推進ジャッキストローク
演算器15からの出力信号とシリンダストロークセンサ
11からの信号とにより推進ジャッキの制御弁指令を演
算する推進ジャッキ制御弁指令演算器16とが設けられ
ている。
【0041】また、前記制御弁10の制御のために、シ
リンダストロークセンサ11からの信号により後胴部2
の引き寄せ許可もしくは禁止信号を出力する引き寄せ可
否判定器17と、この引き寄せ可否判定器17からの出
力信号とオペレータによる外部からの指令信号とにより
制御弁10の動作を制御するシールドジャッキ制御弁制
御器18とが設けられている。
【0042】次に、推進ジャッキ6の制御弁12の制御
手順を図3に示されているフローチャートによって説明
する。
【0043】A1:シリンダストロークセンサ8,11
の各検出値によってシールドジャッキ5および推進ジャ
ッキ6の伸縮位置を読み込む。 A2〜A5:カッタヘッド3のストローク、すなわち推
進ジャッキ6およびシールドジャッキ5の総ストローク
を設定する。ここで、この総ストロークの値は、推進ジ
ャッキ6のストロークとシールドジャッキ5のストロー
クとの和として与えられる。オペレータからの掘進指令
がなされ、かつ推進ジャッキ6が伸端にない場合には、
カッタヘッド3を所定の掘進速度で前進させるので、こ
の総ストロークの値は掘進速度に応じて時間とともに増
加していく値が与えられ、一方、掘進指令がない場合も
しくは推進ジャッキ6が伸端にある場合には、総ストロ
ークには常に同じ値が与えられる。
【0044】A6〜A8:与えられる総ストロークから
現在のシールドジャッキストロークを差し引くことによ
り推進ジャッキのストローク目標値を演算し、この演算
されるストローク目標値と現在の推進ジャッキ6のスト
ロークとの大小によりその推進ジャッキ6の制御弁指令
を演算する。次いで、この演算値を制御弁12の方向切
換えもしくは開度の指令としてその制御弁12に出力す
る。
【0045】一方、シールドジャッキ5の制御弁10の
制御は、オペレータが各シールドジャッキ5毎の伸縮指
令もしくは後胴部引き寄せ開始指令をシールドジャッキ
制御弁制御器18に発することにより行われる。ただ
し、引き寄せ可否判定器17から後胴部2の引き寄せ禁
止信号が出力されている時には、オペレータから後胴部
引き寄せ開始指令が発せられても、後胴部の引き寄せは
行われない。この引き寄せ禁止信号は、推進ジャッキ6
のシリンダストロークセンサ11から得られる推進ジャ
ッキストローク値によりその推進ジャッキ6が縮端にあ
ると判断された場合に出力される。なお、各シールドジ
ャッキ毎の伸縮指令は、この引き寄せ禁止信号が出力さ
れている場合でも禁止されない。
【0046】本実施例では、シールドジャッキ5のスト
ロークを制御するものとしたが、このシールドジャッキ
5の速度を制御する変形例も可能である。図4には、こ
の変形例のシステム構成図が示されている。この例で
は、シリンダストロークセンサ8,11に代えてシリン
ダ速度センサ19,20がそれぞれ設けられ、また推進
ジャッキ6の伸端および縮端をそれぞれ検知するストロ
ークエンド検知器21,22が設けられている。さら
に、総ストローク設定器14に代えて掘進速度設定器2
3が設けられるとともに、推進ジャッキストローク演算
器15に代えて推進ジャッキ速度演算器24が設けられ
ている。そして、ストロークエンド検知器(伸端検知
器)21の出力信号が掘進速度設定器23に入力され、
ストロークエンド検知器(縮端検知器)22の出力信号
が引き寄せ可否判定器17に入力されるようになってい
る。これら以外の構成については図2に示される制御装
置と基本的に異なるところがない。したがって、図2と
共通する構成については図に同一符号を付すに留めてそ
の詳細な説明を省略することとする。
【0047】次に、この変形例における制御弁12の制
御手順を図5に示されているフローチャートによって説
明する。
【0048】B1:シリンダ速度センサ19,20の各
検出値によってシールドジャッキ5および推進ジャッキ
6の速度を読み込むとともに、ストロークエンド検知器
(伸端検知器)21の検出値によって推進ジャッキ6が
伸端にあるか否かを読み込む。 B2〜B5:カッタヘッド3による掘進速度の指令値を
設定する。ここで、この掘進速度の指令値は、オペレー
タからの掘進指令がなされ、かつ推進ジャッキが伸端に
ない場合には、カッタヘッド3の前進速度として所定の
掘進速度が与えられ、一方、掘進指令がない場合もしく
は推進ジャッキ6が伸端にある場合には、カッタヘッド
3の前進速度として0が与えられる。
【0049】B6〜B8:与えられる掘進速度から現在
のシールドジャッキ速度を差し引くことにより推進ジャ
ッキの速度目標値を演算し、この演算される速度目標値
と現在の推進ジャッキ6の速度との大小によりその推進
ジャッキ6の制御弁指令を演算する。次いで、この演算
値を制御弁12の方向切換えもしくは開度の指令として
その制御弁12に出力する。
【0050】一方、シールドジャッキ5の制御弁10の
制御は、オペレータが各シールドジャッキ5毎の伸縮指
令もしくは後胴部引き寄せ開始指令をシールドジャッキ
制御弁制御器18に発することにより行われる。ただ
し、引き寄せ可否判定器17から後胴部2の引き寄せ禁
止信号が出力されている時には、オペレータから後胴部
引き寄せ開始指令が発せられても、後胴部の引き寄せは
行われない。この引き寄せ禁止信号は、推進ジャッキ6
のストロークエンド検知器(縮端検知器)22から得ら
れる信号によりその推進ジャッキ6が縮端にあると判断
された場合に出力される。なお、各シールドジャッキ5
毎の伸縮指令は、この引き寄せ禁止信号が出力されてい
る場合でも禁止されない。
【0051】本実施例においては、シールドジャッキ5
のストロークもしくは速度を計測して推進ジャッキ6の
制御を行うようにしたものについて説明したが、より簡
易な制御を行うには、シールドジャッキ5および推進ジ
ャッキ6のそれぞれに例えば流量制御弁のような速度調
節器を設け、これら各速度調節器に適切な速度を設定す
る実施例も可能である。このような実施例において、引
き寄せと掘進とを同時に行う場合には、シールドジャッ
キ5の伸び速度と推進ジャッキ6の縮み速度との差が希
望する掘進速度になるようにそれらシールドジャッキ5
および推進ジャッキ6の速度を設定し、引き寄せと掘進
とを同時に行わない場合には、シールドジャッキ5の伸
び速度と推進ジャッキ6の縮み速度とが等しくなるよう
にそれら両者の速度を設定する。この場合、速度設定は
処理装置を設けて自動制御により行っても良いし、オペ
レータが直接操作するようにしても良い。
【0052】(第2実施例)図6乃至図10には、本発
明の第2実施例に係るシールド掘進機の動作説明図が示
されている。本実施例のシールド掘進機において、前胴
部1と後胴部2とは、6本のパラレルリンクシリンダ6
a,6b,6c,6d,6e,6fを備える推進・方向
制御機構としてのパラレルリンク機構6によって互いに
連結されている。このパラレルリンク機構6は、互いに
隣接するパラレルリンクシリンダ6a,6b;6c,6
d;6e,6f同士がハの字形に配置されてなるもので
あって、このパラレルリンク機構6によって前胴部1と
後胴部2との相対位置と姿勢とが6自由度(x,y,z
軸方向の位置とローリング,ピッチング,ヨーイングの
3方向の回転)で制御できるようにされている。言い換
えれば、前胴部1と後胴部2とは、相対的に掘進方向に
摺動自在とされるとともに掘進軸周りに回転(ローリン
グ)自在とされ、前胴部1は後胴部2に対して上下方向
(ピッチング),左右方向(ヨーイング)およびそれら
を組み合わせた任意の方向に首振り自在とされている。
また、後胴部2に対して前胴部1を上下左右に平行移動
できるような自由度を持たせることもできる。なお、前
記パラレルリンクシリンダは8本以上設けてもよいのは
言うまでもない。これ以外の構成および作用については
先の実施例と基本的に異なるところがないので、図に同
一符号を付すに留めてその詳細な説明を省略することと
する。
【0053】次に、この第2実施例のシールド掘進機の
制御方法を図6乃至図10に基づいて説明する。
【0054】まず、図6に示されているように、全ての
シールドジャッキ5が伸び、パラレルリンク機構6のパ
ラレルリンクシリンダ6a〜6fが縮んでいる状態を1
サイクル(1リング分のセグメント)のスタート状態と
する。この状態から、カッタヘッド3を回転させながら
パラレルリンクシリンダ6a〜6fを伸ばしていき、地
山を掘削する。ここで、各パラレルリンクシリンダ6a
〜6fには、後述のパラレルシリンダコントロール部2
5から微小時間間隔毎にストローク目標値が指令され
る。
【0055】このカッタヘッド3の掘進作業と同時に、
図7に示されているように、シールドジャッキ5の一部
(1ピースのセグメント4を組付けるのに必要な分)を
縮め、この縮めたシールドジャッキ5に対応するセグメ
ント4(図7で鎖線で示す)の組付けを行う。一方、他
のシールドジャッキ5は一定の長さを保ったままセグメ
ント4端面からの反力を支持している。このとき、縮め
たシールドジャッキ5では推力を得ることができず、い
わゆる片押しの状態となっているため、カッタヘッド3
が掘進計画線から逸れて曲がっていこうとする傾向にあ
る。この場合には、パラレルシリンダコントロール部2
5でカッタヘッド3が曲がろうとするのを打ち消すよう
にそのカッタヘッド3の位置・姿勢の目標値を補正する
ようにする。これにより、片押し状態においてもカッタ
ヘッド3を掘進計画線通りに掘進させることができる。
【0056】前記パラレルリンク機構6はカッタヘッド
3にかかる6自由度の力とモーメントとを支持すること
ができるので、掘進推力,回転トルク,カッタヘッド3
にかかる偏荷重等のすべての力とモーメントとをパラレ
ルリンクシリンダ6a〜6fの容量内において後胴部2
側に伝達することができる。
【0057】次に、1ピースの新設セグメント4の組付
けが完了すると、図8に示されているように、この完了
セグメント4に対応するシールドジャッキ5を伸ばして
組み込んだセグメント4の端面に押し当て、掘削反力を
得る。続いて、別のシールドジャッキ5を縮め、同様に
して次のピースのセグメント4の組付けを行う。この
際、シールドジャッキ選択パターンが変化するので、前
述のカッタヘッド3の位置・姿勢の補正量が修正され
る。なお、このようにシールドジャッキ5の盛り替えを
行っている間もカッタヘッド3の掘進は停止することな
く続けられる。
【0058】所定の掘進量を掘進し、かつ1リング分の
セグメント4の組付けが終了した状態が図9に示されて
いる。この図9の状態では、パラレルリンク機構6の各
パラレルリンクシリンダ6a〜6fは伸び、全てのシー
ルドジャッキ5が縮んでいる。
【0059】次に、シールドジャッキ5を伸ばすと同時
にパラレルリンク機構6を縮め、後胴部2を前進させ
る。このとき、カッタヘッド3の位置および姿勢に変化
があってはならないので、シールドジャッキ5の伸び量
から後胴部2の移動量が計算され、これによってカッタ
ヘッド3に生じることになる変位量を打ち消すように各
パラレルリンクシリンダ6a〜6fの目標位置・姿勢が
決定される。このようにパラレルリンク機構6を制御し
つつ後胴部2を前進させることで、切羽を安定に保った
まま後胴部2を引き寄せることができる。図10には、
後胴部2の引き寄せ途中の状態が示されている。こうし
て引き寄せが完了すると、図6に示される状態に戻り、
1サイクルの作業が完了する。
【0060】前述の制御方法は、カッタヘッド3の掘進
・セグメント4の組付け作業と後胴部2の引き寄せ作業
とを独立して行うものであるが、施工をさらに高速で行
うためには掘進・組付け作業と後胴部引き寄せ作業とを
同時に行う実施例も可能である。次に、本実施例につい
て説明する。
【0061】本実施例の制御方法では、前述の制御方法
と同様にして掘進作業とセグメント組付け作業とは並行
して行われるが、1リング分のセグメント4の組付けが
完了する前に後胴部2の引き寄せ作業を開始してもよ
い。言い換えれば、何ピースかのセグメント4が組み込
まれ、これらセグメント4をシールドジャッキ5で押す
ことによって十分な推力を確保できるようになった時点
で、残りのセグメント4の組付け作業と並行して後胴部
2の引き寄せを開始することができる。この後胴部2の
引き寄せは遅くともキーセグメント組付け開始時点まで
には開始できる。
【0062】この後胴部2の引き寄せ開始時点におい
て、1リング分の掘進作業がまだ終了していない場合に
は、後胴部2を引き寄せながらカッタヘッド3を前進さ
せるようにパラレルリンク機構6を制御する。このとき
の各パラレルリンクシリンダ6a〜6fの位置・姿勢の
目標値は、基本目標値を後胴部2の移動によってカッタ
ヘッド3に生ずる変位を相殺するように修正したもの
に、推力不均衡を補正する補正量を加えることにより演
算される。
【0063】また、後胴部2の引き寄せ開始時点におい
て、1リング分の掘進作業が既に終了している場合に
は、後胴部2の引き寄せを始めることで次サイクルの掘
進作業に着手することが可能となる。この場合にも前記
と同様にして後胴部2を引き寄せながらカッタヘッド3
を前進させるようにパラレルリンク機構6を制御すると
よい。
【0064】ここで、後胴部2の引き寄せ速度を掘進速
度よりも大きく設定しておくことが望ましい。こうする
ことで、掘進と引き寄せの並行作業の途中でパラレルリ
ンクシリンダ6a〜6fがストローク端まで伸びきって
掘進が止まるようなことがない。他方、パラレルリンク
シリンダ6a〜6fが短縮側のストローク端に達するこ
とは起こり得るが、この場合には後胴部2の引き寄せ作
業を一時停止し、パラレルリンクシリンダ6a〜6fが
ある程度伸びた時点で引き寄せを再開するようにすれば
支障はない。
【0065】このようにして後胴部2の引き寄せ作業が
完了し、かつ1リング分のセグメント4の組付けが終了
すると、次リングのセグメント4の組付けに着手され
る。
【0066】次に、前述のようなシールド掘進機の各制
御方法を実現するための制御装置の構成について説明す
る。
【0067】図11には、この第2実施例の制御装置の
一例が示されている。この例においては、各パラレルリ
ンクシリンダ6a〜6fにシリンダストロークを検知す
るシリンダストロークセンサ11が設けられるととも
に、これら各パラレルリンクシリンダ6a〜6fに供給
される圧油を制御する例えばサーボ弁で構成される制御
弁12が設けられる。同様に、少なくとも1本以上のシ
ールドジャッキ5にはジャッキストロークを検知するシ
リンダストロークセンサ8が設けられるとともに、各シ
ールドジャッキ5にはその伸縮を切り換える制御弁10
が設けられる。そして、シリンダストロークセンサ11
からの検知信号(シリンダストローク信号)およびシリ
ンダストロークセンサ8からの検知信号(ジャッキスト
ローク信号)はパラレルシリンダコントロール部25に
入力され、このパラレルシリンダコントロール部25に
よってシリンダストロークが目標値に一致するように制
御弁12が開閉制御される。なお、シリンダストローク
センサ8を設けるシールドジャッキ5の本数は、既設ト
ンネルの中心軸と掘進機の後胴部2の中心軸とが傾いた
場合を考慮すると、3本以上とするのが望ましい。ま
た、本実施例では、シリンダストロークセンサ8によっ
て後胴部2の位置・姿勢を計測するようにしているが、
シリンダストロークセンサ8を用いる代わりに、光学的
測量手段により構築トンネル内に設けた基準点に対する
後胴部2の位置・姿勢を計測するようにしてもよい。
【0068】前記パラレルシリンダコントロール部25
は、設定される掘進速度および掘進計画線からカッタヘ
ッド3の位置・姿勢の目標値を演算するカッタヘッド位
置・姿勢演算器26と、セグメント4の端面に当接して
いるシールドジャッキ5のストロークから後胴部2の位
置・姿勢を演算する後胴部位置・姿勢演算器27と、こ
の後胴部位置・姿勢演算器27により演算される後胴部
2の位置・姿勢と前記カッタヘッド位置・姿勢演算器2
6により演算されるカッタヘッド3の位置・姿勢の目標
値とからパラレルリンクシリンダ6a〜6fのストロー
クの目標値を演算するパラレルシリンダ長目標値演算器
28と、このパラレルシリンダ長目標値演算器28およ
び前記シリンダストロークセンサ11からの各出力信号
を受けてパラレルリンクシリンダ6a〜6fのストロー
クが目標値に一致するように制御弁12に弁開閉指令を
出力するパラレルシリンダ制御器29とを備えている。
なお、本実施例では、オペレータ30がシリンダストロ
ークセンサ11の検出値を見て所定の掘進量の掘進が終
了したことを判断すると、カッタヘッド位置・姿勢演算
器26に掘進速度を0とする指令すなわち停止指令を出
すようにされている。また、シールドジャッキ5に付設
の制御弁10の弁開閉指令もオペレータ30から発せら
れるようになっている。
【0069】前記パラレルリンクシリンダ6a〜6fの
制御系は、シリンダストロークを検知するシリンダスト
ロークセンサ11,各パラレルリンクシリンダ6a〜6
fに供給される圧油を制御するサーボ弁(制御弁12)
およびこのサーボ弁を駆動するサーボアンプから構成さ
れるアナログサーボとされているが、コントローラでス
トロークの現在値を読み込んでサーボ弁への指令信号を
演算するようなソフトウェアサーボとすることも可能で
ある。
【0070】次に、本第2実施例の制御装置におけるパ
ラレルリンク機構6の制御手順を図12のフローチャー
トによって説明する。
【0071】C1〜C3:掘進に先立ち掘進計画線(掘
進ルート)を設定するとともに、掘進速度の規定値V0
を設定する。また、必要に応じてオペレータ30が掘進
速度を変更する。 C4:与えられた掘進計画線,掘進速度および現在時刻
からカッタヘッド位置・姿勢演算器26により所定の座
標系におけるカッタヘッド3の位置および姿勢(向き)
の目標値を演算する。
【0072】C5:シールドジャッキ5に付設されたシ
リンダストロークセンサ8の値を読み込む。 C6:シールドジャッキ5のストロークから後胴部位置
・姿勢演算器27により後胴部2の現在位置・姿勢を計
算する。この後胴部2の現在位置・姿勢は、少なくとも
3本の既設セグメント4に接しているシールドジャッキ
5のストロークがわかれば、既設セグメント4の切羽側
端面に対する後胴部2の位置・姿勢を計算することがで
きる。
【0073】C7:後胴部2の現在位置・姿勢とカッタ
ヘッド3の目標位置・姿勢から、パラレルシリンダ長目
標値演算器28によりパラレルリンク機構6を構成する
各パラレルリンクシリンダ6a〜6fの目標ストローク
を逆キネマティクス演算により算出する。 C8:得られた目標ストロークをパラレルシリンダ制御
器29に出力し、ステップC3に戻る。
【0074】前述のパラレルリンク機構6の制御は適当
な微小時間間隔(例えば0.1secもしくは1se
c)で行われ、これによってカッタヘッド3が掘進され
て地山が掘削される。そして、所定の掘進量の掘進が終
わると、オペレータ30により掘進速度が0に設定さ
れ、これによりカッタヘッド3は一定の位置・姿勢に保
持される。また、このようにして行われる掘進と並行し
て所定分のセグメントの組付けが行われる。
【0075】後胴部2の引き寄せはオペレータ30の判
断により開始される。この後胴部2の引き寄せについて
は、前述されているように必ずしも所定分のセグメント
の組付けおよび掘進が完了していなくても開始すること
ができる。例えば必要十分な推力を確保できるだけのセ
グメント4が既に組付けられ、かつパラレルリンク機構
6を構成する各パラレルリンクシリンダ6a〜6fに縮
み代がある場合には、後胴部2の引き寄せを行うことが
可能である。勿論、セグメント4の組付けとカッタヘッ
ド3の掘進とが全て完了してから後胴部2の引き寄せを
開始してもよい。なお、後胴部2の引き寄せは、制御弁
10への指令によって組付けの終わったセグメント4に
当接しているシールドジャッキ5を伸ばすことにより行
われる。また、シールドジャッキ5が伸びきるか、もし
くは各パラレルリンクシリンダ6a〜6fが縮みきった
場合には後胴部2の引き寄せが停止される。
【0076】後胴部2の引き寄せ中に掘進を行わない場
合には、オペレータ30により掘進速度が0に設定され
る。
【0077】前記各パラレルリンクシリンダ6a〜6f
はシールドジャッキ5の伸びによって変化した後胴部2
の現在位置・姿勢を求めた上で制御されているので、後
胴部2の動きにかかわらずカッタヘッド3は目標位置・
姿勢に制御される。
【0078】図13には、本第2実施例の制御装置の第
1変形例が示されている。この例においては、シールド
ジャッキ5に、このシールドジャッキ5がセグメント4
端面に接触したことを検知する接触検知センサ31が設
けられ、この接触検知センサ31によるセグメント端面
への接触検知信号が後胴部位置・姿勢演算器27に入力
されるようになっている。
【0079】この第1変形例の制御装置におけるパラレ
ルリンク機構6の制御手順が図14に示されている。こ
のフローでは、ステップC5’において、シリンダスト
ロークセンサ8の値を読み込むとともに、前記接触検知
センサ31の接触検知信号を読み込むようにし、こうし
て読み込まれた値から次のステップC6にてセグメント
端面に接触しているシールドジャッキ5のストロークの
みを用いて後胴部位置・姿勢演算器27により後胴部2
の現在位置・姿勢を計算するようにされている。こうす
ることで、より確実な演算を行うことを可能としてい
る。なお、本変形例の他の構成および作用については図
11,図12に示されている実施例と同様であるので、
図13,図14に同一符号を付すに留めてその詳細な説
明を省略することとする。
【0080】図15には、本第2実施例の制御装置の第
2変形例が示されている。この実施例では、パラレルシ
リンダコントロール部25が掘進速度設定器32を備え
たものとされている。この掘進速度設定器32は、シリ
ンダストロークセンサ11からのパラレルリンクシリン
ダ6a〜6fのストロークと、オペレータ30からの後
胴部2の引き寄せ中信号とからカッタヘッド3の掘進速
度を設定するものであり、この掘進速度設定器32によ
り設定された掘進速度信号はカッタヘッド位置・姿勢演
算器26に入力されるよう構成されている。
【0081】次に、本第2変形例の制御装置におけるパ
ラレルリンク機構6の制御手順を図16のフローチャー
トによって説明する。
【0082】D1〜D4:掘進に先立ち掘進計画線を設
定するとともに、パラレルリンクシリンダ6a〜6fの
許容最大ストロークを設定する。次いで、後胴部2の引
き寄せと掘進とを並行して行うかどうかを設定し、更に
掘進速度の規定値V0 を設定する。 D5:パラレルリンクシリンダ6a〜6fのストローク
をシリンダストロークセンサ11から読み込む。
【0083】D6〜D11:シリンダストロークセンサ
11により読み込まれたストロークの中に予め設定され
た許容最大ストロークを越えているものがないときに
は、次いで後胴部2の引き寄せ中に掘進を行うかどうか
を判定する。この判定において、引き寄せ中に掘進を行
う場合には掘進速度を規定値V0 に設定し、これに対し
引き寄せと掘進とを並行して行わない場合には、次に現
在後胴部2を引き寄せ中であるかどうかを読み込んで、
現在後胴部2を引き寄せ中でない場合にはやはり掘進速
度を規定値V0 に設定する。また、現在後胴部2を引き
寄せ中である場合には、掘進を停止させるために掘進速
度を0に設定する。一方、シリンダストロークセンサ1
1により読み込まれたストロークの中に予め設定された
許容最大ストロークを越えているものがあるときには、
前述と同様に掘進を停止させるために掘進速度を0に設
定する。なお、後胴引き寄せ中に、許容最大ストローク
を超えているシリンダがあるために掘進速度が0に設定
された場合でも、次にステップD6の処理を行う時まで
には、パラレルリンクシリンダがある量だけ縮んでいる
はずであり、従ってその時には掘進速度がV0 に設定さ
れ掘進を並行して行うことができるようになる。
【0084】D12:与えられた掘進計画線,掘進速度
および現在時刻からカッタヘッド位置・姿勢演算器26
により所定の座標系におけるカッタヘッド3の位置およ
び姿勢(向き)の目標値を演算する。 D13:シリンダストロークセンサ8のストローク値を
読み込むとともに、接触検知センサ31の接触検知信号
によりシールドジャッキ5のセグメント端面への接触状
況を読み込む。
【0085】D14:シールドジャッキ5のストローク
から後胴部位置・姿勢演算器27により後胴部2の現在
位置・姿勢を計算する。 D15:後胴部2の現在位置・姿勢とカッタヘッド3の
目標位置・姿勢から、パラレルシリンダ長目標値演算器
28によりパラレルリンク機構6を構成する各パラレル
リンクシリンダ6a〜6fの目標ストロークを逆キネマ
ティクス演算により算出する。 D16:得られた目標ストロークをパラレルシリンダ制
御器29に出力し、ステップD5に戻る。
【0086】図17には、本第2実施例の制御装置の第
3変形例が示されている。この変形例の制御装置におい
ては、パラレルシリンダコントロール部25とシールド
ジャッキコントロール部33とが備えられている。な
お、パラレルシリンダコントロール部25については前
記第2変形例と同様であるのでその詳細な説明は省略す
る。
【0087】シールドジャッキコントロール部33は、
後胴部2の引き寄せの可否を判断し、ジャッキパターン
に基づいてシールドジャッキ5の動作を制御するもので
あって、組付けられたセグメント4に関する情報とシリ
ンダストロークセンサ11からのパラレルリンクシリン
ダ6a〜6fのストロークとから後胴部2の引き寄せ許
可もしくは禁止信号を出力する後胴部引き寄せ可否判定
器34と、この後胴部引き寄せ可否判定器34からの後
胴部2の引き寄せ許可もしくは禁止信号と別に指定され
るシールドジャッキパターンとに基づいてシールドジャ
ッキ5の動作を制御するシールドジャッキ制御器35と
を備えている。前記後胴部引き寄せ可否判定器34は、
セグメント自動組立装置(またはオペレータ)36から
与えられる組立済みセグメント情報に基づいて、後胴部
引き寄せ開始条件が満足されているかどうかを判断す
る。また、シールドジャッキ制御器35は、セグメント
自動組立装置(またはオペレータ)36から指令される
シールドジャッキパターンにしたがってシールドジャッ
キ5を動かし、動作が完了したらセグメント自動組立装
置(またはオペレータ)36にその旨通知する。後胴部
引き寄せ中には、後胴部引き寄せ可否判定器34からパ
ラレルシリンダコントロール部25にその旨通知され
る。
【0088】次に、本第3変形例の制御装置におけるパ
ラレルシリンダ機構6およびシールドジャッキ5のそれ
ぞれの制御手順を図18および図19によって説明す
る。
【0089】まず、パラレルシリンダ機構6の制御手順
に関して、このフローでは、ステップD8’において、
後胴部2が引き寄せ中であるかどうかの情報をシールド
ジャッキコントロール部33からの信号によって読み込
むようにしている。これ以外の各ステップについては図
16に示される第2変形例のフローと同様であるのでそ
の詳細な説明を省略することとする。
【0090】図19に示されるシールドジャッキ5の制
御手順に関しては次の通りである。
【0091】E1〜E2:予め各パラレルリンクシリン
ダ6a〜6fの許容最小ストロークを設定し、後胴部2
の引き寄せを開始する条件を設定する。この引き寄せ開
始条件は、例えば組立済みセグメント4のピース数で与
えられる。 E3:セグメント自動組立装置(またはオペレータ)3
6にて設定されているシールドジャッキパターンを読み
込み、シールドジャッキ5の作動,不作動を決定する。 E4:パラレルリンクシリンダ6a〜6fのストローク
を読み込む。
【0092】E5〜E8:読み込まれたパラレルリンク
シリンダ6a〜6fのストロークの中でステップE1で
設定された許容最小ストローク以下のものがない場合に
は、セグメント自動組立装置(またはオペレータ)36
から与えられる組立済みセグメント4の情報を読み込
み、この読み込まれた組立済みセグメント情報を基に、
後胴部2の引き寄せ開始条件(実行条件)を満足してい
るか否かを判定し、引き寄せ実行条件を満足している場
合には、シールドジャッキ5を動かして後胴部2を引き
寄せる。具体的には、作動ジャッキ(セグメント端面を
押圧しているシールドジャッキ)を伸びきり位置まで伸
ばし、不作動ジャッキ(使用していないシールドジャッ
キ)を縮みきり位置まで縮める。
【0093】E9:パラレルリンクシリンダ6a〜6f
のストロークの中で許容最小ストローク以下のものがあ
る場合、もしくは後胴部2の引き寄せ実行条件を満足し
ていない場合に、後胴部2の引き寄せを実行しない(停
止する)。具体的には、作動ジャッキをセグメント端面
に当接する位置まで伸ばし、不作動ジャッキを縮みきり
位置まで縮める。そして、この後ステップE3へ戻る。 E10:後胴部2の引き寄せの実行中であるので、後胴
部引き寄せ中信号をパラレルシリンダコントロール部2
5に出力してステップE3へ戻る。
【0094】前記第3変形例においては、パラレルシリ
ンダコントロール部25とシールドジャッキコントロー
ル部33とをそれぞれ別個に設けるようにしたが、両者
を一つのコントロール部に統合することもできる。
【0095】図20には、本第2実施例の制御装置の第
4変形例が示されている。この変形例の制御装置におい
ては、パラレルシリンダコントロール部25とシールド
ジャッキコントロール部33とセグメント組立コントロ
ール部37とが備えられている。なお、パラレルシリン
ダコントロール部25およびシールドジャッキコントロ
ール部33については前記第3変形例と同様であるので
その詳細な説明は省略する。
【0096】セグメント組立コントロール部37は、セ
グメント組立工程を管理し、ジャッキパターンを設定す
るものであって、組付けを行うセグメント4の種類や組
付け位置等を管理するセグメント組立工程管理器38
と、組付けるセグメント4に応じてシールドジャッキパ
ターン(各シールドジャッキ5の作動・不作動の別)を
設定するシールドジャッキパターン設定器39とを備え
ている。前記セグメント組立工程管理器38は、シール
ドジャッキコントロール部33からシールドジャッキ動
作完了通知を受けてセグメント自動組立装置(またはオ
ペレータ)36に組立開始指令を出し、組立が終了した
らその組立終了通知を受けて組立済みセグメント情報を
シールドジャッキコントロール部33に報告する。ま
た、シールドジャッキパターン設定器39は、セグメン
ト組立工程管理器38から与えられる組付けセグメント
の情報に基づいて、シールドジャッキパターンをシール
ドジャッキ制御器35に出力する。
【0097】次に、本第4変形例の制御装置におけるセ
グメント組立ての制御手順を図21によって説明する。
なお、本変形例におけるパラレルシリンダコントロール
部25およびシールドジャッキコントロール部33の制
御フローは第3変形例の図18および図19に示される
制御フローとそれぞれ同様であるのでその詳細な説明を
省略することとする。
【0098】図21に示される制御フローに関しては次
の通りである。
【0099】F1〜F3:セグメント組立工程管理器3
8により新たに組み込むセグメント4の種類および組付
け位置を設定する。次いで、シールドジャッキパターン
設定器39によりシールドジャッキパターンを設定し、
この設定されたシールドジャッキパターンをシールドジ
ャッキコントロール部33へ通知する。
【0100】F4〜F5:シールドジャッキコントロー
ル部33からシールドジャッキ5の動作完了通知信号が
入力されている場合には、シールドジャッキ5の動作完
了通知を受けてセグメント自動組立装置(またはオペレ
ータ)36にセグメントピースの組み込み開始指令を出
す。一方、動作完了通知信号が入力されていない場合に
は入力されるまで待機する。
【0101】F6〜F7:1ピースの組み込みが完了し
ている場合には、セグメント自動組立装置(またはオペ
レータ)36から組み込み終了通知を受けてシールドジ
ャッキコントロール部33へ組み込み済みのセグメント
4を通知し、この後ステップF1へ戻る。一方、1ピー
スの組み込みが完了していない場合には完了するまで待
機する。
【0102】前述のように、本発明は、種々に変更可能
なことは明らかである。このような変更は本発明の精神
および範囲に反することなく、また当業者にとって明瞭
な全てのそのような変形、変更は、請求の範囲に含まれ
るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の第1実施例に係るシールド掘
進機の概略構成図である。
【図2】図2は、第1実施例の制御装置を示すシステム
構成図である。
【図3】図3は、第1実施例における推進ジャッキの制
御手順を示すフローチャートである。
【図4】図4は、第1実施例の制御装置の変形例を示す
システム構成図である。
【図5】図5は、第1実施例の変形例における推進ジャ
ッキの制御手順を示すフローチャートである。
【図6】図6は、本発明の第2実施例に係るシールド掘
進機の動作説明図である。
【図7】図7は、本発明の第2実施例に係るシールド掘
進機の動作説明図である。
【図8】図8は、本発明の第2実施例に係るシールド掘
進機の動作説明図である。
【図9】図9は、本発明の第2実施例に係るシールド掘
進機の動作説明図である。
【図10】図10は、本発明の第2実施例に係るシール
ド掘進機の動作説明図である。
【図11】図11は、第2実施例の制御装置の一例を示
すシステム構成図である。
【図12】図12は、第2実施例におけるパラレルリン
ク機構の制御手順を示すフローチャートである。
【図13】図13は、第2実施例の第1変形例の制御装
置を示すシステム構成図である。
【図14】図14は、第2実施例の第1変形例における
パラレルリンク機構の制御手順を示すフローチャートで
ある。
【図15】図15は、第2実施例の第2変形例の制御装
置を示すシステム構成図である。
【図16】図16は、第2実施例の第2変形例における
パラレルリンク機構の制御手順を示すフローチャートで
ある。
【図17】図17は、第2実施例の第3変形例の制御装
置を示すシステム構成図である。
【図18】図18は、第2実施例の第3変形例における
パラレルリンク機構の制御手順を示すフローチャートで
ある。
【図19】図19は、第2実施例の第3変形例における
シールドジャッキの制御手順を示すフローチャートであ
る。
【図20】図20は、第2実施例の第4変形例の制御装
置を示すシステム構成図である。
【図21】図21は、第2実施例の第4変形例における
セグメント組立ての制御手順を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1 前胴部 2 後胴部 3 カッタヘッド 4 セグメント 5 シールドジャッキ 6 推進ジャッキ,パラレルリンク機構(推進・方向制
御機構) 6a,6b,6c,6d,6e,6f パラレルリンク
シリンダ 8,11 シリンダストロークセンサ(ストローク計測
手段,計測手段) 10,12 制御弁 13 推進ジャッキ制御弁制御器 14 総ストローク設定器 15 推進ジャッキストローク演算器(目標ストローク
演算手段) 16 推進ジャッキ制御弁指令演算器(推進ジャッキ制
御手段) 17 引き寄せ可否判定器 18 シールドジャッキ制御弁制御器(推進ジャッキ制
御手段) 19,20 シリンダ速度センサ(速度計測手段) 21,22 ストロークエンド検知器 23 掘進速度設定器 24 推進ジャッキ速度演算器(目標速度演算手段) 25 パラレルシリンダコントロール部 26 カッタヘッド位置・姿勢演算器(カッタヘッド位
置・姿勢演算手段) 27 後胴部位置・姿勢演算器(後胴部位置・姿勢演算
手段) 28 パラレルシリンダ長目標値演算器(相対位置・姿
勢演算手段) 29 パラレルシリンダ制御器(推進・方向制御機構制
御手段) 31 接触検知センサ(接触検知手段) 32 掘進速度設定器(掘進速度設定手段) 33 シールドジャッキコントロール部 34 後胴部引き寄せ可否判定器(後胴部引き寄せ可否
判定手段) 35 シールドジャッキ制御器(シールドジャッキ制御
手段) 37 セグメント組立コントロール部 38 セグント組立工程管理器(セグメント組立工程管
理手段) 39 シールドジャッキパターン設定器(シールドジャ
ッキパターン設定手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E21D 9/06 301 E21D 9/06 302

Claims (17)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カッタヘッドを有する前胴部と、セグメ
    ントの端面に押し当ててその端面から推進反力を得る複
    数個のシールドジャッキを有する後胴部と、これら前胴
    部と後胴部とを連結する複数個の推進ジャッキとを備え
    るシールド掘進機の制御方法であって、 前記シールドジャッキを伸ばしながら前記推進ジャッキ
    を縮めることによる前記後胴部の引き寄せ動作を、前記
    カッタヘッドの掘進動作もしくは前記セグメントの組付
    け動作のいずれかの動作と並行して、またはそれらカッ
    タヘッドの掘進動作およびセグメントの組付け動作の両
    方の動作と並行して行うことを特徴とするシールド掘進
    機の制御方法。
  2. 【請求項2】 前記後胴部の引き寄せ動作は、組付け済
    のセグメントに押し当てるシールドジャッキのみで十分
    な推進反力が確保できるときに行われる請求項1に記載
    のシールド掘進機の制御方法。
  3. 【請求項3】 カッタヘッドを有する前胴部と、セグメ
    ントの端面に押し当ててその端面から推進反力を得る複
    数個のシールドジャッキを有する後胴部と、これら前胴
    部と後胴部とを連結しそれら前胴部および後胴部の相対
    位置と姿勢とを制御可能な推進・方向制御機構とを備え
    るシールド掘進機の制御方法であって、 全てのシールドジャッキが伸びて前記推進・方向制御機
    構が縮んでいる状態から、この推進・方向制御機構を伸
    ばすことによって前記カッタヘッドを掘進させると同時
    に、前記シールドジャッキの一部を順次縮めてその縮め
    たシールドジャッキに対応するセグメントの組付けを順
    次行い、前記セグメントの所定分に相当する前記カッタ
    ヘッドの掘進および所定分の全セグメントの組付け完了
    後に、前記カッタヘッドの位置および姿勢を保持したま
    ま前記シールドジャッキを伸ばす動作と前記推進・方向
    制御機構を縮める動作とを同時に行って前記後胴部を前
    記前胴部側へ引き寄せることを特徴とするシールド掘進
    機の制御方法。
  4. 【請求項4】 カッタヘッドを有する前胴部と、セグメ
    ントの端面に押し当ててその端面から推進反力を得る複
    数個のシールドジャッキを有する後胴部と、これら前胴
    部と後胴部とを連結しそれら前胴部および後胴部の相対
    位置と姿勢とを制御可能な推進・方向制御機構とを備え
    るシールド掘進機の制御方法であって、 全てのシールドジャッキが伸びて前記推進・方向制御機
    構が縮んでいる状態から、この推進・方向制御機構を伸
    ばすことによって前記カッタヘッドを掘進させると同時
    に、前記シールドジャッキの一部を順次縮めてその縮め
    たシールドジャッキに対応するセグメントの組付けを順
    次行い、前記推進・方向制御機構を縮めることによる前
    記後胴部の引き寄せ動作を、所定分の全セグメントの組
    付けの完了前であっても組付け済のセグメントに押し当
    てるシールドジャッキのみで十分な推進反力が確保でき
    る場合には前記カッタヘッドの掘進動作および前記セグ
    メントの組付け動作と並行して行うとともに、所定分の
    全セグメントの組付けが完了していいるときには前記カ
    ッタヘッドの掘進動作と並行して行うことを特徴とする
    シールド掘進機の制御方法。
  5. 【請求項5】 前記推進・方向制御機構は、6本以上の
    パラレルリンクシリンダを備えるパラレルリンク機構で
    ある請求項3または4に記載のシールド掘進機の制御方
    法。
  6. 【請求項6】 カッタヘッドを有する前胴部と、セグメ
    ントの端面に押し当ててその端面から推進反力を得る複
    数個のシールドジャッキを有する後胴部と、これら前胴
    部と後胴部とを連結する複数個の推進ジャッキとを備え
    るシールド掘進機の制御装置であって、 (a)前記シールドジャッキのストロークを計測するス
    トローク計測手段、 (b)このストローク計測手段の出力と前記カッタヘッ
    ドの設定ストロークとに基づいて前記推進ジャッキの目
    標ストロークを演算する目標ストローク演算手段および (c)この目標ストローク演算手段により演算される目
    標ストロークに前記推進ジャッキのストロークを一致さ
    せるようにその推進ジャッキを制御する推進ジャッキ制
    御手段を備えることを特徴とするシールド掘進機の制御
    装置。
  7. 【請求項7】 前記後胴部引き寄せ動作中の前記カッタ
    ヘッドの設定ストローク は、前記後胴部の引き寄せ
    動作と掘進動作とを同時に行う場合には掘進速度から決
    まる時間とともに増加する所定の値に設定され、前記後
    胴部の引き寄せ動作と掘進動作とを同時に行わない場合
    には常に同じ値に設定される請求項6に記載のシールド
    掘進機の制御装置。
  8. 【請求項8】 カッタヘッドを有する前胴部と、セグメ
    ントの端面に押し当ててその端面から推進反力を得る複
    数個のシールドジャッキを有する後胴部と、これら前胴
    部と後胴部とを連結する複数個の推進ジャッキとを備え
    るシールド掘進機の制御装置であって、 (a)前記シールドジャッキの速度を計測する速度計測
    手段、 (b)この速度計測手段の出力と前記カッタヘッドの設
    定速度とに基づいて前記推進ジャッキの目標速度を演算
    する目標速度演算手段および (c)この目標速度演算手段により演算される目標速度
    に前記推進ジャッキの速度を一致させるようにその推進
    ジャッキを制御する推進ジャッキ制御手段を備えること
    を特徴とするシールド掘進機の制御装置。
  9. 【請求項9】 前記後胴部の引き寄せ動作中の前記カッ
    タヘッドの設定速度は、前記後胴部の引き寄せ動作と掘
    進動作とを同時に行う場合には所定の掘進速度の値に設
    定され、前記後胴部の引き寄せ動作と掘進動作とを同時
    に行わない場合には零に設定される請求項8に記載のシ
    ールド掘進機の制御装置。
  10. 【請求項10】 カッタヘッドを有する前胴部と、セグ
    メントの端面に押し当ててその端面から推進反力を得る
    複数個のシールドジャッキを有する後胴部と、これら前
    胴部と後胴部とを連結しそれら前胴部および後胴部の相
    対位置と姿勢とを制御可能な推進・方向制御機構とを備
    えるシールド掘進機の制御装置であって、 (a)前記後胴部の位置および姿勢を計測する計測手
    段、 (b)この計測手段の出力に基づいて前記後胴部の位置
    および姿勢を演算する後胴部位置・姿勢演算手段、 (c)予め設定される前記カッタヘッドの掘進計画線お
    よび掘進速度よりそのカッタヘッドの位置および姿勢の
    目標値を演算するカッタヘッド位置・姿勢演算手段、 (d)このカッタヘッド位置・姿勢演算手段により演算
    されるカッタヘッドの位置および姿勢の目標値と、前記
    後胴部位置・姿勢演算手段により演算される前記後胴部
    の位置および姿勢とから前記前胴部と前記後胴部の相対
    的な位置および姿勢の目標値を演算する相対位置・姿勢
    演算手段および (e)この相対位置・姿勢演算手段により演算される前
    記前胴部と前記後胴部の相対的な位置および姿勢の目標
    値に一致させるように前記推進・方向制御機構を制御す
    る推進・方向制御機構制御手段を備えることを特徴とす
    るシールド掘進機の制御装置。
  11. 【請求項11】 前記計測手段は、前記シールドジャッ
    キのストロークを計測することにより前記後胴部の位置
    および姿勢を計測するものである請求項10に記載のシ
    ールド掘進機の制御装置。
  12. 【請求項12】 前記シールドジャッキにはそのシール
    ドジャッキの先端が前記セグメントの端面に接触するの
    を検知する接触検知手段が設けられ、この接触検知手段
    の出力と前記計測手段の出力とに基づいて、前記後胴部
    位置・姿勢演算手段が前記後胴部の位置および姿勢を演
    算するものとされる請求項10または11に記載のシー
    ルド掘進機の制御装置。
  13. 【請求項13】 前記推進・方向制御機構および前記シ
    ールドジャッキの動作・状態に基づいて前記カッタヘッ
    ドの掘進速度を設定する掘進速度設定手段が設けられ、
    この掘進速度設定手段の出力に基づいて前記カッタヘッ
    ド位置・姿勢演算手段が前記カッタヘッドの位置および
    姿勢の目標値を演算するものとされる請求項10乃至1
    2のうちのいずれかに記載のシールド掘進機の制御装
    置。
  14. 【請求項14】 前記推進・方向制御機構の状態と組立
    の完了したセグメントの情報とから前記後胴部の引き寄
    せの可否を判定する後胴部引き寄せ可否判定手段と、こ
    の後胴部引き寄せ可否判定手段の出力と設定されたシー
    ルドジャッキパターンとに基づいて前記シールドジャッ
    キの動作を制御するシールドジャッキ制御手段とが設け
    られる請求項10乃至13のうちのいずれかに記載のシ
    ールド掘進機の制御装置。
  15. 【請求項15】 組付けを行うセグメントの種類・組付
    け位置およびセグメントの組付けの実行・終了を管理す
    るセグメント組立工程管理手段が設けられ、このセグメ
    ント組立工程管理手段の出力に基づいて前記後胴部引き
    寄せ可否判定手段が前記後胴部の引き寄せの可否を判定
    するものとされる請求項14に記載のシールド掘進機の
    制御装置。
  16. 【請求項16】 前記セグメント組立工程管理手段の出
    力に応じてシールドジャッキパターンを設定するシール
    ドジャッキパターン設定手段が設けられ、このシールド
    ジャッキパターン設定手段の出力に基づいて前記シール
    ドジャッキ制御手段が前記シールドジャッキの動作を制
    御するものとされる請求項15に記載のシールド掘進機
    の制御装置。
  17. 【請求項17】 前記推進・方向制御機構は、6本以上
    のパラレルリンクシリンダを備えるパラレルリンク機構
    である請求項10乃至16のうちのいずれかに記載のシ
    ールド掘進機の制御装置。
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