JPH07139290A - 埋設管推進型掘進機及びその方向制御方法 - Google Patents

埋設管推進型掘進機及びその方向制御方法

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JPH07139290A
JPH07139290A JP28272893A JP28272893A JPH07139290A JP H07139290 A JPH07139290 A JP H07139290A JP 28272893 A JP28272893 A JP 28272893A JP 28272893 A JP28272893 A JP 28272893A JP H07139290 A JPH07139290 A JP H07139290A
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忠夫 島
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正男 須田
Nobuaki Endo
信昭 遠藤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 埋設管推進型掘進機に関し、オペレータの習
熟度に頼ることなく、掘進方向を自動的に修正すること
ができる掘進機の提供を目的とする。 【構成】 カッターを有する先端掘削部と方向修正ジャ
ッキ及び姿勢検知器を有する方向修正部とレーザ受光装
置を有する掘進機後部とから成る先端掘進装置を備えた
シールド掘進機において、立抗側に演算処理装置を付設
して前記先端掘進装置における位置・姿勢に関する計測
データを電気的に受信処理することにより基準線からの
ずれを検出し、前記方向修正ジャッキの駆動装置に帰還
して推進方向を自動的に制御する機構を備えた埋設管推
進型掘進機。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、小口径管用トンネルの
シールド掘進を行う埋設管推進型掘進機及びその方向制
御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】埋設管推進型掘進機とは、通常、小口径
掘進機とも呼ばれるもので、元押し装置により後続管
(埋設管になる管のこと、以下では埋設管と呼ぶ)と共
に推進される装置である。この装置は、比較的小口径の
トンネルをシールド掘削することが目的であり、先端に
地山切羽の切削カッターを備え後端に埋設管を後方より
油圧で推進する元押装置を備える。掘進機の途中には、
前部と後部とを結び且つ方向修正に対応するため中折れ
部がある。オペレータは、立抗内で掘進機前部や後部や
中折部等に設置された各種センサからの計測信号及び元
押装置の推進ジャッキからの信号を監視しながら掘進作
業を行う。前部及び中折れ部のセンサには、傾斜計(ピ
ッチング計、ローリング計など)、土圧計、ドレン計、
折角ストローク計、方向修正ストローク計、これらの計
測信号は、多重伝送装置によって立抗内のパソコン等デ
ータ処理装置に送られる。又、後部には、後部自体の掘
進方向(ピッチング、ヨーイング)を監視するために、
ターゲット受光装置が設置されている。この受光装置
は、基準点からのレーザ光をターゲットで受光し、掘進
方向の基準点及び基準線からのずれ検出用に使用する。
この受光装置の出力もデータ処理装置に送られる。デー
タ処理装置は、各種センサの計測信号、ターゲット受光
装置の検出信号、及び元押し装置に設けた推進距離検出
器の検出信号を取り込み、掘進方向の基準点及び基準線
からのずれ等を算出し、これを出力・表示する。オペレ
ータはこの出力及び表示内容をみて、ずれの修正操作を
行う。このずれの修正は、ずれがピッチングとヨーイン
グで現れることから、ピッチング及びヨーイングを少な
くするようにする。
【0003】ピッチング、ヨーイングの修正のための手
段が前部内に設けられた複数個の方向修正ジャッキであ
る。個々の方向修正ジャッキのに、全体としてのピッチ
ング、ヨーイング修正の観点で、伸び又は、縮み又は停
止の指示を行うことにより、この修正が可能である。伸
び/縮み・停止のみでなく、アナログ的なジャッキスト
ローク指示の例もある。
【0004】立抗内の元押装置は、埋設管の推進ジャッ
キと推進距離検出器を備えている。推進ジャッキは、最
後部埋設管の後端を押して埋設管を前進させる。掘進が
進むごとに1個ずつ新しく埋設管が立坑内で最後尾に付
加される。
【0005】一方、動力源(電気及び油圧)、作泥材注
入、排土処理装置及びシーケンサ親局などは、地上又は
立坑内に配置されている。掘進装置の構成図を図2に示
す。
【0006】図2において、1は掘進機前部、2は掘進
機後部、3は前部1と後部2を水平及び上下方向に折り
曲げ可能に連結する中折れ部Bの連結ピンである。この
折れ角度の様子は中折れ部Bに設けた折れ角の水平につ
いてはストローク計18で測定され、上下についてはピ
ッチング計で測定され、方向修正制御のためのフィード
バック制御に使われる。前部1には、カッタヘッド4を
カッタ駆動装置5で回転させて地山Gを掘削する先端掘
削部6が装備され、前部1内に設けた複数本の方向修正
ジャッキ7により先端掘削部6を上下、左右に傾動させ
て方向修正を行う。方向修正は、複数本の方向修正ジャ
ッキに対応して設けられた電磁弁20によって行う。こ
こでは、先端掘削部6の傾動中心となる前部1の先端部
を方向修正部Aとする。
【0007】8は土砂圧送ポンプで、図示していない圧
送ピストンの往復動により前部1の外側から土砂溜タン
ク9に掘削土砂を送り出す。掘削土砂は、排土管10へ
圧送される。そして掘進を行いながらその掘削土砂が次
々に排土管10へ送られて、掘進機による推進が行われ
る。11はトンネル後方の基準線上に設置され、基準線
に合わせてレーザビーム12を投射するレーザ発振器、
13は前記1の土砂溜タンク9上に設置されたレーザ受
光装置で、そのターゲット面14でレーザビーム12を
受光する。前部1には、前部自体のピッチング及びロー
リング計測用の傾斜計15などのセンサが内蔵されてい
る。更に、後部2には各種の計測信号を元押し側に伝送
するための信号伝送装置16を設けている。短管状の後
部2は先頭後続管17に接続され、元押し装置(図示せ
ず)からの推進力を前部1に伝送する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】図3は、図2で示した
各位置・姿勢検出手段(14、15、18)の配置及び
その計測信号が電気ケーブルを経て立抗内のパソコン等
データ処理装置21のI/Oユニットにインプットされ
る状況を模写的に示している。この各位置・姿勢検出手
段(14、15、18)は、なるべく掘進機の先端に近
い位置にあることが望ましい。しかし、カッター駆動装
置や方向修正ジャッキ等が掘進機本体の前部を大きく占
めるため、検出手段15、18は後方に設置せざるを得
ず、また検出手段14も、カッターから1.5〜2.5
m程度後部に設置せざるを得ない。この先端からの距離
が大きければ大きい程、方向修正の反応(修正の効き具
合の確認)が遅くなる。方向修正の一番のポイントは、
先端部を傾動させて方向修正を行った時、掘進機本体が
先端部の傾動量(角度及び方向)にどのようなかたちで
追求しているかを、如何に早くつかみ、先端の傾動量が
適切であるかどうかを判断することである。掘進機の先
端に対する後部の追従性は、マシンのくせや地山の性状
によっても一様ではないため、更に状況が複雑になる。
【0009】前記理由によって方向修正が適切に行われ
ない場合、掘進方向が蛇行して直進性が保たれなくなる
という問題が発生する。従って、計測データから速く適
確に状況を判断して修正操作を行うことが出来る高い熟
練性が、オペレータに要求され、オペレータの負担が大
きい。
【0010】本発明の目的は、オペレータの習熟度に頼
ることなく掘進方向・姿勢を自動的に修正することがで
きる掘進機及びその方向制御方法を提供することであ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、掘進機前部
と、掘進機後部と、両者を結ぶ中折れ部と、掘進機後部
を埋設管を介して推進させる元押し装置と、より成る埋
設管推進型掘進機において、掘進機前部のピッチングと
ヨーイングの変化量及び掘進機後部の後部ピッチングと
後部ヨーイングの変化量及びその変化量の変わる速さの
少なくとも1組以上を使って、前記掘進機前部に設けら
れた方向修正ジャッキを制御して推進方向の制御をはか
った埋設管推進型掘進機の方向制御方法を開示する。
【0012】更に本発明は、掘進機前部と、掘進機後部
と、両者を結ぶ中折れ部と、掘進機後部を埋設管を介し
て推進させる元押し装置と、掘進機前部に設けられ、カ
ッターを含む先端掘削部の方向を制御する方向修正ジャ
ッキと、掘進機前部に設けられ、該前部のピッチング、
ヨーイングを検出する検出手段と、掘進機後部に設けら
れ、トンネル後方の基準点からのレーザビームを受光す
る受光部と、より成る埋設管推進型掘進機において、上
記基準点を通る基準線に対する受光ターゲット面でのレ
ーザ受光位置、及び基準線に対する中折れ部の位置、基
準線に対する方向修正ジャッキの位置とを時々刻々と求
め又は求めた結果を表示させる第1のステップと、第1
のステップで得られるレーザ受光位置及び中折れ部の位
置とが基準線からそれぞれ定めた基準距離内にあるか否
かチェックする第2のステップと、いずれか一方が基準
距離外にある場合、レーザ受光位置から中折れ部の位置
への長さL1と中折れ部の位置から方向修正ジャッキの
位置への長さL2との大小とを比較する第3のステップ
と、前者が大であれば掘進機後部のターゲット面から得
られる後部ピッチング及び後部ヨーイング方向からこの
方向とは逆方向になるように方向修正ジャッキの制御を
行い、後者が大であれば上記検出手段から得られるピッ
チング及びとヨーイングの方向からこの方向とは逆方向
になるように方向修正ジャッキの制御を行う第4のステ
ップと、方向修正ジャッキの制御後の上記検出手段から
得られるピッチング及びとヨーイングに変化があるか否
かを監視し、変化があれば掘進機後部のターゲット面か
ら得られる後部ピッチング及び後部とヨーイングの変化
の速さを監視し、この変化の速さ大小に比例させるよう
に停止基準値を設定し、この停止基準値に達した時点で
方向修正ジャッキの制御を停止させる第5のステップ
と、より成る埋設管推進型掘進機の方向制御方法を開示
する。
【0013】更に本発明は、上記第5のステップが方向
修正ジャッキの制御後であって且つ所定の距離進んだ後
に上記検出手段から得られるピッチング及びヨーイング
に変化があるか否かを監視し、変化が少なければ方向修
正ジャッキの修正量を増加(多ければ当然減らす)させ
引き続き方向修正の制御を行い、変化があれば掘進機後
部のターゲット面から得られる後部ピッチング及び後部
ヨーイングの変化の速さを監視し、この変化の速さ大小
に比例させるように停止基準値を設定し、この停止基準
値に達した時点で方向修正ジャッキの制御を停止させる
ものとした。
【0014】更に本発明は、前記制御方法を実現する掘
進機を開示する。
【0015】
【作用】本発明によれば、掘進機の方向制御を、ピッチ
ング及びヨーイングの値や及びその変化速度をもとに行
うことにより、掘進の進み具合に応じた方向制御を達成
する。
【0016】更に本発明によれば、受光面、中折れ部、
方向修正ジャッキの位置を時々刻々と求めておき、この
位置の変化の様子を監視して方向修正ジャッキの制御を
掘進機の推進状況に合わせて行わせる。
【0017】更に本発明によれば、方向修正ジャッキへ
の制御を行った後の掘進機後部の動きの様子を監視する
ことにより、停止基準値を動きの大小に応じて設定し、
方向修正ジャッキへの制御の停止を動きに応じて可能に
する。
【0018】更に本発明によれば、方向修正ジャッキへ
の制御を行って即座にその動きを監視するのではなく、
所定の距離が進んだ後で行うことにし、これによる方向
修正ジャッキの制御による掘進機後部の反作用は無視す
る。
【0019】
【実施例】図4は、前記した方向修正ジャッキ部及び掘
進機後部(図2の右側)のある時刻におけるピッチング
量とヨーイング量を表示したデータ処理装置21内の姿
勢演算手段のディスプレイ画面である。このディスプレ
イ画面は、中央の原点がレーザ受光装置ターゲット面に
おけるレーザ光の基準点である。即ち、この位置にレー
ザスポットがくれば、掘進機後部が設定位置を占めてい
ることになる。黒丸が実際のレーザ光受光位置であり、
設計位置より掘進機後部がずれていることを示してい
る。又、ずれの方向と大きさが、座標で示される。
【0020】一方、白丸は基準線に対する方向修正ジャ
ッキ部のずれを示す。縦方向がピッチングを、横方向座
標がヨーイングを示している。又、白四角は基準線に対
する中折れ部位B−B′(図2参照)の位置ずれを示し
ている。
【0021】黒丸と白四角を結ぶ線L1は、レーザ受光
装置ターゲット面から中折れ部位B−B′までの、即ち
掘進機後部の位置ずれの大きさと方向とを示している。
後部ヨーイングが大きく、且つ後部ピッチングが小さな
場合には、L1は横長になり、その逆の場合は縦長にな
る。
【0022】白丸と白四角を結ぶ線L2は、方向修正ジ
ャッキ部の位置ずれの大きさと方向とを示している。L
2が横長になれば、方向修正部のヨーイングが大きく、
ピッチングが小さいことを示す。以上の図4の表示に必
要な演算及びその表示例については特願平1−2230
40号に詳しい。
【0023】設計通りトンネル掘進が直線性を保てば、
図4の黒丸、白丸及び白四角は、中央の原点に重なる。
しかし、実際の推進時においては、方向修正ジャッキが
中立状態、即ち、複数個の方向修正ジャッキのストロー
クが全て同じ状態のままにしておくと、マシンのくせや
地山形状のアンバランスなどのために掘進機は基準線か
ら自然にずれていく。そこで、これを基準線に引き戻す
直線施工時方向修正操作が方向修正ジャッキに対して不
可欠なのである。
【0024】方向修正ジャッキ部の位置ずれ(L2)に
対して、掘進機後部の位置ずれ(L1)は距離が長いた
めにより影響が大きい。小口径推進機では、直径に比べ
て機長が長く且つ推力を後方から受けるため、方向修正
操作を行って先端掘削部を傾動させても、直ちに掘進機
後部は追従しない。後部は、しばらく基準線からはずれ
る動きをしてから先端掘削部の傾動方向に追従する。ま
たレーザのターゲット面が後部に設置しているため、掘
進機の前部が先端に追従し始めてもターゲット面に反応
するまでに時間遅れが発生する。従って、掘進機後部に
設置したターゲット面の受光位置だけで方向修正を行う
と、推進基準線に対し蛇行(ハンチング)し始める。方
向修正制御は、基準線に対して如何に蛇行の範囲を少な
くできるかであり、そのためには、方向修正時の掘進機
前部の位置・姿勢の変化の状況を如何に早く演算処理装
置にフィードバックするかが重要となる。そこで、本実
施例では、掘進機後部のピッチング及びヨーイングの変
化速度を測定し、変化が大きくなる前に逆方向の修正を
加えるようにした。
【0025】以下本実施例を図面により詳しく述べる。
図4で示した掘進機前部及び後部の基準線からのずれが
具体的にどのような掘進機姿勢に対応しているかを模式
的にに示したのが、図5である。図5は、簡単のために
ピッチング動作についてのみ説明しているが、勿論ヨー
イング動作については図5紙面に垂直方向のずれである
ことを念頭におけば同様である。図4及び図5に示した
姿勢演算表示装置のディスプレイそのものは、基本的に
本発明者らが先願(特願平1−223040号)で開示
した技術である。即ち、掘進機後部ハルに設置したレー
ザ受光器で位置・姿勢を検出すると共に、そのターゲッ
ト面より前方に設置されたピッチング計及び折れ角スト
ローク計等のデータから前記白丸、白四角の計測データ
を画面に表示する。ここで、当然に、ピッチング計はピ
ッチング量の検出を行い、折れ角ストローク計はヨーイ
ング量の検出を行う。
【0026】本発明による推進方向の自動修正は、前記
した各部の計測データの経時監視と、これら計測データ
があるしきい値を越えて基準線からずれた場合には、逆
方向動作を指示する信号を方向修正ジャッキ角の電磁弁
の各々に送って駆動せしめることによって行われる。
【0027】図1に、本発明の掘進機の推進方向自動修
正に係る信号システム構成を示す。先端掘進装置側から
掘進機前部の検出器15によるピッチング及びヨーイン
グデータが先端局23を経て地上局から演算処理装置3
6のI/Oユニット34に入力される。一方、レーザ受
光装置13からは掘進機後部のピッチング及びヨーイン
グデータが前記I/Oユニット34に入力される。これ
らデータは、姿勢演算の上、表示装置37のディスプレ
イに図4、図5の如く描画される。又、立抗内の元押装
置には、推進ジャッキの推進距離検出器38が備えられ
ており、推進距離が計測されて姿勢演算表示装置37及
び前記I/Oユニット34に入力される。尚、地上に設
置したそ34、35、36、37の一部又は全部は立坑
内に設けてもよい。
【0028】これらの演算データを基にして、基準値か
ら一定のしきい値以上推進方向がずれた場合、演算処理
装置36から自動的に方向修正信号が発せられる。この
信号はI/Oユニット34、地上局、先端局を経て先端
掘進装置内の方向修正ジャッキ用電磁弁20に伝達さ
れ、修正作業が行われる。この時、方向修正ストローク
計31によって修正量が計測監視される。
【0029】本発明による推進方向完全自動修正をプロ
グラムに沿って図5、図6、図7を用いて説明する。図
5のに示す通り、最初設計値通り掘進機が直線状態を
保って推進しているものとする。この時、ディスプレイ
面の「位置姿勢表示」は黒丸、白丸、白四角が中央の原
点(基準点)に収束しており重なっている。
【0030】次に地山状態の変化を受けて掘進機の先端
部が、図5のに示すように上向きに姿勢変化したとす
る。この時、ディスプレイ面の「位置姿勢表示」は、原
点にある黒丸を除いて、白四角が上方へ、更に白丸がよ
り上方へシフトしてピッチングに入ったことを示す。
【0031】このようなずれを確認した場合、推進方向
修正の指令(先端首振り指示)を出す手順は以下の通り
である。図6に示すように、開始手順50の次にまず黒
丸が基準点近傍か(CRT画面上での距離に換算して、
基準点から5mm以内にあるか)どうかを自動的にチェ
ックする(手順51)。但し、表示画面の上下、左右の
単位は角度の千分率単位とした。5mm以内であれば、
次に白丸が基準点から10mm以内にあるかどうかをチ
ェックする(手順52)。この場合白丸が10mm以内
であれば、方向修正は行わない。方向修正しなければ、
図5のディスプレイ面に示される「先端首振り表示」は
原点にとどまったままである。
【0032】しかるに、黒丸または白丸のずれが前記し
きい値を越えた場合には、直ちに方向修正プログラムに
入る。先ず、黒丸と白四角との距離L1(掘進機後部ず
れの大きさに対応)と白四角と白丸との距離L2(掘進
機前部のずれの大きさに対応)とを比較する(手順5
3)。L2が大きい場合には前部がずれた方向へ掘進を
続けていると判断して、ピッチング計によるピッチング
及び折れ角ストローク計より得られるヨーイングの方向
をチェック(手順55)し、方向修正ジャッキを制御す
る(手順56)。即ち、基準点からのずれと逆方向にジ
ャッキストロークを伸ばす指示をその電磁弁に出す。
【0033】一方、L1が大きい場合には後部の追従性
が悪いと判断して受光ターゲット面の計測データ等から
得られる後部ピッチング及び後部ヨーイングの方向、度
合をチェックする(手順54)。図5の場合では、白四
角点の変化の度合をチェックする。
【0034】方向修正ジャッキ制御(手順56)は、図
5のに示すように下向きに首振り修正をすることにな
るので、その指示を出し修正効果を「位置姿勢表示」デ
ィスプレイで確認する。首振り修正時点で掘進機先端の
抵抗が増大し、その反作用として一時的に後部が振られ
るため、ピッチング計及び折れ角ストローク計は一時的
に修正しようとする方向と反対方向に作動するが、これ
は無視する。方向修正後50cm程度掘進した時点で、
再びピッチング計及び折れ角ストローク計のデータをチ
ェックする(手順57)。尚、方向修正指示を出した後
は、図5の「先端首振り表示」に示す如く修正量の大き
さと方向がディスプレイ面に描画される。
【0035】さて、約50cm進んだ時点でチェックし
た結果、修正前と同じ方向にずれており変化量が少ない
か或は逆に大きくなる場合には、修正量を増加させる指
示を送って再チェックのサブルーチンに入る(手順5
8)。
【0036】一方、修正しようとする方向にほぼ目標通
り変化しはじめた場合には、受光ターゲットのデータ等
より得られる後部ピッチング及び後部ヨーイングの変化
の速さ(ピッチング量の微分値及びヨーイング量の微分
値)度合をチェックする(手順59)。即ち、ピッチン
グが前下がり傾向になり、L1が小さくなってくれば下
向きの方向修正制御が効いていると判断される。但し、
後部ピッチングを示すL2は複雑な変化をする。
【0037】修正開始時点で仮に後部ピッチングの数値
が千分率表示で5/1000であったとする。ここから
約50cm進む間に掘進機は後方から推力を受ける影響
が出て、後部ピッチングの値は6/1000→7/10
00と逆に増加する。修正効果が後部に及んでくるにつ
れてピッチングの数値変化の時間が次第に長くなり、最
終的にはピーク値(例えば10/1000)に達した後
で9/1000→8/1000と減少しはじめる。この
状態をそのまま放置すると掘進機は、下側にオーバーラ
ンしてしまうので下がりすぎないようにある所で最初の
修正値を再修正又は解除する必要がある。そのタイミン
グは後部ピッチングの変化の速さをみて決める。
【0038】即ち、図6のチャートにおいて、後部ピッ
チングの変化の速さが適当であれば、停止基準値αを当
初設定値通りにしておく(手順60)が、変化の速さが
大きい場合には修正解除を早めにするために停止基準値
αを大きめに設定しなおす(手順61)。逆に、後部ピ
ッチングの変化の速さが小さい場合には、停止基準値α
を小さく設定しなおして、修正動作が長時間持続するよ
うにする(手順62)。
【0039】そして、図7に移り、後部ピッチング、後
部ヨーイングの変化する速さが少なくなる方向で且つ停
止基準値α以内であるかどうかをチェックし(手順6
3)、「YES」であれば方向修正ジャッキの制御を停
止する(手順64)。このデータサンプリングの時間間
隔は適当に選択できる。更に適当な距離、例えば10c
mを掘進した後で修正された結果をチェックし(手順6
5)、問題がなければ、再び最初のプロセスに戻る。理
想的な修正が行われるならば、掘進機は図5に示す直線
状態に復帰しており、「位置姿勢表示」のディスプレイ
面では、再び白丸、白四角、黒丸が基準点に重なった状
態が示される。尚、手順63では、上記条件ではなく、
白丸、白四角及び黒丸が全て停止基準値α以内かという
条件であってもよい。
【0040】然るに、前記後部ピッチングの変化の速さ
から判断した停止基準値αの再設定が不良で、白丸、白
四角及び黒丸のいずれかが基準値αをはずれるならば、
再び方向修正ジャッキに信号を送って修正量(図5で
「先端首振り表示」のベクトル量)を変化させるサブル
ーチンに入ることになる。
【0041】以上の制御を前記ルーチンプロセスに従っ
て自動的に繰り返すことにより、掘進機の推進方向を自
動的に修正するが出来る。
【0042】前記図5を用いた説明では簡単のためにピ
ッチング動作についてのみ触れた。しかし、左右方向の
修正も折れ角ストローク計によるヨーイングと後部ヨー
イングの動きをサンプリングして修正指示を出すことに
より、ピッチングと全く同様にして図6のルーチンプロ
セスに沿って行いうることは自明でまる。
【0043】図6の実施例での手順54、55、57、
59は以下のパラメータを扱っている。 手順54…後部ピッチング量(p1)、後部ヨーイング
量(y1)、 手順55…ピッチング計による検出ピッチング量
(p2)、折れ角ストローク計による検出ヨーイング量
(y2)、 手順57…ピッチング計による検出ピッチング量
(p2)、折れ角ストローク計による検出ヨーイング量
(y2)、 手順59、63…後部ピッチング量の変化の速さ(ピッ
チング量の微分値)p′1、後部ヨーイング量の変化の
速さ(ヨーイング量の微分値)y′1、 しかし、これ以外の変形例もありうる。例えば、手順5
4と55との一方を不要とし、(p1、y1)か(p2
2)か(p′1、y′1)かのいずれか1組を使う例、
手順57で(p1、y1)か(p′1、y′1)かを使う
例、手順54で(p2、y2)を使い、手順55で
(p1、y1)か(p′1、y′1)のいずれかを使う例、
手順59、63で(p′1、y′1)以外のパラメータで
ある(p1、y1)か(p2、y2)かのいずれかを使う
例、等種々変形がありうる。また、(p2、y2)の微分
値(p′2、y′2)をパラメータとすることもありう
る。
【0044】以上述べた自動制御は、図1で示した演算
処理装置36によって行われる。演算処理装置36は適
当な機能、容量を有するマイクロコンピュータ又はパー
ソナルコンピュータであり、処理内容は予めプログラミ
ングされて収納しておくことは云うまでもない。このよ
うな演算処理装置は、専用の電子回路を用いても構築可
能である。尚、演算処理装置36は、立坑内に設置する
例もありうる。
【0045】
【発明の効果】以上の述べたように本発明によれば、小
口径トンネル用の埋設管推進型掘進機において、従来は
オペレータの高い熟練度に頼っていた推進方向の修正
を、自動化することができる。この結果、地山状態等で
データを推進設定値と共に予め制御装置に入力しておく
だけで、蛇行を最小限に抑制したトンネル自動掘進が可
能となり、作業の正確度向上、作業効率向上に資するこ
とが出来ると考えられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の掘進機における推進方向自動修正用信
号システム構成図である。
【図2】先端掘進装置の内部配置を示す縦断面図であ
る。
【図3】掘進機における位置・姿勢センサと制御信号の
入出力系統図を示す。
【図4】姿勢演算表示装置のディスプレイを示す図であ
る。
【図5】実施例による推進位置・姿勢と先端首振りの表
示を示す図である。
【図6】実施例による推進方向の自動修正フローチャー
トを示す。
【図7】実施例による推進方向の自動修正フローチャー
トを示す。
【符号の説明】
1 掘進機前部 2 掘進機後部 3 連結ピン 4 カッター 6 先端掘削部 7 方向修正ジャッキ 11 レーザ発振機 12 レーザ光 13 レーザ受光装置 14 ターゲット面 15 ピッチング計(ローリング計) 17 埋設管 18 折れ角ストローク計 20 電磁弁 B−B′ 中折れ部位
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 均 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 掘進機前部と、掘進機後部と、両者を結
    ぶ中折れ部と、掘進機後部を埋設管を介して推進させる
    元押し装置と、より成る埋設管推進型掘進機において、 掘進機前部のピッチングとヨーイングの変化量及び掘進
    機後部の後部ピッチングと後部ヨーイングの変化量及び
    その変化量の変わる速さの少なくとも1組以上を使っ
    て、前記掘進機前部に設けられた方向修正ジャッキを制
    御して推進方向の制御をはかった埋設管推進型掘進機の
    方向制御方法。
  2. 【請求項2】 掘進機前部と、掘進機後部と、両者を結
    ぶ中折れ部と、掘進機後部を埋設管を介して推進させる
    元押し装置と、掘進機前部に設けられ、カッターを含む
    先端掘削部の方向を制御する方向修正ジャッキと、掘進
    機前部に設けられ、該前部のピッチング、ヨーイングを
    検出する検出手段と、掘進機後部に設けられ、トンネル
    後方の基準点からのレーザビームを受光する受光部と、
    より成る埋設管推進型掘進機において、 上記基準点を通る基準線に対する受光ターゲット面での
    レーザ受光位置、及び基準線に対する中折れ部の位置、
    基準線に対する方向修正ジャッキの位置とを時々刻々と
    求め又は求めた結果を表示させる第1のステップと、 第1のステップで得られるレーザ受光位置及び中折れ部
    の位置とが基準線からそれぞれ定めた基準距離内にある
    か否かチェックする第2のステップと、 いずれか一方が基準距離外にある場合、第1のステップ
    で求めた、レーザ受光位置から中折れ部の位置への長さ
    1と中折れ部の位置から方向修正ジャッキの位置への
    長さL2との大小を比較する第3のステップと、 前者が大であれば掘進機後部のターゲット面から得られ
    る後部ピッチング及び後部ヨーイング方向からこの方向
    とは逆方向になるように方向修正ジャッキの制御を行
    い、後者が大であれば上記検出手段から得られるピッチ
    ング及びヨーイングの方向からこの方向とは逆方向にな
    るように方向修正ジャッキの制御を行う第4のステップ
    と、 方向修正ジャッキの制御後の上記検出手段から得られる
    ピッチング及びヨーイングに変化があるか否かを監視
    し、変化があれば掘進機後部のターゲット面から得られ
    る後部ピッチング及び後部ヨーイングの変化の速さを監
    視し、この変化の速さの大小に比例させるように停止基
    準値を設定し、この停止基準値に達した時点で方向修正
    ジャッキの制御を停止させる第5のステップと、より成
    る埋設管推進型掘進機の方向制御方法。
  3. 【請求項3】 掘進機前部と、掘進機後部と、両者を結
    ぶ中折れ部と、掘進機後部を埋設管を介して推進させる
    元押し装置と、掘進機前部に設けられ、カッターを含む
    先端掘削部の方向を制御する方向修正ジャッキと、掘進
    機前部に設けられ、該前部のピッチング、ヨーイングを
    検出する検出手段と、掘進機後部に設けられ、トンネル
    後方の基準点上からのレーザビームを受光する受光部
    と、より成る埋設管推進型掘進機において、 上記基準点を通る基準線に対する受光ターゲット面での
    レーザ受光位置、及び基準線に対する中折れ部の位置、
    基準線に対する方向修正ジャッキの位置とを時々刻々と
    求め又は求めた結果を表示させる第1のステップと、 上記第1のステップで得られるレーザ受光位置及び中折
    れ部の位置とが基準線からそれぞれ定めた基準距離内に
    あるか否かチェックする第2のステップと、 いずれか一方が基準距離外にある場合、第1のステップ
    で求めた、レーザ受光位置から中折れ部の位置への長さ
    1と中折れ部の位置から方向修正ジャッキの位置への
    長さL2との大小とを比較する第3のステップと、 前者が大であれば掘進機後部のターゲット面から得られ
    る後部ピッチング及び後部ヨーイング方向からこの方向
    とは逆方向になるように方向修正ジャッキの制御を行
    い、後者が大であれば上記検出手段から得られるピッチ
    ング及びヨーイングの方向からこの方向とは逆方向にな
    るように方向修正ジャッキの制御を行う第4のステップ
    と、 方向修正ジャッキの制御後であって且つ所定の距離進ん
    だ後に上記検出手段から得られるピッチング及びとヨー
    イングに変化があるか否かを監視し、変化が少なければ
    方向修正ジャッキの修正量を増加させ引き続き方向修正
    の制御を行い、変化があれば掘進機後部のターゲット面
    から得られる後部ピッチング及び後部とヨーイングの変
    化の速さを監視し、この変化の速さ大小に比例させるよ
    うに停止基準値を設定し、この停止基準値に達した時点
    で方向修正ジャッキの制御を停止させる第5のステップ
    と、より成る埋設管推進型掘進機の方向制御方法。
  4. 【請求項4】 掘進機前部と、 掘進機後部と、 両者を結ぶ中折れ部と、 掘進機後部を埋設管を介して推進させる元押し装置と、 掘進機前部に設けられ、カッターを含む先端掘削部の方
    向を制御する方向修正ジャッキと、 掘進機前部に設けられ、該前部のピッチング、ヨーイン
    グを検出する検出手段と、 掘進機後部に設けられ、トンネル後方の基準点上からの
    レーザビームを受光する受光部と、 上記検出手段及び受光部からの検出信号を取り込み方向
    修正ジャッキの制御を行う演算制御手段と、より成ると
    共に、 上記演算制御手段は、 上記基準点を通る基準線に対する受光ターゲット面での
    レーザ受光位置、及び基準線に対する中折れ部の位置、
    基準線に対する方向修正ジャッキの位置とを時々刻々と
    求め又は求めた結果を表示させる第1の手段と、 上記第1の手段で得られたレーザ受光位置及び中折れ部
    の位置とが基準線からそれぞれ定めた基準距離内にある
    か否かチェックする第2の手段と、 いずれか一方が基準距離外にある場合、第1の手段で求
    めた、レーザ受光位置から中折れ部の位置への長さL1
    と中折れ部の位置から方向修正ジャッキの位置への長さ
    2との大小とを比較する第3の手段と、 前者が大であれば掘進機後部のターゲット面から得られ
    る後部ピッチング及び後部ヨーイング方向からこの方向
    とは逆方向になるように方向修正ジャッキの制御を行
    い、後者が大であれば上記検出手段から得られるピッチ
    ング及びヨーイングの方向からこの方向とは逆方向にな
    るように方向修正ジャッキの制御を行う第4の手段と、 方向修正ジャッキの制御後の上記検出手段から得られる
    ピッチング及びとヨーイングに変化があるか否かを監視
    し、変化があれば掘進機後部のターゲット面から得られ
    る後部ピッチング及び後部ヨーイングの変化の速さを監
    視し、この変化の速さ大小に比例させるように停止基準
    値を設定し、この停止基準値に達した時点で方向修正ジ
    ャッキの制御を停止させる第5の手段と、より成る埋設
    管推進型掘進機。
  5. 【請求項5】 掘進機前部と、 掘進機後部と、 両者を結ぶ中折れ部と、 掘進機後部を埋設管を介して推進させる元押し装置と、 掘進機前部に設けられ、カッターを含む先端掘削部の方
    向を制御する方向修正ジャッキと、 掘進機前部に設けられ、該前部のピッチング、ヨーイン
    グを検出する検出手段と、 掘進機後部に設けられ、トンネル後方の基準点上からの
    レーザビームを受光する受光部と、 上記検出手段及び受光部からの検出信号を取り込み方向
    修正ジャッキの制御を行う演算制御手段と、より成ると
    共に、 上記演算制御手段は、 上記基準点を通る基準線に対する受光ターゲット面での
    レーザ受光位置、及び基準線に対する中折れ部の位置、
    基準線に対する方向修正ジャッキの位置とを時々刻々と
    求め又は求めた結果を表示させる第1の手段と、 上記第1の手段で得られたレーザ受光位置及び中折れ部
    の位置とが基準線からそれぞれ定めた基準距離内にある
    か否かチェックする第2の手段と、 いずれか一方が基準距離外にある場合、第1の手段で求
    めた、レーザ受光位置から中折れ部の位置への長さL1
    と中折れ部の位置から方向修正ジャッキの位置への長さ
    2との大小とを比較する第3の手段と、 前者が大であれば掘進機後部のターゲット面から得られ
    る後部ピッチング及び後部とヨーイング方向からこの方
    向とは逆方向になるように方向修正ジャッキの制御を行
    い、後者が大であれば上記検出手段から得られるピッチ
    ング及びとヨーイングの方向からこの方向とは逆方向に
    なるように方向修正ジャッキの制御を行う第4の手段
    と、 方向修正ジャッキの制御後であって且つ所定の距離進ん
    だ後に上記検出手段から得られるピッチング及びとヨー
    イングに変化があるか否かを監視し、変化が少なければ
    方向修正ジャッキの修正量を増加させ引き続き方向修正
    の制御を行い、変化があれば掘進機後部のターゲット面
    から得られる後部ピッチング及び後部ヨーイングの変化
    の速さを監視し、この変化の速さの大小に比例させるよ
    うに停止基準値を設定し、この停止基準値に達した時点
    で方向修正ジャッキの制御を停止させる第5の手段と、
    より成る埋設管推進型掘進機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007146616A (ja) * 2005-11-28 2007-06-14 Sanwa Kizai Co Ltd 既設埋設管破砕用カッタヘッドの案内装置
CN110130903A (zh) * 2019-05-30 2019-08-16 上海隧道工程有限公司 盾构隧道施工纠偏的稳态目标偏置系统及方法
CN114018251A (zh) * 2021-10-22 2022-02-08 中国煤炭科工集团太原研究院有限公司 一种基于惯性导航系统的掘进机位姿自动纠偏方法
CN114427820A (zh) * 2022-01-28 2022-05-03 北京半导体专用设备研究所(中国电子科技集团公司第四十五研究所) 一种转轴机构的偏摆测量方法及装置

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