JPH10259769A - 燃料ポンプ制御装置 - Google Patents

燃料ポンプ制御装置

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Publication number
JPH10259769A
JPH10259769A JP6422197A JP6422197A JPH10259769A JP H10259769 A JPH10259769 A JP H10259769A JP 6422197 A JP6422197 A JP 6422197A JP 6422197 A JP6422197 A JP 6422197A JP H10259769 A JPH10259769 A JP H10259769A
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JP
Japan
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fuel pump
fuel
internal combustion
combustion engine
pumps
Prior art date
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Application number
JP6422197A
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English (en)
Inventor
Mitsuo Hara
光雄 原
Atsushi Suzuki
淳志 鈴木
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Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
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Publication date
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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の燃料ポンプを並設し、燃料ポンプの台
数が多い分だけシステム全体の寿命を延ばし、耐久信頼
性を向上すること。 【解決手段】 燃料ポンプ1,2は内燃機関10の始動
毎に今回の駆動側/停止側がそれぞれ決定され切替えら
れる。これにより、燃料ポンプ1,2のうちの何れか1
台に異常が生じたとしても2回に1回は正常な始動が可
能である。また、駆動される燃料ポンプが始動毎に毎回
異なり、各燃料ポンプの停止状態が短くできるため燃料
ポンプの性能が不確実となるような不都合が生じ難く、
燃料ポンプの台数に見合ったシステム全体の寿命が得ら
れることとなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の燃料ポンプ
を制御して内燃機関に燃料を供給する燃料ポンプ制御装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、燃料ポンプ制御装置に関連する先
行技術文献としては、実開平2−149865号公報に
て開示されたものが知られている。このものでは、燃料
ポンプを複数並設し、常時駆動される特定の燃料ポンプ
の異常が検出されたときに、特定条件下でのみ駆動され
る他の正常な燃料ポンプに切替えて駆動する技術が示さ
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、燃料ポンプ
に種々起こるであろう異常状態を正確かつ誤検出がない
ように知ることは難しく、上述のものでは、異常時に切
替えられる燃料ポンプは特定条件下でのみ駆動されるた
め、その燃料ポンプは固着等を起こしている可能性があ
り正常な作動が補償されない。また、システム全体の寿
命が常時駆動される特定の燃料ポンプの寿命で決定され
てしまうため、燃料ポンプが複数使用されていても1台
分の寿命しか得られないという不具合があった。
【0004】そこで、この発明はかかる不具合を解決す
るためになされたもので、内燃機関に燃料を供給する複
数の燃料ポンプを有し、燃料ポンプの台数が多い分だけ
システム全体の寿命を延ばし、耐久信頼性を向上するこ
とができる燃料ポンプ制御装置の提供を課題としてい
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の燃料ポンプ制
御装置によれば、複数の燃料ポンプが内燃機関の始動毎
に今回の駆動側/停止側がそれぞれ決定され切替えられ
る。これにより、複数の燃料ポンプのうちの何れかに異
常が生じたとしても正常な始動が可能である。また、駆
動される燃料ポンプが始動毎に毎回異なるため、各燃料
ポンプの停止状態が短くでき例えば、回転羽根等の固着
状態が現出し燃料ポンプの性能が不確実となるような不
都合が生じ難く、燃料ポンプの台数に見合ったシステム
全体の寿命が得られるという効果が得られる。
【0006】請求項2の燃料ポンプ制御装置では、複数
の燃料ポンプのうち特定の燃料ポンプを使用し、連続し
て内燃機関の始動に失敗した回数が所定回数以上に達し
たときには、その燃料ポンプが異常であるとされる。こ
れにより、燃料ポンプの異常が正確に判定されるため、
故障診断の信頼性が向上するという効果が得られる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を実施
例に基づいて説明する。
【0008】〈実施例1〉図1は本発明の実施の形態の
第1実施例にかかる燃料ポンプ制御装置を示す概略構成
図である。
【0009】図1において、内燃機関(E/G:エンジ
ン)10は燃料タンク3と配管接続され、燃料タンク3
内には燃料を内燃機関10側に圧送するための2台の燃
料ポンプ(F/P:フューエルポンプ)1,2が並設さ
れている。これら燃料ポンプ1,2のモータ(M)部1
a,2aは切替リレー4の切替端子4a,4bにそれぞ
れ接続されている。そして、切替リレー4の共通端子4
cはレジスタ(抵抗体)6が並列接続されたレジスタ用
リレー5の片方の端子5aと接続されている。このレジ
スタ用リレー5の他方の端子5bは制御回路全体を活性
状態/休止状態とするサーキットオープニング(Circui
t Opening:以下、単に『C/O』と記す)リレー7の片
方の端子7aと接続されている。また、C/Oリレー7
の他方の端子7bはバッテリ(電源)8に接続されてい
る。ここで、本実施例における燃料ポンプ1または燃料
ポンプ2は、何れか1つにて内燃機関10の最大要求燃
料量の全てを賄うことができる燃料供給能力を有するも
のである。
【0010】上記切替リレー4、レジスタ用リレー5、
C/Oリレー7は、ECU(Electronic Control Unit:
電子制御装置)20からの各制御信号により作動され
る。内燃機関10のクランク軸(図示略)には、機関回
転速度を検出するための回転角センサ11が配設され、
その回転角センサ11からのNE信号がECU20に入
力されている。また、ECU20にはイグニッションス
イッチ9からのIG(イグニッション)信号及びSTA
(スタータ)信号が入力されている。
【0011】そして、ECU20は、周知の中央処理装
置としてのCPU21、制御プログラムを格納したRO
M22、各種データを格納するRAM23、B/U(バ
ックアップ)RAM24、入出力回路25及びそれらを
接続するバスライン26等からなる論理演算回路として
構成されている。
【0012】次に、本発明の実施の形態の第1実施例に
かかる燃料ポンプ制御装置で使用されているECU20
内のCPU21における燃料ポンプ制御の処理手順を示
す図2のフローチャートに基づいて説明する。なお、こ
の燃料ポンプ制御ルーチンは所定時間毎にECU20内
のCPU21にて繰返し実行される。
【0013】図2において、まず、ステップS101で
イグニッションスイッチ9からのIG信号の出力状態に
対応するフラグXIGがONであるかが判定される。ス
テップS101の判定条件が成立せず、フラグXIGが
OFFであるときにはステップS102に移行し、燃料
ポンプ切替済フラグXfpchgが「0(未実行)」に
初期化される。次にステップS103に移行して、制御
回路全体を休止状態とするためC/Oリレー7がOFF
とされ、本ルーチンを終了する。
【0014】一方、ステップS101の判定条件が成立
し、フラグXIGがONであるときにはステップS10
4に移行し、イグニッションスイッチ9からのSTA信
号の出力状態に対応するフラグXSTAがONであるか
が判定される。ステップS104の判定条件が成立せ
ず、フラグXSTAがOFFであるときにはステップS
105に移行し、内燃機関10に配設された回転角セン
サ11からのNE信号が有り、即ち、入力されているか
が判定される。
【0015】ステップS105の判定条件が成立し、N
E信号が有るときにはステップS106に移行し、NE
信号なしカウンタCNEが「0」にクリアされたのちス
テップS109に移行する。一方、ステップS105の
判定条件が成立せず、NE信号がないときにはステップ
S107に移行し、NE信号なしカウンタCNEが予め
設定された所定時間KCNE以上となっているかが判定
される。ステップS107の判定条件が成立し、NE信
号なしカウンタCNEが所定時間KCNE以上であると
きにはクランキング状態ではないとしてステップS10
3に移行し、C/Oリレー7がOFFとされ、本ルーチ
ンを終了する。ここで、ステップS107の判定条件が
成立せず、ときには、NE信号なしカウンタCNEが所
定時間KCNE未満であるときにはステップS108に
移行し、未だクランキング状態ではないがその可能性が
あるためNE信号なしカウンタCNEがインクリメント
されたのちステップS109に移行する。また、ステッ
プS104の判定条件が成立し、フラグXSTAがON
であるときにもステップS109に移行する。
【0016】ステップS109では、C/Oリレー7が
ONとされたのちステップS110に移行し、燃料ポン
プ切替済フラグXfpchgが「0」であるかが判定さ
れる。ステップS110で、燃料ポンプ切替済フラグX
fpchgが「1」であり、前回使用の燃料ポンプと今
回使用の燃料ポンプとが既に切替えられているときに
は、そのまま本ルーチンを終了する。
【0017】一方、ステップS110の判定条件が成立
し、燃料ポンプ切替済フラグXfpchgが「0」であ
り、前回使用の燃料ポンプが未だ切替えられていないと
きにはステップS111で燃料ポンプ切替済フラグXf
pchgが「1」とされたのち、ステップS112に移
行する。ステップS112では、燃料ポンプ1,2のう
ちの何れが前回使用されていたかを表す使用ポンプ番号
フラグXpumpが「0」であり、No.1の燃料ポンプ
1が前回使用されていたかが判定される。ステップS1
12の判定条件が成立し、No.1の燃料ポンプ1が前回
使用されていたときにはステップS113に移行し、N
o.2燃料ポンプ2が今回使用されるように使用ポンプ番
号フラグXpumpが「1」とされる。次にステップS
114に移行し、切替リレー4がONとされ、本ルーチ
ンを終了する。
【0018】一方、ステップS112の判定条件が成立
せず、No.2の燃料ポンプ2が前回使用されていたとき
にはステップS115に移行し、No.1の燃料ポンプ1
が今回使用されるように使用ポンプ番号フラグXpum
pが「0」とされる。次にステップS116に移行し、
切替リレー4がOFFとされ、本ルーチンを終了する。
【0019】次に、本発明の実施の形態の第1実施例に
かかる燃料ポンプ制御装置で使用されているECU20
内のCPU21における供給燃料量制御の処理手順を示
す図3のフローチャートに基づいて説明する。なお、こ
の供給燃料量制御ルーチンは所定時間毎にECU20内
のCPU21にて繰返し実行される。
【0020】図3において、ステップS201で、回転
角センサ11からのNE信号やその他の各種センサ信号
に基づき内燃機関10の運転状態に対応する要求燃料量
QFが算出される。次にステップS202に移行して、
ステップS201で算出された要求燃料量QFが燃料ポ
ンプ1または燃料ポンプ2がレジスタ6を介した電流量
にて賄うことができる所定量以下であるかが判定され
る。
【0021】ステップS202の判定条件が成立し、内
燃機関10の要求燃料量QFが所定量以下と少ないとき
にはステップS203に移行し、燃料ポンプ1または燃
料ポンプ2の燃料供給能力をあまり必要としないためポ
ンプ回転数を低く抑えるよう、即ち、レジスタ6を介し
て電流供給するためレジスタ用リレー5がONとされ、
本ルーチンを終了する。一方、ステップS202の判定
条件が成立せず、内燃機関10の要求燃料量QFが所定
量を越えて多いときにはステップS204に移行し、燃
料ポンプ1または燃料ポンプ2の燃料供給能力を目一杯
必要とするためポンプ回転数を高くするよう、即ち、レ
ジスタ6を介さないで電流供給するためレジスタ用リレ
ー5がOFFとされ、本ルーチンを終了する。
【0022】このように、本実施例の燃料ポンプ制御装
置は、内燃機関10に燃料を供給する2台(複数)の燃
料ポンプ1,2を並設し、内燃機関10の始動毎に使用
する燃料ポンプ1,2を切替えて駆動するECU20内
のCPU21、切替リレー4にて達成される切替駆動手
段を具備するものである。
【0023】したがって、燃料ポンプ1,2は内燃機関
10の始動毎に今回の駆動側/停止側がそれぞれ決定さ
れ切替えられる。これにより、内燃機関10の始動毎に
燃料ポンプ1,2が切替えられるため、燃料ポンプ1,
2のうちの何れか1台に異常が生じたとしても2回に1
回は正常な始動が可能である。また、駆動される燃料ポ
ンプが始動毎に毎回異なるため、各燃料ポンプの停止状
態が短くでき例えば、回転羽根等の固着状態が現出し燃
料ポンプの性能が不確実となるような不都合が生じ難
く、燃料ポンプの台数に見合ったシステム全体の寿命が
得られることとなる。
【0024】ところで、上記実施例で、特定の燃料ポン
プを使用し、連続して内燃機関の始動に失敗した回数が
所定回数以上に達したときには、その燃料ポンプが異常
であるとして、運転者等に警告するようにしてもよい。
更に、異常な燃料ポンプが確定したのちでは、切替リレ
ーによる異常な燃料ポンプへの切替えをしないようにし
て内燃機関の始動を確実なものとしてもよい。
【0025】このような燃料ポンプ制御装置は、複数の
燃料ポンプのうちの特定の燃料ポンプを使用したとき
に、内燃機関10の始動に連続して失敗した回数が所定
回数以上となるとその特定の燃料ポンプを異常と判定す
るECU内のCPU21にて達成される異常判定手段を
有するものであると言える。このため、燃料ポンプの異
常が正確に判定されるため、故障診断の信頼性が向上さ
れる。
【0026】〈実施例2〉図4は本発明の実施の形態の
第2実施例にかかる燃料ポンプ制御装置を示す概略構成
図である。なお、図中、上述の実施例と同様の構成また
は相当部分からなるものについては同一符号及び同一記
号を付し、その詳細な説明を省略する。
【0027】上述の実施例との相違点は、切替リレー4
に代え並列接続された駆動リレー41,42のうち、駆
動リレー41の片方の端子41aが燃料ポンプ1のモー
タ部1aに接続され、また、駆動リレー42の片方の端
子42aが燃料ポンプ2のモータ部2aに接続され、レ
ジスタ用リレー5及びレジスタ6をなくして駆動リレー
41,42の他方の端子41b,42bがC/Oリレー
7の片方の端子7aに接続されていることである。
【0028】ここで、本実施例における燃料ポンプ1,
2は、それぞれ内燃機関10の最大要求燃料量の約半分
程度を賄うことができる燃料供給能力を有するものであ
り、燃料ポンプ1,2のうち何れか一方をメイン側の燃
料ポンプ、他方をサブ側の燃料ポンプとし、内燃機関1
0の始動毎にメイン側/サブ側を切替えるものである。
そして、内燃機関10の要求燃料量が少なくて1台の燃
料ポンプにて賄えるときには、そのときのメイン側の燃
料ポンプのみを駆動し、内燃機関10の要求燃料量が多
くなり1台の燃料ポンプにて賄えきれなくなくなるとサ
ブ側の燃料ポンプも駆動するものである。
【0029】次に、本発明の実施の形態の第2実施例に
かかる燃料ポンプ制御装置で使用されているECU20
内のCPU21における燃料ポンプ制御の処理手順を示
す図5のフローチャートに基づいて説明する。なお、こ
の燃料ポンプ制御ルーチンは所定時間毎にECU20内
のCPU21にて繰返し実行される。
【0030】図5において、まず、ステップS301で
イグニッションスイッチ9からのIG信号の出力状態に
対応するフラグXIGがONであるかが判定される。ス
テップS301の判定条件が成立せず、フラグXIGが
OFFであるときにはステップS302に移行し、燃料
ポンプ切替済フラグXfpchgが「0(未実行)」に
初期化される。次にステップS303に移行して、制御
回路全体を休止状態とするためC/Oリレー7がOFF
とされ、本ルーチンを終了する。
【0031】一方、ステップS301の判定条件が成立
し、フラグXIGがONであるときにはステップS30
4に移行し、イグニッションスイッチ9からのSTA信
号の出力状態に対応するフラグXSTAがONであるか
が判定される。ステップS304の判定条件が成立せ
ず、フラグXSTAがOFFであるときにはステップS
305に移行し、内燃機関10に配設された回転角セン
サ11からのNE信号が有り、即ち、入力されているか
が判定される。
【0032】ステップS305の判定条件が成立し、N
E信号が有るときにはステップS306に移行し、NE
信号なしカウンタCNEが「0」にクリアされたのちス
テップS309に移行する。一方、ステップS305の
判定条件が成立せず、NE信号がないときにはステップ
S307に移行し、NE信号なしカウンタCNEが予め
設定された所定時間KCNE以上となっているかが判定
される。ステップS307の判定条件が成立し、NE信
号なしカウンタCNEが所定時間KCNE以上であると
きにはクランキング状態ではないとしてステップS30
3に移行し、C/Oリレー7がOFFとされ、本ルーチ
ンを終了する。ここで、ステップS307の判定条件が
成立せず、ときには、NE信号なしカウンタCNEが所
定時間KCNE未満であるときにはステップS308に
移行し、未だクランキング状態ではないがその可能性が
あるためNE信号なしカウンタCNEがインクリメント
されたのちステップS309に移行する。また、ステッ
プS304の判定条件が成立し、フラグXSTAがON
であるときにもステップS309に移行する。
【0033】ステップS309では、C/Oリレー7が
ONとされたのちステップS310に移行し、燃料ポン
プ切替済フラグXfpchgが「0」であるかが判定さ
れる。ステップS310で、燃料ポンプ切替済フラグX
fpchgが「1」であり、前回使用のメイン側の燃料
ポンプと今回使用のメイン側の燃料ポンプとが既に切替
えられているときには、そのまま本ルーチンを終了す
る。
【0034】一方、ステップS310の判定条件が成立
し、燃料ポンプ切替済フラグXfpchgが「0」であ
り、前回使用のメイン側の燃料ポンプが未だ切替えられ
ていないときにはステップS311で燃料ポンプ切替済
フラグXfpchgが「1」とされたのち、ステップS
312に移行する。ステップS312では、燃料ポンプ
1,2のうちの何れがメイン側の燃料ポンプとして前回
使用されていたかを表すメイン使用ポンプ番号フラグX
mpumpが「0」であり、No.1の燃料ポンプ1がメ
イン側として前回使用されていたかが判定される。ステ
ップS312の判定条件が成立し、No.1の燃料ポンプ
1がメイン側として前回使用されていたときにはステッ
プS313に移行し、No.2燃料ポンプ2がメイン側と
して今回使用されるようにメイン使用ポンプ番号フラグ
Xmpumpが「1」とされる。次にステップS314
に移行し、駆動リレー42がONとされ、本ルーチンを
終了する。
【0035】一方、ステップS312の判定条件が成立
せず、No.2の燃料ポンプ2がメイン側として前回使用
されていたときにはステップS315に移行し、No.1
の燃料ポンプ1がメイン側として今回使用されるように
メイン使用ポンプ番号フラグXmpumpが「0」とさ
れる。次にステップS316に移行し、駆動リレー41
がONとされ、本ルーチンを終了する。
【0036】次に、本発明の実施の形態の第2実施例に
かかる燃料ポンプ制御装置で使用されているECU20
内のCPU21における供給燃料量制御の処理手順を示
す図6のフローチャートに基づいて説明する。なお、こ
の供給燃料量制御ルーチンは所定時間毎にECU20内
のCPU21にて繰返し実行される。
【0037】図6において、ステップS401で、回転
角センサ11からのNE信号やその他の各種センサ信号
に基づき内燃機関10の運転状態に対応する要求燃料量
QFが算出される。次にステップS402に移行して、
ステップS401で算出された要求燃料量QFが燃料ポ
ンプ1または燃料ポンプ2の1台で賄うことができる所
定量以下であるかが判定される。
【0038】ステップS402の判定条件が成立し、内
燃機関10の要求燃料量QFが所定量以下と少ないとき
には燃料ポンプ1または燃料ポンプ2のうちのメイン側
の1台の燃料供給能力で足りるためステップS403に
移行し、燃料ポンプ1または燃料ポンプ2のうちサブ側
の駆動リレー41または駆動リレー42がOFFとさ
れ、本ルーチンを終了する。一方、ステップS402の
判定条件せず、内燃機関10の要求燃料量QFが所定量
を越えて多いときには燃料ポンプ1または燃料ポンプ2
のうちのメイン側の1台の燃料供給能力で足りないため
ステップS404に移行し、燃料ポンプ1または燃料ポ
ンプ2のうち今回のメイン側の使用に対応して予めON
されている駆動リレー41または駆動リレー42に加え
て、サブ側の使用に対応する駆動リレー41または駆動
リレー42もONとされ、本ルーチンを終了する。
【0039】このように、本実施例の燃料ポンプ制御装
置は、内燃機関10に燃料を供給する2台(複数)の燃
料ポンプ1,2を並設し、内燃機関10の始動毎に使用
する燃料ポンプ1,2のメイン側/サブ側を切替えて駆
動するECU20内のCPU21、駆動リレー41,4
2にて達成される切替駆動手段を具備するものである。
【0040】したがって、燃料ポンプ1,2は内燃機関
10の始動毎にメイン側/サブ側がそれぞれ決定され切
替えられる。これにより、内燃機関10の始動毎に燃料
ポンプ1,2のメイン側/サブ側が切替えられるため、
主として駆動される燃料ポンプが始動毎に毎回異なるた
め、内燃機関10の要求燃料量が少ない運転状態ばかり
にて燃料ポンプが駆動されていても、駆動される燃料ポ
ンプが始動毎に毎回異なるため、各燃料ポンプの停止状
態が短くでき例えば、回転羽根等の固着状態が現出し燃
料ポンプの性能が不確実となるような不都合が生じ難く
い。また、内燃機関10の要求燃料量が多くなり1台の
燃料ポンプにて賄えきれなくなったときのみ燃料ポンプ
1,2の両方が駆動されるため、前述の実施例における
ようなレジスタ、レジスタ用リレーを用いることなく消
費電力を抑制することが可能でコスト的にも有効であ
り、更に、サブ側の燃料ポンプの停止時間に見合ってシ
ステム全体の寿命を延ばすことができる。
【0041】ところで、上記実施例で、特定の燃料ポン
プをメイン側として使用し、連続して内燃機関の始動に
失敗した回数が所定回数以上に達したときには、その燃
料ポンプが異常であるとして、運転者等に警告するよう
にしてもよい。更に、異常な燃料ポンプが確定したのち
では、他の燃料ポンプを常時メイン側とすると共に、異
常な燃料ポンプの駆動リレーをONしないようにすれば
内燃機関の始動を確実なものとすることができる。
【0042】このような燃料ポンプ制御装置は、複数の
燃料ポンプのうちの特定の燃料ポンプをメイン側として
使用したときに、内燃機関10の始動に連続して失敗し
た回数が所定回数以上となるとその特定の燃料ポンプを
異常と判定するECU内のCPU21にて達成される異
常判定手段を有するものであると言える。このため、燃
料ポンプの異常が正確に判定されるため、故障診断の信
頼性が向上される。
【0043】更に、上記実施例では、説明の都合上、燃
料ポンプの台数を2台としたが、本発明を実施する場合
には、これに限定されるものではなく、燃料ポンプを3
台以上とするシステムにも当然適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の実施の形態の第1実施例にか
かる燃料ポンプ制御装置を示す概略構成図である。
【図2】 図2は本発明の実施の形態の第1実施例にか
かる燃料ポンプ制御装置で使用されているECU内のC
PUにおける燃料ポンプ制御の処理手順を示すフローチ
ャートである。
【図3】 図3は本発明の実施の形態の第1実施例にか
かる燃料ポンプ制御装置で使用されているECU内のC
PUにおける供給燃料量制御の処理手順を示すフローチ
ャートである。
【図4】 図4は本発明の実施の形態の第2実施例にか
かる燃料ポンプ制御装置を示す概略構成図である。
【図5】 図5は本発明の実施の形態の第2実施例にか
かる燃料ポンプ制御装置で使用されているECU内のC
PUにおける燃料ポンプ制御の処理手順を示すフローチ
ャートである。
【図6】 図6は本発明の実施の形態の第2実施例にか
かる燃料ポンプ制御装置で使用されているECU内のC
PUにおける供給燃料量制御の処理手順を示すフローチ
ャートである。
【符号の説明】
1,2 燃料ポンプ 4 切替リレー 7 C/O(サーキットオープニング)リレー 9 イグニッションスイッチ 10 内燃機関 20 ECU(電子制御装置)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関に燃料を供給する複数の燃料ポ
    ンプを並設し、 前記内燃機関の始動毎に使用する前記燃料ポンプを切替
    えて駆動する切替駆動手段を具備することを特徴とする
    燃料ポンプ制御装置。
  2. 【請求項2】 前記複数の燃料ポンプのうちの特定の燃
    料ポンプを使用したときに、前記内燃機関の始動に連続
    して失敗した回数が所定回数以上となると前記特定の燃
    料ポンプを異常と判定する異常判定手段を有することを
    特徴とする請求項1に記載の燃料ポンプ制御装置。
JP6422197A 1997-03-18 1997-03-18 燃料ポンプ制御装置 Pending JPH10259769A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6422197A JPH10259769A (ja) 1997-03-18 1997-03-18 燃料ポンプ制御装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6899084B2 (en) 2003-02-06 2005-05-31 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Fuel supply system for internal combustion engine
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