JPH10259400A

JPH10259400A - 自動洗浄機用カートリッジ洗浄剤

Info

Publication number: JPH10259400A
Application number: JP8589097A
Authority: JP
Inventors: Shoichi Miyano; 正一宮野; Takao Matsushita; 貴男松下; Hiromi Kanehira; 宏美兼平
Original assignee: Lion Corp; Lion Hygiene Co Ltd
Current assignee: Lion Corp; Lion Hygiene Co Ltd
Priority date: 1997-03-19
Filing date: 1997-03-19
Publication date: 1998-09-29

Abstract

(57)【要約】【課題】食器類の硬表面を洗浄する自動洗浄機に用い
られるカートリッジ洗浄剤に関し、製造が簡単で、供給
装置にセットする際、洗浄剤成分がこぼれることがな
く、洗浄剤溶液の供給管の目詰まりがなく、供給される
湯が低温、低圧でも洗浄剤の必要量を短時間に供給する
事が出来る自動洗浄機用カートリッジ洗浄剤の提供。【解決手段】開放口を有する容器内に、少なくとも
（ａ）アルカリ材及び（ｂ）キレート剤を含有する粒
状、フレーク状又はこれらの混合物から成る洗浄剤生成
物を収納し、当該洗浄剤組成物に水又はアルカリ剤以外
の洗浄剤成分の水溶液を含浸させて表面或いは全体を水
和固化させたことにより得られる自動洗浄機用カートリ
ッジ洗浄剤。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、食器類、瓶類、コ
ンテナー類、トレー等の硬表面を洗浄する自動洗浄機用
カートリッジ洗浄剤に関する。

【０００２】

【従来の技術】ホテル、レストラン、給食センター等の
厨房では各種の食器類を大量に洗浄する為、自動食器洗
浄機が使われている。従来、このような業務用の自動食
器洗浄機の洗浄剤としては、強アルカリ剤を多量に配合
した粉体、液体タイプが主流であったが、最近では、安
全性、使いやすさ等の観点からカートリッジタイプの洗
浄剤が普及している。カートリッジタイプの洗浄剤に
は、例えば、特公昭５９−４４８０号公報に記載されて
いるように、加熱溶解された苛性アルカリ金属水溶液
に、金属イオン封鎖剤を配合し、容器に注入し固化させ
た洗浄剤が提案されている。この洗浄剤によれば、洗浄
剤を構成する洗浄成分が均一であり、強固な固形洗浄が
得ることができる。しかしながら、苛性アルカリの加熱
溶解に高温を必要とし、製造法が複雑で手間がかかる。
又、溶解性が悪く、噴射ノズルから噴射される湯の温
度、供給量及び供給圧力が低かったりした場合には、溶
解に時間を用し、短時間に必要量の洗浄剤を供給出来な
い等の問題点がある。これらの問題を解決する為、特開
平５−２５５６９９号公報では、粉末洗浄剤を容器に入
れた後に、２５〜４８重量％苛性アルカリの水溶液を、
表面から含浸させ、表面層を水和固化させる方法が提案
されている。この方法によれば、粉粒状洗浄剤に苛性ア
ルカリの水溶液を注ぐだけで、簡単にカートリッジ洗浄
剤を製造できる。しかしながら、低温で洗浄剤を製造す
る場合には、高濃度の苛性アルカリ溶液を用いるため
に、水溶液が増粘し、その結果取り扱い難く、粉粒状洗
浄剤に含浸し難くなる等の問題点がある。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、食器
類、瓶類、コンテナー類、トレー等の硬表面を洗浄する
自動洗浄機に用いられるカートリッジ洗浄剤に関し、製
造が簡単で、簡単な操作により表面の一部或いはほぼ全
体を水和固化できるために、供給装置にセットする際、
洗浄剤成分がこぼれることがなく、洗浄剤溶液の供給管
の目詰まりがなく、然も安全であり、更に、全体が強固
な固形の洗浄剤になっていないために、供給される湯が
低温、低圧でも洗浄剤の必要量を短時間に供給する事が
出来る自動洗浄機用カートリッジ洗浄剤を提供すること
にある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本発明は、開放口を有す
る容器内に、少なくとも（ａ）アルカリ剤及び（ｂ）キ
レート剤を含有する粒状又はフレーク状又はこれらの混
合物からなる洗浄剤組成物を収納し、当該洗浄剤組成物
に水又はアルカリ剤以外の洗浄成分の水溶液を含浸させ
て、表面或いは全体を十分に水和固化させることがで
き、供給装置に自動洗浄機用カートリッジ洗浄剤をセッ
トすると、洗浄剤成分がこぼれることがなく、洗浄剤溶
液の供給管の目詰まりがなく、然も安全であること及び
更に、溶解性が良好で、自動洗浄機を連続使用すること
による洗剤濃度の変化にも速やかに追随出来ることを見
出し、本研究を完成した。

【０００５】すなわち、本発明によれば、開放口を有す
る容器内に、少なくとも（ａ）アルカリ剤及び（ｂ）キ
レート剤を含有する粒状、フレーク状又はこれらの混合
物から成る洗浄剤組成物を収納し、当該洗浄剤組成物に
水又はアルカリ剤以外の洗浄剤成分の水溶液を含浸させ
て表面或いは全体を水和固化させたことにより得られる
ことを特徴とする自動洗浄機用カートリッジ洗浄剤が提
供される。

【０００６】

【発明の実施の形態】本発明では、アルカリ剤（ａ成
分）が用いられる。アルカリ剤としては、具体的には、
水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカリ金属水
酸化物、オルト珪酸ナトリウム、メタ珪酸ナトリウム等
の珪酸塩、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等の炭酸塩等
を挙げることができる。特に、好ましくは水酸化ナトリ
ウム、水酸化カリウム等の水酸化アルカリ金属である。
アルカリ剤は、洗浄剤全体の１０〜７０重量％、好まし
くは２０〜５０重量％含有する。

【０００７】本発明では、キレート剤（ｂ成分）が用い
られる。キレート剤としては、具体的には、リンゴ酸ナ
トリウム、クエン酸ナトリウム等のヒドロキシカルボン
酸塩、ニトリロトリ酢酸ナトリウム、エチレンジアミン
テトラ酢酸ナトリウム、ジエチレントリアミンペンタ酢
酸ナトリウム、トリエチレンテトラ酢酸ナトリウム、ヒ
ドロキシエトレンジアミントリ酢酸ナトリウム等のアミ
ノカルボン酸塩、ピロ燐酸カリウム、ピロ燐酸ナトリウ
ム、トリポリ燐酸ナトリウム等の縮合燐酸塩、ポリアク
リル酸ナトリウム、ポリマレイン酸ナトリウム或いはこ
れらと共重合可能なコポリマー等を挙げることができ
る。特に、好ましくはポリアルリル酸ナトリウム及び、
又はポリマレイン酸ナトリウム或いはこれらと共重合可
能なコポリマーと、これ以外のキレート剤との組合せで
ある。キレート剤は、洗浄剤全体の５〜５０重量％、好
ましくは１０〜３５重量％含有する。

【０００８】本発明では、前記アルカリ剤及びキレート
剤の外に任意成分として、例えば各種界面活性剤、酸化
剤、酵素、ビルダー、色素及び香料等を配合することが
できる。

【０００９】本発明では、開放口を有する容器内に少な
くともアルカリ剤とキレート剤からなる粒状又はフレー
ク状の洗浄剤組成物を収納する。本発明においては、粒
状又はフレーク状の洗浄剤組成物の平均粒径は、０．０
５ｍｍ〜１０ｍｍ、より好ましくは０．１ｍｍ〜５ｍｍ
である。この範囲より大きいと、粒子間の接着（水和固
化）部が少なく、壊れやすく、供給装置にセットする
際、洗浄剤がこぼれる場合がある。この範囲より小さい
と、溶解性が悪く、短時間に必要量の洗浄剤を供給出来
ない場合がある。この場合（ａ）成分、及び（ｂ）成分
の各々をこの大きさの範囲に調整した粒状又はフレーク
状の成分の混合物を用いても良いし、（ａ）成分と
（ｂ）成分を予じめ溶解混合し一体化した後に、上記大
きさの範囲内の粒はフレークにしたものを用いても良
い。尚、（ａ）、及び（ｂ）成分を混合したものを用い
る場合は予め十分に混合し、できるだけ均一に混合され
た状態とするのが望ましい。以下、図面に沿って本発明
によって製造された自動洗浄機用カートリッジ洗浄剤に
ついてさらに詳細に説明する。図１は、本発明の自動洗
浄機用カートリッジ洗浄剤の構成例を示す断面図であ
る。開放口１０を有する容器１内に粒状又はフレーク状
の洗剤組成物４が収納される。

【００１０】本発明では、水、又はアルカリ剤以外の洗
浄剤成分の水溶液を、容器の横断面に対して容器に収納
されている粒状又はフレーク状洗浄剤組成物の上面全体
にかかるように注ぎ込み、前記水又は水溶液は表面から
内部に浸み込ませる。その結果、水又はアルカリ剤以外
の洗浄剤成分水溶液と洗浄剤の水和物が形成され、洗浄
剤の表面が水和固化して水和固化層３が形成される。ア
ルカリ剤以外の洗浄剤成分の水溶液に用いられる洗浄剤
成分としては、キレート剤、界面活性剤、ビルダー、酸
化剤、色素及び香料などを挙げることができる。これら
は混合物であっても差支えない。これらの洗浄成分の水
溶液は粘性が低いことが必要であり、濃度は一般に６０
重量％以下、特に４０重量％以下であることが望まし
い。水、及びアルカリ剤以外の洗浄剤成分の水溶液の温
度は、一般に５〜７０℃、好ましくは１０〜５０℃であ
る。

【００１１】本発明に用いる水又はアルカリ剤以外の洗
浄剤成分の水溶液の量は、開放口１０の面積及び粒状又
はフレーク状の洗浄剤組成物４の充填量によっても変化
するものであり、当該洗浄剤組成物の充填量が３〜５ｋ
ｇで、開放口の面積が５０〜３００ｃｍ²なら、その量
は１００〜１５００ｇ、好ましくは２００〜１０００ｇ
程度が良好である。供給量が少なすぎると、逆さにした
時に充填洗浄剤組成物の重量で破壊される恐れがある。
また、添加量を多くしすぎると、当該洗浄剤組成物が水
和固化するまでに時間がかかりすぎて製造上の問題とも
なる。当該洗浄剤組成物と水とが反応して水和固化した
表面層３により開放口１０が封止される。通常は、これ
にキャップした状態で、貯蔵、保管される。使用時は、
キャップをはずしカートリッジ洗浄剤容器１を逆さにし
て、図２に示すように洗浄機内の溶解供給装置５にセッ
トされる。容器内の洗浄剤の表層は水和固化されている
のでセット時に逆さにしても粒状又はフレーク状部分の
洗浄剤組成物がそのままこぼれることがない。水噴射ノ
ズル６から湯（又は水）が噴射されると、水和固化した
表面層３の洗浄剤が溶解し、次に粒状又はフレーク状の
洗浄剤組成物が溶解して、洗浄液として導管７を通り供
給される。この湯（又は水）噴射の水温及び水圧によっ
て水和固化された表面層１３が溶解してスクリーン８上
に粒状又はフレーク状洗浄剤組成物がペースト状で半固
形分の連続膜を形成し、粉粒状洗浄剤組織物が導管７内
に直接落下することはない。

【００１２】

【実施例】

実施例１粒状（平均粒径：０．７ｍｍ）水酸化ナトリウム；４０
重量％粉状トリポリ燐酸ナトリウム；３０重量％芒硝（平均粒径：０．０６ｍｍ）；３０重量％上記の成分を混合した粒状洗浄剤組成物を、円筒状ポリ
エチレン製容器（直径；１７０ｍｍ、高さ；１７０ｍ
ｍ）に３８００ｇ充填し、精製水２００ｇを注ぎ、含
浸、表面を固化させ図１に示す様なカートリッジ洗浄剤
組成物を調製した。このカートリッジ洗浄剤組成物を、
自動食器洗浄機（石川島播磨工業製、ＪＷＦ−３６５
型）の洗浄剤自動供給装置（ベーター社製、Ｈ−３１０
０Ｒ、ＰＯＷＥＲＳＥＲＶＥＲ）に図２に示す様にセ
ットし、溶解ノズルの口径；１．５ｍｍ、湯温；６０
℃、湯圧；１．２ｋｇ/ｃｍ²で連続運転した。このカー
トリッジ洗浄組成物は、溶解性が良好で必要量の洗浄剤
が速やかに供給され、短時間で設定濃度に達し、又、洗
浄剤は溶け崩れもなく、完全に溶出した。

【００１３】実施例２フレーク（平均粒径：４ｍｍ）水酸化ナトリウム；２５
重量％粒状（平均粒径：０．７ｍｍ）水酸化カリウム；１３重
量％トリポリ燐酸ナトリウム；２０重量％芒硝（平均粒径：０．０６ｍｍ）；４２重量％上記の粉粒状洗浄剤組成物を、円筒状ポリエチレン製容
器（直径；１７０ｍｍ、高さ；１７０ｍｍ）に３２００
ｇ充填し、精製水８００ｇを注ぎ、含浸、表面を固化さ
せ図１に示す様なカートリッジ洗浄剤組成物を調製し
た。このカートリッジ洗浄剤組成物を、自動食器洗浄機
（石川島播磨工業（株）製、ＪＷＦ−３６５型）の洗浄
剤自動供給装置（ベーター社製、Ｈ−３１００Ｒ、ＰＯ
ＷＥＲＳＥＲＶＥＲ）に図２に示す様にセットし、溶
解ノズルの口径；１．２ｍｍ、湯温；６０℃、湯圧；
１．０ｋｇ/ｃｍ²で連続運転した。このカートリッジ洗
浄組成物は、溶解性が良好で必要量の洗浄剤が速やかに
供給され、短時間で設定濃度に達し、又、洗浄剤は溶け
崩れもなく、完全に溶出した。

【００１４】実施例３粒状（平均粒径：０．５ｍｍ）水酸化ナトリウム；３５
重量％トリポリ燐酸ナトリウム（平均粒径：０．０６ｍｍ）；
２３重量％イソアミレン−無水マレイン酸ナトリウム共重合物*1；
１０重量％芒硝（平均粒径：０．２３ｍｍ）；３２重量％注）*1;日本ゼオン製、クインフロー７５０上記の成分を混合した粒状洗浄剤組成物を、円筒状ポリ
エチレン製容器（直径；約１７０ｍｍ、高さ；約１７０
ｍｍ）に３２００ｇ充填し、精製水８００ｇを注ぎ、含
浸、固化させ図１の様なカートリッジ洗浄剤組成物を調
製した。

【００１５】実施例４粒状（平均粒径：０．９ｍｍ）水酸化ナトリウム；５０
重量％メタ珪酸ナトリウム；３重量％ポリアクリル酸ナトリウム（平均分子量：４０００）*
2；５重量％ニトリロトリ酢酸３ナトリウム；１０重量％芒硝（平均粒径：０．２３ｍｍ）；３２重量％注）*2；ＢＡＳＦジャパン製、ＳｏｋａｌａｎＰＡ２
５上記の粉粒状洗浄剤組成物を、円筒状ポリエチレン製容
器（直径；１７０ｍｍ、高さ；１７０ｍｍ）に３５００
ｇ充填し、ニトリロトリ酢酸３ナトリウム１５重量％水
溶液５００ｇを注ぎ、含浸、表面を固化させカートリッ
ジ洗浄剤組成物を調製した。この実施例３及び４のカー
トリッジ洗浄剤組成物を、実施例１と同様にして自動食
器洗浄機（石川島播磨工業（株）製、ＪＷＦ−３６５
型）の洗浄剤自動供給装置（ベーター社製、Ｈ−３１０
０Ｒ、ＰＯＷＥＲＳＥＲＶＥＲ）にセットし、溶解ノ
ズルの口径；１．２ｍｍ、湯温；２５℃、湯圧；１．８
ｋｇ/ｃｍ²で連続運転した。この実施例３及び４のカー
トリッジ洗浄組成物は、低温（２５℃）でも溶解性が良
好で、必要量の洗浄剤が速やかに供給され、短時間で設
定濃度に達し、又、洗浄剤は溶け崩れもなく、完全に溶
出した。

【００１６】実施例５粒状（平均粒径：０．７ｍｍ）水酸化ナトリウム；３０
重量％紛状トリポリ燐酸ナトリウム；２５重量％イソアミレン−無水マレイン酸ナトリウム共重合物*3；
７重量％ノニオン界面活性剤*4；３重量％芒硝（平均粒径：０．０６ｍｍ）；３５重量％注）*3;日本ゼオン製、クインフロー７５０ *4；ＢＡＳＦジャパン製、ＰｒｕｌａｆａｃＬＦ２３１

【００１７】実施例６粒状（平均粒径：０．７ｍｍ）水酸化ナトリウム；２５
重量％紛状トリポリ燐酸ナトリウム；２１重量％イソアミレン−無水マレイン酸ナトリウム共重合物*5；
１０重量％ノニオン界面活性剤*6；２重量％芒硝（平均粒径：０．２３ｍｍ）；４２重量％注）*5;日本ゼオン（株）製、クインフロー７５０ *6；ヘンケル製：ＤＥＨＹＰＯＮＬＴ１０４上記の粉粒状洗浄剤組成物を、円筒状ポリエチレン製容
器（直径；１７０ｍｍ、高さ；１７０ｍｍ）に３６００
ｇ充填し、精製水９００ｇを注ぎ、含浸後、撹拌機で撹
拌後、固化させカートリッジ洗浄剤組成物を調製した。

【００１８】実施例７粒状（平均粒径：１．２ｍｍ）水酸化ナトリウム；４５
重量％エチレンジアミンテトラ酢酸４ナトリウム；２０重量％イソアミレン−無水マレイン酸ナトリウム共重合物*7；
３重量％ノニオン界面活性剤*8；３重量％芒硝（平均粒径：０．０２ｍｍ）；２９重量％注）*7;日本ゼオン製、クインフロー７５０ *8；ＢＡＳＦジャパン製、ＰｒｕｌａｆａｃＬＦ４３１上記の粉粒状洗浄剤組成物を、円筒状ポリエチレン製容
器（直径；１７０ｍｍ、高さ；１７０ｍｍ）に２４００
ｇ充填し、３５％エチレンジアミンテトラ酢酸４ナトリ
ウム水溶液１６００ｇを注ぎ、含浸後、撹拌機で撹拌
し、カートリッジ洗浄剤組成物を調製した。

【００１９】上記の粉粒状洗浄剤組成物を、円筒状ポリ
エチレン製容器（直径；１７０ｍｍ、高さ；１７０ｍ
ｍ）に４０００ｇ充填し、精製水１０００ｇを注ぎ、含
浸、固化させ図１に示す様なカートリッジ洗浄剤組成物
を調製した。この実施例５、６及び７のカートリッジ洗
浄剤組成物を、実際に社員食堂の厨房内の自動食器洗浄
機（石川島播磨工業製、ＪＷＤ−６型）の洗浄剤自動供
給装置（ベーター社製、Ｈ−３１００Ｒ、ＰＯＷＥＲ
ＳＥＲＶＥＲ）にセットし、溶解ノズルの口径；１．５
ｍｍ、湯温；６０℃、湯圧；１ｋｇ/ｃｍ²、洗浄剤濃
度；０．１５％で２ヶ月間使用した。この実施例５、６
及び７のカートリッジ洗浄組成物は、溶解性が良好で必
要量の洗浄剤が速やかに供給され、短時間で設定濃度に
達し、又、洗浄剤は溶け崩れもなく、完全に溶出した。
更に、洗浄効果も良好で、洗浄機内のスケール付着も殆
ど認められなかった。

【００２０】

【発明の効果】本発明による自動洗浄機用カートリッジ
洗浄剤は、製造が簡単であり、製造時には表面の一部或
いはほぼ全体を水和固化させているので、供給装置にセ
ットする際にも、洗浄剤成分がこぼれることがなく、洗
浄剤溶液の供給管は目詰まりを起こすことがなく、然も
安全に使用できるものである。更に、全体が強固な固体
形状の洗浄剤になっていない為、低温で、低湯圧の条件
下にも洗浄剤溶液の必要量を短時間に供給する事が出来
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明による自動洗浄機用カートリッジ洗浄
剤の一例を示す断面図である。

【図２】本発明によって製造された洗浄機用カートリ
ッジ洗浄剤の使用状態を示す断面図である。

【符号の説明】

１・・・カートリッジ洗浄剤２・・・容器３・・・水和固化した表面層４・・・粉粒状洗浄剤組成物５・・・溶解供給装置６・・・水噴霧ノズル７・・・導管８・・・スクリーン 10・・・容器の解放口

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁶ 識別記号ＦＩ //(Ｃ１１Ｄ 7/60 7:06 7:26 7:32 7:36） (72)発明者兼平宏美東京都墨田区両国一丁目８番４号ライオンハイジーン株式会社内

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】開放口を有する容器内に、少なくとも
（ａ）アルカリ剤及び（ｂ）キレート剤を含有する粒
状、フレーク状又はこれらの混合物から成る洗浄剤組成
物を収納し、当該洗浄剤組成物に水又はアルカリ剤以外
の洗浄剤成分の水溶液を含浸させて表面或いは全体を水
和固化させたことにより得られることを特徴とする自動
洗浄機用カートリッジ洗浄剤。