JPS6337838B2 - - Google Patents

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JPS6337838B2
JPS6337838B2 JP20649481A JP20649481A JPS6337838B2 JP S6337838 B2 JPS6337838 B2 JP S6337838B2 JP 20649481 A JP20649481 A JP 20649481A JP 20649481 A JP20649481 A JP 20649481A JP S6337838 B2 JPS6337838 B2 JP S6337838B2
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JP
Japan
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cleaning
cleaning agent
present
slurry
water
Prior art date
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Expired
Application number
JP20649481A
Other languages
English (en)
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JPS58108300A (ja
Inventor
Kenji Miura
Hideki Suzuki
Kaname Sakai
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Adeka Corp
Original Assignee
Asahi Denka Kogyo KK
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Publication date
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  • Detergent Compositions (AREA)
  • Cleaning And De-Greasing Of Metallic Materials By Chemical Methods (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は硬表面の洗浄、特に金属表面の洗浄又
は自動食器洗浄機による食器の洗浄に適するスラ
リー状アルカリ性洗浄剤に関するものである。 最近では食品の洗浄の機械化、自動化が進み、
ホテル、レストランはもちろん一般家庭にも自動
食器洗浄機が普及しており、又、金属表面等の硬
表面の洗浄剤の機械化、自動化も一般化してきて
いる中で、使用者の取扱い方法が簡単で、かつ安
全で、しかも洗浄力の優れた洗浄剤が望まれてい
る。 従来のものは、殆んど粉末状の洗浄剤であるた
め、人手によつて洗浄剤を計量しそれを水に一定
量ずつ溶かし、洗浄原液を調製する面倒な操作が
必要である。 上記の如き面倒な操作を省くため、食器洗浄の
システム化、自動化又はその他金属表面等の硬表
面の洗浄のシステム化、自動化を進めるために液
体の洗浄剤が一部使用されるに到つているが、洗
浄剤成分含有量が限定されるため、粉末洗浄剤に
比較して洗浄力が劣るのが一般的である。 本発明の目的は洗浄力の優れた金属表面等の硬
表面洗浄用又は自動食器洗浄機による食器洗浄用
の洗浄剤組成物を提供することにある。 又、使用者の取扱い方法が簡単でかつ安全でし
かも洗浄力の優れたところの金属表面等の硬表面
の洗浄又は自動食器洗浄機による食品の洗浄に適
したスラリー状の洗浄剤組成物を提供することに
ある。 本発明の洗浄剤組成物は重量比で (a) 苛性ソーダ 5〜10% (b) 苛性カリ 15〜40% (c) トリポリ燐酸ソーダ 10〜35% (d) 珪酸塩 5〜15% (e) イソアミレンと無水マレイン酸との共重合体
からなる界面活性剤 0.5〜10% (f) ポリアクリル酸 0.5〜5% (g) 水 40〜60% (ただし、苛性ソーダと苛性カリの重量比を1:
3〜1:4とする) を必須の成分とするスラリー状アルカリ性洗浄剤
である。 本発明の洗浄剤は洗浄剤容器内に水又は温水を
直接注入して溶解し、その注入量は洗浄タンク濃
度検知機と連動させる事から成るシステム化、自
動化された洗浄形態を有する洗浄に主に提供され
る。かかる洗浄剤は溶解性が良く、しかも洗浄剤
成分が均一に溶解する洗浄剤組成物である事が必
須条件となる。更には低温で安定であり、長期間
固結することのない洗浄剤組成物である事が必須
条件となる。 本発明においてアルカリ成分としては苛性ーダ
と苛性カリの混合液を用い、その重量比率を1:
3〜4とする事により、リン酸塩、珪酸塩及びそ
の他の成分を洗浄剤系内に溶解せしめ、更にはそ
の濃度を20〜50%とする事により液比重を大きく
し、スラリー状固形分を液中に分散し易くした事
を特徴とする。苛性ソーダ単独使用の場合、トリ
ポリ燐酸ソーダとの相容性が悪く、苛性ソーダの
濃度を15%以上にするとトリポリ燐酸ソーダの配
合量が15%程度に制約される。苛性ソーダと苛性
カリの配合比率を1:4より大きくすることはト
リポリ燐酸ソーダが変色を起すこと、更には苛性
カリは高価な事から実用的でない。 本発明において、トリポリ燐酸ソーダは通常使
用されている無水トリポリ燐酸ソーダを使用する
ことも出来るが、アルカリ濃度を高くした場合に
その水和速度が60℃で3時間以上必要とする事か
ら製造装置の専有の問題、熱源動費の増加等の製
造上の問題が生ずる。従つて本発明のようなスラ
リー丈高アルカリ性洗浄剤には水和トリポリ燐酸
ソーダを使用するのが好ましく、経済的である。
水和物としては例えば6水塩が挙げられる。その
他リン酸塩としてピロリン酸塩、重合リン酸塩の
使用も考えられるが、前者の場合水中のカルシウ
ム及びマグネシウム等と結合し、水不溶性の塩を
つくり、洗浄機内部等にスケーリングの問題が生
じ、又後者の場合は高アルカリ、熱に不安定であ
り好ましくない。従つてトリポリ燐酸ソーダを使
用するのが好ましく、しかも水和したトリポリ燐
酸ソーダを使用するのが特に好ましい。更には、
本発明のようなスラリー状洗浄剤の場合に、均質
で長期間安定なスラリー状組成物を維持するため
にはその粒度が50メツシユパス50%以上のものを
使用するのが特に好ましい。 かかるトリポリ燐酸ソーダは洗浄剤中に10〜35
%含有されるのが好ましく、10%未満では充分な
洗浄力が発揮できず、35%を超えるとスラリーの
流動性が極端に悪くなる。 本発明に用いられる珪酸塩としては粉末無水オ
ルソ珪酸ソーダ又は粉末無水メタ珪酸ソーダが挙
げられる。珪酸塩の結晶水をもつたものを使用し
た場合には洗浄剤の団結が生じるため無水塩を使
用する事が必要である。珪酸塩は洗浄剤の苛性ア
ルカリの溶解速度が速い傾向にあるため、洗浄剤
使用末期におけるアルカリ度維持のための必須の
成分となる。又、珪酸塩は洗浄力も大きい上にシ
ステム化、自動化された洗浄液の濃度調整は電気
伝導度を測定して行なわれるのが一般的であり、
その自動制御幅を狭くできる利点がある。尚、使
用される珪酸塩はその溶解性及びトリポリ燐酸ソ
ーダとの安定なスラリー形状を長期間維持するた
めに、50メツシユパス50%以上の粉末状の無水物
を使用するのが特に好ましい。珪酸塩はナトリウ
ム塩の他にカリウム塩も使用できるが、本発明の
ような混合アルカリを使用する場合においては安
価なナトリウム塩の使用で充分である。かかる珪
酸塩は洗浄剤中5〜15%を必要とし、5%未満で
は洗浄力及びアルカリ度維持の面で効力が劣り、
15%を超えるとスラリー内部で結晶成長化の現象
をひき起し、好ましくない。 本発明において界面活性剤として用いられるイ
ソアミレンと無水マレイン酸との共重合体として
はそれぞれのモノマー成分を1:1で共重合させ
たもので分子量5000〜7000のものが好ましい。本
発明に使用される界面活性剤は耐強アルカリ性で
あり、機械洗浄の必須条件である極低泡性の特色
を有する。更に金属キレート力はポリアクリル酸
を凌ぐ大きさがあり、洗浄力が優れている。本発
明の如きスラリー状アルカリ性洗浄剤の場合に界
面活性剤を含有せしめることは洗浄剤固形分の流
動性を向上させ、固形分の溶解度を早める役割を
果させ、更には洗浄剤成分を均一成分として溶解
させうる点において非常に大きな効果がある。無
水マレイン酸とエチレン性単量体の共重合体を使
用するものとして、エチレン、プロピレン、ブチ
レンを使用する例があるが、これらのものと比較
し、本発明に使用されるイソアミレンと無水マレ
イン酸との共重合体は洗浄力に優れ、減粘効果が
小さい事で特に有効である。上記界面活性剤は、
洗浄剤中0.5〜10%含有するのが好ましく、0.5%
未満では洗浄力の効果及び洗浄剤の溶解速度増長
効果がうすれ、10%を超えると洗浄剤の液中に溶
解するトリポリ燐酸ソーダ、ケイ酸塩等の溶解濃
度を低下させるため好ましくない。 本発明においては増粘剤として、ポリアクリル
酸を使用する。増粘剤はスラリー状の固形分を分
散安定化しスラリー状を均質に保つ上で重要な役
割を果す。ポリアクリル酸の分子量は400000〜
600000のものが好ましい。増粘剤としてポリアク
リル酸ソーダの使用も可能であるが、製造上いわ
ゆる“ままこ”と呼ばれる玉ができ易く好ましく
ない。ポリアクリル酸は洗浄剤中0.5〜5%含有
せしめるのがよく、0.5%未満では増粘効果が小
さく、5%を超えるとスラリーの流動性が悪くな
る。 さらに、本発明の洗浄剤は残部として40〜60%
の水を含有する。 本発明の洗浄剤にはその他の成分を含有せしめ
ることができ、例えば次亜塩素酸塩、ジクロルイ
ソシアヌール酸塩等の塩素系漂白剤又は過炭酸
塩、過硼酸塩等の酸素系の漂白剤を添加すること
により洗浄性が向上する。この場合、これらの酸
化漂白剤は珪酸塩中に微量に含有する重金属で一
部分解され、発生する酸素ガスにより固形分を浮
かす作用があり好ましい反面、容器の破損という
二次的な問題を発生させるおそれがあり、なるべ
くなら、使用時に配合するのが望ましい。又消泡
剤を添加することもでき、そうする事によつて金
属の洗浄を行う洗浄槽内又は自動食器洗浄機内等
における洗浄液の発泡を抑制し、かつ発泡しても
すぐに泡が消え、泡のトラブルなしに洗浄できる
メリツトがある。 本発明の洗浄剤の組成割合はその使用時の洗浄
剤濃度に左右されるが、0.2%程度の洗浄剤濃度
で自動食器洗浄機による食器洗浄に使用される場
合及び0.6%程度の洗浄濃度で金属表面等の洗浄
に使用される場合を想定して好ましい組成割合を
示すなら以下の通りである。
【表】 上記の好ましい組成の洗浄剤の何れも、その1
%水溶液のPHが12以上になるようにアルカリ成分
の量をコントロールすることが望ましく、その1
%水溶液のPH値がそれより小さな値であると洗浄
力が悪くなる恐れがある。 本発明の洗浄剤は硬表面、例えば金属、ガラ
ス、陶磁器、プラスチツク等の表面の洗浄に適し
ており、自動食器洗浄機による食品の洗浄、金属
材料の洗浄、食品工業又は化学工業に使用される
種々の容器、タンク類、装置類、作業場の洗浄、
その他タンク車輌、コンテナ車輌等の運搬車輌の
洗浄等に使用できる。 本発明のスラリー状洗浄剤は、洗浄剤容器内に
洗浄剤を入れておき、その中に水又は温水を注入
して溶解し、溶解した洗浄剤を洗浄機中へ導き自
動洗浄を行なう形態で利用することができ、いわ
ゆるノーハンドリング性の優れた洗浄効果を有す
る洗浄剤である。 次に実施例を示し、本発明を更に詳細に説明す
る。 実施例 1 下記の第1表に示す5種類の配合処方に於ける
洗浄剤についてスラリーの状況、及び洗浄剤分離
液中のトリポリ燐酸ソーダ、メタ珪酸ソーダの濃
度を測定したところ下記に示す結果が得られた。
【表】 No.4、5の配合の本発明の洗浄剤は4カ月間以
上安定であり、更に又−10℃でも凍結しない安定
なスラリー状であつた。(No.4は苛性ソーダと苛
性カリの比が1:3であり、No.5は同じく1:4
の例である。) 実施例 2 溶解速度測定試験 下記の第2表に示す4種類の配合処方における
溶解速度の測定を実施し第3表の如き結果が得ら
れた。 測定条件 恒温水槽を所定の温度に調節しておき、500ml
のビーカーに洗浄剤20gをとり内部に設置。恒温
水槽と同じ温度の溶解水280mlをビーカーの壁に
沿つて添加し、撹拌機を洗浄剤が巻き上がらない
一定距離、一定速度に維持し、スラリーの固形分
や完全に溶解するに要した時間を測定した。
【表】
【表】
【表】 第3表から明らかなようにイソアミレンと無水
マレイン酸との共重合体を添加した洗浄剤は極め
て溶解速度がよくなる。 実施例 3 洗浄力試験 洗浄条件 洗浄剤濃度 0.2% 水 温 60℃ 洗浄時間 45秒 使用した自動食器洗浄機の機種 IHI−DW−6型 被洗物 人工汚垢(牛脂:卵:小麦粉の1:1:
1の混合物)を付着せしめた陶器皿 下記の第4表に示す5種類の配合処方における
洗浄力測定結果は下記の如くである。
【表】 *6 市販品 粉末状
尚、主効果間に0.73の差がある場合には99%の
信頼度で、又0.58の差がある場合には95%の信頼
度で有意差がある。 第4表から明らかなようにイソアミレン−無水
マレイン酸共重合体は、他のエチレン性モノマー
と無水マレイン酸の共重合体に比較して特異的に
洗浄性がよい。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 重量比で、 (a) 苛性ソーダ 5〜10% (b) 苛性カリ 15〜40% (c) トリポリ燐酸ソーダ 10〜35% (d) 珪酸塩 5〜15% (e) イソアミレンと無水マレイン酸との共重合体
    からなる界面活性剤 0.5〜10% (f) ポリアクリル酸 0.5〜5% (g) 水 40〜60% (ただし、苛性ソーダと苛性カリの重量比を1:
    3〜1:4とする) を必須の成分とするスラリー状アルカリ性洗浄
    剤。
JP20649481A 1981-12-21 1981-12-21 硬表面洗浄用スラリ−状アルカリ性洗浄剤 Granted JPS58108300A (ja)

Priority Applications (1)

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JP20649481A JPS58108300A (ja) 1981-12-21 1981-12-21 硬表面洗浄用スラリ−状アルカリ性洗浄剤

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JP20649481A JPS58108300A (ja) 1981-12-21 1981-12-21 硬表面洗浄用スラリ−状アルカリ性洗浄剤

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JPS58108300A JPS58108300A (ja) 1983-06-28
JPS6337838B2 true JPS6337838B2 (ja) 1988-07-27

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JP20649481A Granted JPS58108300A (ja) 1981-12-21 1981-12-21 硬表面洗浄用スラリ−状アルカリ性洗浄剤

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Families Citing this family (5)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60312A (ja) * 1983-06-16 1985-01-05 Tokyo Keiki Co Ltd 超音波厚さ計
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