JP2002038193A - 食器洗浄機用液状洗剤 - Google Patents

食器洗浄機用液状洗剤

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JP2002038193A JP2000220016A JP2000220016A JP2002038193A JP 2002038193 A JP2002038193 A JP 2002038193A JP 2000220016 A JP2000220016 A JP 2000220016A JP 2000220016 A JP2000220016 A JP 2000220016A JP 2002038193 A JP2002038193 A JP 2002038193A
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hydroxide
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Minoru Toda
稔 戸田
Hisami Ando
久美 安藤
Hiroyuki Oshima
裕之 大島
Osamu Yokomizo
修 横溝
Kazuo Hosoda
和夫 細田
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Miyoshi Oil and Fat Co Ltd
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Miyoshi Yushi KK
Miyoshi Oil and Fat Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 油性汚れに対して優れた洗浄力を有すると共
に、食器や食器洗浄機に無機物のスケールが付着残留す
る虞れがない、製品安定性に優れた食器洗浄機用液状洗
剤を提供する。 【解決手段】 本発明の食器洗浄機用液状洗剤は、水酸
化ナトリウム及び水酸化カリウムを合計で30〜40重
量%(但し、水酸化ナトリウムは10重量%以下)、S
iO2:Na2O=1.7〜2.5:1.0(モル比)で
あるケイ酸ナトリウムを2〜8重量%、水溶性高分子キ
レート形成剤を2〜7重量%の範囲内で含み、且つ水酸
化ナトリウム及び水酸化カリウムと、ケイ酸ナトリウム
の合計の割合が32〜45重量%、ケイ酸ナトリウムと
水溶性高分子キレート形成剤との重量比率が、ケイ酸ナ
トリウム:水溶性高分子キレート剤=0.5〜1.5:
1.0となるように水酸化ナトリウム及び水酸化カリウ
ムと、ケイ酸ナトリウムと、高分子キレート形成剤と水
とを含むことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は食器洗浄機用液状洗
剤に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】近年、
一般家庭にも自動食器洗浄機が普及しつつある。自動食
器洗浄機用に用いられる洗剤は、食器の油汚れを効果的
に除去できるようにするために強アルカリが配合されて
おり、一般に強アルカリとしては水酸化ナトリウムや水
酸化カリウムが用いられている。しかしながら、洗剤中
の水酸化ナトリウムまたは水酸化カリウムのいずれかの
配合割合が5重量%を超えると、医薬用外劇物に該当す
る製品となり製造業者や販売業者に対して管理義務が課
せられるため、製品の製造、販売時の管理が煩雑となる
という問題が生じる。
【0003】このため、アルカリとして機能する珪酸塩
を水酸化ナトリウムや水酸化カリウムと併用することに
より、水酸化ナトリウムや水酸化カリウムの配合割合を
多くすることなく強アルカリ性を維持する等の工夫がな
されており、例えば特開平4−15300号公報には、
5.0重量%未満の水酸化ナトリウムまたは水酸化カリ
ウムと、7〜11重量%のケイ酸塩(SiO2として)
と、1〜5重量%のポリアクリル酸塩と、1〜10重量
%のアミノポリカルボン酸塩と、残りが水とからなる液
状の食器洗浄機用洗剤が提案されている。
【0004】しかしながら、ケイ酸塩等の無機物を多量
に含有する場合、食器や食器洗浄機内にケイ酸塩等のス
ケールが付着残留し易くなるという問題がある。更に食
器や食器洗浄機内にケイ酸塩等のスケールが付着する
と、これに汚れが付着し易くなり、その結果、食器や食
器洗浄機内の汚れが目立って外観低下をきたすとととも
に、かび等が発生しやすくなるという問題があった。こ
のため、ケイ酸塩等の無機物添加によってアルカリ性を
高める方法では、上記特開平4−15300号公報に記
載されているようにケイ酸塩の添加量はせいぜい11重
量%程度(SiO 2として)が限界であるとともに、水
酸化ナトリウムや水酸化カリウムの添加量が5重量%未
満の場合、ケイ酸塩の添加量が11重量%程度では、食
器に付着した脂肪分を十分に分解できる高い洗浄効果を
望むことは困難であった。
【0005】本発明者等は上記課題を解決すべく鋭意研
究した結果、食器や食器洗浄機内への無機物のスケール
付着を防止し、且つ優れた洗浄力を得るには、製造、販
売過程における取扱性を犠牲にしても、水酸化ナトリウ
ムや水酸化カリウムの配合量を多くし、ケイ酸塩の割合
を少なくすることが必要であるという結論に達した。そ
こで本発明者等は、食器洗浄機用洗剤中の水酸化ナトリ
ウムと水酸化カリウムの割合を、合計で30重量%以上
とすることを検討した。しかしながら水酸化ナトリウム
と水酸化カリウムを合計で30重量%以上含む液状の食
器洗浄機用洗剤は、製品の安定性が悪くなって使用中等
に沈殿を生じ、食器洗浄機の洗剤供給用のパイプが詰ま
ったり、結晶が析出して使用できなくなるという問題が
あった。
【0006】本発明は上記課題を解決することを目的と
するもので、水酸化ナトリウム及び水酸化カリウムを高
濃度で含んでいながら製品安定性が高く、優れた洗浄力
を有する食器洗浄機用液状洗剤を提供することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】即ち本発明の食器洗浄機
用液状洗剤は、水酸化ナトリウム及び水酸化カリウムを
合計で30〜40重量%(但し、水酸化ナトリウムは1
0重量%以下)、SiO2:Na2O=1.7〜2.5:
1.0(モル比)であるケイ酸ナトリウムを2〜8重量
%、水溶性高分子キレート形成剤を2〜7重量%の範囲
内で含み、且つ水酸化ナトリウム及び水酸化カリウム
と、ケイ酸ナトリウムの合計の割合が32〜45重量
%、ケイ酸ナトリウムと水溶性高分子キレート形成剤と
の重量比率が、ケイ酸ナトリウム:水溶性高分子キレー
ト剤=0.5〜1.5:1.0となるように水酸化ナト
リウム及び水酸化カリウムと、ケイ酸ナトリウムと、高
分子キレート形成剤と水とを含むことを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の食器洗浄機用液状洗剤
は、水酸化ナトリウムと水酸化カリウムとを含有するこ
とを必須とする。本発明において、水酸化ナトリウムと
水酸化カリウムの洗剤中における配合割合は、30〜4
0重量%の範囲内であることが必要であるとともに、水
酸化ナトリウムの割合が10重量%以下であることが必
要である。本発明の洗剤において、水酸化ナトリウムと
水酸化カリウムの合計のより好ましい配合割合は32〜
38重量%であり、また、水酸化ナトリウムのより好ま
しい配合割合は2〜8重量%である。水酸化ナトリウム
と水酸化カリウムの合計の割合が30重量%未満である
と油汚れに対する洗浄力が劣り、40重量%を超えると
製品安定性が不良となる。また水酸化ナトリウムと水酸
化カリウムの合計の割合が上記範囲内であっても、水酸
化ナトリウムの割合が10重量%を超えると製品安定性
が不良となる。
【0009】本発明の洗剤に用いるケイ酸ナトリウム
は、SiO2とNa2Oの割合がモル比で、SiO2:N
2O=1.7〜2.5:1.0のものを用いる。Si
2とNa2Oの割合が上記の範囲にあるケイ酸ナトリウ
ムとしては、例えば市販の1号ケイ酸ナトリウム、2号
ケイ酸ナトリウムが挙げられる。SiO2:Na2O=
1.6以下:1.0のケイ酸ナトリウムを用いた場合、
製品安定性が不良となり、SiO2:Na2O=2.6以
上:1.0のケイ酸ナトリウムを用いた場合、食器や洗
浄機にスケ−ルが付着する。本発明洗剤中におけるケイ
酸ナトリウムの割合は2〜8重量%であるが、3〜7重
量%が好ましい。ケイ酸ナトリウムの割合が2重量%未
満であると汚れが食器や洗浄機に再付着するとともにア
ルミニウム製食器等を腐食し、8重量%を超えると食器
や洗浄機にスケ−ルが付着したり、製品安定性が不良と
なる。
【0010】本発明において水溶性高分子キレート形成
剤としては、アクリル酸、メタクリル酸、α−ヒドロキ
シアクリル酸、マレイン酸等の不飽和カルボン酸の単独
重合体や共重合体のナトリウム塩、カリウム塩、或いは
アクリル酸、メタクリル酸、α−ヒドロキシアクリル
酸、マレイン酸等の不飽和カルボン酸と、エチレン、プ
ロピレン、イソブチレン等のエチレン系不飽和化合物、
スチレンスルホン酸ナトリウム、ポリエチレンイミン等
との共重合体の、ナトリウム塩、カリウム塩等が挙げら
れる。
【0011】上記水溶性高分子キレート形成剤は、2種
以上を混合して用いることができる。上記水溶性高分子
キレート形成剤のうち、比較的安価で入手しやすいアク
リル酸やメタクリル酸の単独重合体、共重合体の塩が好
ましい。また水溶性高分子キレート形成剤は、平均分子
量1000〜10000のものが好ましい。
【0012】本発明の食器洗浄機用液状洗剤中におい
て、水溶性高分子キレート化合物の割合は2〜7重量%
であるが、より好ましくは3〜6重量%である。水溶性
高分子キレート形成剤の割合が2重量%未満の場合、水
中の金属イオン封鎖力が不足し食器や洗浄機内にスケー
ルが付着する原因となり、7重量%を超えると製品安定
性が不良となる。
【0013】本発明の洗剤において、上記したように水
酸化ナトリウム及び水酸化カリウムを合計で30〜40
重量%、ケイ酸ナトリウムを2〜8重量%、水溶性高分
子キレート形成剤を2〜7重量%の範囲で含むことが必
要であるが、各成分が上記範囲内であって、更に水酸化
ナトリウム及び水酸化カリウムと、ケイ酸ナトリウムの
合計が32〜45重量%の範囲であり、且つケイ酸ナト
リウムと水溶性高分子キレート形成剤の重量比率が、ケ
イ酸ナトリウム:水溶性高分子キレート形成剤=0.5
〜1.5:1.0であることが必要である。水酸化ナト
リウム及び水酸化カリウムと、ケイ酸ナトリウムの合計
が32〜45重量%から外れた場合、ケイ酸ナトリウム
と水溶性高分子キレート形成剤の重量比率がケイ酸ナト
リウム:水溶性高分子キレート形成剤=0.5〜1.
5:1.0の範囲から外れた場合、たとえ各成分の割合
が上記した範囲内であったとしても、油汚れに対する洗
浄力が低下したり、食器等から脱落した汚れが再度食器
等に付着するとともに、製品安定性が不良となる。
【0014】本発明の食器洗浄機用液状洗剤は、上記し
た条件を満たす水酸化ナトリウム及び水酸化カリウム、
ケイ酸ナトリウム及び水溶性高分子キレート形成剤が、
水に溶解した形態を有している。本発明の洗剤に用いる
水は、イオン交換水等を用いても良いが、必ずしもイオ
ン交換水等の特別な水を用いる必要はなく、通常の水道
水で十分である。本発明の洗剤は、上記水酸化ナトリウ
ム及び水酸化カリウム、ケイ酸ナトリウム及び水溶性高
分子キレート形成剤及び水の他に、更に、従来の食器洗
浄機用洗剤に用いられていると同様の、硫酸ナトリウ
ム、塩化ナトリウム等の電解質、エチレンジアミン四酢
酸塩(EDTA)、ニトリロ三酢酸塩等のアミノカルボ
ン酸塩、界面活性剤、消泡剤等を含有していても良い。
【0015】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を更に詳細に説
明する。 実施例1 水酸化ナトリウム2重量%、水酸化カリウム33重量
%、ケイ酸ナトリウム(SiO2:Na2O=2.1:
1.0)3重量%、ポリアクリル酸ナトリウム塩(平均
分子量4000)2重量%、水60重量%を含む食器洗
浄機用液状洗剤を調製した。この洗剤の洗浄力及び、無
機物等の付着の有無(白化試験)を下記の方法で試験し
た。また製品安定性を下記方法により試験した。結果を
表1に示す。
【0016】洗浄力試験 マヨネーズ10gを塗布した直径15cmの陶器皿5枚
を、自動食器洗浄機内で洗浄した。各洗剤は0.07%
に希釈して食器洗浄機に供給した。洗浄後の皿の状態を
下記基準により評価した。 ○・・・マヨネーズが完全に除去されている。 △・・・目視では除去されているが、皿の表面に触ると
油分の残留が認められる。 ×・・・除去されていない。
【0017】白化試験 200mlのビーカーに0.07%に希釈した洗剤を1
00mlとり、この中に5cm×10cmに切ったステ
ンレス板を入れ、80℃で5時間保持した。5時間後に
ステンレス板を取り出し、ステンレス板の状態を下記基
準により評価した。 ○・・・僅かに白くなっているが、軽い水洗により除去
できる。 △・・・白くなっているが、水洗により除去できる。 ×・・・白くなっており、水洗しても除去できない。
【0018】製品安定性試験 250mlのポリプロピレン製容器に洗剤を200ml
とり、栓をして室温にて24時間放置後、3℃の冷蔵庫
に24時間放置する。24時間放置後冷蔵庫から取り出
し、室温にて24時間放置するという繰り返しを1ヶ月
間行い、製品の状態を下記基準により評価した。 ○・・・試験前の状態と変化がない。 △・・・沈殿が生じている。 ×・・・結晶が全体の1/3以上析出している。
【0019】
【表1】
【0020】実施例2 水酸化ナトリウム7重量%、水酸化カリウム27重量
%、ケイ酸ナトリウム(SiO2:Na2O=2.4:
1.0)8重量%、ポリ−α−ヒドロキシカルボン酸ナ
トリウム塩(平均分子量6000)6重量%、水52重
量%を含む食器洗浄機用液状洗剤を調製した。この洗剤
の洗浄力試験、白化試験及び製品安定性試験を、実施例
1と同様の方法で行った結果を表1に示す。
【0021】実施例3 水酸化ナトリウム5重量%、水酸化カリウム30重量
%、ケイ酸ナトリウム(SiO2:Na2O=1.8:
1.0)5重量%、ポリメタアクリル酸カリウム塩(平
均分子量1000)5重量%、水55重量%を含む食器
洗浄機用液状洗剤を調製した。この洗剤の洗浄力試験、
白化試験及び製品安定性試験を、実施例1と同様の方法
で行った結果を表1に示す。
【0022】実施例4 水酸化ナトリウム10重量%、水酸化カリウム20重量
%、ケイ酸ナトリウム(SiO2:Na2O=2.1:
1.0)2重量%、アクリル酸−マレイン酸共重合体ナ
トリウム塩(重合比でアクリル酸1:マレイン酸1の共
重合体、平均分子量8000)4重量%、水64重量%
を含む食器洗浄機用液状洗剤を調製した。この洗剤の洗
浄力試験、白化試験及び製品安定性試験を、実施例1と
同様の方法で行った結果を表1に示す。
【0023】実施例5 水酸化ナトリウム2重量%、水酸化カリウム38重量
%、ケイ酸ナトリウム(SiO2:Na2O=2.4:
1.0)5重量%、ポリメタアクリル酸ナトリウム塩
(平均分子量10000)5重量%、水50重量%を含
む食器洗浄機用液状洗剤を調製した。この洗剤の洗浄力
試験、白化試験及び製品安定性試験を、実施例1と同様
の方法で行った結果を表1に示す。
【0024】比較例1 水酸化ナトリウム15重量%、水酸化カリウム20重量
%、ケイ酸ナトリウム(SiO2:Na2O=1.5:
1.0)5重量%、水60重量%を含む食器洗浄機用液
状洗剤を調製した。この洗剤の洗浄力試験、白化試験及
び製品安定性試験を、実施例1と同様の方法で行った結
果を表1に示す。
【0025】比較例2 水酸化ナトリウム5重量%、水酸化カリウム40重量
%、ケイ酸ナトリウム(SiO2:Na2O=3.0:
1.0)8重量%、ポリアクリル酸ナトリウム塩(平均
分子量6000)6重量%、水41重量%を含む食器洗
浄機用液状洗剤を調製した。この洗剤の洗浄力試験、白
化試験及び製品安定性試験を、実施例1と同様の方法で
行った結果を表1に示す。
【0026】比較例3 水酸化ナトリウム5重量%、水酸化カリウム30重量
%、ケイ酸ナトリウム(SiO2:Na2O=2.1:
1.0)10重量%、ポリアクリル酸ナトリウム塩(平
均分子量6000)5重量%、水50重量%を含む食器
洗浄機用液状洗剤を調製した。この洗剤の洗浄力試験、
白化試験及び製品安定性試験を、実施例1と同様の方法
で行った結果を表1に示す。
【0027】比較例4 水酸化ナトリウム10重量%、水酸化カリウム35重量
%、ポリアクリル酸ナトリウム塩(平均分子量600
0)5重量%、水50重量%を含む食器洗浄機用液状洗
剤を調製した。この洗剤の洗浄力試験、白化試験及び製
品安定性試験を、実施例1と同様の方法で行った結果を
表1に示す。
【0028】比較例5 水酸化ナトリウム5重量%、水酸化カリウム23重量
%、ケイ酸ナトリウム(SiO2:Na2O=2.1:
1.0)5重量%、ポリアクリル酸ナトリウム塩(平均
分子量6000)10重量%、水57重量%を含む食器
洗浄機用液状洗剤を調製した。この洗剤の洗浄力試験、
白化試験及び製品安定性試験を、実施例1と同様の方法
で行った結果を表1に示す。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように本発明の食器洗浄機
用液状洗剤は、水酸化ナトリウム及び水酸化カリウムを
合計で30〜40重量%含有し、従来の食器洗浄機用液
状洗剤に比べて水酸化ナトリウム、水酸化カリウムを多
量に含有するため、洗浄力、特に油汚れに対する洗浄力
に優れるとともに、ケイ酸ナトリウムの含有量を2〜8
重量と少なくしたため、ケイ酸ナトリウム等の無機物の
添加量を多くしてアルカリ性を高めた従来の洗剤のよう
に、食器や食器洗浄機内にケイ酸ナトリウム等のスケー
ルが付着残留する等の虞れがなく、付着残留したスケー
ルに更に汚れが付着してかび等を発生する虞れもない。
また、本発明の食器洗浄機用液状洗剤は、水酸化ナトリ
ウム及び水酸化カリウムと、ケイ酸ナトリウムの合計の
割合が特定の範囲内となるようにしたとともに、ケイ酸
ナトリウムと水溶性高分子キレート形成剤の割合が特定
の割合となるように各成分を配合したため、水酸化ナト
リウム及び水酸化カリウムを30重量%〜40重量%も
含んでいながら製品安定性に優れ、単に水酸化ナトリウ
ム及び水酸化カリウムの割合を多くしただけの場合のよ
うに、沈殿を生じる等の問題がない。更に、本発明の洗
剤は水酸化ナトリウム及び水酸化カリウムを高濃度で含
むため、1回の洗浄に必要な洗剤使用量が少なくて済
み、この結果、包装形態のコンパクト化、製品保管場所
の省スペース化を図ることができる等の効果を奏する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大島 裕之 愛知県岩倉市野寄町西出1番地の1 ミヨ シ油脂株式会社名古屋工場内 (72)発明者 横溝 修 愛知県岩倉市野寄町西出1番地の1 ミヨ シ油脂株式会社名古屋工場内 (72)発明者 細田 和夫 東京都葛飾区堀切4丁目66番1号 ミヨシ 油脂株式会社内 Fターム(参考) 4H003 BA12 DA19 EA15 EA21 EB30 ED02 FA16

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水酸化ナトリウム及び水酸化カリウムを
    合計で30〜40重量%(但し、水酸化ナトリウムは1
    0重量%以下)、SiO2:Na2O=1.7〜2.5:
    1.0(モル比)であるケイ酸ナトリウムを2〜8重量
    %、水溶性高分子キレート形成剤を2〜7重量%の範囲
    内で含み、且つ水酸化ナトリウム及び水酸化カリウム
    と、ケイ酸ナトリウムの合計の割合が32〜45重量
    %、ケイ酸ナトリウムと水溶性高分子キレート形成剤と
    の重量比率が、ケイ酸ナトリウム:水溶性高分子キレー
    ト剤=0.5〜1.5:1.0となるように水酸化ナト
    リウム及び水酸化カリウムと、ケイ酸ナトリウムと、高
    分子キレート形成剤と水とを含むことを特徴とする食器
    洗浄機用液状洗剤。
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