JPH10259232A - 発泡用エラストマー組成物及び発泡体 - Google Patents
発泡用エラストマー組成物及び発泡体Info
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- JPH10259232A JPH10259232A JP6806497A JP6806497A JPH10259232A JP H10259232 A JPH10259232 A JP H10259232A JP 6806497 A JP6806497 A JP 6806497A JP 6806497 A JP6806497 A JP 6806497A JP H10259232 A JPH10259232 A JP H10259232A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 エポキシ基を含有するエラストマーをポリマ
ー成分として含有し、未架橋物の貯蔵安定性に優れ、短
時間での架橋発泡が可能であり、得られる発泡体のセル
が均一であり、かつ表面肌及び圧縮永久歪みに優れた発
泡用エラストマー組成物及び発泡体を提供する。 【解決手段】 下記（Ａ）成分１００重量部、（Ｂ）成
分０．１〜２０重量部、（Ｃ）成分０．１〜７重量部、
（Ｄ）成分０．１〜１０重量部及び（Ｅ）成分０．１〜
３０重量部を配合して得られる発泡用エラストマー組成
物、並びに該発泡用エラストマー組成物を架橋発泡して
得られる発泡体。 （Ａ）：エポキシ基を含有するエラストマー （Ｂ）：カルボキシル基を２個以上有する多価カルボン
酸 （Ｃ）：下記化学式（１）又は（２）で表されるグアニ
ジン化合物 （Ｄ）：四級アンモニウム塩及び四級ホスホニウム塩の
うちの少なくとも一種 （Ｅ）：熱分解型発泡剤 （式中、Ｒ1 〜Ｒ12は、水素原子又は炭素数１〜２０の
アルキル基若しくはアリール基を表す。）
ー成分として含有し、未架橋物の貯蔵安定性に優れ、短
時間での架橋発泡が可能であり、得られる発泡体のセル
が均一であり、かつ表面肌及び圧縮永久歪みに優れた発
泡用エラストマー組成物及び発泡体を提供する。 【解決手段】 下記（Ａ）成分１００重量部、（Ｂ）成
分０．１〜２０重量部、（Ｃ）成分０．１〜７重量部、
（Ｄ）成分０．１〜１０重量部及び（Ｅ）成分０．１〜
３０重量部を配合して得られる発泡用エラストマー組成
物、並びに該発泡用エラストマー組成物を架橋発泡して
得られる発泡体。 （Ａ）：エポキシ基を含有するエラストマー （Ｂ）：カルボキシル基を２個以上有する多価カルボン
酸 （Ｃ）：下記化学式（１）又は（２）で表されるグアニ
ジン化合物 （Ｄ）：四級アンモニウム塩及び四級ホスホニウム塩の
うちの少なくとも一種 （Ｅ）：熱分解型発泡剤 （式中、Ｒ1 〜Ｒ12は、水素原子又は炭素数１〜２０の
アルキル基若しくはアリール基を表す。）
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、発泡用エラストマ
ー組成物及び発泡体に関するものである。更に詳しく
は、本発明は、エポキシ基を含有するエラストマーをポ
リマー成分として含有し、未架橋物の貯蔵安定性に優
れ、短時間での架橋発泡が可能であり、得られる発泡体
のセルが均一であり、かつ表面肌及び圧縮永久歪みに優
れた発泡用エラストマー組成物及び発泡体に関するもの
である。
ー組成物及び発泡体に関するものである。更に詳しく
は、本発明は、エポキシ基を含有するエラストマーをポ
リマー成分として含有し、未架橋物の貯蔵安定性に優
れ、短時間での架橋発泡が可能であり、得られる発泡体
のセルが均一であり、かつ表面肌及び圧縮永久歪みに優
れた発泡用エラストマー組成物及び発泡体に関するもの
である。
【０００２】
【従来の技術】自動車のインスルメントパネル、ヘッド
レスト、アームレスト、ドアートリム等の内装部品は、
従来のハードタイプからソフト化の傾向が著しくなって
きている。これらの部品は、シボ付き表皮層とクッショ
ン層である発泡層とから構成されている。本発明はこれ
らの部品の表皮層と発泡層を一体成型する場合の、エポ
キシ基含有エラストマーの架橋発泡に関するものであ
る。
レスト、アームレスト、ドアートリム等の内装部品は、
従来のハードタイプからソフト化の傾向が著しくなって
きている。これらの部品は、シボ付き表皮層とクッショ
ン層である発泡層とから構成されている。本発明はこれ
らの部品の表皮層と発泡層を一体成型する場合の、エポ
キシ基含有エラストマーの架橋発泡に関するものであ
る。
【０００３】上記自動車の内装部品は、表皮層と発泡層
の一体成型品をパウダースラッシュ成型により、制作し
た後、発泡層の面側に補強層である樹脂を、インジェク
ション成型により貼り付ける後加工工程が必要とされ
る。この時、発泡層の面側に高温度と高圧力（１８０℃
〜２５０℃の温度と３０〜１３０Ｋｇｆ／ｃｍ2 の圧
力）が加わるため、発泡層が潰れクッション材として作
用しなくなる問題点がある。表面肌が平滑で優れ、しか
もインジェクション成型時の高温度，高圧力の雰囲気に
おいても耐えられるような、圧縮永久歪みが優れた発泡
体を得る方法は、現在見つかっていない。
の一体成型品をパウダースラッシュ成型により、制作し
た後、発泡層の面側に補強層である樹脂を、インジェク
ション成型により貼り付ける後加工工程が必要とされ
る。この時、発泡層の面側に高温度と高圧力（１８０℃
〜２５０℃の温度と３０〜１３０Ｋｇｆ／ｃｍ2 の圧
力）が加わるため、発泡層が潰れクッション材として作
用しなくなる問題点がある。表面肌が平滑で優れ、しか
もインジェクション成型時の高温度，高圧力の雰囲気に
おいても耐えられるような、圧縮永久歪みが優れた発泡
体を得る方法は、現在見つかっていない。
【０００４】このような用途に従来の公知の発泡成形体
を得る方法、たとえば、カルボン酸単位及びそのハーフ
エステルからなるエチレン系共重合体と、発泡剤とから
なる発泡性組成物を用いて発泡体を得る方法（特開昭６
２−１９９６３０号公報）がある。しかし、これは架橋
剤にパーオキサイドを用いていることから、プレス成型
で発泡体を作製する場合は、表面肌が優れた発泡体が得
られるものの、熱空気中で架橋発泡するケースにおいて
は、パーオキサイドによるポリマーの分解反応が発生す
ることから、得られた発泡体の表面肌が劣る、圧縮永久
歪みが劣る等の問題がある。
を得る方法、たとえば、カルボン酸単位及びそのハーフ
エステルからなるエチレン系共重合体と、発泡剤とから
なる発泡性組成物を用いて発泡体を得る方法（特開昭６
２−１９９６３０号公報）がある。しかし、これは架橋
剤にパーオキサイドを用いていることから、プレス成型
で発泡体を作製する場合は、表面肌が優れた発泡体が得
られるものの、熱空気中で架橋発泡するケースにおいて
は、パーオキサイドによるポリマーの分解反応が発生す
ることから、得られた発泡体の表面肌が劣る、圧縮永久
歪みが劣る等の問題がある。
【０００５】一方、エチレン−αオレフィン共重合ゴム
と、ポリオレフィン系樹脂の組成物の部分架橋体に、発
泡剤を添加して発泡体を得る方法（特開平４−３４５６
３７号公報）は発泡倍率が高い、セルが均一である等の
特徴を備えているものの、架橋密度が不十分であること
から圧縮永久歪みが劣るので、補強材と貼合する時の高
温度，高圧力下のインジェクション成型において、発泡
体が潰れてしまうという問題を抱えている。
と、ポリオレフィン系樹脂の組成物の部分架橋体に、発
泡剤を添加して発泡体を得る方法（特開平４−３４５６
３７号公報）は発泡倍率が高い、セルが均一である等の
特徴を備えているものの、架橋密度が不十分であること
から圧縮永久歪みが劣るので、補強材と貼合する時の高
温度，高圧力下のインジェクション成型において、発泡
体が潰れてしまうという問題を抱えている。
【０００６】更に、グリシジル基含有エチレン系共重合
体に、カルボキシル基を２個以上有するカルボン酸類と
熱分解型発泡剤を添加して発泡体を得る方法を（特開平
７−２２８７２０号公報）提案しているが、発泡体の表
面肌，セルの均一性という点では優れているものの、架
橋発泡に要する時間が非常に長いため生産性が劣る，圧
縮永久歪みが劣るため、補強材と貼合する時の高温度，
高圧力下のインジェクション成型において、発泡体が潰
れてしまうという問題を解消するにはいたっていない。
体に、カルボキシル基を２個以上有するカルボン酸類と
熱分解型発泡剤を添加して発泡体を得る方法を（特開平
７−２２８７２０号公報）提案しているが、発泡体の表
面肌，セルの均一性という点では優れているものの、架
橋発泡に要する時間が非常に長いため生産性が劣る，圧
縮永久歪みが劣るため、補強材と貼合する時の高温度，
高圧力下のインジェクション成型において、発泡体が潰
れてしまうという問題を解消するにはいたっていない。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】かかる状況の下、本発
明が解決しようとする課題は、エポキシ基を含有するエ
ラストマーをポリマー成分として含有し、未架橋物の貯
蔵安定性に優れ、短時間での架橋発泡が可能であり、得
られる発泡体のセルが均一であり、かつ表面肌及び圧縮
永久歪みに優れた発泡用エラストマー組成物及び発泡体
を提供する点に存するものである。
明が解決しようとする課題は、エポキシ基を含有するエ
ラストマーをポリマー成分として含有し、未架橋物の貯
蔵安定性に優れ、短時間での架橋発泡が可能であり、得
られる発泡体のセルが均一であり、かつ表面肌及び圧縮
永久歪みに優れた発泡用エラストマー組成物及び発泡体
を提供する点に存するものである。
【０００８】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明のうち
一の発明は、下記（Ａ）成分１００重量部、（Ｂ）成分
０．１〜２０重量部、（Ｃ）成分０．１〜７重量部、
（Ｄ）成分０．１〜１０重量部及び（Ｅ）成分０．１〜
３０重量部を配合して得られる発泡用エラストマー組成
物に係るものである。 （Ａ）：エポキシ基を含有するエラストマー （Ｂ）：カルボキシル基を２個以上有する多価カルボン
酸 （Ｃ）：下記化学式（１）又は（２）で表されるグアニ
ジン化合物 （Ｄ）：四級アンモニウム塩及び四級ホスホニウム塩の
うちの少なくとも一種 （Ｅ）：熱分解型発泡剤 （式中、Ｒ1 〜Ｒ12は、水素原子又は炭素数１〜２０の
アルキル基若しくはアリール基を表す。）
一の発明は、下記（Ａ）成分１００重量部、（Ｂ）成分
０．１〜２０重量部、（Ｃ）成分０．１〜７重量部、
（Ｄ）成分０．１〜１０重量部及び（Ｅ）成分０．１〜
３０重量部を配合して得られる発泡用エラストマー組成
物に係るものである。 （Ａ）：エポキシ基を含有するエラストマー （Ｂ）：カルボキシル基を２個以上有する多価カルボン
酸 （Ｃ）：下記化学式（１）又は（２）で表されるグアニ
ジン化合物 （Ｄ）：四級アンモニウム塩及び四級ホスホニウム塩の
うちの少なくとも一種 （Ｅ）：熱分解型発泡剤 （式中、Ｒ1 〜Ｒ12は、水素原子又は炭素数１〜２０の
アルキル基若しくはアリール基を表す。）
【０００９】また、本発明のうち他の発明は、上記の発
泡用エラストマー組成物を架橋発泡して得られる発泡体
に係るものである。
泡用エラストマー組成物を架橋発泡して得られる発泡体
に係るものである。
【００１０】
【発明の実施の形態】本発明の（Ａ）成分は、エポキシ
基を含有するエラストマーであり、架橋点であるエポキ
シ基含有単量体を０．１〜３５重量％とエチレンを２０
〜９９．９重量％とエチレン系不飽和エステルを０．１
〜３５重量％、又は、エポキシ基を有する単量体を０．
１〜３５重量％、と共重合性末端ビニルもしくはビニリ
デン基を有する単量体９０〜９９．５重量％とを溶液重
合、乳化重合、懸濁重合、スラリー重合、気相重合等の
公知の重合方法により得られるエラストマーである。架
橋点として用いられるエポキシ基含有単量体の例として
は、グリシジルアクリレート、グリシジルメタアクリレ
ート、ビニルグリシジルエーテル、アリルグリシジルエ
ーテル、メタクリルグリシジルエーテル、イタコン酸グ
リシジルエステル等があげられ、中でもグリシジルメタ
アクリレート及びグリシジルアクリレートが好ましい。
基を含有するエラストマーであり、架橋点であるエポキ
シ基含有単量体を０．１〜３５重量％とエチレンを２０
〜９９．９重量％とエチレン系不飽和エステルを０．１
〜３５重量％、又は、エポキシ基を有する単量体を０．
１〜３５重量％、と共重合性末端ビニルもしくはビニリ
デン基を有する単量体９０〜９９．５重量％とを溶液重
合、乳化重合、懸濁重合、スラリー重合、気相重合等の
公知の重合方法により得られるエラストマーである。架
橋点として用いられるエポキシ基含有単量体の例として
は、グリシジルアクリレート、グリシジルメタアクリレ
ート、ビニルグリシジルエーテル、アリルグリシジルエ
ーテル、メタクリルグリシジルエーテル、イタコン酸グ
リシジルエステル等があげられ、中でもグリシジルメタ
アクリレート及びグリシジルアクリレートが好ましい。
【００１１】エポキシ基含有単量体と共重合可能なエチ
レン系不飽和エステルとしては、酢酸ビニル、プロピオ
ン酸ビニル、プロピオン酸ビニル、等のカルボン酸ビニ
ルエステル類、メチルビニルケトン、エチルビニルケト
ン等のビニルケトン類、スチレン、αメチルスチレン、
ビニルトルエン等のビニル芳香族化合物、メチルアクリ
レート、エチルアクリレート、プロピルアクリレート、
ｎブチルアクリレート、ｎオクチルアクリレート、メト
キシメチルアクリレート、メトキシエチルアクリレート
等のアクリレート類、エチレン、プロピレン、１−ブテ
ン等のαオレフィン等をあげることができ、これらの単
量体は１種又は２種以上組み合わせて用いることができ
る。
レン系不飽和エステルとしては、酢酸ビニル、プロピオ
ン酸ビニル、プロピオン酸ビニル、等のカルボン酸ビニ
ルエステル類、メチルビニルケトン、エチルビニルケト
ン等のビニルケトン類、スチレン、αメチルスチレン、
ビニルトルエン等のビニル芳香族化合物、メチルアクリ
レート、エチルアクリレート、プロピルアクリレート、
ｎブチルアクリレート、ｎオクチルアクリレート、メト
キシメチルアクリレート、メトキシエチルアクリレート
等のアクリレート類、エチレン、プロピレン、１−ブテ
ン等のαオレフィン等をあげることができ、これらの単
量体は１種又は２種以上組み合わせて用いることができ
る。
【００１２】エポキシ基を含有するエラストマーの具体
例としては、エポキシ基含有エチレン−酢酸ビニル共重
合体、エポキシ基含有エチレン−アクリレート共重合
体、エポキシ基含有エチレン−酢酸ビニル−アクリレー
ト共重合体、エポキシ基含有エチレン−プロピレン共重
合体、エポキシ基含有アクリレート−アクリロニトリル
共重合体、エポキシ基含有エチレン−ブタジエン共重合
体、エポキシ基含有スチレン−ブタジエン共重合体等が
あげられる。
例としては、エポキシ基含有エチレン−酢酸ビニル共重
合体、エポキシ基含有エチレン−アクリレート共重合
体、エポキシ基含有エチレン−酢酸ビニル−アクリレー
ト共重合体、エポキシ基含有エチレン−プロピレン共重
合体、エポキシ基含有アクリレート−アクリロニトリル
共重合体、エポキシ基含有エチレン−ブタジエン共重合
体、エポキシ基含有スチレン−ブタジエン共重合体等が
あげられる。
【００１３】本発明の（Ｂ）成分は、カルボキシル基を
２個以上有する多価カルボン酸であり、その具体例とし
ては、テレフタル酸、フタル酸、３−メチルフタル酸、
フタロン酸、ヒドロキシテレフタル酸、ヘミビン酸、ベ
ンゾフェノンジカルボン酸、フェニルコハク酸、トリメ
リット酸、ピロメリット酸等の芳香族化合物、マロン
酸、こはく酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、
セバシン酸、アゼライン酸、オクタン二酸、ドデカン二
酸、ジドデカン二酸、トリデカン二酸、テトラデカン二
酸、ヘキサデカン二酸、メチルマロン酸、エチルマロン
酸、テトラメチルコハク酸、ジメチルコハク酸、リンゴ
酸、クエン酸等があげられる。
２個以上有する多価カルボン酸であり、その具体例とし
ては、テレフタル酸、フタル酸、３−メチルフタル酸、
フタロン酸、ヒドロキシテレフタル酸、ヘミビン酸、ベ
ンゾフェノンジカルボン酸、フェニルコハク酸、トリメ
リット酸、ピロメリット酸等の芳香族化合物、マロン
酸、こはく酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、
セバシン酸、アゼライン酸、オクタン二酸、ドデカン二
酸、ジドデカン二酸、トリデカン二酸、テトラデカン二
酸、ヘキサデカン二酸、メチルマロン酸、エチルマロン
酸、テトラメチルコハク酸、ジメチルコハク酸、リンゴ
酸、クエン酸等があげられる。
【００１４】（Ｂ）成分の使用量は、（Ａ）成分１００
重量部あたり０．１〜２０重量部であり、好ましくは
０．１〜１５重量部である。（Ｂ）成分が過少であると
架橋速度が著しく遅くなるため、未架橋物の貯蔵安定
性、発泡体の表面肌には優れるが、発泡体の圧縮永久歪
みが劣る原因となり、一方（Ｂ）成分が過多であるとス
コーチタイムが短いため、発泡倍率が極端に低くなった
り、発泡しない原因となる。
重量部あたり０．１〜２０重量部であり、好ましくは
０．１〜１５重量部である。（Ｂ）成分が過少であると
架橋速度が著しく遅くなるため、未架橋物の貯蔵安定
性、発泡体の表面肌には優れるが、発泡体の圧縮永久歪
みが劣る原因となり、一方（Ｂ）成分が過多であるとス
コーチタイムが短いため、発泡倍率が極端に低くなった
り、発泡しない原因となる。
【００１５】本発明の（Ｃ）成分は、前記化学式（１）
又は（２）で表されるグアニジン化合物であり、その具
体例としては、ジ−ο−トリルグアニジン、１、３ジフ
ェニルグアニジン、１−ο−トリルビグアニド、ジカテ
コールボレートのジ−ο−トリルグアニジン塩等があげ
られる。
又は（２）で表されるグアニジン化合物であり、その具
体例としては、ジ−ο−トリルグアニジン、１、３ジフ
ェニルグアニジン、１−ο−トリルビグアニド、ジカテ
コールボレートのジ−ο−トリルグアニジン塩等があげ
られる。
【００１６】（Ｃ）成分の使用量は、（Ａ）成分１００
重量部あたり０．１〜７重量部であり、好ましくは
０．２〜５重量部である。（Ｃ）成分が過少であると未
架橋物の貯蔵安定性が優れるものの、発泡体の圧縮永久
歪みが劣る結果となり、一方（Ｃ）成分が過多であると
発泡倍率が低い、発泡体にひび割れが生ずる、未架橋物
の貯蔵安定性が劣る、発泡体の表面にブルーム現象が発
生する等の障害が発生する原因となる。
重量部あたり０．１〜７重量部であり、好ましくは
０．２〜５重量部である。（Ｃ）成分が過少であると未
架橋物の貯蔵安定性が優れるものの、発泡体の圧縮永久
歪みが劣る結果となり、一方（Ｃ）成分が過多であると
発泡倍率が低い、発泡体にひび割れが生ずる、未架橋物
の貯蔵安定性が劣る、発泡体の表面にブルーム現象が発
生する等の障害が発生する原因となる。
【００１７】本発明の（Ｄ）成分は、四級アンモニウム
塩及び四級ホスホニウム塩のうちの少なくとも一種であ
る。
塩及び四級ホスホニウム塩のうちの少なくとも一種であ
る。
【００１８】四級アンモニウム塩の例としては、オクタ
デシルトリメチルアンモニウムブロマイド、ヘキサデシ
ルトリメチルアンモニウムブロマイド、ドデシルトリメ
チルアンモニウムブロマイド、ヘキサデシルジメチルベ
ンジルアンモニウムブロマイド、メチルヘキサデシルジ
ベンジルアンモニウムブロマイド、ヘキサデシルピルジ
ュウムブロマイド、テトラエチルアンモニウムブロマイ
ド、テトラブチルアンモニウムブロマイド、オクタデシ
ルトリメチルアンモニウムクロライド、ヘキサデシルト
リメチルアンモニウムクロライド、ドデシルトリメチル
アンモニウムクロライド、ヘキサデシルジメチルベンジ
ルアンモニウムクロライド、メチルヘキサデシルジベン
ジルアンモニウムクロライド、ヘキサデシルピルジュウ
ムクロライド、テトラエチルアンモニウムクロライド、
テトラブチルアンモニウムクロライド等があげられる。
デシルトリメチルアンモニウムブロマイド、ヘキサデシ
ルトリメチルアンモニウムブロマイド、ドデシルトリメ
チルアンモニウムブロマイド、ヘキサデシルジメチルベ
ンジルアンモニウムブロマイド、メチルヘキサデシルジ
ベンジルアンモニウムブロマイド、ヘキサデシルピルジ
ュウムブロマイド、テトラエチルアンモニウムブロマイ
ド、テトラブチルアンモニウムブロマイド、オクタデシ
ルトリメチルアンモニウムクロライド、ヘキサデシルト
リメチルアンモニウムクロライド、ドデシルトリメチル
アンモニウムクロライド、ヘキサデシルジメチルベンジ
ルアンモニウムクロライド、メチルヘキサデシルジベン
ジルアンモニウムクロライド、ヘキサデシルピルジュウ
ムクロライド、テトラエチルアンモニウムクロライド、
テトラブチルアンモニウムクロライド等があげられる。
【００１９】四級ホスホニウム塩の例としては、トリフ
ェニルベンジルホスホニウムクロライド、トリフェニル
ベンジルホスホニウムブロマイド、トリフェニルベンジ
ルホスホニウムアイオダイド、トリフェニルトリメトキ
シメチルホスホニウムクロライド、トリエチルベンジル
ホスホニウムクロライド、トリシクロヘキシルベンジル
ホスホニウムクロライド、トリオクチルメチルホスホニ
ウムジメチルホスフェート、テトラブチルホスホニウム
ブロマイド、トリオクチルメチルホスホニウムアセテー
ト等があげられる。
ェニルベンジルホスホニウムクロライド、トリフェニル
ベンジルホスホニウムブロマイド、トリフェニルベンジ
ルホスホニウムアイオダイド、トリフェニルトリメトキ
シメチルホスホニウムクロライド、トリエチルベンジル
ホスホニウムクロライド、トリシクロヘキシルベンジル
ホスホニウムクロライド、トリオクチルメチルホスホニ
ウムジメチルホスフェート、テトラブチルホスホニウム
ブロマイド、トリオクチルメチルホスホニウムアセテー
ト等があげられる。
【００２０】（Ｄ）成分の使用量は、（Ａ）成分１００
重量部あたり０．１〜１０重量部であり、好ましくは
０．１〜７重量部である。（Ｄ）成分が過少であると未
架橋物の貯蔵安定性は優れるものの、発泡倍率が低い、
発泡体の圧縮永久歪みが劣る原因となり、一方（Ｄ）成
分が過多であると発泡体の発泡倍率が高いものの、ひび
割れが生じる、スコーチタイムが短いため未架橋物の貯
蔵安定性が劣る、コスト高等の原因となる。
重量部あたり０．１〜１０重量部であり、好ましくは
０．１〜７重量部である。（Ｄ）成分が過少であると未
架橋物の貯蔵安定性は優れるものの、発泡倍率が低い、
発泡体の圧縮永久歪みが劣る原因となり、一方（Ｄ）成
分が過多であると発泡体の発泡倍率が高いものの、ひび
割れが生じる、スコーチタイムが短いため未架橋物の貯
蔵安定性が劣る、コスト高等の原因となる。
【００２１】本発明の（Ｅ）成分は、熱分解型発泡剤で
あり、分解温度が１２０℃〜２３０℃の範囲のものが好
ましい。（Ｅ）成分の具体例としては、アゾジカルボン
アミド、２，２‘−アゾビスイソブチロニトリル、ジア
ゾジアミノベンゼン、ベンゼンスルホニルヒドラジド、
ベンゼン１．３−スルホニルヒドラジド、ジフェニルス
ルホン−３，３−ジスルホニルヒドラジド、ジフェニル
オキシド−４，４’−ジスルホニルヒドラジド、４．４
‘−オキシビス（ベンゼンスルホニルヒドラジド）ｐ−
トルエンスルホニルヒドラジド、Ｎ，Ｎ‘ニトロソペン
タメチレンテトラミン、重炭酸ナトリュウム等があげら
れ、中でもアゾジカルボンアミドが好ましい。
あり、分解温度が１２０℃〜２３０℃の範囲のものが好
ましい。（Ｅ）成分の具体例としては、アゾジカルボン
アミド、２，２‘−アゾビスイソブチロニトリル、ジア
ゾジアミノベンゼン、ベンゼンスルホニルヒドラジド、
ベンゼン１．３−スルホニルヒドラジド、ジフェニルス
ルホン−３，３−ジスルホニルヒドラジド、ジフェニル
オキシド−４，４’−ジスルホニルヒドラジド、４．４
‘−オキシビス（ベンゼンスルホニルヒドラジド）ｐ−
トルエンスルホニルヒドラジド、Ｎ，Ｎ‘ニトロソペン
タメチレンテトラミン、重炭酸ナトリュウム等があげら
れ、中でもアゾジカルボンアミドが好ましい。
【００２２】（Ｅ）成分の使用量は、（Ａ）成分１００
重量部あたり０．１〜３０重量部であり、好ましくは
０．１〜２０重量部である。（Ｅ）成分が過少であると
発泡倍率が低いためクッション材としての柔らかさに問
題があり、一方（Ｅ）成分が過多であると発泡体の表面
肌、圧縮永久歪みが劣る、コスト高等の問題がある。
重量部あたり０．１〜３０重量部であり、好ましくは
０．１〜２０重量部である。（Ｅ）成分が過少であると
発泡倍率が低いためクッション材としての柔らかさに問
題があり、一方（Ｅ）成分が過多であると発泡体の表面
肌、圧縮永久歪みが劣る、コスト高等の問題がある。
【００２３】本発明においては、架橋発泡時間が短縮さ
れる、もしくは架橋発泡温度を下げることが可能となる
ため生産性が向上する，発泡体の圧縮永久歪みが向上す
る等の観点から、上記の（Ａ）〜（Ｅ）成分に加えて、
（Ｆ）成分である下記化学式（３）で表されるチウラム
化合物を用いることが好ましい。
れる、もしくは架橋発泡温度を下げることが可能となる
ため生産性が向上する，発泡体の圧縮永久歪みが向上す
る等の観点から、上記の（Ａ）〜（Ｅ）成分に加えて、
（Ｆ）成分である下記化学式（３）で表されるチウラム
化合物を用いることが好ましい。
【００２４】 （式中、Ｒ13及びＲ14は炭素数１〜２０のアルキル基又
はアリール基を表し、Ｘは１〜１０の整数を表す。）
はアリール基を表し、Ｘは１〜１０の整数を表す。）
【００２５】（Ｆ）成分の具体例としては、ジペンタメ
チレンチウラムテトラサルファイド、テトラメチルチウ
ラムモノサルファイド、テトラエチルチウラムジサルフ
ァイド、テトラブチルチウラムジサルファイド、テトラ
キス（２−エチルヘキシル）チウラムジサルファイド等
があげられる。
チレンチウラムテトラサルファイド、テトラメチルチウ
ラムモノサルファイド、テトラエチルチウラムジサルフ
ァイド、テトラブチルチウラムジサルファイド、テトラ
キス（２−エチルヘキシル）チウラムジサルファイド等
があげられる。
【００２６】（Ｆ）成分の使用量は、（Ａ）成分１００
重量部あたり０．１〜７重量部が好ましい。（Ｆ）成分
が過少であると未架橋物の貯蔵安定性は優れるものの、
発泡体の圧縮永久歪みが改良されることがなく、一方
（Ｆ）成分が過多であると発泡体の圧縮永久歪みは改良
されるものの、スコーチタイムが短くなり貯蔵安定性が
劣る結果となる。
重量部あたり０．１〜７重量部が好ましい。（Ｆ）成分
が過少であると未架橋物の貯蔵安定性は優れるものの、
発泡体の圧縮永久歪みが改良されることがなく、一方
（Ｆ）成分が過多であると発泡体の圧縮永久歪みは改良
されるものの、スコーチタイムが短くなり貯蔵安定性が
劣る結果となる。
【００２７】また、本発明においては、架橋発泡時間が
短縮されるため生産性が向上する、発泡体の圧縮永久歪
みが向上する等の観点から、前記の（Ａ）〜（Ｅ）成分
に加えて、（Ｇ）成分である下記化学式（４）で表され
るイミダゾール化合物を用いることが好ましい。
短縮されるため生産性が向上する、発泡体の圧縮永久歪
みが向上する等の観点から、前記の（Ａ）〜（Ｅ）成分
に加えて、（Ｇ）成分である下記化学式（４）で表され
るイミダゾール化合物を用いることが好ましい。
【００２８】 （式中、Ｒ15〜Ｒ18は、水素原子又は炭素数１〜２０の
アルキル基、アリール基、アミノ基、シアノ基、ヒドロ
キシアルキル基、ヒドロキシアリール基、カルボキシル
基若しくはイミダゾイル基を表す。）
アルキル基、アリール基、アミノ基、シアノ基、ヒドロ
キシアルキル基、ヒドロキシアリール基、カルボキシル
基若しくはイミダゾイル基を表す。）
【００２９】（Ｇ）成分の具体例としては、ヘプタデシ
ルイミダゾール、２、４ジアミノ６（２’エチル４’メ
チルイミダゾール）エチルＳトリアジン、２フェニル
４、５ジヒドロキシメチルイミダゾール、メチルイミダ
ゾール、ジメチルイミダゾール、１−メチル２−エチル
イミダゾール、１−ベンジル２−エチル５−メチルイミ
ダゾール、１−ベンジル２−フェニルイミダゾール、１
−シアノエチル２−メチルイミダゾール、１−アミノエ
チル２−エチルイミダゾール、ウンデカイミダゾール、
１−ベンジル２−フェニルイミダゾール・トリメリット
酸塩、１−シアノエチル２−エチル４−メチルイミダゾ
ール等があげられる。
ルイミダゾール、２、４ジアミノ６（２’エチル４’メ
チルイミダゾール）エチルＳトリアジン、２フェニル
４、５ジヒドロキシメチルイミダゾール、メチルイミダ
ゾール、ジメチルイミダゾール、１−メチル２−エチル
イミダゾール、１−ベンジル２−エチル５−メチルイミ
ダゾール、１−ベンジル２−フェニルイミダゾール、１
−シアノエチル２−メチルイミダゾール、１−アミノエ
チル２−エチルイミダゾール、ウンデカイミダゾール、
１−ベンジル２−フェニルイミダゾール・トリメリット
酸塩、１−シアノエチル２−エチル４−メチルイミダゾ
ール等があげられる。
【００３０】（Ｇ）成分の使用量は、（Ａ）成分１００
重量部あたり０．１〜７重量部が好ましい。（Ｇ）成分
が過少であると未架橋物の貯蔵安定性は優れるものの、
発泡体の圧縮永久歪みが改良されることがなく、一方
（Ｇ）成分が過多であると発泡体の圧縮永久歪みは改良
されるものの、未架橋物のスコーチタイムが短くなり貯
蔵安定性が劣る結果となる。
重量部あたり０．１〜７重量部が好ましい。（Ｇ）成分
が過少であると未架橋物の貯蔵安定性は優れるものの、
発泡体の圧縮永久歪みが改良されることがなく、一方
（Ｇ）成分が過多であると発泡体の圧縮永久歪みは改良
されるものの、未架橋物のスコーチタイムが短くなり貯
蔵安定性が劣る結果となる。
【００３１】本発明のエラストマー組成物を得るには、
たとえば、本発明の（Ａ）〜（Ｅ）の必須成分、及び必
要に応じて（Ｆ）成分及び／又は（Ｇ）成分、更に必要
に応じて通常の樹脂工業界、ゴム工業界等で用いられて
いる補強剤、充填剤、可塑剤、老化防止剤、安定剤、紫
外線吸収剤、加工助剤、離型剤、発泡剤分解助剤、発泡
剤分解抑制剤等を押し出し機、バンバリー、ニーダー、
ロールなどの通常の混練り機を用いて、混合することに
よって調製される。
たとえば、本発明の（Ａ）〜（Ｅ）の必須成分、及び必
要に応じて（Ｆ）成分及び／又は（Ｇ）成分、更に必要
に応じて通常の樹脂工業界、ゴム工業界等で用いられて
いる補強剤、充填剤、可塑剤、老化防止剤、安定剤、紫
外線吸収剤、加工助剤、離型剤、発泡剤分解助剤、発泡
剤分解抑制剤等を押し出し機、バンバリー、ニーダー、
ロールなどの通常の混練り機を用いて、混合することに
よって調製される。
【００３２】本発明のエラストマー組成物は、通常の樹
脂工業界、ゴム工業界で用いられている架橋装置、パウ
ダースラッシュ成型装置、熱空気架橋、ＵＨＦ（高周
波）架橋、ＰＣＭ架橋、ＬＣＭ架橋、プレス架橋、など
により架橋発泡される。例えば、パウダースラッシュ成
型を行う場合、タイラー標準篩で４０〜１００メッシュ
を通過する程度の粒径に調節された粉末架橋発泡性組成
物を、あらかじめ予熱した金型上に付着させ、次の加熱
炉に導入して架橋発泡を行う。この時の金型の予熱温度
は通常１７０℃〜２６０℃で、架橋発泡温度は１４０℃
〜２８０℃、時間は発泡体の性能、生産性の面からそれ
ぞれ好ましい範囲で調節される。通常は２０秒〜１８０
秒で行うのが好ましい。架橋発泡が終了し加熱炉から取
り出された成型品は、金型に付着したまま冷却された後
脱型される。一方、常圧連続架橋発泡を行う場合は、任
意のダイをセットされた二軸押し出し機にエポキシ基含
有エラストマー、架橋剤、発泡剤、安定剤等を供給し、
混練りと押し出し成型を同時に行い、押し出し機下流の
加硫槽に導入され架橋発泡が行われる。押し出し機のシ
リンダーの温度は、エポキシ基含有エラストマーの融点
にも左右されるが、８０℃〜１６０℃に調節される。架
橋には熱空気架橋槽が用いられ、架橋条件としては温度
は１５０〜２５０℃で、時間は発泡体の性能、生産性の
面からそれぞれ好ましい範囲で調節される。通常は６０
秒〜３００秒で行うのが好ましい。
脂工業界、ゴム工業界で用いられている架橋装置、パウ
ダースラッシュ成型装置、熱空気架橋、ＵＨＦ（高周
波）架橋、ＰＣＭ架橋、ＬＣＭ架橋、プレス架橋、など
により架橋発泡される。例えば、パウダースラッシュ成
型を行う場合、タイラー標準篩で４０〜１００メッシュ
を通過する程度の粒径に調節された粉末架橋発泡性組成
物を、あらかじめ予熱した金型上に付着させ、次の加熱
炉に導入して架橋発泡を行う。この時の金型の予熱温度
は通常１７０℃〜２６０℃で、架橋発泡温度は１４０℃
〜２８０℃、時間は発泡体の性能、生産性の面からそれ
ぞれ好ましい範囲で調節される。通常は２０秒〜１８０
秒で行うのが好ましい。架橋発泡が終了し加熱炉から取
り出された成型品は、金型に付着したまま冷却された後
脱型される。一方、常圧連続架橋発泡を行う場合は、任
意のダイをセットされた二軸押し出し機にエポキシ基含
有エラストマー、架橋剤、発泡剤、安定剤等を供給し、
混練りと押し出し成型を同時に行い、押し出し機下流の
加硫槽に導入され架橋発泡が行われる。押し出し機のシ
リンダーの温度は、エポキシ基含有エラストマーの融点
にも左右されるが、８０℃〜１６０℃に調節される。架
橋には熱空気架橋槽が用いられ、架橋条件としては温度
は１５０〜２５０℃で、時間は発泡体の性能、生産性の
面からそれぞれ好ましい範囲で調節される。通常は６０
秒〜３００秒で行うのが好ましい。
【００３３】本発明のエラストマー組成物は、未架橋物
のスコーチ安定性と貯蔵安定性が優れ、しかも発泡体の
表面肌、圧縮永久歪みが優れていることから、表皮層と
発泡層の一体成型品をパウダースラッシュ成型により、
制作した後、発泡層の面側に補強層である樹脂を、イン
ジェクション成型により貼り付ける工程においても、発
泡体が潰れることが無く良好な感触を保つことが可能で
ある。更に、低温度、短時間の架橋発泡条件下でも十分
な性能を備えた発泡体が得られることから、コストの低
減と生産性の向上が可能となる。故に自動車、建築、一
般工業用等の各種クッション材、断熱材、具体的には自
動車のインスルメントパネル、ヘッドレスト、アームレ
スト、ドアートリム、インシュレーションスポンジ等の
用途に広く利用することができる。
のスコーチ安定性と貯蔵安定性が優れ、しかも発泡体の
表面肌、圧縮永久歪みが優れていることから、表皮層と
発泡層の一体成型品をパウダースラッシュ成型により、
制作した後、発泡層の面側に補強層である樹脂を、イン
ジェクション成型により貼り付ける工程においても、発
泡体が潰れることが無く良好な感触を保つことが可能で
ある。更に、低温度、短時間の架橋発泡条件下でも十分
な性能を備えた発泡体が得られることから、コストの低
減と生産性の向上が可能となる。故に自動車、建築、一
般工業用等の各種クッション材、断熱材、具体的には自
動車のインスルメントパネル、ヘッドレスト、アームレ
スト、ドアートリム、インシュレーションスポンジ等の
用途に広く利用することができる。
【００３４】
【実施例】以下、具体的な実施例を紹介するが、本発明
はこれらの実施例に限定されるものではない。
はこれらの実施例に限定されるものではない。
【００３５】表１、３、５、７及び９に示す配合物を東
洋精機製ラボプラストミル（内容積６０ｍｌ）に投入
し、温度１０５℃、回転数５０ｒｐｍ、混練り時間５
分、チャージ率８０％の条件で混練りを行った。
洋精機製ラボプラストミル（内容積６０ｍｌ）に投入
し、温度１０５℃、回転数５０ｒｐｍ、混練り時間５
分、チャージ率８０％の条件で混練りを行った。
【００３６】〔未架橋物性測定用試料の調整〕得られた
コンパウンドを２ｍｍ厚×５０ｍｍ×５０ｍｍサイズの
金型に仕込み、１１０℃のプレスで３分間成形を行った
のち、３分間水冷を行いシートを作製した。このシート
を直径２２ｍｍの円盤状に打ち抜き、レオメトリックス
社製ダイナミックアナライザー（ＲＤＳ７７００型）で
スコーチタイムを測定した。
コンパウンドを２ｍｍ厚×５０ｍｍ×５０ｍｍサイズの
金型に仕込み、１１０℃のプレスで３分間成形を行った
のち、３分間水冷を行いシートを作製した。このシート
を直径２２ｍｍの円盤状に打ち抜き、レオメトリックス
社製ダイナミックアナライザー（ＲＤＳ７７００型）で
スコーチタイムを測定した。
【００３７】〔スコーチタイムの定義〕トルクの最低値
をＶｍと表示し、Ｖｍからトルクが１ポイント（ｇ・ｃ
ｍ）上昇した時間（分）をスコーチタイム（ＲＤＳ１２
５℃ｔ１）として表す。混練り時に架橋が進行するとＶ
ｍが高い値を示し、貯蔵安定性が劣る指標となる。更
に、ＲＤＳ１２５℃ｔ１が短い場合、低温度でも架橋が
進行することから、貯蔵安定性が劣る指標となる。
をＶｍと表示し、Ｖｍからトルクが１ポイント（ｇ・ｃ
ｍ）上昇した時間（分）をスコーチタイム（ＲＤＳ１２
５℃ｔ１）として表す。混練り時に架橋が進行するとＶ
ｍが高い値を示し、貯蔵安定性が劣る指標となる。更
に、ＲＤＳ１２５℃ｔ１が短い場合、低温度でも架橋が
進行することから、貯蔵安定性が劣る指標となる。
【００３８】〔測定条件〕 温度 ：１２５℃ プレート ：パラレルプレート使用 ストレイン：５％ 速度 ：１（ｒ／ｓｅｃ．）
【００３９】〔発泡方法〕混練り後のコンパウンドを１
ｍｍ厚×１５０ｍｍ×１５０ｍｍサイズの金型に仕込
み、１１０℃のプレスで３分間成形を行ったのち、３分
間水冷を行い未架橋シートを作製した。この未架橋シー
トを２１０℃に加熱した平金型上に乗せ、ギヤーオーブ
ン中で発泡を行った。ギヤーオーブンにおける発泡条件
は１９５℃×２分、２１０℃×２分、２２５℃×２分の
三水準を適用した。
ｍｍ厚×１５０ｍｍ×１５０ｍｍサイズの金型に仕込
み、１１０℃のプレスで３分間成形を行ったのち、３分
間水冷を行い未架橋シートを作製した。この未架橋シー
トを２１０℃に加熱した平金型上に乗せ、ギヤーオーブ
ン中で発泡を行った。ギヤーオーブンにおける発泡条件
は１９５℃×２分、２１０℃×２分、２２５℃×２分の
三水準を適用した。
【００４０】〔発泡倍率の測定方法〕次式により求め
た。 発泡倍率＝発泡前の密度／発泡体の密度 それぞれの蜜度は、東洋精機製作所製自動密度計（Ｄｅ
ｎｓｉｍｅｔｅｒ）により測定した。
た。 発泡倍率＝発泡前の密度／発泡体の密度 それぞれの蜜度は、東洋精機製作所製自動密度計（Ｄｅ
ｎｓｉｍｅｔｅｒ）により測定した。
【００４１】〔圧縮永久歪みの測定方法〕ハンドプレス
を用いて発泡体を下記条件で圧縮し永久変形を測定す
る。 プレス温度：上熱盤が２００℃、下熱盤が２５℃ 圧縮圧力 ：５０Ｋｆｇ／ｃｍ2 Ｇ 圧縮時間 ：５秒間 除圧後１５分間室温で放置した後、発泡体の厚さを測定
する。・・・Ｌ１ 圧縮前の発泡体の厚さ
・・・Ｌ０ 算出方法 圧縮永久歪み（％）＝１００−（Ｌ１／Ｌ０）１００ 〔発泡体の表面肌の評価方法〕下記の三段階で評価し
た。 ・優れ実用的に使用可能・・・・○ ・改良すれば使用可能・・・・・Δ ・実用不可能・・・・・・・・・×
を用いて発泡体を下記条件で圧縮し永久変形を測定す
る。 プレス温度：上熱盤が２００℃、下熱盤が２５℃ 圧縮圧力 ：５０Ｋｆｇ／ｃｍ2 Ｇ 圧縮時間 ：５秒間 除圧後１５分間室温で放置した後、発泡体の厚さを測定
する。・・・Ｌ１ 圧縮前の発泡体の厚さ
・・・Ｌ０ 算出方法 圧縮永久歪み（％）＝１００−（Ｌ１／Ｌ０）１００ 〔発泡体の表面肌の評価方法〕下記の三段階で評価し
た。 ・優れ実用的に使用可能・・・・○ ・改良すれば使用可能・・・・・Δ ・実用不可能・・・・・・・・・×
【００４２】〔エポキシ基含有エラストマー〕本発明に
用いたエポキシ基含有エラストマーの組成は、エチレン
／酢酸ビニル／グリシジルメタクリレート＝８３／５／
１２（重量比）で、次に示す重合条件を適用しで得た。 圧力 ：１４００ｋｇｆ／ｃｍ2 温度 ：２００℃ 原料フィード比：エチレン／酢酸ビニル／グリシギルメ
タクリレート＝１／１／０．１（重量比） 触媒 ：ジクミルパーオキサイドをノルマルヘ
プタンで１０％に希釈して用いた。
用いたエポキシ基含有エラストマーの組成は、エチレン
／酢酸ビニル／グリシジルメタクリレート＝８３／５／
１２（重量比）で、次に示す重合条件を適用しで得た。 圧力 ：１４００ｋｇｆ／ｃｍ2 温度 ：２００℃ 原料フィード比：エチレン／酢酸ビニル／グリシギルメ
タクリレート＝１／１／０．１（重量比） 触媒 ：ジクミルパーオキサイドをノルマルヘ
プタンで１０％に希釈して用いた。
【００４３】〔結果の考察〕本発明の条件を充足するす
べての実施例は、すべての評価項目において満足すべき
結果を示している。一方、本発明の必須成分である
（Ｃ）、及び（Ｄ）を欠く比較例１、２は圧縮永久歪が
劣り、比較例５、６は表面肌、発泡倍率、貯蔵安定性が
劣る。（Ｃ）を欠く比較例３及び４は圧縮永久歪みが劣
る。
べての実施例は、すべての評価項目において満足すべき
結果を示している。一方、本発明の必須成分である
（Ｃ）、及び（Ｄ）を欠く比較例１、２は圧縮永久歪が
劣り、比較例５、６は表面肌、発泡倍率、貯蔵安定性が
劣る。（Ｃ）を欠く比較例３及び４は圧縮永久歪みが劣
る。
【００４４】
【表１】 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 実 施 例 1 2 3 4 5 6 配合*1 (A） 100 100 100 100 100 100 (B) 3.0 4.5 3.0 3.0 6.0 3.0 (C) 種類 DT DT DT DT DT D 量 1.0 1.0 2.0 1.0 2.0 1.0 (D) 種類 OTAB OTAB HTAB OTAC OTAB OTAB 量 3.0 4.5 3.0 3.0 3.0 3.0 (E) 5.0 5.0 5.0 5.0 5.0 5.0 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
【００４５】
【表２】 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 実 施 例 1 2 3 4 5 6 評価 未架橋物性 スコーチタイム RDS125℃1UP 31.0 31.0 28.0 32.0 29.0 27.0 V m 6 6 7 6 7 6 0DR 200 ℃ MH kgf.cm 6.7 6.8 6.5 6.1 8.4 6.0 ML kgf.cm 0 0 0 0 0 0 t50 分 5.3 4.8 5.6 5.4 3.8 5.7 発泡体の評価 表面肌 ○ ○ ○ ○ ○ ○ 発泡倍率 195℃× 2分 9.5 9.5 9.2 9.2 9.5 9.2 210℃× 2分 9.6 10.8 10.1 10.2 9.3 10.0 225℃× 2分 10.4 11.0 10.6 10.5 9.6 10.9 圧縮永久歪み 195℃× 2分 % 20 19 18 21 18 20 210℃× 2分 % 12 11 9 12 10 11 225℃× 2分 % 12 10 9 10 10 11 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
【００４６】
【表３】 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 実 施 例 7 8 9 10 11 12 配合*1 (A） 100 100 100 100 100 100 (B) 3.0 3.0 4.5 6.0 3.0 3.0 (C) 種類 DT DT DT D DT DT 量 2.0 1.2 1.5 0.6 1.0 1.0 (D) 種類 OTAB HTAB OTAB OTAB OTAB OTAB 量 3.0 4.0 3.0 3.0 3.0 3.0 (E) 5.0 5.0 5.0 5.0 5.0 5.0 (F) 種類 TRA TRA TS TRA 量 0.5 0.8 0.6 0.6 (G) 種類 C17Z C17Z 量 0.5 1.0 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
【００４７】
【表４】 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 実 施 例 7 8 9 10 11 12 評価 未架橋物性 スコーチタイム RDS125℃1UP 30.0 26.5 31.0 24.5 30.0 28.0 V m 7 8 7 8 7 7 0DR 200 ℃ MH kgf.cm 8.2 8.8 7.9 8.5 8.3 9.5 ML kgf.cm 0 0 0 0 0 0 t50 分 5.0 4.6 4.3 4.9 4.1 3.6 発泡体の評価 表面肌 ○ ○ ○ ○ ○ ○ 発泡倍率 195℃× 2分 8.3 8.0 8.5 8.6 10.7 8.1 210℃× 2分 9.5 9.4 9.0 9.1 10.2 8.7 225℃× 2分 10.0 9.8 9.4 9.3 10.5 9.5 圧縮永久歪み 195℃× 2分 % 10 12 13 11 13 11 210℃× 2分 % 8 9 12 9 11 8 225℃× 2分 % 8 8 10 8 10 8 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
【００４８】
【表５】 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 実 施 例 13 14 15 16 17 配合*1 (A） 100 100 100 100 100 (B) 3.0 3.0 3.0 5.0 5.0 (C) 種類 DT DT D DT D 量 1.5 2.0 2.0 2.0 1.5 (D) 種類 OTAC OTAB OTAB OTAB HTAC 量 4.0 4.0 3.0 3.0 3.0 (E) 5.0 5.0 5.0 5.0 5.0 (G) 種類 C17Z C17Z 2MAOK C17Z C17Z 量 0.5 0.5 2.0 0.5 0.3 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
【００４９】
【表６】 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 実 施 例 13 14 15 16 17 評価 未架橋物性 スコーチタイム RDS125℃1UP 27.5 25.5 30.0 27.5 28.5 V m 8 7 9 7 8 0DR 200 ℃ MH kgf.cm 8.7 9.3 7.4 9.5 9.1 ML kgf.cm 0 0 0 0 0 t50 分 3.8 3.6 4.4 3.4 4.1 発泡体の評価 表面肌 ○ ○ ○ ○ ○ 発泡倍率 195℃× 2分 8.5 9.0 11.2 8.8 8.5 210℃× 2分 8.8 9.3 11.6 8.7 8.9 225℃× 2分 9.6 10.1 12.4 9.6 9.8 圧縮永久歪み 195℃× 2分 % 14 11 14 13 12 210℃× 2分 % 12 9 12 10 10 225℃× 2分 % 11 9 10 10 11 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
【００５０】
【表７】 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 比 較 例*2 1 2 3 4 5 6 配合*1 (A） 100 100 100 100 100 100 (B) 3.0 5.0 3.0 4.0 (D) 種類 OTAB OTAB 量 3.0 2.0 (E) 5.0 5.0 5.0 5.0 5.0 5.0 他 種類 X-1 X-2 量 2.0 1.5 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
【００５１】
【表８】 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 比 較 例*2 1 2 3 4 5 6 評価 未架橋物性 スコーチタイム RDS125℃1UP 41.0 41.0 33.0 31.0 5.5 4.6 V m 5.3 5.6 5.8 6.1 9.7 11.5 0DR 200 ℃ MH kgf.cm 0.3 0.4 1.4 1.7 4.3 5.8 ML kgf.cm 0 0 0 0 0 0 t50 分 12.3 11.5 9.2 9.8 2.4 1.8 発泡体の評価 表面肌 △ △ ○ ○ × × 発泡倍率 195℃× 2分 - - 9.2 9.0 1.4 1.2 210℃× 2分 4.0 4.1 9.8 9.7 1.4 1.2 225℃× 2分 4.8 4.5 10.3 10.9 - - 圧縮永久歪み 195℃× 2分 % - - 56 58 8 7 210℃× 2分 % 70 68 47 44 5 6 225℃× 2分 % 65 64 45 42 - - −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
【００５２】
【表９】
【００５３】
【表１０】
【００５４】＊１ 配合 ・数字は重量部である ・（Ａ）：エチレン／酢酸ビニル／グリシジルメタクリ
レート＝８３／５／１２（重量比）のエポキシ基含有エ
ラストマー ・（Ｂ）：テレフタル酸 ・（Ｃ） Ｄ：ソクシノールＤ（住友化学工業社製 １，３−ジュ
フェニルグアニジン） ＤＴ：ソクシノールＤＴ（住友化学工業社製 １、３ジ
オルトトリルグアニジン） ・（Ｄ） ＯＴＡＢ：オクタデシルトリメチルアンモニウムブロマ
イド ＨＴＡＢ：ヘキサデシルトリメチルアンモニウムブロマ
イド ＨＴＡＣ：ヘキサデシルトリメチルアンモニウムクロラ
イド ＯＴＡＣ：オクタデシルトリメチルアンモニウムクロラ
イド ・（Ｅ）：熱分解型発泡剤（セルマイクＣ 三協化成社
製 アゾジカルボンアミド 分解温度２０５℃） ・（Ｆ） ＴＲＡ：ソクシノールＴＲＡ（住友化学工業社製 ジペ
ンタメチレンチウラムテトラサルファイド） ＴＳ：ソクシノールＴＳ（住友化学工業社製 テトラメ
チルチウラムモノサルファイド） ・（Ｇ） Ｃ１７Ｚ：キュアゾールＣ１７Ｚ（四国化成工業社製
ヘプタデシルイミダゾール） ２ＭＡＯＫ：キュアゾール２ＭＡ−ＯＫ（四国化成工業
社製 ２，４−ジアミノ（２’エチル４’メチルイミダ
ゾール） ・他 Ｘ−１：ヘキサメチレンジアミンカーバメート Ｘ−２：テトラメチルヘキサンジアミン Ｘ−３：ジシアンアミド Ｘ−４：スミキュアーＤ（住友化学工業社製 ２，４，
６−トリス（ジメチルアミノメチル）フェノール） Ｘ−５：オクタメチレンジアミン
レート＝８３／５／１２（重量比）のエポキシ基含有エ
ラストマー ・（Ｂ）：テレフタル酸 ・（Ｃ） Ｄ：ソクシノールＤ（住友化学工業社製 １，３−ジュ
フェニルグアニジン） ＤＴ：ソクシノールＤＴ（住友化学工業社製 １、３ジ
オルトトリルグアニジン） ・（Ｄ） ＯＴＡＢ：オクタデシルトリメチルアンモニウムブロマ
イド ＨＴＡＢ：ヘキサデシルトリメチルアンモニウムブロマ
イド ＨＴＡＣ：ヘキサデシルトリメチルアンモニウムクロラ
イド ＯＴＡＣ：オクタデシルトリメチルアンモニウムクロラ
イド ・（Ｅ）：熱分解型発泡剤（セルマイクＣ 三協化成社
製 アゾジカルボンアミド 分解温度２０５℃） ・（Ｆ） ＴＲＡ：ソクシノールＴＲＡ（住友化学工業社製 ジペ
ンタメチレンチウラムテトラサルファイド） ＴＳ：ソクシノールＴＳ（住友化学工業社製 テトラメ
チルチウラムモノサルファイド） ・（Ｇ） Ｃ１７Ｚ：キュアゾールＣ１７Ｚ（四国化成工業社製
ヘプタデシルイミダゾール） ２ＭＡＯＫ：キュアゾール２ＭＡ−ＯＫ（四国化成工業
社製 ２，４−ジアミノ（２’エチル４’メチルイミダ
ゾール） ・他 Ｘ−１：ヘキサメチレンジアミンカーバメート Ｘ−２：テトラメチルヘキサンジアミン Ｘ−３：ジシアンアミド Ｘ−４：スミキュアーＤ（住友化学工業社製 ２，４，
６−トリス（ジメチルアミノメチル）フェノール） Ｘ−５：オクタメチレンジアミン
【００５５】＊２ 共通の配合剤 全ての実施例及び比較例において、表記載の成分の他、
ノーガード４４５（ユニロイヤル社製 老化防止剤）
０．３重量部を配合した
ノーガード４４５（ユニロイヤル社製 老化防止剤）
０．３重量部を配合した
【００５６】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明により、エ
ポキシ基を含有するエラストマーをポリマー成分として
含有し、未架橋物の貯蔵安定性に優れ、短時間での架橋
発泡が可能であり、得られる発泡体のセルが均一であ
り、かつ表面肌及び圧縮永久歪みに優れた発泡用エラス
トマー組成物及び発泡体を提供することができた。
ポキシ基を含有するエラストマーをポリマー成分として
含有し、未架橋物の貯蔵安定性に優れ、短時間での架橋
発泡が可能であり、得られる発泡体のセルが均一であ
り、かつ表面肌及び圧縮永久歪みに優れた発泡用エラス
トマー組成物及び発泡体を提供することができた。
Claims (4)
- 【請求項１】 下記（Ａ）成分１００重量部、（Ｂ）成
分０．１〜２０重量部、（Ｃ）成分０．１〜７重量部、
（Ｄ）成分０．１〜１０重量部及び（Ｅ）成分０．１〜
３０重量部を配合して得られる発泡用エラストマー組成
物。 （Ａ）：エポキシ基を含有するエラストマー （Ｂ）：カルボキシル基を２個以上有する多価カルボン
酸 （Ｃ）：下記化学式（１）又は（２）で表されるグアニ
ジン化合物 （Ｄ）：四級アンモニウム塩及び四級ホスホニウム塩の
うちの少なくとも一種 （Ｅ）：熱分解型発泡剤 （式中、Ｒ1 〜Ｒ12は、水素原子又は炭素数１〜２０の
アルキル基若しくはアリール基を表す。） - 【請求項２】 請求項１記載の（Ａ）〜（Ｅ）成分に加
えて、下記（Ｆ）成分０．１〜７重量部を含有する請求
項１記載の発泡用エラストマー組成物。 （Ｆ）：下記化学式（３）で表されるチウラム化合物 （式中、Ｒ13及びＲ14は炭素数１〜２０のアルキル基又
はアリール基を表し、Ｘは１〜１０の整数を表す。） - 【請求項３】 請求項１記載の（Ａ）〜（Ｅ）成分に加
えて、下記（Ｇ）成分０．１〜７重量部を含有する請求
項１記載の発泡用エラストマー組成物。 （Ｇ）：下記化学式（４）で表されるイミダゾール化合
物 （式中、Ｒ15〜Ｒ18は、水素原子又は炭素数１〜２０の
アルキル基、アリール基、アミノ基、シアノ基、ヒドロ
キシアルキル基、ヒドロキシアリール基、カルボキシル
基若しくはイミダゾイル基を表す。） - 【請求項４】 請求項１〜３のうちの一の請求項に記載
の発泡用エラストマー組成物を架橋発泡して得られる発
泡体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6806497A JPH10259232A (ja) | 1997-03-21 | 1997-03-21 | 発泡用エラストマー組成物及び発泡体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6806497A JPH10259232A (ja) | 1997-03-21 | 1997-03-21 | 発泡用エラストマー組成物及び発泡体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10259232A true JPH10259232A (ja) | 1998-09-29 |
Family
ID=13362987
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6806497A Pending JPH10259232A (ja) | 1997-03-21 | 1997-03-21 | 発泡用エラストマー組成物及び発泡体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10259232A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2016526081A (ja) * | 2013-05-28 | 2016-09-01 | カンパニー ジェネラレ デ エスタブリシュメンツ ミシュラン | ポリカルボン酸によって架橋させたエチレン系エポキシドエラストマーを含むゴム組成物を含むタイヤ |
-
1997
- 1997-03-21 JP JP6806497A patent/JPH10259232A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2016526081A (ja) * | 2013-05-28 | 2016-09-01 | カンパニー ジェネラレ デ エスタブリシュメンツ ミシュラン | ポリカルボン酸によって架橋させたエチレン系エポキシドエラストマーを含むゴム組成物を含むタイヤ |
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