JPH10258519A - インクカートリッジ - Google Patents

インクカートリッジ

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JPH10258519A
JPH10258519A JP9066343A JP6634397A JPH10258519A JP H10258519 A JPH10258519 A JP H10258519A JP 9066343 A JP9066343 A JP 9066343A JP 6634397 A JP6634397 A JP 6634397A JP H10258519 A JPH10258519 A JP H10258519A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
sealing material
ink cartridge
atmosphere
supply hole
Prior art date
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Pending
Application number
JP9066343A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideaki Haigo
英明 拜郷
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
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Publication of JPH10258519A publication Critical patent/JPH10258519A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インクカートリッジのシール材を剥がす方向
を使用者に視覚的に実感させて、間違いなく大気連通孔
側からシール材を剥がさせること。 【解決手段】 シート材から切り出されたシール材12
の内、矢印の先側の端部12aがインク供給孔4b(ア
ダプタ10)側に溶着され、矢印の基側の端部12bが
大気連通孔4c側に溶着される。このように多数の矢印
が印刷されているシール材12がインクカートリッジ2
に対して一点鎖線で示すごとく溶着されているため、使
用者に矢印が分かり易いとともに、矢印の方向から、大
気連通孔4c側から剥がすことが視覚的に実感でき、使
用者は剥がす方向を間違えることがない。したがって、
剥がす方向を間違えて印刷品質の低下や印刷不能を招い
てしまうことがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェットプ
リンタ等に用いられるインクカートリッジに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、インクジェットプリンタに用いら
れるインクカートリッジとしては、真空の雰囲気下で、
内部に収納しているフォーム材にインクをしみ込ませ、
次いでインクジェットプリンタにインクを供給するイン
ク供給孔とインクカートリッジ内部に大気を導入する大
気連通孔とをシール材で塞いだものが存在する。
【0003】このインクカートリッジを使用する際は、
使用者は、前記シール材をインク供給孔および大気連通
孔から剥がして、インクジェットプリンタにセットす
る。インクジェットプリンタはインク供給孔からインク
を吸入し、このインクをインクジェット記録ヘッドから
噴射して記録媒体に印刷する。インクカートリッジ内に
はインクの排出に応じて大気導入孔から大気が導入され
るので、インクジェットプリンタにはスムーズにインク
の供給がなされる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、インクカート
リッジからシール材を剥がす場合、最初にインク供給孔
のシール材を剥がすと、インクカートリッジ内部は真空
状態にあることから、インク供給孔から大気が吸い込ま
れて、インク供給孔付近に空気層や気泡層ができてしま
う。このようなインクカートリッジをインクジェットプ
リンタにセットして印刷を行わせると、インクが供給さ
れる前に、空気やあるいは気泡を含んだインクがインク
ジェットプリンタに供給されてしまい、印刷品質を低下
させたり、印刷ができない状態となることがあった。
【0005】このような問題を防ぐために、インクカー
トリッジの取り扱い説明書に、大気供給孔側から剥がす
旨の記載をしても、使用者が説明書を読むとは限らず、
うっかり、インク供給孔側からシール材を剥がすと、前
述したごとく印刷品質の低下や印刷不能を招いてしま
う。
【0006】本発明は、シール材の剥がす方向を使用者
に視覚的に実感させて、大気連通孔側からシール材を剥
がさせるようにさせることが可能なインクカートリッジ
の提供を目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】本発明の
インクカートリッジは、内部に設けられたインクの収納
室と、この収納室から外部にインクを供給するインク供
給孔と、前記収納室に大気を導入する大気連通孔とを備
えたインクカートリッジであって、インク供給孔と大気
連通孔とが1枚のシール材にてシールされているととも
に、このシール材の表面のほぼ全長にわたって、剥がす
方向を示すマークが多数分布されていることを特徴とす
る。
【0008】ここで、剥がす方向は、大気連通孔からイ
ンク供給孔へ向かう方向である。したがって、前記マー
クによりシール材を剥がす方向が使用者に視覚的に実感
できるので、使用者に大気連通孔側からシール材を剥が
させるようにさせることができ、剥がす方向を間違えて
印刷品質の低下や印刷不能を招いてしまうことがない。
【0009】前記剥がす方向を示すマークとしては、た
とえば、矢印である。これ以外に頂点を剥がす方向とし
て配列した三角形でもよい。なお、シール材は、剥がす
方向と直角方向に、かつシール材の幅よりも狭いピッチ
で、マークが設けられたシート材から、シール材の幅に
切断して形成することができる。このようにすると、シ
ート材からシール材を上記幅で切断したとき、シール材
には、剥がす方向に配列した多数のマークが確実に含ま
れるので、個々のシール材には十分な数のマークが配置
されて、使用者にマークが分かり易い。
【0010】
【発明の実施の形態】
[実施の形態]図1は、インクカートリッジ2の一例を
示す概略縦断面図である。このインクカートリッジ2
は、記録媒体にインクを噴射して印刷を行うインクジェ
ットプリンタに用いられるもので、上面が開口4aを通
じて開放された直方体状のカートリッジケース4を有
し、このカートリッジケース4の開口4aはキャップ6
にて閉塞されている。
【0011】前記カートリッジケース4の一側(図1左
側)には、図2の部分拡大図に示すごとく、インクジェ
ットプリンタにセットされて使用される際にインクジェ
ット記録ヘッド5のインク供給用マニホールド5aにイ
ンクを供給するインク供給孔4bが形成され、前記カー
トリッジケース4の他側(図1右側)には、大気連通孔
4cが形成されている。また、大気連通孔4cが形成さ
れている位置の内部には、大気連通孔4cを通じてイン
クの蒸発を防止するための蛇行通路状のエアバッファ4
dが形成されている。
【0012】カートリッジケース4の内部は、インク供
給孔4b側にはインク室4eが、大気連通孔4c側には
インクを吸蔵可能である多孔質体4f(ここでは発泡ウ
レタン樹脂を用いている。)が充填されているフォーム
室4g(収納室に該当する。)が、それぞれ形成され、
前記両室4e,4gが下部において連通部4hを介して
相互に連通されている。
【0013】インク供給孔4bには、インクジェットプ
リンタ側のインクジェット記録ヘッド5に供給されるイ
ンクに含まれる塵芥等を除くためのメッシュフィルタ部
材8、およびインクジェット記録ヘッド5への連結のた
めのアダプタ10が設けられている。
【0014】このインクカートリッジ2は、次のように
して製造される。すなわち、図3(a),(b)に示す
ごとく、まずカートリッジケース4のフォーム室4gの
内部に、上面に設けられた開口4aから、多孔質体4f
が圧縮された状態で充填される。その後、キャップ6を
超音波溶着し、次いで、インク供給孔4bを通じてイン
ク注入手段(図示せず)により、脱気されたインクが充
填される。なお、図3(a)は、図3(b)に対して直
角方向で縦に切断して左側から見た縦断面図である。
【0015】このインクの注入処理は、次のように行わ
れる。すなわち、インク供給孔4bに対し、インク注入
手段が接続される。そして、インクの注入に先立って大
気連通孔4cに負圧手段(図示せず)が適用されてイン
クカートリッジ2内が負圧状態とされる。
【0016】そして、インクカートリッジ2内が所定の
負圧状態(例えば、1気圧を0mmHgとして、−71
0mmHg程度)となった状態で、インク注入手段によ
るインクの注入が開始される。注入されたインクは、イ
ンクカートリッジ2内が負圧状態とされていることか
ら、インクカートリッジ2内に容易に吸い込まれる。こ
のときフォーム室4gとインク室4eとを隔てている隔
壁4iに衝突し、上下に別れるが、まず主に流動抵抗の
少ないインク室4eに向かって流れて、インク室4eを
満たす。それから、下部にある連通部4hを介してフォ
ーム室4gに流れ込む。このことによりフォーム室4g
内の多孔質体4f内にインクがしみ込んで、多孔質体4
fを満たす。
【0017】最後に、表面に矢印Aが印刷された1枚の
長いシール材12の各位置を、図4に示す一点鎖線のご
とく、インク供給孔4b(実際にはアダプタ10)、大
気連通孔4c、カートリッジケース4およびキャップ6
に熱溶着して、完全にインク供給孔4bおよび大気連通
孔4cを封止する。その後、インクカートリッジ2全体
を包装して大気圧の雰囲気に戻す。なお、インク供給孔
4b側のシール材12の端部12aはカートリッジケー
ス4の底部4jに熱溶着されているが、大気連通孔4c
側の端部12bは熱溶着されていない。
【0018】前述したシール材12は、図5に示す幅広
の熱溶着性シート材14を、シート材14上に印刷され
ている矢印A(マークに該当する。)の方向に沿って、
シール材12として必要な幅dを切り出すことにより形
成される。シート材14上に印刷されている矢印Aの横
方向、すなわち、矢印Aが示す方向に対して直角方向に
おける、矢印Aの配置ピッチpは、シール材12の幅d
よりも狭い。したがって、シート材14からシール材1
2を上記幅dで切断したとき、各シール材12に1列以
上の矢印Aが確実に含まれるので、十分な数の矢印Aが
各シール材12に配置される。
【0019】図4に示したごとく、切り出されたシール
材12の内、矢印Aの先側の端がインク供給孔4b(ア
ダプタ10)側に溶着される端部12aに該当し、矢印
Aの基側の端が大気連通孔4c側に溶着される端部12
bに該当する。このように多数の矢印Aが印刷されてい
るシール材12がインクカートリッジ2に対して溶着さ
れているため、使用者に矢印Aが認識し易いとともに、
矢印Aの方向から、大気連通孔4c側から剥がすことが
視覚的に実感でき、使用者は剥がす方向を間違えること
がない。
【0020】したがって、使用者に大気連通孔4c側か
らシール材を剥がさせるようにさせることができ、剥が
す方向を間違えて印刷品質の低下や印刷不能を招いてし
まうことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一実施の形態のインクカートリッジの概略縦
断面図である。
【図2】 前記インクカートリッジの使用時の部分拡大
図である。
【図3】 前記インクカートリッジの製造工程の一部の
説明図である。
【図4】 インクカートリッジとインクカートリッジに
貼着されるシール材との位置関係を示す斜視図である。
【図5】 シート材からシール材を切り出す場合の説明
図である。
【符号の説明】
2…インクカートリッジ 4…カートリッジケース 4a…開口 4b…インク供給孔 4c…大気
連通孔 4d…エアバッファ 4e…インク室 4f…
多孔質体 4g…フォーム室 4h…連通部 4i…隔壁 4j…底部 5…インクジェット記録ヘッド 5a…インク供給用マニホールド 6…キャップ 8…メッシュフィルタ部材 10…アダプタ 12
…シール材 12a,12b…端部 14…シート材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部に設けられたインクの収納室と、該収
    納室から外部にインクを供給するインク供給孔と、前記
    収納室に大気を導入する大気連通孔とを備えたインクカ
    ートリッジであって、 前記インク供給孔と前記大気連通孔とが1枚のシール材
    にてシールされているとともに、該シール材の表面のほ
    ぼ全長にわたって、剥がす方向を示すマークが多数分布
    されていることを特徴とするインクカートリッジ。
  2. 【請求項2】前記剥がす方向は、前記大気連通孔から前
    記インク供給孔へ向かう方向であることを特徴とする請
    求項1記載のインクカートリッジ。
  3. 【請求項3】前記剥がす方向を示すマークは、矢印であ
    ることを特徴とする請求項1または2記載のインクカー
    トリッジ。
  4. 【請求項4】前記シール材は、剥がす方向と直角方向
    に、かつ前記シール材の幅よりも狭いピッチで、前記マ
    ークが設けられたシート材から、前記シール材の幅に切
    断して形成されたものであることを特徴とする請求項1
    〜3のいずれか記載のインクカートリッジ。
JP9066343A 1997-03-19 1997-03-19 インクカートリッジ Pending JPH10258519A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7500738B2 (en) 2003-09-11 2009-03-10 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Ink cartridge
JP2011519758A (ja) * 2008-05-08 2011-07-14 ヒューレット−パッカード デベロップメント カンパニー エル.ピー. ヒートステークされた通気口密封部材を有するインクカートリッジ
US8496320B2 (en) 2008-05-08 2013-07-30 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Ink cartridge having a staked vent sealing member

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