JPH10258159A - パチンコ機のランプ付風車及びランプ付飾り部品 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ハンダ付け作業を少なくして配線基板の製造
コストを低くすることにより、ランプ付風車及びランプ
付飾り部品を安く提供する。 【解決手段】 取付板１６と、該取付板１６の前面に回
転自在に設けられ、光を透過し得る透光性の合成樹脂に
よって形成された風車本体１９と、前記取付板１６の裏
面側に一定の間隔を離して設けられ、プリント配線２２
が施こされた部分にランプを装着するための２本一組の
導電ピン２４，２４及び２５，２５をハンダ付けしてな
る配線基板１７と、該配線基板１７の導電ピン２４，２
４及び２５，２５に装着されるランプ２３，２３とを備
え、前記一組の導電ピン２４，２４を配線基板１７の裏
面側に突出させると共に、その突出端に配線コード２６
の端部のコネクタ２７を接続するようにしたことを特徴
とする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ機の遊技
盤面に装着されるランプ付風車及び遊技盤面又は前面枠
の前面に装着されるランプ付飾り部品に関するものであ
る。

【０００２】

【従来の技術】従来、この種のランプ付風車及びランプ
付飾り部品は、取付板の前面に光を透過し得る透光性の
合成樹脂によって形成された風車本体又は中空状のレン
ズ部材を設けると共に、取付板の裏面にランプと該ラン
プが装着される配線基板を設け、ランプの点灯によって
風車本体又はレンズ部材を照明することによって電飾効
果を高めるようにされている。

【０００３】ところで、従来のランプ付風車及びランプ
付飾り部品の配線基板は、前面にプリント配線を施こす
と共に、その配線部分にランプを装着するための２本一
組の導電ピンを複数組ハンダ付けし、さらにその配線部
分に配線コードを直接にハンダ付けしたり或いは配線コ
ードのコネクタを接続する導電ピン又はヘッダーをハン
ダ付けするようにしていた。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】上記した従来の配線基
板は、ハンダ付け個所が多いために面倒で作業能率や生
産性が低く、どうしても高価格にならざるを得ないとい
う問題点があった。

【０００５】本発明は、上記のような問題点に鑑みてな
されたもので、その目的とするところは、ハンダ付け作
業を少なくして配線基板の製造コストを低くすることに
より比較的安い価格でパチンコ機のランプ付風車及びラ
ンプ付飾り部品を提供しようとするものである。

【０００６】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係るパチンコ機のランプ付風車は、取付板
と、該取付板の前面に回転自在に設けられ、光を透過し
得る透光性の合成樹脂によって形成された風車本体と、
前記取付板の裏面側に一定の間隔を離して設けられ、プ
リント配線が施こされた部分にランプを装着するための
２本一組の導電ピンを複数組ハンダ付けしてなる配線基
板と、該配線基板の導電ピンに装着されるランプとを備
え、前記複数組の導電ピンのうちその一組の導電ピンを
配線基板の裏面側に突出させると共に、その突出端に配
線コードの端部のコネクタを接続するようにしたことを
特徴としている。

【０００７】また、本発明に係るパチンコ機のランプ付
飾り部品は、取付板と、該取付板の前面に装着され、光
を透過し得る透光性の合成樹脂によって形成された中空
状のレンズ部材と、前記取付板の裏面側に一定の間隔を
離して設けられ、プリント配線が施こされた部分にラン
プを装着するための２本一組の導電ピンを複数組ハンダ
付けしてなる配線基板と、該配線基板の導電ピンに装着
されるランプとを備え、前記複数組の導電ピンのうちそ
の一組の導電ピンを配線基板の裏面側に突出させると共
に、その突出端に配線コードの端部のコネクタを接続す
るようにしたことを特徴としている。

【０００８】前記ランプ付風車及びランプ付飾り部品の
コネクタを接続する導電ピンは、コネクタが遊技盤寸法
内に納まるようにその配線基板の裏面側に突出する部分
をＬ字形に折り曲げるとよい。

【０００９】また、前記ランプ付飾り部品のコネクタが
遊技盤寸法内に納まるようにするため、取付板にランプ
を臨ませるための透孔を穿設し、配線基板を取付板に接
近させると共に、ランプを透孔からレンズ部材の中空部
内に突入させるようにするのが好ましい。

【００１０】さらに、前記ランプ付風車及びランプ付飾
り部品のコネクタが遊技盤の裏面から後方に突出して裏
機構板の装着に支障を及ばさないようにするため裏機構
板にコネクタを臨ませるための透孔を設けたり或いは裏
機構板に遊技盤の後方へ突出する膨出部を設けるのが好
ましい。

【００１１】

【発明の実施の形態】次に図面を参照して本発明の実施
の形態について説明する。図１は本発明が適用されるパ
チンコ機の正面図であり、１は機枠、２は機枠１の前面
に開閉自在に装着された前面枠である。該前面枠２は、
ほぼ中央に窓孔が設けられた額縁状に形成されており、
その窓孔の一側にガラス扉３と前面板４とが開閉自在に
軸支されている。また、ガラス扉３の後方であり、かつ
窓孔の裏面部分には遊技盤取付枠を介して遊技盤５が着
脱自在に装着されている。６は前面板４の前面に装着さ
れた打球供給皿、７は前面枠２の下部に装着された下部
球受皿、８は打球発射用の操作ハンドルである。

【００１２】前記遊技盤５の前面には、操作ハンドル８
の回動操作によって発射された遊技球を誘導するための
誘導レール９が円形状に配設され、該誘導レール９で区
画された領域が遊技領域として構成されている。この遊
技領域の中央には可変表示装置１０が配設され、その下
方には始動入賞口１１と大入賞口１２が配設されてい
る。また、遊技領域には複数の一般入賞口１５及び本発
明の一実施の形態のランプ付風車１３，１３やランプ付
飾り部品１４としてのレール飾り１４ａ，１４ａが誘導
レール９の内側に沿って設けられている。また、遊技盤
５の上部であり、遊技領域の外側にはランプ付飾り部品
１４としてのコーナーレンズ飾り１４ｂ，１４ｂが設け
られている。

【００１３】一方、前面枠２の前面上部にはランプ付飾
り部品１４としての表示ランプ飾り１４ｃが取付けられ
ており、前面側部には鍵ランプ飾り１４ｄが取付けられ
ている。

【００１４】上記のように構成されたパチンコ機は、遊
技領域に発射された遊技球が始動入賞口１１に入賞する
と可変表示装置１０が可変表示を開示すると共に、その
図柄変動中ランプ付風車１３，１３及びレール飾り１４
ｄ，１４ｄが点灯又は点滅される。そして、可変表示装
置１０の停止時の表示が特定の組合せに揃うと大当りと
なって前面枠２の表示ランプ飾り１４ｃが点灯又は点滅
すると共に、大入賞口１２の開閉扉１２ａを所定時間又
は所定個数の遊技球が入賞するまで開成する動作を所定
サイクル繰返えして一時に多数の賞球が獲得できるよう
になっている。また、遊技球が始動入賞口１１，大入賞
口１２及び一般入賞口１５に入賞して所定個数の賞球が
払い出されるとコーナーレンズ飾り１４ｂ，１４ｂが点
灯し、ガラス扉３を開放すると鍵ランプ飾り１４ｄが点
灯されるようになっている。

【００１５】図２ないし図５にはランプ付風車１３が示
されている。この実施の形態のランプ付風車１３は、図
２及び図３に示すように遊技盤５の前面に取付ける取付
板１６を備える。取付板１６の裏面中央には該取付板１
６と一定の間隔を離して配線基板１７を取着するための
板状の枠部材１８が一体形成されている。また、取付板
１６の前面には光を透過し得る透光性の合成樹脂によっ
て形成された風車本体１９が枠部材１８の中心の軸筒部
２０を貫通する支軸２１によって回転自在に軸支されて
いる。

【００１６】図５に示すように前記配線基板１７の前面
側にはプリント配線２２が施こされており、この配線部
分にはランプ２３，２３を装着するための２本一組の導
電ピン２４，２４及び２５，２５が配線基板１７の左右
両側の２個所にハンダ付けにより接続されている。そし
て、２本一組をなす一方の組の導電ピン２４，２４を配
線基板１７の裏面側に突出させている。この導電ピン２
４，２４の突出長さは配線コード２６の端部のコネクタ
２７を接続するために必要な長さとされている。

【００１７】上記のように構成された配線基板１７は、
図４に示すように枠部材１８の後端に当てがってねじ２
８により固着し、ランプ２３，２３を取付板１６に穿設
した透孔２９，２９に臨ませると共に、導電ピン２４，
２４の突出部分に配線コード２６のコネクタ２７を接続
するものである。これによって、ランプ２３，２３の点
灯または点滅によって風車本体１９が明るく照明され
る。

【００１８】以上のように、本発明に係る一実施の形態
のランプ付風車１３は、ランプ２３，２３を装着するた
めの２本一組をなす一方の組の導電ピン２４，２４を配
線基板１７の裏面側に突出させると共に、その突出部分
に配線コード２６のコネクタ２７を直接に接続するよう
にしたものであるから、従来のように配線コードやコネ
クタを接続するためのヘッダー等のハンダ付けを行う必
要がなくなって作業能率や生産性を向上することがで
き、製造コストを低くすることができる。

【００１９】図６ないし図９はランプ付飾り部品１４と
してのレール飾り１４ａが示されている。この実施の形
態のレール飾り１４ａは、図６及び図７に示すように遊
技盤５の前面に取付ける縦長状の取付板３０を有し、そ
の前面に光を透過し得る透光性の合成樹脂によって形成
された中空状のレンズ部材３１が装着されている。ま
た、取付板３０の裏面には間隔保持突起３２，３２が突
設されており、該間隔保持突起３２，３２に配線基板３
３がねじ３４，３４によって固着されている。

【００２０】前記配線基板３３は、図９に示すようにそ
の前面側にプリント配線３５が施こされており、この配
線部分にランプ３６．３６を装着するための２本一組の
導電ピン３７，３７及び３８，３８がハンダ付けにより
接続されている。そして、２本一組をなす一方の組の導
電ピン３７，３７を配線基板３３の裏面側に突出させて
いる。この導電ピン３７，３７の突出長さは配線コード
３９のコネクタ４０を接続するために必要な長さとされ
ている。

【００２１】前記、取付板３０にはランプ３６，３６を
臨ませるための透孔４１，４１が穿設されており、導電
ピン３７，３７の突出部分には配線コード３９のコネク
タ４０が接続されている。これによって、ランプ３６，
３６の点灯又は点滅によってレンズ部材３１が明るく照
明される。

【００２２】以上のように、本発明に係る一実施の形態
のランプ付飾り部品１４としてのレール飾り１４ａは、
ランプ３６，３６を装着するための２本一組をなす一方
の組の導電ピン３７，３７を配線基板３３の裏面側に突
出させると共に、その突出部分に配線コード３９のコネ
クタ４０を直接に接続するようにしたものであるから、
前述したランプ付風車１３と同じように配線コードやコ
ネクタを接続するためのヘッダー等のハンダ付けを行う
必要がなくなって作業能率や生産性を向上することがで
き、製造コストを低くすることができる。なお、コーナ
ーレンズ飾り１４ｂ，１４ｂ，表示ランプ飾り１４ｃ及
び鍵ランプ飾り１４ｄにもレール飾り１４ａと同じ構造
を適用することができる。

【００２３】図１０はレール飾り１４ａの他の実施の形
態を示すもので、取付板３０の裏面に突設される間隔保
持突起３２，３２を短かくして配線基板３３を取付板３
０に接近させると共に、ランプ３６，３６をレンズ部材
３１の中空部内に突入位置させるようにしたものであ
る。これによって、配線基板３３及びコネクタ４０を遊
技盤寸法内、すなわち遊技盤５に穿設された取付用孔４
２内に納めることができるもので、レール飾り１４ａを
遊技盤５の裏面に密着される裏機構板に影響されること
なく装着可能とすることができる。

【００２４】図１１はレール飾り１４ａのさらに他の実
施の形態を示すもので、配線基板３３の裏面側に突出す
る導電ピン３７，３７の突出部分をＬ字形に折り曲げて
配線基板３３及びコネクタ４０を遊技盤寸法内に納める
ようにしたものであり、図１２はランプ３６，３６を接
続する導電ピン３７，３７、３８，３８部分及び配線基
板３３の裏面側に突出する導電ピン３７，３７の突出部
分の両方をＬ字形に折り曲げるようにしたものである。

【００２５】また、図１３は遊技盤５の裏面に密着され
る裏機構板４３にコネクタ２７を後方へ突出させるため
の透孔４４を穿設して裏機構板４３とコネクタ２７との
干渉を避けるようにしたものであり、図１４は裏機構板
４３に後方へ突出する膨出部４５を形成し、該膨出部４
５内にコネクタ２７を位置させるようにしたものであ
る。なお、図１３及び図１４ではランプ付風車１３に適
用した場合を例示したが、レール飾り１４ａでも同じよ
うに適用することができる。

【００２６】

【発明の効果】以上説明したところから明らかなよう
に、本発明に係るパチンコ機のランプ付風車及びランプ
付飾り部品によれば、ランプを装着するための２本一組
の導電ピンを複数組ハンダ付けしてなる配線基板におい
て、複数組の導電ピンのうちの一組の導電ピンを配線基
板の裏面側に突出させると共に、その突出端に配線コー
ドの端部のコネクタを接続するようにしたので、配線基
板の配線部分に配線コードを直接にハンダ付けしたり或
いはコネクタを接続するためのヘッダー等をハンダ付け
する必要がなくなり、作業能率や生産性を向上すること
ができて配線基板の製造コストを著しく低くすることが
でき、それによってランプ付風車及びランプ付飾り部品
を安く提供することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】パチンコ機の正面図である。

【図２】本発明の一実施の形態に係るランプ付風車の裏
面斜視図である。

【図３】図２の分解斜視図である。

【図４】ランプ付風車の取付状態を示す断面図である。

【図５】配線基板の斜視図である。

【図６】本発明の一実施の形態に係るランプ付飾り部材
としてのレール飾りの斜視図である。

【図７】図６の分解斜視図である。

【図８】レール飾りの取付状態の断面図である。

【図９】配線基板の斜視図である。

【図１０】レール飾りの他の実施の形態の取付状態を示
す断面図である。

【図１１】レール飾りの他の実施の形態の取付状態を示
す断面図である。

【図１２】レール飾りのさらに他の実施の形態の取付状
態を示す断面図である。

【図１３】ランプ付風車と裏機構板との関連構成を示す
断面図である。

【図１４】同じくランプ付風車と裏機構板との関連構成
を示す他の実施の形態の断面図である。

【符号の説明】

１３ ランプ付風車 １４ ランプ付飾り部品 １４ａ レール飾り １６ 取付板 １７ 配線基板 １９ 風車本体 ２２ プリント配線 ２３，２３ ランプ ２４，２４，２５，２５ 導電ピン ２６ 配線コード ２７ コネクタ ３０ 取付板 ３１ レンズ部材 ３３ 配線基板 ３５ プリント配線 ３６．３６ ランプ ３７，３７，３８，３８ 導電ピン ３９ 配線コード ４０ コネクタ ４１，４１ 透孔 ４３ 裏機構板 ４４ 透孔 ４５ 膨出部

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 取付板と、該取付板の前面に回転自在に
   設けられ、光を透過し得る透光性の合成樹脂によって形
   成された風車本体と、前記取付板の裏面側に一定の間隔
   を離して設けられ、プリント配線が施こされた部分にラ
   ンプを装着するための２本一組の導電ピンを複数組ハン
   ダ付けしてなる配線基板と、該配線基板の導電ピンに装
   着されるランプとを備え、 前記複数組の導電ピンのうちその一組の導電ピンを配線
   基板の裏面側に突出させると共に、その突出端に配線コ
   ードの端部のコネクタを接続するようにしたことを特徴
   とするパチンコ機のランプ付風車。
2. 【請求項２】 取付板と、該取付板の前面に装着され、
   光を透過し得る透光性の合成樹脂によって形成された中
   空状のレンズ部材と、前記取付板の裏面側に一定の間隔
   を離して設けられ、プリント配線が施こされた部分にラ
   ンプを装着するための２本一組の導電ピンを複数組ハン
   ダ付けしてなる配線基板と、該配線基板の導電ピンに装
   着されるランプとを備え、 前記複数組の導電ピンのうちその一組の導電ピンを配線
   基板の裏面側に突出させると共に、その突出端に配線コ
   ードの端部のコネクタを接続するようにしたことを特徴
   とするパチンコ機のランプ付飾り部品。
3. 【請求項３】 配線基板の裏面側に突出する導電ピンを
   Ｌ字形に折り曲げたことを特徴とする請求項１又は２記
   載のパチンコ機のランプ付風車及びランプ付飾り部品。
4. 【請求項４】 取付板にランプを臨ませるための透孔を
   穿設し、配線基板を取付板に接近させると共に、ランプ
   を透孔からレンズ部材の中空部内に突入させることによ
   って、導電ピンに接続するコネクタが遊技盤寸法内に納
   まるようにしたことを特徴とする請求項２記載のパチン
   コ機のランプ付飾り部品。
5. 【請求項５】 遊技盤の裏面に密着して装着される裏機
   構板に透孔を穿設し、導電ピンに接続されるコネクタを
   裏機構板の透孔から突出させるようにしたことを特徴と
   する請求項１又は２記載のパチンコ機のランプ付風車及
   びランプ付飾り部品。
6. 【請求項６】 遊技盤の裏面に密着して装着される裏機
   構板に遊技盤の後方へ突出する膨出部を設け、導電ピン
   に接続されるコネクタを膨出部内に位置させるようにし
   たことを特徴とする請求項１又は２記載のパチンコ機の
   ランプ付風車及びランプ付飾り部品。