JPH10258085A - 電動車両のバッテリー取付け構造 - Google Patents

電動車両のバッテリー取付け構造

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Publication number
JPH10258085A
JPH10258085A JP9068604A JP6860497A JPH10258085A JP H10258085 A JPH10258085 A JP H10258085A JP 9068604 A JP9068604 A JP 9068604A JP 6860497 A JP6860497 A JP 6860497A JP H10258085 A JPH10258085 A JP H10258085A
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JP
Japan
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battery
vehicle
case body
case
side contact
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JP9068604A
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English (en)
Inventor
Kunihiro Hayashi
邦宏 林
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Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コネクタによる接続を不要にしてバッテリー
の取付け取り外しが簡単になり、また、盗難に会う恐れ
も防止できる。 【解決手段】 ケース体30背面部および電装品ケース
38前面部では、前記ケース体30を前記取付け位置に
取付けたときに前記バッテリー側接点40と車体側接点
42とが接触する位置に形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電動車椅子あるい
は電動三輪車等の電動車両のバッテリー取付け構造に関
する。
【0002】
【従来の技術】一般に、電動車両例えば図10に示すよ
うに電動三輪車では、乗員が車体後部のシートaに着座
して中央部のフロアbに足を乗せる状態になって、車体
全部のハンドルcを把持して前輪dを操舵しかつアクセ
ルレバーeの操作で後輪fの駆動を制御することによ
り、所望の運転が行えるようになっている(例えば特開
平6−340285号参照)。
【0003】また、前記電動三輪車では、シートaの下
方部には、バッテリーgやコントロールボックスhなど
がリアボディーi内に配設、収納されている。
【0004】従来の電動車両では、バッテリーgの端子
には、バッテリーハーネスjの一端が接続され該ハーネ
スjの他端はメインハーネスのコネクタkと接続され
る。バッテリーgの取付け取り外しの際にはそのコネク
タkで断続していた。また、搭載されるバッテリーgは
単体で剥き出されているか、種類によってはケースに入
った状態で車体に置かれる。また、バッテリーgの固定
方法は種々にあるが、乗用車に見られるようにベルト
(ゴム、ナイロンなど)m、ブラケットm1を介してボ
ルト留めするのが主たる例である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の電動車両では、バッテリーの取付け取り外しはベル
ト、ブラケットを外し、かつ、コネクタを取り外さなけ
ればならず、面倒な作業である。特に、電動車両のユー
ザには、体の不自由な人がおり、このような人には困難
な作業になる。これに対して、バッテリーを単に取り外
し可能にしても、取り外し易いと、盗難に会う恐れが生
じる。
【0006】本発明は、前記従来の問題点を解消するべ
くなされたものであって、コネクタによる接続を不要に
してバッテリーの取付け取り外しが簡単になり、また、
盗難に会う恐れも防止できる電動車両のバッテリー取付
け構造を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するため次の構成を有する。請求項1の発明は、電源
用バッテリーを搭載する電動車両において、バッテリー
がケース体に収容された状態で車両の所定位置への取付
け、および取り外しが可能であり、ケース体の所定箇所
にはそれが収容するバッテリーの電極に繋がるバッテリ
ー側接点が固定され、電動車両の車体所定箇所にはバッ
テリーの電源を車両電気部品に導入する車体側接点が固
定され、これらケース体所定箇所および車体所定箇所
は、前記ケース体を前記所定位置に取付けたときに前記
バッテリー側接点と車体側接点とが接触する位置に形成
されることを特徴とする電動車両のバッテリー取付け構
造である。
【0008】請求項2の発明は、バッテリーを収容した
ケース体底面部には、突起部が形成されているととも
に、車両の所定箇所のケース体載置面部には、前記突起
部が嵌入してケース体を車両所定位置に位置決めする穴
が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の電
動車両のバッテリー取付け構造である。
【0009】請求項3の発明は、バッテリーを収容した
ケース体には、ケース体を所定位置に取付けた状態で車
体に固定しかつバッテリー側接点と車体側接点とが緊密
に圧着するようにケース体を車体に押し付けるキーロッ
ク手段を設けたことを特徴とする請求項1または2に記
載の電動車両のバッテリー取付け構造である。
【0010】請求項4の発明は、電動車両の車体には、
所定位置以外にバッテリーを収容したケース体を搭載す
る搭載部を設けたことを特徴とする請求項1ないし3の
うちの1に記載の電動車両のバッテリー取付け構造であ
る。
【0011】請求項5の発明は、バッテリーを収容した
ケース体には、ケース体を持ち上げるときに手掛かりに
なる把手部が設けられたことを特徴とする請求項1ない
し3のうちのいずれか1に記載の電動車両のバッテリー
取付け構造である。
【0012】請求項1の発明によれば、バッテリーがケ
ース体に収容された状態で車両の所定位置への取付け、
および取外しが可能である。それと共に、ケース体には
バッテリー側接点を設けかつ車体には車体側接点を設
け、これらケース体所定箇所および車体箇所に、前記ケ
ース体を前記所定位置に取付けたときに前記バッテリー
側接点とケース体側接点とが接触する位置に形成する。
【0013】したがって、バッテリーをケース体に収容
した状態で、車体に単純に取付けたり取外したりできる
ので、ユーザはバッテリーに直接触れることなく充電品
時にバッテリーを外して運ぶことができる。家屋内に持
ち込むことが容易であるので、2階や3階の住人でも充
電が容易にできる。また、ケース体を車体から外すだけ
で接点が外れ、かつ、ケース体を車体に取付けるだけで
接点同士が接してバッテリーの電源を車両電気部品(モ
ータコントローラなど)に導入(供給)できる。したが
って、コネクタの分離や接続など面倒な作業をせずに、
バッテリーを車体に取付け取り外しができる。
【0014】請求項2の発明は、バッテリーを収容した
ケース体底面部の突起部を車両の位置決め穴に嵌入する
だけで、ケース体を車両所定位置に位置決めできるの
で、バッテリーを収容したケース体を車両に搭載後にい
ちいち位置決めする必要がなく、極めて利便性が高い。
また、ケース体を所定位置に載置したときに、ケース体
がずれようとするのを穴に嵌入した突起部で防止でき、
安定性が高くなる。
【0015】請求項3の発明は、バッテリーを収容した
ケース体には、ケース体を所定位置に取付けた状態で車
体に固定しかつバッテリー側接点と車体側接点とが緊密
に圧着するようにケース体を車体に押し付けるキーロッ
ク手段を設けたので、接点同士の接触が安定的に維持さ
れ、バッテリー電源導入に支承が生じない。また、バッ
テリーを取付け後にキーロック手段のキーを取り外せ
ば、ケース体は取り外せなくなり、ユーザが車両から離
れたときなどに盗難防止を図ることができる。
【0016】請求項4の発明によれば、電動車両の車体
には、所定箇所以外にバッテリーを収容したケース体を
搭載する搭載部を設けたので、予備のバッテリーを車両
に搭載することができ、航続距離の倍増(延長)ができ
る。
【0017】請求項5の発明によれば、バッテリーを収
容したケース体には、把手部でバッテリーを持ち上げる
ときに手掛かりになるので、取り外し、取付け、運搬の
いずれのときにも便利に行える。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1〜図9は、本発明の電動車両
の実施形態である三輪電動車両のバッテリー取付け構造
説明図である。図1〜図3に示すように、電動車両は、
一つの前輪2がフロントフォーク4に回動自在に支持さ
れ、かつ、フロントフォーク4はヘッドパイプ20に旋
回動可能に軸支されて、バーハンドル6で操舵できるよ
うになっている。また、電動車両の後部には二つの後輪
8、8が回動可能に設けられている。前輪2と後輪8、
8との間では乗員が着座するシート10の前方に足を乗
せるフロア12が設けられ、シート10を支持するシー
トポスト14が車体フレーム16のシートステー18に
取付けられたものである。
【0019】車体フレーム16は、図2に詳細に示すよ
うに、車体前部のヘッドパイプ20から下方に延び(立
ち上がり部22a)かつ後方に向けて曲がって(水平部
22b)側面視「L」字形状を呈して車体中央に位置す
るメインフレーム22と、メイフレーム22の水平部2
2b前端に溶接固定されてそこから車体幅方向左右に延
びかつ後方に向けて曲がり肩形状を呈して後方に延びる
左右対のサイドフレーム24とを有し、これらメインフ
レーム22とサイドフレーム24とでフロア12を下方
から支える。
【0020】すなわち、前記左右対のサイドフレーム2
4、24は、図2に詳細に示すように、その前部24
a、24aは左右に広がり、中央部24b、24bから
後部24c、24cは内側に絞られるように曲がる。そ
して、サイドフレーム後部24c、24cの後ろの立ち
上がり部24d、24dは、後方かつ上方に左右サイド
フレームが平行に延長される。また、この延長された立
ち上がり部24d、24dの上部に後ろ向きに「へ」の
字形状を呈するシートステー18が上下2枚固定されて
おり、該2枚のシートステー18中央部を貫通するシー
トポストパイプ18aにシートパイプ14が締め付け固
定される。
【0021】前記メイフレーム22の水平部22bの後
部とサイドフレーム24の後部24cとには、それらに
跨がりかつ上方から被せるように板材のフレームメンバ
ープレート26が溶接固定される。フレームメンバープ
レート26は縁部を下方に折り曲げて強度を高めている
ものである。フレームメンバプレート26の上面部(ケ
ース体裁置面部に相当)にはバッテリー28をケース体
30内に収容したバッテリーパック32を搭載するため
ほぼ平面になっており、バッテリーパック32の位置決
めのために、適宜位置に適宜個数の穴34が穿設されて
いる。
【0022】図3に示すように、前記対のサイドフレー
ム24、24の立ち上がり部24d、24dには、内側
に平面方向が車体前後および垂直に広がる板材プレート
36、36が溶接固定されている。シートステー18取
付け部近傍下部には、厚板製あるいは鋳造製(例えばア
ルミニウム鋳物製)の剛性の高い電装品ケース(メイン
コントローラ等が収容されている)38が板材プレート
36、36を介してサイドフレーム立ち上がり部24
d、24dにボルト(符号36bで示す)締着で固定さ
れている。
【0023】なお、板材プレート36、36は後部に延
びて棚状部36aが溶接固定されており、この棚状部3
6aには予備のバッテリーパック32を搭載できるよう
になっている。
【0024】ここで、前記電動車両において、図2およ
び図3に示すように、バッテリーパック32は、バッテ
リー28がケース体30に収容された状態で車両のシー
ト10下方であってフロア12後方のサイドフレーム立
ち上がり部24d、24dの前側位置(所定位置に相
当)への取付け、および取り外しが可能になっている。
【0025】図4および図5はバッテリーパック32を
説明する正面図および側断面図である。図4および図5
などに示すように、ケース体30の背面部30a(所定
箇所に相当)にはそれが収容するバッテリー28の電極
(図示省略)に繋がり外部に電源を導き出すためのバッ
テリー側接点40が固定される。また、電動車両のサイ
ドフレーム立ち上がり部24d、24d(車体所定箇所
に相当)に固定された電装品ケース38の前面部には、
図8に示すように、バッテリー28の電源を電装品ケー
ス38内のコントローラおよびモ−タ(車両電気部品)
などに導入する車体側接点42が固定される。そして、
これらケース体30背面部30aおよび電装品ケース3
8前面部は、前記ケース体30を前記取付け位置に取付
けたときに前記バッテリー側接点40と車体側接点42
とが接触する位置に形成される(請求項1に相当)。
【0026】また、バッテリー28を収容したケース体
30底面部30bには、図4に示すように、突起部44
が形成されている。バッテリーパック32を載置するフ
レームメンバープレート26の位置決め穴34、34
は、前記突起部44が嵌入してケース体30をフレーム
メンバープレート26上に位置決めするようにそれぞれ
が対応している(請求項2に相当)。
【0027】また、バッテリー28を収容したケース体
30は、図5で上方を向く上面48aと左方を向く前面
48bとが開放した概略箱状の本体部48にその開放し
た箇所を覆う、側面視概略逆L字形状のカバー部(バッ
テリーカバー:外観部品)50とで構成されており、複
数のビス52でカバー部50を本体部48に締着固定す
る。
【0028】図4ではバッテリー28の小さいものと大
きいものとを参考のために示しているが、通常は、ケー
ス体30内にはバッテリー28を2つ同じ大きさのもの
を入れる。カバー部50には、内側上部から下方にリブ
50aが垂下し前部にもリブ50bが突設されている。
これらリブ50a、50bはケース体30内にバッテリ
ー28を入れた場合に車両の運転時やケース体30の運
搬時にバッテリー28が踊らないようにするものであ
る。バッテリー28がリブ50aで押さえ得ない大きさ
のものの場合には、ケース体30内に箱型のアダプタ
(下駄)54を置き、その上にバッテリー28を乗せて
バッテリー28の上面位置をバッテリー28の大小を問
わずに一致させ、リブ50aで押さえるようになってい
る。すなわち、ケース体30内には底面形状が同じで高
さのみ異なる三種類程度のバッテリー28を収容可能に
し、その最も背の高いバッテリー28に合わせてケース
体30の高さが設定されている。背の低いバッテリー2
8はアダプタ54を入れて対応する。
【0029】ケース体30の上部にはパイプ材からなる
ハンドル(取手に相当)56が固定されており、カバー
部50の上部中央部の窪み50cに該ハンドル56が横
切るように露出する。この窪み50cの後側のカバー部
50(あるいは本体部48)にキーロック部58が設け
られる。
【0030】キーロック部58は、ケース体30をフレ
ームメンバープレート26上であって、電装品ケース3
8前方位置に取付けた状態で車体に固定しかつバッテリ
ー側接点40と車体側接点42とが緊密に圧着するよう
にケース体30を電装品ケース38側に押し付けるもの
である。すなわち、キーロック部58は、図5および図
6に示すように、ケース体30のカバー部50の幅方向
中央でかつ上端部に概略円筒形状の本体部分(錠部分)
が取付け固定されており、キーロック部58上端部のキ
ー穴58aに対応するキー60を差し込んで回転させた
ときに回転する、先端に突起58b1の形成されて概略
L字形状のフックプレート58bがキーロック部58の
下端部に設けられる。
【0031】後記する車体側接点42の支持部64にお
ける上端部には前方に棚状部分64aが延びかつその先
端部に下方に向かうカム状部分64a1が突出形成され
る(例えば樹脂一体成形品)。このカム状部分64a1
には、前記キーロック部58が回転したときにフックプ
レート58bの突起58b1が係止し、この係止によ
り、バッテリーパック32を電装品ケース38と係止固
定する。
【0032】バッテリー側接点40と車体側接点42は
導体からなる複数片で構成され、かつ、絶縁体を介装し
た支持部62、64によりケース体30と電装品ケース
38にそれぞれネジ止めで設けられている。バッテリー
側接点40は、図7に詳細に示すように、ケース体30
の裏面側に矩形に突出する支持部62に複数箇所の接点
40が短冊状に露出しており、車体側接点42は、図9
に詳細に示すように、電装品ケース38の表面側突出す
る支持部64の複数箇所に接点42が側面視山形に突出
している。一方、前記キーロック部58にキー60を差
し込んで前記支持部64に係止固定することにより、車
体側接点42はバッテリー側接点40に接触が確実に保
持される。それと共に、キー60をぬけば盗難防止にも
なる。
【0033】電動車両の車体に、バッテリーパック32
を搭載するのはフレームメンバープレート26上以外
に、搭載する棚状部36aを設けており、ここに予備の
バッテリーパック32を搭載することができる。
【0034】また、バッテリーパック32において、そ
の上部の窪み50cには、ケース体30を持ち上げると
きに手掛かりになるバー状の把手部56が露出してもち
やすく設けられている。なお、図8に示すように、電装
品ケース38の上下に長い箱形形状を呈し、左右部には
板材プレート36締着用のボス38aが上下2箇所ずつ
突設される。また、電装品ケース38の上部には、内部
の電装品(電子基板等)から発生する熱を放散する放熱
フィン38bが複数形成される。
【0035】以上のように実施形態のバッテリー取付け
構造においては、バッテリー28がケース体30に収容
された状態のバッテリーパック32で車両のフレームメ
ンバプレート26などの所定位置への取付け、および取
外しが可能である。それと共に、ケース体30にはバッ
テリー側接点40を設けかつ車体の電装品ケース38に
は車体側接点42を設け、これらケース体30の裏面の
所定箇所および電装品ケース38の表面に、前記ケース
体30を前記所定位置に取付けたときに前記バッテリー
側接点40とケース体側接点42とが接触する位置に形
成する。
【0036】したがって、バッテリー28をケース体3
0に収容した状態で、車体に単純に取付けたり取外した
りできるので、ユーザはバッテリー28に直接触れるこ
となく充電品時にバッテリー28を外して運ぶことがで
きる。家屋内に持ち込むことが容易であるので、2階や
3階の住人でも充電が容易にできる。
【0037】また、ケース体30を車体から外すだけで
接点が外れ、かつ、ケース体30を車体に取付けるだけ
で接点40、42同士が接してバッテリー28の電源を
車両電気部品(モータコントローラなど)に導入(供
給)できる。
【0038】また、バッテリーパック32のバッテリー
28を収容したケース体30底面部30bの突起部44
で位置決めできるので、バッテリー28を収容したケー
ス体30を車両に搭載後にいちいち位置決めする必要が
なく、極めて利便性が高い。また、ケース体30を所定
位置に載置したときに、ケース体30がずれようとする
のを位置決め穴34に嵌入して防止でき、安定性が高く
なる。また、突起部44は複数(例えば5個)同一長さ
で突出しておりバッテリーパック32を床面に置くとき
の足になる。
【0039】バッテリー28を収容したケース体30に
は、バッテリー側接点40と車体側接点42とが緊密に
圧着するようにケース体30を車体に押し付けるキーロ
ック部58を設けたので、接点40、42同士の接触が
安定的に維持され、バッテリー電源導入に支承が生じな
い。また、バッテリー28を取付け後にキーロック部5
8のキー60を取り外せば、バッテリーパック32は車
体から取り外せなくなり、ユーザが車両から離れたとき
などに盗難防止を図ることができる。
【0040】電動車両の車体には、所定箇所以外にバッ
テリー28を収容したケース体30であるバッテリーパ
ック32を搭載する棚状部36aを設けたので、予備の
バッテリー28を車両の搭載することができ、前後のバ
ッテリーパック32の交換で倍の走行距離が稼げる。し
たがって、航続距離の倍増(延長)ができる。
【0041】バッテリー28を収容したケース体30に
は、把手部66がバッテリー28を持ち上げるときに手
掛かりになるので、取り外し、運び、取付けのいずれで
も便利に行える。バッテリーパック32のケース体30
は外観部品を兼ねており、部品点数削減に寄与してい
る。
【0042】
【発明の効果】以上説明したとおり、請求項1の発明に
よれば、バッテリーをケース体に収容した状態で、車体
に単純に取付けたり取外したりできるので、ユーザはバ
ッテリーに直接触れることなく充電品時にバッテリーを
外して運ぶことができる。また、家屋内に持ち込むこと
が容易であるので、2階や3階の住人でも充電が容易に
できる。
【0043】また、ケース体を車体から外すだけで接点
が外れ、かつ、ケース体を車体に取付けるだけで接点同
士が接してバッテリーの電源を車両電気部品(モータコ
ントローラなど)に導入(供給)できる。したがって、
コネクタの分離や接続など面倒な作業をせずに、バッテ
リーを車体に取付け取り外しができる。
【0044】請求項2の発明によれば、バッテリーを収
容したケース体底面部の突起部を車両の位置決め穴に嵌
入するだけで、ケース体を車両所定位置に位置決めでき
るので、バッテリーを収容したケース体を車両に搭載後
にいちいち位置決めする必要がなく、極めて利便性が高
い。また、ケース体を所定位置に載置したときに、ケー
ス体がずれようとするのを穴に嵌入した突起部で防止で
き、安定性が高くなる。
【0045】請求項3の発明によれば、バッテリーを収
容したケース体には、ケース体を所定位置に取付けた状
態で車体に固定しかつバッテリー側接点と車体側接点と
が緊密に圧着するようにケース体を車体に押し付けるキ
ーロック手段を設けたので、接点同士の接触が安定的に
維持され、バッテリー電源導入に支承が生じない。ま
た、バッテリーを取付け後にキーロック手段のキーを取
り外せば、ケース体は取り外せなくなり、ユーザが車両
から離れたときなどに盗難防止を図ることができる。
【0046】請求項4の発明によれば、電動車両の車体
には、所定箇所以外にバッテリーを収容したケース体を
搭載する搭載部を設けたので、予備のバッテリーを車両
の搭載することができ、航続距離の倍増(延長)ができ
る。また、航続距離よりもバッテリーの重量を軽くした
い場合は、予備のバッテリーを搭載しなければよく、選
択の幅(航続距離か重量軽減か)が増える。
【0047】請求項5の発明によれば、バッテリーを収
容したケース体には、把手部でバッテリーを持ち上げる
ときに手掛かりになるので、取り外し、運び、取付けの
いずれでも便利に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る電動三輪車の側面視構
成説明図である。
【図2】図1の電動三輪車のフレーム構造斜視説明図で
ある。
【図3】図1の電動三輪車のバッテリー取付け部詳細図
である。
【図4】実施形態に係るバッテリーパックの正面視説明
図である。
【図5】バッテリーパックの側面視断面説明図である。
【図6】バッテリーパックのキーロック部の詳細説明図
である。
【図7】(a)はバッテリー側接点の支持部の(b)の
A−A線横断面図、(b)は該支持部の正面視図であ
る。
【図8】電装品ケースの正面視説明図である。
【図9】(a)は車体側接点の支持部の平面視図、
(b)は該支持部の正面視図、(c)は側面図である。
【図10】従来の電動車両の説明図である。
【符号の説明】
28 バッテリー 30 ケース体 32 バッテリーパック 34 位置決め用の穴 38 電装品ケース 40 バッテリー側接点 42 車体側接点 44 突起部 48 ケース体本体部 50 ケース体のカバー部 56 ハンドル 58 キーロック部 60 キー 62、64 接点支持部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源用バッテリーを搭載する電動車両に
    おいて、 バッテリーがケース体に収容された状態で車両の所定位
    置への取付け、および取り外しが可能であり、ケース体
    の所定箇所にはそれが収容するバッテリーの電極に繋が
    るバッテリー側接点が固定され、電動車両の車体所定箇
    所にはバッテリーの電源を車両電気部品に導入する車体
    側接点が固定され、これらケース体所定箇所および車体
    所定箇所は、前記ケース体を前記所定位置に取付けたと
    きに前記バッテリー側接点と車体側接点とが接触する位
    置に形成されることを特徴とする電動車両のバッテリー
    取付け構造。
  2. 【請求項2】 バッテリーを収容したケース体底面部に
    は、突起部が形成されているとともに、車両の所定位置
    のケース体載置面部には、前記突起部が嵌入してケース
    体を車両所定位置に位置決めする穴が形成されているこ
    とを特徴とする請求項1に記載の電動車両のバッテリー
    取付け構造。
  3. 【請求項3】 バッテリーを収容したケース体には、ケ
    ース体を所定位置に取付けた状態で車体に固定しかつバ
    ッテリー側接点と車体側接点とが緊密に圧着するように
    ケース体を車体に押し付けるキーロック手段を設けたこ
    とを特徴とする請求項1または2に記載の電動車両のバ
    ッテリー取付け構造。
  4. 【請求項4】 電動車両の車体には、所定位置以外にバ
    ッテリーを収容したケース体を搭載する搭載部を設けた
    ことを特徴とする請求項1ないし3のうちの1に記載の
    電動車両のバッテリー取付け構造。
  5. 【請求項5】 バッテリーを収容したケース体には、ケ
    ース体を持ち上げるときに手掛かりになる把手部が設け
    られたことを特徴とする請求項1ないし3のうちのいず
    れか1に記載の電動車両のバッテリー取付け構造。
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