JPH1025770A - 油圧制御弁装置 - Google Patents

油圧制御弁装置

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JPH1025770A
JPH1025770A JP18237096A JP18237096A JPH1025770A JP H1025770 A JPH1025770 A JP H1025770A JP 18237096 A JP18237096 A JP 18237096A JP 18237096 A JP18237096 A JP 18237096A JP H1025770 A JPH1025770 A JP H1025770A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 オプションアクチュエータを必要とする際
に、そのオプション制御弁を、簡単かつ容易に設置する
ことができる油圧制御弁装置を提供する。 【解決手段】 第1のポンプ10および第2のポンプ1
2に接続される第1の多連弁ブロック14および第2の
多連弁ブロック16と、これらの間に介在する合流ブロ
ック18とからなり、両多連弁ブロックは、そのセンタ
バイパス油路24、26上に、これを開閉するセンタバ
イパス制御弁32、34を備え、合流ブロックは、多連
弁ブロック内のそれぞれの供給油路50、52およびそ
れらの合流油路36、38およびその戻り油路40を備
えている油圧制御弁装置において、合流ブロック18に
対して、その供給油路50、52および戻り油路40
に、それぞれ連通する外部接続用の供給ポートおよび戻
りポート、54a、56aを設けると共に、これらのポ
ートに対して、オプションアタッチメント用のアクチュ
エータ58、60のオプション制御弁54、56を着脱
可能に装着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、油圧ショベル等の
アクチュエータを制御する油圧制御弁装置に係り、特に
その標準仕様以外の装置、すなわちオプションアタッチ
メント用アクチュエータを含むように想定された装置に
対する油圧制御弁装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、油圧ショベルは、図2および図
3に示すように、標準的には、旋回モータ20A、アー
ムシリンダ20B、左側走行モータ20C、ブームシリ
ンダ20D、バケットシリンダ20Eおよび右側走行モ
ータ20Fからなる各アクチュエータを有している。そ
して、これらは、エンジン(図示せず)で駆動する一対
(第1および第2)の油圧ポンプ10、12(図4参
照)で駆動するように構成されている。
【0003】すなわち、この種の油圧制御弁装置は、一
般的には、図4に示すように、第1のポンプ10および
第2のポンプ12に接続される、前記アクチュエータ2
0A〜20Cおよび20D〜20Fを制御するための第
1の多連弁ブロック14および第2の多連弁ブロック1
6と、これら両多連弁ブロック14、16の間に介在す
る合流ブロック18とからなる。そして、これら多連弁
ブロック14、16は、そのそれぞれの多連制御弁22
A〜22Cおよび22D〜22Fのセンタバイパス油路
24、26および戻り油路28、30の間を開閉するセ
ンタバイパス制御弁32、34を備えている。
【0004】また、合流ブロック16は、多連弁ブロッ
ク14、16内のそれぞれの吐出圧油を、それぞれチェ
ック弁36a、38aを介して合流する供給油路36、
38およびその戻り油路40(前記戻り油路28、30
を含む)を備えた構成からなる。
【0005】なお、図中の参照符号14a、16aはそ
れぞれ両多連弁ブロック14、16のポンプポートを示
し、18aは合流ブロック18のタンクポートを示し、
そして42はタンクを示す。
【0006】しかるに、このような油圧ショベルは、前
記標準仕様の他に、例えばブレーカや圧砕機等のような
オプションアタッチメント用アクチュエータが、しばし
ば要求される。このため、この種の油圧制御弁装置に
は、通常前記アタッチメント用アクチュエータに対する
オプション制御弁の予備的設置が推賞されている。すな
わち、図4の装置では、第2の多連弁ブロック16の中
にオプション制御弁22Gが予め設けられ、そしてこれ
に対して、所要のアタッチメント用アクチュエータ20
Gが必要に応じて接続されるように構成されている。
【0007】そこで、このような油圧制御弁装置におい
ては、各アクチュエータ20A〜20Cおよび20D〜
20Gは、それぞれの多連弁ブロック14、16内にお
いて、そのそれぞれの制御弁22A〜22Cおよび22
D〜22Gを介して駆動される。この場合、その幾つ
か、ここでは第2の多連弁ブロック16内のブームシリ
ンダ20D(およびその制御弁22D)と、第1の多連
弁ブロック14内の旋回モータ20A(およびその制御
弁22A)とは、合流ブロック18を介しても、すなわ
ち、第1の多連弁ブロック16内の第1のポンプ10か
らの吐出圧油あるいは第2の多連弁ブロック14内の第
2のポンプ12からの吐出圧油を合流しても、駆動し得
るように構成されている。
【0008】例えば、制御弁22D(ブームシリンダ2
0D)を合流ブロック18を介して駆動する場合には、
パイロットポート32aを介してセンタバイパス制御弁
32を閉止すると共に、パイロットポート22Daを介
して制御弁22Dを操作する。これにより、第1の多連
弁ブロック16内の第1のポンプ10からの吐出圧油
が、そのセンタバイパス油路24から供給油路36、チ
ェック弁36aを介して第2の多連弁ブロック14のセ
ンタバイパス制御弁26内の、第2のポンプ12からの
吐出圧油に合流した上で、前記制御弁22Dを通り、ブ
ームシリンダ20Dへ供給され、これを駆動する。
【0009】従って、このような左右両多連弁ブロック
の間に合流ブロック介在した油圧制御弁装置(以下、組
合せ型油圧制御弁装置、あるいは単に油圧制御弁装置と
称する)によれば、多連弁ブロック内にオプション制御
弁を予め組込んでおくことにより、標準仕様以外のアタ
ッチメント用アクチュエータでも比較的簡単に適用する
ことができると共に、両多連弁ブロック間の吐出圧油
を、中間合流ブロックを介して簡単かつ容易に合流する
ことができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の組合せ型油圧制御弁装置には、なお次に述べ
るような難点があった。
【0011】すなわち、前記従来の油圧制御弁装置は、
前述したように組合せ型に形成し、かつ、その多連弁ブ
ロック内にオプション制御弁を予め組込むことにより、
標準仕様以外のオプションアタッチメントにも比較的簡
単に適用し得ると共に、両多連弁ブロック間の吐出圧油
をも容易に合流できるよう構成されている。
【0012】しかるに、オプションアタッチメントを必
要とする油圧ショベルは、これを必要としない標準仕様
のものに比較すると、数量的には極めて少数ではある
が、それにも拘らず、必要とされる場合には、前記アタ
ッチメントは、特に近年の都市土木作業等においては、
任意所定の設置位置で複数個(少なくとも2つ)を要求
されるに至っている。
【0013】このため、前記従来の油圧制御弁装置にお
いて、オプションアタッチメントを必要としない場合に
は、多連弁ブロック内の予備的オプション制御弁が無駄
となって、設置コストが上昇する。さらに、オプション
アタッチメントを必要とする場合には、往々にして前記
予備的制御弁とは別の追加制御弁をさらに必要とする。
そして、その設置に際しては、油圧ショベルの車体が狭
いことから、極めて困難な作業を必要とし、このためさ
らに設置コストが上昇する結果となっていた。
【0014】そこで、本発明の目的は、油圧制御弁装置
であって、オプションアクチュエータが必要とされる際
に、その所要個数に応じて、そのオプション制御弁を簡
単かつ容易に、すなわちポンプ吐出圧油供給油路および
その戻り油路との間の接続配管ラインを要することな
く、設置することができる油圧制御弁装置を提供するこ
とにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明に係る油圧制御弁装置は、第1のポンプおよ
び第2のポンプにそれぞれ接続される第1のアクチュエ
ータ制御用多連弁ブロックおよび第2のアクチュエータ
制御用多連弁ブロックと、前記第1の多連弁ブロックお
よび第2の多連弁ブロックの間に介在する合流ブロック
とからなり、前記第1の多連弁ブロックおよび第2の多
連弁ブロックはそのそれぞれの多連制御弁のセンタバイ
パス油路上にこれを開閉するセンタバイパス制御弁を備
え、さらに前記合流ブロックは前記第1の多連弁ブロッ
クおよび第2の多連弁ブロック内のそれぞれの供給およ
び/または合流油路およびその戻り油路を備える油圧制
御弁装置において、合流ブロックに対して、その供給お
よび/または合流油路およびその戻り油路にそれぞれ連
通する1つまたはそれ以上の外部接続用の供給ポートお
よび戻りポートを設けると共に、これら供給ポートおよ
び戻りポートに対して、オプションアタッチメント用ア
クチュエータのオプション制御弁を着脱可能に装着する
ことを特徴とする。
【0016】この場合、オプション制御弁は、第1の多
連弁ブロックおよび/または第2の多連弁ブロック内の
センタバイパス制御弁と連動することにより、オプショ
ンアタッチメント用アクチュエータを駆動するように構
成することができる。
【0017】本発明において、左右両多連弁ブロックの
間に合流ブロックを介在した組合せ型油圧制御弁装置
の、前記合流ブロックは、その内部に、ポンプ吐出圧油
の供給および/またはそれらの合流油路およびその戻り
油路に、それぞれ連通する1つまたはそれ以上の外部接
続用の供給ポートおよび戻りポートを有し、そしてこの
供給ポートおよび戻りポートは、オプション制御弁を着
脱可能に(直接的に装着できるように)構成されてい
る。
【0018】従って、本発明によれば、オプションアク
チュエータを必要とする際に、その所要個数に応じて、
そのオプション制御弁を、合流ブロックに対して簡単に
(ポンプ吐出圧油の供給油路およびその戻り油路との接
続を要することなく)設置できることは明らかである。
なお、この場合、両多連弁ブロック間のポンプ吐出圧油
が合流ブロックを介して容易に合流されることも勿論で
ある。
【0019】
【実施例】次に、本発明に係る油圧制御弁装置の実施例
につき、添付図面を参照しながら以下詳細に説明する。
なお、説明の便宜上、図2ないし図4に示す従来の構造
と同一の構成部分には、同一の参照符号を付し、詳細な
説明は省略する。
【0020】先ず、図1において、本発明の油圧制御弁
装置の基本的な構成は、前記従来の構成と同一である。
従って、重複するが、理解を容易にするため再び簡単に
説明する。すなわち、油圧制御弁装置は、基本的には、
第1のポンプ10および第2のポンプ12に接続され
る、アクチュエータ20A〜20Cおよび20D〜20
Fの制御用の第1の多連弁ブロック14および第2の多
連弁ブロック16と、これら両多連弁ブロック14、1
6の間に介在する合流ブロック18とから構成される。
【0021】そして、前記両多連弁ブロック14、16
は、そのそれぞれの多連制御弁22A〜22Cおよび2
2D〜22Fのセンタバイパス油路24、26上に、こ
れとその戻り油路28、30の間を開閉するセンタバイ
パス制御弁32、34を有する。また、合流ブロック1
6は、多連弁ブロック14、16内の、それぞれの供給
油路(分岐センタバイパス油路)50、52、それらの
合流油路36、38(それぞれチェック弁36a、38
aを有する)およびその戻り油路40(前記戻り油路2
8、30を含む)を備える。
【0022】この油圧制御弁装置においては、各アクチ
ュエータ20A〜20Cおよび20D〜20Fは、それ
ぞれの制御弁22A〜22Cおよび22D〜22Fを介
して駆動されると共に、その幾つか、ここでは第1多連
弁ブロック14内の旋回モータ20A(用の制御弁22
A)と第2の多連弁ブロック16内のブームシリンダ2
0D(用の制御弁22D)とは、合流ブロック18を介
しても、すなわち第2多連弁ブロック14内の第2ポン
プ12からの吐出圧油或いは第1の多連弁ブロック16
内の第1のポンプ10からの吐出圧油を合流しても、駆
動されるように構成されている。
【0023】なお、図中の参照符号14a、16aはそ
れぞれ両多連弁ブロック14、16のポンプポートを示
し、18aは合流ブロック18のタンクポートを示し、
そして42はタンクを示す。
【0024】しかるに、本実施例においては、前記構成
において、合流ブロック18に対し、そのそれぞれの供
給油路50、52および戻り油路40に、それぞれ連通
する1つまたはそれ以上(図示例では2つ)の外部接続
用の供給ポートおよび戻りポート54a、56aを設け
ると共に、これら供給ポートおよび戻りポート54a、
56aに対して、オプションアタッチメント用のアクチ
ュエータ58、60のオプション制御弁54、56を着
脱可能に装着する。
【0025】すなわち、本発明においては、合流ブロッ
ク18上の前記ポート54a、56aは、通常は(すな
わち標準仕様の油圧ショベルの場合、あるいは出荷の際
には)プラグ等でブロックされているが、オプションア
タッチメントが必要になると、前記プラグが取外されて
オプション制御弁54、56が取着されることにより、
オプションアクチュエータ58、60を簡単に設置する
ことができる。そして、この場合、前記アクチュエータ
58、60(すなわち制御弁54、56)は、それぞれ
の対応する、第1の多連弁ブロック14および/または
第2の多連弁ブロック16内のセンタバイパス制御弁3
2、34と連動する(すなわちポンプ圧油が、供給油路
50、52から制御弁54、56およびアクチュエータ
58、60を通り、戻り油路40を介してタンク42へ
還流される)ことにより、容易に駆動することができ
る。
【0026】このように、本発明によれば、オプション
アクチュエータを必要とする際に、その所要個数に応じ
て、そのオプション制御弁を、合流ブロック上に簡単に
(すなわちポンプ吐出圧油の供給油路およびその戻り油
路との接続を要することなく)設置することができる。
従って、本発明によれば、従来のこの種の油圧制御弁装
置と比較して、オプション制御弁が無駄となることがな
いので、設置コストを低減することができる。しかも、
前記必要な際の設置作業も容易に達成することができ
る。因みに、この場合、両多連弁ブロック間のポンプ吐
出圧油は、合流ブロックを介して合流することは勿論で
ある。
【0027】以上、本発明の好適な実施例について説明
したが、本発明は前記実施例に限定されることなく、そ
の精神を逸脱しない範囲内において、多くの設計変更が
可能である。また、本発明のオプション制御弁は、前述
のように合流ブロック上にではなく、多連弁ブロック上
に設けることもできるが、この場合には、特に油圧ショ
ベル以外に適用する場合に、一般に幾つかの不利を免れ
ない。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る油圧
制御弁装置は、要約的に説明すると、左右両多連弁ブロ
ックの間に合流ブロックを介在した油圧制御弁装置にお
いて、合流ブロックに対して、その供給および戻り油路
にそれぞれ連通する1つまたはそれ以上の外部接続用の
供給ポートおよび戻りポートを設けると共に、この供給
ポートおよび戻りポートに対して、オプションアタッチ
メント用のアクチュエータのオプション制御弁を着脱可
能に、すなわち直接的に装着できるように、構成したこ
とにより、オプションアクチュエータを必要とする際
に、その所要個数に応じてそのオプション制御弁を簡単
に設置することができる。また、その設置作業も容易に
達成することができる。すなわち、油圧制御弁装置のコ
ストを低減し得ると共に、その利用度も向上することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る油圧制御弁装置の一実施例を示す
油圧回路図である。
【図2】図1に示す油圧制御弁装置を搭載した油圧ショ
ベルの側面図である。
【図3】図2に示す油圧ショベルの背面図である。
【図4】従来の油圧制御弁装置を示す油圧回路図であ
る。
【符号の説明】
10、12 ポンプ 14、16 多連弁ブロック 18 合流ブロック 20A〜20F 標準仕様アクチュエータ 22A〜22F 多連制御弁 24、26 センタバイパス油路 28、30 戻り油路 32、34 センタバイパス制御弁 36、38 合流油路 40 戻り油路 42 タンク 50、52 供給油路(分岐センタバイパス油路) 54、56 オプション制御弁 54a、56a 供給ポートおよび戻りポート 58、60 オプションアクチュエータ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のポンプおよび第2のポンプにそれ
    ぞれ接続される第1のアクチュエータ制御用多連弁ブロ
    ックおよび第2のアクチュエータ制御用多連弁ブロック
    と、前記第1の多連弁ブロックおよび第2の多連弁ブロ
    ックの間に介在する合流ブロックとからなり、前記第1
    の多連弁ブロックおよび第2の多連弁ブロックはそのそ
    れぞれの多連制御弁のセンタバイパス油路上にこれを開
    閉するセンタバイパス制御弁を備え、さらに前記合流ブ
    ロックは前記第1の多連弁ブロックおよび第2の多連弁
    ブロック内のそれぞれの供給および/または合流油路お
    よびその戻り油路を備える油圧制御弁装置において、 合流ブロックに対して、その供給および/または合流油
    路およびその戻り油路にそれぞれ連通する1つまたはそ
    れ以上の外部接続用の供給ポートおよび戻りポートを設
    けると共に、これら供給ポートおよび戻りポートに対し
    て、オプションアタッチメント用アクチュエータのオプ
    ション制御弁を着脱可能に装着することを特徴とする油
    圧制御弁装置。
  2. 【請求項2】 オプション制御弁は、第1の多連弁ブロ
    ックおよび/または第2の多連弁ブロック内のセンタバ
    イパス制御弁と連動することにより、オプションアタッ
    チメント用アクチュエータを駆動してなる請求項1記載
    の油圧制御弁装置。
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