JPH10257561A - 無線データ伝送装置 - Google Patents

無線データ伝送装置

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JPH10257561A
JPH10257561A JP9060833A JP6083397A JPH10257561A JP H10257561 A JPH10257561 A JP H10257561A JP 9060833 A JP9060833 A JP 9060833A JP 6083397 A JP6083397 A JP 6083397A JP H10257561 A JPH10257561 A JP H10257561A
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JP
Japan
Prior art keywords
channel
data transmission
setting means
code
wireless data
Prior art date
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Withdrawn
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JP9060833A
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English (en)
Inventor
Minoru Oka
実 岡
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 データを送信するチャネルが隣接する場合に
は、互いに使用する周波数に異なる拡散符号を設定する
ため、周波数が重複していてもその干渉を減少すること
ができる。 【解決手段】 データモードにおいて、親局が空きデー
タチャネルを検索し(ステップ110)、使用データチ
ャネルを決定した後(ステップ120)、符号タイプを
決定する(ステップ130)。その後、親局は、接続命
令を子局に送信して、その応答を受けたのち(ステップ
140,ステップ150)、コマンドモードで決定した
チャネルおよび符号タイプでデータを送受信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、元の信号に比べは
るかに帯域の広い信号に変換して信号を送信するスペク
トラム拡散方式を採用した無線データ伝送装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】スペクトラム拡散方式には、さらに、使
用する周波数帯域を有効利用するため、周波数帯域を分
割して複数のチャネルを有するようにする(多重化方
式)場合や、ノイズに対処するため周波数を時間的にホ
ッピングさせる(周波数ホッピング方式)場合が採用さ
れている。
【0003】なお、周波数ホッピング方式は、ホッピン
グした周波数の箇所を一つのチャネルと見なすと、ホッ
ピングする数のチャネルがあり、従って、この方式につ
いても周波数が分割されているとみなされる。
【0004】ここで、従来から、上述した多重化方式を
採用した無線データ伝送装置として、SS−MCA(Sp
read Spectrum-Multi Channel Access)方式のものがあ
り、また、周波数ホッピング方式を採用した無線データ
伝送装置として、SS−DS/FH(Spread Spectrum-
Direct Sequence Frequency Hopping Hybrid) 方式のも
のがある。
【0005】ここで、SS−MCA方式とは、直交性を
もつ符号で情報を周波数拡散し、その周波数帯域を複数
のチャネルに分割使用する方式であり、SS−DS/F
H方式とは、直交性をもつ符号で情報を周波数拡散し、
この直交性をもつ周波数を時間的にホッピングさせるも
のである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述したSS−MCA
方式やSS−DS/FH方式を採用した無線データ伝送
装置では、隣接するチャネル間で周波数が干渉し、デー
タ伝送が混信するという問題点があった。
【0007】例えば、縦軸を電力とし、横軸を周波数と
する電力−周波数図を表示する図6に示すように、法定
周波数帯域を分割して形成されたチャネルch1,チャ
ネルch2,チャネルch3,チャネルch4およびチ
ャネルch5のそれぞれ隣接する周波数が、相互に重複
してしまう(図中の,,,参照)。
【0008】そこで、隣接するチャネル間の周波数の重
複を抑えるには、各伝送チャネル幅を変えずにその周波
数帯域を狭くする方法が考えられるが、この方法だと情
報伝送速度が制限を受け、またはBER(Bit Error Ra
te) 特性が悪くなる。
【0009】一方、チャネルスペースを広げると、法定
使用帯域の内で確保するチャネル数が少なくなり、多重
化能力が低下する。
【0010】また、SS−MCA方式やSS−DS/F
H方式を採用した無線データ伝送装置では、上述したよ
うに周波数が干渉してしまうという問題点を有するう
え、この装置を無線通信システム中に複数導入すると、
当然のごとく周波数が一層干渉してしまう。
【0011】本発明は上述の問題点に鑑み、各伝送チャ
ネルの周波数帯域を狭くせず、また、チャネルスペース
を広げることなく、隣接するチャネル間で周波数の干渉
を抑え、データの混信をなくす無線データ伝送装置を提
供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、請求項1記載の発明は、複数のチャネルを介して
データを送受信する無線データ伝送装置において、前記
データを送受信するためのチャネルを設定するチャネル
設定手段と、このチャネル設定手段で設定されたチャネ
ルが隣接する場合には、互いに使用する周波数に異なる
拡散符号を設定する拡散符号設定手段とを具備するよう
にする。
【0013】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記チャネル設定手段が、各チャネルのキ
ャリアセンス信号状態を検知し、キャリアセンス信号が
ないチャネルを、前記データを送受信するためのチャネ
ルと設定するようにする。
【0014】請求項3記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記チャネルには、コマンドおよびその応
答を送受信する制御チャネルと、データを送受信するデ
ータチャネルとを有しており、前記チャネル設定手段
が、コマンドモードにおいては所定の前記制御チャネル
を設定し、データモードにおいては、前記制御チャネル
を除いたチャネルのうち、キャリアセンス信号がないチ
ャネルを、前記データを送受信するためのデータチャネ
ルを設定するようにする。
【0015】請求項4記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記拡散符号設定手段が、前記チャネル設
定手段で設定されたチャネル番号が奇数の場合と、偶数
の場合のとき、異なる符号タイプの拡散符号を設定する
ようにする。
【0016】請求項5記載の発明は、請求項4記載の発
明において、記拡散符号が、15チップ長でかつM系
列,7チップ長でかつM系列および15チップ長でかつ
M系列のうちいずれか1つのものであるようにする。
【0017】請求項6記載の発明は、使用周波数帯域に
有する複数のチャネル間をホッピングしながらデータを
送受信する無線データ伝送装置において、前記ホッピン
グするチャネルを設定するチャネル設定手段と、このチ
ャネル設定手段で設定されたホッピングするチャネルに
用いられる周波数に、拡散符号を設定する拡散符号設定
手段とを具備するようにする。
【0018】請求項7記載の発明は、請求項6記載の発
明において、前記チャネル設定手段が、前記ホッピング
するチャネルが巡回遷移するように設定するようにす
る。
【0019】請求項8記載の発明は、請求項6記載の発
明において、前記拡散符号設定手段が、前記チャネル設
定手段で設定されたホッピングするチャネル番号が奇数
の場合と、偶数の場合のとき、異なる符号タイプの拡散
符号を設定するようにする。
【0020】本発明では、データを送信するチャネルが
隣接する場合には、互いに使用する周波数に異なる拡散
符号を設定するため、周波数が重複していてもその干渉
を減少することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る無線データ伝
送装置の構成を図面を参照して説明する。
【0022】<第1の実施形態>図1は本発明に係る第
1実施形態の無線データ伝送装置の構成を示すブロック
図である。
【0023】この実施形態の無線データ伝送装置は、各
チャネルの周波数帯域幅が2.4GHzで、拡散方式が
直接拡散で、拡散符号が後述するM系列15チップ長
で、情報伝送速度が50Kbpsで、情報変調方式がP
SKで、チャネル数が20チャネルを有するSS−MC
A方式を採用したものである。
【0024】ここで、使用される拡散符号は、チャネル
番号が偶数の場合には次に示す符号タイプ1で、奇数の
場合には符号タイプ2である。
【0025】符号タイプ1: “1,1,1,1,0,1,0,1,1,0,0,1,
0,0,0” 符号タイプ2: “1,1,1,1,0,0,0,1,0,0,1,1,
0,1,0” この無線データ伝送装置は、第1の電源回路1と、第2
の電源回路2と、外部シリアルI/F(インタフェー
ス)3と、MPU4と、RF部5と、ローパスフィルタ
6と、受信信号I/F7と、設定部8と、表示部9と、
EEPROM10と、RAM11とから構成されてい
る。
【0026】外部シリアルI/F3は、例えばRS23
2(EIA−232)、RS422、RS485等から
なり、特に無線モデム場合には、このインターフェース
を介して、パソコン,各種制御機器等の上位機器と接続
するようになっている。
【0027】MPU4は、シリアルコントローラ(図示
せず)および処理プログラムを格納するROM41を内
臓しており、データ伝送処理、プロトコル処理、装置を
構成する各部の制御処理を行うようになっている。
【0028】なお、ROM41に記憶されている処理プ
ログラムは、後述するデータの送受信処理に関するもの
である。
【0029】RF部5は、拡散変換回路511および情
報変換回路512を有する送信処理部51と、逆拡散回
路521および情報復調回路522を有する受信処理部
52を備えている。
【0030】ここで、送信処理部51は、拡散変調回路
511がローパスフィルタからノイズを除去した送信情
報(ベースバンド信号)を、拡散符号に基づき拡散信号
を形成し、次に、情報変調回路512が形成された拡散
信号を位相変調(PSK)してアナログ信号からなる送
信信号を形成するようになっている。
【0031】なお、変調の仕方として、位相変調以外で
は、周波数変調(FSK)を行ってもよい。
【0032】例えば、上述した符号タイプ1の場合にお
いて、送信情報中で“1”についての拡散変換回路51
1により形成されるの拡散信号は、拡散符号と同一な次
のものである。 “1,1,1,1,0,1,0,1,1,0,0,1,
0,0,0” また、“0”については、拡散符号を反転した次のもの
である。
【0033】“0,0,0,0,1,0,1,0,0,
1,1,0,1,1,1” 一方、符号タイプ2の場合において、送信情報中で
“1”についての拡散変換回路511により形成される
拡散信号は、拡散符号と同一な次のものである。 “1,1,1,1,0,0,0,1,0,0,1,1,
0,1,0” また、“0”については、拡散符号を反転した次のもの
である。
【0034】“0,0,0,0,1,1,1,0,1,
1,0,0,1,0,1” 受信処理部52は、情報復調回路522が受信したアナ
ログ信号でからなる送信信号を、ベースバンド信号に復
調し、次に、逆拡散変調回路521が情報復調回路52
2で形成されたベースバンド信号から、逆拡散処理を行
って送信局側からの送信情報を形成するようになってい
る。
【0035】例えば、情報復調回路522で形成された
信号が符号タイプ1の送信信号であって、“1,1,
1,1,0,1,0,1,1,0,0,1,0,0,
0”である場合には、逆拡散変調回路521により、
“1”が形成される。
【0036】ローパスフィルタ6は、MPU4のシリア
ルコントローラより送られたベースバンドのシリアルデ
ータに混入されたノイズを除去するようになっている。
【0037】受信信号I/F回路7は、RF部5で復調
されたベースバンドのシリアルデータをMPU4に出力
するインターフェースである。
【0038】設定部8は、装置のアドレス設定スイッ
チ、無線伝送に関する設定スイッチ、外部シリアルイン
タフェースに関する設定スイッチ、トレーニングシーケ
ンスの実行を設定するスイッチ等を有するようになって
いる。
【0039】表示部9は、LED(Light Emitting Dio
de) で、電波受信状態のレベル,動作状態(正常,異
常)等を表示するようになっている。
【0040】EEPROM10は、無線装置の呼び出し
符号(日本の場合には、郵政省より各装置固有の符号と
して付与される)、装置の設定、ネットワーク構成テー
ブル、回線断時間、トレーニングシーケンス実行フラグ
を格納するものである。なお、これ以外では、フラッシ
ュメモリ等の電気的に書き換え可能な不揮発性メモリで
あってもよい。
【0041】RAM11は、送受信データのバッファお
よびプログラム処理中のワークエリアとするようになっ
ている。
【0042】アンテナ12は、実施形態の無線データ伝
送装置が特定庄電力無線の場合には、絶対利得2.14
dB以下の1/4波長のホイップアンテナが用いられ
る。
【0043】次に、この実施形態の無線データ伝送装置
の動作を説明する。
【0044】図2は親局と子局とからなる無線通信シス
テムの送信状態を説明するフローチャートである。
【0045】また、この無線通信システムは、図2に示
すように、一般の無線通信システムと同様、コマンドモ
ードで親局が子局にデータを伝送する前に、子局との無
線通信回線を接続し、その後、データモードで子局間と
データを送受信しているようになっている。
【0046】まず、コマンドモードにおいて、親局が各
チャネルのキャリアセンス信号の状態に基づき、空きデ
ータチャネルを検索した結果(ステップ110)、空き
チャネルとして例えばチャネルch2を検索し、この検
索したチャネルch2を使用データチャネルを設定する
と(ステップ120)、次のようにして、使用する符号
タイプを設定する(ステップ130)。
【0047】親局は、上述したようにして、使用データ
チャネルおよび符号タイプを設定すると、制御チャネル
(チャネルch1)を介して符号タイプ2を有する接続
要求を子局に送信する(ステップ140)。
【0048】子局は、親局から接続要求を受信すると
(ステップ210)、送信準備が完了していれば、その
接続を許可する旨の応答を符号タイプ2として制御チャ
ネル(チャネルch1)を介して親局に送信する(ステ
ップ220)。
【0049】親局は、子局から接続を許可する旨の応答
を受信すると(ステップ150)、チャネルch2およ
び符号タイプ1を使用する旨の指示を子局に出力する
(ステップ160)。
【0050】子局は、親局からチャネルch2および符
号タイプ1を使用する旨の指示を受信すると(ステップ
230)、それに対する許可応答を親局に送信する(ス
テップ240)。
【0051】親局は、チャネルch2および符号タイプ
1を使用する旨の指示に対する許可応答を子局から受信
する(ステップ170)。ここで、コマンドモードが終
了する。
【0052】親局は、チャネルch2および符号タイプ
1を使用する旨の指示に対する許可応答を子局から受信
し(ステップ170)、コマンドモードを終了し、デー
タモードに以降する。
【0053】親局は、コマンドモードを終了すると、使
用するデータチャネルch2が遷移可能であることを確
認し、その旨を子局に対して送信する(ステップ18
0)。
【0054】子局は、使用するデータチャネルch2が
遷移可能である旨の情報を親局から受信すると、親局か
ら受信した使用データチャネルch2に遷移可能である
か否かを確認し、このデータチャネルch2に遷移可能
であるならば、その旨の応答を親局に送信する(ステッ
プ250)。
【0055】次に、親局は、チャネルch2を介して符
号タイプ1を有する搬送波を使用してデータを子局に送
信する(ステップ185、ステップ260)。
【0056】その後、親局は、子局に対してデータを送
信し終わると(ステップ190)、送信終了情報を子局
に送信し、子局からそれに対する応答を受信すると(ス
テップ190,ステップ270)、使用チャネルをチャ
ネルch2から制御チャネル(チャネルch1)と、使
用する符号タイプを符号タイプ1からタイプ2に戻し
(ステップ195)、次の送信すべきデータがあるまで
待機し、送信データがある場合には、上述と同様にして
データを送信する。
【0057】一方、子局は、親局から送信終了情報を受
信すると、それに対す応答を親局に送信するとともに、
使用するチャネルを制御チャネルとし、また、使用する
符号タイプを符号タイプ1からタイプ2に戻す(ステッ
プ280)。
【0058】この実施形態の無線データ伝送装置では、
送信情報の周波数が隣接するチャネルごとに異なる拡散
符号を有しているため、受信信号のうちチャネル間で干
渉しあう周波数部分を復調し、さらに逆拡散復調を行う
と、元の送信情報を正確に復元することができ、その結
果、チャネル間の周波数干渉の影響を緩和することがで
きる。
【0059】例えば、図3に示すように、互いに異なる
拡散符号を有するチャネルch1を使用する無線通信シ
ステム1(図3中の(a)参照),チャネルch2を使
用する無線通信システム2(図3中の(b)参照)およ
びチャネルch3を使用する無線通信システム1(図3
中の(c)参照)が互いに隣接しているものとすると、
図3(d)に示すように、送信信号の周波数は、チャネ
ルch1とチャネルch2間(図3(d)の参照)、
チャネルch2とチャネルch3間(図3(d)の参
照)が互いに周波数が干渉する。
【0060】しかし、干渉する周波数がチャネルごとの
異なる拡散符号を有しているため、各無線通信システム
において復調し、さらに逆拡散復調された送信情報は、
明確に区別して取り出せる。
【0061】この実施形態の無線データ伝送装置では、
チャネル番号が偶数の場合では符号タイプ1とし、奇数
の場合では符号タイプ2とするが、それ以外では、チャ
ネル番号が偶数の場合では符号タイプ2とし、奇数の場
合では符号タイプ1としてもよいことはいうまでもな
い。
【0062】なお、この実施形態の無線データ伝送装置
では、各チャネルに対する符号タイプの設定を、設定部
8上のスイッチで設定されているが、これ以外ではコマ
ンドの指示で設定してもよい。
【0063】また、この実施形態の無線データ伝送装置
では、システムを増設する場合には、親局が、システム
の使用状況を確認したのち、遷移先のチャネルととも
に、使用する符号タイプを特定するように構成すること
もできる。
【0064】この実施形態の無線データ伝送装置では、
拡散符号が15チップM系列のものであったが、これ以
外ではM系列では31チップ(符号タイプを6種類有す
る),63チップ,127チップ等のものや、M系列以
外ではGOLD系列等を使用してもよい。なお、この場
合においても、その考え方は同じなので、この拡散符号
についての説明を省略する。
【0065】この実施形態の無線データ伝送装置の適用
例として、特定小電力無線データ伝送設備(システ
ム)、特定小電力無線局照テレメータおよびテレコント
ロール用無線設備(システム)等がある。
【0066】因みに、実施形態の無線データ伝送装置
が、特定小電力無線データ伝送設備(システム)に使用
され場合で、そのデータ伝送速度を685bps、か
つ、7チップM系列で拡散すると、チップ速度が480
0bpsとなる。
【0067】上述した実施形態の無線データ伝送装置で
は、符号タイプが2種類の場合のものが使用されている
が、それ以外の3種類の符号タイプを有する場合では、
チャネル番号を3で割り、その余剰によって符号タイプ
を設定するようにしてもよい。
【0068】つまり、余りが1の場合には符号タイプ1
とし、余りが2の場合には符号タイプ2とし、余りが0
の場合には符号タイプ3としてもよい。
【0069】<第2の実施形態>この実施形態の無線デ
ータ伝送装置は、各チャネルの周波数帯域幅が2.4G
Hzで、拡散方式が直接拡散/周波数ホッピングハイブ
リッド方式で、DS拡散符号が7チップ長M系列(2種
類)で、FH拡散符号がFH系列(1,4,2,7,
3,6,5)で、情報伝送速度が128Kbpsで、情
報変調方式がPSKで、ホップチャネル数が7チャネル
(1〜7ch)で、各チャネルにとどまっている時間を
示すホッピング時間が200マイクロ秒であるDS/F
Hハイブリッド方式を採用したものである。
【0070】つまり、この無線データ伝送装置は、7チ
ップ長,M系列(後述する)の拡散符号で送信データを
直接拡散変調し、さらに、変調した送信データを、図4
に示すように、ch1から順次ch4,ch2,ch
7,ch3,ch6,ch5と巡回遷移(ホッピング)
させように構成されている。
【0071】また、この無線データ伝送装置は、ホッピ
ングするチャネルにおいて、チャネルch1,チャネル
ch3およびチャネルch5のとき次の符号タイプ1が
使用され、また、チャネルch2,チャネルch4およ
びチャネルch6のとき符号タイプ2が使用されてい
る。
【0072】符号タイプ1: “1,1,1,0,1,0,0” 符号タイプ2: “1,1,1,0,0,1,0” 従って、上述した符号タイプ1の場合において、送信情
報中で“1”についての拡散変調回路により形成される
拡散信号は、拡散符号と同一な次のものである。 “1,1,1,0,1,0,0,” また、“0”については、拡散符号を反転した次のもの
である。 “0,0,0,1,1,0,1,” 一方、符号タイプ2の場合において、送信情報中で
“1”についての拡散変換回路511により形成される
拡散信号は、拡散符号と同一な次のものである。 “1,1,1,0,0,1,0” また、“0”については、拡散符号を反転した次のもの
である。 “0,0,0,1,1,0,1,” この実施形態の無線データ伝送装置では、設定されたホ
ッピングするチャネルに用いられる周波数に、拡散符号
を設定するようにしたことにより、隣接したホッピング
周波数の干渉を減少することができる。
【0073】この実施形態の無線データ伝送装置では、
DS拡散符号として、7チップM系列を使用している
が、他の系列、例えば31チップM系列(6種類の符号
タイプを有する)を用いると、さらに多くのタイプ設定
が可能となる。
【0074】この実施形態の無線データ伝送装置では、
ホッピングするチャネルが奇数である場合には符号タイ
プ1を使用し、偶数の場合には符号タイプ2を使用する
ようになっているが、その反対でもよいことはいうまで
もない。
【0075】
【発明の効果】以上本発明によれば、データを送信する
チャネルが隣接する場合には、互いに使用する周波数に
異なる拡散符号を設定することにより、周波数が重複し
ていてもその干渉を減少することができる。
【0076】特に、設定されたホッピングするチャネル
に用いられる周波数に、拡散符号を設定するようにした
ことにより、隣接したホッピング周波数の干渉を減少す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る無線データ伝送装置の第1実施形
態の構成を示すブロック図。
【図2】この実施形態の無線データ伝送装置をデータ伝
送処理を示すフローチャート。
【図3】このう実施形態の無線データ伝送装置を用いた
無線通信システムにおいて風波数干渉の影響が小さくな
ることを説明する説明図。
【図4】チャネルのホッピングしたときの一例図。
【図5】各チャネル間における周波数干渉についての説
明図。
【符号の説明】
1,2 電源回路 3 外部シリアルI/F 4 MPU 5 RF部 6 ローパスフィルタ 7 受信信号I/F回路 8 設定部 9 表示部 10 EEPROM 11 RAM 12 アンテナ 51 送信処理部 511 変換変調回路 512 情報変調回路 52 受信処理部 521 逆拡散復調回路 522 情報復調回路

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のチャネルを介してデータを送受信
    する無線データ伝送装置において、 前記データを送受信するためのチャネルを設定するチャ
    ネル設定手段と、 このチャネル設定手段で設定されたチャネルが隣接する
    場合には、互いに使用する周波数に異なる拡散符号を設
    定する拡散符号設定手段と、 を具備することを特徴とする無線データ伝送装置。
  2. 【請求項2】 前記チャネル設定手段は、 各チャネルのキャリアセンス信号状態を検知し、キャリ
    アセンス信号がないチャネルを、前記データを送受信す
    るためのチャネルと設定することを特徴とする請求項1
    記載の無線データ伝送装置。
  3. 【請求項3】 前記チャネルには、コマンドおよびその
    応答を送受信する制御チャネルと、データを送受信する
    データチャネルとを有しており、 前記チャネル設定手段は、 コマンドモードにおいては所定の前記制御チャネルを設
    定し、データモードにおいては、前記制御チャネルを除
    いたチャネルのうち、キャリアセンス信号がないチャネ
    ルを、前記データを送受信するためのデータチャネルを
    設定することを特徴とする請求項1記載の無線データ伝
    送装置。
  4. 【請求項4】 前記拡散符号設定手段は、前記チャネル
    設定手段で設定されたチャネル番号が奇数の場合と、偶
    数の場合のとき、異なる符号タイプの拡散符号を設定す
    ることを特徴とする請求項1記載の無線データ伝送装
    置。
  5. 【請求項5】 前記拡散符号は、15チップ長でかつM
    系列,7チップ長でかつM系列および15チップ長でか
    つM系列のうちいずれか1つのものであることを特徴と
    する請求項4記載の無線データ伝送装置。
  6. 【請求項6】 使用周波数帯域に有する複数のチャネル
    間をホッピングしながらデータを送受信する無線データ
    伝送装置において、 前記ホッピングするチャネルを設定するチャネル設定手
    段と、 このチャネル設定手段で設定されたホッピングするチャ
    ネルに用いられる周波数に、拡散符号を設定する拡散符
    号設定手段と、 を具備することを特徴とする無線データ伝送装置。
  7. 【請求項7】 前記チャネル設定手段は、 前記ホッピングするチャネルが巡回遷移するように設定
    することを特徴とする請求項6記載の無線データ伝送装
    置。
  8. 【請求項8】 前記拡散符号設定手段は、 前記チャネル設定手段で設定されたホッピングするチャ
    ネル番号が奇数の場合と、偶数の場合のとき、異なる符
    号タイプの拡散符号を設定することを特徴とする請求項
    6記載の無線データ伝送装置。
JP9060833A 1997-03-14 1997-03-14 無線データ伝送装置 Withdrawn JPH10257561A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7796604B2 (en) 2008-03-19 2010-09-14 Seiko Epson Corporation Electronic device, ad hoc network establishment method, and program product
JP2010263463A (ja) * 2009-05-08 2010-11-18 Softbank Bb Corp 小型基地局、および通信方法

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US7796604B2 (en) 2008-03-19 2010-09-14 Seiko Epson Corporation Electronic device, ad hoc network establishment method, and program product
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