JP4878626B2 - 伝送方法、伝送システム及び受信装置 - Google Patents

伝送方法、伝送システム及び受信装置 Download PDF

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Description

本発明は、変調されたデジタル信号を送信装置及び受信装置間で送受信する伝送方法、伝送システム及び受信装置に関する。
携帯電話機、無線LAN(Local Area Network)、WiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)等の広域無線LAN等、複数の無線通信システムが実用化されている。このような無線通信システムの増加に伴い利用可能な周波数資源が逼迫するという問題が発生している。特に6GHz以下の帯域は、全国的に地上デジタル放送及び携帯電話機等に緻密に利用されておりその問題は大きい。このような問題を解消するためにコグニティブ無線に関する研究がなされている
コグニティブ無線は、複数の無線システムの間で連携を図りながら,無線通信システムの高度化を狙おうとする新たな技術提案である。コグニティブ無線は,端末または基地局等の無線機に周辺の電波環境を認識または認知(cognitive)する機能を持たせるものである。認識または認知した電波環境に応じて、無線通信に利用する周波数及び方式等を無線機が自ら選択して、波数の利用効率を高めようとするものである。これにより利用者は、高速のデータ通信及び安定した通信サービスを享受できるようになる。
また、3GPP(3rd Generation Partnership Project)では割り当て帯域内でのスペクトルの有効利用を図る技術としてSC−FDMA(Single Carrier transmission Frequency Division Multiple Access)を検討している。SC−FDMAにおいては、DFT(Discrete Fourier Transform)後の各スペクトル間に適宜0のスペクトルを挿入する技術が提案されている(例えば、非特許文献1参照)。その他、特許文献1には区分けされた周波数スペクトルを複数のユーザに分割して割り当てる技術も開示されている。
米国特許出願公開第2005/0207385号明細書 サード ジェネレーション パートナーシップ プロジェクト、テクニカル スペシフィケーション グループ レィディオ アクセス ネットワーク、フィジカル レイヤー アスペクツ フォー イボルブド ユーティーアールエー(リリース7), V1.5.0 2006-5 p67-69 (3rd Generation Partnership Project, Technical Specification Group Radio Access Network; Physical Layer Aspects for Evolved UTRA (Release 7), V1.5.0 2006-5 p67-69)
しかしながら、コグニティブ無線を適用して空き帯域を用いたとしても、連続して確保できる帯域が狭く情報伝送の高速化を図るのが困難であるという問題があった。また、この空き帯域を多数集めて情報を伝送する試みがなされている。しかし、いずれもOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplex)を利用するものであり、消費電力の兼ね合いにより携帯端末が送信装置となる場合には適用が困難である。また、特許文献1及び非特許文献1に記載の技術はかかる課題を解決するための情報を何ら開示していない。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものである。本発明の目的は、予め割り当てられた主帯域内で干渉の少ない使用帯域を設定し、送信すべきスペクトルを各使用帯域に分散配置して送信し、受信装置においてこれらを再結合することにより、空き領域を効率よく利用して高速通信を実現することが可能な伝送方法、伝送システム及び受信装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、予め割り当てられた主帯域とは異なる補助帯域を設定し、さらにこれらの帯域内で干渉の少ない使用帯域を設定して、送信すべきスペクトルを各使用帯域に分散配置して送信し、受信装置においてこれらを再結合することにより、空き領域を効率よく利用して高速通信を実現することが可能な伝送方法、伝送システム及び受信装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、使用帯域に対する各スペクトルの配置情報を設定し、この配置情報に基づき送信装置において分散配置し、受信装置において分散配置されたスペクトルを抽出及び合成することにより、送受信される情報のセキュリティを向上させることが可能な伝送システム等を提供することにある。
本発明に係る伝送方法は、変調されたデジタル信号を送信装置及び受信装置間で送受信する伝送方法において、前記送信装置にて変調されたデジタル信号を周波数帯域のスペクトルへ変換する変換ステップと、前記送信装置及び受信装置間で予め割り当てられた主帯域とは異なる補助帯域を設定する帯域設定ステップと、前記主帯域及び前記補助帯域内にて使用すべき複数の使用帯域を前記受信装置にて設定する使用帯域設定ステップと、該使用帯域設定ステップにより設定した使用帯域に関する情報を前記受信装置から前記送信装置へ送信する帯域情報送信ステップと、前記変換ステップにより変換されたスペクトルを、前記帯域情報送信ステップにより送信された各使用帯域へ前記送信装置により分散配置する配置ステップと、該配置ステップにより分散配置されたスペクトルを含む前記主帯域及び補助帯域内のスペクトルに係るデジタル信号を前記受信装置へ送信する送信ステップとを備えることを特徴とする。
本発明に係る伝送方法は、前記送信ステップにより前記受信装置へ送信される前記主帯域及び補助帯域内のスペクトルに係るデジタル信号を受信する受信ステップと、前記受信ステップにより受信したスペクトルに係るデジタル信号から、前記使用帯域設定ステップにより設定した使用帯域内のスペクトルを前記受信装置にて抽出する抽出ステップと、該抽出ステップにより抽出したスペクトルを前記受信装置にて結合する結合ステップとを備えることを特徴とする。
本発明に係る伝送システムは、変調されたデジタル信号を送信装置及び受信装置間で送受信する伝送システムにおいて、前記送信装置にて変調されたデジタル信号を周波数帯域のスペクトルへ変換する変換部と、前記送信装置及び受信装置間で予め割り当てられた主帯域とは異なる補助帯域を設定する帯域設定部と、前記主帯域及び前記補助帯域内にて使用すべき複数の使用帯域を前記受信装置にて設定する使用帯域設定部と、該使用帯域設定部により設定した使用帯域に関する情報を前記受信装置から前記送信装置へ送信する帯域情報送信部と、前記変換部により変換されたスペクトルを、前記帯域情報送信部により送信された各使用帯域へ分散配置する前記送信装置に設けられる配置部と、前記配置部により分散配置されたスペクトルを含む前記主帯域及び補助帯域内のスペクトルに係るデジタル信号を前記受信装置へ送信する送信部とを備えることを特徴とする。
本発明に係る伝送システムは、前記送信部により前記受信装置へ送信される前記主帯域及び補助帯域内のスペクトルに係るデジタル信号を受信する受信部と、前記受信部により受信したスペクトルに係るデジタル信号から、前記使用帯域設定部により設定した使用帯域内のスペクトルを抽出する前記受信装置に設けられる抽出部と、該抽出部により抽出したスペクトルを結合する前記受信装置に設けられる結合部とを備えることを特徴とする。
本発明に係る伝送システムは、前記使用帯域に対する各スペクトルの配置情報を設定する配置情報設定部を備え、前記配置部は、前記変換部により変換されたスペクトルを、前記配置情報設定部により設定した配置情報に基づき、前記帯域情報送信部により送信された各使用帯域へ分散配置するよう構成してあることを特徴とする。
本発明に係る伝送システムは、前記結合部は、前記配置情報設定部により設定した配置情報に基づき、前記抽出部により抽出したスペクトルを結合するよう構成してあることを特徴とする。
本発明に係る伝送システムは、前記配置情報設定部は、前記使用帯域に対する各スペクトルを所定の規則に従い並び替えるための配置情報を設定するよう構成してあることを特徴とする。
本発明に係る受信装置は、変調されたデジタル信号を外部から受信する受信装置において、予め割り当てられた主帯域とは異なる補助帯域を設定する帯域設定部と、前記主帯域及び前記補助帯域内にて使用すべき複数の使用帯域を設定する使用帯域設定部と、該使用帯域設定部により設定した使用帯域に関する情報を外部へ送信する帯域情報送信部と、外部から送信される前記主帯域及び補助帯域内のスペクトルに係るデジタル信号を受信する受信部と、前記受信部により受信したスペクトルに係るデジタル信号から、前記使用帯域設定部により設定した使用帯域内のスペクトルを抽出する抽出部と、該抽出部により抽出したスペクトルを結合する結合部とを備えることを特徴とする。
本発明に係る受信装置は、前記使用帯域設定部は、前記主帯域及び前記補助帯域内の通信品質に関する値が所定基準を満たす帯域を使用すべき複数の使用帯域として設定するよう構成してあることを特徴とする。
本発明に係る受信装置は、前記帯域設定部は、予め割り当てられた主帯域とは異なる補助帯域を、周辺の電波環境に応じて設定するよう構成してあることを特徴とする。
本発明にあっては、送信装置にて変調されたデジタル信号を変換部により周波数帯域のスペクトルへ変換する。送信装置及び受信装置間では主帯域が予め割り当てられている。使用帯域設定部は、主帯域内から、さらに使用すべき複数の使用帯域を受信装置にて設定する。この使用帯域は、例えば主帯域内の通信品質に関する値が所定基準を満たす帯域を使用すべき複数の使用帯域として設定する。受信装置の帯域情報送信部は、設定した使用帯域に関する情報を送信装置へ送信する。
送信装置の配置部は、変換部により変換されたスペクトルを、帯域情報送信部により送信された各使用帯域へ分散配置する。そして、配置部により分散配置されたスペクトルを含む主帯域内のスペクトルに係るデジタル信号を送信部により受信装置へ送信する。受信装置の受信部は、送信された主帯域内のスペクトルに係るデジタル信号を受信し、使用帯域設定部により設定した使用帯域内のスペクトルを抽出部により抽出する。最後に、抽出部により抽出したスペクトルを結合部により結合するので、周波数帯域を柔軟に活用でき、伝送速度の高速化を図ることが可能となる。
本発明にあっては、送信装置にて変調されたデジタル信号を変換部により周波数帯域のスペクトルへ変換する。送信装置及び受信装置間では主帯域が予め割り当てられており、この主帯域とは異なる補助帯域を帯域設定部により設定する。この帯域設定部による設定は、例えば周辺の電波環境に応じて設定する。使用帯域設定部は、主帯域及び補助帯域内から、さらに使用すべき複数の使用帯域を受信装置にて設定する。この使用帯域は、例えば主帯域及び補助帯域内の通信品質に関する値が所定基準を満たす帯域を使用すべき複数の使用帯域として設定する。受信装置の帯域情報送信部は、設定した使用帯域に関する情報を送信装置へ送信する。
送信装置の配置部は、変換部により変換されたスペクトルを、帯域情報送信部により送信された各使用帯域へ分散配置する。そして、配置部により分散配置されたスペクトルを含む主帯域及び補助帯域内のスペクトルに係るデジタル信号を送信部により受信装置へ送信する。受信装置の受信部は、送信された主帯域及び補助帯域内のスペクトルに係るデジタル信号を受信し、使用帯域設定部により設定した使用帯域内のスペクトルを抽出部により抽出する。最後に、抽出部により抽出したスペクトルを結合部により結合するので、電波状況に応じて効率よく周波数帯域を活用でき、また伝送速度の高速化を図ることが可能となる。
本発明にあっては、使用帯域に対する各スペクトルの配置情報を配置情報設定部により設定する。これは例えば、使用帯域に対する各スペクトルを所定の規則に従い並び替えるための配置情報を設定すればよい。そして配置部は、変換部により変換されたスペクトルを、配置情報設定部により設定した配置情報に基づき、各使用帯域へ分散配置する。同様に、受信装置の結合部においては、配置情報設定部により設定した配置情報に基づき、抽出したスペクトルを結合する。このように、配置情報を用いて各スペクトルの配置を変更させるので、第3者は容易に受信したスペクトルを結合することが出来ず、よりセキュリティレベルを向上させることが可能となる。
本発明にあっては、送信装置にて変調されたデジタル信号を変換部により周波数帯域のスペクトルへ変換し、主帯域内で設定された使用帯域内に変換されたスペクトルを分散配置する。そして、配置部により分散配置されたスペクトルを含む主帯域内のスペクトルに係るデジタル信号を送信部により受信装置へ送信する。受信装置の受信部は、送信された主帯域内のスペクトルに係るデジタル信号を受信し、使用帯域設定部により設定した使用帯域内のスペクトルを抽出部により抽出する。最後に、抽出部により抽出したスペクトルを結合部により結合するので、周波数帯域を柔軟に活用でき、伝送速度の高速化を図ることが可能となる。
本発明にあっては、送信装置にて変調されたデジタル信号を変換部により周波数帯域のスペクトルへ変換し、主帯域及び補助帯域内で設定された使用帯域内に変換されたスペクトルを分散配置する。そして、配置部により分散配置されたスペクトルを含む主帯域及び補助帯域内のスペクトルに係るデジタル信号を送信部により受信装置へ送信する。受信装置の受信部は、送信された主帯域及び補助帯域内のスペクトルに係るデジタル信号を受信し、使用帯域設定部により設定した使用帯域内のスペクトルを抽出部により抽出する。最後に、抽出部により抽出したスペクトルを結合部により結合するので、電波状況に応じて効率よく周波数帯域を活用でき、また伝送速度の高速化を図ることが可能となる。さらに、複数の使用帯域に分散して情報を送受信するので、主帯域または補助帯域のみでは波形の復元が出来ないため物理レイヤーにおけるセキュリティレベルを向上することが可能となる。
本発明にあっては、使用帯域に対する各スペクトルの配置情報を配置情報設定部により設定する。そして配置部は、変換部により変換されたスペクトルを、配置情報設定部により設定した配置情報に基づき、各使用帯域へ分散配置する。同様に、受信装置の結合部においては、配置情報設定部により設定した配置情報に基づき、抽出したスペクトルを結合する。このように、配置情報を用いて各スペクトルの配置を変更させるので、第3者は容易に受信したスペクトルを結合することが出来ず、よりセキュリティレベルを向上させることが可能となる。このように、伝送効率の高い無線通信システムの構築が可能となる等、本発明は優れた効果を奏する。
伝送システムの概要を示す説明図である。 送信装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 受信装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 スペクトルの分散配置、抽出及び結合処理の概念を示す説明図である。 配置部におけるスペクトルの分散配置処理の手順を示すフローチャートである。 受信装置内の帯域設定部のハードウェア構成を示すブロック図である。 補助帯域テーブルのレコードレイアウトを示す説明図である。 使用帯域設定部のハードウェア構成を示すブロック図である。 使用帯域の設定処理の手順を示すフローチャートである。 実施の形態2に係る送信装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 実施の形態2に係る受信装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 配置情報に基づくスペクトルの配置状態を示す説明図である。 実施の形態3に係る送信装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 実施の形態3に係る受信装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 実施の形態3に係るスペクトルの分散配置、抽出及び結合処理の概念を示す説明図である。
符号の説明
1 送信装置
2 受信装置
10 携帯電話機
13 変調器
14 DFT部(変換部)
15 配置部
16 帯域設定部
17 使用帯域設定部
20 基地局
21 アンテナ(送信部、受信部、帯域情報送信部)
24 帯域設定部
25 使用帯域設定部
26 抽出部
27 結合部
113 アンテナ(送信部、受信部、使用帯域情報受信部)
151 配置情報設定部
231 チャネル特性推定部
232 サブチャネル品質情報生成部
234 CP除去部
235 DFT部
241 CPU
242 RAM
243 時計部
245 記憶部
246 補助帯域テーブル
248 位置情報取得部
251 CPU
252 帯域情報格納部
253 チャネル品質モニタ部
254 閾値記憶部
271 配置情報設定部
S 伝送システム
実施の形態1
以下本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。図1は伝送システムの概要を示す説明図である。図においてSは伝送システムであり、送信装置及び受信装置をそれぞれ備える一の通信装置である携帯電話機10及び他の通信装置である基地局20を含んで構成される。携帯電話機10のユーザは基地局20と情報を送受信することにより、他のユーザの携帯電話機10と通話を行うことができる。以下では、携帯電話機10の送信装置から基地局20の受信装置へデジタル信号を送信する形態(上り回線)について説明するが、基地局20の送信装置から携帯電話機10の受信装置へ送信する形態(下り回線)についても同様に適用できる。また、本実施の形態においては伝送システムSを携帯電話機10及び基地局20との通信に適用する形態について説明する。しかし、これに限るものではなく、コンピュータの無線LANアダプタと無線LANルータとの間の通信、家電製品内の無線LANアダプタとホームサーバ内の無線LANルータとの間の通信等に適用しても良い。
図2は送信装置1のハードウェア構成を示すブロック図であり、図3は受信装置2のハードウェア構成を示すブロック図である。まず送信装置1について説明する。送信装置1は、入力部11i、シリアル/パラレル変換部12、変調器13、DFT部14、配置部15、帯域設定部16、使用帯域設定部17、パイロット信号生成部11、スペクトルマッピング部181、182、183、IDFT(Inverse Discrete Fourier Transform)部191、192、193、CP(Cyclic Prefix)付加部101、102、103、多重部114、直交変調部110、周波数変換部112、及びアンテナ113等を含んで構成される。
入力部11iに入力されたデジタル信号は、シリアル/パラレル変換部12へ入力される。シリアル/パラレル変換部12へ入力されたデジタル信号は、例えば変調方式がQPSK(4相位相変調Quadrature Phase Shift Keying)の場合、2ビット毎にシリアル/パラレル(直列/並列)変換され分割された上で、変調器13へ入力される。変調器13は例えばQPSK、または、16QAM(直交振幅変調QuadratureAmplitude Modulation)等が用いられる。変調されたデジタル信号は変換部であるDFT部14へ入力され、時間−周波数変換が行われ、周波数帯域のスペクトルが配置部15へ出力される。
帯域設定部16は、送信装置1と受信装置2との間で予め割り当てられた主帯域とは異なる補助帯域を設定する。本実施の形態においては、予め割り当てられた主帯域の他に、主帯域よりも低帯域の補助帯域A及び主帯域よりも高帯域の補助帯域Bが受信装置2の帯域設定部24により設定されているものとして説明する。帯域設定部16はアンテナ113を介して、基地局20の受信装置2の帯域設定部24から送信される主帯域、補助帯域A及び補助帯域Bの情報を受信する。なお主帯域、補助帯域A及び補助帯域Bの情報は基地局20の送信装置1から携帯電話機10の受信装置2(下り)へ送信される他のデジタル信号に多重して送信すれば良い。例えば主帯域及び補助帯域の情報に係る信号をフレーム化し、フレームの一部を制御信号伝送用と規定し、一般のデータであるデジタル信号に多重して送信する。帯域設定部16は、受信した主帯域、補助帯域A及び補助帯域Bの情報を内部の図示しないメモリに記憶し、帯域を設定すべく配置部15へ主帯域、補助帯域A及び補助帯域Bの情報を出力する。なお、帯域設定部16はアンテナ113を介してi−mode(登録商標)等の通信網及びインターネット網を通じて受信装置2の帯域設定部24または図示しない管理コンピュータにより設定される主帯域、補助帯域A及び補助帯域Bの情報を受信するようにしても良い。補助帯域A及びBの具体的な帯域設定は後述するように、時間帯等によって干渉の少ない帯域が設定され、基地局20の送信装置1から利用する帯域に関する情報が送信される。
使用帯域設定部17は主帯域、補助帯域A及び補助帯域Bそれぞれの中で、送受信に使用する帯域をさらに設定する。例えば、補助帯域Aが100MHz〜150MHzと割り当てられた場合に、使用帯域は割り当てられた帯域内から選択され、例えば110MHz〜120MHz及び125MHz〜140MHz等となる。この使用帯域の設定は、受信装置2の使用帯域設定部25が各帯域内の通信品質をモニタリングし、通信品質が確保できる部分を使用帯域としてダイナミックに変化させつつ送信装置1にその情報を送信する。送信装置1の使用帯域設定部17は、使用帯域情報受信部たるアンテナ113を介して、受信装置2の使用帯域設定部25により設定された使用帯域に関する情報を受信する。使用帯域設定部17は、その内容を内部の図示しないメモリに記憶すると共に、使用帯域を設定すべく配置部15へ使用帯域に関する情報を出力する。なお使用帯域に関する情報は基地局20の送信装置1から携帯電話機10の受信装置2(下り)へ送信される他のデジタル信号に多重して送信すれば良い。例えば使用帯域の情報に係る信号をフレーム化し、フレームの一部を制御信号伝送用と規定し、一般のデータであるデジタル信号に多重して送信する。また、受信装置2の使用帯域設定部25の詳細については後述する。
配置部15は主帯域、補助帯域A及び補助帯域Bの各使用帯域へスペクトルを分散配置する。図4はスペクトルの分散配置、抽出及び結合処理の概念を示す説明図である。図4(a)はDFT部14から配置部15へ入力されるスペクトルを示すものであり、横軸方向は周波数を示す。なお、本例では一処理単位あたりのスペクトルの数が64であるものとして説明する。配置部15はスペクトルを、帯域設定部16から出力される情報に基づき、補助帯域A、主帯域、及び、補助帯域Bに分割する。図4(b)は連続するスペクトルを、補助帯域A、主帯域及び補助帯域Bへ分散して配置すべく、分割されたスペクトルの状態を示している。例えば、補助帯域Aへは、10のスペクトルが、主帯域へは22のスペクトルが、補助帯域Bへは32のスペクトルがそれぞれ分割される。図4(c)は、送信装置1と受信装置2との間で利用可能な帯域である補助帯域A、主帯域及び補助帯域Bをそれぞれ示すものであり、ハッチングで囲む帯域は他の伝送システムで利用されているため利用しない。
配置部15は、使用帯域設定部17からの情報に基づき、さらに補助帯域A、主帯域及び補助帯域B内で使用すべき複数の使用帯域にスペクトルを分散配置する。図4(d)は補助帯域A、主帯域及び補助帯域B内の使用帯域を示す説明図であり、ハッチングが施されていない白抜き部分が使用帯域を示し、これらの使用帯域にスペクトルが分散配置される。これら使用帯域及び図4(d)のハッチングで囲む部分が本伝送システムSで利用される。例えば補助帯域A中の使用帯域a1には4つのスペクトルが、使用帯域a2には6つのスペクトルがそれぞれ配置される。また、主帯域中の使用帯域1には16のスペクトルが、使用帯域2には6つのスペクトルがそれぞれ配置される。さらに、補助帯域B中の使用帯域bには32のスペクトルが配置される。このように補助帯域A、主帯域及び補助帯域B内の使用帯域に64のスペクトルが分散配置される。この64のスペクトルを含む補助帯域A、主帯域及び補助帯域B内のスペクトルは、その後周波数−時間変換され、スペクトルに係るデジタル信号として受信装置2へ送信される。なお、本実施の形態においては補助帯域A及びBの2つとしたがその数はこれに限定されるものではない。
受信装置2の抽出部26においては、使用帯域設定部25から出力される使用帯域の情報に基づき、使用帯域a1、使用帯域a2、使用帯域1、使用帯域2及び使用帯域bそれぞれに配置されたスペクトルが抽出され、図4(e)に示す如く結合部27にてこの64のスペクトルが再び結合される。
図5は配置部15におけるスペクトルの分散配置処理の手順を示すフローチャートである。まず配置部15は帯域設定部16から出力される補助帯域の情報を取得する(ステップS51)。このとき同時にメモリ(図示せず)に記憶された主帯域の情報をも取得しておく。なお、主帯域についても帯域設定部16からの指示により、メモリの内容を書き換えることにより、その帯域を適宜変更することが可能である。配置部15は使用帯域設定部17から各補助帯域内の使用帯域の情報を取得する(ステップS52)。
配置部15は取得した使用帯域の情報に基づき、主帯域及び各補助帯域内に設定された使用帯域の合計帯域値を算出する(ステップS53)。これは上述の例では使用帯域a1幅、使用帯域a2幅、使用帯域1幅、使用帯域2幅及び使用帯域b幅の合計値である。ここで合計帯域値をsとする。配置部15は、各使用帯域の合計帯域値sに対する占有率を算出する(ステップS54)。例えば、使用帯域a1の占有率は、使用帯域a1幅を合計帯域値sで除した値となる。
配置部15は、占有率の算出を各使用帯域の全てについて行う。そして配置部15はスペクトル総数に占有率を乗じて各使用帯域に分散するスペクトル数を算出する(ステップS55)。例えば、使用帯域b幅の合計帯域値sに対する占有率が50%と算出された場合、総スペクトル数は64であるので、補助帯域Bの使用帯域bに対して分散されるスペクトル数は32となる。配置部15は各使用帯域に対してステップS55の算出処理を行い、各使用帯域に算出したスペクトル数分を周波数順に配置する(ステップS56)。
配置部15にて分散配置された主帯域のスペクトルは、スペクトルマッピング部181へ出力され、補助帯域Aのスペクトルはスペクトルマッピング部182へ出力され、補助帯域Bのスペクトルはスペクトルマッピング部183へそれぞれ出力される。スペクトルマッピング部181乃至183では使用帯域において分散配置されるスペクトルの他、使用帯域外における他のスペクトルのマッピングを行う。マッピング後の主帯域のスペクトル、補助帯域Aのスペクトル及び補助帯域BのスペクトルはIDFT部191乃至193へそれぞれ出力される。
IDFT部191乃至193は、主帯域、補助帯域A及び補助帯域Bのスペクトルを周波数−時間変換し、時間変換後のスペクトルに係るデジタル信号をCP付加部101乃至103へそれぞれ出力する。CP付加部101乃至103ではシンボル間の干渉を防止すべく、デジタル信号の一部をコピーし、コピーしたデジタル信号をガードインターバル部分(デジタル信号の先頭部分)に貼り付け、デジタル信号を伸張させる。CP付加部101乃至103で伸張されたデジタル信号は多重部114へ出力される。パイロット信号生成部11は分散パイロット信号及びコンティニュアルパイロット信号等のパイロット信号を多重部114へ出力する。このパイロット信号は多重部114にて適宜挿入され、受信装置2のチャネル特性推定部231等で伝送路特性の推定のために用いられる。多重部114にてパイロット信号が多重されたデジタル信号は直交変調部110へ出力される。
直交変調部110は、出力されたデジタル信号を直交変調し、中間周波数帯域に変換する。直交変調されたデジタル信号は周波数変換部112へ出力される。周波数変換部112は、直交変調されたデジタル信号の周波数帯域を中間周波数帯域から無線周波数帯域へ変換し送受信部であるアンテナ113へ供給する。これにより、分散配置されたスペクトルに係るデジタル信号は受信装置2へ送信される。
次に、受信装置2の構成について説明する。受信装置2はアンテナ21、直交復調部22、RFバンド分離部221、多重分離部222、主回路23、補助回路23A、補助回路23B、抽出部26、帯域設定部24、使用帯域設定部25、結合部27及び復調部28等を含んで構成される。送受信部であるアンテナ21にて受信したデジタル信号は直交復調部22にてIF帯域からベースバンドのデジタル信号へ復調される。帯域設定部24は送受信に利用する帯域の情報、すなわち主帯域、補助帯域A及び補助帯域Bの情報をRFバンド分離部221へ出力する。RFバンド分離部221は、帯域設定部24からの出力に従い帯域毎にデジタル情報の分離を行い、また多重分離部222では、パイロット信号がデータ信号から分離される。分離された主帯域のデジタル信号は主回路23へ、補助帯域Aのデジタル信号は補助回路23Aへ、補助帯域Bのデジタル信号は補助回路23Bへそれぞれ出力される。
主回路23、補助回路23A及び補助回路23Bは同様の構成をなし、チャネル特性推定部231、サブチャネル品質情報生成部232、CP除去部234及びDFT部235を含んで構成される。主帯域のデジタル信号のうちパイロット信号はチャネル特性推定部231へ出力され、それ以外のデータ信号はCP除去部234へ出力される。チャネル特性推定部231はパイロット信号に基づき、データ信号の特性を推定する。またサブチャネル品質情報生成部232は、帯域内の通信品質に関する値を生成し、抽出部26へ出力する。なお、本実施の形態においては主回路23に加えて、補助回路23A及び補助回路23Bの2つを設けたが、これに限るものではなく、利用する補助帯域の数に応じて複数用意される補助回路中から補助帯域数分の補助回路を用いればよい。
デジタル信号内のデータ信号はCP除去部234にてガードインターバル部分が除去され、DFT部235へ出力される。DFT部235では時間−周波数変換が行われ、周波数変換後のスペクトルが抽出部26へ出力される。このように主回路23からは使用帯域を含む主帯域のスペクトルが抽出部26へ出力され、補助回路23Aからは使用帯域を含む補助帯域Aのスペクトルが抽出部26へ出力され、補助回路23Bからは使用帯域を含む補助帯域Bのスペクトルが抽出部26へそれぞれ出力される。
帯域設定部24は主帯域、補助帯域A及び補助帯域Bの情報を抽出部26へ出力し、また使用帯域設定部25も使用帯域の情報を抽出部26へ出力する。抽出部26は主帯域内の使用帯域に存在するスペクトル、補助帯域Aの使用帯域内に存在するスペクトル及び補助帯域Bの使用帯域に存在するスペクトルをそれぞれ抽出し、結合部27へ出力する。結合部27は抽出部26から出力されたスペクトルを結合する。すなわち、使用帯域の低い帯域に存在するスペクトルから高い帯域に存在するスペクトルの順にスペクトルを、後段の復調部28と整合性のあるスペクトルとなるよう所定の帯域にて結合する処理を行う。上述の例では、使用帯域a1、使用帯域a2、使用帯域1、使用帯域2、及び使用帯域bの順にそれぞれの帯域に存在するスペクトルを復調部28に適合する伝送帯域で結合する。結合後のスペクトルは復調部28へ出力される。復調部28は変調時に用いた変調方式に従って復調を行い結合スペクトルに係るデジタル信号を得る。
図6は受信装置2内の帯域設定部24のハードウェア構成を示すブロック図である。コグニティブ無線において設定される帯域は、受信装置2の周辺電波の環境に応じて設定すればよい。受信装置2の周辺電波の環境は例えば、時間的または位置的に変化する。帯域設定部24は、CPU(Central Processing Unit)241、RAM(Random Access Memory)242、時計部243、記憶部245及び位置情報取得部248等を含んで構成される。CPU241は、バス247を介して帯域設定部24のハードウェア各部と接続されていて、それらを制御すると共に、記憶部245に格納された制御プログラムに従って、各ソフトウェア処理を実行する。
RAM242及び記憶部245は任意のアドレスを指定して読み書きすることが可能な半導体メモリである。時計部243は現在時刻をCPU241へ出力する。記憶部245には、補助帯域テーブル246が記憶されている。図7は補助帯域テーブル246のレコードレイアウトを示す説明図である。補助帯域テーブル246は時間帯フィールド及び補助帯域フィールドを含んで構成される。時間帯フィールドには時間帯、例えば13:00〜15:00等が記憶されている。また補助帯域フィールドには時間帯に対応させて主帯域に加えて利用する補助帯域が記憶されている。
例えば、13:00〜15:00の時間帯においては主帯域に加えて、補助帯域aHz〜bHz及び補助帯域cHz〜dHzが利用される。また15:00〜17:00の時間帯においては主帯域に加えて補助帯域dHz〜eHzのみが利用される。なお、主帯域の帯域に関しては記憶部245に記憶されている。補助帯域テーブル246の記憶内容、及び、主帯域の記憶内容は、オペレータが状況に応じて図示しない入力部から適宜変更するか、または、図示しない管理コンピュータから新たな主帯域の帯域、及び、補助帯域テーブルの記憶内容を受信してCPU241の指示により書き換えるようにしても良い。また本実施の形態においては時間帯により補助帯域を設定するようにしているが、月日によって主帯域及び補助帯域を適宜変更しても良い。例えば週末には利用する補助帯域を拡大するようにすればよい。
CPU241は、時計部243から出力される現在時刻を監視し、現在時刻をもとに補助帯域テーブル246を検索し、現在時刻に対応する時間帯の補助帯域を読み出す。またCPU241は記憶部245に記憶した主帯域を読み出す。CPU241は読み出した主帯域及び補助帯域の情報を抽出部26及びRFバンド分離部221へ出力する。また受信装置2の帯域設定部24は、読み出した主帯域及び補助帯域の情報を、アンテナ21を介して送信装置1の帯域設定部16へ送信する。なお、本実施の形態においては基地局20の受信装置2内の帯域設定部24から、送信装置1の帯域設定部16へ、主帯域及び補助帯域に関する情報を送信する形態について説明した。しかし、図示しない管理サーバコンピュータ内の受信装置2内の帯域設定部24から、送信装置1の帯域設定部16へ、主帯域及び補助帯域に関する情報を送信するようにしても良い。
また、受信装置2の帯域設定部24は受信装置2の位置に応じて補助帯域を決定するようにしても良い。例えば、移動体である携帯電話機10の受信装置2は、携帯電話機10の使用位置に応じて利用する帯域を適宜変更するようにしても良い。図6に示すように帯域設定部24は、GPS(Global Positioning System)等の位置情報取得部248を備える。位置情報取得部248は、受信装置2の位置情報(緯度及び経度)を取得し、位置情報をCPU241へ出力する。記憶部245には、上述した補助帯域テーブル246と同じく、位置情報に対応させて利用する補助帯域が記憶されている。CPU241は位置情報取得部248から出力される位置情報に基づき、記憶部245から対応する補助帯域を読み出し、この補助帯域を主帯域と共に出力しても良い。例えば、受信装置2が都心部に位置する場合は、電波環境が相対的に良くないことから、補助帯域を少なく設定し、逆に受信装置2が郊外に位置する場合は、電波環境が相対的に良くなることから補助帯域を多く設定するようにすればよい。
図8は使用帯域設定部25のハードウェア構成を示すブロック図である。使用帯域設定部25は、CPU251、チャネル品質モニタ部253、帯域情報格納部252、及び閾値記憶部254等を含んで構成される。CPU251は、バス255を介して使用帯域設定部25のハードウェア各部と接続されていて、それらを制御すると共に、図示しないメモリに格納された制御プログラムに従って、各ソフトウェア処理を実行する。
帯域情報格納部252及び閾値記憶部254は任意のアドレスを指定して読み書きすることが可能な半導体メモリである。チャネル品質モニタ部253は、図3におけるサブチャネル品質情報生成部232から出力される通信品質に基づいて、主帯域、補助帯域A及び補助帯域Bそれぞれの通信品質を監視する。この通信品質に関する値としては、他の無線ネットワーク(例えば、802.11に準拠する無線LAN)からの干渉レベル等が該当する。閾値記憶部254には、通信品質に関する値に対する閾値が記憶されている。例えば閾値記憶部254には、許容干渉レベル−80dBm等と記憶されている。これは、受信装置2で受信される干渉レベルが例えば−100dmBmの場合、許容干渉レベル以下であるので、当該帯域を使用する他の通信者はいないものと判断する。その他、受信装置2の受信感度を通信品質に関する値とした場合、ビット誤り率=10-5となるための所要受信電力が−110dBm以下の場合に通信品質が良好と判断し使用帯域に設定する。さらに、受信装置2におけるSN(Signal-to-Noise)比を通信品質に関する値、10dbを閾値である許容SN比とし、受信装置2におけるSN比が10db以上の帯域を使用帯域とする。なお、以下では説明を容易にするために通信品質に関する値を干渉レベルとし、判断となる基準を閾値記憶部254に記憶した許容干渉レベル−80dmとし、干渉レベルが許容干渉レベル以下の場合に、通信品質が良好で、使用帯域に設定するものとして説明する。
CPU251は例えば5msごとにチャネル品質モニタ部253から主帯域、補助帯域A及び補助帯域Bそれぞれの通信品質に関する値である干渉レベルを取得する。そして、CPU251は、閾値記憶部254に記憶した閾値、例えば許容干渉レベル−80dBmを読み出し、取得した干渉レベルの大きさが、許容干渉レベル−80dBm以下であるか否かを判断する。そして、干渉レベルが−80dBm以下の帯域を抽出する。この抽出した帯域は通信品質が一定以上であると判断し、主帯域、補助帯域Aまたは補助帯域B、それぞれの使用帯域に設定し、帯域情報格納部252に記憶する。
図9は使用帯域の設定処理の手順を示すフローチャートである。チャネル品質モニタ部253は、サブチャネル品質情報生成部232から出力される通信品質に関する値を所定のタイミングで逐次取得する(ステップS91)。なお、通信品質に関する値である干渉レベルの測定は図示しないセンサにより検出するようにしても良い。チャネル品質モニタ部253は取得した通信品質に関する値を記憶する(ステップS92)。CPU251は所定時間(例えば10ms)が経過したか否かを判断する(ステップS93)。CPU251は所定時間が経過していないと判断した場合(ステップS93でNO)、ステップS91へ移行し、以上の処理を繰り返す。一方、CPU251は所定時間が経過したと判断した場合(ステップS93でYES)、チャネル品質モニタ部253から主帯域及び補助帯域の通信品質に関する値を取得する(ステップS94)。この通信品質に関する値は上述したように例えば干渉レベルである。
CPU251は、閾値記憶部254に記憶した閾値(例えば許容干渉レベル−80dBm)を読み出す(ステップS95)。そしてCPU251は、主帯域及び補助帯域に存在する帯域の中から、通信品質に関する値が閾値以下、具体的には取得した干渉レベルが許容干渉レベル以下である帯域を抽出し、使用帯域に設定する(ステップS96)。CPU251は使用帯域を帯域情報格納部252に記憶する(ステップS97)。このようにしてCPU251は通信品質に関する値が所定の閾値以下の帯域を、主帯域、補助帯域A及び補助帯域Bそれぞれについて使用帯域として設定する。係る使用帯域の情報は抽出部26へ出力される他、送信装置1の使用帯域設定部17へ帯域情報送信部であるアンテナ21を介して送信される。送信装置1の使用帯域設定部17は、使用帯域情報受信部であるアンテナ113を介して使用帯域の情報を受信する。なお、タイミングによっては主帯域、補助帯域A及び補助帯域B内の使用帯域が通信品質上存在しない場合がある。例えば、補助帯域A及びBにおいて他の無線ネットワークによる干渉が大きく、補助帯域A及びB内の使用帯域が存在しない場合がある。係る場合は主帯域内の使用帯域のみが使用される。
実施の形態2
実施の形態2は所定の規則に従う配置情報に基づき、スペクトルを分散配置する形態に関する。図10は実施の形態2に係る送信装置1のハードウェア構成を示すブロック図であり、図11は実施の形態2に係る受信装置2のハードウェア構成を示すブロック図である。送信装置1は実施の形態1の構成に加え配置情報設定部151をさらに備え、当該配置情報設定部151は配置部15に接続されている。また、受信装置2は実施の形態1の構成に加え配置情報設定部271をさらに備え、当該配置情報設定部271は結合部27に接続されている。送信装置1における配置情報設定部151は内部のメモリ(図示せず)に配置情報を記憶している。この配置情報は、使用帯域に対するスペクトルを並び替えるための所定の規則に係る情報であり、例えば使用帯域に対して配置すべきスペクトルの配列にそれぞれ10を加算する、またはスペクトルの前半分と後ろ半分とを並び替える等の規則が該当する。この規則は送信装置1の配置情報設定部151及び受信装置2の配置情報設定部271のそれぞれに共通の配置情報(規則)が記憶されている。
以下に、配置情報が使用帯域に対して配置すべきスペクトルの配列を10ずらす規則と仮定した場合の例を説明する。図12は配置情報に基づくスペクトルの配置状態を示す説明図である。配置部15での処理単位が64スペクトルであるものとし、スペクトルの配列がI(1)〜I(64)まで存在するものとして説明する。実施の形態1で説明したように、帯域設定部16からの主帯域、補助帯域A及び補助帯域Bの情報、及び、使用帯域設定部17からの使用帯域の情報に基づき、補助帯域Aの使用帯域a1には、I(1)〜I(4)が配置され、使用帯域a2にはI(5)〜I(10)が配置される。また主帯域の使用帯域1にはI(11)〜I(26)が配置され、使用帯域2にはI(27)〜I(32)が配置される。さらに補助帯域Bの使用帯域bにはI(33)〜I(64)が配置される。
配置部15は配置情報設定部151に記憶された配置情報を読み出し、この配置情報に従い、使用帯域に対するスペクトルの配列を並び替える処理を行う。配置情報がスペクトルの配列を使用帯域に対してそれぞれ10ずらすという規則の場合、補助帯域Aの使用帯域a1には、I(11)〜I(14)が配置され、使用帯域a2にはI(15)〜I(20)が配置される。また主帯域の使用帯域1にはI(21)〜I(36)が配置され、使用帯域2にはI(37)〜I(42)が配置される。さらに補助帯域Bの使用帯域bにはI(43)〜I(64)並びにI(1)〜I(10)が配置される。配置部15はこのように配置情報に従いスペクトルを分散配置させた上で、受信装置2へこれらスペクトルに係るデジタル信号を送信する。
図11に示すように実施の形態2に係る受信装置2は配置情報設定部271が新たに設けられている。配置情報設定部271は、送信装置1の配信情報設定部151とアンテナ113またはアンテナ21を介して通信可能に構成されており、同じ配置情報が記憶されている。すなわち上述の例では、送信装置1側で使用帯域に対するスペクトルの配列を10進めると規定しているので、受信装置2側では使用帯域に対するスペクトルの配列を10戻す処理を行う。なお、この配置情報設定部151及び配置情報設定部271の内容は安全性を確保するために、所定の期間毎にオペレータが図示しない入力部から配置情報を変更するか、または図示しない管理コンピュータから、配置情報設定部151及び配置情報設定部271内のメモリに記憶した配置情報を書き換えることが好ましい。
配置情報設定部271は配置情報を結合部27へ出力する。結合部27は抽出部26から抽出された各使用帯域内のスペクトルの配列を並び替える。すなわち上述の例の場合、スペクトルの配列を10戻す処理を行う。抽出部26からは、補助帯域Aの使用帯域a1としてI(11)〜I(14)が出力され、使用帯域a2としてI(15)〜I(20)が出力される。また主帯域の使用帯域1としてI(21)〜I(36)が出力され、使用帯域2としてI(37)〜I(42)が出力される。さらに補助帯域Bの使用帯域bとしてI(43)〜I(64)並びにI(1)〜I(10)が出力される。結合部27は、各使用帯域に存在するスペクトルを10戻す処理を行う。すなわち、補助帯域Aの使用帯域a1に、I(1)〜I(4)を戻し、使用帯域a2にI(5)〜I(10)を戻す。また主帯域の使用帯域1にI(11)〜I(26)を戻し、使用帯域2にI(27)〜I(32)を戻す。さらに補助帯域Bの使用帯域bにI(33)〜I(64)を戻す。そして最後に結合部27はこれらのスペクトルを復調部28で用いる適宜の帯域内で結合する。すなわち、使用帯域の低い帯域に存在するスペクトルから高い帯域に存在するスペクトルの順にスペクトルを結合する処理を行う。上述の例では、使用帯域a1、使用帯域a2、使用帯域1、使用帯域2、及び使用帯域bの順にそれぞれの帯域に存在するスペクトルI(1)〜I(64)を結合する。結合後のスペクトルは復調部28へ出力される。このように配置情報設定部151及び配置情報設定部271によりスペクトルを並び替えることにより、通信時におけるセキュリティを大幅に高めることが可能となる。
本実施の形態2は以上の如き構成としてあり、その他の構成及び作用は実施の形態1と同様であるので、対応する部分には同一の参照番号を付してその詳細な説明を省略する。
実施の形態3
実施の形態1及び2は主帯域及び補助帯域の使用帯域を使用する形態について説明したが、実施の形態3は、主帯域内の使用帯域を使用する形態に関する。図13は実施の形態3に係る送信装置1のハードウェア構成を示すブロック図である。また、図14は実施の形態3に係る受信装置2のハードウェア構成を示すブロック図である。
実施の形態3に係る送信装置1は、主帯域のみを用いるため配置部15と多重部114との間には主帯域に係るスペクトルマッピング部181、IDFT部191及びCP付加部101が設けられる。配置部15は、帯域設定部16にて予め割り当てられた主帯域内の使用帯域にスペクトルを分散配置する。受信装置2の使用帯域設定部25は、主帯域内において通信品質に関する値が所定基準を満たす帯域を使用帯域に設定し、その情報を送信装置1の使用帯域設定部17へ出力する。
配置部15は使用帯域設定部17から出力される使用帯域にスペクトルを分散配置する。使用帯域に分散配置されたスペクトルを含む主帯域内のスペクトルに係るデジタル信号はアンテナ113を介して受信装置2へ送信される。図14に示すように受信装置2も主帯域内でのみ復調処理を行うべく、多重分離部222と抽出部26との間には主帯域に係る主回路23のみが設けられている。抽出部26は使用帯域設定部25から出力される使用帯域の情報に基づき、当該使用帯域に存在するスペクトルを抽出し結合部27へ出力する。結合部27は抽出部26から出力された使用帯域内のスペクトルを結合し復調部28へ出力する。
図15は実施の形態3に係るスペクトルの分散配置、抽出及び結合処理の概念を示す説明図である。図15(a)はDFT部14から配置部15へ入力されるスペクトルを示すものであり、横軸方向は周波数を示す。本例においても一処理単位あたりのスペクトルの数が64であるものとして説明する。図15(b)は連続するスペクトルを、主帯域内の使用帯域へ分散して配置すべく、分割されたスペクトルの状態を示している。この分割の配分については図5で述べた処理に準じて行えばよい。また、実施の形態2で述べた如く配置情報を用いてスペクトルを並び替える処理を行っても良い。
具体的には、配置部15は使用帯域設定部17から出力される各使用帯域幅の総和sを算出する。そして、各使用帯域幅を算出した総和sで除すことにより、各使用帯域幅に配分するスペクトルの割合を算出する。配置部15は各使用帯域の割合にスペクトルの総和64を乗じて、各使用帯域に分散するスペクトル数を決定する。
図15(c)は、送信装置1と受信装置2との間で予め割り当てられた主帯域を示すものである。配置部15は、使用帯域設定部17からの情報に基づき、主帯域内で使用すべき複数の使用帯域にスペクトルを分散配置する。図15(d)は主帯域内の使用帯域1乃至5をそれぞれ示す説明図であり、ハッチングが施されていない白抜き部分が使用帯域を示し、これらの使用帯域にスペクトルが分散配置される。これら使用帯域1乃至5及び図15(d)のハッチングで囲む部分が本伝送システムSで利用される。例えば使用帯域1には4つのスペクトルが、使用帯域2には6つのスペクトルが、使用帯域3には16のスペクトルが、使用帯域4には6つのスペクトルが、さらに使用帯域5には32のスペクトルがそれぞれ配置される。このように主帯域内の各使用帯域に64のスペクトルが分散配置され、分散配置されたスペクトルを含む主帯域内のスペクトルが、周波数−時間変換され、デジタル信号として受信装置2へ送信される。
受信装置2の抽出部26においては、使用帯域設定部25から出力される使用帯域の情報に基づき、主帯域内の使用帯域1乃至5それぞれに配置されたスペクトルが抽出され、図15(e)に示す如く結合部27にてこの64のスペクトルが再び結合される。
本実施の形態3は以上の如き構成としてあり、その他の構成及び作用は実施の形態1及び2と同様であるので、対応する部分には同一の参照番号を付してその詳細な説明を省略する。

Claims (10)

  1. 変調されたデジタル信号を送信装置及び受信装置間で送受信する伝送方法において、
    前記送信装置にて変調されたデジタル信号を周波数帯域のスペクトルへ変換する変換ステップと、
    前記送信装置及び受信装置間で予め割り当てられた主帯域とは異なる補助帯域を設定する帯域設定ステップと、
    前記主帯域及び前記補助帯域内にて使用すべき複数の使用帯域を前記受信装置にて設定する使用帯域設定ステップと、
    該使用帯域設定ステップにより設定した使用帯域に関する情報を前記受信装置から前記送信装置へ送信する帯域情報送信ステップと、
    前記変換ステップにより変換されたスペクトルを、前記帯域情報送信ステップにより送信された各使用帯域へ前記送信装置により分散配置する配置ステップと、
    該配置ステップにより分散配置されたスペクトルを含む前記主帯域及び補助帯域内のスペクトルに係るデジタル信号を前記受信装置へ送信する送信ステップと
    を備えることを特徴とする伝送方法。
  2. 前記送信ステップにより前記受信装置へ送信される前記主帯域及び補助帯域内のスペクトルに係るデジタル信号を受信する受信ステップと、
    前記受信ステップにより受信したスペクトルに係るデジタル信号から、前記使用帯域設定ステップにより設定した使用帯域内のスペクトルを前記受信装置にて抽出する抽出ステップと、
    該抽出ステップにより抽出したスペクトルを前記受信装置にて結合する結合ステップと を備えることを特徴とする請求項に記載の伝送方法。
  3. 変調されたデジタル信号を送信装置及び受信装置間で送受信する伝送システムにおいて、
    前記送信装置にて変調されたデジタル信号を周波数帯域のスペクトルへ変換する変換部と、
    前記送信装置及び受信装置間で予め割り当てられた主帯域とは異なる補助帯域を設定する帯域設定部と、
    前記主帯域及び前記補助帯域内にて使用すべき複数の使用帯域を前記受信装置にて設定する使用帯域設定部と、
    該使用帯域設定部により設定した使用帯域に関する情報を前記受信装置から前記送信装置へ送信する帯域情報送信部と、
    前記変換部により変換されたスペクトルを、前記帯域情報送信部により送信された各使用帯域へ分散配置する前記送信装置に設けられる配置部と、
    前記配置部により分散配置されたスペクトルを含む前記主帯域及び補助帯域内のスペクトルに係るデジタル信号を前記受信装置へ送信する送信部と
    を備えることを特徴とする伝送システム。
  4. 前記送信部により前記受信装置へ送信される前記主帯域及び補助帯域内のスペクトルに係るデジタル信号を受信する受信部と、
    前記受信部により受信したスペクトルに係るデジタル信号から、前記使用帯域設定部により設定した使用帯域内のスペクトルを抽出する前記受信装置に設けられる抽出部と、
    該抽出部により抽出したスペクトルを結合する前記受信装置に設けられる結合部と
    を備えることを特徴とする請求項に記載の伝送システム。
  5. 前記使用帯域に対する各スペクトルの配置情報を設定する配置情報設定部を備え、
    前記配置部は、前記変換部により変換されたスペクトルを、前記配置情報設定部により設定した配置情報に基づき、前記帯域情報送信部により送信された各使用帯域へ分散配置するよう構成してある
    ことを特徴とする請求項3または4に記載の伝送システム。
  6. 前記結合部は、前記配置情報設定部により設定した配置情報に基づき、前記抽出部により抽出したスペクトルを結合するよう構成してある
    ことを特徴とする請求項に記載の伝送システム。
  7. 前記配置情報設定部は、前記使用帯域に対する各スペクトルを所定の規則に従い並び替えるための配置情報を設定するよう構成してある
    ことを特徴とする請求項またはに記載の伝送システム。
  8. 変調されたデジタル信号を外部から受信する受信装置において、
    予め割り当てられた主帯域とは異なる補助帯域を設定する帯域設定部と、
    前記主帯域及び前記補助帯域内にて使用すべき複数の使用帯域を設定する使用帯域設定部と、
    該使用帯域設定部により設定した使用帯域に関する情報を外部へ送信する帯域情報送信部と、
    外部から送信される前記主帯域及び補助帯域内のスペクトルに係るデジタル信号を受信する受信部と、
    前記受信部により受信したスペクトルに係るデジタル信号から、前記使用帯域設定部により設定した使用帯域内のスペクトルを抽出する抽出部と、
    該抽出部により抽出したスペクトルを結合する結合部と
    を備えることを特徴とする受信装置。
  9. 前記使用帯域設定部は、前記主帯域及び前記補助帯域内の通信品質に関する値が所定基準を満たす帯域を使用すべき複数の使用帯域として設定するよう構成してある
    ことを特徴とする請求項に記載の受信装置。
  10. 前記帯域設定部は、予め割り当てられた主帯域とは異なる補助帯域を、周辺の電波環境に応じて設定するよう構成してある
    ことを特徴とする請求項またはに記載の受信装置。
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