JPH10257272A - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

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JPH10257272A
JPH10257272A JP9067511A JP6751197A JPH10257272A JP H10257272 A JPH10257272 A JP H10257272A JP 9067511 A JP9067511 A JP 9067511A JP 6751197 A JP6751197 A JP 6751197A JP H10257272 A JPH10257272 A JP H10257272A
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JP
Japan
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line sensor
gain
time
video output
temperature change
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JP9067511A
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Inventor
Kenji Imaizumi
健治 今泉
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】表裏のラインセンサでの経時劣化等の違いのた
めに表面と表面の読取画像に差が表れる場合があった。
そこで、表裏のラインセンサを調整するようにする。 【解決手段】ビデオ出力調整部11a,11bは読取モ
ードと調整値記憶部5に記憶したゲイン設定値を基に各
ラインセンサユニット6a,6bのゲインを調整すると
共に、読取モードと調整値記憶部5に記憶した蓄積時間
設定値を基に各ラインセンサ62の蓄積時間を調整す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は原稿の表面の画像
及び裏面の画像を読み取るファクシミリ装置、特に原稿
の表面の読取画像と裏面の読取画像のバラツキ等をなく
すためのものである。
【0002】
【従来の技術】原稿の表面の画像及び裏面の画像を読み
取るファクシミリ装置が開発されてきている。例えば特
開平3-3564号公報に掲載されたファクシミリ装置及び
特開昭61-208959号公報に掲載されたファクシミリ装
置では、原稿の裏と表をそれぞれ専用に読み取る2個の
イメージセンサを備え、両イメージセンサからの信号を
選択して、両面原稿及び片面原稿を印刷できるようにし
ている。また、特開平1-284166号公報に掲載されたフ
ァクシミリ装置では、両面原稿を読み取りファクシミリ
送信したり、ファクシミリ受信した両面原稿を印刷した
りできるようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記原
稿の両面を読み取ることができるファクシミリ装置にお
いては、一旦ビデオ出力のゲインを設定すると、その設
定したゲインで処理が行なわれていた。原稿の両面を読
み取ることができるファクシミリ装置においては、片側
のラインセンサのみが使用される場合も多く、両ライン
センサで経時劣化の度合いが異なっていた。また、各ラ
インセンサの特性のバラツキ及び取付け位置の違いによ
る劣化の差も表れ易い。この場合、表面の読取画像と裏
面の読取画像に差が表れる。
【0004】また、例えば写真読取モード及び文字読取
モード等の読取モードに応じて各ラインセンサの1ライ
ンの蓄積時間を変えないと、常に良好な読取画像を得る
ことはできない。
【0005】この発明はかかる短所を解消するためにな
されたものであり、原稿の表面を読み取るラインセンサ
と原稿の裏面を読み取るラインセンサとの出力信号の差
の減少及び読取画像品質の向上を図ることを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係るファクシ
ミリ装置は、調整値記憶部とビデオ出力調整部を有し、
調整値記憶部は原稿の表面と裏面とを読み取る2個のラ
インセンサのゲイン設定値及び蓄積時間設定値を読取モ
ード別に予め記憶し、ビデオ出力調整部は読取モードと
調整値記憶部に記憶したゲイン設定値を基に各ラインセ
ンサのゲインを調整すると共に、読取モードと調整値記
憶部に記憶した蓄積時間設定値を基に各ラインセンサの
蓄積時間を調整する。
【0007】さらに、調整値記憶部に記憶するゲイン設
定値及び蓄積時間設定値を外部から入力して、各ライン
センサの読取モードに応じた最適の値を設定できるよう
にする。
【0008】さらに、原稿読取枚数を計数する読取枚数
計数部を有し、ビデオ出力調整部は読取枚数計数部が予
め定めた一定枚数を計数するたびに各ラインセンサのゲ
イン及び蓄積時間を調整して、両ラインセンサのゲイン
及び蓄積時間を使用頻度に応じて調整する。
【0009】また、内部タイマを有し、ビデオ出力調整
部は内部タイマが予め定めた一定時間間隔を計時するた
びに各ラインセンサのゲイン及び蓄積時間を調整して、
経時劣化等による信号の変化を防止する。
【0010】また、装置内部の温度変化を検知する温度
変化検知部を有し、ビデオ出力調整部は温度変化検知部
が検知した装置内部の温度変化が予め定めた一定値に達
するたびに各ラインセンサのゲイン及び蓄積時間を調整
して、温度変化による信号の変化を防止する。
【0011】また、内部タイマと装置内部の温度変化を
検知する温度変化検知部を有し、ビデオ出力調整部は内
部タイマが予め定めた一定時間間隔を計時するたび及び
温度変化検知部が検知した装置内部の温度変化が予め定
めた一定値に達するたびに各ラインセンサのゲイン及び
蓄積時間を調整して、経時劣化による信号の変化及び温
度変化による信号の変化を防止する。
【0012】
【発明の実施の形態】この発明のファクシミリ装置は、
2個のラインセンサを用いて原稿の両面を読み取るファ
クシミリ装置であって、2個のラインセンサのビデオ信
号レベルに差が発生することを防止すると共に、読取モ
ードに応じて良好な画像を得ることができるようにする
ものである。
【0013】ファクシミリ装置は、例えばスキャナ、画
像メモリ、デジタル画像処理部、プロッタ、オペレーシ
ョンパネル(以後「OPパネル」という。)及び通信制
御部を有する。スキャナは、例えば2個のラインセンサ
ユニット、2個のラインセンサ駆動部、2個のプログラ
マブルゲインアンプ(以後「PGA」という。)、2個
のAD変換器、調整値記憶部、2個のビデオ出力調整
部、2個の温度変化検知部、読取枚数計数部及び内部タ
イマを備える。2個のラインセンサユニットは、それぞ
れ、例えばCCD等のラインセンサを有し、原稿搬送路
を挟んで設けられ、原稿の表側の画像及び原稿の裏側の
画像を読み取り、ビデオ信号を出力する。2個のライン
センサ駆動部は、画素クロック信号及びラインセンサの
蓄積時間を定めるライン信号を各ラインセンサユニット
に対して出力する。2個のPGAはそれぞれ対応するラ
インセンサユニットからのビデオ信号を増幅する。2個
のAD変換器はそれぞれPGAが増幅したビデオ信号を
デジタル変換する。調整値記憶部は各ラインセンサユニ
ットのゲイン設定値及び各ラインセンサの蓄積時間設定
値を読取モード別に記憶する。2個のビデオ出力調整部
は、例えば読取枚数計数部が計数した原稿読取枚数が予
め定めた一定枚数に達するたび、内部タイマが予め定め
た一定時間間隔を計時するたび、及び、2個の温度変化
検知部のいずれか一方が予め定めた一定値以上の温度変
化を検出するたびに調整値記憶部に記憶したゲイン設定
値を基に各PGAのゲイン設定値を調整すると共に、調
整値記憶部に記憶した蓄積時間設定値を基にラインセン
サ駆動部が出力するライン信号を調整して各ラインセン
サユニットの蓄積時間を調整する。このように、自動的
にゲイン設定値を調整することにより、両ラインセンサ
ユニットのビデオ信号レベルに差が表れることを防止す
る。また、自動的に蓄積時間を調整することにより、良
好な画像を得る。
【0014】
【実施例】この発明のファクシミリ装置は、例えばスキ
ャナ、画像メモリ、デジタル画像処理部、プロッタ、O
Pパネル及び通信制御部を有する。図1に示すように、
スキャナ1は、例えばCPU4、調整値記憶部5、2個
のラインセンサユニット6a,6b、2個のラインセン
サ駆動部7a,7b、2個のPGA8a,8b、2個の
AD変換器9a,9b、オーバーフロー検出部10、2
個のビデオ出力調整部11a,11b、2個のサーミス
タ12a,12b、2個の温度変化検知部13a,13
b、読取枚数計数部14及び内部タイマ15を備える。
CPU4は装置全体の動作を制御する。調整値記憶部5
は各ラインセンサユニット6a,6bに対するPGA8
a,8bのゲイン設定値及び各ラインセンサユニットの
蓄積時間設定値を読取モード別に記憶する。ラインセン
サユニット6a,6bは原稿搬送路を挟んで設けられ、
それぞれ光源部61、ラインセンサ62及びアンプ63
を有する。ラインセンサ62は、例えばCCD等から成
る。ラインセンサユニット6a,6bはラインセンサ駆
動部7a,7bからの画素クロック信号CLK1,CL
K2及び1ラインの蓄積時間を定めるライン信号SP
1,SP2を入力し、入力した画素クロック信号CLK
1,CLK2を基に光源部61から原稿を照射し、原稿
からの反射光をラインセンサ62に入射することによ
り、原稿の表側の画像及び原稿の裏側の画像を読み取
り、アナログビデオ信号VD1,VD2を出力する。P
GA8a,8bはそれぞれ対応するラインセンサユニッ
ト6a,6bからのビデオ信号VD1,VD2を増幅す
る。AD変換器9a,9bはそれぞれPGA8a,8b
が増幅したビデオ信号VD1,VD2をデジタル変換
し、オーバーフロー検出部10を介してデジタル画像処
理部2に送る。オーバーフロー検出部10はAD変換器
9a,9bのオーバーフローを検出する。
【0015】ビデオ出力調整部11a,11bは、例え
ば読取枚数計数部14が予め定めた一定枚数を計数する
たび、内部タイマ15が予め定めた一定時間間隔を計時
するたび、及び、2個の温度変化検知部13a,13b
のいずれか一方が予め定めた一定値以上の温度変化を検
出するたびに調整値記憶部5に記憶したゲイン設定値を
基に各PGA8a,8bのゲイン設定値を調整すると共
に、ラインセンサ駆動部7a,7bが出力するライン信
号SP1,SP2を調整して、蓄積時間を調整する。サ
ーミスタ12a,12bは、例えば各ラインセンサユニ
ット6a,6bに設けられ、ラインセンサユニット6
a,6bの温度を示す信号を出力する。温度変化検知部
13a,13bは、サーミスタ12a,12bからの信
号を基に各ラインセンサユニット6a,6bの温度変化
を検知する。読取枚数計数部14は原稿の読取枚数を計
数する。
【0016】上記構成のファクシミリ装置で各ラインセ
ンサユニット6a,6bに対するPGA8a,8bのゲ
イン設定値を入力する場合について説明する。ラインセ
ンサユニット6a,6bからのアナログビデオ信号VD
1,VD2のレベルのバラツキは0.25V,0.5V,0.67
V,1.0の4種類あり、AD変換器9a,9bの+リフ
ァレンス電圧は2.0Vとし、白基準の読取値が2.0Vの場
合にS/N比が最適であるとする。例えばラインセンサ
ユニット6aの基準白の読取値が0.25Vのときはライン
センサユニット6bの基準白レベルの読取値が0.5Vで
あるとすると、ユーザは初期設定値としてPGA8aに
対するゲインの設定値として8倍、PGA8bに対する
ゲインの設定値として4倍をOPパネル2から入力して
調整値記憶部5に記憶する。このようにゲインを設定す
ることにより、実際の原稿読み取りの際にはラインセン
サユニット6a及びラインセンサユニット6bの白基準
の読取値が2.0Vに増幅され、S/N比が同じ状態で原
稿の両面を読み取ることができる。
【0017】次ぎに、上記のようにゲインを設定したフ
ァクシミリ装置において、ラインセンサユニット6a側
で写真を読み取り、ラインセンサユニット6b側で文字
を読み取る場合のゲイン等の設定動作について、図2の
フローチャートを参照して説明する。ここで、画像読取
解像度(主走査密度×副走査密度)には、STD(8×
3.85mm/L),DTL(8×7.7mm/L),SF(16×15.4mm
/L)の3種類があるとする。また、図においてはライン
センサユニット6aをSU1、ラインセンサユニット6
bをSU2、PGA8aをPGA1、PGA8bをPG
A2と表す。
【0018】解像度SFでラインセンサユニット6a
(SU1)が写真を読み取る場合は(ステップS1)、
ラインセンサ6bは解像度SFで文字の読み取りを行な
うので、ラインセンサユニット6b(SU2)のS/N
比が良い場合は(ステップS2)、ラインセンサユニッ
ト6bの蓄積時間を4倍にし、PGA8bのゲインを1
倍に設定し(ステップS3)、写真の読み取り及び文字
の読み取りを開始する(ステップS4)。ここで、ライ
ンセンサユニット6a側で解像度SFで写真を読み取
り、ラインセンサユニット6b側で文字を読み取る場合
は、写真原稿にあわせた解像度(SF)で読み取りを行
なう。この場合、文字原稿読み取りは解像度STDで充
分であり、必要以上にデータが多くなるので、1/4に間
引くのが妥当である。ここで、単純に間引けば画像情報
が欠落し、OR処理を行なえばラインバッファなどが必
要となる上に画像劣化を招く。これに対して上記のよう
に蓄積時間を4倍にすることにより、単純に4ライン間
引き処理を行なう場合に比べ、良好な文字読み取りを行
なうことができる。
【0019】さらに、解像度SFでラインセンサユニッ
ト6aが写真を読み取る場合であって(ステップS
1)、ラインセンサユニット6bのS/N比が良くない
場合は(ステップS2)、ラインセンサユニット6bの
1ライン蓄積時間を2倍にし、PGA8bのゲインを2
倍に設定し(ステップS5)、原稿から写真の読み取り
及び文字の読み取りを開始する(ステップS6)。読み
取ったデータに対して2ラインOR処理又は1ラインお
きの間引き処理を行なう(ステップS7)。これによ
り、上記場合と同様に単純に間引き処理を行なう場合に
比べ、良好な文字読み取りを行なうことができる。
【0020】また、解像度DTLでラインセンサユニッ
ト6aが写真を読み取る場合であって(ステップS
8)、ラインセンサユニット6bのS/N比が良い場合
は(ステップS9)、上記と同様にラインセンサユニッ
ト6bの1ライン蓄積時間を2倍にし、PGA8bのゲ
インを2倍に設定し(ステップS10)、原稿から写真
の読み取り及び文字の読み取りを開始する(ステップS
11)。これにより、データを半分に間引く場合などに
比べて良好な文字読み取りを行なうことができる。
【0021】さらに、解像度DTLでラインセンサユニ
ット6aが写真を読み取る場合であって(ステップS
8)、ラインセンサユニット6bのS/N比が良くない
場合は(ステップS9)、上記と同様にラインセンサユ
ニット6bの1ライン蓄積時間を1倍にし、PGA8b
のゲインを4倍に設定し(ステップS12)、原稿から
写真の読み取り及び文字の読み取りを開始する(ステッ
プS13)。読み取ったデータに対して2ラインOR処
理又は1ラインおきの間引き処理を行なう(ステップS
14)。これにより、上記場合と同様に単純に間引き処
理を行なう場合に比べ、良好な文字読み取りを行なうこ
とができる。
【0022】さらに、ラインセンサユニット6aの解像
度がSFでもDTLでもない場合、すなわち解像度がS
TDの場合は写真を明瞭に読み取ることができないの
で、ユーザが解像度の設定変更等をした後に、上記処理
を行なう。
【0023】このように読取モードに応じてゲイン及び
蓄積時間を設定することにより、原稿の表裏でS/N比
を等しくすることができると共に、読み取り画像をさら
に良好な状態にすることができる。
【0024】さらに、ファクシミリ装置は、上記ゲイン
等の調整処理を読取枚数計数部14が予め定めた一定枚
数を計数するたびに行なう。この場合の動作を、図3の
フローチャートを参照して説明する。
【0025】電源投入後などに、ビデオ出力調整部11
a,11bはPGA8a(PGA1),PGA8b(P
GA2)のゲインを最大に設定する(ステップS2
1)。その後、オーバーフロー検出部10はAD変換器
9a,9bからの信号を基にAD変換器9a又はAD変
換器9bのいずれかがオーバーフローを起こしているか
否かを検出する。PGA8aからの信号によりAD変換
器9aがオーバーフローを起こしている場合は(ステッ
プS22,S23)、ビデオ出力調整部11aはPGA
8aに対するゲインの設定を最小単位で下げる(ステッ
プS24)。また、PGA8bからの信号によりAD変
換器9bがオーバーフローを起こしている場合は(ステ
ップS25)、ビデオ出力調整部11bはPGA8bに
対するゲインの設定を最小単位で下げる(ステップS2
6)。ファクシミリ装置は、上記処理(ステップS22
〜S26)をオーバーフロー検出部10がオーバーフロ
ーを検出しなくなるまで繰り返す。このように、PGA
8a,8bのゲインの設定値をAD変換器9a,9bが
オーバーフローしない範囲内で最大に自動的に設定する
ことにより、ユーザがラインセンサユニット6a,6b
等の特性等を知らない場合であっても、PGA8a,8
bのゲインの初期設定値を最適な値に設定することがで
きる。
【0026】オーバーフロー検出部10がオーバーフロ
ーを検出しなくなると(ステップS22)、例えば既に
説明したように読取モードに合わせてPGA8a,8b
に設定したゲイン等の調整を行なう(ステップS2
7)。ここで、上記ゲイン設定の説明ではラインセンサ
ユニット6a側で写真を読み取り、ラインセンサユニッ
ト6b側で文字を読み取る場合について説明している
が、例えばラインセンサユニット6a,6bが共に解像
度STDで文字を読み取る場合には、S/N比が良好か
否かを問題にしてゲインの調整を行なう。その後、原稿
の読込処理を行ない(ステップS28)、読み込んだ原
稿の枚数が予め定めた一定数に達すると(ステップS2
9)、再び上記処理(ステップS21〜S28)を行な
い、ゲイン等の調整を行なう。このように、一定枚数を
読み込むたびにゲイン等の調整を行なうので、原稿の読
込処理により光源部61等が劣化した場合にS/N比な
どが変わり、読み込んだ画像が劣化したり、原稿の表と
裏の読込結果に差が発生したりすることを防止できる。
【0027】さらに、ビデオ出力調整部11a,11b
は、内部タイマ15が予め定めた一定時間間隔を計時す
るたびに、例えば上記のようにしてPGA8a,8bに
設定するゲイン等を調整する。これにより、稼働時間の
経過と共に光源部61等が劣化した場合にS/N比など
が変わり、読み込んだ画像が劣化したり、原稿の表と裏
の読込結果に差が発生したりすることを防止できる。
【0028】さらに、ビデオ出力調整部11a,11b
は、温度変化検知部13a,13bが検知したラインセ
ンサユニット6a,6bにおける温度変化が予め定めた
一定値以上になると、例えば上記のようにしてPGA8
a,8bに設定するゲインをを調整する。これにより、
温度上昇と共にS/N比などが変わり、読み込んだ画像
が劣化したり、原稿の表と裏の読込結果に差が発生した
りすることを防止できる。
【0029】ここで、上記ゲイン等の調整タイミングの
基準となる原稿読込枚数、時間間隔及び温度変化等の値
は、装置出荷時に設定しておくようにしても良いし、O
Pパネル2等からユーザが入力するようにしても良い。
【0030】なお、上記実施例ではラインセンサユニッ
ト6a,6b毎にPGA8a,8b、AD変換器9a,
9b及びビデオ出力調整部11a,11bを設けたが、
1ライン内で画素単位の時分割処理又はライン単位での
時分割処理を行なうようにして、PGA、AD変換器及
びビデオ出力調整部を両ラインセンサユニット6a,6
bで共用するようにしても良い。
【0031】
【発明の効果】この発明は以上説明したように、原稿搬
送路を挟んで設けた2個のラインセンサのゲイン設定値
及び蓄積時間設定値を予め読取モード別に記憶し、各ラ
インセンサのゲインを予め記憶したゲイン設定値を基に
調整するので、各ラインセンサのビデオ信号レベルの自
動調整を行なうことができる。
【0032】さらに、各ラインセンサのビデオ信号レベ
ルを自動調整するので、各ラインセンサによる読み取り
画像に差が表れることを防止できる。
【0033】さらに、各ラインセンサの蓄積時間を予め
記憶した蓄積時間設定値を基に調整するので、良好な読
み取り画像を得ることができる。
【0034】さらに、記憶するゲイン設定値及び蓄積時
間設定値を外部から入力するので、各ラインセンサに応
じた最適の値を設定できる。
【0035】さらに、記憶するゲイン設定値及び蓄積時
間設定値を外部から入力するので、各ラインセンサが異
なった度合いで劣化した場合においても、両ラインセン
サのビデオ信号レベルを同じにできる。
【0036】さらに、原稿読取枚数を計数し、原稿の読
取枚数が予め定めた一定枚数に達するたびに各ラインセ
ンサのゲイン及び蓄積時間を調整するので、両ラインセ
ンサのゲイン及び蓄積時間を使用頻度に合わせて調整す
ることができる。
【0037】また、内部タイマが予め定めた一定時間間
隔を計時するたびに各ラインセンサのゲイン及び蓄積時
間を調整するので、経時劣化による信号レベルの変化の
発生を防止することができる。
【0038】また、検知した装置内部の温度変化が予め
定めた一定時間以上になると各ラインセンサのゲイン及
び蓄積時間を調整するので、温度変化による信号レベル
の変化を防止することができる。
【0039】また、内部タイマが予め定めた一定時間間
隔を計時するたび及び検知した装置内部の温度変化が予
め定めた一定時間以上になるたびに各ラインセンサのゲ
イン及び蓄積時間を調整するので、経時劣化による信号
レベルの変化及び温度変化による信号レベルの変化を防
止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す構成図である。
【図2】ゲイン等の調整動作を示すフローチャートであ
る。
【図3】一定枚数読み取るたびにゲイン等を調整する場
合のフローチャートである。
【符号の説明】
1 スキャナ 3 デジタル画像処理部 5 調整値記憶部 6 ラインセンサユニット 61 光源部 62 ラインセンサ 7 ラインセンサ駆動部 8 PGA 9 AD変換器 10 オーバーフロー検出部 11 ビデオ出力調整部 13 温度検知部 14 読取枚数計数部 15 内部タイマ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2個のラインセンサで原稿の表面の画像
    及び裏面の画像を読み取るファクシミリ装置において、
    調整値記憶部とビデオ出力調整部を有し、調整値記憶部
    は各ラインセンサのゲイン設定値及び各ラインセンサの
    蓄積時間設定値を読取モード別に予め記憶し、ビデオ出
    力調整部は読取モードと調整値記憶部に記憶したゲイン
    設定値を基に各ラインセンサのゲインを調整すると共
    に、読取モードと調整値記憶部に記憶した蓄積時間設定
    値を基に各ラインセンサの蓄積時間を調整することを特
    徴とするファクシミリ装置。
  2. 【請求項2】 調整値記憶部に記憶するゲイン設定値及
    び蓄積時間設定値を外部から入力する請求項1記載のフ
    ァクシミリ装置。
  3. 【請求項3】 原稿読取枚数を計数する読取枚数計数部
    を有し、ビデオ出力調整部は読取枚数計数部が予め定め
    た一定枚数を計数するたびに各ラインセンサのゲイン及
    び蓄積時間を調整する請求項1記載のファクシミリ装
    置。
  4. 【請求項4】 内部タイマを有し、ビデオ出力調整部は
    内部タイマが予め定めた一定時間間隔を計時するたびに
    各ラインセンサのゲイン及び蓄積時間を調整する請求項
    1記載のファクシミリ装置。
  5. 【請求項5】 装置内部の温度変化を検知する温度変化
    検知部を有し、ビデオ出力調整部は温度変化検知部が検
    知した装置内部の温度変化が予め定めた一定値に達する
    たびに各ラインセンサのゲイン及び蓄積時間を調整する
    請求項1記載のファクシミリ装置。
  6. 【請求項6】 内部タイマと装置内部の温度変化を検知
    する温度変化検知部を有し、ビデオ出力調整部は内部タ
    イマが予め定めた一定時間間隔を計時するたび及び温度
    変化検知部が検知した装置内部の温度変化が予め定めた
    一定値に達するたびに各ラインセンサのゲイン及び蓄積
    時間を調整する請求項1記載のファクシミリ装置。
JP9067511A 1997-03-06 1997-03-06 ファクシミリ装置 Pending JPH10257272A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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