JPH10257112A - 信号を生成するための装置、信号へ変換するための装置、信号を処理するための装置、および信号を処理する方法、ならびに変調器 - Google Patents

信号を生成するための装置、信号へ変換するための装置、信号を処理するための装置、および信号を処理する方法、ならびに変調器

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JPH10257112A
JPH10257112A JP10009245A JP924598A JPH10257112A JP H10257112 A JPH10257112 A JP H10257112A JP 10009245 A JP10009245 A JP 10009245A JP 924598 A JP924598 A JP 924598A JP H10257112 A JPH10257112 A JP H10257112A
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Joshua L Koslov
ジョシュア・エル・コスロフ
Frank A Lane
フランク・エー・レイン
Carl G Scarpa
カール・ジー・スカーパ
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Hitachi Ltd
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L27/00Modulated-carrier systems
    • H04L27/18Phase-modulated carrier systems, i.e. using phase-shift keying
    • H04L27/20Modulator circuits; Transmitter circuits
    • H04L27/2032Modulator circuits; Transmitter circuits for discrete phase modulation, e.g. in which the phase of the carrier is modulated in a nominally instantaneous manner
    • H04L27/2053Modulator circuits; Transmitter circuits for discrete phase modulation, e.g. in which the phase of the carrier is modulated in a nominally instantaneous manner using more than one carrier, e.g. carriers with different phases
    • H04L27/206Modulator circuits; Transmitter circuits for discrete phase modulation, e.g. in which the phase of the carrier is modulated in a nominally instantaneous manner using more than one carrier, e.g. carriers with different phases using a pair of orthogonal carriers, e.g. quadrature carriers
    • H04L27/2067Modulator circuits; Transmitter circuits for discrete phase modulation, e.g. in which the phase of the carrier is modulated in a nominally instantaneous manner using more than one carrier, e.g. carriers with different phases using a pair of orthogonal carriers, e.g. quadrature carriers with more than two phase states
    • H04L27/2071Modulator circuits; Transmitter circuits for discrete phase modulation, e.g. in which the phase of the carrier is modulated in a nominally instantaneous manner using more than one carrier, e.g. carriers with different phases using a pair of orthogonal carriers, e.g. quadrature carriers with more than two phase states in which the data are represented by the carrier phase, e.g. systems with differential coding

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  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディジタル領域において、高い周波数で動作
するディジタルミクサを必要としないで、比較的低い周
波数の信号を高い周波数の信号に変換する方法および装
置を提供する。 【解決手段】 本発明の変調器100によれば、補間技
術を用いて低レートディジタル信号を高レート信号に変
換し、搬送波を所望の周波数にシフトさせる。これは、
第1に、最終ディジタル−アナログ変換周波数の分数で
動作する複素ミクサ106を用いて、変調されるべきデ
ィジタル波形を比較的低いレートの搬送波に載せること
により達成される。これにより生成される比較的低いレ
ートの信号は、次いで、補間回路110の補間段によっ
て高レート信号に変換される。各々の補間段には、信号
パディング処理の結果として生成される信号あるいは像
を選択的にフィルタ処理して取り出す調整可能な帯域フ
ィルタ回路が含まれている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、構成可能なフィル
タに関し、特に、変調器に用いるのに適したディジタル
フィルタを実現し制御するための方法および装置に適用
して有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】様々なタイプの情報を伝送するためにデ
ィジタル信号を用いることの重要性は増大しつづけてい
る。
【0003】ディジタル変調は、ビットをシンボルへと
マッピングし、そのシンボルを所望のパルス波形へとフ
ィルタ処理すること、また、ベースバンドパルスを伝送
用の搬送信号に変換することを含むものである。ビット
をシンボルへとマッピングするには、例えば、Nビット
を集め、それらのビットを2N 個の信号振幅および位相
の値の1つにマッピングすることを含むものである。例
えば、4相位相変調(QPSK:Quadrature Phase Shi
ft Keying )を考えると、図1に示されているように、
2ビットが4個の振幅および位相の値の1つにマッピン
グされる。
【0004】伝送される信号の帯域幅を所望のチャネル
帯域に限定するためにパルス整形が利用される。それは
ディジタルフィルタ処理によって達成することができ、
しばしば有限インパルス応答フィルタ(FIR:Finite
Impulse Response Filter)として実現されている。チ
ャネル帯域はシンボル伝送レートより広くなければなら
ないので、パルス整形フィルタが動作するレートはシン
ボルレートより大きくなければならない。一般的に、そ
れはチャネル帯域の少なくとも2倍でなければならない
が、しばしばそれより大きく、シンボルレートの整数
倍、例えばシンボルレートの2倍(2x)あるいは4倍
(4x)とされている。代表的な4x低域パルス整形フ
ィルタに対する正規化周波数特性が図2に示されてい
る。
【0005】既知の様々な変調器においては、搬送周波
数への変換は、しばしば、信号がディジタル信号からア
ナログ信号に変換された後に実行されている。そのよう
な実施の形態では、ミキシングオペレーションがアナロ
グ領域において実行されて、情報信号が搬送周波数へと
変換される。
【0006】そのような既知のシステムには、アナログ
ミクサおよびそれに関連した他のアナログ回路構成要素
を必要とするという問題がある。アナログシステム部品
と比較してディジタル集積回路が高い信頼性を有するこ
とを考慮すると、アナログ回路構成要素ではなく、すべ
てあるいは殆どすべてディジタル回路構成要素を用いて
実現される設計に移行することは有利である。
【0007】アメリカ合衆国特許第5,412,352
号に記載されている1つの特定の既知の変調器が図3に
示されている。図3の変調器は、ディジタルベースバン
ド信号から選択された搬送周波数への単一の周波数変換
を必要としている。この周波数変換はディジタル領域で
実行される。
【0008】図3の変調器は、シンボルマッピング回路
72と、パルス整形回路73と、補間器74と、補間器
74により出力されるディジタルのI信号およびQ信号
をミキシングするための第1および第2のミクサ75,
76と、発振器78と、移相器77と、総和器80と、
D/A変換器79とを含んでいる。発振器78およびミ
クサ75,76は補間器74の後に位置している。
【0009】既知の変調器70では、搬送信号の比較的
高い周波数、例えば5〜50MHzにおいてディジタル
信号を生成するために、補間器74が、パルス整形回路
73の出力とミクサ75,76との間に置かれている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところが、既知のシス
テムの各々は、アナログ領域において搬送周波数に対す
るミキシング処理を実行するか、あるいは、図3に示さ
れた変調器の場合のように、最終サンプリング周波数で
動作可能なディジタルミクサ75,76を設けなければ
ならないか、のいずれかの問題点を有している。搬送周
波数が比較的高い(例えば40MHz)ために、そのよ
うなミクサ75,76を実現するコストは、ある応用分
野の場合、禁止同様に高くなり得る。これはおもに、ミ
クサ75,76を実現するために必要な高速乗算器のコ
ストによるものである。
【0011】従って、ディジタル領域において信号を搬
送周波数にミキシングすることができるディジタル変調
器で、手頃なコストで実現できるものが求められてい
る。更に、ディジタル変調器の実現のために用いられる
ディジタルフィルタを手頃なコストで実現し制御するた
めの方法および装置が求められている。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、信号、例えば
ディジタル信号を搬送信号に直接合成するための方法お
よび装置に関する。本発明の様々な実施の形態は、構成
可能なフィルタの実現に関し、また、1つあるいはそれ
以上のアップサンプリング段において構成可能なフィル
タを用いている変調器の一部としての構成可能なフィル
タを制御する方法に関する。
【0013】本発明は、振幅により表される信号、すな
わち、同相振幅および直交振幅により表される信号の変
調、例えば振幅変調(AM:Amplitude Modulation)、
残留側波帯(VSB:Vestigial Sideband)、単側波帯
(SSB:Single Side Band)、4相位相変調(QPS
K:Quadrature Phase Shift Keying )、直交振幅変調
(QAM:Quadrature Amplitude Modulation )、ある
いはディジタルVSB(例えば、多値VSB)に用いる
ことができる。例示的な実施の形態を示すため、以下に
おいて、信号のタイプが適切な場合における、QPSK
変調器によって本発明を説明する。しかし、本発明はど
のような意味においてもQPSKの実施の形態に限定さ
れるわけではない。
【0014】信号の同相振幅および/または直交振幅
は、例えば、ディジタル情報伝送システムにおいてシン
ボルを表すレベルを示すことができる。
【0015】本発明によれば、低レート信号、例えばデ
ィジタル信号を高レート信号に変換するために、また、
搬送波を所望の周波数にシフトするために補間技術が用
いられる。これは、本発明によれば、情報信号、例えば
変調されるディジタル波形を、比較的低レートの搬送波
に載せることにより達成される。これは、ディジタルミ
キシング処理を実行することにより達成される。次い
で、ミキシング処理により生成される比較的低レートの
信号は、カスケード接続された補間段によって高レート
信号に変換される。
【0016】1つの実施の形態では、通過帯域フィル
タ、例えば、構成可能なフィルタが、補間段の各々に含
まれている。各段の通過帯域フィルタを制御して、可能
な幾つかの伝達関数のうちの1つを持つようにそれを構
成する。可能な伝達関数の各々は、その通過帯域がディ
ジタルスペクトルのそれぞれ異なる部分にある。1つあ
るいはそれ以上の段にわたるフィルタの構成の選択は、
その結果として、搬送波をナイキスト帯域周波数の低レ
ート信号からナイキスト帯域における実質的に任意の周
波数の最終出力、例えば伝送レート、へとシフトさせる
ためになされる。本発明の補間器回路を用いて周波数シ
フト処理を実行することにより、情報信号をディジタル
領域における高い搬送周波数へとシフトすることができ
る。重要なことは、それを行うために、高い搬送周波数
で動作するディジタルミクサを必要としないことであ
る。
【0017】本発明の1つの実施の形態によれば、フィ
ルタの構成を実質的に選択するために、通過帯域フィル
タの入力に対する入力信号をシフトし、次いでフィルタ
の出力信号を反対方向に周波数シフトする。通過帯域フ
ィルタ処理の前後に周波数シフト処理を実行すると、結
果は、フィルタ通過帯域を変更し、フィルタ処理される
信号はシフトされなかった場合と実質的に同じである。
各フィルタの入力および出力において周波数をシフトさ
せるこの技術は、本発明の1つの実施の形態によれば、
複数の補間段の一部として互いにカスケード接続された
複数のフィルタを制御するために用いられる。
【0018】本発明の信号周波数シフト技術は、構成可
能な通過帯域フィルタ回路を効果的に実現するために、
通過帯域フィルタの入力および出力に対して周波数シフ
ト回路を必要とするが、この方法は、例えばマルチタッ
プフィルタの場合、フィルタの通過帯域の中心周波数を
(例えばフィルタ係数値を変化させることにより)シフ
トさせて所望のフィルタ伝達関数を達成するシステムよ
りも実現コストの点で効果的である。
【0019】以下の詳細な説明においては、本発明に用
いるのに適した、比較的単純で、したがって比較的費用
の安い周波数シフト回路が説明される。
【0020】本発明による構成可能な様々なフィルタの
設計に加えて、本発明は、例えば変調器の補間器に用い
られる、構成可能なフィルタを制御するのに適した方法
および装置に関するものでもある。
【0021】1つの特定の実施の形態では、所望の最終
出力周波数を指定するために多ビット2進制御ワードが
用いられる。そして、制御ワードのうち限定された数の
ビット(例えば、予め選択された3ビット)を用いて、
その制御ワードによって指定された搬送出力周波数を達
成するために必要とされる多段補間器の1つの段におけ
るフィルタの構成を制御するための制御信号を生成す
る。異なる3ビットの組を用いて、フィルタの各々を制
御することができる。制御ワードの一部は、本発明の補
間回路の入力に供給される信号をミックスするのに用い
られる発振器を制御するために用いられる。
【0022】本発明の様々な方法および装置の使用につ
いてはディジタルパルス変調器の文脈で説明されるが、
本発明の方法および装置は、構成可能なディジタルフィ
ルタの使用あるいは制御が望ましいあるいは必要な広範
な応用分野に適用可能である。
【0023】本発明の結果、ディジタル領域で変調処理
を実行することの有利さを維持しつつ、先行技術のディ
ジタル設計のものよりコストが低く実現が容易な変調器
を提供することができる。
【0024】本発明の他の多くの特徴および実施の形態
は以下に詳細に説明される。
【0025】
【発明の実施の形態】本発明は信号、例えばディジタル
信号、を搬送信号に直接合成するための方法および装置
に関するものである。上に述べたように、本発明は、振
幅により表される信号、すなわち、同相振幅および直交
振幅により表される任意の信号を変調するために用いる
ことができる。
【0026】ここで図4を参照すると、本発明の1つの
実施の形態によって実現される変調器100が示されて
いる。変調器100は、シンボルマッピング回路102
と、複素パルス整形回路104と、複素ミクサ106
と、発振器108と、補間回路110と、D/A変換器
112と、低域フィルタ114とを含んでいる。発振器
108は、例えば、供給される制御信号を介して制御さ
れる数値制御発振器とすることができる。補間回路11
0は1つあるいはそれ以上の段111(各段はそれぞれ
1つの補間器115と帯域フィルタ117とを含んでい
る)を含んでいる。補間器115と帯域フィルタ117
は複素回路(例えば、実数信号と虚数信号との両方を処
理する)として図示されているが、複素回路の使用は必
須ではない。更に、4相位相信号が必要でない場合に
は、補間回路110の実数出力のみをD/A変換器に供
給することが可能である。
【0027】本発明によれば、情報信号、例えばデータ
のディジタルビットはシンボルマッピング回路102の
入力に供給される。シンボルマッピング回路102は同
相信号(I)および4相位相信号(Q)を出力し、それ
らは複素パルス整形回路104の対応する入力にそれぞ
れ供給される。パルス整形回路104のI出力およびQ
出力はミクサ106の対応するI入力およびQ入力に供
給される。
【0028】図4に示された実施の形態においては、発
振器108による信号出力の周波数は、発振器のサンプ
リングレートを法として、伝送、すなわち、最終搬送周
波数、に等しい。複素ミクサ106は発振器108の出
力をパルス整形回路104により出力されたI信号およ
びQ信号とミキシングする。I信号およびQ信号は発振
器108の出力周波数で、補間回路110の対応するI
入力およびQ入力に供給される。本発明の補間回路11
0の動作については以下に詳細に説明する。
【0029】図4の実施の形態では、補間回路への入力
はディジタル回路、例えばディジタルミクサ106を用
いて生成されるが、入力信号はアナログ回路を用いて入
力し、次いで、例えば本発明の新規な補間回路110へ
の入力の直前に、ディジタル信号に変換することができ
る。
【0030】補間回路110の出力は、本発明によっ
て、発振器108の比較的低い出力周波数から最終伝送
周波数まで周波数がシフトされた信号である。図示され
た実施の形態では、補間回路110の出力、例えば複素
出力信号の実数部分はD/A変換器112の入力へと供
給される。アナログ信号へと変換された後、伝送される
信号は低域フィルタ114によって低域フィルタ処理さ
れ、次いで伝送のために出力される。
【0031】整数比による補間という単純な形態を用い
て補間回路110の補間器115を実現することができ
る。この形態の補間は、パルス整形フィルタ104の出
力サンプル間にゼロを挿入し、次いで、このパッドされ
た信号をフィルタ処理することを含むものである。この
ゼロをパディングする処理のアーチファクトは、アップ
サンプリングされた領域において、+/− 2π/N
(ここでNは補間比に対応する整数)のディジタル周波
数の間隔の信号像の生成である。
【0032】このような実施の形態では、信号が周波数
ω1 に位置し、補間のためにN=2によってゼロパディ
ングされる場合、信号は補間された領域、すなわちアッ
プサンプリングされた領域においてω1 /2に位置さ
れ、像はω1 /2+πに現れる。本発明によれば、元の
信号ではなくその像を選択する帯域フィルタ117を用
いることにより、信号を補間領域においてπラジアンだ
けシフトすることができる。次に、図5を参照すると、
「像」の語の下の破線は、補間領域において像を選択す
るために帯域フィルタ117を使用し、それによって周
波数のシフトを達成する場合を示したものである。
【0033】このようにして、補間回路110を用いる
ことにより、補間領域において信号を搬送波に載せるこ
とができ、その際、補間段が実行された後にミキシング
処理を実行する必要がない。このように、補間回路11
0は、搬送周波数におけるシフトを実現するので、それ
を帯域シフト補間器と呼ぶことができる。このような実
施の形態では、出力搬送波は入力搬送波と補間器の選択
帯域との関数である。すなわち、 ωout = ωin/N + 2πm/N ここで、0≦m<N であって、mおよびNは整数。
【0034】このように、本発明によれば、ミクサ10
6をパルス整形フィルタ104の後で、補間回路110
の前に置くことにより、出力搬送周波数を正確に制御す
ることができる。本発明の変調器100は、ミクサ10
6を実現するために必要な乗算器を出力周波数の1/N
で動作させることができるという利点を有する。これ
は、ミクサが最終搬送信号の全クロックレートで出力を
計算する必要のある既知の変調器とは著しい対照をなし
ている。
【0035】補間比がNの補間回路110が任意の信号
像を独立に選択することができるためには、N個の異な
る帯域フィルタが必要とされるであろう。そのような実
施の形態では、任意の所定の時点で、N個のフィルタの
うちの1つをフィルタ117として用いるために選択す
る。Nの値が大きい場合、これは大きな負担となる。
【0036】本発明の1つの実施の形態は、単一の補間
回路ではなくて、カスケード接続された一連の補間回路
を用いて、大きな補間比を達成する方法に関するもので
ある。一連の補間段を用いる場合、最終補間比はカスケ
ード接続されたそれぞれの段の補間比の積となる。従っ
て、一連の補間回路を用いることにより、個々の補間回
路が比較的低い補間値であっても、大きな補間値を得る
ことが可能である。
【0037】次に、図6を参照すると、一連のL個の補
間回路あるいは補間段、S0 201,S1 202,…,
L-1 203として実現された補間回路200が示され
ている。第1から第L番目までの補間段の各々は、ゼロ
パディング回路204,210,…,220と、帯域フ
ィルタ206,212,…,222とをそれぞれ有して
いる。第L番目の補間段203は、そのI出力およびQ
出力が、出力回路を有する総和器に結合されている。総
和器の出力は、補間回路200の出力となっている。
【0038】図6の実施の形態では、最終補間値Nは、
カスケード接続されたL個の段の比の積である。Nを2
の累乗として選択すると、N=2L となるL個の2x補
間段をカスケード接続することによりそのNを実現する
ことができる。本発明によれば、補間回路200は、ミ
クサ106による信号出力を出力搬送周波数まで変換す
るために用いることができる。
【0039】2x補間器をカスケード接続する実施の形
態では、信号あるいはその像は、各段201,202,
…,203のフィルタ206,212,…,222を用
いて選択される。2x補間段の場合、信号はアップサン
プリングされた周波数が0からπの範囲に位置するが、
像はπから2πの範囲に位置する。各段201,20
2,…,203においてどちらの周波数帯域を用いる
か、すなわち信号か像かどちらを用いるかの決定は、出
力搬送信号を各補間段にわたって戻してマッピングする
ことにより決定される。図7は正規化周波数と信号振幅
を対比させて示したものであるが、そこに示されている
ように、3個の2x段を用いることにより達成される8
x補間回路に関しては、出力搬送波はωin/8+3π/
4へとマッピングされる。これは、下方の周波数帯域7
02、すなわち最終段(すなわち、段203)のアップ
サンプリングされた領域における信号と、上方の周波数
帯域704,706、すなわち最初の2つの段(すなわ
ち、段201,202)のアップサンプリングされた領
域における信号像とを選択することによりなされる。こ
の選択プロセスは、3つの段201,202,203の
それぞれに含まれる帯域フィルタ206,212,22
2を用いることにより達成される。
【0040】設計の単純化のためには、すべてのゼロパ
ディング回路204,210,220およびフィルタ2
06,212,222が同じ一般的なハードウェア設計
であることが望ましい。本発明によれば、フィルタ毎に
フィルタ係数値を変更することにより、すべてのフィル
タ206,212,222に対して単一のフィルタ設計
を用いることができる。フィルタの係数値の変更を用い
て、任意の所定のフィルタ206,212,222に必
要な伝達関数を達成することができる。
【0041】このようにして、補間回路200は、一連
の実質的に同一の補間段を用いて実現することができ、
各補間段は、例えば、同一のゼロパディング回路と帯域
フィルタとを含んでいる。1つあるいはそれ以上のフィ
ルタ構成制御信号、例えば、フィルタ帯域選択(BS)
信号がフィルタ回路206,212,222の各々に供
給され、個々のフィルタの伝達関数を、例えばフィルタ
の係数値を変更することにより、制御する。
【0042】次に、2x補間段を用いる実施の形態にお
けるフィルタ206,212,222として用いるのに
適したフィルタのフィルタ構造について説明する。
【0043】2x補間器のための補間器フィルタは、信
号をωin/2で通過させ、その像をωin/2+πで阻止
する、あるいは像が選択される場合はその正反対とする
特性を有していなければならない。ωinが〔0,2π〕
の範囲を取り得るのであれば、所望の信号の全範囲をカ
バーし、また像を阻止する単一のフィルタを設計するの
は非常に困難である。補間される帯域が4分の1ずつに
分割されるのであれば、帯域の4分の1を通過させ、帯
域のπラジアン離れた4分の1を阻止するフィルタを設
計するのはずっと容易である。
【0044】通過帯域が0からπ/4および7π/4か
ら2πであり、阻止域が3π/4から5π/4である4
分の1帯域フィルタは、3π/2から2πの範囲のωin
の信号に適切な補間フィルタとなることができる。これ
は2x補間の後にωout =ωin/2となるからである。
そのようなフィルタの周波数をシフトさせて中心が0,
π/2,π,または3π/2となるようにすれば、この
単一のフィルタ設計で補間スペクトルの全体をカバーす
ることができる。図8は4個の4分の1帯域フィルタ、
すなわち、それぞれ0,π/2,π,または3π/2に
中心をおいたフィルタ1、フィルタ2、フィルタ3、フ
ィルタ4の通過帯域を示すものである。4つのフィルタ
の各々に対する通過帯域が異なる種類の破線および実線
で示されている。フィルタ1の通過帯域は実線を用いて
示されており、フィルタ4の通過帯域は点の最も小さな
破線で示されている。
【0045】これら4分の1帯域フィルタ、フィルタ
1、フィルタ2、フィルタ3、フィルタ4の各々は、比
較的少ない数のタップに対応する比較的幅広の遷移スカ
ート部を有している。各フィルタが平坦な通過帯域を有
しているので、直線ひずみを引き起こさずに、また、π
ラジアン離れたフィルタに対して非常に低いクロストー
クで、4分の1帯域のいずれにも信号を位置させること
ができる。これにより、アップコンバージョンのプロセ
スにおけるエイリアシングを効果的に減少させあるいは
取り除くことができる。
【0046】図8に示されている周波数特性を有する4
個の低域フィルタの第1のもの、すなわちフィルタ1
は、実数値係数で実現することができる。シフトされた
フィルタ、すなわちフィルタ2,3,4はフィルタ1と
同じ一般的ハードウェアを用いて、しかしフィルタ係数
を異なるものとすることにより実現することができる。
フィルタ2から4に対するフィルタ係数は、フィルタ1
の形態の第1から第mまでの係数の各々と、以下の繰り
返し数列の対応する1つにおける第1から第m番目の値
の対応するものとを乗算することにより生成することが
できる。
【0047】
【数1】
【0048】フィルタ2,3,4は、元のフィルタ1と
比べて、ある係数の符号が異なっており、また、それら
が実数値であるか虚数であるかが異なっている。それら
は、マルチプレクサを用いてフィルタ加算器ツリーの構
造を変えることにより元のフィルタを再構成することに
より元のフィルタから実現することができる。
【0049】図8に示されたフィルタ伝達関数の任意の
1つを提供するためにL個の帯域フィルタ206,21
2,222の任意の1つとして用いることのできる4タ
ップ複素フィルタ300が図9に示されている。BS信
号(フィルタ帯域選択信号)によってフィルタ係数の値
を制御することにより、フィルタ206,212,22
2の任意のものを実現する際に求められるように、フィ
ルタの通過帯域を適切な位置に置くことができる。
【0050】フィルタに必要な伝達関数の選択は、実数
あるいは虚数としてのフィルタ係数を反転あるいは非反
転することによって、あるいは解釈することによって達
成されるので、L個のフィルタ206,212,222
の設計は単一の4分の1帯域フィルタの設計として取扱
うことができる。この単一のフィルタ設計は、例えば標
準符号付きディジット(CSD)設計を用いることによ
り、可能なかぎり最適化し単純化することができる。
【0051】フィルタ300は第1および第2のフィル
タセグメント301,401を有しており、第1のフィ
ルタセグメント301がフィルタ300に供給される複
素信号の実数部分を処理するのに用いられ、第2のフィ
ルタセグメント401がその複素信号の虚数部分を処理
するのに用いられることを除いて、それらのセグメント
は一般的に同一である。
【0052】第1のフィルタセグメント301は第1か
ら第4のユニット遅延エレメント302,304,30
6,307と、第1から第3のマイナス1乗算器31
6,318,320と、第1から第4のマルチプレクサ
322,324,326,334と、第1から第5の乗
算器308,310,312,314,315と、第1
から第3の総和器328,330,332とを有してい
る。
【0053】第1のフィルタセグメント301と第2の
フィルタセグメント401は類似しているために、第2
のフィルタセグメント401については詳細に説明しな
い。しかし、第2のフィルタセグメント401が第1の
フィルタセグメント301と同じ一般的なエレメントを
有していることに注目することができる。
【0054】再び、図9のフィルタセグメント301を
参照すると、フィルタ処理される信号の実数部分が第1
のユニット遅延エレメント302および第1の乗算器3
08への入力として供給されていることが分かる。第1
の乗算器308は、入力信号に第1のフィルタ信号係数
値C0 を乗算するものである。第1の乗算器308の出
力は第1の総和器328の第1の入力に供給される。
【0055】第1のユニット遅延エレメント302の出
力は、第1のマイナス1乗算器316の入力と、第1の
マルチプレクサ322の第2の入力と、第2のユニット
遅延エレメント304とに結合されている。第1のマル
チプレクサ322は、第1のユニット遅延エレメント3
02の出力と、第1のマイナス1乗算器316の出力
と、BS信号とを入力として受け取り、BS信号は前者
2つの入力のうちどちらの1つを第1のマルチプレクサ
322の出力に供給するかを制御するのに用いられる。
図示された実施の形態では、BS信号は、補間回路の各
段に対してそれぞれ異なる2ビット制御信号とすること
ができる。第1マルチプレクサ322の出力は、第2の
マルチプレクサ310の入力に供給され、第2の係数C
1 と乗算した後、第2の総和器330の第1の入力に供
給される。
【0056】同様にして、第2のユニット遅延エレメン
ト304の出力は、第2のマイナス1乗算器318の入
力と、第2のマルチプレクサ324の第2の入力と、第
3のユニット遅延エレメント306とに結合されてい
る。第2のマルチプレクサ324は、第2のユニット遅
延エレメント304の出力と、第2のマイナス1乗算器
318の出力と、BS信号とを入力として受け取り、B
S信号は前者2つの入力のうちどちらの1つを第2のマ
ルチプレクサ324の出力に供給するかを制御するのに
用いられる。第2のマルチプレクサ324の出力は、第
3のマルチプレクサ312の入力に供給されて、第3の
係数C2 と乗算された後、第1の総和器328の第2の
入力に供給される。
【0057】第3のユニット遅延エレメント306の出
力は、第4のユニット遅延エレメント307の入力と、
第3のマイナス1乗算器320と、第3のマルチプレク
サ326の第2の入力とに結合されている。このように
して、第3のマルチプレクサ326は、第3のユニット
遅延エレメント306の出力と、第3のマイナス1乗算
器320の出力と、BS信号とを入力として受け取り、
BS信号は前者2つの入力のうちどちらの1つを第3の
マルチプレクサ326の出力に供給するかを制御するの
に用いられる。第3のマルチプレクサ326の出力は、
第4のマルチプレクサ314の入力に供給されて、第4
の係数C3 と乗算された後、第2の総和器330の第2
の入力に供給される。
【0058】第4のユニット遅延エレメント307の出
力は、第5の乗算器315の入力に結合されている。こ
のようにして、第4のユニット遅延エレメント307の
出力は、第5の係数C4 によって乗算された後、第3の
総和器332の入力に供給される。
【0059】第2の総和器330の出力は、第1のフィ
ルタセグメント301の第4のマルチプレクサ334の
第1の入力と、第2のフィルタセグメント401の第4
のマルチプレクサ434の第1の入力とに結合されてい
る。第4のマルチプレクサ334の第2の入力は第2の
フィルタセグメント401の第2の総和器の出力に結合
されている。BS信号を用いて、第4マルチプレクサ3
34が2つの入力信号のうちどちらの1つを第3の総和
器332に出力するかを制御する。
【0060】第3の総和器332は、第1の総和器32
8により生成される信号と、第4のマルチプレクサ33
4による信号出力と、第5のマルチプレクサ315によ
る信号出力とを受け取って総和し、フィルタ回路300
によって生成される実数出力信号(I)を生成する。
【0061】図9に図示されたタイプで、係数値がC0
=15,C1 =71,C2 =106,C3 =71,C4
=15の帯域4タップフィルタの伝達関数が図10に示
されている。このフィルタの伝達関数をZ変換を用いて
表現すると、H(z)=15+71z-1+106z-2
71z-3+15z-4である。このような帯域フィルタは
2x補間器フィルタとして用いるのに適している。
【0062】図9のフィルタは、係数を数列{1,j,
−1,−j,1}によって乗算するだけで、通過帯域の
中心がπ/2に位置するフィルタに変換することができ
る。そのような操作は、第1および第2のフィルタセグ
メント301,401の第1から第4のマルチプレクサ
322,422,324,424,326,426,3
34,434をBS信号を用いて制御することにより実
行することができる。伝達関数H(z)=15+j71
-1−106z-2−71jz-3+15z-4が図11に図
示されている。
【0063】同様に、図9のフィルタは、係数を数列
{1,−1,1,−1,1}によって乗算するだけで、
通過帯域の中心がπに位置するフィルタに変換すること
ができる。そのような操作は、第1から第4のマルチプ
レクサ322,422,324,424,326,42
6,334,434をBS信号を用いて制御することに
より実行することができる。結果として得られる伝達関
数H(z)=15−71z-1+106z-2−71z-3
15z-4が図12に図示されている。
【0064】図9のフィルタはまた、係数を数列{1,
−j,−1,j,1}によって乗算するだけで、通過帯
域の中心が3π/2に位置するフィルタに変換すること
ができる。やはり、そのような操作は、第1から第4の
マルチプレクサ322,422,324,424,32
6,426,334,434をBS信号を用いて制御す
ることにより実行することができる。結果として得られ
る伝達関数H(z)=15−71jz-1−106z-2
71jz-3+15z-4が図13に図示されている。
【0065】上述のようにして、単一のフィルタ設計を
用いて、補間回路200のフィルタ回路206,21
2,222を実現することができ、制御信号、例えばB
S信号を、個々のフィルタ206,212,222の伝
達関数を決定するために用いることができる。
【0066】例えば図6に示されたような本発明のカス
ケード接続された補間段の実施の形態では、任意の補間
段201,202,203の出力は最終段として用いる
ことができる。このようにして、カスケード補間器20
0は、実際には、補間比が選択可能な一群の補間段20
1,202,203である。各々の補間段201,20
2,203が2x補間段である場合、出力補間比は選択
可能とすることができる。出力補間比は2X に対応する
任意の値とすることができ、ここでxは1からLの任意
の値を選択し、Lは2x補間段201,202,203
の総数を表している。
【0067】次に図14を参照すると、そこに示されて
いるのは4個の2x補間段501,502,503,5
04のカスケード配列であり、そのそれぞれは図8の補
間段201,202,203と全く同じか同様のものと
することができる。第1の2x補間段501への入力は
補間されるべき信号である。各々の2x補間段の出力
は、最後の2x補間段を除いて、次の2x補間段に結合
され、また、マルチプレクサ506の入力に結合されて
いる。最後の2x補間段504の出力はマルチプレクサ
506の入力へと結合されているが、他の補間段の入力
には結合されていない。
【0068】マルチプレクサ506は、それに供給され
る出力選択信号によって制御される。マルチプレクサ5
06を用いて、補間段のうちの任意の1つのものの出力
を、補間段のこのカスケード配列の出力として選択する
ことができ、それによって補間の全体量を制御すること
ができる。このような実施の形態では、各々の補間段5
01,502,503,504は、出力クロックレート
を現行段と最終段との間の補間量によって除算したクロ
ックレートで動作するように実現されていると考えられ
る。このようにして、最終補間段504とは異なる補間
段501,502,503の出力を選択することにより
補間レートが変更されると、出力レートは、出力信号を
提供するために選択された補間段のクロックレートに減
少させられる。
【0069】補間比を選択するための他の配列は、各補
間段の入力をマルチプレクシングして、前段の出力と全
体としての補間器に対する入力とを選択するようにする
ものである。そのような実施の形態が図15に示されて
いる。
【0070】図15に示されているように、第1の補間
段511に対する入力は、第1から第3のマルチプレク
サ515,516,517にも供給されている。第1の
マルチプレクサ515は、第1の補間段511と第2の
補間段512の間に配置されている。第2のマルチプレ
クサ516は第2と第3の補間段512,513の間に
配置されており、第3のマルチプレクサ517は第3と
第4の補間段513,514の間に配置されている。入
力制御信号をこれらのマルチプレクサ515,516,
517に供給することによって、各段に対する入力が、
第1の補間段への入力と1つ前の補間段の出力とのどち
らかとなるように制御することができる。
【0071】図15の実施の形態は、出力クロックレー
トを設計最大値に維持しながら、補間器の入力レートを
増加させ、また、補間レートを減少させることができる
という利点を有する。
【0072】図14および図15の実施の形態の補間段
の入力および出力は複素信号とすることができることに
注目すべきである。
【0073】上述のように、図8は、本発明の1つの実
施の形態に用いられる4分の1帯域フィルタの周波数応
答を示すものである。アップサンプリングのプロセスの
際に像信号を除去するために、4分の1帯域フィルタ伝
達関数の幾つかの可能なもののうちから1つを選択する
方法の1つは、上述のように構成可能なタップを有する
フィルタ300を用いることである。
【0074】特定のフィルタ構成を選択する他の方法
は、固定フィルタを用い、その固定フィルタに供給さ
れ、次いでそれから出力される信号の周波数をシフトさ
せることである。そのような実施の形態が図16に示さ
れている。図16に示されているように、構成可能なフ
ィルタ回路600は、第1のミクサ602と、固定フィ
ルタ604と、第2のミクサ606と、発振器608
と、周波数インバータ回路610とを有している。説明
の便宜上、第1のミクサ602はアップミクサと呼ぶこ
とにする。というのは、それが、構成可能なフィルタ回
路600に供給される信号への周波数シフトを導入して
いるからである。構成可能なフィルタ回路600は入力
信号として帯域選択信号も受け取っている。この信号は
発振器608を制御するために用いられ、発振器608
はBS信号(帯域選択信号)の関数として、複素出力信
号を生成する。発振器の複素出力信号は、アップミクサ
によって、フィルタ処理が実行される前に、入力信号の
周波数をシフトさせるために用いられる。更に、発振器
の複素出力信号は、周波数インバータ回路610にも供
給される。周波数インバータ回路610は、複素発振器
の出力信号の逆周波数を生成する。すなわち、例えば複
素発振器の出力信号の実数成分と虚数成分を交換するこ
とにより、あるいは、例えば複素発振器の出力信号の複
素共役を取ることにより、複素信号の回転上の意味を逆
転する。例示する目的のため、以下において、周波数イ
ンバータ610を、複素発振器の出力信号の複素共役を
生成する複素共役実施の形態によって説明する。
【0075】複素発振器の出力信号に対して生成された
複素共役はダウンミクサ606の入力に供給される。ダ
ウンミクサ606は固定フィルタ604の出力も受け取
っている。ダウンミクサ606は、アップミクサ602
によって搬送信号に導入された周波数シフトを効果的に
逆転する。制御信号に応じて、搬送信号の周波数をシフ
トし、信号をフィルタ処理し、次いで周波数シフトを逆
転することにより、固定フィルタ604を使用している
にもかかわらず、構成可能なフィルタ回路600の伝達
関数を変化させる能力が実現されている。
【0076】固定フィルタ604は、図8の実線で示さ
れた伝達関数と同じあるいは類似したフィルタ伝達関数
を達成するために、例えば、実数のフィルタ係数を持つ
単一の低域フィルタによって実現することができる。固
定フィルタ604は、同相信号(I)と4相位相信号
(Q)とにそれぞれ別々に作用する2つの独立したフィ
ルタとして実現することができる。そのような実施の形
態では、IフィルタおよびQフィルタの各々は実数の係
数を持ち、実数のデータを処理する。
【0077】1つの実施の形態では、固定フィルタ60
4の入力において、アップミクサ602を用いて、入力
信号の周波数が0,π/2,π,または3π/2ラジア
ンだけシフトされ、そのとき、フィルタサンプリングレ
ートfclkは2πラジアンを示している。次いで、固
定フィルタ604による信号出力は、ダウンミクサ60
6によって周波数が反対方向にシフトされ、この構成可
能なフィルタ回路600の入力と出力の間において、正
味では周波数シフトが無いようにされている。
【0078】構成可能なフィルタ回路600を実現する
この方法の利点は、固定フィルタ604におけるタップ
の数にかかわらず、周波数シフト処理が固定フィルタ6
04の入力と出力においてのみなされることであり、例
えば、マルチタップのフィルタ係数は変更する必要がな
い。
【0079】図16に示されたタイプの実施の形態は、
周波数シフトがサンプル当たり0,π/2,π,または
3π/2ラジアンに限られている場合、実現が特に用意
であることに注目されたい。なぜなら、これは、各サン
プルにおいて0,π/2,π,または3π/2ラジアン
の回転が関係しており、それはマルチプレクサとインバ
ータの組み合わせを用いて達成できるからである。
【0080】補間プロセスの各段において実行されるパ
ディング処理およびフィルタ処理は、ここでは、別々の
パディング回路、フィルタリング回路を用いて実現され
るものとして示されているが、これらの処理は、フィル
タ処理の一部としてパディング処理を行うことの可能な
単一のデバイスで実行することができる。
【0081】以上、本発明者によってなされた発明を実
施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実
施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱し
ない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0082】
【発明の効果】本発明によれば、補間器回路を用いて周
波数シフト処理を実行することにより、高い搬送周波数
で動作するディジタルミクサを必要としないで、情報信
号をディジタル領域における高い搬送周波数へとシフト
することができる。また、通過帯域フィルタ処理の前後
に周波数シフト処理を実行することで、フィルタ通過帯
域を変更し、フィルタ処理される信号はシフトされなか
った場合と実質的に同じにすることができる。よって、
本発明の信号周波数シフト技術は、比較的単純で、比較
的費用の安い周波数シフト回路を用いて、構成可能な通
過帯域フィルタ回路を効果的に実現し、実現コストの点
で効果的である。
【0083】また、本発明は、たとえば変調器の補間器
に用いられる、構成可能なフィルタを制御するのに適
し、構成可能なディジタルフィルタの使用あるいは制御
が望ましいあるいは必要な広範な応用分野に適用可能で
ある。この結果、ディジタル領域で変調処理を実行する
ことの有利さを維持しつつ、先行技術のディジタル設計
のものよりコストが低く実現が容易な変調器を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】QPSK信号が取り得る4つの振幅および位相
値を示す図である。
【図2】既知の4x低域パルス整形フィルタの周波数応
答を示す図である。
【図3】既知の変調器を示す図である。
【図4】本発明により実現されるディジタル変調器を示
す図である。
【図5】本発明のスイッチ帯域補間器回路の周波数応答
を示す図である。
【図6】カスケード接続された一連の補間段として実現
された本発明の補間回路を示す図である。
【図7】本発明の1つの実施の形態において用いられる
カスケード接続された8x補間器のための周波数帯域の
選択を示す図である。
【図8】本発明の1つの実施の形態において用いられる
4分の1帯域フィルタの周波数応答を示す図である。
【図9】本発明の補間器の1つの実施の形態において用
いるのに適した例示的な4タップ通過帯域フィルタを示
す図である。
【図10】本発明の1つの例示的な実施の形態による補
間回路の一部として用いられる通過帯域フィルタの正規
化周波数応答を示す図である。
【図11】本発明の1つの例示的な実施の形態による補
間回路の一部として用いられる通過帯域フィルタの正規
化周波数応答を示す図である。
【図12】本発明の1つの例示的な実施の形態による補
間回路の一部として用いられる通過帯域フィルタの正規
化周波数応答を示す図である。
【図13】本発明の1つの例示的な実施の形態による補
間回路の一部として用いられる通過帯域フィルタの正規
化周波数応答を示す図である。
【図14】本発明の様々な実施の形態による、カスケー
ド接続された一連の補間段を含む補間回路を実現するた
めに用いるのに適した回路構成要素を示す図である。
【図15】本発明の様々な実施の形態による、カスケー
ド接続された一連の補間段を含む補間回路を実現するた
めに用いるのに適した回路構成要素を示す図である。
【図16】本発明の様々な例示的な実施の形態によって
実現される構成可能なフィルタ回路を示す図である。
【符号の説明】
70 変調器 72 シンボルマッピング回路 73 パルス整形回路 74 補間器 75,76 ミクサ 77 移相器 78 発振器 79 D/A変換器 80 総和器 100 変調器 102 シンボルマッピング回路 104 複素パルス整形回路 106 複素ミクサ 108 発振器 110 補間回路 112 D/A変換器 114 低域フィルタ 115 補間器 117 帯域フィルタ 200 補間回路 201,202,203 補間段 204,210,220 ゼロパディング回路 206,212,222 帯域フィルタ 300 4タップ複素フィルタ 301 フィルタセグメント 302,304,306,307 ユニット遅延エレメ
ント 308 乗算器 310,312,314,315 マルチプレクサ 315,316,318,320 乗算器 322,324,326 マルチプレクサ 328,330,332 総和器 334 マルチプレクサ 401 フィルタセグメント 402,404,406,407 ユニット遅延エレメ
ント 408 乗算器 410,412,414,415 マルチプレクサ 415,416,418,420 乗算器 422,424,426 マルチプレクサ 428,430,432 総和器 434 マルチプレクサ 501,502,503,504 補間段 506 マルチプレクサ 511,512,513,514 補間段 515,516,517 マルチプレクサ 600 フィルタ回路 602 アップミクサ 604 固定フィルタ 606 ダウンミクサ 608 発振器 610 周波数インバータ回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 カール・ジー・スカーパ アメリカ合衆国、08536 ニュージャージ ー州、プレインズボロ、マーション・レイ ン 9

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のサンプリング周波数を有する情報
    信号を表すディジタルデータを処理して、前記第1のサ
    ンプリング周波数よりも高いサンプリング周波数を有す
    る信号を生成するための装置であって、 前記装置は補間回路を有し、 前記補間回路は第1の補間段を含み、 前記第1の補間段は、 i.前記情報信号から第1のパッドされた信号を生成す
    る第1の信号パディング回路であって、前記第1のパッ
    ドされた信号は前記第1のサンプリング周波数の倍数の
    第2のサンプリング周波数を有し、また、前記情報信号
    および情報信号像の表現を含むものである前記第1の信
    号パディング回路と、ii.前記情報信号像の表現を通
    過させ、前記情報信号の表現を除去することによって第
    1のフィルタ処理された信号を生成するための第1のフ
    ィルタとを含むものであることを特徴とする信号を生成
    するための装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の信号を生成するための装
    置であって、 前記第1のパッドされた信号は複数の情報信号像の表現
    を含み、 前記第1のフィルタは構成可能なフィルタであって、 前記装置は更に、 前記第1のパッドされた信号からの情報信号像の表現の
    除去を制御するために前記第1のフィルタの伝達関数を
    変化させる手段を有することを特徴とする信号を生成す
    るための装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の信号を生成するための装
    置であって、 前記補間回路は前記第1のフィルタに結合された第2の
    補間段を有し、 前記第2の補間段は、 i.前記第1のフィルタ処理された信号から、前記第2
    のサンプリング周波数よりも高い第3のサンプリング周
    波数を有する第2のパッドされた信号を生成する第2の
    信号パディング回路であって、第2のフィルタ処理され
    た信号は前記第1のフィルタによって通過させられた情
    報信号成分の部分集合を含むものである前記第2の信号
    パディング回路と、ii.前記情報信号成分の少なくと
    も1つを通過させ、前記第2のパッドされた信号に含ま
    れる前記情報信号成分の少なくとも1つを拒絶する伝達
    関数を有する第2のフィルタとを含むものであることを
    特徴とする信号を生成するための装置。
  4. 【請求項4】 第1のサンプリングレートを有する第1
    の信号をより高いサンプリングレートを有する信号へ変
    換するための装置であって、 補間回路であって、次のもの、すなわち、 前記第1の信号より高いサンプリングレートを有する第
    1のパッドされた信号を生成するために、前記第1の信
    号に対してパディング処理を実行するための第1の信号
    パディング回路と、 前記第1のパッドされた信号に対してフィルタ処理を実
    行して第1のフィルタ処理された信号を生成するために
    前記第1の信号パディング回路に結合された第1の構成
    可能なフィルタとを有する補間回路と、 前記第1の構成可能なフィルタの伝達関数を制御するた
    めの手段とを有するものであることを特徴とする信号へ
    変換するための装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の信号へ変換するための装
    置であって、 前記第1の信号は第1の搬送周波数を有し、 前記第1の構成可能なフィルタの伝達関数を制御するた
    めの手段は、前記第1のフィルタ処理された信号が、前
    記第1の搬送周波数とは異なる第2の搬送周波数を有す
    るように前記伝達関数を制御するものであることを特徴
    とする信号へ変換するための装置。
  6. 【請求項6】 請求項4記載の信号へ変換するための装
    置であって、前記補間回路が更に、 前記第1のフィルタ処理された信号にパディング処理を
    実行して、前記第1のフィルタ処理された信号よりも高
    いサンプリングレートを有する第2のパッドされた信号
    を生成するために、前記第1の構成可能なフィルタに結
    合された第2の信号パディング回路と、 前記第2のパッドされた信号に対してフィルタ処理を実
    行するために前記第2の信号パディング回路に結合され
    た第2の構成可能なフィルタとを有するものであること
    を特徴とする信号へ変換するための装置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の信号へ変換するための装
    置であって、前記補間回路が更に、 前記第2のフィルタ処理された信号にパディング処理を
    実行して、前記第2のフィルタ処理された信号よりも高
    いサンプリングレートを有する第3のパッドされた信号
    を生成するために、前記第2の構成可能なフィルタに結
    合された第3の信号パディング回路と、 前記第3のパッドされた信号に対してフィルタ処理を実
    行するために前記第3の信号パディング回路に結合され
    た第3の構成可能なフィルタとを有するものであること
    を特徴とする信号へ変換するための装置。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の信号へ変換するための装
    置であって、更に、 前記第2および第3の構成可能なフィルタの伝達関数を
    変更するための手段を有することを特徴とする信号へ変
    換するための装置。
  9. 【請求項9】 請求項4記載の信号へ変換するための装
    置であって、 前記第1の信号はディジタル信号であり、 前記第1の構成可能なフィルタは複素ディジタルフィル
    タであり、 前記第1の構成可能なフィルタの伝達関数を変更するた
    めの手段は、フィルタ係数値を変更させるために用いら
    れるマルチプレクサを含むものであることを特徴とする
    信号へ変換するための装置。
  10. 【請求項10】 請求項4記載の信号へ変換するための
    装置であって、更に、 前記第1のフィルタ処理された信号のサンプリング周波
    数の分数である発振器周波数を有する搬送信号を出力す
    るための発振器と、 入力が前記発振器に結合され、出力が前記補間回路に結
    合されたディジタルミクサであって、前記第1の信号を
    受け取り、それを前記発振器により出力された信号とミ
    キシングする前記ディジタルミクサとを有することを特
    徴とする信号へ変換するための装置。
  11. 【請求項11】 第1のサンプリング周波数を有するデ
    ィジタル情報信号を処理するための装置であって、 前記装置は補間回路を有し、 前記補間回路は、 i.前記情報信号に対して第1のパディングおよびフィ
    ルタ処理を実行して、第1のパディング処理の関数とし
    て生成された情報信号の表現を通過させ、前記情報信号
    の表現を拒絶することにより、それから第1のパッドさ
    れフィルタ処理された信号を生成するための手段を含む
    第1の補間段と、ii.前記第1のパッドされフィルタ
    処理された信号に対して第2のパディングおよびフィル
    タ処理を実行して出力信号を生成するための手段を含む
    第2の補間段であって、前記出力信号は前記第1のサン
    プリング周波数よりも高いサンプリング周波数を有し、
    前記第1および第2のパディング処理のうちの1つの結
    果として生成された情報信号像を含むものである前記第
    2の補間段とを含むものであることを特徴とする信号を
    処理するための装置。
  12. 【請求項12】 第1の複数のサンプルを含み、第1の
    サンプリング周波数を有する入力信号を処理する方法で
    あって、 第1の補間処理を実行するステップと、 第2の補間処理を実行するステップとを有し、 前記第1の補間処理は、 i.前記入力信号をパディングして、サンプリング周波
    数をM(Mは1より大きな正の整数)の倍数だけ増加さ
    せるステップであって、前記パディング処理は、前記入
    力信号に含まれる前記サンプルの間に少なくとも1つの
    付加的なサンプルを挿入し、信号像を含む第1のパッド
    された信号を生成するステップを含むものである前記入
    力信号をパディングするステップと、ii.第1の帯域
    フィルタを用いる前記パディング処理によって生成され
    た前記第1のパッドされた信号をフィルタ処理し、前記
    第1のパッドされた信号から少なくとも1つの信号像を
    除去して第1のフィルタ処理された信号を生成するステ
    ップとを含み、 前記第2の補間処理は、 i.前記第1のフィルタ処理された信号をパディングし
    て、前記第1のフィルタ処理された信号のサンプリング
    周波数をN(Nは1より大きな正の整数)の倍数だけ増
    加させるステップであって、前記パディング処理は、前
    記第1のフィルタ処理された信号の情報信号成分の間に
    少なくとも1つの付加的なサンプルを挿入し、他の信号
    像を含む第2のパッドされた信号を生成するステップを
    含むものである前記第1のフィルタ処理された信号をパ
    ディングするステップと、 ii.第2の帯域フィルタを用いる前記パディング処理
    によって生成された前記第2のパッドされた信号をフィ
    ルタ処理し、前記第1のパッドされた信号から少なくと
    も他の信号像を除去して、前記第1のサンプリング周波
    数よりも高いサンプリング周波数を有する第2のフィル
    タ処理された信号を生成するステップとを含むものであ
    ることを特徴とする信号を処理する方法。
  13. 【請求項13】 請求項12記載の信号を処理する方法
    であって、 前記フィルタ処理ステップで用いられる前記第1および
    第2の帯域フィルタの伝達関数は複数の可能な伝達関数
    から選択することができ、 前記方法は更に、前記第1および第2の帯域フィルタの
    前記伝達関数を制御するために、前記第1および第2の
    帯域フィルタに伝達関数制御信号を供給するステップを
    有することを特徴とする信号を処理する方法。
  14. 【請求項14】 請求項13記載の信号を処理する方法
    であって、 前記第1および第2の帯域フィルタの各々は複数のフィ
    ルタ係数値を有し、 前記方法は更に、前記伝達関数制御信号に応じて前記第
    1および第2の帯域フィルタの前記フィルタ係数値の少
    なくとも1つの符号を変化させるステップを有すること
    を特徴とする信号を処理する方法。
  15. 【請求項15】 請求項14記載の信号を処理する方法
    であって、更に、 前記第1および第2のフィルタ処理された信号を補間出
    力制御装置に供給するステップと、 前記補間出力制御装置を動作させて前記第1および第2
    のフィルタ処理された信号のうち1つを選択的に出力す
    るステップとを有することを特徴とする信号を処理する
    方法。
  16. 【請求項16】 請求項12記載の信号を処理する方法
    であって、更に、前記第1および第2のフィルタ処理さ
    れた信号を補間出力制御装置に供給するステップと、 前記補間出力制御装置を動作させて前記第1および第2
    のフィルタ処理された信号のうち1つを選択的に出力す
    るステップとを有することを特徴とする信号を処理する
    方法。
  17. 【請求項17】 第1のサンプリングレートを有する情
    報信号に対してパルス整形処理を実行するディジタルパ
    ルス整形回路と、 第1の搬送信号に前記情報信号を変調するために、前記
    ディジタルパルス整形回路に結合されたディジタルミク
    サと、 前記ディジタルミクサの信号出力に対して少なくとも1
    つの補間処理を実行して、前記第1のサンプリングレー
    トよりも高いサンプリングレートを有する出力信号を生
    成するために前記ディジタルミクサに結合されたディジ
    タル補間手段とを有することを特徴とする変調器。
  18. 【請求項18】 請求項17記載の変調器であって、更
    に、 前記第1のサンプリングレートよりも低い周波数を有す
    るディジタルミキシング信号を前記ディジタルミクサに
    供給するために前記ディジタルミクサに結合された発振
    器を有することを特徴とする変調器。
  19. 【請求項19】 請求項17記載の変調器であって、 前記第1の搬送信号は第1の搬送周波数を有し、 前記出力信号は、前記第1の搬送周波数と異なる搬送周
    波数を有する第2の搬送信号を含むことを特徴とする変
    調器。
  20. 【請求項20】 請求項17記載の変調器であって、 前記ディジタル補間手段が、共に直列に結合された複数
    のL(Lは正の整数)個の補間段を含み、各補間段はパ
    ディング回路とフィルタとを含むことを特徴とする変調
    器。
  21. 【請求項21】 請求項20記載の変調器であって、 前記L個の補間段のうち少なくとも1つは、フィルタ係
    数制御信号に応じて少なくとも1つのフィルタ係数値を
    制御するためのフィルタ伝達関数制御回路を含むことを
    特徴とする変調器。
  22. 【請求項22】 請求項20記載の変調器であって、 前記ディジタル補間手段が更に、前記ディジタルミクサ
    に結合された第1の入力と、前記L個の補間段のうちの
    第1の補間段の出力に結合された第2の入力と、前記L
    個の補間段のうちの第2の補間段の入力に結合された出
    力とを有する入力制御装置を有し、 前記入力制御装置が、前記第1の補間段の出力または前
    記ディジタルミクサの出力を、前記第2の補間段の入力
    に選択的に供給することを特徴とする変調器。
  23. 【請求項23】 請求項20記載の変調器であって、前
    記ディジタル補間手段が、更に、 ディジタル−アナログ変換器と、 前記L個の補間段の各1つの出力に結合され、かつ、前
    記ディジタル−アナログ変換器に結合された出力制御装
    置とを有し、 前記出力制御装置は前記補間段の1つの出力を前記ディ
    ジタル−アナログ変換器に供給することを特徴とする変
    調器。
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