JPH10255720A - 放電灯バルブ構造 - Google Patents

放電灯バルブ構造

Info

Publication number
JPH10255720A
JPH10255720A JP5620297A JP5620297A JPH10255720A JP H10255720 A JPH10255720 A JP H10255720A JP 5620297 A JP5620297 A JP 5620297A JP 5620297 A JP5620297 A JP 5620297A JP H10255720 A JPH10255720 A JP H10255720A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
metal foil
electrode
discharge lamp
glass
lamp bulb
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5620297A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Miyazaki
浩 宮崎
Kazuaki Takada
和明 高田
Hiroya Inaoka
宏弥 稲岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP5620297A priority Critical patent/JPH10255720A/ja
Publication of JPH10255720A publication Critical patent/JPH10255720A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manufacture Of Electron Tubes, Discharge Lamp Vessels, Lead-In Wires, And The Like (AREA)
  • Vessels And Coating Films For Discharge Lamps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 応力集中を低減させることでガラスの亀裂を
防止する。 【解決手段】 高圧放電ランプ10では、電極16の端
部16B及び金属箔18がバルブ12を構成する石英ガ
ラス内に封入されている。金属箔18は、平面視での形
状が、電極16との接合部となる端部18Aを起点とし
て、接合部及びその近傍をリード線20側へ向けて徐々
に広がる三角形状となっている。即ち、金属箔18の電
極16との接合部及びその近傍が、電極16側へ向けて
なだらかに狭幅となる形状になっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は放電灯バルブ構造に
係り、特に自動車のヘッドランプに使用される高圧放電
ランプ等の放電灯バルブ構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車のヘッドランプに使用され
る高圧放電ランプ(高輝度放電ランプ)等の放電灯バル
ブ構造としては、図14に示されるような構造が知られ
ている。
【0003】図14に示される如く、この高圧放電ラン
プ100では、石英ガラスの外管102内に石英ガラス
から成るバルブ本体104が配設されている。バルブ本
体104の中央部には、水銀、ハロゲン化物、ガスが封
入され発光する発光部(バーナー部)106があり、こ
の発光部106内には、一対の電極108のそれぞれ一
方の端部108Aが対向配置されている。一対の電極1
08のそれぞれ他方の端部108Bは、バルブ104を
構成する石英ガラス内に封入されており、これらの端部
108Bは、バルブ104を構成する石英ガラス内に封
入されている金属箔110を介してコントローラに電気
的に接続されている。なお、関連技術としては、特開平
8−87990号公報がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな放電灯バルブでは、バルブの点灯によって発生する
温度上昇に対する、金属箔110の膨張率と、石英ガラ
スの膨張率との差から、金属箔110の角部110Aに
対応する石英ガラスの部位に応力が集中し、石英ガラス
のこの部位に亀裂が生じる。
【0005】本発明は上記事実を考慮し、応力集中を低
減させることでガラスの亀裂を防止できる放電灯バルブ
構造を提供することが目的である。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明
は、金属箔を介して電極へ印加することで、ガラス内に
封入された封入ガスを励起させて発光を行う放電灯バル
ブ構造であって、ガラス内に封入された前記金属箔と前
記電極との接合部において、前記金属箔の前記電極との
接合部側を前記電極側へ向けてなだらかに狭幅となる形
状にしたことを特徴としている。
【0007】従って、金属箔の角部を無くすることで、
バルブの点灯によって発生する温度上昇に対する、金属
箔の膨張率と、ガラスの膨張率との差から発生する応力
集中を低減することができ、ガラスの亀裂を防止でき
る。
【0008】請求項2記載の本発明は、金属箔を介して
電極へ印加することで、ガラス内に封入された封入ガス
を励起させて発光を行う放電灯バルブ構造であって、ガ
ラス内に封入された前記金属箔の前記電極との接合部側
において、前記金属箔の角部を丸くしたことを特徴とし
ている。
【0009】従って、金属箔の角部を丸くすることで、
バルブの点灯によって発生する温度上昇に対する、金属
箔の膨張率と、ガラスの膨張率との差から発生する応力
集中を低減することができ、ガラスの亀裂を防止でき
る。
【0010】請求項3記載の本発明は、金属箔を介して
電極へ印加することで、ガラス内に封入された封入ガス
を励起させて発光を行う放電灯バルブ構造であって、ガ
ラス内に封入された前記金属箔にスリットを形成したこ
とを特徴としている。
【0011】従って、バルブの点灯によって発生する温
度上昇に対する、金属箔の膨張率と、ガラスの膨張率と
の差を、金属箔がスリットを潰す方向へ変形すること
で、金属箔の拡大方向の変形を抑制でき、この結果、応
力集中を低減させることでガラスの亀裂を防止できる。
【0012】請求項4記載の本発明は、金属箔を介して
電極へ印加することで、ガラス内に封入された封入ガス
を励起させて発光を行う放電灯バルブ構造であって、ガ
ラス内に封入された前記金属箔を波板状としたことを特
徴としている。
【0013】従って、金属箔を波板状とすることで、バ
ルブの点灯によって発生する温度上昇に対する、金属箔
の膨張率と、ガラスの膨張率との差をから発生する応力
を分散することができ、ガラスの亀裂を防止できる。ま
た、ガラスと金属箔との密着面積が増加するため、発光
部から電極、金属箔を伝って漏れる封入ガスに対するシ
ール性が向上する。
【0014】請求項5記載の本発明は、金属箔を介して
電極へ印加することで、ガラス内に封入された封入ガス
を励起させて発光を行う放電灯バルブ構造であって、ガ
ラス内に封入された前記金属箔の断面角部を丸くしたこ
とを特徴としている。
【0015】従って、金属箔の断面角部を丸くすること
で、バルブの点灯によって発生する温度上昇に対する、
金属箔の膨張率と、ガラスの膨張率との差から発生する
応力集中を低減することができ、ガラスの亀裂を防止で
きる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の放電灯バルブ構造の第1
実施形態を図1及び図2に従って説明する。
【0017】図2に示される如く、本第1実施形態の高
圧放電ランプ(HIDランプ)10では、図示を省略し
た周知の外管内に石英ガラスからなるバルブ本体12が
配設されている。バルブ本体12の中央部には、水銀、
ハロゲン化物、ガスが封入され発光する発光部14があ
り、この発光部14内には、棒状とされた一対(一方は
図示省略)の電極16の一方の端部16Aが対向配置さ
れている。なお、電極16の他の部位は、バルブ12を
構成する石英ガラス内に封入されている。
【0018】また、電極16の他方の端部16Bは、モ
リブデン(Mo ) 箔等の金属箔18の一方の端部18A
に接合されており、この金属箔18もバルブ12を構成
する石英ガラス内に封入されている。なお、金属箔18
の他方の端部18Bは、リード線20を介してコントロ
ーラ(図示省略)に電気的に接続されている。また、電
極16、金属箔18、リード線20は互いに抵抗溶接等
によって接続されている。
【0019】図1に示される如く、金属箔18は、平面
視での形状が、電極16との接合部となる端部18Aを
起点として、接合部及びその近傍をリード線20側へ向
けて徐々に広がる三角形状となっている。即ち、金属箔
18の電極16との接合部及びその近傍が、電極16側
へ向けてなだらかに狭幅となる形状になっている。
【0020】なお、製造においては、予め電極16と金
属箔18とリード線20を接合し、これを石英ガラスの
筒へ挿入し、溶解作業温度にて石英ガラス筒を軟化し、
プレス(クランプ工程)によって封着する。
【0021】次に、本第1実施形態の作用を説明する。
高圧放電ランプ10では、発光部14にて、電極16に
高電圧が印加されると、発光部14内に封入された、水
銀やハロゲン化物が励起され発光する。また、この発光
部14の放電によって、発光部14の近傍に配設された
電極16と金属箔18との接合部の温度も上昇する。
【0022】これに対して、本第1実施形態では、金属
箔18の電極16との接合部及びその近傍において、金
属箔18の平面視での形状を、電極16側へ向けてなだ
らかに狭幅となる三角形状とした。即ち、金属箔18の
角部を無くしたので、石英ガラスの膨張率T1と金属箔
18の膨張率T2との差(T1<T2)から発生する応
力集中を低減することができ、石英ガラスの亀裂を防止
できる。
【0023】また、本第1実施形態では、発光部14の
放電によって、より高温となる電極16側で金属箔18
の幅が狭く、リード線20側に行くに従い幅が広くなる
構造としたため、発光部14から電極16、金属箔18
を伝って漏れる封入ガスをせき止める効果もある。
【0024】また、本第1実施形態では、バルブ本体1
2のサイズを大きくすることなく、石英ガラスの亀裂を
防止できるため、装置の大型化を防げる。
【0025】また、本第1実施形態では、金属箔18の
材料を変更することなく、金属箔18の形状のみを変え
ることになるため、コストを上げることなく、且つ現状
の生産設備で対応可能である。また、金属箔18の使用
量を減らせるため、コストを低減できる。
【0026】また、本第1実施形態では、金属箔18の
平面視形状が、電極16との接合部となる端部18Aを
起点として、接合部及びその近傍をリード線20側へ向
けて徐々に広がる三角形状となっているため、石英ガラ
スの封着時、石英ガラスと金属箔18との境界面に入る
気泡をプレスによって追い出し易くなる。
【0027】なお、本第1実施形態では、金属箔18の
平面視での形状を、電極16との接合部となる端部18
Aを起点として、接合部及びその近傍をリード線20側
へ向けて徐々に広がる三角形状としたが、これに代え
て、図3に示される如く、金属箔18全体の平面視での
形状を、二等辺三角形または正三角形等の三角形として
も良い。また、図4に示される如く、金属箔18の接合
部18Aを平面視で台形状とし、接合前に接合部18A
が折れたりするのを防止し、接合作業性を向上すると共
に、接合部18Aの接合面積を増やし、接合強度を向上
しても良い。
【0028】次に、本発明の放電灯バルブ構造の第2実
施形態を図5に従って説明する。なお、第1実施形態と
同一部材については同一符号を付してその説明を省略す
る。
【0029】図5に示される如く、本第2実施形態の放
電灯バルブ構造では、金属箔18と電極16との接合部
において、金属箔18の角部18Cが円弧状にカットさ
れ丸くなっている。
【0030】従って、本第2実施形態の放電灯バルブ構
造では、金属箔18の角部18Cを丸くすることで、発
光部14の放電によって発生する温度上昇に対する、石
英ガラスの膨張率T1と金属箔18の膨張率T2との差
(T1<T2)から発生する応力集中を低減することが
でき、石英ガラスの亀裂を防止できる。
【0031】また、本第2実施形態では、バルブ本体1
2のサイズを大きくすることなく、石英ガラスの亀裂を
防止できるため、装置の大型化を防げる。
【0032】また、本第2実施形態では、金属箔18の
材料を変更することなく、金属箔18の形状のみを変え
ることになるため、コストを上げることなく、且つ現状
の生産設備で対応可能である。また、金属箔18の使用
量を減らせるため、コストを低減できる。
【0033】なお、本第2実施形態では、金属箔18の
角部18Cが円弧状にカットし、金属箔18全体を長円
状にしたが、これに代えて、図6に示される如く、金属
箔18全体を楕円状にしても良い。
【0034】次に、本発明の放電灯バルブ構造の第3実
施形態を図7に従って説明する。なお、第2実施形態と
同一部材については同一符号を付してその説明を省略す
る。
【0035】図7に示される如く、本第3実施形態の放
電灯バルブ構造では、金属箔18に複数の同幅、同長の
スリット40が略同間隔で形成されている。これらのス
リット40は、金属箔18の幅方向(図7の上下方向)
の両端部から互い違いに櫛歯状に形成されており、先端
部が、金属箔18の長手方向の中心線42を超えてい
る。
【0036】従って、本第3実施形態の放電灯バルブ構
造では、発光部14の放電によって発生する温度上昇に
対する、石英ガラスの膨張率T1と金属箔18の膨張率
T2との差(T1<T2)に対して、金属箔18がスリ
ット40を潰す方向へ変形することで、金属箔18の拡
大方向の変形を抑制でき、この結果、応力集中を低減す
ることができ、ガラスの亀裂を防止できる。
【0037】また、本第3実施形態では、バルブ本体1
2のサイズを大きくすることなく、石英ガラスの亀裂を
防止できるため、装置の大型化を防げる。
【0038】また、本第3実施形態では、金属箔18の
材料を変更することなく、金属箔18の形状のみを変え
ることになるため、コストを上げることなく、且つ現状
の生産設備で対応可能である。また、金属箔18の使用
量を減らせるため、コストを低減できる。
【0039】なお、本第3実施形態では、各スリット4
0を、同幅、同長としたが、これに代えて、温度上昇の
高い部位のスリットの幅を広く、且つ長くするなど、各
スリットの幅と長さを変えても良い。また、温度上昇の
高い部位では、各スリットの間隔を狭くするなど、各ス
リットの間隔を変えても良い。また、スリット40を、
金属箔18の幅方向(図7の上下方向)の両端部から互
い違いに櫛歯状に形成し、各先端部が、金属箔18の長
手方向の中心線42を超えるようにしたが、スリット4
0の形状はこれに限定されず、スリットを中心線42に
対して直角または斜めに交差する方向へ形成しても良
い。
【0040】次に、本発明の放電灯バルブ構造の第4実
施形態を図8及び図9に従って説明する。
【0041】なお、第2実施形態と同一部材については
同一符号を付してその説明を省略する。
【0042】図8及び図9に示される如く、本第4実施
形態の放電灯バルブ構造では、金属箔18が、その波頭
が金属箔18の長手方向の中心線42に沿って延びる略
同形状の波からなる波板状となっている。
【0043】従って、本第4実施形態の放電灯バルブ構
造では、金属箔18を波板状としたことで、発光部14
の放電によって発生する温度上昇に対する、石英ガラス
の膨張率T1と金属箔18の膨張率T2との差(T1<
T2)により発生する、応力が図9に矢印Fで示される
如く、金属箔18の各波部の上下端に対応する部位に分
散される。この結果、石英ガラスの亀裂を防止できる。
【0044】また、本第4実施形態では、石英ガラスと
金属箔18との密着面積が増加するため、発光部14か
ら電極16、金属箔18を伝って漏れる封入ガスに対す
るシール性が向上する。
【0045】また、本第4実施形態では、バルブ本体1
2のサイズを大きくすることなく、石英ガラスの亀裂を
防止できるため、装置の大型化を防げる。
【0046】また、本第4実施形態では、金属箔18の
材料を変更することなく、金属箔18の形状のみを変え
ることになるため、コストを上げることなく、且つ現状
の生産設備で対応可能である。
【0047】なお、本第4実施形態では、金属箔18
を、その波頭が、金属箔18の長手方向の中心線42に
沿って延びる略同形状の波からなる波板状としたが、波
板の形状は、これに限定されず、例えば、異なる大きさ
の波を連続させた形状としても良い。また、波板の形状
は、波頭の方向が他の方向、例えば、中心線42と直交
または傾斜して交差する方向に沿った形状としても良
い。
【0048】次に、本発明の放電灯バルブ構造の第5実
施形態を図10及び図11に従って説明する。
【0049】なお、第2実施形態と同一部材については
同一符号を付してその説明を省略する。
【0050】図10及び図11に示される如く、本第5
実施形態の放電灯バルブ構造では、金属箔18の幅方向
端部18Dの断面形状が半円形状となっており、断面角
部が丸くなっている。
【0051】従って、本第5実施形態の放電灯バルブ構
造では、金属箔18の断面角部を丸くしたことで、発光
部14の放電によって発生する温度上昇対する、石英ガ
ラスの膨張率T1と金属箔18の膨張率T2との差(T
1<T2)から発生する応力集中を低減することがで
き、ガラスの亀裂を防止できる。
【0052】また、本第5実施形態では、金属箔18の
断面角部を丸くしたことで、金属箔18を石英ガラス内
に封入する際に、金属箔18と石英ガラスとがなじみ易
く、空気が断面角部に溜まることなく押し出されるた
め、プレス工程が省略でき、製造が容易となると共に、
コストを低減できる。
【0053】また、本第5実施形態では、バルブ本体1
2のサイズを大きくすることなく、石英ガラスの亀裂を
防止できるため、装置の大型化を防げる。
【0054】また、本第5実施形態では、金属箔18の
材料を変更することなく、金属箔18の形状のみを変え
ることになるため、コストを上げることなく、且つ現状
の生産設備で対応可能である。また、金属箔18の使用
量を減らせるため、コストを低減できる。
【0055】なお、本第5実施形態では、金属箔18の
幅方向端部18Dの断面形状を半円形状にし、金属箔1
8の断面形状を長円状にしたが、これに代えて、図12
に示される如く、金属箔18の断面形状を楕円状にし、
断面角部を丸くしても良い。また、図13に示される如
く、金属箔18の幅方向端部18Dに断面円形の膨張部
を形成することで、断面角部を丸くしても良い。
【0056】以上に於いては、本発明を特定の実施形態
について詳細に説明したが、本発明はかかる実施形態に
限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々
の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかで
ある。
【0057】
【発明の効果】請求項1記載の本発明は、金属箔を介し
て電極へ印加することで、ガラス内に封入された封入ガ
スを励起させて発光を行う放電灯バルブ構造であって、
ガラス内に封入された金属箔と電極との接合部におい
て、金属箔の電極との接合部側を電極側へ向けてなだら
かに狭幅となる形状にしたため、応力集中を低減させる
ことでガラスの亀裂を防止できるという優れた効果を有
する。また、封入ガスのシール性が向上するという優れ
た効果を有する。また、金属箔の使用量を少なくできる
という優れた効果を有する。
【0058】請求項2記載の本発明は、金属箔を介して
電極へ印加することで、ガラス内に封入された封入ガス
を励起させて発光を行う放電灯バルブ構造であって、ガ
ラス内に封入された金属箔の電極との接合部側におい
て、金属箔の角部を丸くしたため、応力集中を低減させ
ることでガラスの亀裂を防止できるという優れた効果を
有する。
【0059】請求項3記載の本発明は、金属箔を介して
電極へ印加することで、ガラス内に封入された封入ガス
を励起させて発光を行う放電灯バルブ構造であって、ガ
ラス内に封入された金属箔にスリットを形成したため、
応力集中を低減させることでガラスの亀裂を防止できる
という優れた効果を有する。
【0060】請求項4記載の本発明は、金属箔を介して
電極へ印加することで、ガラス内に封入された封入ガス
を励起させて発光を行う放電灯バルブ構造であって、ガ
ラス内に封入された金属箔を波板状としたため、応力集
中を低減させることでガラスの亀裂を防止できるという
優れた効果を有する。また、封入ガスのシール性が向上
するという優れた効果を有する。
【0061】請求項5記載の本発明は、金属箔を介して
電極へ印加することで、ガラス内に封入された封入ガス
を励起させて発光を行う放電灯バルブ構造であって、ガ
ラス内に封入された金属箔の断面角部を丸くしたため、
応力集中を低減させることでガラスの亀裂を防止できる
という優れた効果を有する。また、ガラスへの金属箔の
封入作業が容易になるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る放電灯バルブ構造
の要部を示す平面図である。
【図2】本発明の第1実施形態に係る放電灯バルブ構造
の要部を示す側面図である。
【図3】本発明の第1実施形態の変形例に係る放電灯バ
ルブ構造の要部を示す平面図である。
【図4】本発明の第1実施形態の変形例に係る放電灯バ
ルブ構造の要部を示す平面図である。
【図5】本発明の第2実施形態に係る放電灯バルブ構造
の要部を示す平面図である。
【図6】本発明の第2実施形態の変形例に係る放電灯バ
ルブ構造の要部を示す平面図である。
【図7】本発明の第3実施形態に係る放電灯バルブ構造
の要部を示す平面図である。
【図8】本発明の第4実施形態に係る放電灯バルブ構造
の要部を示す平面図である。
【図9】図8の9−9線に沿った断面図である。
【図10】本発明の第5実施形態に係る放電灯バルブ構
造の要部を示す平面図である。
【図11】図10の11−11線に沿った断面図であ
る。
【図12】本発明の第5実施形態の変形例に係る放電灯
バルブ構造の要部を示す図11に対応する断面図であ
る。
【図13】本発明の第5実施形態の変形例に係る放電灯
バルブ構造の要部を示す図11に対応する断面図であ
る。
【図14】従来の実施形態に係る放電灯バルブ構造の要
部を示す平面図である。
【符号の説明】
10 高圧放電ランプ 12 バルブ本体 14 発光部 16 電極 18 金属箔 40 スリット

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属箔を介して電極へ印加することで、
    ガラス内に封入された封入ガスを励起させて発光を行う
    放電灯バルブ構造であって、 ガラス内に封入された前記金属箔と前記電極との接合部
    において、前記金属箔の前記電極との接合部側を前記電
    極側へ向けてなだらかに狭幅となる形状にしたことを特
    徴とする放電灯バルブ構造。
  2. 【請求項2】 金属箔を介して電極へ印加することで、
    ガラス内に封入された封入ガスを励起させて発光を行う
    放電灯バルブ構造であって、 ガラス内に封入された前記金属箔の前記電極との接合部
    側において、前記金属箔の角部を丸くしたことを特徴と
    する放電灯バルブ構造。
  3. 【請求項3】 金属箔を介して電極へ印加することで、
    ガラス内に封入された封入ガスを励起させて発光を行う
    放電灯バルブ構造であって、 ガラス内に封入された前記金属箔にスリットを形成した
    ことを特徴とする放電灯バルブ構造。
  4. 【請求項4】 金属箔を介して電極へ印加することで、
    ガラス内に封入された封入ガスを励起させて発光を行う
    放電灯バルブ構造であって、 ガラス内に封入された前記金属箔を波板状としたことを
    特徴とする放電灯バルブ構造。
  5. 【請求項5】 金属箔を介して電極へ印加することで、
    ガラス内に封入された封入ガスを励起させて発光を行う
    放電灯バルブ構造であって、 ガラス内に封入された前記金属箔の断面角部を丸くした
    ことを特徴とする放電灯バルブ構造。
JP5620297A 1997-03-11 1997-03-11 放電灯バルブ構造 Pending JPH10255720A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5620297A JPH10255720A (ja) 1997-03-11 1997-03-11 放電灯バルブ構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5620297A JPH10255720A (ja) 1997-03-11 1997-03-11 放電灯バルブ構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10255720A true JPH10255720A (ja) 1998-09-25

Family

ID=13020541

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5620297A Pending JPH10255720A (ja) 1997-03-11 1997-03-11 放電灯バルブ構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10255720A (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1143485A2 (en) * 2000-04-03 2001-10-10 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Discharge lamps, method for producing the same and lamp unit
EP1329942A2 (en) * 2001-12-20 2003-07-23 Nec Corporation High-pressure discharge lamp and method of fabricating the same
US6867544B2 (en) 2001-09-04 2005-03-15 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. High pressure discharge lamp and method for producing the same
US6890236B2 (en) 2001-12-05 2005-05-10 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Producing high pressure discharge lamp of plural glass members having different softening points producing high pressure
EP1343196A3 (en) * 2002-03-05 2006-03-29 Ushiodenki Kabushiki Kaisha Ultrahigh pressure discharge lamp of the short arc type
WO2008023492A1 (fr) * 2006-08-23 2008-02-28 Panasonic Corporation Procédé de fabrication de lampe à décharge à haute pression, lampe à décharge à haute pression, unité de lampe et afficheur d'image par projection
JP2009009893A (ja) * 2007-06-29 2009-01-15 Ushio Inc 放電ランプ用電極マウントおよび放電ランプ
US7595592B2 (en) 2004-03-10 2009-09-29 Stanley Electric Co., Ltd. Discharge lamp and method of making same
JP2013025907A (ja) * 2011-07-18 2013-02-04 Denso Corp 放電灯および放電灯ユニット

Cited By (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1143485A3 (en) * 2000-04-03 2001-11-14 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Discharge lamps, method for producing the same and lamp unit
EP1143485A2 (en) * 2000-04-03 2001-10-10 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Discharge lamps, method for producing the same and lamp unit
US6897612B2 (en) 2000-04-03 2005-05-24 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Discharge lamp, method for producing the same and lamp unit
US6867544B2 (en) 2001-09-04 2005-03-15 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. High pressure discharge lamp and method for producing the same
US6965202B2 (en) 2001-12-05 2005-11-15 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. High pressure discharge lamp and lamp unit
US6890236B2 (en) 2001-12-05 2005-05-10 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Producing high pressure discharge lamp of plural glass members having different softening points producing high pressure
US6693379B2 (en) 2001-12-20 2004-02-17 Nec Corporation High-pressure discharge lamp and method of fabricating same
EP1329942A2 (en) * 2001-12-20 2003-07-23 Nec Corporation High-pressure discharge lamp and method of fabricating the same
EP1329942A3 (en) * 2001-12-20 2006-05-03 Nec Corporation High-pressure discharge lamp and method of fabricating the same
US6875072B2 (en) 2001-12-20 2005-04-05 Nec Corporation High-pressure discharge lamp and method of fabricating same
EP1343196A3 (en) * 2002-03-05 2006-03-29 Ushiodenki Kabushiki Kaisha Ultrahigh pressure discharge lamp of the short arc type
US7595592B2 (en) 2004-03-10 2009-09-29 Stanley Electric Co., Ltd. Discharge lamp and method of making same
WO2008023492A1 (fr) * 2006-08-23 2008-02-28 Panasonic Corporation Procédé de fabrication de lampe à décharge à haute pression, lampe à décharge à haute pression, unité de lampe et afficheur d'image par projection
JPWO2008023492A1 (ja) * 2006-08-23 2010-01-07 パナソニック株式会社 高圧放電ランプの製造方法、高圧放電ランプ、ランプユニット及び投写型画像表示装置
JP4588784B2 (ja) * 2006-08-23 2010-12-01 パナソニック株式会社 高圧放電ランプの製造方法、高圧放電ランプ、ランプユニット及び投写型画像表示装置
US8203267B2 (en) 2006-08-23 2012-06-19 Panasonic Corporation Method for manufacturing high-pressure discharge lamp, high-pressure discharge lamp, lamp unit and projection-type image display
JP2009009893A (ja) * 2007-06-29 2009-01-15 Ushio Inc 放電ランプ用電極マウントおよび放電ランプ
JP2013025907A (ja) * 2011-07-18 2013-02-04 Denso Corp 放電灯および放電灯ユニット

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4646257B2 (ja) 高圧放電ランプ
JPH10255720A (ja) 放電灯バルブ構造
KR20060067845A (ko) 일체형 시작 전극을 가진 방전 램프
JP4681668B2 (ja) 箔シールランプ
KR20090055030A (ko) 램프의 석영 유리 엔벨로프에 매립된 도전체를 포함하는 램프 및 그 제조 방법
US7595592B2 (en) Discharge lamp and method of making same
US6954032B2 (en) Discharge lamp of the short arc type
EP1308987A2 (en) Super-high pressure discharge lamp of the short arc type
JP3958369B2 (ja) 高圧放電ランプ
CN1729551A (zh) 具有包括气体填充腔的密封的高压放电灯
WO2003083897A1 (fr) Lampe a decharge et procede de fabrication correspondant, et unite de lampe
JP2004079268A (ja) 外部電極型蛍光ランプ
JP4702173B2 (ja) 閃光放電ランプ装置
JP3636654B2 (ja) アークチューブ
KR100859857B1 (ko) 백라이트용 외부전극형 형광램프
JP2002175778A (ja) アークチューブ
JPS62100931A (ja) 片側が圧し潰された高圧金属ハロゲン化物放電灯の製造法
CN211858581U (zh) 一种钨电极及使用该钨电极的气体放电灯
JPH07262967A (ja) 高圧放電ランプおよびその製造方法
JPH04233155A (ja) 高圧放電ランプ
JPS60258843A (ja) 高圧放電灯
JP3385810B2 (ja) メタルハライドランプ
JP2005183164A (ja) 放電ランプ装置用アークチューブ
JP3314462B2 (ja) 蛍光ランプ装置
JP2006179366A (ja) 放電ランプ