JPH10254325A - 回転多面鏡駆動制御ユニット - Google Patents

回転多面鏡駆動制御ユニット

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Publication number
JPH10254325A
JPH10254325A JP9069248A JP6924897A JPH10254325A JP H10254325 A JPH10254325 A JP H10254325A JP 9069248 A JP9069248 A JP 9069248A JP 6924897 A JP6924897 A JP 6924897A JP H10254325 A JPH10254325 A JP H10254325A
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JP
Japan
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polygon mirror
rotation
image
drive motor
image forming
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Application number
JP9069248A
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English (en)
Inventor
Masashi Shinohara
賢史 篠原
Nobuo Iwata
信夫 岩田
Toshiya Sato
敏哉 佐藤
Yutaka Shio
豊 塩
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像形成開始時にポリゴンミラーの回転速度
の制御に過渡変動を生じることのない回転多面鏡駆動制
御ユニットを提供する。 【解決手段】 プリントスタート信号の入力時点t1以
前で、入力時点t1までの時間がポリゴンミラーの駆動
モータの回転数が制御後に安定するに必要な時間より充
分に長い入力時点t2で、コントロール回路の指令によ
り、所定速度で回転しているポリゴンミラーの回転速度
が、予めRAMに格納されている入力時点t1のポリゴ
ンミラーの回転速度の補正変動値により、目標回転速度
に補正され、入力時点t1でポリゴンミラーの回転速度
に過渡変動が生ぜず、その後もポリゴンミラーは感光体
ドラムの回転速度の変動を補償する回転速度に補正され
回転し、ポリゴンミラーの画像形成動作開始時のピッチ
乱れが完全に防止され、感光体ドラムの回転速度の変動
が補正された状態で回転し、高品質の画像形成が可能に
なる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置に組
み込み使用され、回転多面鏡の駆動モータを回転制御す
る回転多面鏡駆動制御ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】図4はカラー画像形成装置の構成を示す
説明図であり、同図には転写紙2を搬送する搬送ベルト
3に沿って、イェロー(Y)画像を形成する画像形成部
1Y、マゼンタ(M)画像を形成する画像形成部1M、
シアン(C)画像を形成する画像形成部1C、及びブラ
ック(BK)画像を形成する画像形成部1BKが配列さ
れているタンデムタイプのカラー画像形成装置が示され
ている。搬送ベルト3は、駆動ローラ4と従動ローラ5
とに巻き掛けられ、搬送ベルト3の下方に、搬送ベルト
3上に転写紙2を供給する給紙トレイ6が配設されてお
り、搬送ベルト3を挟んで、画像形成部1Y、1M、1
C、1BKに対向する位置に、転写動作を行なう転写器
13Y、13M、13C、13BKがそれぞれ配設さ
れ、従動ローラ5の近傍に転写紙2にトナー像を定着す
る定着器14が配設されている。
【0003】画像形成部1Yは、回転自在に配置された
感光体ドラム7Yの周面に対向して配設され、感光体ド
ラム7Yを均一に帯電する帯電器8Y、感光体ドラム7
Yに対してイェローの画像に対応する露光を行なう露光
器9Y、露光されたイェローの画像に対応するトナーで
画像の現像を行なう現像器10Y、転写紙2へのトナー
像の転写を行なう転写器13Y、及び感光体ドラム7Y
の周面に残存トナーを除去する感光体クリーナ11Yで
構成されている。画像形成部1M、1C、1BKも、そ
れぞれマゼンタ(M)画像、シアン(C)画像、ブラッ
ク(BK)画像の形成に対応して、画像形成部1Yとそ
れぞれ同一の構成となっている。
【0004】このような構成のカラー画像形成装置で
は、時計回り方向に回転する感光体ドラム7Yの周面
が、帯電器8Yにより均一に帯電され、露光器9Yによ
って、イェロー画像に対応するレーザ光で露光され、感
光体ドラム7Yの周面にイェロー画像の静電潜像が形成
される。次いで、感光体ドラム7Yの静電潜像位置が現
像器10Y位置に達すると、現像器10Yによって、静
電潜像がイェロートナーで現像され、感光体ドラム7Y
にはイェロー画像が形成される。
【0005】一方、給紙トレイ6から搬送された転写紙
2が、駆動ローラ4の回転により移動する搬送ベルト3
上に送り込まれ、感光体ドラム7Yに形成されたイェロ
ー画像が、転写器13Y位置に達するのに同期して、転
写紙2は感光体ドラム7Yと転写器13Y間に送り込ま
れ、転写器13Yによって、感光体ドラム7Yのイェロ
ー画像が転写紙2に転写される。
【0006】このようにして、イェロー画像が転写され
た転写紙2は、搬送ベルト3に搬送されて、次いで感光
体ドラム7Mと転写器13M間に送り込まれ、感光体ド
ラム7Mに露光器9Mにより形成されたマゼンタ画像の
静電潜像の現像器10Mにより形成されるマゼンタ画像
が、転写紙2に転写器13Mにより、すでに転写されて
いるイェロー画像に重畳転写される。
【0007】以下同様にして、搬送ベルト3により搬送
される転写紙2に対して、シアン画像、ブラック画像が
順次重畳転写され、最終的には転写紙2にカラー画像が
転写形成され、定着器14により定着処理が施されて、
転写紙2にはカラー画像が画像形成される。
【0008】前述の画像形成動作に際して、感光体ドラ
ム7Y〜7BKを駆動する駆動モータに回転変動が生じ
たり、駆動モータの回転軸が偏心していたりすると、感
光体ドラム7Y〜7BKの周面の移動速度が変動し、こ
の変動によって、露光器9Y〜9BKからのレーザ光が
感光体ドラム7Y〜7BKを走査する際に、副走査方向
の間隔むらが生じ、転写位置における感光体ドラム7Y
〜7BKの速度変動のために、転写画像にピッチムラが
発生する。
【0009】同様に、搬送ベルト3の搬送速度に変動が
生じた場合にも、転写画像にピッチむらが発生すること
になる。特に、カラー画像形成装置の場合には、各色に
それぞれのピッチむらが生じることになり、重畳転写後
の画像に濃淡むらが発生し、形成される画像の品質が低
下してしまう。
【0010】この問題を解決するために、特開平7−2
25544号公報には、回転検出手段により感光体の回
転移動量を検出し、記録タイミング制御手段によって、
検出された回転移動量に基づき、感光体の回転移動方向
と交差する方向への画像を記録し始める記録タイミング
を制御する画像形成装置が開示されている。
【0011】図5はカラー画像形成装置のポリゴンミラ
ーの駆動モータの回転制御回路の構成を示す説明図であ
り、このポリゴンミラーの駆動モータの回転制御回路
は、前述の問題を解決するために提案されたもので、感
光体の回転速度の変動を検出し、検出された変動値に基
づいて、ポリゴンミラーの駆動モータの回転速度を制御
する機能を有しており、同図にはイェロー画像を形成す
る画像形成部1Yに対応する回転制御回路C1のみが示
されているが、他の色に対応する回転制御回路も同一の
構成になっている。
【0012】このポリゴンミラーの駆動モータの回転制
御回路C1の入力端子には、感光体ドラム7Yの回転軸
に取り付けられたエンコーダ15からの検出信号が入力
され、出力端子からは、レーザダイオード26からのレ
ーザビームを感光体ドラム7Yに照射するポリゴンミラ
ー27の駆動モータ25への駆動信号が出力されるよう
に構成されている。
【0013】エンコーダ15からの検出信号が入力され
るエンコーダ検出回路16には、カウンタ17と全体の
動作を制御するコントロール回路22とが接続され、カ
ウンタ17にはラッチ回路19が接続され、ラッチ回路
19には制御データを演算する演算回路20が接続さ
れ、演算回路20には、制御データが格納されるRAM
21が接続されている。そして、RAM21の出力端子
は、ラッチ回路23を介して、駆動パルスジェネレータ
24に接続され、駆動パルスジェネレータ24の出力端
子が駆動モータ25に接続されている。
【0014】また、コントロール回路22の出力端子
は、カウンタ17、ラッチ回路19、RAM21、ラッ
チ回路23及び駆動パルスジェネレータ24それぞれの
入力端子に接続され、発振器18がカウンタ17、コン
トロール回路22及び駆動パルスジェネレータ24それ
ぞれの入力端子に接続されている。そして、システムコ
ントローラSが、コンシロール回路22の入力端子に接
続されている。
【0015】また、コントロール回路22のRAMアド
レス信号生成部及びイネーブル信号生成部は、図6に示
すような構成となっていて、AND回路32の出力端子
が、フリップフロップ28のS端子に接続され、フリッ
プフロップ28のQ端子は、カウンタ29のEN端子に
接続され、カウンタ29のQ端子が、RAM21のアド
レス信号を出力するアドレス生成部30に接続されてい
る。
【0016】さらに、発振器18の出力端子が、RAM
21の出力イネーブル信号を出力するイネーブル信号生
成部31、アドレス生成部30、フリップフロップ28
及びカウンタ29に接続され、リセット信号がカウンタ
29に入力され、フリップフロップ28には反転回路3
3を介して入力されている。
【0017】また、AND回路32には、プリントスタ
ート信号f6と制御信号とが入力され、イネーブル信号
生成部31にはエンコーダ基準信号f1とエンコーダ信
号f2とが入力されている。
【0018】図7は画像形成装置の感光体の回転速度の
変動によるポリゴンミラーの回転制御を示す特性図、図
8は画像形成装置の感光体の回転速度の変動を示す特性
図、図9は図5の主要動作のタイミングを示す特性図、
図10は図5のポリゴンミラーの駆動モータの回転制御
動作を示すタイムチャートである。
【0019】図7及び図8に示すように、感光体ドラム
7Yの回転速度が速くなると、エンコーダ15から出力
されるエンコーダパルスは縮んで密になり、このエンコ
ーダパルスに基づいて感光体ドラム7Yに画像形成を行
なうと、形成される画像は副走査方向に伸び、感光体ド
ラム7Yの回転速度が遅くなると、エンコーダ15から
出力されるエンコーダパルスは伸びて粗になり、このエ
ンコーダパルスに基づいて感光体ドラム7Yに画像形成
を行なうと、形成される画像は副走査方向に縮んでしま
う。
【0020】このような画像の伸び縮みを補正するため
には、図7に示すように、感光体ドラム7Yの回転速度
の変動に合わせて、駆動モータ25の回転数を変化する
ことが必要で、このために、回転制御回路C1では、感
光体ドラム7Yの回転速度の変動に合わせて、駆動パル
スジェネレータ24からの駆動パルスの周波数を変化し
ている。
【0021】先ず、画像形成に先立って、システムコン
トローラからの指令により、行なわれる分周比データの
書込動作を説明する。エンコーダ15からのエンコーダ
パルスは、エンコーダ検出回路16で検出され、エンコ
ーダ基準信号f1とエンコーダ信号f2とがカウンタ1
7に入力され、カウンタ17では、発振器18からのク
ロックパルスによって、エンコーダ信号f2の間隔を計
数し、得られたカウント値n1、n2・・・が、コント
ロール回路22からのカウントラッチ信号f3によって
ラッチ回路19でラッチされ、その後カウント値n1、
n2・・・は演算回路20に入力される。
【0022】演算回路20では、カウント値n1、n2
・・・を、速度変動がない時の理想値と比較し、その差
値に応じてクロックパルスを分周して駆動パルスの周波
数を設定する分周比データD1、D2・・・を演算し、
この分周比データD1、D2・・・はRAM21に入力
される。この場合、コントロール回路22は、図9に示
すタイミングで、RAM21に書込アドレス信号f4と
書込イネーブル信号f5とを入力し、分周比データD
1、D2・・・のRAM21への格納が行なわれる。
【0023】次に、画像形成動作時のポリゴンミラの駆
動モータ25の回転制御動作を説明する。コントロール
回路22には、システムコントローラからプリントスタ
ート信号f6が入力され、次いでエンコーダ基準位置信
号f1が入力され、ライン同期信号f7によって、副走
査方向画像領域信号f8が有効となる。また、エンコー
ダ信号f2に同期して、RAM21の読出アドレス信号
f9は順次インクリメントされ、RAM21の出力イネ
ーブル信号f10が有効となり、RAM21から読み出
された分周比データD1、D2、D3は、ラッチ信号f
11により、ラッチ回路23にラッチされた後に、駆動
パルスジェネレータ24に転送される。
【0024】そして、駆動パルスジェネレータ24によ
り、分周比データD1、D2、D3に基づいて、発振器
18からのクロックパルスが分周されることにより駆動
パルスが生成され、この駆動パルスが駆動モータ25に
供給され、駆動モータ25によってポリゴンミラー27
の回転速度が、感光体ドラム7Yの回転速度の変動に応
じて回転制御される。このために、レーザダイオード2
6から放射されたレーザビームが、ポリゴンミラー27
によって偏向されることによって、感光体ドラム7Yに
照射されるタイミングが変更され、副走査方向のピッチ
ムラが補正される。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】前述したように従来の
画像形成装置では、図8に示すように回転速度が変動す
る感光体ドラム7Yに対応して、駆動パルスジェネレー
タ24によつて、発振器18からのクロックパルスに分
周処理が施されて、感光体ドラム7Yの回転数の変動を
補正する駆動パルスが作成され、画像形成時には、作成
された駆動パルスによって、駆動モータ25が駆動され
ポリゴンミラー27の回転速度が補正制御されるので、
画像形成に際して、副走査方向のピッチむらを防止する
ことができる。
【0026】しかし、画像形成動作前に定速回転してい
るポリゴンミラー27は、画像形成動作開始時の感光体
ドラム7Yの回転速度の変動を補正するために、画像形
成開始時に急激に回転速度が補正される。このために、
従来の方式では、図11に示すように、ポリゴンミラー
27は、画像形成動作開始時に急激に回転速度が変動
し、過渡的な変動が安定するまでに、通常数100ms
が必要で、画像形成開始時にポリゴンミラー27の回転
速度が目標値からずれ、副走査方向のピッチムラを正確
に補正することができない。特に、カラー画像形成装置
では4色を重畳して画像形成が行なわれるので、各色の
画像形成部1Y〜1BKでのピッチムラが重畳され、形
成される画像の品質の低下が大きくなる。
【0027】また、従来の画像形成装置では、待機時に
ポリゴンミラー27は、画像形成動作の最終段階で補正
された回転速度で回転を継続するために、回転速度によ
っては騒音の問題が生じ、特にカラー画像形成装置で複
数のポリゴンミラーが、それぞれの回転速度で回転する
場合には、唸りの騒音が発生して問題になることがあ
る。
【0028】本発明は、前述した画像形成装置の動作の
現状に鑑みてなされたものであり、その第1の目的は、
画像形成開始時にポリゴンミラーの回転速度の制御に過
渡変動を生じることのない回転多面鏡駆動制御ユニット
を提供することにある。また、本発明の第2の目的は、
待機時のポリゴンミラーの回転の騒音を防止する回転多
面鏡駆動制御ユニットを提供することにある。
【0029】
【課題を解決するための手段】前記第1の目的を達成す
るために、請求項1記載の発明は、回転多面鏡からの反
射光が感光体に照射され、前記感光体に形成される静電
潜像がトナー像に現像され、該トナー像が転写紙に転写
定着されて画像の形成が行なわれる画像形成装置に組み
使用され、前記回転多面鏡の駆動モータを回転制御する
回転多面鏡駆動制御ユニットであり、前記感光体の回転
速度の変動と前記転写紙の搬送速度の変動との少なくと
も一方を検出する変動検出手段と、該変動検出手段の検
出データに基づいて、前記回転多面鏡の駆動モータの回
転制御データを予め演算する演算手段と、該演算手段で
演算された回転制御データが格納される記憶手段と、画
像形成動作時に、前記記憶手段から読み出された前記回
転制御データに基づいて、前記駆動モータを回転制御す
る回転制御手段と、画像形成動作の開始前に、前記駆動
モータの画像形成開始時の目標回転数を前記記憶手段か
ら読み出し、画像形成動作の開始前に、前記駆動モータ
を前記目標回転数で回転させる回転速度整定手段とを有
することを特徴とするものである。
【0030】同様に前記第1の目的を達成するために、
請求項2記載の発明は、回転多面鏡からの各色の反射光
が感光体に照射され、前記感光体に形成される各色に対
応する静電潜像が、対応する色のトナー像に現像され、
各色のトナー像が転写紙に重畳転写され定着されてカラ
ー画像の形成が行なわれるカラー画像形成装置に組み込
み使用され、前記回転多面鏡の駆動モータを回転制御す
る回転多面鏡駆動制御ユニットであり、前記感光体の回
転速度の変動と前記転写紙の搬送速度の変動との少なく
とも一方を検出する変動検出手段と、該変動検出手段の
検出データに基づいて、前記回転多面鏡の駆動モータの
回転制御データを予め演算する演算手段と、該演算手段
で演算された回転制御データが格納される記憶手段と、
画像形成動作時に、前記記憶手段から読み出した前記回
転制御データに基づいて、前記駆動モータを回転制御す
る回転制御手段と、画像形成動作の開始前に、前記駆動
モータの画像形成開始時の目標回転数を前記記憶手段か
ら読み出し、画像形成動作の開始前に、前記駆動モータ
を前記目標回転数で回転させる回転速度整定手段とが、
画像形成の各色に対応して設けられていることを特徴と
するものである。
【0031】前記第2の目的を達成するために、請求項
3記載の発明は、請求項1または請求項2記載の発明に
対して、待機時に前記駆動モータの回転速度を、所定の
低速度に設定する回転速度設定手段が設けられているこ
とを特徴とするものである。
【0032】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の一実施の形態
を、図1ないし図3を参照して説明する。図1は本実施
の形態のポリゴンミラーの駆動モータの回転制御動作を
示すタイムチャート、図2は本実施の形態のポリゴンミ
ラーの回転速度の整定動作を示す動作特性図、図3は本
実施の形態のポリゴンミラーの回転速度の整定動作を従
来の動作との比較で示す動作特性図である。
【0033】本実施の形態では、図5を転用して説明す
ると、コントロール回路22に、図3に示すように、プ
リント要求信号の入力時点t0から、プリントスタート
信号f6の入力時点t1までの間で、入力時点t1まで
の時間が、ポリゴンミラー27の駆動モータ25の回転
数が制御されてから安定状態となるまでに必要な時間よ
りも充分に長い時点に、制御開始時点t2を設定し、カ
ウンタ17に指令信号を入力して、カウンタ17から制
御開始信号を出力させる機能を有している。
【0034】また、本実施の形態では、演算回路20
は、予め入力時点t1でのカウント値n0に基づいて、
分周比データD0を演算しRAM21に出力する機能を
有している。
【0035】さらに、本実施の形態では、コントロール
回路22は、RAM21に分周比データD0の書込アド
レス信号f4Aと、読出アドレス信号f9Aとを入力し
て、分周比データD0の書込と読出の制御をする機能を
有している。
【0036】そして、本実施の形態では、駆動パルスジ
ェネレータ24は、制御開始時点t2において、駆動モ
ータ25に分周比データD0に基づく駆動パルスを供給
し、駆動モータ25を、予め画像形成が開始される入力
時点t0での目標回転速度で回転させる機能を有してい
る。
【0037】一方、本実施の形態では、コントロール回
路22は、装置の待機時には、駆動パルスジェネレータ
24に待機指令信号を入力し、駆動パルスジェネレータ
24に駆動モータ25を所定の低速度で回転させる駆動
パルスを出力させる機能を有している。本実施の形態の
その他の部分は、すでに図5及び図6を参照して説明し
た従来のポリゴンミラーの駆動モータの制御回路と同一
なので、重複する説明は行なわない。
【0038】本実施の形態の動作を説明する。本実施の
形態では、図5を転用して説明すると、演算回路20
は、予め入力時点t1でのカウント値n0に基づいて、
分周比データD0を演算しRAM21に入力し、コント
ロール回路22によって、RAM21に分周比データD
0の書込アドレス信号f4(A0)が入力され、分周比
データD0はRAM21に格納されている。
【0039】感光体ドラム7Yが、図8に示すように回
転速度が変動しているものとすると、コントロール回路
22の指令によって、プリント要求信号の入力時点t0
とプリントスタート信号f6の入力時点t1との間の入
力時点t2で、図2及び図3(a)に示すように、入力
時点t1での分周比データD0がRAM21から読み出
され、ラッチ回路23でラッチされた後に、駆動パルス
ジェネレータ24に供給される(因みに図3(b)は、
従来の制御を示す)。
【0040】そして、コントロール回路22の指令によ
って、駆動パルスジェネレータ24から、分周比データ
D0に基づいた駆動パルスが駆動モータ25に供給さ
れ、該駆動パルスによって回転する駆動モータ25によ
って、ポリゴンミラー27の回転速度が△f1だけ補正
され、入力時点t1での目標回転速度に一致するように
設定される。この場合、その後の画像形成期間Tでは、
すでに述べたようにして、感光体ドラム7Yの回転速度
の変動が補正された状態で、ポリゴンミラー27が回転
制御され、高品質の画像形成が行なわれる。
【0041】このように、本実施の形態によると、プリ
ントスタート信号f6の入力時点t1以前の入力時点t
2において、コントロール回路の指令によって、予めR
AMに格納されている画像形成開始時(入力時点t1)
のポリゴンミラーの回転速度の補正変動値によって、所
定速度で回転しているポリゴンミラーの回転速度は目標
回転速度に補正設定され、入力時点t1でポリゴンミラ
ー27の回転速度に過渡変動が生じることがなく、その
後も、ポリゴンミラーは感光体ドラムの回転速度の変動
を補償する回転速度に補正されて回転するので、ポリゴ
ンミラー27の画像形成動作開始時のピッチ乱れが完全
に防止され、感光体ドラムの回転速度の変動が補正され
た状態で回転するので、高品質の画像を形成することが
可能になる。
【0042】また、本実施の形態では、図5を転用して
説明すると、画像形成動作が終了すると、コントロール
回路22からの指令によって、駆動パルスジェネレータ
24から、駆動モータ25を所定の低速度で回転させる
駆動パルスが出力され、この駆動パルスによって駆動モ
ータ25は低速回転し、騒音の発生が防止され、特にカ
ラー画像形成装置においては、各色に対応する画像形成
部の駆動モータ25が所定の低速度で回転するために、
唸り騒音の発生を完全に防止することが可能になる。
【0043】本実施の形態のその他の動作及び効果は、
すでに図5及び図6を参照して説明した従来のポリゴン
ミラーの駆動モータの回転制御回路での動作及び得られ
る効果と同一なので、重複する説明は行なわない。
【0044】また、以上の実施の形態では、図4を転用
して説明すれば、イェロー画像を形成する画像形成部1
Yに設けられる回転多面鏡制御ユニットについて説明し
たが、マゼンタ画像を形成する画像形成部1M、シアン
画像を形成する画像形成部1C、ブラック画像を形成す
る画像形成部1BKにも、同様の回転多面鏡制御ユニッ
トが設けられる。
【0045】なお、以上の実施の形態では、感光体ドラ
ムの回転速度の変動に基づいて、ポリゴンミラーの駆動
モータの回転速度を補正制御する場合を説明したが、本
発明はこの実施の形態に限定されるものではなく、感光
体ドラムの回転速度と搬送ベルトの移動速度との変動に
基づいて、ポリゴンミラーの駆動モータの回転速度を補
正制御し、或いは搬送ベルトの移動速度の変動に基づい
て、ポリゴンミラーの駆動モータの回転速度を補正制御
することも可能である。
【0046】
【発明の効果】請求項1記載の発明によると、予め、変
動検出手段により、感光体の回転速度の変動と転写紙の
搬送速度の変動との少なくとも一方が検出され、変動検
出手段の検出データに基づき、演算手段により回転多面
鏡の駆動モータの回転制御データが演算されて記憶手段
に格納され、画像形成動作の開始前に、回転多面鏡の駆
動モータの画像形成開始時の目標回転数が記憶手段から
読み出され、回転速度整定手段により、駆動モータが予
めこの目標回転数で回転され、画像形成動作の開始時の
駆動モータの回転速度の過渡変動が防止されると共に、
画像形成動作時には、回転制御手段により、記憶手段か
ら読み出された回転制御データに基づき、駆動モータ
が、感光体の回転速度の変動と転写紙の搬送速度の変動
との少なくとも一方の影響が補償された状態で回転制御
されるので、駆動モータにより回転する回転多面鏡から
の反射光が感光体に照射され、感光体に形成される静電
潜像がトナー像に現像され、該トナー像が転写紙に転写
定着されて行なわれる画像形成では、画像形成開始時か
ら全画像領域にわたって、ピッチむらが完全に補正され
高品質の画像形成を行なうことが可能になる。
【0047】請求項2記載の発明によると、カラー画像
形成の各色ごとに、予め、変動検出手段により、感光体
の回転速度の変動と転写紙の搬送速度の変動との少なく
とも一方が検出され、変動検出手段の検出データに基づ
き、演算手段により回転多面鏡の駆動モータの回転制御
データが演算されて記憶手段に格納され、画像形成動作
の開始前に、回転多面鏡の駆動モータの画像形成開始時
の目標回転数が記憶手段から読み出され、回転速度整定
手段により、各色の駆動モータが予めこの目標回転数で
回転され、画像形成動作の開始時の各色の駆動モータの
回転速度の過渡変動が防止されると共に、画像形成動作
時には、回転制御手段により、記憶手段から読み出され
た回転制御データに基づき、各色の駆動モータが、感光
体の回転速度の変動と転写紙の搬送速度の変動との少な
くとも一方の影響が補償された状態で回転制御されるの
で、駆動モータにより回転する回転多面鏡からの各色の
反射光が感光体に照射され、感光体に形成される静電潜
像が対応する色のトナー像に現像され、各色のトナー像
が転写紙に重畳転写され、さらに定着されるカラー画像
形成では、画像形成開始時から全画像領域にわたって、
ピッチむらが完全に補正され高品質のカラー画像形成を
行なうことが可能になる。
【0048】請求項3記載の発明によると、請求項1ま
たは請求項2記載の発明で得られる効果に加えて、待機
時に回転速度設定手段により、回転多面鏡の駆動モータ
の回転速度が低速度に設定されるので、待機時の騒音を
防止することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態のポリゴンミラーの駆動
モータの回転制御動作を示すタイムチャートである。
【図2】同実施の形態のポリゴンミラーの回転速度の整
定動作を示す動作特性図である。
【図3】同実施の形態のポリゴンミラーの回転速度の整
定動作を従来の動作との比較で示す動作特性図である。
【図4】カラー画像形成装置の構成を示す説明図であ
る。
【図5】カラー画像形成装置のポリゴンミラーの駆動モ
ータの回転制御回路の構成を示す説明図である。
【図6】図5のコントロール回路の要部の構成を示す回
路図である。
【図7】画像形成装置の感光体の回転速度の変動による
ポリゴンミラーの回転制御を示す特性図である。
【図8】画像形成装置のの感光体の回転速度の変動を示
す特性図である。
【図9】図5の主要動作のタイミングを示すタイムチャ
ートである。
【図10】図5のポリゴンミラーの駆動モータの回転制
御動作を示すタイムチャートである。
【図11】ポリゴンミラーの回転起動時の変動を示す特
性図である。
【図12】図5のポリゴンミラーの駆動モータから発生
するノイズ信号の波形図である。
【符号の説明】
1Y、1M、1C、1BK 画像形成部 3 搬送ベルト 7Y、7M、7C、7BK 感光体ドラム 15 エンコーダ 16 エンコーダ検出回路 18 発振器 17 カウンタ 20 演算回路 21 RAM 22 コントロール回路 24 駆動パルスジェネレータ 25 駆動モータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 塩 豊 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転多面鏡からの反射光が感光体に照射
    され、前記感光体に形成される静電潜像がトナー像に現
    像され、該トナー像が転写紙に転写定着されて画像の形
    成が行なわれる画像形成装置に組み使用され、前記回転
    多面鏡の駆動モータを回転制御する回転多面鏡駆動制御
    ユニットであり、 前記感光体の回転速度の変動と前記転写紙の搬送速度の
    変動との少なくとも一方を検出する変動検出手段と、 該変動検出手段の検出データに基づいて、前記回転多面
    鏡の駆動モータの回転制御データを予め演算する演算手
    段と、 該演算手段で演算された回転制御データが格納される記
    憶手段と、 画像形成動作時に、前記記憶手段から読み出された前記
    回転制御データに基づいて、前記駆動モータを回転制御
    する回転制御手段と、 画像形成動作の開始前に、前記駆動モータの画像形成開
    始時の目標回転数を前記記憶手段から読み出し、画像形
    成動作の開始前に、前記駆動モータを前記目標回転数で
    回転させる回転速度整定手段とを有することを特徴とす
    る回転多面鏡駆動制御ユニット。
  2. 【請求項2】 回転多面鏡からの各色の反射光が感光体
    に照射され、前記感光体に形成される各色に対応する静
    電潜像が、対応する色のトナー像に現像され、各色のト
    ナー像が転写紙に重畳転写され定着されてカラー画像の
    形成が行なわれるカラー画像形成装置に組み込み使用さ
    れ、前記回転多面鏡の駆動モータを回転制御する回転多
    面鏡駆動制御ユニットであり、 前記感光体の回転速度の変動と前記転写紙の搬送速度の
    変動との少なくとも一方を検出する変動検出手段と、 該変動検出手段の検出データに基づいて、前記回転多面
    鏡の駆動モータの回転制御データを予め演算する演算手
    段と、 該演算手段で演算された回転制御データが格納される記
    憶手段と、 画像形成動作時に、前記記憶手段から読み出した前記回
    転制御データに基づいて、前記駆動モータを回転制御す
    る回転制御手段と、 画像形成動作の開始前に、前記駆動モータの画像形成開
    始時の目標回転数を前記記憶手段から読み出し、画像形
    成動作の開始前に、前記駆動モータを前記目標回転数で
    回転させる回転速度整定手段とが、画像形成の各色に対
    応してそれぞれ設けられていることを特徴とする回転多
    面鏡駆動制御ユニット。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2記載の発明に対
    して、待機時に前記駆動モータの回転速度を、所定の低
    速度に設定する回転速度設定手段が設けられていること
    を特徴とする回転多面鏡駆動制御ユニット。
JP9069248A 1997-03-06 1997-03-06 回転多面鏡駆動制御ユニット Pending JPH10254325A (ja)

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JP9069248A JPH10254325A (ja) 1997-03-06 1997-03-06 回転多面鏡駆動制御ユニット

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005338630A (ja) * 2004-05-28 2005-12-08 Ricoh Co Ltd 光ビーム走査方法、装置および画像形成装置
EP3296719A4 (en) * 2015-05-08 2018-05-02 Konica Minolta, Inc. Gas concentration measurement device

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