JPH10253761A - 面積型x線検出器 - Google Patents

面積型x線検出器

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JPH10253761A
JPH10253761A JP9324296A JP32429697A JPH10253761A JP H10253761 A JPH10253761 A JP H10253761A JP 9324296 A JP9324296 A JP 9324296A JP 32429697 A JP32429697 A JP 32429697A JP H10253761 A JPH10253761 A JP H10253761A
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photodiode
bias voltage
image
bias
charge
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JP9324296A
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English (en)
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Scott W Petrick
スコット・ウィリアム・ペトリック
Lawrence R Skrenes
ローレンス・リチャード・スクレネス
Paul Richard Granfors
ポール・リチャード・グランフォース
George Edward Possin
ジョージ・エドワード・ポッシン
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General Electric Co
Original Assignee
General Electric Co
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    • G01TMEASUREMENT OF NUCLEAR OR X-RADIATION
    • G01T1/00Measuring X-radiation, gamma radiation, corpuscular radiation, or cosmic radiation
    • G01T1/16Measuring radiation intensity
    • G01T1/24Measuring radiation intensity with semiconductor detectors
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/30Transforming light or analogous information into electric information
    • H04N5/32Transforming X-rays
    • H04N5/321Transforming X-rays with video transmission of fluoroscopic images
    • H04N5/325Image enhancement, e.g. by subtraction techniques using polyenergetic X-rays

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フォトダイオードの以前のスキャンに起因し
たゴースト画像を減少させながら画像の収集を最適化す
ることのできる面積型X線検出器を提供する。 【解決手段】 大面積型固体X線検出器12は、電気的
に充電されX線への照射により放電される多数のフォト
ダイオード36を採用している。以前の照射の間にフォ
トダイオード36に捕捉された電荷の放出に起因してい
るゴースト画像が、イメージング・サイクルのリセット
部分の間にバイアスを調節することにより除去される。
バイアスは、再充電時間を減少させるように増加されて
もよいし、ダイオードを公平に放電させるように極性を
反転させてもよいし、又はオフセットを保存するように
減少されてもよく、その結果、ゴースト画像は、画像処
理による後に続く画像から除去され得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、X線検出器に関し、具
体的には、区域にわたってX線を検出することのできる
固体(ソリッド・ステート)X線検出器に関する。
【0002】
【従来の技術】最初期のX線画像は、X線放射線の面積
型ビームが患者を通過した後に、ビームを写真フィルム
に照射することにより作成されていた。写真フィルムは
依然として、多くの放射線写真法について、高い画像分
解能が要求される場合には特に、優れた媒体である。写
真フィルムは、X線放射線を可視光に変換することによ
りX線放射線に対するフィルムの感度を増大させる発光
体スクリーン(phosphorscreen)と結合され得る。
【0003】しばしば、医師にとっては、心臓カテーテ
ル法等の外科処置を実行しながら、実時間でX線画像を
見る必要がある。これらの状況では、X線フィルムは、
画像光増幅器(image intensifier)及びテレビ・カメ
ラで置き換えられる。X線は、画像光増幅器の前面で発
光体スクリーンに入射すると、微弱な光画像を発生し、
この光画像は、画像光増幅器によって増幅されると共
に、テレビ・カメラによって読み込まれる。画像光増幅
器を用いることにより、実時間の画像を収集しながら、
患者に放射線を連続して照射する必要性に相応するよう
に、X線の照射線量をより低くすることができる。
【0004】いくつかの状況では、X線画像を、計算機
によって処理するためにディジタル表現に変換すること
が望ましい。画像のディジタル表現(ディジタル画像)
は、例えば、画像の縁を強調するように又は画像光増幅
器の歪みを補正するように処理され得る。ディジタル消
去血管造影法(アンジオグラフィ)のようないくつかの
手法は、患者に造影剤を注入して取得される1つの画像
と、注入しないで取得されるもう1つの画像との患者の
2つの画像を互いに減算することを要求する。この減算
は、ディジタル画像で容易に行うことができる。
【0005】ディジタル画像は、従来の写真フィルムを
走査することにより、又はフィルムと同様に照射され、
次いで、読み取り装置に渡されて、走査されると共にデ
ィジタル化される光刺激の可能な発光体プレートを用い
ることにより、取得され得る。代替的には、画像光増幅
器及びテレビ・カメラのシステム上でテレビ・カメラに
よって出力された電気信号を、高速アナログ−ディジタ
ル変換器の使用を介して直接的にディジタル信号に変換
することもできる。
【0006】大面積型集積回路アレイ(LCD形式の計
算機表示装置に用いられているような)を構築する作製
技術が改善されたことにより、処理装置に直接的にディ
ジタル信号を供給する大面積型固体X線検出器を構築す
ることに相当な関心が寄せられてきた。このような検出
器の設計の1つが、1991年2月26日に付与され、
本出願と同一の譲受人に譲渡され、ここに参照されるべ
き米国特許第4,996,413号に記載されている。
この検出器の設計は、各々がフォトダイオードと、薄膜
トランジスタとで構成されているセルの配列を採用して
おり、このセルの配列は、発光体の下方で列と行とを成
して設けられている。各々のダイオードに関連している
固有の静電容量が先ず充電され、次いで配列がX線で照
射される。発光体に入射するX線は光フォトンを発生
し、次いで、光フォトンはフォトダイオードに入射し、
その結果、フォトダイオードの固有の静電容量から電荷
が失われる。ある照射時間の後に、電荷がフォトダイオ
ードに回復される。各々のフォトダイオードに回復され
る電荷量は、各々のフォトダイオードによって受け取ら
れるX線の照射線量を示している。回復された電荷を示
す電気信号は、ディジタル化されると共に、ディジタル
画像として記憶される。
【0007】適当な空間分解能を提供するために、多数
のフォトダイオードが用いられている。必要な充電兼測
定回路要素(circuitry)に各々のフォトダイオードを
接続するのに必要な配線は、個別のアドレス指定が可能
な列及び行にフォトダイオードを接続することによって
減少する。具体的には、各々のフォトダイオードは、固
体スイッチを介して、所与の列内で他のすべてのフォト
ダイオードと共通の列導体に接続される。従って、フォ
トダイオードは、時分割多重化によって、一度に1つず
つ読み出されることにより配線を共有することができ
る。具体的には、単一の列導体は、所与の列内のすべて
のフォトダイオードに対して充電電流を供給するもので
あると共に、その列のフォトダイオードに供給された充
電電流の量を定量化することができるその列について独
立した測定回路に接続されている。固体スイッチの制御
端子は、作動指示(assert)されているときに1つの行
のフォトダイオードへ電流を流すものであり、所与の行
のすべてのダイオードに共通の行導体に接続されてい
る。このようにして、フォトダイオードの照射後に、フ
ォトダイオード配列は、1つの行導体を選択的に作動指
示することにより走査されて、所与の行内のすべてのフ
ォトダイオードを充電することができる。その行の1つ
のフォトダイオードのみが各々の列導体に接続されてい
るので、所与の行導体が作動指示されているときに列導
体を通過して流れる電流の量は、単一のフォトダイオー
ドの再充電量に関連付けられる。この過程は、フォトダ
イオードの各々が再充電されて、所要の回復電荷量が測
定されるまで、各々の行導体を順次作動指示しながら繰
り返される。
【0008】各々の列導体に対して、(列導体に流入す
る電荷を測定するように、)積分器が取り付けられてい
る。積分器は、各々の行が作動指示されている時間にわ
たって列導体に流入する電流を積分して、総電荷量の測
定値を発生する。積分の最後に且つ電荷測定よりも前
に、積分器は、短時間「据え置き」(settle)されて、
雑音スパイクの影響を排除しなければならない。雑音ス
パイクは、列導体に結合されている固体スイッチの切り
換えに起因して、交差している行導体と列導体とによっ
て発生する。電荷測定の後に、積分器は次の行が測定さ
れるよりも前にリセットされなければならない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】アモルファス(非結晶
質)・シリコンの非単一の結晶質構造の結果、大きな密
度の欠陥状態がフォトダイオード内に存在する。これら
の欠陥状態は、電子及び孔を捕捉して、欠陥状態のエネ
ルギ・レベルによって主に決定される時定数でこれらの
電子及び孔を放出する。この時定数は、フルオロスコー
ピック(螢光透視)・フレーム時間よりもずっと長いこ
とがある。簡単のために、本明細書を通して、捕捉され
た電子についてのみ言及するが、孔も同様の方法で捕捉
され得ると共に同一の機構が孔に適用されることが理解
されるべきである。従って、フォトダイオード内の電界
が、X線照射からの光により発生される電子によって又
は変化しているバイアス電圧によって摂動するときには
いつでも、フォトダイオード内の捕捉された電子は、こ
れらの欠陥状態の中で再配分されて、長い時定数を有す
る非捕捉(detrapping)電流をフォトダイオードの端子
に発生する。
【0010】ある状況の下では、低い線量の螢光透視画
像シーケンスが高い線量の放射線写真画像の直ぐ後に続
くときのように、非捕捉電子の数は、螢光透視画像信号
レベルに比べて重要である。これらの捕捉電子の放出は
典型的には、螢光透視フレーム時間よりもずっと長い時
間を費やし、又、非捕捉電子の画像は、高い線量の放射
線写真画像の形態で現れるので、その後の螢光透視画像
は、前の放射線写真のゆっくりと崩壊するゴースト画像
と共に汚れて現れるであろう。この現象は典型的には、
フォトダイオード・ラグ(遅延)と呼ばれている。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、フォトダイオ
ードを再充電し、その後の低いX線の螢光透視画像から
のゴースト画像を測定し、記憶すると共に消去しなが
ら、フォトダイオードの両端のバイアスを調節すること
によりフォトダイオード・ラグに関連したゴースト画像
を減少させる。4つの異なる方法が使用され得る。1つ
の方法では、フォトダイオードの両端のバイアスは、フ
ォトダイオードの再充電レートを増加させるためにリセ
ット期間の間に増大させられて、次いで、イメージング
のために再び減少させられる。第2の方法では、バイア
スは、ダイオードに前方バイアスをかけるように専ら反
転されて、すべてのダイオードが同じ点から充電される
ようにその容量を完全に放電する。第3の方法では、フ
ォトダイオードのバイアスは、使用される放射線写真技
法に従って変化させられる。低い線量の螢光透視手順が
高い線量の放射線写真手順の後に続くときに、バイアス
は減少されて、捕捉された電子の放出の割合を最小にす
ると共に、ゴースト画像の崩壊の割合を減少させる。ゴ
ースト画像は、測定され記憶されながら、後の放射線写
真画像から単純にディジタル消去される。第4の方法で
は、フォトダイオードのバイアスは、一定に維持される
か又は前述の3つの方法のいずれかに従って調節され
る。低い線量の螢光透視手順が高い線量の放射線写真手
順の直ぐ後に続くときに、ゴースト・オフセット画像
は、周期的に測定され、記憶されて、後の放射線写真画
像から引き去られる。
【0012】具体的には、本発明は、区域にわたって配
列されている電気的に充電可能な複数のフォトダイオー
ドを有している面積型X線検出器を提供する。バイアス
制御回路が、フォトダイオードを充電するためにフォト
ダイオードの両端にバイアス電圧を供給しており、積分
器が、充電の間に各々のフォトダイオードに配給された
全電荷の読み取りを行うように構成されている。画像を
収集するようにプログラムされた収集制御電子回路が、
各々のフォトダイオードに配給された全電荷を読み取っ
て、電荷積分器をリセットする。収集制御回路は次い
で、任意の更なる照射の前に、3つの方法のうちの1つ
の方法で、バイアス電圧を、第1のバイアス電圧とは異
なる第2のバイアス電圧に変化させ得る。
【0013】最初の2つのモードは、バイアス電圧にお
ける変化がほんの一時的であるという点で類似してお
り、その相違は、一方は前方バイアスをフォトダイオー
ドにかけ、他方はより高い電界をフォトダイオードに印
加することである。配列内のすべてのフォトダイオード
に前方バイアスをかけることにより、フォトダイオード
内のすべての欠陥状態は、空間的により均一で予測可能
な崩壊するオフセット画像のために電子で満たされ、事
実上、ゴースト画像を消去する。より負のバイアスを印
加すると、フォトダイオード内の捕捉された電子の放出
が加速される。いずれの場合においても、収集制御回路
は、すべてのフォトダイオードが照射のないときに等し
く充電されるように、検出器を多数回読み出す。次い
で、収集制御回路は、第1のバイアス電圧を回復させ、
フォトダイオードが第1のバイアス電圧に安定するのを
可能にするように検出器を再び多数回読み出すことがで
きる。一旦、検出器が、フォトダイオードが第1のバイ
アス電圧に安定するのに十分に読み取られると、次の照
射が行われて、検出器は、収集制御回路の制御の下で通
常の方法で読み出される。
【0014】第3のモードでは、収集制御回路がバイア
ス電圧を、第1のバイアス電圧とは異なる第2のバイア
ス電圧に変化させ、この変化は一時的なものではなく、
フォトダイオードがこの第2のバイアス電圧に安定する
のに十分な数の回数だけ検出器が読み出された後に、意
味のある画像が、この第2のバイアス電圧を用いて実際
に得られる。更に、第2のバイアス電圧は、第1のバイ
アス電圧よりも負ではなく、次の照射の前のものであ
り、収集制御回路は、後に続く照射に対するオフセット
画像として用いられる画像を獲得するであろう。
【0015】すべての場合において、意図することは、
後に続くより低いレベルの照射において、高いレベルの
照射に関連した遅延によって発生されたゴースト画像の
効果を減少させるか又は除去することである。バイアス
における変化は、高いレベルの照射と低いレベルの照射
との間で発生する。第3のモードでは、第1のバイアス
電圧に戻る変化が、低いレベルの照射と高いレベルの照
射との間で発生する。
【0016】第4の方法では、フォトダイオードのバイ
アスは、一定に保持されるか又は上述の3つの方法に従
って調節される。ゴースト・オフセット画像は、周期的
に測定され、記憶されて、照射された画像から引き去ら
れ、最終的な引き去られた画像シーケンスにおけるゴー
スト画像を減少させるか又は除去する。本発明の1つの
目的は、フォトダイオードの以前のスキャンに起因した
いかなるゴースト画像を可能な限り減少させながら、画
像の収集を最適化するためにフォトダイオードに可変の
バイアス電圧を採用することにある。高い線量の放射線
写真照射と低い線量の螢光透視照射との間の時間にバイ
アスを一時的に増加させることにより、フォトダイオー
ドは、捕捉された電子をより迅速に放出させられて、後
に続く螢光透視シーケンスにおける放射線写真ゴースト
画像を減少させる。代替的には、各手順の間にダイオー
ドに一時的な前方バイアスがかけられて、すべての欠陥
トラップを電子で満たし、いかなるゴースト画像をも効
果的に除去することができる。更に、非捕捉電子の割合
は、フォトダイオードのバイアスを減少させることによ
り、ゴースト画像を除去する点まで減少させることがで
きる。最後に、フォトダイオードのバイアスは、一定に
維持するか又は上述した3つの方法のいずれかに従って
調節することができ、オフセット画像は、周期的に測定
され、記憶されて、後に続く画像のディジタル処理の間
にこれらの画像から引き去られて、最終的な画像表示に
おいてゆっくりと崩壊するゴースト画像を完全に除去す
る。
【0017】面積型検出器は、検出器によって受け取ら
れるべきX線の予期される流束量(fluence)を示す信
号を受け取る照射技術入力線を含んでいてもよい。画像
を収集する際に、収集制御電子回路は、フォトダイオー
ドを照射技術入力線からの信号に依存した第1のバイア
ス電圧に充電するようにプログラムされていてもよい。
照射の後に、各々のフォトダイオードに配給された全電
荷が測定され、回復されて、電荷積分器がリセットされ
るときに、画像が検出器から読み出される。次の照射が
異なる線量の照射であると予想されるならば、照射技術
入力線はこの予想を反映し、フォトダイオードは、次の
照射の前に第2のバイアス電圧に計画される。この照射
の後に、画像は以前と同様に正確に読み取られ、フォト
ダイオードの電荷は、第2のバイアスの電荷にまで回復
される。
【0018】このように、本発明のもう1つの目的は、
X線放射の異なる線量に関するフォトダイオードの応答
を最適化するようにフォトダイオードの両端のバイアス
を柔軟に調節することにある。一般的に、より高い線量
の手順では、暗電流を無視することができ、より高いバ
イアスを用いて、イメージング・プロセスにおけるより
大きなダイナミック・レンジを提供することができる。
即ち、より大きな電圧によって、照射の間により多くの
電荷がフォトダイオードから放電され得る。より低い線
量の手順では、暗電流はより重要であり、より低いバイ
アス電圧が使用され得る。
【0019】本発明の以上の目的及び利点、並びにその
他の目的及び利点は、以下の記載から明らかになろう。
この記載において、本明細書の一部を形成していると共
に、説明の目的のために本発明の好ましい実施例を示し
ている図面を参照する。このような実施例は、本発明の
要旨全体を表現しているのでは必ずしもなく、従って、
本発明の要旨を判断するためには、特許請求の範囲を参
照すべきである。
【0020】
【実施例】ここで図1を参照すると、本発明の面積配列
12を組み込んだX線システム10は、X線管14を有
しており、X線管14は、コリメートされて患者20の
区域18を通過する面積型X線ビーム16を形成してい
る。ビーム16は、患者20の内部構造によってビーム
16の多数の射線に沿って減衰され、次いで、X線ビー
ム16の軸線に垂直な平面内の区域を全体的に覆って広
がっている検出器配列12によって受け取られる。
【0021】配列12は、列と行とを成して直線状に配
列されている複数の個別のセル22に分割されている。
当業者には理解されるであろうが、列及び行の配向は任
意である。但し、記載を明確にするために、行は水平に
延在し、列は垂直に延在するものと仮定する。以下に詳
述するが、動作中に、セル22の各行は、各々のセル2
2からのデータが読み出し回路30によって読み取られ
得るように、走査回路28によって一度に1行ずつ走査
される。各々のセル22は、その表面で受け取られる放
射線の強度を独立に測定するので、読み出された照射デ
ータは、モニタ26に表示されるべき画像であってユー
ザによって普通に眺められる画像24内の1ピクセル
(画素)分の情報を提供する。
【0022】バイアス回路32は、セル22に対するバ
イアス電圧を制御するものであるが、これについては後
述する。バイアス回路32、走査回路28及び読み出し
回路30の各々は、収集制御及び画像処理回路34と交
信しており、収集制御及び画像処理回路34は、電子プ
ロセッサ(図示されていない)によって各回路30、2
8及び32の動作を制御している。収集制御及び画像処
理回路34は又、X線管14を制御しており、X線管1
4をオン、オフすると共に、管電流を制御し、このよう
にして、ビーム16内のX線の流束量及び/又は管電
圧、従ってビーム16のX線のエネルギを制御してい
る。
【0023】収集制御及び画像処理回路34は又、各々
のセル22によって供給された照射データに基づいてモ
ニタ26に対して画像データを供給している。ここで図
2を参照すると、配列12の所与のセル22′が、FE
T(電界効果トランジスタ)38のソースにそのカソー
ドを接続されているフォトダイオード36を含んでい
る。多くのFETデバイスについては、ドレインとソー
スとは互いに交換可能であって、従って、いずれの呼称
についても、単に図面の便宜を図ったのみであることが
当業者には理解されるであろう。フォトダイオード36
は、フォトダイオード36の面積がセル22′の全面積
を実質的に覆って広がり得るようにして、アモルファス
・シリコンから組み立てられていてもよい。FET38
は、薄膜トランジスタであってもよいし、又、アモルフ
ァス・シリコンから組み立てられていてもよい。
【0024】FET38のドレインは、列導体42に接
続されており、列導体42は、セル22′と同一の列に
あるセル内のすべてのFETのドレインを連結してい
る。列導体42は、電荷積分器44に接続されており、
後に詳述するが、電荷積分器44は、FET38がオン
であるときに、フォトダイオード36のカソードに対し
て、本質的に一定の基準電圧(V0 )を供給している。
【0025】フォトダイオード36のアノードは、バイ
アス制御器46に接続されており、バイアス制御器46
は、通常の動作中には、フォトダイオード36のアノー
ドに対して負電圧を印加している。このようにして、F
ET38が導電しているときに、フォトダイオード36
に関連している接合容量が充電される。但し、フォトダ
イオード36は逆バイアスを印加されているので、実質
的に、DC電流は流れない。
【0026】バイアス制御器46は、いつでもバイアス
電圧(Vb )を変化させ得る収集制御及び画像処理回路
34の制御下にある。FET38のゲートは、行導体4
0に接続されており、行導体40は、このゲートを、セ
ル22′と同一の行にある他のセルの他のFETのゲー
トと連結している。FET38のゲートにおける電圧
は、FET38のドレインとソースとの間の電流の流れ
を制御しており、このようにして、行導体40は、1つ
の信号が、ある行内の各々のセルのFETを通過する電
流の流れを制御することを可能にするように作用してい
る。
【0027】各々の行導体40は、ドライバ41に接続
されており、ドライバ41は、行導体40を、FET3
8の閾値電圧を一般的に上回る電圧にあるハイ状態、又
はFET38のドレイン及びソースの低めの電圧を一般
的に下回る電圧にあるロウ状態に維持することが可能で
ある。このように、行導体40がハイ状態に維持されて
いるときには、FET38を通過して電流が流れること
ができ、ロウ状態に維持されているときには、FET3
8を通過する電流は流れない。
【0028】配列12の各々のセル22は、類似した構
造を有していると共に、セル22′に関して記載した方
式と同一の方式で、セル22の各々の列について独立し
た列導体42と電荷積分器44とが設けられている状態
で、且つセル22の各々の行について独立した行導体4
0とドライバ41とが設けられている状態で、接続され
ている。
【0029】ここで図2及び図3を参照すると、電荷積
分器44は、演算増幅器48の反転入力の所で列導体4
2を受け入れており、演算増幅器48の正入力は、列導
体42について所望される基準電圧(V0 )に接続され
ている。演算増幅器48は、高い入力インピーダンス、
低いオフセット及び低いドリフトを有するように選択さ
れている。演算増幅器48の出力は、既知の値を有して
いる基準コンデンサ50を介して、演算増幅器48の反
転入力に接続されている。演算増幅器48から列導体4
2へ流れる電流は、コンデンサ50を充電する。従っ
て、コンデンサ50の電圧は、演算増幅器の出力電圧5
2として反映されており、出力電圧52は、積分器44
が最後にリセットされてから列導体42に導電した総電
荷量を表す。
【0030】積分器44のリセットは、線54上のリセ
ット信号によって達成され、リセット信号は、FET5
6をオンにし、コンデンサ50に分路を設け(shuntin
g)、このようにしてコンデンサ50を放電して、増幅
器48の出力52を基準電圧に復帰させる。ここで図4
を参照すると、照射のない期間の間、配列12の動作中
に、フォトダイオードは、完全に回復された電位V0
b で安定化し、1フレーム周期後の次のスキャンま
で、この電位を漏れのない状態で維持する。図4に示す
ように、フォトダイオード36の最初の充電の完了後
に、フォトダイオード36の両端の電圧は、バイアス電
圧(Vb )と積分器44の基準電圧(V0 )との差によ
って決定されるその最大値V0 −Vb に近付いている。
【0031】図5に示すように、行導体40が作動指示
解除(deassert)された状態で、フォトダイオード36
の上方に配置されているシンチレータ35へのX線ビー
ム16による放射が、光フォトンを発生し、光フォトン
は、フォトダイオード36の両端の電圧が何らかのレベ
ルVe −Vb に低下するように、フォトダイオード36
上の電荷58を放電する。
【0032】図6に示すように、電圧が初期の電圧レベ
ルV0 −Vb に上昇するまで、フォトダイオード36に
関連している行導体40を作動指示することにより、列
導体42を介して電荷がフォトダイオード36に回復さ
れる。このようにして、測定されたX線の照射量は、図
5の距離60によって示されているV0 とVe との間の
差に比例する。
【0033】図11の高い線量の放射線写真照射71の
読み出しの後に、検出器は規則正しい間隔で繰り返して
読み出される。図7はダイオードの電位を示しており、
ダイオードの電位は、これらの読み出しのうちの1つの
読み出しの開始の直前に、V f −Vb に降下する。フォ
トダイオードに蓄積された電荷のこの明らかな喪失は、
電子の放出によるものであり、これらの電子は、照射の
間に発生されて、アモルファス・シリコン・フォトダイ
オード内の欠陥状態に捕捉された。アモルファス・シリ
コン・フォトダイオード内の欠陥状態からの捕捉された
電子の放出の割合及び数は、照射の間に発生された積分
された電荷、この照射から発生した時刻、フォトダイオ
ードへのバイアス電圧、並びにフォトダイオード内の捕
捉状態の密度及びエネルギ・レベルの関数である。
【0034】図8に示すように、フォトダイオードの次
の読み出しの際に、V0 とVf との間の差に比例した誤
差信号が測定される。照射が引き続いて起こると、この
誤差信号は、照射信号に加わる。V0 とVf との間の差
によって生ずる誤差信号は、照射の間に発生された積分
された電荷の関数であるから、誤差は次の画像の上に重
なるゴースト画像として反映される。
【0035】図9に示すように、Vb をVb2に減少させ
ることによりフォトダイオード36の両端のバイアス電
圧を増加させると、フォトダイオード内により高い電界
強度を発生し、捕捉された電子の放出の割合を増加させ
て、結果として、フォトダイオード内の電荷平衡を再び
達成するために必要な時間を減少させる。図10に示す
ように、所定のある時間周期の後に、バイアス電位は、
次の照射シーケンスの準備にそのもとの状態Vb に戻
る。
【0036】図11を参照すると、図7〜図10のバイ
アス調節が、放射線写真手順71の後に起こり得る。こ
の場合、フォトダイオード36は、より高いX線線量の
結果として、重大な電荷減少状態に陥り易い。プロセス
・ブロック72によって表されている図7、図8、図9
及び図10のバイアス調節は次いで、放射線写真照射7
1の間に発生された捕捉された電子を、後に続く低い線
量の螢光透視手順74の前に放出させるように実行され
得る。
【0037】図12を参照すると、代替的なバイアス調
節では、Vb が電圧V0 に関して正を成しており、前方
バイアス・フォトダイオード36が、導電性となるよう
に、すべてのフォトダイオードの(エネルギ的に)深い
欠陥トラップを電子で一様に満たしている。捕捉された
電子の空間的な分布は、以前の高いレベルの照射によっ
て発生された状態とは無関係であり、従って、この高い
レベルの照射から得られた画像とは無関係である。これ
により、次の読み取りフレームにおいて追加の余剰信号
が発生し、ゴースト画像よりも現実に一様になるであろ
う。効果は第1に、(データに加えられる時間依存性の
オフセットによって画像シーケンスから除去され得る)
画像全体のオフセットであり、気を散らすゴースト画像
ではない。
【0038】図11の高い線量の放射線写真71が得ら
れた後に、アモルファス・シリコンの欠陥状態からの捕
捉された電子の放出の割合(即ち、非捕捉電流)は、か
なり大きくなり得る。本発明の第3の実施例では、フォ
トダイオードの両端の電位が減少すると、捕捉された電
子の放出の割合は、前の放射線写真71のゴースト画像
が後の螢光透視シーケンス74において殆ど現れない又
は全く現れないレベルにまで減少させられ得る。フォト
ダイオードのより低いバイアス電圧に残っている小さな
非捕捉電流は、サンプリングされ、蓄積されて、この非
捕捉電流が発生するゴースト画像を除去するために次の
画像から引き去られ得る。
【0039】本発明の第4の実施例では、バイアス電圧
b は、図11における高い線量の放射線写真画像71
が得られた後に且つ図11における低い線量の螢光透視
画像シーケンス74が始まる前に、一定に保持されるか
又は前述した方法のいずれかに従って変化させられる。
続いて、捕捉された電子の放出によって発生した電荷の
不足量が、収集制御及び画像処理回路34によって周期
的に測定され、記憶されて、引き去られ得る。図11に
おける次のシーケンスの螢光透視画像(FLURO.画
像)74からの図11における高い線量の放射線写真画
像(RAD.画像)71のゆっくりと崩壊するゴースト
の容認できる減算を維持するために、螢光透視像シーケ
ンスから照射フレームを周期的に中断して、ゴースト画
像が崩壊すると共にゴースト画像の状態を測定し、追跡
することが必要である。
【0040】画像処理中にフォトダイオード36へのバ
イアスを変化させる能力は又、手順に依存したバイアス
・レベルの最適な選択を本発明によって可能にする。通
常の放射線写真の検討のような高い線量の手順に対して
は、バイアス電圧は、フォトダイオード36が保持し得
る電荷の量と、フォトダイオードが完全に放電状態にな
り、そして効果的に飽和する前に、フォトダイオードが
受け取る線量とを増加させるように増加されてもよい。
このバイアスにおける増加は、検出器のダイナミック・
レンジを向上させる。
【0041】対照的に、低い線量の螢光透視手順の間に
は、低いバイアスを有するダイオードでさえ完全に放電
させるために、各々の照射区間の間に不十分な線量が受
け取られている限り、高度なダイナミック・レンジは必
要とはされないので、フォトダイオード36へのバイア
スを減少させることが望ましい。低いバイアスをかける
ことは、暗電流による電荷喪失を減少させ、こうして、
スキャン・プロセスの間に画像に加えられるオフセット
を減少させる。このようにして、バイアスは、ユーザに
よって選択された照射技法、並びに収集制御及び画像処
理回路34を介してX線管14及びバイアス回路32に
伝達された照射技法に基づいて簡単に設定され得る。
【0042】本発明の要旨の範囲内に包含され得る様々
な実施例について公衆に告知するために、冒頭に特許請
求の範囲を掲げる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の面積型検出器を示す遠近図であって、
放射線写真手順中に患者を通過するX線を受け取る位置
に設けられた検出器セルの行と列とで構成されている検
出器の図である。
【図2】図1の検出器の部分概略図であって、それぞれ
が固体スイッチとフォトダイオードとで構成されてお
り、列が電荷積分器に取り付けられた状態で行と列とを
成して互いに接続されている6つの検出器セルを示す図
である。
【図3】図2の電荷積分器の概略図であって、その検知
線、出力線及びリセット線を示しており、検知線が検出
器のある列に取り付けられている状態を示している図で
ある。
【図4】画像収集中の個々のセルのフォトダイオードの
静電容量の充電及び放電を示すグラフ図であり、ここ
で、X線の照射後に回復された電荷は、線量の測定値で
ある。
【図5】画像収集中の個々のセルのフォトダイオードの
静電容量の充電及び放電を示すグラフ図であり、ここ
で、X線の照射後に回復された電荷は、線量の測定値で
ある。
【図6】画像収集中の個々のセルのフォトダイオードの
静電容量の充電及び放電を示すグラフ図であり、ここ
で、X線の照射後に回復された電荷は、線量の測定値で
ある。
【図7】アモルファス・シリコン内の欠陥状態からの電
子の放出に起因したフォトダイオードの電荷の放電を示
す図である。
【図8】画像収集中の個々のセルのフォトダイオードの
静電容量の充電及び放電を示すグラフ図であり、ここ
で、X線の照射後に回復された電荷は、線量の測定値で
ある。
【図9】増加されたバイアス電圧の下で且つ追加の電荷
を受け取った後での図7のフォトダイオードを表す図で
ある。
【図10】バイアス・レベルが図7に対応するレベルに
回復した後の図9のフォトダイオードを表す図であっ
て、フォトダイオードの不十分な充電の除去を示す図で
ある。
【図11】図7、図8、図9及び図10のバイアス調節
によって分離された2つのX線手順を示すフロー・チャ
ートである。
【図12】図2のセルの詳細な図であって、ゴースト・
イメージングを除去するために用いられ得るようなフォ
トダイオードの前方バイアスを示す図である。
【符号の説明】
10 X線システム 12 面積型検出器配列 14 X線管 16 面積型X線ビーム 18 区域 20 患者 22、22′ 検出器セル 24 画像 26 モニタ 28 走査回路 30 読み出し回路 32 バイアス回路 34 収集制御及び画像処理回路 35 シンチレータ 36 フォトダイオード 38、56 FET 40 行導体 41 ドライバ 42 列導体 44 電荷積分器 46 バイアス制御器 48 演算増幅器 50 基準コンデンサ 52 出力電圧 54 線 58 電荷 60 距離(X線照射量)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ローレンス・リチャード・スクレネス アメリカ合衆国、ウィスコンシン州、ハー トランド、ユニット・ナンバー・933、ワ レン・ドライブ、エヌ6980(番地なし) (72)発明者 ポール・リチャード・グランフォース アメリカ合衆国、ウィスコンシン州、ミル ウォーキー、ノース・クラーマー・ストリ ート、3201番 (72)発明者 ジョージ・エドワード・ポッシン アメリカ合衆国、ニューヨーク州、スケネ クタデイ、アルゴンクィン・ロード、2361 番

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (1) 区域にわたって配列されている
    電気的に充電可能な複数のフォトダイオードと、 (2) 各々のフォトダイオードのフォトダイオード静
    電容量を充電するように前記フォトダイオードの両端に
    バイアス電圧を発生するバイアス制御回路と、 (3) 各々のフォトダイオードに配給された全電荷の
    読み取りを行うように構成されている少なくとも1つの
    電荷積分器と、 (4)(a)(i) 前記フォトダイオードを第1のバ
    イアス電圧に充電し、 (ii) X線に照射された後に各々のフォトダイオード
    に配給された全電荷を前記電荷積分器により測定し、 (iii )前記電荷積分器をリセットすることにより、画
    像信号を収集し、 (b) 前記フォトダイオードを前記第1のバイアス電
    圧とは異なる第2のバイアス電圧に充電することにより
    該フォトダイオードをリセットするようにプログラムさ
    れている収集制御電子回路要素とを備えた面積型X線検
    出器。
  2. 【請求項2】 前記第2のバイアス電圧は、正であり、
    照射の間に一時的に印加されている請求項1に記載の面
    積型X線検出器。
  3. 【請求項3】 前記第2のバイアス電圧は、前記第1の
    バイアス電圧よりも負であり、照射の間に一時的に印加
    されている請求項1に記載の面積型X線検出器。
  4. 【請求項4】 前記第2のバイアス電圧は、前記第1の
    バイアス電圧よりも小さい請求項1に記載の面積型X線
    検出器。
  5. 【請求項5】 前記検出器により受け取られるべきX線
    の予期される流束量を示す信号を受け取っている照射技
    術入力線を含んでおり、 前記収集制御電子回路要素は、(b) 前記フォトダイ
    オードを前記第2のバイアス電圧に充電することにより
    該フォトダイオードをリセットしていると共に、前記第
    2のバイアス電圧にリセットされる間に各々のフォトダ
    イオードに配給される全電荷を前記電荷積分器により測
    定して、オフセット画像を発生しており、(c) 後に
    続く画像信号からオフセット信号を差し引いた信号に基
    づいた出力画像を発生する画像処理回路及びソフトウェ
    アを含んでいる請求項1に記載の面積型X線検出器。
  6. 【請求項6】 前記検出器により受け取られるべきX線
    の予期される流束量を示す信号を受け取っている照射技
    術入力線を含んでおり、 前記収集制御電子回路要素は、 前記照射技術入力線が、前記X線の予期される流束量が
    以前のX線の流束量よりも高くなることを示すときにの
    み、前記第1のバイアス電圧よりも大きな前記フォトダ
    イオードの両端の第2のバイアス電圧で該フォトダイオ
    ードをリセットしている請求項1に記載の面積型X線検
    出器。
  7. 【請求項7】 前記検出器により受け取られるべきX線
    の予期される流束量を示す信号を受け取っている照射技
    術入力線を含んでおり、 前記収集制御電子回路要素は、 前記照射技術入力線が、前記X線の予期される流束量が
    以前のX線の流束量よりも低くなることを示すときにの
    み、前記第1のバイアス電圧よりも小さな前記フォトダ
    イオードの両端の第2のバイアス電圧で該フォトダイオ
    ードをリセットしている請求項1に記載の面積型X線検
    出器。
  8. 【請求項8】 画像処理回路及びソフトウェアを含んで
    おり、 前記収集制御電子回路要素は、請求項2、3若しくは4
    に記載された技術を用いて前記フォトダイオードをリセ
    ットしているか、又は該フォトダイオードのバイアスを
    不変のままにしており、 前記検出器のオフセットの現在の状態及びダイオードの
    遅延信号は、照射フレームを周期的に中断することによ
    り測定されており、その測定値を用いて、後に続く照射
    画像からの減算に基づいて修正された出力画像を発生し
    ている請求項1に記載の面積型X線検出器。
  9. 【請求項9】 前記フォトダイオード及び固体スイッチ
    は、アモルファス・シリコンで構成されている請求項1
    に記載の面積型X線検出器。
  10. 【請求項10】 (1) 区域にわたって配列されてい
    る電気的に充電可能な複数のフォトダイオードと、 (2) 各々のフォトダイオードの静電容量を充電する
    ように前記フォトダイオードの両端にバイアス電圧を発
    生するバイアス制御回路と、 (3) 各々のフォトダイオードに配給された全電荷の
    読み取りを行うように前記フォトダイオードに取り付け
    られている少なくとも1つの電荷積分器と、 (4) 当該検出器により受け取られるべきX線の予期
    される流束量を示す信号を受け取っている照射技術入力
    線と、 (5)(i) 該照射技術入力線からの信号に依存した
    バイアス電圧に前記フォトダイオードを充電し、 (ii) 各々のフォトダイオードに配給された全電荷を
    前記電荷積分器により測定し、 (iii )前記電荷積分器をリセットすることにより、画
    像信号を収集するようにプログラムされている収集制御
    電子回路要素とを備えた面積型X線検出器。
JP9324296A 1996-11-27 1997-11-26 面積型x線検出器 Withdrawn JPH10253761A (ja)

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