JPH10253589A - 電気泳動装置 - Google Patents

電気泳動装置

Info

Publication number
JPH10253589A
JPH10253589A JP9059086A JP5908697A JPH10253589A JP H10253589 A JPH10253589 A JP H10253589A JP 9059086 A JP9059086 A JP 9059086A JP 5908697 A JP5908697 A JP 5908697A JP H10253589 A JPH10253589 A JP H10253589A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sample
dispensing
rack
container
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9059086A
Other languages
English (en)
Inventor
Sadahiro Watanabe
貞博 渡辺
Kenji Sugano
賢二 菅野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP9059086A priority Critical patent/JPH10253589A/ja
Publication of JPH10253589A publication Critical patent/JPH10253589A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Automatic Analysis And Handling Materials Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 人手を要することなく、検体の分注を含む一
連の電気泳動分析を自動的にできる電気泳動装置を提供
する。 【解決手段】 検体容器から検体を分注容器に分注する
検体分注部1と、該検体分注部1で検体が分注された複
数の分注容器から検体を支持体に塗布して電気泳動分析
を行う分析部3とを有し、前記分注容器を移動可能とし
て、検体分注部1による分注と分析部3による支持体へ
の塗布とが連繋するよう構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、血清や尿等の蛋
白分画を電気泳動法により分析する電気泳動装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】電気泳動装置は、従来、種々のものが提
案され、実用化されている。かかる電気泳動装置は、例
えば、病院の検査室や血液検査センターに、生化学分析
装置や免疫分析装置等とともに設置され、一つの検体に
ついて各種の分析が行われている。
【0003】ここで、生化学分析装置や免疫学的分析装
置は、一般には、生化学的反応や免疫学的反応を行うた
めの反応部としての反応容器に対して、例えば、血液、
尿等の体液を収容する複数の試験管状の検体容器を着脱
自在に保持したラックを複数個セットして、反応用分注
手段としてのプローブ(シリンジ等に連通して液体の吸
引と排出とが定量的に行えるもの)を用いて、各検体容
器内の検体を順次自動的に反応容器に分注して分析を行
うよう構成されている。また、検査センター等での大型
施設では、複数の分析装置のそれぞれを共通の自動化さ
れた検体搬送ラインと結合可能にして(いわゆる、ラボ
ラトリー・オートメーション;LA)、検体搬送ライン
から搬送されるラックを自動的に受け取り、そのラック
に保持されている検体容器から検体を自動的に反応容器
に分注して分析を行うよう構成されているものもある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
電気泳動装置にあっては、検体容器から直接に反応部で
ある支持体へと上述したようなプローブを用いて検体を
分注しようとすると、プローブ外壁に付着した検体等が
余計に支持体へ供給されるなどのばらつきを生じ易いた
めに、検体分注部と反応部とを直結させることが困難で
ある。このため一般には、ラックに保持された検体容器
からマイクロピペットを用いる用手法により、一列に配
列して形成された複数の分注容器(以下、ウェルと言
う)を有する血清皿に複数の検体を分注し、その検体が
分注された血清皿を検体塗布部にセットし、一定量の隙
間を設けた複数のアプリケータに複数の検体を同時に毛
管力で保持して支持体上に接触させることにより、一定
塗布条件での検体塗布を行った後に、支持体に関する泳
動分析を自動的に行うよう構成されている。しかし、用
手法による検体分注の作業は煩雑であるために、個々の
検体を取り違えたり、作業効率を低下させる一因となり
得る。さらに、従来の分注手段による検体分注とアプリ
ケータによる検体塗布とは、動作条件が種々異なるため
に、例えば特開平2−143166号公報に開示されて
いるように、同一のベルトコンベア上で一連の分注等を
行うと、血清皿の停止時間がばらつき易いため、分析条
件も不安定になったり、搬送ミスが生じたり、処理量が
制約されて割り込み検査や再検査等に対応し難くなると
いった不具合がある。
【0005】この発明は、このような従来の問題点に着
目してなされたもので、人手を要することなく、検体の
分注を含む一連の電気泳動分析を自動的に行い得るよう
適切に構成した電気泳動装置を提供することを目的とす
るものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明に係る電気泳動装置は、検体容器から検体
を分注容器に分注する検体分注部と、該検体分注部で検
体が分注された複数の分注容器から検体を支持体に塗布
して電気泳動分析を行う分析部とを有し、前記分注容器
を移動可能として、前記検体分注部による分注と前記分
析部による支持体への塗布とが連繋するよう構成したこ
とを特徴とするものである。
【0007】この発明の一実施形態では、前記検体分注
部は、検体を収容する検体容器を複数個セット可能な検
体容器セット部と、空の分注容器を複数個セット可能な
分注容器セット部と、この分注容器セット部にセットさ
れた分注容器を所定の分注容器搬送位置に順次供給する
分注容器供給機構と、前記分注容器搬送位置に供給され
た分注容器を前記分析部に搬送する分注容器搬送機構
と、前記検体容器セット部にセットされた検体容器から
プローブを用いて検体を吸引し、その吸引した検体を前
記分注容器搬送機構により搬送される分注容器に吐出し
て分注する検体分注機構とを有する。
【0008】さらに、この発明の一実施形態では、前記
検体容器セット部は、それぞれ複数個の検体容器を一列
に着脱自在に保持するラックを、その検体容器の配列方
向と直交する方向に複数個並べてセット可能で、そのセ
ットされたラックを所定のラック搬送位置に順次供給す
るラック供給部と、前記ラック搬送位置に供給されたラ
ックを、その検体容器の配列方向に前記検体分注機構に
よる検体吸引位置を経て搬送するラック移送部と、前記
検体吸引位置を経て搬送されたラックを回収するラック
回収部とを有するのが、生化学分析装置や免疫学的分析
装置等で使用される検体容器およびラックを共用できる
ようにする点で好ましい。
【0009】さらに、この発明の一実施形態では、前記
検体分注部は、精度管理用の1種または2種以上の標準
検体をセット可能な標準検体セット部を有し、該標準検
体セット部にセットされた標準検体を、前記分注容器搬
送機構により搬送される分注容器に選択的に分注するよ
う構成するのが、より高精度の分析を行う点で好まし
い。
【0010】さらに、この発明の一実施形態では、さら
に、分注容器を洗浄する分注容器洗浄機構と、前記分析
部において支持体への検体の塗布が終了した分注容器
を、前記分注容器洗浄機構を経て前記分注容器セット部
に返送する分注容器返送機構とを有するのが、分注容器
を自動的に繰り返し使用する点で好ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態につい
て、図面を参照して説明する。図1は、この発明の第1
実施形態を示す電気泳動装置の外観斜視図である。この
電気泳動装置は、互いに分離可能な状態で接続された検
体分注部1および分析部3を有し、検体分注部1で検体
容器から分注容器に検体を分注し、この検体が分注され
た分注容器を検体分注部1から分析部3に搬送して、該
分析部3において反応部としての支持体に対して複数の
分注容器から検体を塗布して電気泳動分析を行うことに
より、検体分注を含む一連の分析動作を自動的に行うよ
うにしたものである。なお、検体分注部1および分析部
3の上部には、それぞれ開閉可能にカバー2および4を
設ける。また、分析部3には、図1に示すように、分析
指令情報などを入力できるキーボードと分析結果や分析
条件等を表示できるディスプレイとを備えた制御部とし
てのCPUや、分析結果や検体情報等を印刷できるプリ
ンタが付属している。
【0012】検体分注部1には、図2にカバー2を取り
除いた線図的平面図を示すように、検体容器セット部
5、分注容器としての血清皿をセットする血清皿セット
部7、セットされた血清皿を所定の位置に供給する血清
皿供給機構9、供給された血清皿を搬送する血清皿搬送
機構11、および検体分注機構13を設ける。検体容器
セット部5は、検体を収容する検体容器を複数個セット
し得るもので、この実施形態では、ラック供給部15、
ラック移送部17およびラック回収部19を有する。ラ
ック供給部15には、それぞれ検体を収容する複数個、
この実施形態では10個の試験管状の検体容器21を一
列に着脱自在に保持するラック23を、その検体容器2
1の配列方向と直交する方向に複数個並べてセットでき
るようにすると共に、そのセットされたラック23を、
往復移動可能なプッシャ25を有するラック押し出し機
構により、ラック供給位置S1を経てラック搬送位置S
2に順次供給するようにする。
【0013】また、ラック移送部17には、コンベアベ
ルト等の搬送手段を設け、この搬送手段によりラック搬
送位置S2に供給されたラック23を、検体容器21の
配列方向に検体分注機構13による検体吸引位置S3を
経てピッチ送りしてラック収納位置S4に移送し、この
ラック収納位置S4に移送されたラック23を、ラック
回収部19において、検体容器21の配列方向と直交す
る方向に往復移動可能に設けたプッシャ27を有する回
収機構により、ラック回収位置S5に移動させて、順次
回収するようにする。
【0014】なお、ラック23には、それに保持する全
ての検体容器21のそれぞれに関する保持位置および分
注情報(分注数、分注量)を識別するために、例えば、
その側面(図では、ラック移送部17における検体容器
21の搬送方向の前面)にラックIDを貼付し、そのラ
ックIDをラック供給位置S1において、ラックIDセ
ンサ28により読み取るようにする。また、ラック23
に保持する検体容器21には、検体情報や分析項目を表
すバーコード等の検体IDを貼付し、その検体IDをラ
ック移送部17において、検体吸引位置S3の手前のピ
ッチ送り停止位置S6で検体IDセンサ29により読み
取るようにし、これらラックIDセンサ28で読み取っ
たラックID情報および検体IDセンサ29で読み取っ
た検体ID情報に基づいて、後述する検体分注機構13
による分注動作を含む泳動分析動作を制御するようにす
る。さらに、ラック23には、それに保持する検体容器
21の種別、すなわち通常検体、標準検体、緊急検体等
を識別するために、例えば、その底部に磁石の配置位置
の組合せよりなるラック種別検知手段を設け、そのラッ
ク種別検知手段をラックIDをラック供給位置S1にお
いて、ラック種別検知センサ30により読み取るように
する(特開昭59−16046号公報、特開平1−26
159号公報参照)。以上のラックIDセンサ28、検
体IDセンサ29およびラック種別検知センサ30によ
って読み取られた各情報は、分析部3に付属のCPUに
より一元管理する。
【0015】血清皿セット部7は、分注容器としての空
の血清皿31を複数個セットできるようにする。この実
施形態では、血清皿31を、図3(A)に斜視図を、図
3(B)に横断面図をそれぞれ示すように、上面に31
個の分注容器(ウェル)33を一列に形成し、底面に長
さ方向に延在して溝35を形成して構成し、この血清皿
31を血清皿セット部7に複数個積み重ねてセットでき
るようにする。また、血清皿供給機構9には、例えば往
復移動可能なプッシャ37を設け、このプッシャ37に
より、血清皿セット部7にセットされた血清皿31を、
その最下段のものから押し出して血清皿搬送位置S11
に順次供給するようにする。
【0016】血清皿搬送位置S11に供給された血清皿
31は、コンベアベルト等の搬送手段を有する血清皿搬
送機構11により、ウェル33の配列方向に、検体分注
機構13による検体吐出位置S12を経て、ラック移送
部17におけるラック23のピッチ送りに同期してピッ
チ送りして、分注の終了した血清皿31を分析部3に搬
送するようにする。なお、この実施形態では、血清皿3
1に分注された検体の蒸発等を防止するため、血清皿搬
送機構11による血清皿31の搬送通路において、少な
くとも検体吐出位置S12以降の搬送通路(図2では、
検体吐出位置S12を除く搬送通路全体)にカバー39
を設けて、検体を収容する血清皿31をほぼ密閉した状
態で搬送するようにする。
【0017】検体分注機構13には、昇降および回動可
能なアーム41と、このアーム41の回動先端部に保持
したプローブ43とを設ける。プローブ43は、公知の
ようにマイクロシリンジ等を有する分注手段(図示せ
ず)に連結する。また、この実施形態では、アーム41
の回動によるプローブ43の移送軌道上に、プローブ洗
浄槽45および標準検体セット部47を設ける。標準検
体セット部47には、1種または2種以上、この実施形
態では2種の精度管理用の標準検体容器49および51
を、プローブ43の移送軌道上に位置するようにセット
する。また、標準検体容器49,51内の標準検体の変
性を防止するため、標準検体セット部47には保冷機構
(例えば、ペルチェ方式のもの)を設けて、標準検体容
器49,51を常時保冷した状態でセットすると共に、
これら標準検体容器49,51の開口部には、開閉可能
なシャッタ53を設けて、このシャッタ53を検体分注
機構13による標準検体の分注動作に同期して開閉する
ようにする。
【0018】このようにして、アーム41を回動および
昇降させて、検体吸引位置S3に位置する検体容器2
1、標準検体容器49,51からプローブ43を経て検
体あるいは標準検体を所定量吸引し、その吸引した検体
あるいは標準検体を検体吐出位置S12において血清皿
31のウェル33に吐出するようにして、検体および標
準検体をウェル33に選択的に分注するようにすると共
に、各分注動作に先立って、あるいは各分注動作の終了
後に、プローブ洗浄槽45でプローブ43を洗浄するよ
うにする。このように、検体吸引位置S3、標準検体吸
引位置、検体吐出位置S12、プローブ洗浄位置を、ア
ーム41の回動によるプローブ43の同一移送軌道上に
設けることにより、検体分注機構13を簡単かつ安価に
構成することができる。
【0019】一方、分析部3においては、上述した検体
分注部1から搬送される、検体および標準検体が選択的
に分注された血清皿31を血清塗布部に搬送し、ここで
アプリケータを用いて血清皿31の各ウェル33に収容
されている検体または標準検体(以下、総称して検体と
いう)を、緩衝液に湿潤させたセルロース・アセテート
膜等よりなる支持体に塗布し、その後、支持体に対して
公知のように、泳動、染色、脱色、乾燥、測光の各処理
を行って分析データを得るようにする。
【0020】図4および図5は、分析部3における検体
塗布部の一例の構成を示す平面図および一部断面で示す
側面図である。この実施形態では、検体分注部1から送
られてくる血清皿31を搬送ベルト61で受け取って検
体塗布部63のステージ65上の所定の待機位置S21
に搬送する。なお、搬送ベルト61による血清皿31の
搬送通路は、検体の蒸発を防止するために、好ましくは
カバー等によって包囲する。
【0021】検体塗布部63には、複数の塗布先67、
この実施形態では血清皿31のウェル数と同じ数の31
個の塗布先を一列に保持する反応用分注手段としてのア
プリケータ69を昇降および往復移動可能に設けて、塗
布先67を、検体浸漬位置S22、検体塗布位置S23
および洗浄位置S24にそれぞれ同時に位置決めすると
共に、各位置で昇降させるようにする。ステージ65上
の待機位置S21に搬送された血清皿31は、例えば、
特公昭63−33101号公報に開示されているものと
同様の送りレバー71を有する血清皿移動機構により、
血清皿31の底面の溝35に送りレバー71を係合させ
て、検体浸漬位置S22および該位置S22とは反対方
向の回収位置S25にそれぞれ移動させるようにする。
【0022】また、この実施形態では、検体分注部1か
らの血清皿31の移送を停止して、分析の終了した血清
皿31に対する再検査や、従来の用手法で分注された緊
急検体等を収容する同様の血清皿に対して分析を行い得
るようにするため、待機位置S21には搬送ベルト61
による血清皿31の搬送方向に離間してステージ65に
一対の枠73,75を対向して設け、これら枠73,7
5間に血清皿を複数個積み重ねてセットできるように
し、その最下段のものから、同様に送りレバー71を有
する血清皿移動機構により、検体浸漬位置S22および
回収位置S25に移動させると共に、搬送ベルト61か
らの血清皿31の移送を一時停止するようCPUにより
制御する。なお、搬送ベルト61側に位置する枠73に
は、搬送ベルト61により搬送される血清皿31が通過
するための開口73aを形成しておく。
【0023】さらに、この実施形態では、検体分注部1
から搬送ベルト61を経て搬送される血清皿31を待機
位置S21にガイドするため、および待機位置S21に
搬送された血清皿31内の検体の蒸発を防止するため
に、待機位置S21において血清皿31の上面を選択的
に覆うように、断面がほぼコの字状の蓋77を回動可能
に設ける。このため、蓋77に一対のレバー79a,7
9bの一端部をそれぞれ取り付け、これらレバー79
a,79bの他端部を、ステージ65の上部において回
転軸81に取り付ける。回転軸81は、枠73,75に
取り付けた支持体83に軸支し、この回転軸81をプー
リ85およびベルト87を介して支持体83に取り付け
たモータ89の出力軸に結合する。
【0024】このようにして、搬送ベルト61を経て血
清皿31を待機位置S21に搬送する場合は、モータ8
9の駆動により蓋77を図6(A)に示す状態として、
血清皿31の搬送をガイドし、その後、待機位置S21
に搬送された血清皿31を、検体浸漬位置S22に移動
させるまでの待機状態においては、モータ89をさらに
駆動して蓋77を図6(B)に示す状態として、血清皿
31内の検体の蒸発を防止するようにする。また、待機
位置S21に搬送された血清皿31を検体浸漬位置S2
2および回収位置S25に移動させる場合や、血清皿3
1を枠73,75にセットして分析を行う場合には、モ
ータ89を逆方向に駆動して、蓋77を図5に示すよう
に血清皿31の移動通路から退避させるようにする。
【0025】この検体塗布部63においては、先ず、待
機位置S21に位置する血清皿31を検体浸漬位置S2
2に移動させると共に、アプリケータ69を平行移動さ
せてその塗布先67を検体浸漬位置S22に位置決め
し、その状態でアプリケータ69を下降させることによ
り、各塗布先67を血清皿31の対応するウェル内の検
体に侵入させて、各塗布先67に検体を吸着させる。そ
の後、アプリケータ69を上昇させてから、平行移動さ
せて塗布先67を検体塗布位置S23に位置決めし、そ
の状態でアプリケータ69を再び下降させて、塗布先6
7を湿潤させた反応部としての支持体91に接触させる
ことにより、支持体91上に検体を塗布する。また、検
体浸漬位置S22において、塗布先67への検体の吸着
が終了した血清皿31は、待機位置S21を経て回収位
置S25に移動させる。
【0026】以上の動作を、待機位置S21に順次搬送
あるいはセットされる血清皿31に対して行うことによ
り、順次の血清皿31の検体を順次の支持体91に塗布
し、その検体塗布の終了した血清皿31をステージ65
の回収部93に回収するようにする。なお、支持体91
への検体の塗布にあたっては、検体浸漬位置S22での
塗布先67への検体の吸着に先立って、あるいは、検体
塗布位置S23での支持体91への検体塗布の終了後
に、アプリケータ69を平行移動させて塗布先67を洗
浄位置S24に位置決めし、その状態でアプリケータ6
9を下降させて、塗布先67を洗浄槽95内に侵入させ
て洗浄するようにする。
【0027】検体塗布部63において、検体が塗布され
た支持体91は、泳動部、染色・脱色・乾燥部および測
光部を経て排出する。なお、これら泳動部、染色・脱色
・乾燥部および測光部は、公知の構成をそのまま適用で
きるので、ここではその説明を省略する。また、検体分
注部1における分注動作に関する機能と、分析部3にお
ける検体塗布から測定までの測定動作に関する機能と
は、特開昭59−116047号公報に記載されている
ように、時分割的に独立して実行するようにCPUで制
御するのが好ましい。
【0028】上述したように、この実施形態において
は、検体分注部1のラック供給部15に、それぞれ検体
を収容する複数個の検体容器21を保持するラック23
をセットすると共に、血清皿セット部7に空の血清皿3
1をセットすることにより、検体容器21および標準検
体容器49,51から血清皿31に検体を分注し、その
検体が分注された血清皿31を分析部3に搬送して電気
泳動分析を行うようにしたので、人手を要することな
く、検体の分注を含む一連の電気泳動分析を自動的に行
うことができる。しかも、血清皿搬送機構11により検
体分注部1の検体分注位置から分析部3内へと血清皿3
1を移動可能にして、それとは独立に制御される搬送ベ
ルト61による塗布位置への位置決めに連繋させ、これ
により、プローブ43による順次の検体分注とアプリケ
ータ69による同時の検体塗布とが互いに邪魔されず
に、効率良く自動制御できる。特に、血清皿搬送機構1
1と搬送ベルト61とが独立に制御されることにより、
塗布工程に先立って待機位置S21を設けたり、一時的
に血清皿31をストックしておくこともできるので、検
体数の増減に影響されずに、安定な分析条件での分析を
行うことができる。
【0029】また、分析部3の血清塗布部63に、分析
の終了した血清皿31に対する再検査や、従来の用手法
で分注された緊急検体等を収容する同様の血清皿をセッ
トできると共に、選択的に検体浸漬位置S22へ位置出
しできる構成としたので、処理数や処理順序の制約がな
くなって、再検査や緊急検査を迅速に行うことができる
と共に、検体分注部1からの搬送路全体を無駄に長くす
る必要がなくなる。
【0030】なお、第1実施形態において、ラック回収
部19とラック供給部15との間にラック戻し機構を設
け、ラック回収部19に回収されたラック23のうち、
再検査を要するラックを自動的にラック供給部15に戻
して、再検査を行い得るよう構成することもできる。
【0031】図7は、この発明の第2実施形態を示す平
面図である。この実施形態では、第1実施形態におい
て、ラック供給部15のラック供給位置S1に、ライン
入力結合部101を設け、このライン入力結合部101
を介して検体分注部1を検体搬送ライン103に結合す
ることにより、該検体搬送ライン103から搬送されて
くる分析すべき検体を収容する検体容器21を保持する
ラック23を、ラック供給位置S1に自動的に供給して
分析を行い得るようにする。このため、ライン入力結合
部101には、検体搬送ライン103から搬送されるラ
ック23を案内するガイド105a,105bを設け、
これらガイドを通してラック23をラック供給位置S1
に搬送するようにする。また、検体搬送ライン103か
らのラック供給位置S1へのラック23の供給を検出し
て、プッシャ25を有するラック押し出し機構の動作を
制御するため、ガイド105a,105bには、ラック
23の通過を検出するための、例えばフォトインタラプ
タよりなるラック通過センサ107a,107bを設け
ると共に、ラック供給位置S1には、ラック23の到達
を検出するためのラック到達センサ109を設ける。
【0032】このようにして、ラック供給部15をライ
ン入力結合部101を介して検体搬送ライン103に結
合するような分岐路を形成することにより、検体搬送ラ
イン103から搬送されるラック23をラック供給位置
S1に自動的に供給する。このラック供給位置S1に供
給されたラック23は、第1実施形態と同様に、ラック
移送部17を経て搬送して、該ラック23に保持された
検体容器21に対する検体分注動作を行ってラック回収
部19に回収する。なお、検体搬送ライン103とライ
ン入力結合部101との間には、必要に応じて検体搬送
ライン103からのラック23を一時格納するラインバ
ッファ111を設けて、ラック供給位置S1へのラック
23の供給タイミングを調整するようにすることもでき
る。
【0033】このように、検体搬送ライン103から検
体分注部1にラック23を自動的に供給し得るようにす
れば、例えば、生化学分析装置や免疫分析装置等の他の
分析装置と連結した検体搬送ラインにおいて検体分注が
終了したラック23を、検体搬送ライン103を介して
電気泳動装置に搬送して自動的に検体分注を行うことが
できるので、各検体に対して種々の分析項目を効率良
く、自動的に行うことが可能になると共に、ラック供給
部15に手動でラック23をセットする必要がなくなる
ので、より省力化を図ることが可能となる。
【0034】また、この実施形態では、検体分注部1の
ラック回収部19に回収されたラック23を検体搬送ラ
イン103に自動的に送り戻すようにするため、検体分
注部1にライン出力結合部113を設けると共に、ラッ
ク回収部19の所定の返送位置S7に回収されたラック
23をライン出力結合部113に搬送するための、コン
ベアベルト115を有する搬送手段を設ける。このよう
にして、ライン出力結合部113を検体搬送ライン10
3に結合することにより、分注動作が終了してラック回
収部19の返送位置S7に回収されたラック23を、コ
ンベアベルト115によりライン出力結合部113を経
て検体搬送ライン103に自動的に送り戻すようにす
る。なお、この場合、好ましくは、ラック回収位置S5
に回収されたラック23を、適当な移送手段(例えば、
ロボットアームのような把持機構を用いるもの等)によ
り所要のラックのみを選択的に返送位置S7に移送して
送り戻すようにする。
【0035】このように構成すれば、電気泳動装置のお
いて検体分注が終了したラック23を、検体搬送ライン
103を介して生化学分析装置や免疫分析装置等の他の
分析装置や、洗浄装置等に自動的に搬送して、再検査を
任意の分析項目に関して実行することができるので、効
率の良い検査システムを構築することが可能となると共
に、ラック回収部19に回収されたラック23を手動で
取り出す必要がなくなるので、より省力化が可能とな
る。
【0036】さらに、この実施形態では、血清皿31を
自動的に洗浄し、好ましくはさらに乾燥まで行って繰り
返し使用するようにするため、電気泳動装置内(図7で
は検体分注部1内)に血清皿31の洗浄乾燥部117を
設け、血清皿搬送機構11を血清皿セット部7に対して
二列とし、その一方を復路として逆方向に搬送制御する
ことにより、分析部3の血清塗布部63で血清の塗布が
終了した血清皿31を、該洗浄乾燥部117に自動的に
搬送して洗浄乾燥処理し、その処理の終了した血清皿3
1を血清皿セット部7に自動的に搬送してセットするよ
うにする。ここで、血清塗布部63から洗浄乾燥部11
7に血清皿31を搬送するにあたっては、例えば、血清
塗布部63の回収位置S23に昇降機構を設け、この昇
降機構により回収位置S23に回収された血清皿31を
下降させ、その後、適当な搬送手段によって復路を介し
て洗浄乾燥部117に搬送するようにする。
【0037】また、血清皿セット部7においては、洗浄
乾燥部117から自動的に搬送されてくる血清皿31
を、例えば、下側から積み重ねてセットできるように
し、その積み重ねてセットされる血清皿31を、第1実
施形態と同様の往復移動可能なプッシャ37を有する血
清皿供給機構9により、例えば、最上段のものから押し
出して血清皿搬送位置S11に順次供給するようにす
る。
【0038】このように、血清皿31に対して往路と復
路の2つの搬送経路を設け、復路の途中で自動的に洗浄
乾燥して繰り返し使用できるようにすれば、血清皿セッ
ト部7に一度だけ空の血清皿31を複数個積み重ねてセ
ットするだけで、連続して分注動作を行うことができる
ので、より省力化が図れ、効率良く分析することが可能
となる。
【0039】さらにまた、この実施形態では、検体分注
機構13のプローブ43の先端に、使い捨てタイプのノ
ズル状チップを装脱可能にして、検体の分注毎に自動的
に新たなチップに交換する。このため、検体分注部1に
新たなチップを多数収容し、それらをアーム41の回動
によるチップ装着部の移送軌道上の所定の装着位置S2
5に順次供給してプローブ43に取り付けるチップ収容
部121を設けると共に、図2のプローブ洗浄槽45に
代えてチップ廃棄部123を設ける。
【0040】このようにして、検体の分注に先立って、
プローブ43を回動させてその回動先端部のチップ装着
部を、チップ収容部121の装着位置S25に位置決め
して新たなチップを装着し、検体分注が終了したらプロ
ーブ43を回動させてチップ装着部をチップ廃棄部12
3に位置決めして、使用したチップを廃棄する。なお、
チップの装着および廃棄については、例えば、特開平2
−269971号公報、特開平4−329364号公
報、特開平6−3364号公報等において公知であるの
で、ここでは詳細な説明は省略する。
【0041】このように、検体と直接に接触する部分を
検体毎に使い捨てとすれば、検体分注部における検体間
のコンタミネーションを完全に防止できるので、より精
度の高い分析が可能となる。
【0042】なお、第2実施形態において、上述した以
外の構成および動作は、第1実施形態と同様である。
【0043】この発明は、上述した実施形態にのみ限定
されるものではなく、幾多の変形または変更が可能であ
る。例えば、第2実施形態では、検体搬送ライン103
に対するラック23の受け取りおよび返送、血清皿31
の繰り返し使用、および使い捨てプローブの使用の4つ
を行うようにするために、第1実施形態の構成に変更を
加えたが、その4つの内の任意の1つ、あるいは任意の
複数を組み合わせを行うように、第1実施形態の構成に
変更を加えることもできる。また、検体分注部1は、検
体容器セット部に複数の検体容器をセットし、そのセッ
トされた検体容器を移動させることなく、例えば、2軸
を有する検体分注機構により各検体容器から血清皿31
に検体を分注して、その検体が分注された血清皿31を
分析部3に搬送するよう構成することもできる。また、
上述した実施形態では、検体分注部1と分析部3とを分
離可能に接続した配置関係としたが、分離せずに一体化
してもよい。また、第2実施形態における洗浄乾燥部1
17を、検体分注部1に対してではなく、分析部3内に
設けてもよい。また、洗浄乾燥部117に向かう復路
を、例えば特開平2−143166号公報に開示されて
いるように、ベルト式コンベアで血清皿を装脱可能に保
持しながら逆さ向きにさせて、上向きに洗浄液や乾燥用
ガスを噴出する構成にしてもよい。
【0044】付記項 1.請求項3,4または5記載の電気泳動装置におい
て、前記ラック供給部は、セットされた複数のラックを
所定のラック搬送位置に順次押し出して供給するラック
押し出し機構を有することを特徴とする電気泳動装置。 2.請求項3〜5,付記項1のいずれか記載の電気泳動
装置において、前記ラック供給部は、緊急検体用ラッ
ク、通常検体用ラック等のラックの種別を検知するラッ
ク検知手段を有することを特徴とする電気泳動装置。 3.請求項3〜5,付記項1,2のいずれか記載の電気
泳動装置において、前記ラック供給部は、検体搬送ライ
ンに結合可能で、該検体搬送ラインを経て搬送される複
数個の検体容器を一列に保持するラックを受け取るライ
ン入力結合部を有することを特徴とする電気泳動装置。 4.付記項3記載の電気泳動装置において、前記ラック
移送部は、ラックをピッチ送りするよう構成したことを
特徴とする電気泳動装置。 5.請求項3〜5,付記項1〜4のいずれか記載の電気
泳動装置において、前記ラック回収部は、検体搬送ライ
ンに結合可能で、回収されたラックを前記検体搬送ライ
ンに返送するライン出力結合部を有することを特徴とす
る電気泳動装置。 6.請求項2〜5,付記項1〜5のいずれか記載の電気
泳動装置において、前記検体分注部は、前記検体分注機
構のプローブを洗浄するプローブ洗浄槽を有することを
特徴とする電気泳動装置。 7.付記項6記載の電気泳動装置において、前記検体分
注機構は、前記プローブを直線状または円弧状に移送す
る手段を有し、このプローブの移送軌道上に、前記検体
容器からの検体吸引位置、前記プローブ洗浄槽、および
前記分注容器への検体吐出位置を設けたことを特徴とす
る電気泳動装置。 8.付記項7記載の電気泳動装置において、前記プロー
ブの移送軌道上に、前記標準検体セット部にセットされ
た標準検体の吸引位置を設けたことを特徴とする電気泳
動装置。 9.請求項2〜5,付記項1〜5のいずれか記載の電気
泳動装置において、前記検体分注機構のプローブを着脱
自在に構成すると共に、前記検体分注部に前記検体分注
機構からプローブを廃棄するプローブ廃棄部と、未使用
の複数本のプローブを収容し、該プローブを前記検体分
注機構に順次装着するプローブ収容部とを設けたことを
特徴とする電気泳動装置。 10.付記項9記載の電気泳動装置において、前記検体
分注機構は、そのプローブ装着部を直線状または円弧状
に移送する手段を有し、このプローブ装着部の移送軌道
上に、前記検体容器からの検体吸引位置、前記プローブ
廃棄部、前記分注容器への検体吐出位置、および前記プ
ローブ収容部を設けたことを特徴とする電気泳動装置。 11.付記項10記載の電気泳動装置において、前記プ
ローブ装着部の移送軌道上に、前記標準検体セット部に
セットされた標準検体の吸引位置を設けたことを特徴と
する電気泳動装置。 12.請求項2〜5,付記項1〜11のいずれか記載の電
気泳動装置において、前記分注容器セット部は、複数個
の分注容器を積み重ねて収容可能に構成し、前記分注容
器供給機構は、前記分注容器セット部に積み重ねて収容
された最下段の分注容器を前記分注容器搬送位置に順次
供給するよう構成したことを特徴とする電気泳動装置。 13.請求項2〜5,付記項1〜12のいずれか記載の電
気泳動装置において、前記複数の分注容器は、前記分注
容器搬送機構による搬送方向に沿って、血清皿に一体に
形成されていることを特徴とする電気泳動装置。 14.付記項13記載の電気泳動装置において、前記分
注容器搬送機構は、前記血清皿をピッチ送りするよう構
成したことを特徴とする電気泳動装置。 15.請求項2〜5,付記項1〜14のいずれか記載の電
気泳動装置において、前記分注容器搬送機構による前記
分注容器の搬送通路上に、検体蒸発防止用のカバーを設
けたことを特徴とする電気泳動装置。 16.請求項4,5,付記項1〜15のいずれか記載の電
気泳動装置において、前記標準検体セット部は、前記プ
ローブによる標準検体の吸引動作に連動して開閉するシ
ャッタを有することを特徴とする電気泳動装置。 17.請求項4,5,付記項1〜16のいずれか記載の電
気泳動装置において、前記標準検体セット部は、前記標
準検体の保冷機構を有することを特徴とする電気泳動装
置。 18.付記項13〜17のいずれか記載の電気泳動装置にお
いて、前記標準検体セット部にセットされた1種または
2種以上の標準検体を、前記複数の分注容器の任意の1
つまたは2つ以上に分注するよう構成したことを特徴と
する電気泳動装置。 19.請求項1〜5,付記項1〜18のいずれか記載の電
気泳動装置において、前記支持体への検体の塗布位置近
傍において、前記分注容器搬送機構により搬送される前
記分注容器の上面を選択的に覆う変位可能な検体蒸発防
止用蓋を設けたことを特徴とする電気泳動装置。 20.付記項19記載の電気泳動装置において、前記検体
蒸発防止用蓋は、前記分注容器搬送機構により搬送され
る前記分注容器のガイドを兼ねるよう構成したことを特
徴とする電気泳動装置。 21.請求項1〜5,付記項1〜20のいずれか記載の電
気泳動装置において、前記支持体への検体の塗布位置近
傍において、前記分注容器搬送機構による前記分注容器
の搬送通路上に、検体を収容する複数の分注容器を選択
的にセット可能な分注容器セット手段を設けたことを特
徴とする電気泳動装置。
【0045】
【発明の効果】この発明によれば、検体容器から検体を
分注容器に分注する検体分注部を設け、この検体分注部
で検体が分注された複数の分注容器から、分析部におい
て検体を支持体に塗布するようにし、さらに、分注容器
搬送機構により分注容器を移動可能にして、検体分注部
による分注と分析部による支持体への塗布とを連繋する
よう構成したので、検体の分注を含む一連の電気泳動分
析を自動的に行うことができる。したがって、省力化を
図ることができると共に、検体の取り違い等のミスを生
じることなく、効率良く分析することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施形態を示す電気泳動装置の
外観斜視図である。
【図2】図1に示す検体分注部の構成を線図的に示す平
面図である。
【図3】図2に示す血清皿の構成を示す図である。
【図4】図1に示す分析部における検体塗布部の一例の
構成を示す平面図である。
【図5】同じく、検体塗布部の一部断面側面図である。
【図6】図4および図5に示す血清皿ガイド用および検
体蒸発防止用蓋の動作を説明するための図である。
【図7】この発明の第2実施形態を線図的に示す平面図
である。
【符号の説明】
1 検体分注部 3 分析部 5 検体容器セット部 7 血清皿セット部 9 血清皿供給機構 11 血清皿搬送機構 13 検体分注機構 15 ラック供給部 17 ラック移送部 19 ラック回収部 21 検体容器 23 ラック 25 プッシャ 27 プッシャ 28 ラックIDセンサ 29 検体IDセンサ 31 血清皿 33 分注容器(ウェル) 35 溝 37 プッシャ 39 カバー 41 アーム 43 プローブ 45 プローブ洗浄槽 47 標準検体セット部 49,51 標準検体容器 53 シャッタ 61 搬送ベルト 63 検体塗布部 65 ステージ 67 塗布先 69 アプリケータ 71 送りレバー 73,75 枠 73a 開口 77 蓋 79a,79b レバー 81 回転軸 83 支持体 85 プーリ 87 ベルト 89 モータ 91 支持体 93 回収部 95 洗浄槽 101 ライン入力結合部 103 検体搬送ライン 105a,105b ガイド 107a,107b ラック通過センサ 109 ラック到達センサ 111 ラインバッファ 113 ライン出力結合部 115 コンベアベルト 117 洗浄乾燥部 121 チップ収容部 123 チップ廃棄部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 検体容器から検体を分注容器に分注する
    検体分注部と、 該検体分注部で検体が分注された複数の分注容器から検
    体を支持体に塗布して電気泳動分析を行う分析部とを有
    し、前記分注容器を移動可能として、前記検体分注部に
    よる分注と前記分析部による支持体への塗布とが連繋す
    るよう構成したことを特徴とする電気泳動装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の電気泳動装置において、 前記検体分注部は、 検体を収容する検体容器を複数個セット可能な検体容器
    セット部と、 空の分注容器を複数個セット可能な分注容器セット部
    と、 この分注容器セット部にセットされた分注容器を所定の
    分注容器搬送位置に順次供給する分注容器供給機構と、 前記分注容器搬送位置に供給された分注容器を前記分析
    部に搬送する分注容器搬送機構と、 前記検体容器セット部にセットされた検体容器からプロ
    ーブを用いて検体を吸引し、その吸引した検体を前記分
    注容器搬送機構により搬送される分注容器に吐出して分
    注する検体分注機構とを有することを特徴とする電気泳
    動装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の電気泳動装置において、 前記検体容器セット部は、 それぞれ複数個の検体容器を一列に着脱自在に保持する
    ラックを、その検体容器の配列方向と直交する方向に複
    数個並べてセット可能で、そのセットされたラックを所
    定のラック搬送位置に順次供給するラック供給部と、 前記ラック搬送位置に供給されたラックを、その検体容
    器の配列方向に前記検体分注機構による検体吸引位置を
    経て搬送するラック移送部と、 前記検体吸引位置を経て搬送されたラックを回収するラ
    ック回収部とを有することを特徴とする電気泳動装置。
  4. 【請求項4】 請求項1,2または3記載の電気泳動装
    置において、 前記検体分注部は、精度管理用の1種または2種以上の
    標準検体をセット可能な標準検体セット部を有し、 該標準検体セット部にセットされた標準検体を、前記分
    注容器搬送機構により搬送される分注容器に選択的に分
    注するよう構成したことを特徴とする電気泳動装置。
  5. 【請求項5】 請求項2,3または4記載の電気泳動装
    置において、 さらに、分注容器を洗浄する分注容器洗浄機構と、 前記分析部において支持体への検体の塗布が終了した分
    注容器を、前記分注容器洗浄機構を経て前記分注容器セ
    ット部に返送する分注容器返送機構とを有することを特
    徴とする電気泳動装置。
JP9059086A 1997-03-13 1997-03-13 電気泳動装置 Pending JPH10253589A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9059086A JPH10253589A (ja) 1997-03-13 1997-03-13 電気泳動装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9059086A JPH10253589A (ja) 1997-03-13 1997-03-13 電気泳動装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10253589A true JPH10253589A (ja) 1998-09-25

Family

ID=13103190

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9059086A Pending JPH10253589A (ja) 1997-03-13 1997-03-13 電気泳動装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10253589A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021260951A1 (ja) * 2020-06-26 2021-12-30 株式会社日立ハイテク 電気泳動装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021260951A1 (ja) * 2020-06-26 2021-12-30 株式会社日立ハイテク 電気泳動装置
JPWO2021260951A1 (ja) * 2020-06-26 2021-12-30
GB2610753A (en) * 2020-06-26 2023-03-15 Hitachi High Tech Corp Electrophoresis device

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3553540B2 (ja) 自動化学分析方法および装置
JP4122768B2 (ja) 自動分析装置及びラック搬送方法
US7250303B2 (en) Chemistry system for a clinical analyzer
EP0856736B1 (en) Automatic analyzing apparatus
JP5564037B2 (ja) 自動分析装置
US6579717B1 (en) Specific solution handling method for calibration and quality control by automatic analytical apparatus
JP3830836B2 (ja) 自動分析装置
US4483927A (en) Method of automatically analyzing chemical substances and an automatic chemical analyzer
JP2616360B2 (ja) 血液凝固分析装置
US8343772B2 (en) Specimen processing device, specimen conveyance device, and specimen conveyance method
JP2004279357A (ja) 自動分析装置
US20170315047A1 (en) Pretreatment apparatus and sample analyzer
JPH03279863A (ja) 自動分析装置
JPH04359154A (ja) 自動分析装置
JPH10253589A (ja) 電気泳動装置
JP2616359B2 (ja) 血液凝固分析装置
JPH04350562A (ja) 自動分析装置
JPH01153999A (ja) 自動血清分折器
JPS63286769A (ja) ラックを用いる連続自動分析装置及びラック移送装置
JP3740417B2 (ja) 分注装置
JP2000275257A (ja) 生化学分析装置
JPH06105259B2 (ja) 試料容器の移送装置
JPH0835969A (ja) 便潜血用自動分析装置
JP4607677B2 (ja) 自動分析装置の容器搬送機構
JPS6345067B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20041222

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050405

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050802