JPH10253492A - 自動衝撃加振装置 - Google Patents

自動衝撃加振装置

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JPH10253492A
JPH10253492A JP9054754A JP5475497A JPH10253492A JP H10253492 A JPH10253492 A JP H10253492A JP 9054754 A JP9054754 A JP 9054754A JP 5475497 A JP5475497 A JP 5475497A JP H10253492 A JPH10253492 A JP H10253492A
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JP
Japan
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hammer
motor
spring
gear
moving body
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Application number
JP9054754A
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English (en)
Inventor
Mitsuo Iwahara
光男 岩原
Yasuaki Takegawa
泰明 武川
Makoto Hirai
誠 平井
Kiichi Sasaki
喜一 佐々木
Akio Nagamatsu
昭男 長松
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Isuzu Motors Ltd
Original Assignee
Isuzu Motors Ltd
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Publication date
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  • Investigating Strength Of Materials By Application Of Mechanical Stress (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】加振の再現性を有するとともに加振時間間隔を
可変にする自動衝撃加振装置において、装置構成が簡単
で雑音が混入しないようにする。 【解決手段】加振用移動体がバネによる復元力を有し、
モータにより係合部が駆動させられて該復元力と逆方向
に該移動体を移動させるとともに該移動体の移動途中に
おける所定位置をリミットスイッチが検出し、この時か
らタイマにより可変できる一定時間該モータを停止さ
せ、該一定時間経過後は所定状態で該移動体と該係合部
との係合が外れたとき、該移動体が該バネの復元力によ
り加振を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【発明の属する技術分野】本発明は自動衝撃加振装置に
関し、特に振動特性解析装置などにおいて被試験物を加
振する時に用いられる自動衝撃加振装置に関するもので
ある。
【0001】
【従来の技術】図7は従来より知られている振動特性解
析装置の構成を概略的に示したもので、まず被試験物2
1とこの被試験物21を加振するためのインパルスハン
マー22とを用意する。
【0002】そして、ハンマー22には力検出用センサ
23を取り付け、また被試験物21の任意の場所にハン
マー22の加振による振動応答の3次元(x,y,z)
方向の加速度を検出するための加速度センサ24を取り
付ける。
【0003】そして、加速度センサ24の出力信号と力
検出センサ23の出力信号とを演算装置25に与えてF
FT処理を行い周波数応答関数データ(FRF:コンプ
ライアンス)を求め、モード特性を計算して出力する構
成を有している。
【0004】この場合、加振実験は通常、ハンマー22
による被試験物21の加振場所を固定して行い、加速度
センサ24は逐次移動させて複数の応答関数を演算装置
25に与えるようにしている。なお、被試験物21は柔
らかいバネ(図示せず)などにより固定されている。
【0005】このように、インパルスハンマーによる衝
撃加振方式は特にエンジンブロックなどの単品において
は減衰が小さいために非常に有効であり広く使用されて
いる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなインパルスハンマーによって加振する人(オペレー
タ)が異なるような場合には、得られる周波数応答も変
化してしまい、再現性が乏しいという問題がある。
【0007】従って、自動的に再現性のある衝撃で加振
できる装置が必要となるが、このような自動衝撃加振装
置としては、例えば実開昭62−121544号公報に
開示されたものがある。
【0008】ここでは、回転するカムに設けられたピン
が固定軸に取り付けられたハンマーの柄を押し下げるこ
とによりハンマー頭部が持ち上げられ、ピンがハンマー
の柄から離れると同時にハンマーの重量とハンマーの柄
とハンマー架台上の各取り付け部を結ぶバネの復元力に
よってハンマー頭部が下へ引っ張られる衝撃試験装置を
提案している。
【0009】しかしながら、このような従来例において
は、加振する時間間隔を可変にすることができない。
【0010】一方、加振時間間隔を変えることができる
自動衝撃加振装置としては特開平1−17493号公報
に示されたものがあるが、交流モータを使用して電源周
波数を制御するものであり、装置が複雑になりコストが
かかる。
【0011】従って本発明は、加振の再現性を有すると
ともに加振時間間隔を可変にする自動衝撃加振装置にお
いて、装置構成が簡単で雑音が混入しないようにするこ
とを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
〔1〕上記の目的を達成するため、本発明に係る自動衝
撃加振装置は、直流モータと、バネの復元力を有する加
振用移動体と、該モータにより駆動させられて該復元力
と逆方向に該移動体を移動させるとともに所定状態で該
移動体との係合を外す係合部と、該移動体の移動途中に
おける所定位置を検出するリミットスイッチと、該リミ
ットスイッチが該所定位置を検出するまで該モータを駆
動するとともに該所定位置を検出した後、可変できる一
定時間、該モータを停止させるタイマと、を備えたこと
を特徴としている。
【0013】すなわち、本発明においては、モータによ
り係合部を介して加振用移動体が駆動されて移動し、こ
れによりバネの復元力が生じ、移動体は元の位置に戻ろ
うとする。
【0014】ここで、移動体の移動途中にはその所定位
置を検出するためのリミットスイッチが設けられてお
り、このリミットスイッチが該所定位置を検出するまで
はモータが該移動体を移動し続ける。
【0015】そして、リミットスイッチが移動体に当た
って該所定位置を検出すると、この検出信号によりタイ
マがモータを停止させる。タイマはこのモータの停止期
間を規定しており、この停止期間が経過したとき、タイ
マは再びモータを駆動するので、移動体が移動を再開す
る。
【0016】移動が進み移動体が係合部から外れた時に
は、バネの復元力により移動体は加振方向に移動して被
試験物に衝突する。。
【0017】このように、タイマによって制御されるモ
ータの停止期間が可変にできるので、加振時間間隔を調
整することが可能となるとともに、直流モータを用いて
いるので構造が簡単で安価にできる。
【0018】上記の係合部は、円周上の一部にのみ歯車
が付けられた駆動歯車と、該駆動歯車によって回転駆動
される被駆動歯車とで構成され、該移動体が、該被駆動
歯車に固定又は係合された柄を有する加振用ハンマー
と、該ハンマーの把手に引っ張り荷重を掛けるように設
けられたバネとで構成することができる。
【0019】すなわち、この場合には、駆動歯車が被駆
動歯車と噛み合っていない非加振状態においては、ハン
マーはバネによって加振方向に引っ張られ、バネの復元
位置において停止する。
【0020】そして、駆動歯車がモータによって駆動さ
れ、これにより被駆動歯車が反加振方向に回転させられ
ると、加振用ハンマーはバネの復元力に抗して反加振方
向に引き上げられる。
【0021】ここで、加振用ハンマーの引き上げ途中に
はその所定位置を検出するためのリミットスイッチが設
けられており、このリミットスイッチが該所定位置を検
出するまではモータが駆動歯車を駆動し続ける。
【0022】そして、リミットスイッチが加振用ハンマ
ーに当たって該所定位置を検出すると、この検出信号に
よりタイマがモータを停止させる。タイマはこのモータ
の停止期間を規定しており、この停止期間が経過したと
き、タイマは再びモータを駆動するので、駆動歯車が回
転を始める。
【0023】回転が進み駆動歯車が被駆動歯車から外れ
た時には、バネの復元力によりハンマーは加振方向に回
転させられ、被試験物にハンマーが衝突する。。
【0024】このように、タイマによって制御されるモ
ータの停止期間が可変にできるので、加振時間間隔を調
整することが可能となる。
【0025】また、上記の係合部を、モータに接続され
たカムとすることにより、該移動体が該カムにより直線
運動するものとすることができる。
【0026】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係る自動衝撃加
振装置を示したもので、1は駆動歯車である。
【0027】駆動歯車1は1〜3個の歯だけを残してそ
の他の歯を削除した特殊な歯車となっており、この駆動
歯車1には通常の全部の歯が付いている歯車2が噛み合
わされている。
【0028】従って、歯車1には1〜3個しか歯が付い
ていないので歯車1が回転すると被駆動歯車2を30°
程度回転させることになる。
【0029】駆動歯車1により駆動される被駆動歯車2
には第1の腕3と第2の腕4とが互いに被駆動歯車2の
直径の反対側に固定接続されており、この歯車2の回転
軸にインパルスハンマー5の回転軸が連結されており、
これらの回転軸は互いに自由に回転するようになってい
る。
【0030】ハンマー5の把手5aは第1のバネ6と第
2のバネ7とに接続されており、第1のバネ6の他端は
固定端8に固定されており、第2のバネ7の他端は腕3
に接続されている。なお、バネ7のバネ定数はバネ6の
バネ定数よりも大きく、復元力が大きくなるような物が
選択されている。
【0031】腕4は歯車1により歯車2が回転駆動され
たと同時に回転駆動される腕3によりバネ7を介してハ
ンマー5の把手5aが反加振方向に回転駆動されるのを
ハンマー5の柄5bに当接することによって規制するよ
うに被駆動歯車2に固定接続されている。
【0032】また、9はハンマー5が加振方向において
被試験物10に向かって加振される時に腕3の回転を阻
止するためのストッパである。
【0033】さらに、駆動歯車1は直流モータ12によ
って駆動され、この直流モータ12にはバッテリ13よ
りタイマ14を介して電源が与えられている。直流モー
タ12は例えば12V程度のものでよく、一般交流電源
電圧100Vと比較して電圧が低くて制御が容易であ
る。また、車両用の安価な部品を使用することができ
る。タイマ14はリミットスイッチ15によってON/
OFFされるものである。
【0034】このリミットスイッチ15を設ける位置は
ハンマー5の引き上げを検出できる位置であればどこで
もよく、接点スイッチ又は近接スイッチなどを用いるこ
とができる。
【0035】このような自動衝撃加振装置の実施例の動
作を以下に説明する。まず、歯車1と2が噛み合ってい
ない非加振状態では、歯車2はハンマー5から独立して
フリーな状態となっているので、バネ6による復元力に
よりバネ7を介して腕3がストッパ9に当たって静止し
ている状態となっている。また、腕3とハンマー5とは
バネ7により予め引っ張り荷重が作用しており、ハンマ
ー5と腕4とが接触して停止している。
【0036】このような状態で、バッテリ13からタイ
マ14を介して直流モータ12に電源が与えられると、
直流モータ12は駆動歯車1を矢印Aの方向に回転させ
る。歯車1が回転すると被駆動歯車2も駆動され、腕3
と腕4が図示の矢印Bで示す反時計方向の反加振方向に
回転させられる。これに伴ってバネ7を介してハンマー
5の把手5aが同じ方向Bに回転させられるので、ハン
マー5は反加振方向Bにおいて引き上げられて行く。
【0037】そして、ハンマー5の柄5bが引き上げ途
中の所定位置に達すると、この所定位置に設けられたリ
ミットスイッチ15がONとなる。
【0038】これにより、リミットスイッチ15がON
になると、タイマ14は一定期間、バッテリ13をモー
タ12から切り離す。この一定期間中は歯車1と歯車2
とが噛み合った状態で停止することとなる。
【0039】その一定期間が経過すると、タイマ14は
再びモータ12を駆動するので、駆動歯車1が回転を始
める。
【0040】その後、歯車1の歯が歯車2から外れる
と、歯車2はフリーな状態となるため、ハンマー5はバ
ネ6により加振方向に回転運動を行う。
【0041】そして、ハンマー5は被試験物10に向か
って回転するが、被試験物10に衝突する直前に歯車2
に固定されている腕3がストッパ9に当たって歯車2と
腕3及び4は回転が阻止される。
【0042】しかしながら、ハンマー5には慣性力が働
いているのでバネ7の力に逆らって回転運動を続け、被
試験物10に衝突する。
【0043】そして、この衝突によりハンマー5の慣性
力は逆向きの力に変換され、同時にバネ7の復元力(こ
れはバネ6の復元力より大きい)が働いてハンマー5は
図示の矢印Bと同じ方向に素早く回転して被試験物10
から離れることになる。
【0044】従って、ハンマー5が被試験物10から素
早く離れることにより2度叩き現象が回避される。
【0045】なお、歯車2に連結されている2種類のバ
ネ6,7を調節することにより加振力を調整することが
できる。さらに、ハンマー5の柄5bを固定している部
分において、ハンマー5の回転半径を調整することによ
り、ハンマー5の先端部分の運動量を調整することが可
能となる。
【0046】図2は、図1に示したタイマ14の実施例
を示しており、この実施例では、リミットスイッチ15
に直列接続されたバッテリ140と、このリミットスイ
ッチ15とバッテリ140の直列回路には時定数回路1
41が並列接続されており、さらにこの時定数回路14
1にはレベル検出回路142及び出力回路143がこの
順に直列接続されている。
【0047】そして、出力回路143の出力信号はリレ
ーRL1とRL2を介してモータ12へ与えられるよう
になっている。また、リレーRL1の接点とリレーRL
2のコイルが直列接続され、この直列回路はリミットス
イッチ15及びバッテリ140に直列接続されている。
【0048】動作においては、ハンマー5の柄5bがリ
ミットスイッチ15に当たる前はリレーRL2の接点は
OFFとなっており、このためにリレーRL2のコイル
は励磁されておらず、その常閉接点は閉じている。従っ
て、バッテリ13からモータ12へ直流電圧が供給され
ているので駆動歯車1は回転を続ける。
【0049】ハンマー5の柄5bがリミットスイッチ1
5に当たると、リミットスイッチ15はONとなり、リ
レーRL2のコイルは励磁されるので、その常閉接点は
開くのでモータ12にはバッテリ13が接続されず、モ
ータ12は回転を停止する。このとき、歯車1と歯車2
とは噛み合った状態である。
【0050】リミットスイッチ15がONとなると、抵
抗RとコンデンサCとで構成される時定数回路141は
バッテリ140から直流電圧を受けて、コンデンサCが
点線内に示したように充電を開始する。
【0051】この充電電圧はレベル検出回路142で監
視されており、このレベルが閾値aに達したとき、レベ
ル検出回路142はこれを検出して出力回路143に伝
える。
【0052】これを受けた出力回路143はリレーRL
1のコイルを励磁するので、その接点はOFFとなる。
したがって、リレーRL2のコイルは解磁されるので、
その常閉接点はONとなり、モータ12にはバッテリ1
3が接続されて回転を再開することになる。
【0053】なお、このタイマ14においては、時定数
回路141のCR時定数を抵抗Rを可変型とすることに
より、閾値aに達するまでの時間を制御することができ
る。これは、モータ12の停止期間を可変にできること
を示している。
【0054】図3は、図1に示した本発明に係る自動衝
撃加振装置を変形した実施例を示したもので、この実施
例においては、被駆動歯車2に腕3,4は設けず、ハン
マー5の把手5aには固定端8との間にバネ6が設けら
れているだけである。
【0055】その代わり、バネストッパ11が設けられ
ており、このバネストッパ11内にはバネ11aが設け
られている。
【0056】したがって、駆動歯車1が被駆動歯車2と
噛み合っていない非加振状態においては、ハンマー5は
バネ6によって加振方向に引っ張られ、ハンマー5の柄
5bがストッパ11の頂部に当接した状態で安定してい
る。
【0057】そして、歯車1が直流モータ12により駆
動され、これにより歯車2が反加振方向に回転させられ
ると、ハンマー5の把手はバネ6の復元力に抗して反加
振方向Bに回転し引き上げられて行く。
【0058】この引き上げ過程でハンマー5の柄5bが
リミットスイッチ15に当たると、図1の実施例と同様
にしてモータ12の電源が断となるので駆動歯車1及び
被駆動歯車2は回転を停止するので、ハンマー5も停止
する。この停止期間は図2に示したタイマ14によって
調整可能となっている。
【0059】停止期間が経過した後は、再びタイマ14
が直流モータ12をバッテリ13に接続するので、モー
タ12は回転を再開する。
【0060】回転の続行により、駆動歯車1の歯が被駆
動歯車2の歯から外れた時には、バネ6の復元力により
ハンマー5は加振方向Aに回転させられる。
【0061】そして、ハンマー5が被試験物10を加振
する直前に、ハンマー5の柄5bがバネストッパ11に
当接する。
【0062】ただし、この変形例においては、ストッパ
11にはバネ11aがあるので、このバネ11aの存在
によりハンマー5の回転運動は停止するのではなく減速
することになる。
【0063】したがって、ハンマー5は減速した状態で
回転を続けるので被試験物10を加振することとなる。
【0064】そして、バネストッパ11におけるバネ1
1aの反発力によりハンマー5は矢印Bの方向に戻され
る。
【0065】このようにして、ハンマーが被加振物に衝
突する前に、ハンマー5の柄がバネストッパ11に当た
り、そして慣性力によってハンマー5が被試験物10に
当たった後、バネストッパ11のバネ11aによって,
戻る力が働き、2度叩きが防止される。
【0066】図4は、図3に示した実施例の変形例を示
したもので、この実施例においてはバネストッパ11が
設けられていない点のみが図3の実施例と異なってい
る。
【0067】すなわち、バネストッパ11は主としてハ
ンマー5による被試験物10の2度叩きを防止するため
に設けられたものであり、この実施例では2度叩きを容
認しており、本発明自体、この2度叩きを問題にしてい
ないので、バネストッパ12が無くても構わない。
【0068】図5は上記の実施例のさらに別の変形例を
示したもので、上記の実施例では観点運動により加振を
行ったが、この実施例では直線運動により加振を行うも
のである。図6は図5においてA−A方向から見たとき
の図にモータ制御回路を加えている。
【0069】図中、31は被試験物10を加振するため
の加振ヘッドであり、この加振ヘッド31は支持桿32
により支持されている。支持桿32はさらにガイド部材
33により進退自在に保持されており、ガイド部材33
にはバネ34が設けられており、支持桿32が図示の右
方向に直線移動するときに前進方向の付勢力を与えてい
る。
【0070】支持桿32の直線運動は、直流モータ12
から回転軸40を介して結合されたカム41が矢印の方
向に回転させられるとき、支持桿32の後尾に設けられ
たカム41との係合部35と係合することにより行われ
る。
【0071】したがって、この実施例においては、係合
部35が図示の右方向に直線移動して行くと、リミット
スイッチ15に当たるので、上記の実施例と同様に、リ
ミットスイッチ15はONとなり、この時点でモータ1
2を停止させる。その後、一定期間が経過した後に再び
モータ12を駆動させるので、カム40が回転を再開
し、係合部35との係合が外れるとバネ34の復元力に
より加振ヘッドが被試験物10を加振することとなる。
【0072】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る自動衝
撃加振装置によれば、加振用移動体がバネによる復元力
を有し、モータにより係合部が駆動させられて該復元力
と逆方向に該移動体を移動させるとともに該移動体の移
動途中における所定位置をリミットスイッチが検出し、
この時からタイマにより可変できる一定時間該モータを
停止させ、該一定時間経過後は所定状態で該移動体と該
係合部との係合が外れたとき、該移動体が該バネの復元
力により加振を行うように構成したので、加振時間間隔
を調整することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動衝撃加振装置の実施例を示し
た概略図である。
【図2】本発明に係る加振時間間隔を可変にする制御系
の実施例を示した概略図である。
【図3】本発明に係る自動衝撃加振装置の別の変形例を
示した概略図である。
【図4】本発明に係る自動衝撃加振装置のさらに別の変
形例を示した概略図である。
【図5】本発明に係る自動衝撃加振装置の直線運動を利
用したさらに別の変形例を示した概略図である。
【図6】図5の実施例のA−A方向平面図である。
【図7】振動特性解析装置の一般的な構成例を示したブ
ロック図である。
【符号の説明】
1 駆動歯車 2 被駆動歯車 3 第1の腕 4 第2の腕 5 ハンマー 5a 把手 5b 柄 6 第1のバネ 7 第2のバネ 8 固定端 9 ストッパ 10 被試験物 11 バネストッパ 11a バネ 12 直流モータ 13 バッテリ 14 タイマ 15 リミットスイッチ 図中、同一符号は同一または相当部分を示す。
フロントページの続き (72)発明者 武川 泰明 神奈川県藤沢市土棚8番地 株式会社い すゞ中央研究所内 (72)発明者 平井 誠 神奈川県藤沢市土棚8番地 株式会社い すゞ中央研究所内 (72)発明者 佐々木 喜一 神奈川県藤沢市土棚8番地 株式会社い すゞ中央研究所内 (72)発明者 長松 昭男 東京都目黒区大岡山2丁目12番1号 東京 工業大学工学部内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】直流モータと、バネの復元力を有する加振
    用移動体と、該モータにより駆動させられて該復元力と
    逆方向に該移動体を移動させるとともに所定状態で該移
    動体との係合を外す係合部と、該移動体の移動途中にお
    ける所定位置を検出するリミットスイッチと、該リミッ
    トスイッチが該所定位置を検出するまで該モータを駆動
    するとともに該所定位置を検出した後、可変できる一定
    時間、該モータを停止させるタイマと、を備えたことを
    特徴とする自動衝撃加振装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、 該係合部が、円周上の一部にのみ歯車が付けられた駆動
    歯車と、該駆動歯車によって回転駆動される被駆動歯車
    とで構成され、該移動体が、該被駆動歯車に固定又は係
    合された柄を有する加振用ハンマーと、該ハンマーの把
    手に引っ張り荷重を掛けるように設けられたバネとで構
    成されていることを特徴とした自動衝撃加振装置。
  3. 【請求項3】請求項1において、 該係合部が、該モータに接続されたカムであり、該移動
    体が該カムにより直線運動することを特徴とした自動衝
    撃加振装置。
JP9054754A 1997-03-10 1997-03-10 自動衝撃加振装置 Withdrawn JPH10253492A (ja)

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