JPH10252982A - 管修繕装置及び管修繕方法 - Google Patents

管修繕装置及び管修繕方法

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JPH10252982A
JPH10252982A JP5468897A JP5468897A JPH10252982A JP H10252982 A JPH10252982 A JP H10252982A JP 5468897 A JP5468897 A JP 5468897A JP 5468897 A JP5468897 A JP 5468897A JP H10252982 A JPH10252982 A JP H10252982A
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JP
Japan
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pipe
fluid
sealing material
joint
gap
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JP5468897A
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Tomohiro Shimojo
朝洋 下条
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Osaka Gas Co Ltd
Original Assignee
Osaka Gas Co Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L55/00Devices or appurtenances for use in, or in connection with, pipes or pipe systems
    • F16L55/18Appliances for use in repairing pipes

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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Pipe Accessories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 流体漏れ部の漏れ状態に応じて管修繕の対応
ができると共に、その管修繕作業の経済性・作業性の向
上を図る。 【解決手段】 圧力流体用配管Pにおける接合部Jの流
体漏れ部1を修繕するための管修繕装置において、流体
漏れ部1の隙間Sに押し込む密閉用材5を保持自在な装
置本体2Aを設け、密閉用材5を隙間Sに押込操作自在
な押込機構6と、装置本体2Aを接合部Jに係止させて
密閉用材5の押込操作に伴う反力を確保自在な取付機構
7とを、装置本体2Aに設けてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧力流体用配管
(例えば、ガス管、温水や冷水や蒸気の配管等の配管)
における接合部の流体漏れ部を修繕するための管修繕装
置、及び、管修繕方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の管修繕装置としては、前
記圧力流体用配管の接合部全体を覆う気密構造のカバー
体を設けて構成してあり、管修繕方法としては、接合部
全体を前記カバー体で覆うと共に、その部分の気密状態
を保つ状態に前記カバー体を設置して流体漏れを防止す
る方法をとっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の管修繕
装置及び管修繕方法によれば、流体漏れに対して、配管
接合部の全体を前記カバー体で覆うことになるわけであ
るが、流体漏れ部の大小に係わらず、大がかりなカバー
体を用意する必要がある。従って、小規模な流体漏れ
(例えば、フランジパッキンの一部のみにクラックが発
生してその部分から流体漏れを生じている状況)に対応
する場合には、特にコスト高となり易い問題点がある。
また、配管内の流体圧が高い場合には、漏れ止めに対す
るカバー体の耐圧強度の関係上、前記カバー体を、例え
ば、金属材料で形成することになり、重量増加によって
取扱性が低下し易く、緊急な管修繕作業に対応し難い問
題点がある。
【0004】従って、本発明の目的は、上記問題点を解
消し、流体漏れ部の漏れ状態に応じて管修繕の対応がで
きると共に、その管修繕作業の経済性・作業性の向上を
図ることができる管修繕装置及び管修繕方法を提供する
ところにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
〔構成〕請求項1の発明の特徴構成は、図1・5に例示
するごとく、圧力流体用配管Pにおける接合部Jの流体
漏れ部1を修繕するための管修繕装置において、前記流
体漏れ部1の隙間Sに押し込む密閉用材5を保持自在な
装置本体2Aを設け、前記密閉用材5を前記隙間Sに押
込操作自在な押込機構6と、前記装置本体2Aを前記接
合部Jに係止させて前記密閉用材5の押込操作に伴う反
力を確保自在な取付機構7とを、前記装置本体2Aに設
けてあるところにある。
【0006】請求項2の発明の特徴構成は、図1・5に
例示するごとく、前記接合部Jが、フランジ接合部であ
り、前記取付機構7が、前記フランジ接合部の連結ネジ
部材4に対して係止自在な係止部(9a・9b又は15
a・15b)であるところにある。
【0007】請求項3の発明の特徴構成は、図1に例示
するごとく、前記密閉用材5が、流体であるところにあ
る。
【0008】請求項4の発明の特徴構成は、図5に例示
するごとく、前記密閉用材5が、シート体であるところ
にある。
【0009】請求項5の発明の特徴手段は、図1・5に
例示するごとく、圧力流体用配管Pにおける接合部Jの
流体漏れ部1を修繕する管修繕方法において、予め、前
記流体漏れ部1の隙間Sに押し込む密閉用材5を押込操
作自在な押込機構6と、前記接合部Jに係止させて前記
密閉用材5の押込操作に伴う反力を確保自在な取付機構
7とを備えた管修繕装置2を用意しておき、前記密閉用
材5の押込操作に伴う反力を確保自在な状態に前記取付
機構7を前記接合部Jに係止させて、前記流体漏れ部1
の隙間Sに、前記密閉用材5を押し込んで流体漏れ部1
を塞ぐところにある。
【0010】尚、上述のように、図面との対照を便利に
するために符号を記したが、該記入により本発明は添付
図面の構成に限定されるものではない。
【0011】〔作用及び効果〕請求項1の発明の特徴構
成によれば、前記流体漏れ部の隙間に密閉用材を押込操
作して、流体漏れを止める管修繕方法を採ることが可能
となり、流体漏れ部の漏れ状態に応じて、必要最小限度
の隙間部分に密閉用材を押し込んで管修繕することが可
能となる。従って、使用材料の無駄使いを省き管修繕作
業の材料コストの低下を図ることが可能となる。また、
装置本体を管修繕箇所に取り付けるのに、前記取付機構
を前記接合部に係止させるだけの簡単な操作によって実
施でき、従来に比べて取扱性が向上して、迅速に修繕作
業にかかることができる。従って、緊急な修繕作業に
も、スピーディーに対応し易い。更には、修繕時は、配
管内に圧力流体を流したままの活管状態で作業にかかる
ことも可能である。このように、当該発明によれば、管
修繕作業全体とした経済性・作業性の向上を図ることが
できる。
【0012】請求項2の発明の特徴構成によれば、前記
接合部が、フランジ接合部であり、前記取付機構が、前
記フランジ接合部の連結ネジ部材に対して係止自在な係
止部であるから、例えば、連結ネジ部材に対して引っか
けるだけで取り付けることができるように装置本体を構
成することが可能となり、熟練作業者でなかっても、手
軽に且つ確実に管修繕作業を実施することが可能とな
る。
【0013】請求項3の発明の特徴構成によれば、前記
密閉用材が、流体であるから、流体漏れ部に介在してい
るシール体(例えば、パッキン)にクラックが発生して
いるような場合でも、前記流体である密閉用材を浸透さ
せて、前記クラックを直接的に充填して漏れを止めるこ
とが簡単に実施し得る。
【0014】請求項4の発明の特徴構成によれば、前記
密閉用材が、シート体であるから、押込対象となる隙間
の形状や寸法に合わせて、例えば、シート体の大きさを
所定の寸法に切り取り加工して押し込んだり、複数枚の
シート体を合わせて厚み調整した状態で押し込んだりす
ることが可能となり、より、現場対応性を向上させるこ
とが可能となる。また、シート体の材料として、水膨張
性のものを使用することも可能で、前記流体が蒸気や温
水や水といった流体の場合には、漏れ出た流体にシート
体が接触することによって膨張し、漏れを止めることが
可能となり、より確実に流体漏れ防止を図ることが可能
となる。
【0015】請求項5の発明の特徴構成によれば、従来
のように大がかりなカバー体を設置して流体漏れを修繕
するのに比べて、流体漏れ部の漏れ状態に応じて、必要
最小限度の隙間部分に密閉用材を押し込んで管修繕する
ことが可能となり、使用材料の無駄使いを省き管修繕作
業の材料コストの低下を図ることが可能となる。更に
は、前記取付機構を前記接合部に係止させて、押込機構
によって密閉用材を前記隙間に押し込むだけの簡単な操
作によって流体漏れ止めの管修繕作業を実施でき、従来
に比べて迅速に作業を進めることができる。従って、緊
急な修繕作業にも、スピーディーに対応し易い。更に
は、修繕時は、配管内に圧力流体を流したままの活管状
態で作業にかかることも可能であり、管修繕作業全体と
した経済性・作業性の向上を図ることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0017】図1・5は、蒸気配管(圧力流体用配管の
一例)Pにおけるフランジ接合部(接合部の一例)Jの
流体漏れ部1に対して、本発明の管修繕装置の一例であ
る修繕装置2を用いて漏れ止めを実施している状況を示
すものである。
【0018】フランジ接合部Jは、パッキン3を介して
管のフランジ部J1・J2どうしを合わせて、ボルト・
ナット(連結ネジ部材の一例)4によって連結してあ
る。そして、流体漏れに関しては、前記パッキン3の設
置状況の悪化、及び、劣化等の原因によって、パッキン
3とフランジ部J1・J2との間に蒸気逃げ道ができた
り、パッキン3にクラックが発生したりして、両フラン
ジ部J1・J2間の隙間Sから、蒸気が漏れ出ることが
多い。
【0019】本実施形態における管修繕方法は、予め、
前記流体漏れ部1の隙間Sに押し込む密閉用材5を押込
操作自在な押込機構6と、前記フランジ接合部Jのボル
ト・ナット4に係止させて前記密閉用材5の押込操作に
伴う反力を確保自在な取付機構7とを備えた管修繕装置
2を用意しておき、前記密閉用材5の押込操作に伴う反
力を確保自在な状態に前記取付機構7を前記ボルト・ナ
ット4に係止させて、前記隙間Sに、前記押込機構6に
よって前記密閉用材5を押し込んで流体漏れ部1を塞ぐ
方法によって実施される。
【0020】因に、前記密閉用材5は、流体である場合
と、シート体である場合とがあり、夫々に使用する修繕
装置2について、以下に第一・第二実施形態としてそれ
ぞれ説明する。
【0021】〔第一実施形態〕当該修繕装置2は、合成
樹脂製の流体シール材(密閉用材の一例)5Aを、前記
隙間Sに押し込んで、パッキン3周囲に充填することに
よって漏れ止めを図るものである。詳しい装置本体2A
の構成は、図1〜4に示すように、流体シール材5Aを
収容自在な筒本体8を設け、前記筒本体8を、フランジ
接合部Jに取り付ける取付部9を設け、前記筒本体8内
に収納した流体シール材5Aを、その筒本体8の一端部
に形成した開口端部8a側へ押し出すハンドル部10を
設け、前記開口端部8aから押し出された流体シール材
5Aを、前記隙間Sのパッキン3に誘導する注入口部材
11を設けて構成してある。
【0022】前記筒本体8は、金属製で、一端部に形成
した前記開口端部8aを、先細り形状に形成してある。
また、他端部の開口端部8bには、前記ハンドル部10
の雄ねじ部10cを螺合させるように雌ねじ部8cを形
成してある。一方、筒本体8の外周部には、前記取付部
9と螺合自在な雄ねじ部8dを形成してある。
【0023】前記取付部9は、金属製で、両フランジ部
J1・J2を跨ぐ形状(門型)に形成してあり、門型の
両足の部分には、前記ボルト・ナット4のボルト拡径頭
部4aとナット部4bに各別に外嵌させて引っかける一
対の係止部9a・9bを設けてある。そして、門型の頭
の部分には、前記筒本体8を螺合させることができる雌
ねじ部12を形成した取付本体部9c設けてある。尚、
前記一対の係止部9a・9bの内の一方は、取付本体部
9cに対して揺動自在に取り付けてあり、前記ボルト・
ナット4への着脱の際に、一方の係止部を揺動させるこ
とによって着脱作業を簡単に実施できるように構成して
ある。
【0024】前記ハンドル部10は、図に示すように、
『T』字型に形成してあり、中心部分の回転軸部10a
と、その回転軸部10aの一端部に径方向に沿って相反
する方向へ突出させた一対の操作部10bとを設けて構
成してある。また、回転軸部10aの他端部には、前記
筒本体8の内周面との間を摺動自在な状態で密閉するオ
ーリングrを外嵌させた押圧部10dを形成してある。
そして、回転軸部10aの外周部には、前述のように、
筒本体8の雌ねじ部8cと螺合自在な雄ねじ部10cを
形成してある。従って、ハンドル部10を前記筒本体8
に螺合させた状態で、互いが相対的に近接する方向に螺
進させることによって、筒本体8内に収容した流体シー
ル材5Aを、前記押圧部10dによって押圧しながら、
前記開口端部8aから押し出すことができる。
【0025】前記注入口部材11は、前記筒本体8や取
付部9やハンドル部10とは別体に形成してあり、前記
隙間Sに挿入配置させる偏平形状の挿入筒部11aと、
前記筒本体8に形成してある先細り形状の開口端部8a
を受入自在な嵌合部11bとを設けて構成してある。そ
して、挿入筒部11aの先端部は、前記パッキン3に食
い込ませ易いように、鋭利に形成してある。また、嵌合
部11bの内周面は、前記開口端部8aの外周面に沿う
すり鉢形状に形成してある。
【0026】次に、当該修繕装置2の使用方法について
説明する。 [1] 流体漏れ部1の隙間Sに、注入口部材11の挿
入筒部11aを挿入しておくと共に、ボルト・ナット4
に前記取付部9が掛合する状態に修繕装置2をセットす
る(図2(イ)・図3参照)。但し、筒本体8内空部に
は、予め、流体シール材5Aを充填しておく。 [2] 筒本体8を注入口部材11側に螺進させて、開
口端部8a先端部を嵌合部11bに押し付けて、挿入筒
部11aの先端をパッキン3に食い込ませる(図2
(ロ)参照)。 [3] そして、前記ハンドル部10を螺進させて、筒
本体8内に収容した流体シール材5Aを開口端部8aか
ら嵌合部11bを経て挿入筒部11a内空部へ押し出
し、パッキン3へ浸透させる(図2(ハ)・図3参
照)。浸透した流体シール材5Aが硬化することによっ
て流体漏れを止めることができる。
【0027】因に、前記ハンドル部10・筒本体8・注
入口部材11によって押込機構6は構成してあり、前記
取付部9の係止部9a・9bによって取付機構7は構成
してある。
【0028】〔第二実施形態〕当該修繕装置2は、水と
接触すると膨張する合成樹脂製のシート状水膨張パッキ
ン(密閉用材の一例)5Bを、前記隙間Sに押し込ん
で、パッキン3周囲に詰め込むことによって漏れ止めを
図るものである。詳しい装置本体2Bの構成は、図5・
6に示すように、水膨張パッキン5Bを保持して前記隙
間Sに押込自在な押え板部13を設け、前記押え板部1
3を、蒸気配管P側に出退操作自在なハンドル部14を
設け、前記装置本体2Bを、フランジ接合部Jに取り付
ける取付部15を設け、前記押え板部13を蒸気配管P
側に近接させるのに伴って前記水膨張パッキン5Bを隙
間Sの所定の箇所へ誘導する一対のガイド部16を設け
て構成してある。
【0029】前記水膨張パッキン5Bは、図に示すよう
に、上下縁部はそれぞれ円弧形状に形成してある。詳し
くは、上縁部は、前記押え板部13の保持用溝部13a
に内嵌する円弧形状に形成してあり、下縁部は、パッキ
ン3外周部に沿う円弧形状に形成してある。そして、左
右縁部は、前記ガイド部16に各別に沿う直線形状に形
成してある。また、厚み寸法は、前記隙間Sに挿入可能
な範囲内に設定してあり、上下寸法は、フランジ部J1
・J2の外縁と、パッキン3の外縁との離間寸法に、押
込代寸法を加算した寸法に設定してある。そして、全体
的な形状は、前記押え板部13やガイド部16から外力
が作用した場合には変形することが可能である。
【0030】前記押え板部13は、金属製で、前記水膨
張パッキン5Bの上縁部に沿う円弧形状に形成してあ
り、前記蒸気配管Pに対向する部分には、前記水膨張パ
ッキン5Bの上縁部を内嵌保持自在な保持用溝部13a
を長手方向全長にわたって形成してある。また、前記押
え板部13は、前記ハンドル部14に対して、相対回転
自在に連結してある。
【0031】前記ハンドル部14は、図に示すように、
『T』字型に形成してあり、中心部分の回転軸部14a
と、その回転軸部14aの一端部に径方向に沿って相反
する方向へ突出させた一対の操作部14bとを設けて構
成してある。また、回転軸部14aの他端部には、上述
のように前記押え板部13を回転自在に取り付ける連結
部14dを形成してある。そして、回転軸部14aの外
周部には、前記取付部15と螺合自在な雄ねじ部14c
を形成してある。
【0032】前記取付部15は、金属製で、両フランジ
部J1・J2を跨ぐ形状(門型)に形成してあり、門型
の両足の部分には、前記ボルト・ナット4のボルト拡径
頭部4aとナット部4bに各別に外嵌させて引っかける
二対の係止部15a・15bを設けてある。そして、門
型の頭の部分である取付本体部15cには、前記ハンド
ル部14を螺合させることができる雌ねじ部17を形成
してある。尚、前記係止部15a・15bは、取付本体
部15cに対して揺動自在に取り付けてあり、前記ボル
ト・ナット4への着脱の際に、係止部を揺動させること
によって着脱作業を簡単に実施できるように構成してあ
る。また、前記取付本体部15cの両側縁部の長さ中間
部には、前記隙間Sに挿入自在な幅寸法の前記一対のガ
イド部16を形成してある(図6参照)。これらガイド
部16は、互いの離間距離が、先端側ほど小さくなる状
態に構成してある。
【0033】次に、当該修繕装置2の使用方法について
説明する。 [1] 押え板部13に予め水膨張パッキン5Bを取り
付けた装置本体2Bを、流体漏れ部1にセットする。具
体的には、水膨張パッキン5B、及び、両ガイド部16
を前記隙間Sに挿入した状態で、前記係止部15a・1
5bを、ボルト・ナット4に掛合する(図5・6参
照)。 [2] ハンドル部14を蒸気配管P側に螺進させて、
押え板部13で水膨張パッキン5Bを、前記隙間Sの奥
に押し込み、パッキン3の外縁に押し付ける(図7参
照)。 [3] そして、前記係止部15a・15bをボルト・
ナット4から外し、更に、前記ハンドル部14を螺進さ
せる。この操作によって、水膨張パッキン5Bはより圧
密されて、フランジどうしの対向面、及び、パッキン外
縁部に対して強く密接する。螺進を進めると、前記ガイ
ド部16を隙間Sから引き抜く方向に装置本体2Bが移
動し、最終的には、前記隙間S内に水膨張パッキン5B
のみを残した状態にセットするとことが可能となる(図
8参照)。 前記水膨張パッキン5Bは、流体漏れ部1から漏れ出た
蒸気の水分を吸収して膨張するから、フランジ間の隙間
Sをより強力にシールして流体漏れを止めることができ
る。
【0034】因に、前記ハンドル部14・押え板部13
によって押込機構6は構成してあり、前記取付部15の
係止部15a・15bによって取付機構7は構成してあ
る。
【0035】〔別実施形態〕以下に他の実施の形態を説
明する。
【0036】〈1〉 前記圧力流体用配管は、先の実施
形態で説明した蒸気配管に限るものではなく、例えば、
ガス管、温水や冷水の配管等であってもよく、それらを
総称して圧力流体用配管という。 〈2〉 前記接合部は、先の実施形態で説明したフラン
ジ接合部に限るものではなく、例えば、溶接による接合
部や、ネジ接合部、サドル状継手を使用した接合部等で
あってもよく、それらを総称して接合部という。 〈3〉 従って、取付機構による押込反力の確保の対象
も、先の実施形態で説明した連結ネジ部材に限るもので
はなく、例えば、圧力流体用配管そのものであってもよ
い。また、取付機構の形状や寸法設定は、適宜変更可能
で、例えば、配管に掛け回すように構成したワイヤーや
チェーンを用いることも可能である。要するに、取付機
構は、装置本体を接合部に係止させて密閉用材の押込操
作に伴う反力を確保自在なものであればよい。 〈4〉 管修繕方法は、先の実施形態で説明した第一実
施形態の管修繕装置、又は、第二実施形態の管修繕装置
の何れか一方を使用して行うことに限るものではなく、
例えば、両管修繕装置を併用して実施することも可能で
ある。要するに、前記密閉用材(流体でもシート体でも
可能)5の前記隙間Sへの押込操作に伴う反力を確保自
在な状態に取付機構を接合部Jに係止させて、流体漏れ
部1の隙間Sに、前記密閉用材5を押し込んで流体漏れ
部1を塞ぐ方法であればよい。 〈5〉 また、前記接合部に装置本体を取り付けるの
に、前記取付機構と押込機構との相対位置変更自在なセ
ット位置変更手段Hを設けてあれば、流体漏れ部のより
好ましい位置に管修繕装置をセットすることが可能とな
り、管修繕効率、及び、管修繕品質を向上させ易くな
る。このセット位置変更手段Hの一例を備えた管修繕装
置を図9・10に示す。基本構成は、先の第一実施形態
の管修繕装置と同様であるが、取付部9に、取付本体部
9cと係止部9a・9bとが、管の周方向に沿って相対
スライドできるようにしたスライド機構(セット位置変
更手段Hの一例)H1を設けてある。このスライド機構
H1を詳しく説明すると、前記係止部9a・9bの一部
に、管周方向に沿ったエッジ部18を各別に形成すると
共に、前記エッジ部18にスライド自在に取り付けてあ
る挟持ローラ19を取付本体部9cに形成して構成して
ある。従って、係止部9a・9bを連結ネジ部材4に取
り付けてから、前記取付本体部9cを前記エッジ部18
に沿ってスライド移動させることによって、注入口部材
11の姿勢を密閉用材の押し込みに好ましい姿勢に調節
することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一実施形態の管修繕装置の取付状況を示す管
径方向視断面図
【図2】第一実施形態の管修繕装置の作用を示す管径方
向視断面図
【図3】第一実施形態の管修繕装置の取付状況を示す管
軸芯方向視側面図
【図4】第一実施形態の管修繕装置の取付状況を示す管
軸芯方向視断面図
【図5】第二実施形態の管修繕装置の作用を示す管径方
向視断面図
【図6】第二実施形態の管修繕装置の取付状況を示す管
軸芯方向視断面図
【図7】第二実施形態の管修繕装置の取付状況を示す管
軸芯方向視断面図
【図8】第二実施形態の管修繕装置の取付状況を示す管
軸芯方向視断面図
【図9】別実施形態の管修繕装置の取付状況を示す管径
方向視断面図
【図10】別実施形態の管修繕装置の取付状況を示す管
軸芯方向視断面図
【符号の説明】
1 流体漏れ部 2 管修繕装置 2A 装置本体 4 連結ネジ部材 5 密閉用材 6 押込機構 7 取付機構 9a 係止部 9b 係止部 J 接合部 P 圧力流体用配管 S 隙間

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧力流体用配管における接合部の流体漏
    れ部を修繕するための管修繕装置であって、 前記流体漏れ部の隙間に押し込む密閉用材を保持自在な
    装置本体を設け、前記密閉用材を前記隙間に押込操作自
    在な押込機構と、前記装置本体を前記接合部に係止させ
    て前記密閉用材の押込操作に伴う反力を確保自在な取付
    機構とを、前記装置本体に設けてある管修繕装置。
  2. 【請求項2】 前記接合部が、フランジ接合部であり、
    前記取付機構が、前記フランジ接合部の連結ネジ部材に
    対して係止自在な係止部である請求項1に記載の管修繕
    装置。
  3. 【請求項3】 前記密閉用材が、流体である請求項1又
    は2に記載の管修繕装置。
  4. 【請求項4】 前記密閉用材が、シート体である請求項
    1又は2に記載の管修繕装置。
  5. 【請求項5】 圧力流体用配管における接合部の流体漏
    れ部を修繕する管修繕方法であって、 予め、前記流体漏れ部の隙間に押し込む密閉用材を押込
    操作自在な押込機構と、前記接合部に係止させて前記密
    閉用材の押込操作に伴う反力を確保自在な取付機構とを
    備えた管修繕装置を用意しておき、前記密閉用材の押込
    操作に伴う反力を確保自在な状態に前記取付機構を前記
    接合部に係止させて、前記流体漏れ部の隙間に、前記密
    閉用材を押し込んで流体漏れ部を塞ぐ管修繕方法。
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