JPH10252921A - 樹脂ボディ一体型ボール弁 - Google Patents

樹脂ボディ一体型ボール弁

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JPH10252921A
JPH10252921A JP8230897A JP8230897A JPH10252921A JP H10252921 A JPH10252921 A JP H10252921A JP 8230897 A JP8230897 A JP 8230897A JP 8230897 A JP8230897 A JP 8230897A JP H10252921 A JPH10252921 A JP H10252921A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
ball valve
resin
body part
valve case
Prior art date
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Pending
Application number
JP8230897A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuo Fujita
一男 藤田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujita Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Fujita Manufacturing Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fujita Manufacturing Co Ltd filed Critical Fujita Manufacturing Co Ltd
Priority to JP8230897A priority Critical patent/JPH10252921A/ja
Publication of JPH10252921A publication Critical patent/JPH10252921A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品点数を減らし、従来のような組付け等の
作業を省略することによって生産効率を向上させ、経済
的でしかも軽量なボール弁の構造を提供する。 【解決手段】 ボール弁機構部20が流通開口33,3
4を有する弁ケース30内に封入されてなるとともに、
前記弁ケース30の外側にシール材50を介して合成樹
脂よりなるボディ部40が一体に形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は水道やガス等の樹
脂ボディ一体型ボール弁に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の水道やガス等のボール弁構造とし
ては、例えば図8の矢印符号100で示すように、球状
弁体101、該球状弁体101を回動操作するスピンド
ル102、ボディ本体110およびブッシング120を
含んでなるものが一般的である。ボディ本体110は、
前記弁体101を収容する弁体収容部111および前記
スピンドル102を収容するスピンドル収容部112な
らびに弁体装入のための装入開口部113を有してい
る。そして、このボディ本体110の弁体収容部111
に弁体101をボディ側シール材105を介して装入す
るとともに、前記スピンドル収容部112にスピンドル
102を装入して前記弁体101と連結し、その後前記
装入開口部113にブッシング側シール材106を介し
てブッシング120を螺着して一体組付けされる。図の
符号103は弁体101とスピンドル102の結合部、
104はスピンドル102のハンドル、107はスピン
ドル102とハンドル104の取付部である。
【0003】図示したように、従来のボール弁構造10
0においては、球状弁体101、スピンドル102、ボ
ディ本体110およびブッシング120をそれぞれ別個
に金属体によって製作し、上記のように一体に組付けて
生産している。しかしながら、このような各部材の別個
製作ならびに組付けは、多くの工程、煩雑な作業を必要
とし、生産効率およびコスト的に大きな問題を抱えてい
る。また、従来弁構造にあっては、ボディ本体110お
よびブッシング120という全体の大きな比率を占める
部材が金属より構成されているので重量がかさみ、保
管、輸送および持ち回し等において不利であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、このよう
な状況に鑑み提案されたものであって、合成樹脂よりな
るボディ部がボール弁機構部と一体に形成されてなる樹
脂ボディ一体型ボール弁の構造を提案するもので、部品
点数を減らし、従来のような組付け等の作業を省略する
ことによって生産効率を向上させ、経済的でしかも軽量
なボール弁の構造を提案するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち、請求項1の発
明は、ボール弁機構部が流通開口を有する弁ケース内に
封入されてなるとともに、前記弁ケースの外側にシール
材を介して合成樹脂よりなるボディ部が一体に形成され
てなることを特徴とする樹脂ボディ一体型ボール弁に係
る。
【0006】また、請求項2の発明は、請求項1の発明
において、前記シール材が弁ケースの外側に環状に配置
されることを特徴とする。
【0007】さらに、請求項3の発明は、請求項1の発
明において、前記シール材が弁ケースの外側全体に配置
されることを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下添付の図面に従ってこの発明
を詳細に説明する。図1はこの発明、特には請求項2の
発明の樹脂ボディ一体型ボール弁の一実施例を示す全体
縦断面図、図2は図1の2−2線で切断した断面図、図
3は図1のボール弁機構部を表す分解斜視図、図4は図
1の樹脂ボディ一体型ボール弁のボディ部の成形を表す
成形型の要部断面図、図5は請求項3の発明の樹脂ボデ
ィ一体型ボール弁の一実施例を示す断面図、図6は図5
の6−6線で切断した断面図、図7は図5の樹脂ボディ
一体型ボール弁のボディ部の成形を表す成形型の要部断
面図である。
【0009】図1および図2に示したように、この発明
の樹脂ボディ一体型ボール弁10は、ボール弁機構部2
0が流通開口33,34を有する弁ケース30内に封入
されてなるとともに、前記弁ケースの30外側にシール
材50を介して合成樹脂よりなるボディ部40が一体に
形成されてなるものである。
【0010】ボール弁機構部20は、ボール弁としての
機能を果たす部分で、実施例では鋳鉄等の金属製の球状
弁体(ボール)21およびスピンドル25よりなる。ス
ピンドル24はその下端に突部25が設けられていて、
弁体21上部の凹溝23にしっかりと嵌着され、弁体2
1を一体に回動する。図の符号22は弁体21の弁開口
部であり、26はハンドル(図示省略)の連結部であ
る。このボール弁機構部20は、あらかじめ、流通開口
33,34を有する弁ケース30内に封入される。
【0011】弁ケース30は、鋳鉄等の金属製からな
り、図3の斜視図からよく理解されるように、ボール弁
機構部20を封入するために、円筒形状の弁体封入部3
1と該弁体封入部31と直交状に一体形成された同じく
円筒形状のスピンドル封入部32を備える。弁体封入部
31の両端は被制御流体のための流通開口33,34と
される。
【0012】この弁ケース30の弁体封入部31には、
弁体21がボールシール材27、28を介して密嵌され
る。ボールシール材27および28は従来公知のもので
流通開口33,34側に配置されることはいうまでもな
い。弁ケース30のスピンドル封入部32には、弁機構
部20のスピンドル24が従来公知のOリング29を介
して回動自在に密嵌される。弁ケース30内への弁機構
部20の封入に際しては、例えば弁体封入部31の一方
の流通開口33を開放状態としておき、該開口33から
ボールシール材28、弁体21さらにボールシール材2
7をこの順に装入し、弁体21の位置決め後スピンドル
封入部32へスピンドル24を装入し弁体21と結合
し、その後前記開放状態の流通開口33を治具によって
内側へ折り曲げ加工すればよい。
【0013】弁機構部20が封入された弁ケース30の
外側には、シール材50を介して合成樹脂よりなるボデ
ィ部40が一体に形成される。すなわち、この例では、
弁ケース30の流通開口33,34の外側に形成された
段部35,36に環状にシール材50が配置されて、所
定形状のボディ部40が公知の射出成形等によって一体
に形成される。図4はその成形状態を表す射出成形型6
0の断面図で、符号61,62は割型で、61a,62
aはそれらの芯金部、63はキャビティ、64は樹脂注
入孔である。弁機構部20が封入された弁ケース30
は、図のように、割型61,62の芯金部61a,62
aによってインサート保持されて一体成形がなされる。
【0014】ボディ部40を構成する合成樹脂として
は、ナイロン系の合成樹脂材料が好ましく用いられる。
このボディ部40は、弁ケース30の流通開口33,3
4と連通する管路41,42を有し、ボディ部40の端
部には配管接続用のねじ部43,44が形成されてい
る。なお、必要ならば、図中の破線で示すように、管路
補強用の金属または剛性のある樹脂よりなる補強パイプ
45をインサートしてもよい。なお、図において、符号
46はボディ部40を構成する樹脂によって弁体21の
回動中心に形成された軸突部である。
【0015】シール材50は、金属製の弁ケース30と
合成樹脂製のボディ部40に生ずることがある熱伝導率
の差による隙間を塞ぐ目的をもって介在されるもので、
好ましくはゴム系のパッキン材が使用され、ボディ部4
0の成形時に一体に接合される。
【0016】次に、請求項3の発明の実施例について説
明する。図5ないし図7は、請求項3の発明に係る樹脂
ボディ一体型ボール弁10Aにに関する。この樹脂ボデ
ィ一体型ボール弁10Aは、シール材70が前記弁ケー
ス30の外側全体に配置されたものである。なお、図に
おいて、先の実施例に付したのと同一符号は同一構成部
材を表し、説明を省略する。
【0017】請求項3の発明に係る樹脂ボディ一体型ボ
ール弁10Aのシール材70は、図のように、前記した
ボール弁機構部20が封入された弁ケース30の外側全
体に配置され、その全体を一体に覆うものである。シー
ル材70において、符号71は弁ケース30の弁封入部
31の外側を覆う弁封入部シール部、72は同じくスピ
ンドル封入部32の外側を覆うスピンドル封入部シール
部、73は前記弁封入部シール部71およびスピンドル
封入部シール部72と一体に形成された管路シール部、
74は弁体21の回動中心に形成された軸突部である。
【0018】このシール材70としては、前記した先の
実施例と同様に、ゴム材が好ましく用いられ、あらかじ
め、公知の加熱加圧成形により、弁ケース30の外側に
一体に形成される。その後、図7のように、このシール
材70を外側に一体に形成した弁ケース30を成形型6
0のキャビティ63にインサートセットして、前記した
と同様に、ボディ部40の成形を行う。
【0019】この請求項3の発明に係る樹脂ボディ一体
型ボール弁10Aにあっては、シール材70が弁ケース
30の外側全体に配置され一体に覆うものであるから、
シール効果が格段に向上するのみならず、ウオーターハ
ンマー等による衝撃に強く、破損防止に寄与する。
【0020】
【発明の効果】以上図示し説明したように、この発明に
係る樹脂ボディ一体型ボール弁は、ボール弁機構部が封
入された弁ケースを合成樹脂よりなるボディ部と一体に
形成したものであるから、部品点数が減り、かつ従来の
ような煩雑な組付け等の作業を省略することができる。
これによって、生産効率が向上し、経済的なボール弁を
提供することができる。また、従来の金属製のボール弁
に比し、大きく軽量化を図ることができ、保管、輸送上
および施工時の持ち回し等において有利である。さら
に、シール材の配置によって、金属製の弁ケースと合成
樹脂製のボディ部との間に生ずるおそれがある隙間に対
しても、効果的にシールをすることができる。このよう
に、この発明は、この種ボール弁において極めて有用な
構造を提供するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明、特には請求項2の発明の樹脂ボディ
一体型ボール弁の一実施例を示す断面図である。
【図2】図1の2−2線で切断した断面図である。
【図3】図1のボール弁機構部を表す分解斜視図であ
る。
【図4】図1の樹脂ボディ一体型ボール弁のボディ部の
成形を表す成形型の要部断面図である。
【図5】請求項3の発明の樹脂ボディ一体型ボール弁の
一実施例を示す断面図である。
【図6】図5の6−6線で切断した断面図である。
【図7】図5の樹脂ボディ一体型ボール弁のボディ部の
成形を表す成形型の要部断面図である。
【図8】従来のボール弁の構造を示す断面図である。
【符号の説明】 10,10A 樹脂ボディ一体型ボール弁 20 ボール弁機構部 30 弁ケース 33,34 流通開口 40 ボディ部 50,70 シール材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボール弁機構部が流通開口を有する弁ケ
    ース内に封入されてなるとともに、前記弁ケースの外側
    にシール材を介して合成樹脂よりなるボディ部が一体に
    形成されてなることを特徴とする樹脂ボディ一体型ボー
    ル弁。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記シール材が弁ケ
    ースの外側に環状に配置された樹脂ボディ一体型ボール
    弁。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記シール材が弁ケ
    ースの外側全体に配置された樹脂ボディ一体型ボール
    弁。
JP8230897A 1997-03-14 1997-03-14 樹脂ボディ一体型ボール弁 Pending JPH10252921A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011060577A1 (zh) * 2009-11-17 2011-05-26 He Jianchu 尼龙球阀的制造方法
CN103291949A (zh) * 2013-05-22 2013-09-11 中国海洋石油总公司 一种天然气水合物保压取心后置球阀装置
CN106195310A (zh) * 2016-08-05 2016-12-07 江苏高华流体控制有限公司 一种固定球阀
GB2568250A (en) * 2017-11-08 2019-05-15 Fitzpatrick Darren Greasing Tool
KR20190109735A (ko) * 2017-01-31 2019-09-26 아웃앤아웃 케미스트리 에스피알엘 적어도 2개의 유체 밸브를 연결하기 위한 방법 및 실행된 유체 연통을 위한 시스템

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GB2568250B (en) * 2017-11-08 2020-02-12 Fitzpatrick Darren Greasing tool

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