JPH10252831A - 摩擦低減スライダ - Google Patents

摩擦低減スライダ

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Publication number
JPH10252831A
JPH10252831A JP5460297A JP5460297A JPH10252831A JP H10252831 A JPH10252831 A JP H10252831A JP 5460297 A JP5460297 A JP 5460297A JP 5460297 A JP5460297 A JP 5460297A JP H10252831 A JPH10252831 A JP H10252831A
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JP
Japan
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chamber
circumferential direction
slider
outer peripheral
retainer
Prior art date
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Application number
JP5460297A
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English (en)
Inventor
Mamoru Okubo
護 大久保
Yasuyuki Hashimoto
恭行 橋本
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Exedy Corp
Original Assignee
Exedy Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 弾性部材とチャンバの外周側内壁面との間の
摺動抵抗を減らす。 【解決手段】 摩擦低減スライダ70は、捩じり振動を
減衰するための粘性ダンパーに用いられ、円周方向に延
びるチャンバ17の外周側内壁面17aに対して相対回
転する曲がり板ばね19に取り付けられ、外周側内壁面
17aに当接する部材である。摩擦低減スライダ70
は、リテーナ71と保持部材73と複数の転動コロ72
とを備えている。リテーナ71は、粘性ダンパーの円周
方向に延びる本体74と、本体74から延び曲がり板ば
ね19に係合する係合部76とを有する。保持部材73
は、リテーナ71の本体74とチャンバ17の外周側内
壁面17aとの間に円周方向に移動可能に配置され、複
数の転動体収納部を有する。複数の転動コロ72は、保
持部材73の転動体収納部に回転自在に保持され、リテ
ーナ71の本体74の外周面74aとチャンバ17の外
周側内壁面17aとに当接する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、摩擦低減スライ
ダ、特に、ダンパー機構において相対回転する部材同士
の摺動抵抗を減らすための摩擦低減スライダに関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば車輌においては、エンジン側の
部材とトランスミッション側の部材との間にエンジンの
トルク変動を吸収するためのダンパー機構が設けられて
いる。ダンパー機構は、クラッチディスク組立体やフラ
イホイールに組み込まれている。ダンパー機構は、互い
に相対回転可能な入力側部材及び出力側部材と、両部材
が相対回転するときにその回転を制限するように配置さ
れた弾性部材と、両部材が相対回転するときに摩擦によ
りヒステリシストルクを発生する摩擦抵抗発生機構とを
含んでいる。
【0003】摩擦抵抗発生機構は、たとえば複数のプレ
ートが互いに圧接され、入力側部材と出力側部材とが相
対回転するときに摺動摩擦抵抗を発生するように構成さ
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一般にダンパー機構で
は、エンジンの回転数の実用領域で発生する微小捩じり
振動に対しては摩擦抵抗が小さい方が振動減衰に効果が
ある。また、車輌の発進及び停止時の低回転数領域で共
振点を通過する際に生じる振幅の大きな捩じり振動に対
しては、比較的大きな摩擦抵抗を発生させて振動減衰す
る必要がある。このように、捩じり振動の特性により異
なる大きさの摩擦抵抗を発生させることが望ましい。
【0005】円周方向に弧状に延びるロングストローク
・スプリング(コイル状アークスプリングや波状に折り
曲げられた曲がり板ばね)を用いたダンパー機構では、
広捩じり角度及び低剛性の特性が得られるが、以下のよ
うな問題が生じる。ばね部材が円周方向に圧縮されるに
つれて、ばね部材が半径方向外方に迫り出して環状室の
外周側内壁面に摺動する。このとき発生する摺動抵抗は
捩じり角度が大きくなるにつれて増加していく。さら
に、遠心力によりばね部材全体が半径方向外方に移動す
るため、摺動抵抗はさらに大きくなる。このような摺動
抵抗により、エンジンの回転数の実用領域で発生する微
小捩じり振動を充分に吸収できず、そのままトランスミ
ッション側に伝えてしまう。
【0006】本発明の目的は、弾性部材とチャンバの外
周側内壁面との間の摺動抵抗を減らすことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の摩擦低
減スライダは、捩じり振動を減衰するためのダンパー機
構に用いられ、円周方向に延びるチャンバの外周側内壁
面に対して相対回転する部材に取り付けられ、外周側内
壁面に当接する部材である。摩擦低減スライダは、リテ
ーナと保持部材と複数の転動体とを備えている。リテー
ナは、ダンパー機構の円周方向に延びる本体と、本体か
ら延び相対回転する部材に係合する係合部とを有する。
保持部材は、リテーナの本体とチャンバの外周側内壁面
との間に円周方向に移動可能に配置され、複数の転動体
保持部を有する。複数の転動体は、保持部材の転動体保
持部に回転自在に保持され、リテーナの本体の外周面と
チャンバの外周側内壁面とに当接する。
【0008】チャンバの外周側内壁に相対回転する部材
は、例えばばね部材である。ばね部材の中でも特に、7
0〜180度くらい弧状に延びるロングストローク・ス
プリング(アークスプリングや曲がり板ばね)が考えら
れる。請求項1に記載の摩擦低減スライダでは、リテー
ナがチャンバの外周側内壁面に相対回転すると、複数の
転動体は保持部材内で回転しながら保持部材とともにチ
ャンバに対して円周方向に相対移動する。言い換える
と、複数の転動体はリテーナ本体とチャンバ外周側内壁
面との間で転がり運動を行う。その結果、リテーナとチ
ャンバの外周側内壁面との間で生じる摺動抵抗が少なく
なる。
【0009】ここでは、複数の転動体を保持する保持部
がリテーナとチャンバ内壁面との間で円周方向に移動可
能であるため、複数の転動体の回転が抑制されにくい。
すなわち、転動体による転がり運動が維持され、摺動抵
抗が生じにくい。また、複数の転動体を用いているた
め、より大きな荷重に耐えられる。請求項2に記載の摩
擦低減スライダでは、請求項1において、転動体はダン
パー機構の軸方向に延びる円柱形状部材である。各円柱
形状部材において他の部材に当接する部分は線になるた
め、大きな荷重に耐えられる。
【0010】請求項3に記載の摩擦低減スライダでは、
請求項1又は2において、リテーナの本体の円周方向両
端には保持部材の移動を規制するための規制部が形成さ
れている。そのため、保持部材が円周方向に移動しても
リテーナから脱落するのが防止されている。
【0011】
【発明の実施の形態】図1〜図3に示すフライホイール
組立体1は、エンジン側のクランクシャフト2からトラ
ンスミッション側のメインドライブシャフト(図示せ
ず)にトルクを伝達するための装置である。このフライ
ホイール組立体1には、クラッチカバー組立体3及びク
ラッチディスク組立体14が取り付けられる。以下の説
明では、図2及び図3の左側をエンジン側とし、右側を
トランスミッション側とする。また、図1のO−Oがフ
ライホイール組立体1の回転軸線である。図1の回転方
向R2 がエンジンの回転方向であり、反対向きの回転方
向R1 が反対回転方向である。
【0012】フライホイール組立体1は、主に、第1フ
ライホイール4と第2フライホイール5と粘性ダンパー
6とから構成されている。第1フライホイール4は円板
状の肉厚の部材である。第1フライホイール4の内周部
は、円周方向に配置された複数のクランクボルト12に
よりクランクシャフト2の端面に固定可能である。第1
フライホイール4の内周面には、図示しないトランスミ
ッションのメインドライブシャフト先端を回転自在に支
持するための軸受13が設けられている。また、第1フ
ライホイール4の外周面には、リングギア11が固定さ
れている。さらに、第1フライホイール4の外周部に
は、トランスミッション側に突出する環状の突出部4a
が形成されている。
【0013】粘性ダンパー6は、主に、ドライブプレー
ト15とシールプレート16とドリブンプレート17と
1対の曲がり板ばね19と複数のシート部材20とから
構成されている。ドライブプレート15は、第1フライ
ホイール4のトランスミッション側に近接して配置され
た円板状の部材である。ドライブプレート15の内周部
は、トランスミッション側に延びる内周突出部15aと
なっている。ドライブプレート15の半径方向中間部
は、図2及び3から明らかなようにエンジン側に凹む環
状凹部となっている。シールプレート16は、ドライブ
プレート15のトランスミッション側に配置された円板
状の部材である。ドライブプレート15の外周部とシー
ルプレート16の外周部は互いに当接しており、複数の
ボルト41により互いに固定されている。このようにし
て、ドライブプレート15とシールプレート16は第1
回転部材として機能する。また、プレート15,16の
外周部は、複数のボルト42により、第1フライホイー
ル4の突出部4aに固定されている。なお、ドライブプ
レート15とシールプレート16の外周部間には、Oリ
ング28が配置されている。シールプレート16の内径
はドライブプレート15の内径よりも大きく、シールプ
レート16の内周縁とドライブプレート15の内周部と
の間には環状の隙間が形成されている。ドライブプレー
ト15の環状凹部とシールプレート16との間には環状
のチャンバ17が形成されている。このチャンバ17内
にはたとえばグリス等の流体が充填されている。
【0014】ドリブンプレート18は、プレート15,
16に相対回転可能な第2回転部材として機能するもの
であり、環状部18aと、環状部18aから半径方向に
対向する2か所で半径方向外方に延びる係合部18bと
からなる。環状部18aはドライブプレート15とシー
ルプレート16の内周縁との間に一部が配置されてお
り、係合部18bはチャンバ17内に挿入されている。
係合部18bはチャンバ17より半径方向長さが短く、
チャンバ17の外周側内壁面(後述)と係合部18bと
の間に大きな隙間が形成されている。また、係合部18
bは円周方向両端において軸方向に曲げられている。さ
らに、図4に示すように、係合部18bの円周方向両側
には、係合凹部18cが形成されている。環状部18a
の内周部には、複数のボルト43を介して第2フライホ
イール5の内周部が固定されている。環状部18aと第
2フライホイール5の内周部は、ともに軸受44を介し
てドライブプレート15の内周側突出部15aに相対回
転自在に支持されている。
【0015】第2フライホイール5は、トランスミッシ
ョン側にクラッチディスク組立体14のフリクションデ
ィスクが押圧される摩擦面5aを有している。次に、チ
ャンバ17全体のシール構造について説明する。チャン
バ17の両側壁は、プレート15,16すなわち1対の
円板状部により形成されている。チャンバの外周側に
は、筒状の環状シール27が配置されている。この環状
シール27は、ドライブプレート15とシールプレート
16との継ぎ目部分を覆い、プレート15,16と一体
回転するようになっている。すなわち環状シール27の
内周面はチャンバ17の外周側内壁面17aを形成して
いる。ドライブプレート18の環状部18aとドライブ
プレート15との間には、環状のサポートリング22が
配置されている。また、環状部18aとシールプレート
16との間には別のサポートリング22が配置されてい
る。両サポートリング22は、ドライブプレート15,
シールプレート16及びドリブンプレート18のいずれ
に対しても半径方向には移動不能にかつ相対回転可能に
係合している。これらのサポートリング22は、筒部2
2aと、筒部22aの一端から外周側に延びるフランジ
22bとを有している。筒部22aはプレート15,1
6と環状部18aとの間をそれぞれシールしている。ま
た、フランジ22bはそれぞれドライブプレート15と
シールプレート16に形成された溝に係合している。ピ
ン23は、両サポートリング22のフランジ22bに端
部が係合し、後述する曲がり板ばね19の内周側リング
部52内を貫通している。
【0016】軸受44は潤滑剤密封型であり、その内部
に潤滑剤を密封するとともに、ドリブンプレート18の
内周部とドライブプレート15の内周突出部15aとの
間をシールしている。さらに、シールプレート16と第
2フライホイール5との間には、環状のシール部材29
が配置されている。以上に述べたチャンバ17内におい
て、ドリブンプレート18の係合部18bに対応した位
置において、ドライブプレート15及びシールプレート
16には、係合プレート25がそれぞれリベット26に
より固定されている。係合プレート25は、係合部18
bより円周方向長さが短く、チャンバ17内で内周側に
寄っている。これらの係合部18b及び係合プレート2
5により、チャンバ17内は2つの弧状空間に区画され
ている。各弧状空間内には、弧状に延びる曲がり板ばね
19及び1対のシート部材20が配置されている。
【0017】曲がり板ばね19は、図9〜図11に詳細
に示すように、所定の幅の板部材を波状に折り曲げた形
状のものであり、弧状に長く延びている。曲がり板ばね
19は、軸方向幅がチャンバ17とほぼ同じであり、軸
方向端が両側壁面(ドライブプレート15,シールプレ
ート16)に当接または近接している。曲がり板ばね1
1は、リング部51,52とレバー部53とからなる複
数の直列ばね要素を形成している。外周側リング部51
と内周側リング部52は円周方向に交互に配置されてい
る。両リング部51,52は両端から中央部に向かって
徐々に厚みが小さくなる変断面を有している。なお、外
周側リング部51は内周側リング部52より径が大き
い。外周側リング部51と内周側リング部52はレバー
部53により接続されている。レバー部53は各リング
部51,52から見ると外方に向かうにしたがって隙間
が広くなるように開いている。図10に示すように、レ
バー部53は、リング部51の開環部付近において円周
方向に隙間のあいた外周レバー支点55を有しており、
内周側リング部52の開環部付近において円周方向に隙
間のあいた内周レバー支点56を有している。レバー部
53は、図11に示すように、中間部分が両支点55,
56側すなわち両端に比べて軸方向幅が短くなるくびれ
部分54になっている。このレバー部53のくびれ部分
54とプレート15,16との間の隙間を通って流体は
円周方向にスムーズに通過可能である。各レバー部53
にくびれ部分54が設けられていることにより、レバー
部53における弾性エネルギーを蓄える能力が高くなっ
ている。
【0018】曲がり板ばね19の円周方向両端には、シ
ート部材20が配置されている。このシート部材20
は、曲がり板ばね19の円周方向両端を支持するととも
にシールして、1対のシート部材20間で空間47を形
成するための部材でもある。シート部材20には、外周
側円周方向両端の外周側リング部51と内周側リング部
52とが当接している。さらに、シート部材20には、
最も円周方向外側の外周側リング部51から延びるレバ
ー部53も当接している。
【0019】シート部材20は、図6及び図7に示すよ
うに、2個の部材20A,20Bが軸方向から係合して
一体の部材を構成している。この実施形態では、第1部
材20Aと第2部材20Bはそれぞれに形成された孔3
6内に挿入されたピンにより互いに固定されている。図
4〜図7に詳細に示すように、シート部材20はチャン
バ17内においてほぼ半径方向全体にわたって長く延び
る部材である。また、シート部材20は、その両側面及
び内周面がチャンバ17を構成する内壁面にわずかな隙
間(第1チョーク隙間)しか形成しない大きさとなって
いる。
【0020】シート部材20の外周側には、スライダ2
1が配置されている。このスライダ21は、図4から明
らかなように、外周面が環状シール27に当接あるいは
僅かな隙間をもって配置されており、軸方向両端がドラ
イブプレート15及びシールプレート16に当接または
僅かな隙間をもって配置されている。スライダ21は、
チャンバ17の外周側内壁面に沿った形状である。スラ
イダ21は、スライダ本体21aと、ローラー21bと
から構成されている。スライダ本体21aは、円周方向
に長く延びている。スライダ本体21aは、軸方向寸法
がチャンバ17とほぼ同じであり、軸方向両端がプレー
ト15,16に近接又は当接している。スライダ本体2
1aの外周面には、2本の溝21cが形成されている。
この溝21cは軸方向に長く延びさらに円周方向に所定
の幅を有している。ローラー21bは、各溝21c内に
挿入され、スライダ本体21aよりさらに半径方向外方
に突出しており、環状シール27に当接している。すな
わち、スライダ本体21aの外周面と環状シール27と
の間には、スライダ21が最も半径方向外方に移動した
状態でも僅かな隙間が確保されている。ローラー21b
は、環状シール27に当接した状態で溝21c内を回転
しながら円周方向に移動可能である。スライダ本体21
aの内周部には、半径方向内側に突出する2つの係合部
21dが形成されている。この係合部21d間には円周
方向端の外周側リング部51が配置されている。これに
より、スライダ21はその外周側リング部51と一体に
移動可能である。また、係合部21dと隣の外周側リン
グ部51との間には円周方向に所定の隙間が確保されて
いる。さらに、スライダ本体21aは、隣の外周側リン
グ部51の半径方向外側に配置された支持部21eを有
している。この支持部21eは、曲がり板ばね19が円
周方向に圧縮された状態で外周側リング部51を半径方
向に支持する。スライダ21は、シート部材20に相対
回転不能に係合するための係合部21fを有している。
すなわに、係合部21fと支持部21cとの間にシート
部材20の半径方向外側部が挟まれている。
【0021】このスライダ21は、前述したように、シ
ート部材20とともに空間47の円周方向両端をシール
している。スライダ本体21aと環状シール27との間
には隙間が確保されているが、ローラー21がスライダ
本体とほぼ同じ軸方向長さを有して環状シール27に当
接しているため、流体はスライダ21の半径方向外側に
おいて円周方向両側にスムーズに流れにくくなってい
る。このようにして、シート部材20とスライダ21と
により、その円周方向両側の流体は連通が遮断され、第
1チョーク隙間のみを連通可能になっている。すなわ
ち、シート部材20とスライダ21は、円周方向両側の
空間を遮断し、第1チョーク隙間のみで流体を移動可能
にするシート部材として機能している。なお、シート部
材20とスライダ21とは一体のシート部材であっても
よいし、スライダ21を省略してシート部材20がチャ
ンバの外周側まで延びてシールしていてもよい。
【0022】このようにして、各曲がり板ばね19の円
周方向両側の1対のシート部材20の円周方向間に空間
47が形成されている。空間47は、1対のシート部材
20が互いに接近するように移動すると容積が小さくな
る空間である。また、そのときに空間47からは、第1
チョーク隙間を通って流体が円周方向両側の空間に流出
する。
【0023】シート部材20は、係合部18bに対向す
る側に凹部20aを有しており、凹部20a内に係合部
18bが挿入可能になっている。シート部材20の凹部
20a内には、係合凸部35が形成されている。この係
合凸部35は係合部18bに形成された係合凹部18c
に対応している。なお、シート部材20に係合凹部が形
成され、係合部18bに係合凸部が形成されていてもよ
い。
【0024】シート部材20において、半径方向外側す
なわち係合部18b及び係合プレート25より半径方向
外側部分内には大粘性抵抗発生抑止機構31が設けられ
ている。具体的に説明すると、シート部材20内には、
円周方向に延びるスライダ収容室32が形成されてい
る。スライダ収容室32の円周方向両側には、通路33
が形成されている。通路33は、スライダ収容室32よ
り面積が小さくその中心に設けられている。図6〜図8
から明らかなように、スライダ収容室32及び通路33
は断面がほぼ正方形となっている。スライダ収容室32
内には、開閉スライダ34が配置されている。開閉スラ
イダ34はスライダ収容室32内で円周方向に移動可能
である。開閉スライダ34は、図8に示すように、スラ
イダ収容室32の各辺に当接する複数の突起34aを有
している。複数の突起34a間の隙間34bはスライダ
収容室32内で円周方向に流体が移動可能な通路となっ
ている。通路33と隙間34bが、空間47とその円周
方向外側の空間との間で流体が通過可能な第2チョーク
隙間になっている。開閉スライダ34は、この第2チョ
ーク隙間の円周方向両側に圧の差が生じると、スライダ
収容室32内を円周方向に移動する。また、開閉スライ
ダ34の中心部は、開閉スライダ34がスライダ収容室
32内で円周方向のどちらか側に最も移動した位置で通
路33を閉鎖する閉鎖部となっている。
【0025】各空間47内には、曲がり板ばね19、シ
ート部材20及びスライダ21の他に、2個の摩擦低減
スライダ70が配置されている。摩擦低減スライダ70
は、曲がり板ばね19とチャンバ17の外周側内壁17
aとの間の摩擦抵抗を減らすための機構であり、特にエ
ンジンの燃焼変動に起因する微小捩じり振動が入力され
たときに大きな摺動摩擦抵抗が発生するのを抑えて微小
捩じり振動減衰機能を低下させないことを目的としてい
る。摩擦低減スライダ70は、チャンバ17の外周側内
壁17aと曲がり板ばね19の外周との間に配置された
ニードルベアリングから構成されている。図12〜図1
5に詳細に示すように、摩擦低減スライダ70は、曲が
り板ばね19の外周側リング部51に固定されるととも
に転動コロ72及び保持部材73を半径方向内側から支
持するためのリテーナ71と、リテーナ71とチャンバ
17の外周側内壁17aとの間に配置された複数の金属
性転動コロ72と、転動コロ72を回転自在に支持しリ
テーナ71に対して円周方向に移動可能なする保持部材
73ととから構成されている。
【0026】リテーナ71は、円周方向に長く弧状に延
びる本体74と、本体74の円周方向両側から半径方向
外方に延び保持部材73の移動を制限するための規制部
75とを有している。リテーナ71は外周側内壁面17
aに沿って弧状に形成された外周面74aを有し、外周
面74aとチャンバ17の外周側内壁面17aとの間に
は隙間が確保されている。自由状態で保持部材73の円
周方向両端と規制部75との間には円周方向隙間角度θ
1 、θ2 が確保されている。θ1 、θ2 は、各々が粘性
ダンパー60の最大捩じり角度の1/4程度である。規
制部75により、保持部材73が円周方向に移動しても
リテーナ71から脱落するのが防止されている。また、
リテーナ71の内周側には、曲がり板ばね19の外周側
リング部51に相対回転不能に係合する支持部76が形
成されている。支持部76は、リテーナ71から半径方
向内側に突出する2個の突起であり、1個の外周側リン
グ部51の円周方向両側に係合している。リテーナ71
の本体74は、係合した外周側リング部51の円周方向
両側の外周側リング部51(3個ずつ)の外周側に延び
ている。これらの外周側リング部51頂点は、リテーナ
71に近接又は当接している。このようにして、これら
の外周側リング部51はリテーナ71により半径方向外
側への移動を規制されている。
【0027】転動コロ72(転動体)は、フライホイー
ル組立体1のの軸方向に延びる円柱形状で軸方向に延び
る回転軸を有している。各転動コロ72において他の部
材に当接する部分は線になるため、大きな荷重に耐えら
れる。保持部材73は、複数のコロ収納孔73a(転動
体支持部)を有し弧状に長く延びる板形状である。保持
部材73のコロ収納孔73a内で転動コロ72は回転可
能に配置されている。また、転動コロ72は、保持部材
73の内外周面より外側に突出し、リテーナ71の本体
74の外周面74a及び内壁面17aに当接している。
【0028】以上に述べた構造により、摩擦低減スライ
ダ70は、曲がり板ばね19の円周方向圧縮運動に追従
し、外周側内壁面17aに摺動可能になっている。転動
コロ72は環状シール27とリテーナ71との間で回転
するとともに保持部材53と一体になって円周方向に移
動する。従来のように曲がり板ばねの外周に設けられた
スライダが外周側内壁に摺動していた例では、大きな摺
動摩擦抵抗が発生していた。それに対して、本願では従
来の摺動摩擦を転がり摩擦に置き換えることにより、大
幅な摩擦低減を実現している。その結果、微小振動伝達
時に不要な摩擦抵抗が発生することなく、振動減衰性能
が向上する。
【0029】各空間47の内周部には、1対の板状シー
ル24(図4)が配置されている。板状シール24は、
チャンバ17の軸方向長さとほぼ同じ軸方向幅を有して
おり、プレート15,16に当接しており、円周方向に
弧状に延びる。各板状シール24の一端は、半径方向外
側に折り曲げられた係止部24aであり、係止部24a
はシート部材20の半径方向内側端に形成されたスリッ
トに嵌入している。板状シール24は他端が相手側のシ
ート部材20側に延び、一部が半径方向に重なってい
る。この板状シール24は、前述したサポートリング2
2の筒部22a外周面に当接している。1対の板状シー
ル24は、1対のシート部材20が円周方向に接近する
につれて、半径方向に重なった部分が長くなり、さらに
空間47に発生する圧によりサポートリング27に圧接
される。板状シール24は、一方の端部がシート部材2
0に支持されているだけなので、他方側端部は変形しや
すい。このようにして、空間47の内周部のシール性が
高くなっている。
【0030】ドライブプレート15及びシールプレート
16の内壁面すなわちチャンバ17の両側壁面には、各
シート部材20に対応して流体通過凹部45が形成され
ている。流体通過凹部45は、シート部材20より円周
方向長さが長く、半径方向長さが短い。流体通過凹部4
5は、各空間47内ではシート部材20に対して一部は
重なるもののその円周方向内側すなわち係合部18b及
び係合プレート25側と反対側に変位している。この状
態で、シート部材20により分けられている空間47と
両側の空間とは、第1チョーク隙間のみで流体が行き来
可能となっている。
【0031】次に、フライホイール組立体1の動作につ
いて説明する。クランクシャフト2が回転すると、第1
フライホイール4にトルクが伝達され、そのトルクは、
さらに粘性ダンパー6を介して第2フライホイール5に
伝達される。さらに、トルクはクラッチ連結状態でクラ
ッチディスク組立体14に伝達され、最後にトランスミ
ッションのメインドライブシャフトに出力される。
【0032】粘性ダンパー6において、トルク伝達は以
下のように行われる。ドライブプレート15及びシール
プレート16が回転すると、係合プレート25がシート
部材20を押し、曲がり板ばね19を介してドリブンプ
レート18の係合部18bが押される。このようにし
て、プレート15,16からドリブンプレート18にト
ルクが伝達される。
【0033】粘性ダンパー機構6に捩じり振動(トルク
変動)が入力されると、プレート15,16とドリブン
プレート18とが周期的な相対回転を行い、曲がり板ば
ね19が円周方向に圧縮される。このとき、第1チョー
ク隙間、大粘性抵抗発生抑止機構31や流体通過凹部4
5等を流体が通過する。捩じり振動に対する粘性ダンパ
ー6の動作及び特性についてさらに詳細に説明する。た
とえば図1に示す中立状態でエンジンの実用回転数領域
で生じる微小捩じり振動が入力されたとする。このと
き、曲がり板ばね19は、各レバー部53はリング部5
1,52の頂点すなわち中央部を支点としてたわむた
め、低い捩じり剛性が得られる。さらに、大粘性抵抗発
生抑止機構31では、開閉スライダ34はスライダ収容
室32内で円周方向両側にピストン移動する。このと
き、流体は主に大粘性抵抗発生抑止機構31のスライダ
収容室32と通路33を通過する。すなわち、第1チョ
ーク隙間には流体が全く又はほとんど流れない。言い換
えると、空間47と両側の空間との間で大粘性抵抗発生
抑止機構31を通じて流体が行き来する。さらに、各空
間47内の一方のシート部材20が流体通過凹部45の
中心位置にきている。この状態は、空間47と両側の空
間とがシート部材20と流体通過凹部45との間の大き
な隙間を通って連通していることになる。このように、
大粘性抵抗発生抑止機構31と流体通過凹部45との両
方により空間47と両側の空間とが連通しているが、こ
れはいずれか一方のみでも充分に効果がある。また、両
方の連通するあるいは連通を終了するタイミングや角度
等は任意に設定可能である。
【0034】以上に説明したように、粘性ダンパー6に
おいては、たとえばエンジンの実用回転数領域で生じる
微小捩じり振動が伝達された場合には、必要以上に大き
な粘性抵抗が発生しない構造になっている。さらに、粘
性ダンパー6には微小捩じり振動に対して大きな摺動抵
抗が発生しない様々な工夫が設けられている。シート部
材20とドリブンプレート18の係合部18aとが円周
方向に互いに押圧されていると、係合凸部35と係合凹
部18bとは互いに係合している。これにより、シート
部材20は半径方向外側に移動しにくくなっている。こ
の結果、シート部材20に設けられたスライダ21から
の環状シール27に作用する圧接力が小さくなってい
る。また、曲がり板ばね19は、複数個所において内周
側リング部52がピン23により半径方向外方への移動
を制限されている。これにより、曲がり板ばね19は半
径方向外方に移動しにくくなっており、摩擦低減スライ
ダ70及びスライダ21から環状シール27に作用する
圧接力が小さくなる。
【0035】このように、チャンバ17に相対回転する
部材(曲がり板ばね19,シート部材20)の半径方向
外方への移動を制限しているため、それら部材又はスラ
イダ21及び摩擦低減スライダ70とチャンバ17の外
周側内壁面17aとの間の摺動抵抗が少なくなる。ま
た、各スライダ21においては、ローラー21bが回転
自在にしかもスライダ本体21aに設けられた溝21c
内で円周方向に移動可能に設けられているため、スライ
ダ21が環状プレート27に対して相対回転したとき
に、両者間で生じる摺動抵抗は大幅に少なくなってい
る。
【0036】摩擦低減スライダ70では、リテーナ72
がチャンバ17の外周側内壁面17aに相対回転する
と、複数の転動コロ72は保持部材73内で回転しなが
ら保持部材73とともにチャンバ17に対して円周方向
に相対移動する。言い換えると、複数の転動コロ72は
リテーナ71とチャンバ17の外周側内壁面17aとの
間で転がり運動を行う。その結果、リテーナ71とチャ
ンバ17の外周側内壁面17aとの間で生じる摺動抵抗
が少なくなる。ここでは、複数の転動コロ72を保持す
る保持部材73がリテーナ71の外周面74aとチャン
バ17の内壁面17aとの間で円周方向に移動可能であ
るため、複数の転動コロ72の回転が抑制されにくい。
すなわち、転動コロ72による転がり運動が維持され、
摺動抵抗が生じにくい。また、複数の転動コロ72を用
いているため、より大きな荷重に耐えられる。
【0037】摩擦低減スライダ70を用いることで、従
来のスライダを用いた粘性ダンパーに比べても、本願で
は曲がり板ばね19の外周部での摩擦抵抗によるヒステ
リシストルクを70パーセント以上低減できる。以上に
述べたように、微小捩じり振動伝達時においては、低剛
性、小粘性抵抗、及び小摺動抵抗の特性により、振動は
効果的に吸収される。この結果、トランスミッション側
での歯打ち音等の騒音が抑制される。
【0038】次に、エンジンの回転数が共振点を通過す
る際に生じる大トルク変動(大捩じり振動)伝達時にお
ける粘性ダンパー6の動作及び特性について説明する。
大捩じり振動が伝達されると、プレート15,16とド
リブンプレート18の捩じり角度が大きくなり、次にプ
レート15,16はドリブンプレート18に対して反対
側に同様に捩じれていく。
【0039】捩じり角度が大きくなっていくと、曲がり
板ばね19は、各外周レバー支点55と内周レバー支点
56とがそれぞれにおいて密着した状態になり、以後は
各支点55,56を支点としてレバー部53が変形す
る。このときには捩じり角度の小さな領域に比べて剛性
が高くなる。さらに、密閉状態になっている空間47で
は大きな圧が発生し、空間47内の流体は第1チョーク
隙間を通って両側の空間内に流れ込む。この結果、大き
な粘性抵抗が発生する。すなわち、この状態で流体通過
凹部45及び大粘性抵抗発生抑止機構31は封鎖されて
いる。ここでは、1対のシート部材20により空間47
を形成しているため、大きな圧を空間47に発生するこ
とができ、その結果大きな粘性抵抗を発生することがで
きる。また空間47の内周部は、板状シール24とサポ
ートリング22によりシールされているため、空間47
から流体が漏れにくくなっている。その結果、第1チョ
ーク隙間で大きな粘性抵抗を発生できる。
【0040】以上に述べたように、大捩じり振動伝達時
において大きな捩じり角度状態では、剛性が高くて粘性
抵抗が大きな特性が得られる。これにより、共振点通過
時の大捩じり振動を効果的に減衰できる。以上に説明し
た粘性ダンパー6は、円周方向に曲がり板ばね19と粘
性抵抗発生部(第1チョーク隙間、大粘性抵抗発生抑止
機構31)を配置することにより構造が単純で小型化し
ている。さらに、粘性ダンパー6は、第1フライホイー
ル4及び第2フライホイール5は別個のサブアッシーで
あるめた、製造や管理が容易である。
【0041】〔他の変形例〕第1実施形態で開示した摩
擦低減スライダ70及びスライダ21は、内部に流体が
充填されていないダンパー機構にも用いることができ
る。その場合には、環状シール27を用いなくてもよ
く、他の部材によりチャンバの外周側内壁が構成可能で
ある。
【0042】粘性ダンパー6は、フライホイール組立体
以外の装置にも用いることが可能である。たとえば、ク
ラッチディスク組立体やトルクコンバータのロックアッ
プ装置にも採用できる。さらに、フライホイール組立体
においても、第1フライホイール4とプレート15,1
6とを一体の部材として形成してもよいし、ドリブンプ
レート18と第2フライホイール5とを一体の部材とし
て形成してもよい。さらに、チャンバを構成する構造
は、実施形態のプレート15,16及びドリブンプレー
ト18の形状に限定されない。
【0043】弧状空間及びばね部材は3つ以上でもよ
い。曲がり板ばねの構造は前記実施形態に限定されな
い。また、曲がり板ばねの代わりに他の種類のばねを用
いてもよい。
【0044】
【発明の効果】本発明に係る摩擦低減スライダでは、複
数の転動体はリテーナ本体とチャンバ外周側内壁面との
間で転がり運動を行うため、リテーナとチャンバの外周
側内壁面との間で生じる摺動抵抗が少なくなる。特に、
複数の転動体を保持する保持部材がリテーナとチャンバ
内壁面との間で円周方向に移動可能であるため、複数の
転動体の回転が抑制されにくい。すなわち、転動体によ
る転がり運動が維持され、摺動抵抗が生じにくい。ま
た、複数の転動体を用いているため、より大きな荷重に
耐えられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態が採用されたフライホイ
ール組立体の一部を取り外した平面図。
【図2】フライホイール組立体の縦断面図。
【図3】フライホイール組立体の縦断面図。
【図4】図1の部分拡大図。
【図5】シート部材の平面図。
【図6】図5のVI矢視図。
【図7】図5のVII −VII 断面図。
【図8】図4のVIII矢視図。
【図9】曲がり板ばねの平面図。
【図10】図9の部分拡大図。
【図11】図10のXI-XI 矢視図。
【図12】図1の部分拡大図であり、摩擦低減スライダ
の平面図。
【図13】保持部材と転動体の平面図。
【図14】図13のXIV 矢視図。
【図15】図15のXV-XV 断面図。
【符号の説明】
1 フライホイール組立体 2 クランクシャフト 3 クラッチカバー組立体 4 第1フライホイール 5 第2フライホイール 6 粘性ダンパー 15 ドライブプレート 16 シールプレート 17 チャンバ 17a 外周側内壁面 18 ドリブンプレート 19 曲がり板ばね 27 環状シール 70 摩擦低減スライダ 71 リテーナ 72 転動コロ 73 保持部材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】捩じり振動を減衰するためのダンパー機構
    に用いられ、前記ダンパー機構の円周方向に延びるチャ
    ンバの外周側内壁面に対して相対回転する部材に取り付
    けられ、前記チャンバの外周側内壁面に当接する摩擦低
    減スライダであって、 円周方向に延びる本体と、前記本体から延び前記相対回
    転する部材に係合する係合部とを有するリテーナと、 前記スライダの前記本体と前記チャンバの前記外周側内
    壁面との間に円周方向に移動可能に配置され、複数の転
    動体保持部を有する保持部材と、 前記保持部材の前記転動体保持部に回転自在に保持さ
    れ、前記リテーナの本体の外周面と前記チャンバの外周
    側内壁面とに当接する複数の転動体と、を備えた摩擦低
    減スライダ。
  2. 【請求項2】前記転動体は前記ダンパー機構の軸方向に
    延びる円柱形状部材である、請求項1に記載の摩擦低減
    スライダ。
  3. 【請求項3】前記リテーナの前記本体の円周方向両端に
    は前記保持部材の移動を規制するための規制部が形成さ
    れている、請求項1又は2に記載の摩擦低減スライダ。
JP5460297A 1997-03-10 1997-03-10 摩擦低減スライダ Pending JPH10252831A (ja)

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