JPH10250803A - マグネット式面単位移載装置 - Google Patents

マグネット式面単位移載装置

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Publication number
JPH10250803A
JPH10250803A JP9362379A JP36237997A JPH10250803A JP H10250803 A JPH10250803 A JP H10250803A JP 9362379 A JP9362379 A JP 9362379A JP 36237997 A JP36237997 A JP 36237997A JP H10250803 A JPH10250803 A JP H10250803A
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JP
Japan
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product
lifting magnet
unit
carriage
magnet
Prior art date
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Pending
Application number
JP9362379A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiaki Nishina
慶晃 西名
Yoichi Yoshinaga
陽一 吉永
Eiji Oshida
栄二 押田
Shinichiro Eto
信一郎 衛藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Engineering Corp
Original Assignee
NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by NKK Corp, Nippon Kokan Ltd filed Critical NKK Corp
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Publication of JPH10250803A publication Critical patent/JPH10250803A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】熱で変質しやすい液体などが入った缶製品を確
実に面単位に移載する装置が望まれた。そこで、永久磁
石を用いてこれらの缶製品を移載する。 【解決手段】分離機構部7はアームを伸縮し、缶製品を
ピックアップする際にアームに設けたリフティングマグ
ネット部72を缶製品の上部に移動する。リフティング
マグネット部72は倉庫棚に段積みされた缶製品のうち
最上面1面分の缶製品を磁気により吸着する。分離機構
部7の昇降機構部73はアームとリフティングマグネッ
ト部72を昇降する。搬送機構部8はアームを伸縮し、
缶製品をピックアップする際にアームに設けたキャリッ
ジを分離機構部7が持ち上げた缶製品の下部に移動し、
最上面1面分の缶製品をキャリッジに搭載する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は缶製品を面単位に
取り出して移載するマグネット式面単位移載装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】金属性の物、例えば鉄板及び金属パイプ
等のハンドリングには電磁石を使用した搬送装置が利用
されてる。
【0003】また、例えばペンキ、食用油及び石油等の
液体を詰めた缶製品であって段積みされたものから最上
面の一面分を移載する場合には、真空吸着方式の面単位
移載装置を用いていた。真空吸着式の面単位移載装置で
は段積みされた缶製品を面単位にピックアップするため
小径の吸着パットを多数設けている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、電磁石
を用いた装置の場合、電磁石の発熱のため、食用油等の
熱で変質しやすい液体を詰めた缶製品をハンドリングす
るには適さない。
【0005】また、真空吸着方式の面単位移載装置で
は、缶製品に吸着しなかった吸着パットのバルブを閉め
て缶製品に吸着しなかった吸着パットからエアが漏れる
のを防止して、缶製品に吸着した吸着パットの吸着力を
高めているため、バルブ等の制御が複雑になっている。
【0006】さらに、吸着パットの劣化等が発生して吸
着パットからエアが漏れて吸着力が低下し、ピックアッ
プした缶製品を落して破損する場合があった。
【0007】この発明はかかる短所を解消するためにな
されたものであり、簡単な制御で段積みされた缶製品を
面単位に確実に移載することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係るマグネッ
ト式面単位移載装置は、倉庫棚に沿って移動し倉庫棚に
段積みされた缶製品を面単位にピックアップして移載す
るマグネット式面単位移載装置であって、分離機構部と
搬送機構部とを有し、分離機構部はリフティングマグネ
ットアーム部とリフティングマグネット部と昇降機構部
を備え、リフティングマグネットアーム部は倉庫棚の方
向に伸縮し、缶製品を面単位にピックアップする際にア
ームに設けたリフティングマグネット部を缶製品の上部
に移動し、リフティングマグネット部は倉庫棚に段積み
された缶製品のうち最上面1面分の缶製品を磁気により
吸着し、昇降機構部はリフティングマグネットアーム部
とリフティングマグネット部又はリフティングマグネッ
ト部を昇降し、搬送機構部はキャリッジアーム部とキャ
リッジを備え、キャリッジアーム部は倉庫棚の方向に伸
縮し、缶製品をピックアップする際にアームに設けたキ
ャリッジを分離機構部が持ち上げた缶製品の下部に移動
し、缶製品をキャリッジに搭載して、簡単な制御の下で
缶製品を面単位にピックアップする。
【0009】また、他のマグネット式面単位移載装置
は、搬送されてきた缶製品を面単位にピックアップして
移載する定置式のマグネット式面単位移載装置であっ
て、リフティングマグネット部とリフティングマグネッ
ト駆動部を有し、リフティングマグネット部は1面分の
缶製品を磁気により吸着し、リフティングマグネット駆
動部はリフティングマグネット部を水平方向及び垂直方
向に移動して、簡単に1面分の缶製品を移載する。
【0010】また、他のマグネット式面単位移載装置
は、搬送されてきた缶製品を面単位にピックアップして
移載する定置式のマグネット式面単位移載装置であっ
て、リフティングマグネット機構部とキャリッジ機構部
を有し、リフティングマグネット機構部はリフティング
マグネット部とリフティングマグネット駆動部とを備
え、リフティングマグネット部は1面分の缶製品を磁気
により吸着し、リフティングマグネット駆動部はリフテ
ィングマグネット部を昇降し、キャリッジ機構部はキャ
リッジ駆動部とキャリッジとを備え、キャリッジ駆動部
はキャリッジを水平方向及び垂直方向に移動し、缶製品
をピックアップする際にキャリッジをリフティングマグ
ネット機構部が持ち上げた缶製品の下部に移動し、1面
分の缶製品をキャリッジに搭載して、1面分の缶製品を
確実に移載する。
【0011】さらに、上記キャリッジの缶製品を搭載す
る部分を缶製品の積降し方向に回転する複数のローラ又
はコンベアで構成して、キャリッジに対する缶製品の積
降しを容易にする。
【0012】さらに、上記リフティングマグネット部は
永久磁石から成るリフティングマグネットと上下駆動部
とリフティングマグネットを上下移動できるようにして
内部に設けたケースとを備え、上下駆動部はリフティン
グマグネットをケース内で上下に移動し、缶製品とリフ
ティングマグネットとの間隔を変えて、缶製品に対する
磁気による吸着力を変化することにより、永久磁石で缶
製品を持ち上げたり降ろしたりして熱の発生を少なく
し、食用油等の変質しやすい液体が入った缶製品をピッ
クアップをできるようにする。
【0013】
【発明の実施の形態】この発明のマグネット式面単位移
載装置は、例えば倉庫棚に段積みされた缶製品のうち最
上面1面分の缶製品を磁気により吸着してピックアップ
し、例えば個装単位切出コンベアに移載するものであ
り、倉庫棚に沿って走行するスタッカークレーンのマス
トに沿って昇降する。
【0014】マグネット式面単位移載装置は、例えば荷
台部と分離機構部と搬送機構部を有する。荷台部は缶製
品を搬送する搬送機構部を載せてスタッカークレーンの
マストに沿って昇降する。分離機構部は搬送機構部の上
方に位置し、倉庫棚に段積みされた缶製品のうち最上面
1面分の缶製品を磁気により吸着して分離する部分であ
り、リフティングマグネットアーム部とリフティングマ
グネット部と昇降機構部とを備える。リフティングマグ
ネットアーム部は、例えば多段のアームを備え、倉庫棚
の方向に伸縮し、缶製品のピックアップの際にアームに
設けたリフティングマグネット部を段積みされた缶製品
の上部に移動する。
【0015】リフティングマグネット部は、倉庫棚に段
積みされた缶製品のうち最上面1面分の缶製品を磁気に
より吸着する部分であり、例えばリフティングマグネッ
トとケースと上下駆動部とを備える。リフティングマグ
ネットは永久磁石からなる。ケースはリフティングマグ
ネットを上下移動できるようにして内部に保持する。上
下駆動部はリフティングマグネットをケース内で上下に
移動し、缶製品とリフティングマグネットとの間隔を変
えて、リフティングマグネットによる缶製品の吸着力を
変える。このように、リフティングマグネット部は永久
磁石を用いて缶製品を吸着するので、発熱等がなく、例
えば変質しやすい液体等を詰めた缶製品等をピックアッ
プすることができる。昇降機構部はリフティングマグネ
ットアーム部とリフティングマグネット部又はリフティ
ングマグネット部だけを昇降する部分であり、例えば缶
製品をピックアップする際にリフティングマグネット部
が缶製品を吸着すると、リフティングマグネット部を上
方に移動して最上面1面分の缶製品を持ち上げる。
【0016】搬送機構部は、荷台部上に設けられ、分離
機構部が分離した缶製品を搬送する部分であり、キャリ
ッジアーム部とキャリッジを備える。キャリッジアーム
部は、例えば多段のアームを備える。キャリッジアーム
部は、倉庫棚の方向に伸縮し、缶製品のピックアップの
際にアームに設けたキャリッジを分離機構部が持ち上げ
た缶製品の下部に移動し、缶製品をキャリッジに搭載す
る。キャリッジは搭載した缶製品を、例えば個装単位切
出コンベア等まで搬送する。
【0017】また、マグネット式面単位移載装置を定置
式にして、段積みされて搬送されてきた缶製品を面単位
にピックアップして移載するようにしても良い。定置式
のマグネット式面単位移載装置は、例えばリフティング
マグネット機構部とキャリッジ機構部を有する。リフテ
ィングマグネット機構部はリフティングマグネット部と
リフティングマグネット駆動部とを備える。リフティン
グマグネット部は段積みされた缶製品のうち最上面1面
分の缶製品を磁気により吸着する。リフティングマグネ
ット駆動部はリフティングマグネット部を昇降して、1
面分の完成品を持ち上げる。キャリッジ機構部はキャリ
ッジ駆動部とキャリッジとを備える。キャリッジ駆動部
はキャリッジを水平方向及び垂直方向に移動し、缶製品
をピックアップする際にキャリッジをリフティングマグ
ネット機構部が持ち上げた缶製品の下部に移動し、1面
分の缶製品をキャリッジに搭載して移載する。
【0018】また、動作フローを逆にして缶製品を段積
み状態にパレタイズする用にしても良い。
【0019】
【実施例】図1はこの発明の一実施例を示すマグネット
式面単位移載装置1の斜視図である。図に示すように、
マグネット式面単位移載装置1は、倉庫棚に段積みされ
て保管された、例えばペンキ、食用油及び石油等の溶剤
を詰めた缶製品を面単位に、例えば個装単位切出コンベ
ア(不図示)又は層単位保管棚(不図示)に移載するも
のである。マグネット式面単位移載装置1は、例えば倉
庫棚(不図示)に沿って設けたレール41上を走行装置
48の駆動力により走行するスタッカークレーン4のマ
スト44に沿って昇降する。
【0020】マグネット式面単位移載装置1は、昇降部
5と荷台部6と分離機構部7と搬送機構部8を有する。
昇降部5は荷台部6をスタッカークレーン4のマスト4
4に沿って昇降する。荷台部6は搬送機構部8を載せた
荷台61と荷台61のマスト44側に設けた側壁62と
側壁62に沿って鉛直方向に設けたレール63を備え
る。
【0021】分離機構部7は、荷台部6のレール63に
沿って昇降し、倉庫棚に段積みされた缶製品のうち最上
面1面分の缶製品を磁気により吸着するものであり、例
えばリフティングマグネットアーム部71とリフティン
グマグネット部72と昇降機構部73を備える。リフテ
ィングマグネットアーム部71は、例えば図2に示すよ
うに3段のアーム71a,71b,71cを有し、アー
ム71a,71b,71cをスライドすることにより倉
庫棚の方向に伸縮する。リフティングマグネット部72
は、倉庫棚に段積みされた缶製品のうち最上面1面分の
缶製品を磁気により吸着する部分であり、例えば図3に
示すようにリフティングマグネット721とケース72
2と上下駆動部723とを備える。リフティングマグネ
ット721は永久磁石から成る。ケース722はリフテ
ィングマグネット721を上下移動できるようにして内
部に保持する。上下駆動部723はリフティングマグネ
ット721をケース722内で上下に移動し、缶製品と
リフティングマグネット721との間隔を変えて、リフ
ティングマグネット721による缶製品の吸着力を変え
る。昇降機構部73は、例えばモータとチェーン又はエ
アシリンダ等を用いてリフティングマグネットアーム部
71及びリフティングマグネット部72をレール63に
沿って昇降する。
【0022】搬送機構部8は荷台部6上に設けられ、分
離機構部7が分離した缶製品を載せて搬送する部分であ
り、例えば図4に示すようにキャリッジアーム部81と
キャリッジ82を備える。キャリッジアーム部81は、
例えば3段のアーム81a,81b,81cを有し、ア
ーム81a,81b,81cをスライドすることにより
倉庫棚の方向に伸縮する。キャリッジ82は缶製品を搭
載して移動する部分であり、キャリッジアーム部81の
先端アーム81cに位置する。キャリッジ部82は缶製
品を搭載する部分を缶製品の積降し方向に回転する複数
のローラ83で構成する。
【0023】上記構成のマグネット式面単位移載装置1
のピッキング動作について、図5の動作工程図を用いて
説明する。
【0024】スタッカークレーン4が倉庫棚2に沿って
走行し、図5(a)に示すようにスタッカークレーン4
のマスト44に沿ってマグネット式面単位移載装置1が
昇降して、マグネット式面単位移載装置1が目的とする
缶製品3の前まで移動すると、図5(b)に示すように
リフティングマグネットアーム部71は、各アーム71
a,71b,71cをスライドして伸ばしてリフティン
グマグネット部72を段積みされた缶製品3の上部に移
動する。リフティングマグネット部72が缶製品3の上
部に移動すると、図5(c)に示すように昇降機構部7
3はリフティングマグネットアーム部71及びリフティ
ングマグネット部72をレール63に沿って降下させ、
リフティングマグネット部72を缶製品3の上端まで下
げる。リフティングマグネット部72が缶製品3の上端
まで下がると、上下駆動部723はリフティングマグネ
ット721をケース722内で下方に移動し、缶製品3
とリフティングマグネット721との間隔を小さくす
る。このように缶製品3とリフティングマグネット72
1との間隔を小さくすることにより、リフティングマグ
ネット721の磁気により缶製品3を吸着できる。
【0025】リフティングマグネット部72が最上段の
缶製品3を吸着すると、図5(d)に示すように昇降機
構部73はリフティングマグネットアーム部71及びリ
フティングマグネット部72をレール63に沿って上昇
させ、最上段の缶製品3を持ち上げる。これにより、最
上段の缶製品3の下に空間ができる。
【0026】上記のようにして最上段の缶製品3の下に
空間ができると、図5(e)に示すようにキャリッジア
ーム部81はアーム81a,81b,81cをスライド
して伸ばして、先端アーム81cに設けたキャリッジ8
2をピックアップする缶製品3の下の空間まで移動す
る。この後、昇降機構部73は缶製品3がキャリッジ8
2に載るまでリフティングマグネットアーム部71及び
リフティングマグネット部72を降下する。ここで、キ
ャリッジ82は缶製品3を搭載する部分を倉庫棚2方向
に回転する複数のローラ83で構成しているので、缶製
品3を搭載する際に缶製品3が当たっても抵抗が少なく
容易に搭載できる。
【0027】缶製品3がキャリッジ82に載ると、図5
(f)に示すようにリフティングマグネットアーム部7
1及びキャリッジアーム部81はそれぞれアーム71
a,71b,71c及びアーム81a,81b,81c
をスライドしてアームを縮め、リフティングマグネット
部72及びキャリッジ82を荷台部6上の元の位置に戻
す。
【0028】その後、スタッカークレーン4が倉庫棚2
に沿って走行し、マグネット式面単位移載装置1がスタ
ッカークレーン4のマスト44に沿って昇降することに
より、キャリッジ82を缶製品3の移載先、例えば個装
単位切出コンベア等の正面に位置合わせする。キャリッ
ジ82を位置合わせをした後、リフティングマグネット
部72の上下駆動部723はリフティングマグネット7
21をケース722内で上方に移動し、缶製品3とリフ
ティングマグネット721との間隔を大きくして、リフ
ティングマグネット721の磁気による缶製品3の吸着
力を小さくして缶製品3をリフティングマグネット部7
2から離す。その後、キャリッジ82はローラ83を回
転して、缶製品3を個装単位切出コンベアなどに移載す
る。このようにリフティングマグネット部72を用い
て、缶製品3のピックアップを行うので、真空吸着方式
を利用した装置を用いて缶製品3をピックアップする場
合に比べて制御が容易になると共に空気漏れ等の心配が
ないため信頼度を高めることができる。また、マグネッ
ト式面単位移載装置1で缶製品3を搬送中は缶製品3を
キャリッジ82に搭載していると同時にリフティングマ
グネット部72で抑えているために、荷崩れ等を防止で
き、更に信頼度を高めることができる。
【0029】ここで、上記実施例ではキャリッジ82の
缶製品を搭載する部分にローラ83を用いたが、ローラ
83の代わりにコンベア等を用いても良い。
【0030】また、上記実施例では昇降機構部73はリ
フティングマグネットアーム部71及びリフティングマ
グネット部72を昇降するようにしたが、リフティング
マグネット部72だけを昇降するようにしても良い。
【0031】また、上記実施例ではキャリッジ82上の
缶製品3をローラ83を用いて個装単位切出コンベアな
どに移載したが、リフティングマグネット部72を用い
てピッキングの際と逆の動作を行うことにより缶製品3
を段積みするようにしても良い。
【0032】以上の実施例では倉庫棚に段積みされた缶
製品のうち最上面1面分の缶製品を磁気により吸着して
ピックアップする装置について説明したが、一旦スタッ
カークレーン等で缶製品をパレット毎に取り出してか
ら、倉庫外に接地した定置式のマグネット式面単位移載
装置1で缶製品をピックアップするようにしても良い。
【0033】定置式のマグネット式面単位移載装置1
は、例えば図6に示すようにリフティングマグネット機
構部91とキャリッジ機構部92を有する。リフティン
グマグネット機構部91はリフティングマグネット部9
11とリフティングマグネット駆動部912とを備え
る。リフティングマグネット部911は、既に説明した
ように内部に上下動できるようにしたリフティングマグ
ネット721を有し、段積みされた缶製品のうち最上面
1面分の缶製品を磁気により吸着する部分である。リフ
ティングマグネット部911の内部でリフティングマグ
ネット721を上下動して、缶製品3とリフティングマ
グネット721との間隔を変えて、リフティングマグネ
ット721による缶製品3の吸着力を変える。リフティ
ングマグネット駆動部912は、例えばモータ及びエア
シリンダ等からを備える駆動部分(不図示)と、ベル
ト、チェーン及びスプロケット等を備える駆動伝達部
(不図示)とから成り、リフティングマグネット部91
1を昇降する。キャリッジ機構部92はキャリッジ駆動
部921とキャリッジ922とを備える。キャリッジ駆
動部921は、例えばモータ及びエアシリンダ等を備え
る駆動部分(不図示)と、ベルト、チェーン及びスプロ
ケット等を備える駆動伝達部(不図示)と、スライドア
ームなどを備える水平駆動部分(不図示)とから成り、
キャリッジ922を水平方向及び垂直方向に移動し、缶
製品3をピックアップする際にキャリッジ922をリフ
ティングマグネット機構部91が持ち上げた缶製品3の
下部に移動し、1面分の缶製品をキャリッジ922に搭
載して、搬送コンベア93に移載する。
【0034】上記構成のマグネット式面単位移載装置を
用いて、上流側から搬送コンベア94を介して搬送され
たパレット積みの缶製品3を層単位にピックアップする
場合について、図6の工程図を参照して説明する。
【0035】パレット積みの缶製品3が、図6(a)に
示すように搬送コンベア94によりリフティングマグネ
ット部911の下部まで搬送されると、リフティングマ
グネット駆動部912は、図6(b)に示すようにリフ
ティングマグネット部911を下降する。リフティング
マグネット部911が磁気により、最上面1面分の缶製
品3を吸着すると、図6(c)に示すようにリフティン
グマグネット部911を上昇して1面分の缶製品3を持
ち上げる。これにより、最上段の缶製品3の下に空間が
できる。
【0036】上記のようにして最上段の缶製品3の下に
空間ができると、キャリッジ駆動部921は、図6
(d)に示すようにキャリッジ922を垂直方向に移動
してキャリッジ922の高さを最上段の缶製品3の下端
にあわせた後に、スライドアーム等によりキャリッジ9
22をリフティングマグネット機構部91方向に前進さ
せて、キャリッジ922をリフティングマグネット機構
部91が持ち上げた缶製品3の下部に移動し、1面分の
缶製品をキャリッジ922に搭載する。1面分の缶製品
をキャリッジ922に搭載すると、キャリッジ駆動部9
21はキャリッジ922を後退させて、キャリッジ92
2上の缶製品を搬送コンベア93に移載する。これによ
り、パレット毎に搬送された缶製品を1面単位で確実に
移載することができる。
【0037】上記処理を繰り返して、パレット上の缶製
品3を全てピックアップして、パレットが空になると、
空になったパレットを搬送コンベア95を用いて送出
し、次ぎのパレット上の缶製品3の面単位移載を開始す
る。
【0038】なお、上記実施例では磁気で缶製品3を吸
着したリフティングマグネット部911を持ち上げた後
に、その下部にキャリッジ922を移動し、キャリッジ
922に缶製品3を搭載する場合について説明したが、
缶製品3の重量が軽い場合又はピッキング速度が遅い場
合であって、且つ、磁気により吸着した缶製品3が脱落
するおそれが無い場合には、マグネット式面単位移載装
置1をリフティングマグネット部911とリフティング
マグネット駆動部912でのみで構成ても良い。リフテ
ィングマグネット部911は段積みされた缶製品3のう
ち最上面1面分の缶製品3を磁気により吸着し、リフテ
ィングマグネット駆動部912はリフティングマグネッ
ト部911を水平方向及び垂直方向に移動して、1面分
の缶製品3を搬送コンベア93に移載する。これにより
装置構成をさらに簡単にすることができる。
【0039】また、以上の説明では段積みされた缶製品
3をデパレタイズする場合について説明したが、逆の動
作フローを用いれば、缶製品3を段積み状態にパレタイ
ズすることができる。
【0040】
【発明の効果】この発明は以上説明したように、缶製品
のピックアップの際に倉庫棚に段積みされた缶製品のう
ち最上面1面分の缶製品を磁力を用いて吸着して持ち上
げ、持ち上げた缶製品の下部にキャリッジを移動して、
缶製品をキャリッジに搭載するので、真空吸着方式を採
用した装置等を用いた場合に比べて簡単な制御で確実に
缶製品を面単位に移載することができる。
【0041】また、1面分の缶製品を磁気により吸着
し、1面分の缶製品を磁気により吸着した状態で水平方
向及び垂直方向に移動するので、簡単に1面分の缶製品
を移載することができる。
【0042】また、1面分の缶製品を磁気により吸着し
て持ち上げ、キャリッジを水平方向及び垂直方向に移動
して、持ち上げた缶製品の下部にキャリッジを移動し
て、1面分の缶製品をキャリッジに搭載するので、1面
分の缶製品を簡単に、且つ、確実に移載することができ
る。
【0043】さらに、キャリッジの缶製品を搭載する部
分を缶製品の積降し方向に回転する複数のローラ又はコ
ンベアで構成したので、キャリッジに対する缶製品の積
降しを容易にすることができる。
【0044】さらに、永久磁石から成るリフティングマ
グネットをケース内で上下に移動し、缶製品とリフティ
ングマグネットとの間隔を変えて、缶製品に対する磁力
を変化させて、永久磁石で缶製品を持ち上げたり降ろし
たりするので、発熱の心配がなく、熱で変質しやすいも
の等を詰めた缶製品を安全に移載することができる。
【0045】また、1面分の缶製品を磁力を用いて吸着
して持ち上げ、持ち上げた缶製品の下部にキャリッジを
移動して、缶製品をキャリッジに搭載するので、完成品
を倉庫棚に移載して段積みすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】マグネット式面単位移載装置と倉庫棚の斜視図
である。
【図2】永久磁石を用いたリフティングマグネット部の
側断面図である。
【図3】リフティングマグネットアーム部の斜視図であ
る。
【図4】キャリッジアーム部の斜視図である。
【図5】ピッキング動作を示す動作工程図である。
【図6】定置式の装置のピッキング動作を示す動作工程
図である。
【符号の説明】
1 マグネット式面単位移載装置 2 倉庫棚 3 缶製品 4 スタッカークレーン 5 昇降部 7 分離機構部 71 リフティングマグネットアーム部 72 リフティングマグネット部 721 リフティングマグネット 722 ケース 723 上下駆動部 73 昇降機構部 8 搬送機構部 81 キャリッジアーム部 82 キャリッジ 83 ローラ 91 リフティングマグネット機構部 911 リフティングマグネット部 912 リフティングマグネット駆動部 92 キャリッジ機構部 921 キャリッジ駆動部 922 キャリッジ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 衛藤 信一郎 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 倉庫棚に沿って移動し倉庫棚に段積みさ
    れた缶製品を面単位にピックアップして移載するマグネ
    ット式面単位移載装置であって、分離機構部と搬送機構
    部を有し、分離機構部はリフティングマグネットアーム
    部とリフティングマグネット部と昇降機構部を備え、リ
    フティングマグネットアーム部は倉庫棚の方向に伸縮
    し、缶製品をピックアップする際にアームに設けたリフ
    ティングマグネット部を缶製品の上部に移動し、リフテ
    ィングマグネット部は倉庫棚に段積みされた缶製品のう
    ち最上面1面分の缶製品を磁気により吸着し、昇降機構
    部はリフティングマグネットアーム部とリフティングマ
    グネット部又はリフティングマグネット部を昇降し、搬
    送機構部はキャリッジアーム部とキャリッジを備え、キ
    ャリッジアーム部は倉庫棚の方向に伸縮し、缶製品をピ
    ックアップする際にアームに設けたキャリッジを分離機
    構部が持ち上げた缶製品の下部に移動し、1面分の缶製
    品をキャリッジに搭載することを特徴とするマグネット
    式面単位移載装置。
  2. 【請求項2】 搬送されてきた缶製品を面単位にピック
    アップして移載する定置式のマグネット式面単位移載装
    置であって、リフティングマグネット部とリフティング
    マグネット駆動部を有し、リフティングマグネット部は
    1面分の缶製品を磁気により吸着し、リフティングマグ
    ネット駆動部はリフティングマグネット部を水平方向及
    び垂直方向に移動して、1面分の缶製品を移載すること
    を特徴とするマグネット式面単位移載装置。
  3. 【請求項3】 搬送されてきた缶製品を面単位にピック
    アップして移載する定置式のマグネット式面単位移載装
    置であって、リフティングマグネット機構部とキャリッ
    ジ機構部を有し、リフティングマグネット機構部はリフ
    ティングマグネット部とリフティングマグネット駆動部
    とを備え、リフティングマグネット部は1面分の缶製品
    を磁気により吸着し、リフティングマグネット駆動部は
    リフティングマグネット部を昇降し、キャリッジ機構部
    はキャリッジ駆動部とキャリッジとを備え、キャリッジ
    駆動部はキャリッジを水平方向及び垂直方向に移動し、
    缶製品をピックアップする際にキャリッジをリフティン
    グマグネット機構部が持ち上げた缶製品の下部に移動
    し、1面分の缶製品をキャリッジに搭載して移載するこ
    とを特徴とするマグネット式面単位移載装置。
  4. 【請求項4】 上記キャリッジの缶製品を搭載する部分
    を缶製品の積降し方向に回転する複数のローラ又はコン
    ベアで構成した請求項1又は3記載のマグネット式面単
    位移載装置。
  5. 【請求項5】 上記リフティングマグネット部は永久磁
    石から成るリフティングマグネットと上下駆動部とリフ
    ティングマグネットを上下移動できるようにして内部に
    設けたケースとを備え、上下駆動部はリフティングマグ
    ネットをケース内で上下に移動し、ピックアップする缶
    製品とリフティングマグネットとの間隔を変える請求項
    1乃至4のいずれかに記載のマグネット式面単位移載装
    置。
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