JPH10250795A - 飲料ディスペンサー用抗菌・抗かびシロップタンク - Google Patents

飲料ディスペンサー用抗菌・抗かびシロップタンク

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JPH10250795A
JPH10250795A JP7281097A JP7281097A JPH10250795A JP H10250795 A JPH10250795 A JP H10250795A JP 7281097 A JP7281097 A JP 7281097A JP 7281097 A JP7281097 A JP 7281097A JP H10250795 A JPH10250795 A JP H10250795A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
syrup
antibacterial
tank
antifungal
syrup tank
Prior art date
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Pending
Application number
JP7281097A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuya Hiroki
哲哉 広木
Hiroshi Hayakawa
浩 早川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Coca Cola Japan Co Ltd
Hayakawa Sanki Inc
Original Assignee
Coca Cola Japan Co Ltd
Hayakawa Sanki Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by Coca Cola Japan Co Ltd, Hayakawa Sanki Inc filed Critical Coca Cola Japan Co Ltd
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Publication of JPH10250795A publication Critical patent/JPH10250795A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 飲料ディスペンサー用の抗菌・抗かびシロッ
プタンクの提供。 【構成】 ステンレス鋼またはプラスチックを主とした
部材より成るシロップタンク本体10aとその上部カバー
10bに設けられた安全弁11と、このシロップタンク本
体10aの上端に設けられたガス注入バルブ12およびシ
ロップ抽出バルブ13等からなる。これらに銅等の抗菌
・抗かび物質20が混入されている。 【効果】 タンクの抗菌性を向上させると同時に衛生的
に保管できる。資源の節約が出来、BIB に比べて環境に
やさしく、コストダウンにもなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、広くは飲料ディス
ペンサーのタンクに関するものであり、特にシロップの
タンクに関するものである。就中、抗菌ステンレス鋼ま
たは抗菌プラスチックを主として使用したシロップタン
クに関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在の飲料ディスペンサー用のシロップ
タンクは、2ガロンと3ガロンと5ガロンのものがあ
る。その形状は、図1の様なもので直径はφ228である
が高さが各種異なっている(3ガロンの場合378.0±2.
5)が、主要桟材は全て同一のものを使用している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】現在のシロップタンク
は主要材質がSUS304であり、特に衛生面を含め問題とな
っていることはないが、糖分等が少なく、中性に近く、
腐敗しやすいシロップ等はこのタンクに入れることは出
来ない。このタンクは、所詮リターナブル容器であり、
使用後回収して洗浄し、何度も繰り返し使用できるもの
であるが、接液部分がSUS304のみならず、弁パッキンや
パッキンそして0リングなどはゴム等の材質も使用して
いる。そして、100 ℃前後の蒸気洗浄では、0リング等
に付着した菌類が死滅せず、酸素と適温があれば回復す
るのが現実である。
【0004】したがって、コーヒーなどの糖度が高い飲
料の場合は、洗浄したタンクに再充填しても全く問題は
ない。しかし、糖度の少ない中性に近いシロップの場
合、洗浄して再充填すると1〜2週間位で残存していた
細菌により腐敗してしまうことが多い。それゆえに、糖
度の少ない中性飲料、例えばウーロン茶とか紅茶のシロ
ップは全てBIB(BAG IN BOX) のワンウエイ容器になって
いる。BIB は、ポリプロピレン等の完全殺菌(ガンマー
線照射など)した袋にシロップを充填し、NO2 ガスのみ
を少量添加した状況で出荷されている。この状況では腐
敗等の問題は発生しないが、ワンウエイ容器のために環
境とゴミ問題が発生する。その上に、コスト高も問題視
されつつある状況である。
【0005】上記の事情より、抗菌ステンレス鋼や抗菌
プラスチックを使用し、弁とか0リングおよびガスチュ
ーブやサイホンチューブには抗菌・抗かび剤を添加する
ことにより、シロップタンクによる耐菌性や耐かび性の
弱いシロップの収納を可能にした飲料ディスペンサー用
のタンクが要望されている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる飲料ディ
スペンサー用抗菌・抗かびシロップタンクは、以上の技
術的な問題点に鑑みて、シロップタンクに抗菌・抗かび
物質を混入したものとした。
【0007】以下に、本発明にかかる飲料ディスペンサ
ー用抗菌・抗かびシロップタンクの具体的な構成を詳細
に記載する。最初に、本発明の請求項1に記載した発明
の構成を説明する。この発明は、まず、シロップタンク
本体がある。このシロップタンク本体は、ステンレス鋼
を主とした部材より成るものである。つぎに、銅等の抗
菌・抗かび物質がある。この銅等の抗菌・抗かび物質
は、上記のシロップタンク本体のステンレス鋼に混入さ
せたものである。
【0008】つぎに、本発明にかかる飲料ディスペンサ
ー用抗菌・抗かびシロップタンクの請求項2に記載した
発明の構成を説明する。この発明は、以下の点以外は上
記の請求項1の発明の構成と同一である。それゆえに、
上記の請求項1の発明の構成の説明の全文をここに援用
して、以下の構成の説明をこれに追加する。この発明と
上記の請求項1の発明の構成との差異は、弁パッキンや
その他のパッキンやOリングおよびガスチューブやサイ
ホンチューブ等のそのタンク内のシロップタンク本体以
外のシロップに接触する部材にも混入させた銅等の抗菌
・抗かび物質の存在である。
【0009】さらに、本発明にかかる飲料ディスペンサ
ー用抗菌・抗かびシロップタンクの請求項3と4に記載
した発明の構成を説明する。この発明は、以下の点以外
は上記の請求項1または2の発明の構成と同一である。
それゆえに、上記の請求項1または2の発明の構成の説
明の全文をここに援用して、以下の構成の説明をこれに
追加する。これらの発明と上記の請求項1または2の発
明の構成との差異は、上記のステンレス鋼に代えたプラ
スチック部材の使用である。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に、本発明にかかる飲料ディ
スペンサー用抗菌・抗かびシロップタンクの一般的な実
施の形態を述べる。このタンクは、シロップタンク本体
を主として、そのシロップタンク本体の上部カバーに設
けられた安全弁と、このシロップタンク本体の上端に設
けられたガス注入バルブ、およびシロップ抽出バルブ等
からなる。
【0011】そして、このタンクは、ステンレス鋼また
はプラスチックを主とした部材より成るシロップタンク
本体に、銅等の抗菌・抗かび物質が混入されているもの
であるゆえに、それが抗菌や抗かびを行う。そして、上
記の安全弁の弁パッキンや上記のガス注入バルブおよび
シロップ抽出バルブに設けられたその他のパッキンやガ
スチューブやサイホンチューブおよびOリング等のシロ
ップに接触する部材に銅等の抗菌・抗かび物質を混入さ
せたものであるゆえに、同様にそれが抗菌や抗かびを行
う。
【0012】
【実施例】しかして、本発明にかかる飲料ディスペンサ
ー用抗菌・抗かびシロップタンクをその具体的な実施例
を用いて添付の図面と共に詳細に述べる。このタンク1
0は、糖度が中性に近い濃縮シロップ(このシロップは
濃縮されたものであって、通常は店頭で3〜20倍の水
で希釈して飲用される)を入れるシロップタンク本体10
aと、シロップタンク本体10aの上部カバー10bに設け
られた異常ガス圧時のガス圧低下用の安全弁11と、こ
のシロップタンク本体10aの上端に設けられたガス注入
バルブ12、および同様に、このシロップタンク本体10
aの上端に設けられたシロップ抽出バルブ13等からな
る。このガス注入バルブ12およびシロップ抽出バルブ
13は、同じ構成のものであるゆえに、そのシロップ抽
出バルブ13の拡大断面図は省略してある。
【0013】そして、このタンク10は、図4に示すシ
ロップタンク本体の一部拡大側面断面図のように、ステ
ンレス鋼またはプラスチックを主とした部材より成るシ
ロップタンク本体10aに、銅等の抗菌・抗かび物質20
が混入されているものを主とする。さらに、このシロッ
プタンク本体10a以外にも、上記の安全弁11のゴム製
の弁パッキン11aや、上記のガス注入バルブ12および
シロップ抽出バルブ13(図7を援用)に設けられたそ
の他のゴム製のパッキン12aや、ガスチューブ12bや、
サイホンチューブ13a、およびOリング14(ゴム
製)、等のそのタンク10内のシロップに接触する全て
の部材に銅等の抗菌・抗かび物質20が混入されてい
る。なお、図4〜7において、その抗菌・抗かび物質2
0が大きく描かれているが、これは図面を分かりやすく
するためであって、実際は粉末状のものである。
【0014】
【発明の効果】本発明にかかる飲料ディスペンサー用抗
菌・抗かびシロップタンクは、以上のごとくになしたゆ
え、上記の課題を解決して以下のごとき多大な効果が生
じた。すなわち、糖分の少ない、中性に近い、腐敗しや
すいシロップを、抗菌ステンレス鋼または抗菌プラスチ
ックを使用することにより、そのタンクの抗菌性を向上
させると同時に衛生的に保管することができた。
【0015】また、このタンクは、リターナブルである
ゆえに、資源の節約が出来る。その上に、BIB に比べて
使い捨てでないから、環境にやさしく、コストダウンに
もつながると言う大きな特徴も発揮した。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる飲料ディスペンサー用抗菌・抗
かびシロップタンクの一実施例の側面図を示したもので
ある。
【図2】図1のものの安全弁の拡大側面断面図を示した
ものである。
【図3】図1のもののガス注入バルブの拡大側面断面図
を示したものである。
【図4】図1のもののシロップタンク本体の一部拡大側
面断面図を示したものである。
【図5】図2のものの弁パッキンの一部拡大側面断面図
を示したものである。
【図6】図3のもののパッキンの一部拡大側面断面図で
ある。
【図7】図3のガス注入バルブのガスチューブの一部拡
大側面断面図を示したものである。
【符号の説明】
10 タンク 10a シロップタンク本体 10b 上部カバー 11 安全弁 11a 弁パッキン 12 ガス注入バルブ 12a その他のパッキン 12b ガスチューブ 13 シロップ抽出バルブ 13a サイホンチューブ 14 Oリング 20 抗菌・抗かび物質

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ステンレス鋼を主とした部材より成るシロ
    ップタンク本体、該シロップタンク本体のステンレス鋼
    に混入させた銅等の抗菌・抗かび物質、より構成される
    ことを特徴とした飲料ディスペンサー用抗菌・抗かびシ
    ロップタンク。
  2. 【請求項2】ステンレス鋼を主とした部材より成るシロ
    ップタンク本体、該シロップタンク本体のステンレス鋼
    および弁パッキン(グ)やその他のパッキンやOリング
    およびガスチューブやサイホンチューブ等のそのタンク
    内のシロップタンク本体以外のシロップに接触する部材
    に混入させた銅等の抗菌・抗かび物質、より構成される
    ことを特徴とした飲料ディスペンサー用抗菌・抗かびシ
    ロップタンク。
  3. 【請求項3】プラスチックを主とした部材より成るシロ
    ップタンク本体、該シロップタンク本体のプラスチック
    に混入させた銅等の抗菌・抗かび物質、より構成される
    ことを特徴とした飲料ディスペンサー用抗菌・抗かびシ
    ロップタンク。
  4. 【請求項4】プラスチックを主とした部材より成るシロ
    ップタンク本体、該シロップタンク本体のプラスチック
    および弁パッキンやその他のパッキンやOリングおよび
    ガスチューブやサイホンチューブ等のそのタンク内のシ
    ロップタンク本体以外のシロップに接触する部材に混入
    させた銅等の抗菌・抗かび物質、より構成されることを
    特徴とした飲料ディスペンサー用抗菌・抗かびシロップ
    タンク。
JP7281097A 1997-03-11 1997-03-11 飲料ディスペンサー用抗菌・抗かびシロップタンク Pending JPH10250795A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002302197A (ja) * 2001-04-06 2002-10-15 Hoshizaki Electric Co Ltd 飲料供給装置
JP2004037273A (ja) * 2002-07-03 2004-02-05 Oji Paper Co Ltd 水分析方法及び装置
EP1899236A4 (en) * 2005-07-07 2008-07-23 Lancer Partnership Ltd METHOD AND APPARATUS FOR ESTABLISHING ANTI-MOLDING BARRIER

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Effective date: 20030212