JPH10250496A - 外観に優れた自動車内装及び外装部品用成形体 - Google Patents

外観に優れた自動車内装及び外装部品用成形体

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JPH10250496A
JPH10250496A JP6306397A JP6306397A JPH10250496A JP H10250496 A JPH10250496 A JP H10250496A JP 6306397 A JP6306397 A JP 6306397A JP 6306397 A JP6306397 A JP 6306397A JP H10250496 A JPH10250496 A JP H10250496A
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JP
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molding
plating
weight
automobile interior
graft copolymer
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JP6306397A
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Tetsuya Aihara
哲也 相原
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Teijin Ltd
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Teijin Chemicals Ltd
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Publication date
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  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外観が極めて良好で、メッキ処理後の外観も
非常に鮮映であり、さらにそのメッキ処理がメッキの密
着強度の低下を起こすことなく、容易に加工できる自動
車内装及び外装用成形体を提供する。 【解決手段】 (A)芳香族ポリカーボネート40〜6
0重量%と(B)ジエン系ゴム成分にシアン化ビニル化
合物及び芳香族ビニル化合物をグラフトした熱可塑性グ
ラフト共重合体40〜60重量%と(C)ジエン系ゴム
成分にメタアクリル酸エステル及び/又はアクリル酸エ
ステル及び芳香族ビニル化合物をグラフトした熱可塑性
グラフト共重合体1〜8重量%からなる樹脂組成物をガ
ス中空成形することにより得られる成形体であって、該
成形体の中空率が1〜30%であることを特徴とする外
観に優れた自動車内装及び外装部品用成形体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は外観に優れた自動車
内装及び外装部品用成形体に関するものであり、さらに
詳しくはガス中空成形法を用いた、外観に優れた自動車
内装及び外装部品用成形体で、該成形体をメッキ加工し
てなる自動車内装及び外装部品に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車分野では、軽量化、生産性
及びコストダウンの目的で樹脂化が検討されており、内
装及び外装部品においても樹脂製品による代替が進めら
れている。この自動車内装及び外装部品は、通常、熱可
塑性樹脂を射出成形し、得られた成形体に塗装やメッキ
加工等を施すことによって装飾されている事が多いが、
通常の射出成形に於いて得られる成形体は、意匠面上で
厚肉となっている部分が存在するとヒケが発生するた
め、高い保持圧力を長時間加えて成形しなければなら
ず、また得られた成形体のヒケ状態は必ずしも十分では
なかった。さらに、高い保持圧力を加えることで、バ
リ、反りの発生及びバリ発生による金型の損傷が起こる
という欠点があった。また、ヒケのある状態のままで、
メッキ加工又は塗装を施した場合、外観が悪くなり、メ
ッキ又は塗装面表面に写った像が歪んで見えるという欠
点があった。そのヒケ対策として、例えば特開平5−6
4851号公報ではガス中空成形を用いてヒケ等を改善
し、メッキ特性を改善する方法が示されている。しかし
ながら、特開平5−64851号公報に記載されている
方法では、メッキ加工する場合に、溶剤によるプリエッ
チング工程(メッキ前処理工程)が必要となり、作業環
境上あるいはコスト的に好ましくなく、且つ機械強度の
低下、メッキ加工条件が難しい等の問題点がある。
【0003】また、上記問題点以外にも、ガス中空成形
を行う場合、低いガス圧力で高い中空率の成形体が安定
して得られる様に、中空成形性に優れたガス中空成形用
の材料の開発要求が高まっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ヒケの無
い、外観の優れた自動車内装及び外装部品用成形体を低
コストで効率よく得ようとする物で、該成形体の中空成
形性が優れ、且つ溶剤によるプリエッチング工程無し
で、容易にメッキ加工でき、メッキ後の外観も鮮映であ
る自動車内装及び外装部品成形体を提供することであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、(A)
芳香族ポリカーボネート40〜60重量%と(B)ジエ
ン系ゴム成分にシアン化ビニル化合物及び芳香族ビニル
化合物をグラフトした熱可塑性グラフト共重合体40〜
60重量%と(C)ジエン系ゴム成分にメタアクリル酸
エステル及び/又はアクリル酸エステル及び芳香族ビニ
ル化合物をグラフトした熱可塑性グラフト共重合体1〜
8重量%からなる樹脂組成物をガス中空成形することに
より得られる成形体であって、該成形体の中空率が1〜
30%であることを特徴とする外観に優れた自動車内装
及び外装部品用成形体によって達成される。
【0006】本発明に用いられる熱可塑性樹脂組成物
は、(A)芳香族ポリカーボネートと(B)ジエン系ゴ
ム成分にシアン化ビニル化合物及び芳香族ビニル化合物
をグラフトした熱可塑性グラフト共重合体と(C)ジエ
ン系ゴム成分にメタアクリル酸エステル及び/又はアク
リル酸エステル及び芳香族ビニル化合物をグラフトした
熱可塑性グラフト共重合体からなる樹脂組成物で、
(A)成分のポリカーボネート樹脂は、2価フェノール
とカーボネート前駆体とを溶液法あるいは溶融法で反応
させて製造される。2価フェノールの代表的な例を挙げ
ると、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパ
ン[ビスフェノールA]、ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)メタン、1,1−ビス(4ヒドロキシフェニル)エ
タン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチ
ルフェニル)プロパン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ
−3−メチルフェニル)プロパン、ビス(4−ヒドロキ
シフェニル)スルフォン等が上げられる。好ましい2価
フェノールはビス(4−ヒドロキシフェニル)アルカ
ン、特にビスフェノールAである。またカーボネート前
駆体としてはカルボニルハライド、ジアリールカーボネ
ート又はハロホルメート等が挙げられ、具体的にはホス
ゲン、ジフェニルカーボネート、2価フェノールのジハ
ロホルメート及びそれらの混合物等である。ポリカーボ
ネートを製造するにあたり、前記2価フェノールを単独
でまたは2種以上を混合使用することができる。また適
当な分子量調整剤、分岐剤、反応促進するための触媒も
通常の方法に従って使用できる。かくして得られたポリ
カーボネート樹脂の2種以上を混合しても差し支えな
い。
【0007】また、(B)成分の熱可塑性グラフト共重
合体は、ジエン系ゴム成分を幹とし、それにグラフト共
重合可能な芳香族ビニル化合物成分及びシアン化ビニル
化合物成分をグラフト重合させた共重合体である。ジエ
ンゴム成分としては、例えばポリブタジエン、ポリイソ
プレン及びブタジエン−スチレン共重合体等が挙げら
れ、なかでもポリブタジエンが好ましく使用される。こ
れらのジエンゴム成分にグラフトされる芳香族ビニル化
合物成分としては、例えばスチレン、α−メチルスチレ
ン、p−メチルスチレン、アルコキシスチレン、ハロゲ
ン化スチレン等が挙げられ、なかでもスチレンが好まし
く用いられる。また、シアン化ビニル化合物成分として
は、例えばアクリロニトリル、メタアクリロニトリル及
びクロロアクリロニトリル等が挙げられ、なかでもアク
リロニトリルが好ましく用いられる。
【0008】更に、また(C)成分の熱可塑性グラフト
共重合体は、ジエン系ゴム成分を幹とし、それにグラフ
ト共重合可能な芳香族ビニル化合物成分及びメタアクリ
ル酸エステル及び/又はアクリル酸エステル成分をグラ
フト重合した共重合体である。芳香族ビニル化合物とし
ては、前記(B)成分の熱可塑性グラフト共重合体の説
明で示した物と同じである。メタアクリル酸エステル及
びアクリル酸エステル成分としては、例えばメタアクリ
ル酸メチル、メタアクリル酸エチル、メタアクリル酸プ
ロピル、メタアクリル酸ブチル、アクリル酸メチル、ア
クリル酸エチル、アクリル酸プロピル、アクリル酸ブチ
ル等のメタアクリル酸、アクリル酸の低級アルキルエス
テルが好ましい。(B)成分、(C)成分のグラフト共
重合体は上記の成分以外に、例えばポリアクリル酸エス
テル系ゴム、エチレン−プロピレン系ゴム、無水マレイ
ン酸、アクリロニトリル等を含有しても良い。
【0009】(B)成分及び(C)成分の熱可塑性グラ
フト共重合体は、塊状重合、溶液重合、懸濁重合、乳化
重合のいずれかの重合法で製造してもよく、グラフトの
方式としては1段グラフトでも多段グラフトでもよい。
また、製造の際に副生するグラフト成分のみのコポリマ
ーとの混合物であってもよい。さらに熱可塑性グラフト
共重合体は1種のみならず2種以上を混合して使用する
ことができる。
【0010】本発明に於いて使用される熱可塑性樹脂組
成物は前記の3成分を混合することによって製造される
が、所望に応じて充填剤、補強剤等の各種の添加剤を配
合した物を用いることも可能である。(A)成分の芳香
族ポリカーボネートが40重量%未満では機械的、熱的
特性が低下し、60重量%を越えると中空成形体の成形
性が悪くなり、高いガス圧力が必要となる。また(B)
成分の熱可塑性グラフト共重合体が40重量%未満では
メッキの付き及び中空成形体の成形性が悪く、60重量
%を越えると熱的特性が低下する。更にまた(C)成分
の熱可塑性グラフト共重合体が8重量%を越えると、機
械的特性が低下したり、メッキの表面状態が悪くなる。
【0011】本発明において自動車内装及び外装用部品
の成形体は、金型キャビティ内に溶融した樹脂組成物を
射出した後、該成形体内に制御された加圧ガスを注入し
て得られる中空成形体である。加圧ガスの注入口は成形
機シリンダーのノズル、金型のスプルー・ランナー、製
品に直接等が挙げられるが、何れの部分に設置しても実
施可能である。また、ここで用いられる加圧ガス体は常
温、常圧で気体の物質で、使用する樹脂組成物に対して
不活性であれば、いずれの気体であっても良いが、安全
性、経済性を考慮すれば、窒素ガスが好ましい。
【0012】射出成形時の溶融樹脂温度、射出圧力及び
速度、ガス注入の時期、ガス圧力、ガス圧力の保持時間
等の種々の成形条件は、使用する樹脂組成物、成形品の
形状により適宜選択されるが、加圧ガス体の注入時期は
射出終了後0〜10秒以内、ガス圧力は10〜150k
gf/cm2 でさらに好ましくは50〜120kgf/
cm2 、ガス圧力の保持時間は1〜30秒が好ましい。
なお、該成形体の中空率は1〜30%が好ましく、さら
に好ましくは3〜20%である。中空率が1%以下で
は、ヒケの改善が見られず、30%以上では、成形品の
肉厚が極端に薄い部分ができたり、成形体表面にフロー
マーク等の発生が見られ、強度面及び外観面で問題があ
り好ましくない。なお、中空率とは式[1]で定義され
る。
【0013】
【数1】
【0014】ただし、式[1]においてVは中空部を同
じ樹脂で埋めたときの体積(ボイドや発泡剤による中空
部は含まない。)、ρは用いた樹脂の比重、Wは中空成
形体の質量である。
【0015】本発明における成形体のメッキ加工方法
は、脱脂、化学エッチング、化学メッキ処理及び電気メ
ッキ処理により行われるが、酸処理、中和活性化、キャ
タリスト、アクセレーター等の処理を適宜組み合わせる
ことができる。脱脂には通常、界面活性剤が用いられ、
処理温度は40〜50℃、時間は3〜10分程度が好ま
しい。エッチングには通常、酸化剤と酸の混合液(例え
ばクロム酸−硫酸溶液)が用いられ、処理温度は65〜
75℃、時間は8〜20分程度が好ましい。エッチング
の後に、通常、キャタリスト、アクセレーター等の一連
の処理を行い、化学メッキ工程における金属の円滑な析
出を促進させ、メッキ層と樹脂素地との密着力を増大さ
せ、ついで化学金属メッキ浴に浸し、金属メッキを行
う。このようにして成形体に化学メッキを施したのち、
得られた化学メッキ品に更に、常法により銅、ニッケ
ル、クロム等を電気メッキ処理を施して成形体を電気メ
ッキし、自動車内装及び外装用成形体を得る。
【0016】
【実施例】以下に実施例を挙げて更に説明するが、本発
明はそれに限定されるものではない。
【0017】[実施例1]ポリカーボネート樹脂(帝人
化成(株)製:L−1250)50重量%、ABS樹脂
(宇部サイコン(株)製:Y−540A)45重量%、
MBS樹脂(クレハ化学(株)製:BTA−III)5重
量%をブレンダーで混合した後、径30mmφのベント
式二軸押出機[(株)日本製鋼所製TEX30XSS
T]を用い、シリンダー温度260℃にて押出ペレット
化した。このペレットを110℃で4時間乾燥した後、
自動車ハンドル模擬金型を用い、以下の如く成形をし
た。
【0018】射出成形機[住友重機械工業(株)製N1
575/300BX]のシリンダー温度250℃、金型
温度60℃にて、溶融した上記熱可塑性樹脂組成物を射
出圧力900kgf/cm2 で射出し、金型キャビティ
内に充填させた。そして射出が終了してから1.5秒後
に樹脂ゲートより100kgf/cm2 の圧力の窒素ガ
スを20秒間注入し、60秒後にハンドル中空成形品を
取り出した。該成形体の中空率は15%で、成形体の外
観はフローマーク等も無く極めて良好であり、厚肉部の
ヒケも見られなかった。また反りによる変形等も見られ
ず、極めて良好な成形体を得ることができた。次に該成
形体を以下に示す常法に従って電気銅メッキ処理を施し
た。ただし、下記処理液で*印の処理液は奧野製薬工業
(株)の商品名。
【0019】 (a)脱脂(50℃で5分間) エースクリーンA−220* 50g/l (b)エッチング(70℃で10分間) CrO3 400g/l conc−H2SO4 200ml/l (c)回収 (d)中和(室温で1分間) HCl 5vol% (e)キャタリスト(室温で3分間) キャタリストC* 20〜60ml/l conc−HCl 100〜200ml/l (f)アクセレーター(45℃で4分間)conc−H2SO4 10vol% (g)無電解メッキ(35℃で8分間) TMP New化学ニッケルA* 1vol TMP New化学ニッケルB* 1vol 水 4vol (h)活性化(室温で30秒間) トップサン* 50g/l (i)電気メッキ(25℃で30分間(3A/dm2 ))光沢硫酸銅メッキ浴 以上のメッキ処理を施して得た成形体の外観は極めて良
好で、美しい金属光沢を呈した。該成形体のメッキ密着
強度を測定したところ、1.5kgf/cmの密着強度
が得られた。次にメッキ処理した成形体を切断したとこ
ろ、厚肉部には中空部が存在し、肉厚も極端に薄くなっ
ておらず均一化されていた。
【0020】[実施例2]ガスの注入圧力を70kgf
/cm2 にした以外は、実施例1と同じ方法で中空成形
体を作成し、メッキ処理を施した。なお、該成形体の中
空率は8%で、外観にはフローマーク、ヒケ等は見られ
ず、メッキ処理後も極めて良好で、美しい金属光沢を呈
した。該成形体のメッキ密着強度を測定したところ、
1.5kgf/cmであった。
【0021】[実施例3]熱可塑性樹脂をポリカーボネ
ート(帝人化成(株)製:L−1250)45重量%、
ABS樹脂(宇部サイコン(株)製:Y−540A)5
0重量%、MBS樹脂(クレハ化学(株)製:BTA−
III)5重量%をブレンダーで混合した後、径30mm
φのベント式二軸押出機[(株)日本製鋼所製TEX3
0XSST]を用い、シリンダー温度260℃にて押出
ペレット化した物を使用した以外は実施例1と同じ方法
で中空成形体を作成し、メッキ処理を施した。なお、該
成形体の中空率は17%で、外観にはフローマーク、ヒ
ケ等は見られず、メッキ処理後も極めて良好で、美しい
金属光沢を呈した。該成形体のメッキ密着強度を測定し
たところ、1.6kgf/cmであった。
【0022】[比較例1]ガスの注入を行わず、射出終
了後に700kgf/cm2 の保持圧力を20秒間加え
た以外は実施例1と同様な方法で成形体を作成した。得
られた成形体の外観は、厚肉部にヒケが発生していた。
得られた成形体にメッキ処理を施したところ、成形体表
面のヒケが鮮明になり極めて劣悪な外観を呈した。次
に、メッキの密着強度を測定したところ、1.5kgf
/cmの密着強度が得られた。
【0023】[比較例2]熱可塑性樹脂をポリカーボネ
ート(帝人化成(株)製:L−1250)70重量%、
ABS樹脂(宇部サイコン(株)製:Y−540A)2
5重量%、MBS樹脂(クレハ化学(株)製:BTA−
III)5重量%をブレンダーで混合した後、径30mm
φのベント式二軸押出機[(株)日本製鋼所製TEX3
0XSST]を用い、シリンダー温度260℃にて押出
ペレット化した物を使用した以外は実施例1と同じ方法
で中空成形体を作成し、メッキ処理を施した。なお、該
成形体の中空率は10%と低くなっており、外観にはフ
ローマーク、ヒケ等は見られなかったが、メッキの付き
が悪く、付着した部分の密着強度は1.0kgf/cm
と小さかった。表1に実施例1、2、3、の結果、表2
に比較例1、2の結果を示す。
【0024】
【表1】
【0025】
【表2】
【0026】
【発明の効果】本発明の熱可塑性樹脂組成物を用いた自
動車内装及び外装用成形体は、外観が極めて良好で、メ
ッキ処理後の外観も非常に鮮映であり、さらにそのメッ
キ処理がメッキの密着強度の低下を起こすことなく、容
易に加工できるという利点がある。また、成形時の保持
圧力を高くしたり、長時間加えたりする必要がなく、量
産性、経済性に優れており、さらには成形体のデザイン
の幅が広がる等の様々な利点がある。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)芳香族ポリカーボネート40〜6
    0重量%と(B)ジエン系ゴム成分にシアン化ビニル化
    合物及び芳香族ビニル化合物をグラフトした熱可塑性グ
    ラフト共重合体40〜60重量%と(C)ジエン系ゴム
    成分にメタアクリル酸エステル及び/又はアクリル酸エ
    ステル及び芳香族ビニル化合物をグラフトした熱可塑性
    グラフト共重合体1〜8重量%からなる樹脂組成物をガ
    ス中空成形することにより得られる成形体であって、該
    成形体の中空率が1〜30%であることを特徴とする外
    観に優れた自動車内装及び外装部品用成形体。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の成形体に直接メッキ加工
    した外観に優れた自動車内装及び外装部品用成形体。
JP6306397A 1997-03-17 1997-03-17 外観に優れた自動車内装及び外装部品用成形体 Pending JPH10250496A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000032692A1 (fr) * 1998-11-27 2000-06-08 Idemitsu Petrochemical Co., Ltd. Composition de resine de polycarbonate pour moulage par injection a assistance gazeuse, production d'un article moule par injection, et article moule par injection ainsi obtenu
JP2018507919A (ja) * 2015-11-05 2018-03-22 エルジー・ケム・リミテッド めっき密着力に優れたポリカーボネート−abs系アロイ樹脂組成物及びそれを含む成形品

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