JPH1025000A - 液管理装置 - Google Patents

液管理装置

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JPH1025000A
JPH1025000A JP20132996A JP20132996A JPH1025000A JP H1025000 A JPH1025000 A JP H1025000A JP 20132996 A JP20132996 A JP 20132996A JP 20132996 A JP20132996 A JP 20132996A JP H1025000 A JPH1025000 A JP H1025000A
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JP
Japan
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liquid
oil
amount
tank
liquid amount
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JP20132996A
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English (en)
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Sazaburo Natsume
左三郎 夏目
Akira Mochida
明 持田
Toru Hirasawa
亨 平澤
Kazuhiro Tsuchida
和宏 土田
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NIPPON DENPA KK
Tokico Yuki Ltd
Original Assignee
NIPPON DENPA KK
Tokico Yuki Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 注液作業時に、作業者が注液状況を容易に確
認することができるようにする。 【解決手段】 給油所の複数設けられた貯油タンクの油
量を監視する油量監視器は、常時、その表示画面に各貯
油タンクの油量を棒グラフにより表示し、各貯油タンク
の油量を一括的に確認できるようにしている。ところ
が、タンクローリ車から貯油タンクに向けてガソリン等
の注液を開始したとき、現在注液されている貯油タンク
の詳細な油量情報を表示するように、油量監視器の表示
画面を自動的に切り替える。これにより、注液作業の作
業者は、油量監視器を何ら操作することなく、注液の状
況を確認することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、給油所に
設けられた貯油タンクの油液管理等に用いて好適な液管
理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、車両に給油を行う給油所には、
ガソリン、灯油等の各種油液を貯留した複数の貯油タン
クが給油所敷地内の地下に埋設されている。このような
給油所では、各貯油タンク内に貯えられた油量を常時監
視し、油液の不足がないように油液管理を行っている。
【0003】ここで、図13ないし図15は従来技術に
よる液管理装置として給油所の油液管理装置を例に挙げ
て示している。
【0004】図13において、1A,1B,1C,1D
は給油所敷地の地下に埋設された複数の貯油タンクを示
し、該貯油タンク1A〜1Dは、例えば4個設けられ、
該貯油タンク1A〜1D内にはガソリン等の油液が貯え
られている。例えば該貯油タンク1A内にはガソリン
が、貯油タンク1Bには軽油が、貯油タンク1Cには灯
油が、貯油タンク1Dには重油がそれぞれ貯えられてい
る。
【0005】2A,2B,2C,2Dは給油所敷地に設
けられた注入口として遠方給油口を示し、該遠方給油口
2A〜2Dは貯油タンク1A〜1Dにそれぞれ対応する
ように設けられ、該遠方給油口2A〜2Dは供給配管3
A〜3Dを介して貯油タンク1A〜1Dにそれぞれ接続
されている。
【0006】4A,4B,4C,4Dは遠方給油口2A
〜2Dの近傍に位置して供給配管3A〜3Dの途中にそ
れぞれ配設された開閉弁を示し、該開閉弁4A〜4D
は、遠方給油口2A〜2Dと貯油タンク1A〜1Dとの
間を連通,遮断するものである。また、該開閉弁4A〜
4Dは、図13または図14に示すように、後述の外部
表示器16に信号線5を介して接続され、外部表示器1
6によって開閉制御される。
【0007】6A,6B,6C,6Dは貯油タンク1A
〜1Dに対応するようにそれぞれ配設された液量検出器
としての油面検出器を示し、該油面検出器6A〜6D
は、内筒と外筒からなる二重構造の筒状センサを貯油タ
ンク1A〜1D内の油液中に浸漬させ、前記内筒と外筒
との間の静電容量を検出することにより、貯油タンク1
A〜1Dの底面から油面までの高さを検出するものであ
る。そして、該油面検出器6A〜6Dは、この貯油タン
ク1A〜1Dの底面から油面までの高さに対応した検出
信号を後述の油量監視器7に向けて出力する。なお、静
電容量式の該油面検出器6A〜6Dに限らず、フロート
式の液面検出器でもよい。
【0008】7は給油所の建屋8内に設けられた油量監
視器を示し、該油量監視器7は貯油タンク1A〜1Dの
油量を測定する。即ち、該油量監視器7には、図13ま
たは図14に示すように、信号線9を介して油面検出器
6A〜6Dが接続され、油面検出器6A〜6Dからの検
出信号が入力される。そして、該油量監視器7は油面検
出器6A〜6Dからの検出信号に基づいて貯油タンク1
A〜1D内の油量を測定する。
【0009】また、該油量監視器7は信号線10を介し
て外部表示器16に接続され、貯油タンク1A〜1Dの
油量の値を外部表示器16に向けて出力するようになっ
ている。
【0010】さらに、図15に示すように、該油量監視
器7の前面パネル7Aには、貯油タンク1A〜1Dの油
量を棒グラフとして一括的に表示する油量表示ランプ1
1が設けられている。
【0011】また、図15中の12は貯油タンク1A〜
1Dの油量情報を個々の貯油タンク毎に文字、数値等に
よって表示する表示部を示し、該表示部12は、例えば
液晶表示器等により構成されている。ここで、前記油量
情報とは、各貯油タンク1A〜1D毎の油種、油量、空
き容量等の情報である。
【0012】13は当該油量監視器7のモード切換、デ
ータ入力等を行うファンクションスイッチであり、14
は貯油タンク1A〜1Dの選択を行うタンク選択スイッ
チである。例えば、ファンクションスイッチ13を操作
して、貯油タンク1A〜1Dの油量情報を表示するモー
ドに切り換えた後、該タンク選択スイッチ14のスイッ
チAを押下すると、表示部12に貯油タンク1Aの油量
情報が表示される。
【0013】15は貯油タンク1A〜1Dの油量情報を
印字出力するための出力スロットであり、ファンクショ
ンスイッチ13等を操作して伝票発行の指示を当該油量
監視器7に与えると、該出力スロット15から油量情報
が印字された伝票が出力される。
【0014】一方、図13中の16は遠方給油口2A〜
2D近傍に位置して防火壁17に設けられた外部表示器
を示し、該外部表示器16は油量監視器7から信号線1
0を介して出力される貯油タンク1A〜1Dの油量の値
を受け取り、これらの値を該外部表示器16の前面パネ
ルに設けられた表示部に表示する。また、該外部表示器
16は信号線5を介して開閉弁4A〜4Dに接続されて
おり、外部表示器16の前面パネルに設けられた操作ス
イッチを押下することにより、開閉弁4A〜4Dの開,
閉を制御できるようになっている。
【0015】従来技術による油液管理装置は上述したよ
うな構成を有するもので、次に、図13に示すように、
タンクローリ車18から貯油タンク1A〜1Dにガソリ
ン等を注液する場合、即ち、ガソリン等の荷卸について
説明する。
【0016】即ち、貯油タンク1A〜1D内の油量が少
なくなると、タンクローリ車18から貯油タンク1A〜
1Dに油液を供給する。例えば、タンクローリ車18か
ら貯油タンク1Aにガソリンを注液するときには、作業
者(タンクローリ車18側の危険物取扱者および給油所
側の危険物取扱者)は、まずタンクローリ車18のホー
ス18Aを遠方給油口2Aの継手に接続し、タンクロー
リ車18側の弁(図示せず)を開弁する。次に、外部表
示器16の操作スイッチを押下して開閉弁4Aを開弁す
る。これにより、タンクローリ車18の車載タンクに貯
えれたガソリンが遠方給油口2Aから供給配管3Aを介
して貯油タンク1Aに注液される。
【0017】そして、ガソリンの注液が開始されてか
ら、ある程度の時間が経過した後、作業者は、外部表示
器16の表示部を目視して、ガソリンの注液が終了した
か否か、または注液したガソリンの量を確認する。
【0018】また、作業者は、建屋8内に設けられた油
量監視器7の表示部12を目視することによっても、ガ
ソリンの注液が終了したか否か、または注液したガソリ
ンの量を確認することができる。但し、この場合、作業
者は、油量監視器7のファンクションスイッチ13およ
びタンク選択スイッチ14等を操作して、油量監視器7
の表示部12に貯油タンク1Aの油量情報を表示させる
必要がある。なお、油量監視器7の油量表示ランプ11
にも貯油タンク1Aの油量が表示されるが、油量表示ラ
ンプ11のみでは貯油タンク1Aの油量の正確な数値を
確認することができないため、作業者が油量表示ランプ
11を目視するだけでは、ガソリンの注液が終了したか
否か、または注液したガソリンの量を正確に確認するこ
とができない。
【0019】そして、ガソリンの注液が終了したか否か
を確認できたとき、作業者は、タンクローリ車18側の
弁を閉弁すると共に、外部表示器16の操作スイッチを
押下して開閉弁4Aを閉弁する。
【0020】また、ガソリンの注液が終了した後、作業
者が注液したガソリンの量を自ら管理するために、注液
したガソリンの量を印字した伝票を発行する場合があ
る。この場合に、作業者は油量監視器7のファンクショ
ンスイッチ13等を操作して、貯油タンク1Aに注液し
たガソリンの量を印字した伝票を該油量監視器7の出力
スロット15から出力させる。
【0021】さらに、貯油タンク1Bに軽油を注液する
ときには、タンクローリ車18のホース18Aを遠方給
油口2Bに接続し、上述したと同様に軽油の注液を行
う。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術において、注液作業者は、ガソリン等の注液が終
了したか否か等を、外部表示器16の表示部を目視する
ことによって確認することができるだけでなく、油量監
視器7の表示部12を目視することによっても確認する
ことができる。これにより、外部表示器16と油量監視
器7とによって、ガソリン等の注液が終了したか否か等
を二重に確認することができ、注液時の油量監視を確実
に行うことができる。
【0023】しかし、油量監視器7により、ガソリンの
注液が終了したか否か等を確認するためには、作業者は
油量監視器7のファンクションスイッチ13、タンク選
択スイッチ14を操作し、油量監視器7の表示部12に
貯油タンク1Aの油量情報を表示させる必要がある。ま
た、貯油タンク1Aにガソリンを注液した後に、続けて
貯油タンク1Bに軽油を注液するときには、前回と別の
操作を行い、油量監視器7に貯油タンク1Bの油量情報
を表示させる必要がある。
【0024】しかし、油量監視器7のファンクションス
イッチ13、タンク選択スイッチ14の操作は煩わしい
という問題がある。特に、タンクローリ車18から貯油
タンク1A〜1Dにガソリン等の注液を行う作業者は、
多くの場合タンクローリ車18の運転手であり、当該油
量監視器7を初めて操作する者である場合が多い。この
結果、このような作業者は油量監視器7を操作すること
を臆したり、操作を誤ったりする場合が多く、ガソリン
等の注液が終了したか否か等を確認することが難しいと
いう問題がある。
【0025】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、タンクに液体を注入するときに、作業者
が注液状況を容易に確認することができるようにした液
管理装置を適用することを目的としている。
【0026】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために請求項1に係る発明の特徴は、液量監視器には、
各注入口から各タンクへ液体が注入されたとき、該各タ
ンクのうち、いずれかのタンクの液量が増加しているか
否かを判定する液量増加判定手段と、該液量増加判定手
段によりタンクの液量が増加していると判定されたと
き、前記各タンクのうち液量が増加しているタンクを特
定するタンク特定手段と、前記液量増加判定手段により
タンクの液量が増加していると判定されたとき、該タン
ク特定手段により特定されたタンクの液量情報を表示す
るように前記液量監視器の表示部を自動的に切り替える
表示自動切替手段とを設けたことにある。
【0027】上記構成より、注入口からタンクに向けて
注液が開始されると、当該タンクの液量が増加する。こ
のとき、液量増加判定手段が複数のタンクのうち、いず
れかのタンクの液量が増加していることを判定し、液量
が増加している注液中の当該タンクを特定する。そし
て、表示自動切替手段が注液中の当該タンクの液量情報
を表示するように液量監視器の表示部を自動的に切り替
える。
【0028】これにより、作業者は、タンクへの注液を
開始した後、液量監視器に対して何ら操作することな
く、単に液量監視器の表示部を目視するのみで注液中の
当該タンクの液量を確認することができ、注液が終了し
たか否か、または注液量がどれくらいか等を容易に知る
ことができる。
【0029】また、請求項2に係る発明は、表示自動切
替手段は、タンク特定手段により特定されたタンクが単
一の場合には該タンクのみの液量情報を表示するように
液量監視器の表示部を自動的に切替え、タンク特定手段
により特定されたタンクが複数の場合には、該各タンク
の液量情報をそれぞれ表示するように液量監視器の表示
部を自動的に切り替える構成としたことにある。
【0030】上記構成より、単一のタンクに注液してい
るときには、作業者は注液中の当該タンクの液量情報の
みを、液量監視器に対して何ら操作することなく単に液
量監視器の表示部を目視することによって確認すること
ができる。一方、複数のタンクに同時に注液していると
きには、作業者は注液中の複数のタンクの液量情報を、
液量監視器に対して何ら操作することなく単に液量監視
器の表示部を目視するだけで、同時に確認することがで
きる。
【0031】請求項3に係る発明の特徴は、液量監視器
には、各注入口から各タンクへ液体が注入されたとき、
該各タンクのうちいずれかのタンクの液量が増加してい
るか否かを判定する液量増加判定手段と、該液量増加判
定手段により液量が増加していると判定されたタンクの
増加前の液量を記憶する第1の液量記憶手段と、液量が
増加しているタンクについて液量増加が終了したか否か
を判定する液量増加終了判定手段と、該液量増加終了判
定手段により前記タンクの液量増加が終了したと判定さ
れたとき、前記タンクの増加終了後の液量を記憶する第
2の液量記憶手段と、該第2の液量記憶手段に記憶され
た液量と前記第1の液量記憶手段に記憶された液量との
差を演算することにより、前記タンクに注入された液体
の注液量を算出する注液量算出手段と、前記液量増加終
了判定手段により前記タンクの液量増加が終了したと判
定されたとき、該注液量算出手段により算出された前記
タンクの注液量を自動的に出力する注液量自動出力手段
とを設けたことにある。
【0032】上記構成より、注入口からタンクに向けて
注液が開始されると、当該タンクの液量が増加する。こ
のとき、液量増加判定手段が複数のタンクのうち、いず
れかのタンクの液量が増加していることを判定し、第1
の液量記憶手段が注液中の当該タンクの増加前の液量を
記憶する。これにより、注液が開始された時点における
当該タンクの液量値を記憶することができる。
【0033】そして、注液が終了すると、注液していた
当該タンクの液量が増加しなくなる。このとき、液量増
加終了判定手段が当該タンクの液量増加が終了したこと
を判定し、第2の液量記憶手段は当該タンクの増加終了
後の液量を記憶する。これにより、注液が終了した時点
における当該タンクの液量値を記憶することができる。
【0034】さらに、注液量算出手段が第2の液量記憶
手段に記憶された液量値から第1の液量記憶手段に記憶
された液量値を引き算することにより、当該タンクに注
入された液体の注液量を算出する。
【0035】そして、注液量自動出力手段が当該タンク
の注液量を液量監視器から自動的に出力する。これによ
り、作業者は、注液終了後に今回注液したタンクの注液
量を、油量監視器を何ら操作することなく、自動的に知
ることができる。
【0036】請求項4に係る発明は、注液量自動出力手
段は、注液量算出手段により算出されたタンクの注液量
を自動的に印字出力する構成としたことにある。
【0037】上記構成より、作業者は、注液終了後に、
油量監視器を何ら操作することなく、今回注液したタン
クの注液量を記録した紙面を自動的に入手することがで
きる。
【0038】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に従って詳述する。
【0039】ここで、図1ないし図7は本発明の第1の
実施例による液管理装置を給油所の油液管理装置に適用
した場合を例に挙げて示している。なお、本実施例では
前述した従来技術の構成要素と同一の構成要素に同一の
符号を付し、その説明を省略するものとする。
【0040】図1において、21は本実施例による油液
管理装置の一部を構成する油量監視器を示し、該油量監
視器21は、従来技術による油量監視器7と同様に、給
油所の建屋8内に設けられている。そして、該油量監視
器21には、マイクロコンピュータが設けられ、このマ
イクロコンピュータにより後述する油量測定や、油量情
報の表示処理等を行う。また、該油量監視器21には時
計が内蔵されており、貯油タンク1A〜1Dに注液が開
始された時刻等を認識できるようになっている。
【0041】また、該油量監視器21は、信号線9を介
して油面検出器6A〜6Dが接続され、該油面検出器6
A〜6Dから出力される検出信号に基づいて貯油タンク
1A〜1Dの油量を測定する。さらに、該油量監視器2
1には、測定した油量値等を記憶する記憶回路21Aが
設けられており、貯油タンク1A〜1Dの油量を周期的
に記憶するようになっている。
【0042】また、該油量監視器21は信号線10を介
して外部表示器16に接続され、貯油タンク1A〜1D
の油量の値を外部表示器16に向けて出力する。さら
に、該油量監視器21は給油所POSシステム23に接
続されている。ここで、給油所POSシステム23と
は、コンピュータを給油所の計量機や外設装置等に接続
することにより構成され、給油所内におけるガソリン等
の売り上げを管理するシステムである。さらに、該油量
監視器21は貯油タンク1A〜1Dの油液の漏洩を検知
する漏洩検知器や、遠方給油口2A〜2Dに設けられ、
過剰な注液により貯油タンク1A〜1Dから油液がオー
バーフローするのを防止するオーバーフロー防止弁等が
接続され(いずれも図示せず)、これら制御をも行うよ
うになっている。
【0043】一方、該油量監視器21の前面パネル22
には、図2に示すように、液晶表示器等から構成された
表示部としての表示画面24が配設されている。そし
て、該表示画面24には、図3ないし図5に示すよう
に、貯油タンク1A〜1Dの油量情報等が図表、グラ
フ、文字等により表示される。
【0044】25は従来技術による油量監視器7とほぼ
同様に、当該油量監視器21のモード切換、データ入力
等を行うファンクションスイッチであり、26は貯油タ
ンク1A〜1Dの選択を行うタンク選択スイッチであ
る。
【0045】ここで、前記表示画面24の表示について
図3ないし図5に基づいて説明する。まず、図3中の表
示101は、表示画面24に油量グラフを表示した状態
を示している。この油量グラフは、貯油タンク1A〜1
Dの油量を棒グラフとして一括的に表示したものであ
り、貯油タンク1A〜1Dの総ての油量を一目して確認
することができる。なお、図3では、合計4個の貯油タ
ンクに対応するように、4本の棒グラフを表示するもの
としたが、実際には、多数の貯油タンクに対応できるよ
うに、多数の棒グラフが表示される。
【0046】そして、この表示101は、通常、当該油
量監視器21の電源を投下し、初期化が完了した後に、
表示画面24に自動的に表示される。そして、ファンク
ションスイッチ25やタンク選択スイッチ26等を操作
したとき、または、後述するような注液作業を行うとき
等を除き、表示画面24には常時この表示101が表示
されている。これにより、貯油タンク1A〜1Dの全タ
ンクの油量を常時容易に確認することができる。
【0047】また、図4中の表示102は、表示画面2
4に貯油タンク1Aの油量情報を表示した状態を示して
いる。ここで、油量情報とは、貯油タンク内に貯えれた
油液の油種、油量、貯油タンクの空き容量、油面高さ等
の情報である。例えば、表示102を目視することによ
り、貯油タンク1Aの油種がガソリンで、現在の油量が
15000リットルであること等を確認することができ
る。
【0048】そして、この表示102は、当該油量監視
器21のファンクションスイッチ25、タンク選択スイ
ッチ26を操作することにより表示させることができ
る。また、後述するように、この表示102は貯油タン
ク1Aにガソリンを注液したとき、注液の開始と同時に
自動的に表示される。さらに、貯油タンク1Aにガソリ
ンを注液している最中には、表示画面24の下部に、荷
卸アイコンSが表示される。
【0049】また、図5中の表示103は、表示画面2
4に貯油タンク1Aと貯油タンク1Bの油量情報をそれ
ぞれ表示した状態を示している。即ち、表示画面24を
2つの画面に分割し、表示画面24の上部には貯油タン
ク1Aの油量情報が表示され、表示画面24の下部には
貯油タンク1Bの油量情報が表示されている。
【0050】そして、この表示103は、後述するよう
に、貯油タンク1Aへ注液を行い、その最中に貯油タン
ク1Bへ注液を同時に行ったとき、各注液の開始と同時
に自動的に表示される。さらに、貯油タンク1Aに注液
している最中には表示画面24の上部右側に荷卸アイコ
ンSが表示される。また、貯油タンク1Bに注液してい
る最中には、表示画面24の下部右側に荷卸アイコンS
が表示される。
【0051】また、前記表示画面24にはバックライト
(図示せず)が設けられており、表示画面24は、この
バックライトにより最適な輝度が設定され、暗い場所で
も表示画面24の表示が見易くなるようになっている。
但し、このバックライトは、油量監視器21の電源投入
後に油量監視器21を長時間操作しないときには、自動
的に消灯するようになっている。これにより、バックラ
イトの寿命を延ばすことができる。
【0052】27は貯油タンク1A〜1Dの油量情報を
印字出力するための出力スロットであり、該出力スロッ
ト27の内部にはプリンタ、伝票紙が設けられている。
そして、ファンクションスイッチ25等を操作して伝票
発行の指示すると、該出力スロット27から油量情報が
印字された伝票が出力される。また、後述するように、
注液作業の終了時には、該出力スロット27から今回の
注液量を記録した伝票が自動的に出力される。また、該
油量監視器21には音声発生手段としてのブザーが設け
られており、注液が開始されたとき、または注液が終了
したときに、該ブザーを鳴らすことにより、注液の開始
または終了を作業者に知らせるようになっている。
【0053】本実施例による油液管理装置は上述によう
な構成を有するものであり、次に、注液作業時におい
て、当該油液管理装置の油量監視器21により実現され
る機能を図6、図7のフローチャートに沿って説明す
る。
【0054】まず、図6中のステップ1では、油量監視
器21の電源投下後に油量監視器21の初期化を行う。
即ち、表示画面24の液晶表示器、ファンクションスイ
ッチ25、タンク選択スイッチ26および出力スロット
27内に設けられたプリンタ等に異常がないか否かを点
検する。また、油量監視器21に接続された油面検出器
6A〜6Dおよび外部表示器16等に異常がないか否か
を点検する。そして、異常が発見された場合には、表示
画面24に異常が発見された旨を表示し、作業者に異常
の確認と修復を促す。また、異常が発見されない場合に
は、ステップ2へ移行する。
【0055】ステップ2では、油面検出器6A〜6Dか
ら出力される検出信号に基づいて、貯油タンク1A〜1
Dの油量を測定する。
【0056】ステップ3では、この測定結果を油量グラ
フとして表示画面24に表示する。これにより、表示画
面24は図3中の表示101のようになる。
【0057】ステップ4では、ステップ2と同様に、油
面検出器6A〜6Dから出力される検出信号に基づい
て、貯油タンク1A〜1Dの油量を測定する。このと
き、測定した各油量値は油量監視器21の記憶回路21
Aに記憶される。
【0058】ステップ5では貯油タンク1A〜1Dのう
ち、いずれかの貯油タンクの油量が増加したか否かを判
定する。即ち、貯油タンク1A〜1Dのそれぞれの貯油
タンクについて、今回測定した油量と、前回測定して記
憶回路21Aに記憶された油量とを比較し、今回の油量
が前回の油量よりも所定量以上増加しているか否かを判
定する。なお、前記所定量とは、注液されたことによる
油量の増加を、検出誤差を除外して正確に判定できるよ
うに設定され、例えば、3mm程度の数値が設定されて
いる。
【0059】ここで、タンクローリ車18から油液を荷
卸するために、作業者(タンクローリ車18側の危険物
取扱者および給油所側の危険物取扱者)がタンクローリ
車18のホース18Aを遠方給油口2A〜2Dの継手に
接続し、開閉弁4A〜4D等を開弁すると、タンクロー
リ車18から貯油タンク1A〜1Dに向けて油液が供給
される。これにより、貯油タンク1A〜1D内のうち、
いずれかの貯油タンクの油量が増加し始める。例えば、
図13に示すように、タンクローリ車18のホース18
Aを遠方給油口2Aに接続し、貯油タンク1Aに向けて
ガソリンを注液すると、貯油タンク1Aの油量が増加し
始める。
【0060】そして、貯油タンク1A〜1D内のうち、
いずれかの貯油タンクの油量が増加し始めると、ステッ
プ5で「YES」と判定し、ステップ6に移行する。こ
のように、ステップ5で貯油タンク1A〜1Dの油量増
加を調べることにより、貯油タンク1A〜1Dへの注液
が開始されたか否かを判定することができる。
【0061】一方、貯油タンク1A〜1Dの油量がいず
れも増加していないときは、ステップ5で「NO」と判
定し、ステップ4に戻る。そして、貯油タンク1A〜1
Dへの注液が開始されるまで、ステップ4とステップ5
を繰り返す。
【0062】ステップ6では、貯油タンク1A〜1Dの
うち、油量が増加している貯油タンクを特定する。ここ
で、油面検出器6A〜6Dから油量監視器21に向けて
出力される4つの検出信号はそれぞれ識別できるように
なっており、油量監視器21は貯油タンク1A〜1D毎
に油量をそれぞれ測定している。従って、該油量監視器
21は貯油タンク1A〜1Dのうち、いずれの貯油タン
クの油量が増加しているかを各油量の測定結果から認識
することができる。
【0063】このステップ6により油量が増加している
ものとして特定された貯油タンクは、現在、タンクロー
リ車18により注液されている貯油タンクに相当する。
以下、貯油タンク1A〜1Dのうち、現在注液されてい
る貯油タンクを「注液中タンク」という。
【0064】ステップ7では、前記注液中タンクが1個
か否かを判定する。例えば、図13に示すように、タン
クローリ車18から貯油タンク1Aに向けてガソリンの
みを注液している場合には、ステップ6で特定される注
液中タンクは貯油タンク1Aとなるため、ステップ7で
「YES」と判定され、ステップ8に移行する。
【0065】ステップ8では、1個の注液中タンクの油
量情報を表示するように、油量監視器21の表示画面2
4を自動的に切替える。例えば、注液中タンクが貯油タ
ンク1Aのときには、表示画面24を図4中の表示10
2に自動的に切替える。
【0066】即ち、表示画面24は通常、図3中の表示
101(油量グラフ)が表示されている。または、油量
監視器21が以前に操作されていた場合には、表示画面
24には他の表示が表示されている場合もある。しか
し、ステップ8の処理が実行されると、表示画面24
が、注液中タンクの油量情報を表示するように、自動的
に切り替わる。
【0067】また、油量監視器21を電源投下後に長時
間操作していない場合は、表示画面24のバックライト
が消灯しているが、このステップ8で表示画面24が切
り替わると同時に、バックライトが点灯する。
【0068】さらに、ステップ8で表示画面24が切り
替わると同時に、油量監視器21内に設けられたブザー
が鳴り、注液が開始されたことを音によって知らせるよ
うになっている。
【0069】これにより、タンクローリ車18から貯油
タンク1A〜1Dに向けて油液を注液している間に、作
業者は、油量監視器21を何ら操作することなく、油量
監視器21の表示画面24を目視するだけで、注液中タ
ンクの油量情報を確認することができる。
【0070】また、このとき表示画面24には、図4に
示すように、荷卸アイコンSが表示されている。これに
より、作業者は、この荷卸アイコンSを見ることによ
り、現在荷卸中であることを確認することができる。
【0071】さらに、ステップ8で油量監視器21の表
示画面24が切り替わると同時に、外部表示器16の表
示部も、注液中タンクの油量情報を表示するように自動
的に切り替わるようになっている。即ち、油量監視器2
1が表示画面24を切り替えると同時に、油量監視器2
1が外部表示器16に向けて表示切替信号を出力する。
そして、外部表示器16は、油量監視器21から出力さ
れた表示切替信号を受け取り、該外部表示器16の表示
部を注液中タンクの油量情報を表示するように切替え
る。作業者は、外部表示器16を何ら操作することな
く、外部表示器16の表示部を目視することによって
も、注液中タンクの油量情報を確認することができる。
【0072】一方、図13に示すように、タンクローリ
車18から貯油タンク1Aに向けてガソリンの注液を行
っている最中に、タンクローリ車18の他のホースを遠
方給油口2Bに接続し、ガソリンの注液と並行して貯油
タンク1Bに軽油を注液する場合がある。このような場
合には、ステップ6で特定される注液中タンクは貯油タ
ンク1Aと貯油タンク1Bとの2個になるため、ステッ
プ7で「NO」と判定されステップ9に移行する。
【0073】ステップ9では、2以上の注液中タンクの
油量情報を同時に表示するように、油量監視器21の表
示画面24を自動的に切替える。例えば、注液中タンク
が貯油タンク1Aと貯油タンク1Bのときには、油量監
視器21のブザーを鳴らすと共に、表示画面24を図5
中の表示103に自動的に切替える。
【0074】これにより、作業者は、油量監視器21を
何ら操作することなく、油量監視器21の表示画面24
を目視するだけで、2以上の注液中タンクの油量情報を
確認することができる。即ち、作業者は、貯油タンク1
A〜1Dのうち2以上の貯油タンクに同時に注液を行っ
ている場合には、それぞれの貯油タンクの油量情報を同
時に確認することができる。
【0075】さらに、このとき表示画面24には、図5
に示すように、荷卸アイコンSが各貯油タンクに対応す
るようにそれぞれ表示されている。これにより、作業者
は、各貯油タンク毎に現在荷卸中であるか否かを確認す
ることができる。
【0076】また、ステップ9で油量監視器21の表示
画面24が切り替わると同時に、外部表示器16の表示
部も、注液中タンクの油量情報を表示するように自動的
に切り替わるようになっている。
【0077】次に、図7中のステップ10では、注液中
タンクの油量が増加する前の油量値aと注液開始時刻t
1を記憶する。即ち、上述したようにステップ5で貯油
タンク1A〜1Dのうち、いずれかの貯油タンクの油量
が増加していると判定する。このときの時刻は、実質的
に注液が開始された時刻であるので、この時刻を該油量
監視器21内に設けられた時計から読出し、注液開始時
刻t1として油量監視器21の記憶回路21Aに設けら
れた所定の記憶エリアに記憶する。なお、ステップ5の
処理が行われた時刻と、このステップ10が行われた時
刻とは実質的に同一なので、ステップ10が実行された
ときの現在の時刻を記憶すればよい。
【0078】また、油量監視器21は、貯油タンク1A
〜1Dの油量を周期的に記憶している(ステップ4)。
このため、前記記憶回路21Aに記憶された貯油タンク
1A〜1Dの各油量値のうち、注液中タンクの油量が増
加する直前の油量値を読出し、油量値aとして記憶回路
21A中の所定の記憶エリアに記憶する。
【0079】ステップ11では、ステップ4とほぼ同様
に貯油タンク1A〜1Dの油量を測定し、ステップ12
では、注液中タンクの油量増加が終了したか否かを判定
する。即ち、注液中タンクについて、今回測定した油量
と、前回測定して油量監視器21の記憶回路21Aに記
憶された油量とを比較し、今回の油量が前回の油量より
も所定量以上増加していない否かを判定する。
【0080】ここで、注液中タンクが満タンになったと
き、またはタンクローリ車18の車載タンク内の油液が
なくなったときは、注液中タンクの油量増加が終了す
る。このように、注液中タンクの油量増加の終了を判定
することにより、注液の終了を認識することができる。
そして、注液中タンクの油量増加が終了したときには
「YES」と判定し、ステップ13に移行する。一方、
注液中タンクの油量増加し続けており、油量増加が終了
していないときは「NO」と判定し、注液中タンクの油
量増加が終了するまでステップ11およびステップ12
を繰り返す。
【0081】ステップ13では、注液中タンクの油量増
加が終了したときの油量値bと注液終了時刻t2を記憶
する。即ち、ステップ13が実行された現在の時刻を、
該油量監視器21内に設けられた時計から読出し、注液
終了時刻t2として油量監視器21の記憶回路21Aに
設けられた所定の記憶エリアに記憶する。また、ステッ
プ13で、注液中タンクの油量を油面検出器6A〜6D
から出力される検出信号に基づいて測定し、油量値bと
して記憶回路21A中の所定の記憶エリアに記憶する。
【0082】ステップ14では給油所POSシステム2
3から出力される給油量値cを、該油量監視器21が受
け取り、この給油量値cを油量監視器21の記憶回路2
1A内に設けられた所定の記憶エリアに記憶する。ここ
で、給油量値cとは、注液中タンクに注液が行われてい
る間に、該注液中タンクに接続された計量機から当該給
油所に訪れた車両に給油された油液の量(売上量)であ
る。
【0083】ステップ15では今回注液中タンクに注液
された注液量値dを算出する。即ち、ステップ13で記
憶した、注液中タンクの油量終了時の油量値bから、ス
テップ10で記憶した、注液中タンクの油量が増加する
前の油量値aを引き算し、この結果にステップ14で記
憶した給油量値cを加算する。即ち、下記の数1の演算
を行う。
【0084】
【数1】(注液量値d)=(油量値b)−(油量値a)
+(給油量値c)
【0085】ステップ16では、前記注液量値d、ステ
ップ10で記憶された注液開始時刻t1、ステップ13
で記憶された注液終了時刻t2を油量監視器21の表示
画面24に自動的に表示する。これにより、作業者は、
注液作業終了後に、油量監視器21を何ら操作すること
なく、今回注液した貯油タンクの注液量を容易に確認す
ることができる。
【0086】ステップ17では、前記注液量値d、注液
開始時刻t1、注液終了時刻t2を油量監視器21の出
力スロット27内に設けられたプリンタにより伝票に印
字し、この伝票を出力スロット27から自動的に出力す
る。これにより、作業者は、注液作業終了後に、油量監
視器21を何ら操作することなく、今回注液した貯油タ
ンクの注液量を記録した伝票を自動的に入手することが
できる。そして、注液作業が終了したため、ステップ1
8に移行し、通常の油量管理処理にリターンする。即
ち、注液作業の終了後は、油量監視器21の表示画面2
4を図3中の表示101(油量グラフ)に自動的に切り
替え、貯油タンク1A〜1Dの油量を周期的に測定し、
その結果を油量グラフとして表示するといった油量管理
処理を行う。
【0087】かくして、本実施例によれば、タンクロー
リ車18から貯油タンク1A〜1Dに向けて注液が開始
されたか否かを認識すると共に、このとき注液されてい
る貯油タンクを特定し、注液が開始されたと同時に当該
貯油タンク(注液中タンク)の油量情報を表示するよう
に、油量監視器21の表示画面24を自動的に切替える
構成としたから、注液が行われている間に、作業者は、
油量監視器21を何ら操作することなく、単に油量監視
器21の表示画面24を目視するだけで、注液中タンク
の油量情報を確認することができる。これにより、注液
中タンクの油量情報を容易かつ確実に確認することがで
きる。
【0088】さらに、このとき油量監視器21の表示画
面24には、図4に示すように、荷卸アイコンSが表示
されるため、作業者は、現在荷卸中であることを容易に
知ることができる。
【0089】従って、タンクローリ車18の運転手等の
ように、油量監視器21の操作に不慣れな者であって
も、該油量監視器21の表示画面24を目視するだけ
で、注液が終了したか、または現在の注液量がどれくら
いか等を容易に、かつ確実に知ることができ、注液作業
を効率を大幅に向上させることができる。
【0090】さらに、本実施例によれば、貯油タンク1
A〜1Dのうち、2以上の貯油タンクに同時に注液され
ている場合には、それぞれの貯油タンクについての油量
情報を表示するように、油量監視器21の表示画面24
を自動的に切替える構成としたから、作業者は、油量監
視器21の表示画面24を目視するだけで、各貯油タン
クのそれぞれについて注液が終了したか、または各貯油
タンクのそれぞれについて現在の注液量がどれくらいか
等を容易に知ることができる。
【0091】また、このとき油量監視器21の表示画面
24には、図5に示すように、各貯油タンクに対応する
ように荷卸アイコンSが表示されるため、作業者は、各
貯油タンクについて現在荷卸中か否かを容易に知ること
ができる。
【0092】従って、2以上の貯油タンクに同時に注液
するといった作業についても、作業効率を大幅に向上さ
せることができる。
【0093】また、本実施例によれば、貯油タンク1A
〜1Dに注液が開始されたとき、油量監視器21の表示
画面24を切り替えると同時に、ブザーを鳴らすことに
より、注液が開始されたことを作業者に音によって知ら
せることができる。これにより、作業者は注液中タンク
の注液状況の確認を確実に行うことができる。
【0094】さらに、本実施例によれば、貯油タンク1
A〜1Dに注液が開始されたとき、油量監視器21の表
示画面24を切り替えると同時に、外部表示器16の表
示部を、注液中タンクの油量情報を表示するように切り
替える構成としたから、作業者は外部表示器16を何ら
操作することなく、外部表示器16を目視するだけで注
液状況を確認することができる。これにより、油量監視
器21によって容易に注液状況を確認できるだけでな
く、外部表示器16によっても注液状況を容易に確認す
ることができる。従って、作業者は注液状況の監視を容
易かつ確実に行うことができる。
【0095】また、本実施例によれば、注液が終了した
ときに、貯油タンク1A〜1Dに注液された注液量値d
を算出し、該注液量値dを油量監視器21の表示画面2
4に表示されると共に、該注液量値dを記録した伝票を
出力スロット27から自動的に印字出力させる構成とし
たから、タンクへの注液を行う作業者は、注液が終了し
た後に、液量監視器21を何ら操作することなく、今回
注液した貯油タンクの注液量値dを知ることができる。
特に、作業者は、注液量値dを記録した伝票を自動的に
入手することができる。これにより、注液量管理の容易
化を図ることができる。
【0096】次に、本発明の第2の実施例による液管理
装置を給油所の油液管理装置に適用した場合を例に挙げ
て図8ないし図12に基づいて説明するに、本実施例の
特徴は、注液時にタンク内の油液の誘電率を更新する手
段を設けたことにある。なお、前述した第1の実施例と
同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略す
るものとする。
【0097】図8において、31は本実施例による油量
監視器を示し、該油量監視器31は、前述した第1の実
施例とほぼ同様に、給油所の建屋8内に設けられてい
る。そして、該油量監視器31には、後述する油面検出
器32A〜32D、給油所POSシステム23、外部表
示器16等が接続されている。また、該油量監視器31
にはマイクロコンピュータ、時計、記憶回路31Aが設
けられている。さらに、該油量監視器31には、後述す
るように、貯油タンク1A〜1D内に貯えられた油液の
誘電率εを更新する手段が設けられている。
【0098】32A,32B,32C,32Dは貯油タ
ンク1A〜1Dに対応するようにそれぞれ配設された液
量検出器としての油面検出器を示し、該油面検出器32
A〜32Dは、従来技術による油面検出器6A〜6Dと
ほぼ同様に、静電容量式の油面検出器であるが、本実施
例による油面検出器32A〜32Dには、誘電率更新手
段が設けられている。
【0099】即ち、図9中の33は油面検出器32Aの
筒状センサを示している。該筒状センサ33は、外筒3
4と、該外筒34内の設けられた内筒35とから構成さ
れている。さらに、該内筒35は貯油タンク1Aの上部
側に設けられた上部内筒35Aと、貯油タンク1Aの下
部側に設けられた下部内筒35Bとに分割されている。
また、上部内筒35Aと下部内筒35Bは絶縁部材36
により連結されている。そして、誘電率測定手段は、上
述した筒状センサ33の各構成要素のうち、外筒34と
下部内筒35Bとから構成されている。
【0100】また、上部内筒35Aと下部内筒35B
は、図9に示すように、貯油タンク1Aの底面から貯油
タンク1Aに油液が満タンになったときの油面高さをh
0 とすると、1/2h0 の位置で分割されている。即
ち、上部内筒35Aと下部内筒35Bの分割位置を誘電
率測定可能高さhaとすると、ha=1/2h0 であ
る。なお、上部内筒35Aと下部内筒35Bとを分割す
る位置は1/2h0 に限るものでない。
【0101】本実施例による油液管理装置は上述したよ
うな構成を有するものであり、次に、油量監視器31と
油面検出器32A〜32Dにより、貯油タンク1A〜1
D内に貯えられた油液の量を測定する動作について、油
量監視器31と油面検出器32Aにより貯油タンク1A
内に貯えられたガソリンの量を測定する場合を例に挙げ
て説明する。
【0102】まず、油面検出器32Aは外筒34と内筒
35との間の静電容量を検出し、その静電容量Cを検出
信号として油量監視器31に出力する。そして、油量監
視器31は下記の数2に示すような演算を行い、貯油タ
ンク1Aの油面高さhを算出する。さらに、油量監視器
31は貯油タンク1Aの油面高さhと、予め記憶回路3
1Aに記憶された貯油タンク1Aの容積等に基づいて演
算を行い貯油タンク1Aの油量を算定する。
【0103】
【数2】
【0104】但し、上記数2において、εは貯油タンク
1Aに貯えられたガソリンの誘電率であり、油量監視器
31の記憶回路31Aに更新可能に記憶されている。K
は油面検出器32Aの外筒34、下部内筒35Bの寸法
等から決定される定数であり、予め油量監視器31の記
憶回路31Aに記憶されている。
【0105】なお、油量監視器31と油面検出器32
B,32C,32Dにより貯油タンク1B,1C,1D
に貯えられた軽油、灯油、重油の油量を測定する場合に
ついても同様である。
【0106】次に、油量監視器31と油面検出器32A
〜32Dにより、貯油タンク1A〜1D内に貯えられた
油液の誘電率εを更新する動作について、油量監視器3
1と油面検出器32Aにより貯油タンク1A内に貯えら
れたガソリンの誘電率εを更新する場合を例に挙げて説
明する。
【0107】通常、油液の誘電率は油液の種類によって
異なるだけでなく、同一種類の油液であっても、油液の
産地や製油所毎に異なる。従って、貯油タンク1Aに以
前から貯えれているガソリンと産地の異なるガソリンを
新たに注液したときには、ガソリンの誘電率εが変化
し、上述した油面高さhの算定に誤差が生じる。
【0108】そこで、例えば貯油タンク1Aに以前から
貯えれているガソリンと産地の異なるガソリンを新たに
注液したときには、ガソリンの誘電率εの値を測定し、
油量監視器31の記憶回路31Aに記憶された前回の誘
電率εの値を更新するようにしている。
【0109】さて、この誘電率更新手段には、貯油タン
ク1Aにガソリンが十分に貯えられているときの手段
と、貯油タンク1Aにガソリンが少量しか貯えられてい
ないときの手段との2種類がある。
【0110】まず、第1の誘電率更新手段は、貯油タン
ク1Aにガソリンが十分に注液され、貯油タンク1A内
の油量が十分に貯えられた状態のときに、油面検出器3
2Aに設けられた誘電率測定手段を用いてガソリンの誘
電率εを測定し、更新するものである。
【0111】即ち、貯油タンク1Aにガソリンが十分に
注液され、貯油タンク1A内の油面高さが誘電率測定可
能高さhaより高くなったときには、下部内筒35Bが
完全にガソリンに浸漬した状態である。従って、このと
き外筒34と下部内筒35Bとの間の静電容量Caを検
出し、下記の数3に示すような演算を行うことにより、
ガソリンの誘電率εを測定する。
【0112】
【数3】
【0113】そして、このように測定された誘電率εは
油量監視器31の記憶回路31Aに記憶される。
【0114】次に、第2の誘電率更新手段は、貯油タン
ク1Aに注液されたガソリンの量が少量であり、貯油タ
ンク1Aにガソリンが少量しか貯えられていないとき
に、作業者が検尺棒を用いて貯油タンク1Aの油面高さ
を測定し、この測定結果を油量監視器31に入力して誘
電率εを更新するものである。
【0115】即ち、貯油タンク1Aの油面高さが、誘電
率測定可能高さhaより小さいときには、油面検出器3
2Aの誘電率測定手段によっては誘電率εを測定するこ
とができない。そこで、検尺棒を用いて貯油タンク1A
の油面高さを測定し、この測定結果を油量監視器31に
入力する。
【0116】ここで、油量監視器31には油面高さを入
力するだけで、誘電率εを自動計算し、誘電率εを更新
する機能が設けられている。即ち、検尺棒で貯油タンク
1Aの油面高さを測定した結果、油面高さがhbであっ
たとする。そして、この油面高さhbを油量監視器31
に入力すると、油量監視器31は、油面検出器32Aか
ら貯油タンク1Aに貯えられた油液の静電容量Cbを受
け取り、下記の数4に示す演算を行う。
【0117】
【数4】
【0118】そして、このように算定された誘電率εは
油量監視器31の記憶回路31Aに記憶される。
【0119】なお、貯油タンク1B〜1D内に貯えれら
た軽油、灯油、重油の誘電率を更新する場合の同様であ
る。
【0120】次に、上述した誘電率更新手段を含んだ油
液管理装置の注液作業時における動作を図10および図
12に基づいて説明する。
【0121】まず、図10、図11中のステップ21〜
ステップ32については、第1の実施例で述べたステッ
プ1〜ステップ12と同様である。
【0122】図11中のステップ33では、注液中タン
クの注液終了時刻t2を油量監視器31に設けられた記
憶回路31Aの所定の記憶エリアに記憶する。
【0123】次に、ステップ34では、油面検出器32
A〜32Dから出力される検出信号に基づいて注液中タ
ンクの油面高さhを測定し、この油面高さhが、油面検
出器32A〜32Dの誘電率測定可能高さhaより十分
に大きいか否かを判定する。即ち、このステップ34で
は、誘電率εの更新を行うに際して、油面検出器32A
〜32Dに設けられた誘電率測定手段を用いる手段を採
るか、または検尺棒を用いる手段を採るかを判定する。
【0124】ここで、注液中タンクに新たに注液された
油液の産地や製油所が、該注液中タンクに以前から貯え
られていた油液の産地や製油所と異なる場合には、注液
タンク中の油液の誘電率εが、以前に測定して今現在油
量監視器31の記憶回路31Aに記憶されている誘電率
と異なる。この結果、このステップ34で測定した油面
高さhは正確な値でないものと考えられる。従って、あ
る程度の誤差を含んでいても、注液タンクの油面高さh
が誘電率測定可能高さhaよりも大きいことを判定でき
るようにする必要がある。そこで、注液中タンクの油面
高さhが誘電率測定可能高さhaよりも大きいか否かを
精密に判定するのではなく、注液タンクの油面高さhが
誘電率測定可能高さhaよりも、ある程度の幅をもって
十分に大きいか否かを判定する。そして、注液中タンク
の油面高さhが誘電率測定可能高さhaより十分に大き
いときには「YES」と判定し、ステップ35に移行す
る。
【0125】ステップ35では、上述したように、油面
検出器32A〜32Dのうち、注液中タンクに対応する
油面検出器における外筒32と下部内筒35Bとの間の
静電容量Cを検出し、油量監視器31が上記数3に示す
ような演算を行い、新たな誘電率εを算定し、記憶回路
31Aに記憶する。
【0126】一方、注液中タンクの油面高さhが誘電率
測定可能高さhaより十分に大きくないときには、ステ
ップ34で「NO」と判定し、ステップ36に移行す
る。そして、ステップ36では、油量監視器31の表示
画面に、誘電率εの更新を促すメッセージを表示する。
そして、作業者は表示画面を確認し、必要であれば、検
尺棒を用いて、注液中タンクの油面高さhを測定し、そ
の測定結果を油面監視器21に入力する。これにより、
油量監視器31が上記数4の演算を行い、新たな誘電率
εを算定し、記憶回路31Aに記憶する。
【0127】次に、図12中のステップ37では、油面
検出器32A〜32Dから出力される検出信号に基づい
て、注液中タンクの油量増加が終了したときの油量値b
を測定し、この油量値bを油量監視器31に設けられた
記憶回路31A中の所定の記憶エリアに記憶する。この
とき、前記ステップ35またはステップ36で注液中タ
ンク内の油液の誘電率εが更新されているため、油量値
bを正確に測定することができる。
【0128】そして、ステップ38〜ステップ42につ
いては、第1の実施例で述べたステップ14〜ステップ
18と同様である。
【0129】かくして、本実施例によれば、注液時に注
液中タンク内の油液の誘電率εを更新する構成(ステッ
プ34,35,36)としたから、ステップ37で注液
中タンクの油量増加が終了したときの油量値bを、注液
が終了した時点に注液中タンク内に貯えられている油液
の誘電率εを用いて測定することができる。これによ
り、前記油量値bを正確に測定することができ、注液中
タンクに注液量値dを正確に算定することができる。
【0130】従って、貯油タンク1A〜1Dに以前貯え
られていた油液と産地や製油所の異なる油液を新たに注
液したときでも、正確な注液量値dを算定して、注液作
業者等に提供できると共に、その後の油量監視器31に
よる油量測定の精度を向上させることができる。
【0131】なお、前記第1の実施例では、図6中のス
テップ5が本発明の構成要件である液量増加判定手段の
具体例であり、ステップ6がタンク特定手段の具体例で
あり、ステップ8およびステップ9が表示自動切替手段
の具体例を示している。また、図7中のステップ10が
第1の液量記憶手段の具体例を示し、ステップ12が液
量増加終了判定手段の具体例である。さらに、ステップ
13が第2の液量記憶手段の具体例であり、ステップ1
5が注液量算出手段の具体例であり、ステップ16およ
びステップ17が注液量自動出力手段の具体例を示して
いる。
【0132】また、前記第2の実施例では、図10中の
ステップ25が本発明の構成要件である液量増加判定手
段の具体例であり、ステップ26がタンク特定手段の具
体例であり、ステップ28およびステップ29が表示自
動切替手段の具体例を示している。また、図11中のス
テップ30が第1の液量記憶手段の具体例を示し、ステ
ップ32が液量増加終了判定手段の具体例である。さら
に、図12中のステップ37が第2の液量記憶手段の具
体例であり、ステップ39が注液量算出手段の具体例で
あり、ステップ40およびステップ41が注液量自動出
力手段の具体例を示している。
【0133】また、前記各実施例では、4個の貯油タン
ク1A〜1Dが設けられた給油所の油液管理装置を例に
挙げたが、貯油タンクの数はこれに限るものでなく、貯
油タンクが1〜3個または4個以上、例えば8個設けら
れた給油所の油液管理装置としても適用することができ
る。
【0134】さらに、前記各実施例では、車両にガソリ
ン等を給油する給油所を例に挙げて説明したが、本発明
はこれに限らず、食用油、アルコール、薬品等の他の液
体を貯蔵するタンクの液管理を行う液管理装置に適用す
ることも可能である。
【0135】
【発明の効果】以上詳述したとおり、請求項1に係る発
明によれば、液量監視器には、各注入口から各タンクへ
液体が注入されたとき、該各タンクのうち、いずれかの
タンクの液量が増加しているか否かを判定する液量増加
判定手段と、該液量増加判定手段によりタンクの液量が
増加していると判定されたとき、前記各タンクのうち液
量が増加しているタンクを特定するタンク特定手段と、
前記液量増加判定手段によりタンクの液量が増加してい
ると判定されたとき、該タンク特定手段により特定され
たタンクの液量情報を表示するように前記液量監視器の
表示部を自動的に切り替える表示自動切替手段とを設け
る構成としたから、タンクへの注液を行う作業者は、注
液を開始した後に、液量監視器を何ら操作することなく
単に液量監視器の表示部を目視するだけで、注液中のタ
ンクの液量情報を得ることができる。
【0136】従って、当該液量監視器の操作に不慣れな
作業者でも、注液の状況を常に知ることができ、注液が
終了したか否か、または今回タンクへ注液した注液量等
を容易に、かつ確実に確認することができる。
【0137】請求項2に係る発明によれば、表示自動切
替手段は、タンク特定手段により特定されたタンクが単
一の場合には該タンクのみの液量情報を表示するように
液量監視器の表示部を自動的に切り替え、タンク特定手
段により特定されたタンクが複数の場合には、該各タン
クの液量情報をそれぞれ表示するように液量監視器の表
示部を自動的に切り替える構成としたから、単一のタン
クに注液する場合のみならず、複数のタンクに同時注液
する場合でも、各タンクの注液状況を常に知ることがで
き、注液が終了したか否か、または今回各タンクへ注液
した液量等を容易に、かつ確実に確認することができ
る。
【0138】請求項3に係る発明によれば、液量監視器
には、各注入口から各タンクへ液体が注入されたとき、
該各タンクのうち、いずれかのタンクの液量が増加して
いるか否かを判定する液量増加判定手段と、該液量増加
判定手段により液量が増加していると判定されたタンク
の増加前の液量を記憶する第1の液量記憶手段と、液量
が増加しているタンクについて液量増加が終了したか否
かを判定する液量増加終了判定手段と、該液量増加終了
判定手段により前記タンクの液量増加が終了したと判定
されたとき、前記タンクの増加終了後の液量を記憶する
第2の液量記憶手段と、該第2の液量記憶手段に記憶さ
れた液量と前記第1の液量記憶手段に記憶された液量と
の差を演算することにより、前記タンクに注入された液
体の注液量を算出する注液量算出手段と、前記液量増加
終了判定手段により前記タンクの液量増加が終了したと
判定されたとき、該注液量算出手段により算出された前
記タンクの注液量を自動的に出力する注液量自動出力手
段とを設ける構成としたから、タンクへの注液を行う作
業者は、注液が終了した後に、液量監視器を何ら操作す
ることなく、今回注液したタンクの注液量を知ることが
できる。従って、注液量管理の容易化を図ることができ
る。
【0139】請求項4に係る発明によれば、注液量自動
出力手段は、注液量算出手段により算出されたタンクの
注液量を自動的に印字出力する構成としたから、タンク
への注液を行う作業者は、注液が終了した後に、液量監
視器を何ら操作することなく、今回注液したタンクの注
液量を記録した紙面を自動的に入手することができ、注
液量管理の容易化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例による油液管理装置を示
すブロック回路図である。
【図2】図1中の油量監視器を示す正面図である。
【図3】図2中の油量監視器に設けられた表示画面に油
量グラフが表示された状態を示す拡大図である。
【図4】図2中の油量監視器に設けられた表示画面に貯
油タンクの油量情報が表示された状態を示す拡大図であ
る。
【図5】図2中の油量監視器に設けられた表示画面に複
数の貯油タンクの油量情報が表示された状態を示す拡大
図である。
【図6】図1中の油量監視器の動作を示す流れ図であ
る。
【図7】図6に続く油量監視器の動作を示す流れ図であ
る。
【図8】本発明の第2の実施例による油液管理装置を示
すブロック回路図である。
【図9】図8中の油面検出器を示す断面図である。
【図10】本発明の第2の実施例による油量監視器の動
作を示す流れ図である。
【図11】図10に続く油量監視器の動作を示す流れ図
である。
【図12】図11に続く油量監視器の動作を示す流れ図
である。
【図13】従来技術による油液管理装置を示す全体図で
ある。
【図14】従来技術による油液管理装置を示すブロック
回路図である。
【図15】図14中の油量監視器を示す正面図である。
【符号の説明】
1A,1B,1C,1D 貯油タンク(タンク) 2A,2B,2C,2D 遠方給油口(注入口) 6A,6B,6C,6D,32A,32B,32C,3
2D 油面検出器(液量検出器) 21,31 油量監視器(液量監視器) 24 表示画面(表示部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平澤 亨 東京都大田区多摩川2丁目15番12号 日本 電波株式会社内 (72)発明者 土田 和宏 東京都大田区多摩川2丁目15番12号 日本 電波株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 注入口から注入された液体を貯留する複
    数のタンクと、該各タンクの液量を検出する液量検出器
    と、該液量検出器から出力される検出信号により前記各
    タンクの液量を測定して各タンクの液量情報を表示部に
    表示する液量監視器とからなる液管理装置において、 前記液量監視器には、前記各注入口から各タンクへ液体
    が注入されたとき、該各タンクのうち、いずれかのタン
    クの液量が増加しているか否かを判定する液量増加判定
    手段と、 該液量増加判定手段によりタンクの液量が増加している
    と判定されたとき、前記各タンクのうち液量が増加して
    いるタンクを特定するタンク特定手段と、 前記液量増加判定手段によりタンクの液量が増加してい
    ると判定されたとき、該タンク特定手段により特定され
    たタンクの液量情報を表示するように前記液量監視器の
    表示部を自動的に切り替える表示自動切替手段とを設け
    たことを特徴とする液管理装置。
  2. 【請求項2】 前記表示自動切替手段は、前記タンク特
    定手段により特定されたタンクが単一の場合には該タン
    クのみの液量情報を表示するように前記液量監視器の表
    示部を自動的に切替え、前記タンク特定手段により特定
    されたタンクが複数の場合には、該各タンクの液量情報
    をそれぞれ表示するように前記液量監視器の表示部を自
    動的に切り替える構成としてなる請求項1に記載の液管
    理装置。
  3. 【請求項3】 注入口から注入された液体を貯留する複
    数のタンクと、該各タンクの液量を検出する液量検出器
    と、該液量検出器から出力される検出信号により前記各
    タンクの液量を測定する液量監視器とからなる液管理装
    置において、 前記液量監視器には、前記各注入口から各タンクへ液体
    が注入されたとき、該各タンクのうち、いずれかのタン
    クの液量が増加しているか否かを判定する液量増加判定
    手段と、 該液量増加判定手段により液量が増加していると判定さ
    れたタンクの増加前の液量を記憶する第1の液量記憶手
    段と、 液量が増加しているタンクについて液量増加が終了した
    か否かを判定する液量増加終了判定手段と、 該液量増加終了判定手段により前記タンクの液量増加が
    終了したと判定されたとき、前記タンクの増加終了後の
    液量を記憶する第2の液量記憶手段と、 該第2の液量記憶手段に記憶された液量と前記第1の液
    量記憶手段に記憶された液量との差を演算することによ
    り、前記タンクに注入された液体の注液量を算出する注
    液量算出手段と、 前記液量増加終了判定手段により前記タンクの液量増加
    が終了したと判定されたとき、該注液量算出手段により
    算出された前記タンクの注液量を自動的に出力する注液
    量自動出力手段とを設けたことを特徴とする液管理装
    置。
  4. 【請求項4】 前記注液量自動出力手段は、前記注液量
    算出手段により算出された前記タンクの注液量を自動的
    に印字出力する構成としてなる請求項3に記載の液管理
    装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100365911B1 (ko) * 2000-04-03 2002-12-26 김돈식 탱크 유류 측정/관리 시스템
US7754025B1 (en) * 2000-06-08 2010-07-13 Beverage Works, Inc. Dishwasher having a door supply housing which holds dish washing supply for multiple wash cycles
US9090446B2 (en) 2000-06-08 2015-07-28 Beverage Works, Inc. Appliance with dispenser
KR20210044425A (ko) * 2019-10-15 2021-04-23 한국항공우주산업 주식회사 항공기용 주/배유량 측정장치

Cited By (7)

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