JPH10249417A - 熱間圧延用ロールの保持方法及び装置 - Google Patents

熱間圧延用ロールの保持方法及び装置

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JPH10249417A
JPH10249417A JP5145097A JP5145097A JPH10249417A JP H10249417 A JPH10249417 A JP H10249417A JP 5145097 A JP5145097 A JP 5145097A JP 5145097 A JP5145097 A JP 5145097A JP H10249417 A JPH10249417 A JP H10249417A
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JP
Japan
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roll
liners
liner
housing window
sealed
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP5145097A
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English (en)
Inventor
Nobuo Murata
宣夫 村田
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Nippon Steel Nisshin Co Ltd
Original Assignee
Nisshin Steel Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nisshin Steel Co Ltd filed Critical Nisshin Steel Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課 題】ロールチョックライナーとハウジングウイン
ドウライナーとの間の摩擦力を低減してライナーの摩耗
を減少させ、ロールを精度よく一定位置に安定して保持
することによりストリップの蛇行を防止し、ロードセル
で計測するワークサイドとドライブサイドの差荷重やA
GC制御に使用する計測荷重に対する悪影響を小さくす
る。 【解決手段】ハウジングウインドウライナー6Bに環状
溝8を設けてオーリング9を装着してロールチョックラ
イナー7B、7Cとの間の隙間をシールし、封入部11
B、11Cを形成する。各封入部11B、11Cにはポ
ンプ16によって加圧水が供給され、封入部に封じ込め
た圧力水でロールチョック5A、5Bの圧延方向の保持
を行い、各ライナー6B、7B、7Cは圧力水を介して
接触する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、ステッケル圧延機
及び連続熱間圧延機において、ストリップがロールバイ
トに噛み込むとき及び圧延中にロールチョックライナー
とハウジングウインドウライナーとの間のギャップを適
正に維持するための方法及び装置に関する。
【0002】
【従来技術】図1は、ステッケル圧延機或いは連続熱間
圧延機の従来の圧延スタンドについて示すもので、上下
のワークロール1A、1Bと、バックアップロール2
A、2Bとからなり、下バックアップロールチョック3
B下には、圧延時の荷重を計測するロードセル(図示省
略)が、上バックアップロールチョック3A上には圧下
装置4が設けられ、圧延中、ストリップ(図中、矢印が
ストリップの進行方向を示す)からの反力をロードセル
で検出して、その検出値によりワークロール1A、1B
間のギャップを自動的に調節するAGC制御が一般に行
われている。
【0003】各ロールチョック3A、3B、5A、5B
は、ハウジングウインドウライナー6A、6B、6C間
に装着され、AGC制御等ロールギャップ調整のためロ
ールチョックライナー7A、7B、7C、7Dとハウジ
ングウインドウライナー6A、6B、6Cの間には、通
常1〜3mm程度のギャップが設けられ、ギャップにはグ
リースを給脂して両ライナー間の摩擦を少なくしてい
る。このギャップはワークサイド及びドライブサイドに
おいて、ストリップのキャンバー、蛇行及びストリップ
先端と尾端の絞り込み防止対策のため常に適正に維持す
る必要があり、そのため従来はライナーの材質を摩耗の
少ないステンレス鋼に変更したり、ギャップを適正にメ
ンテナンスする等の対応が取られていたが、ストリップ
の噛み込み時や圧延中、圧延ロールが圧延方向に動くこ
とによってワークロールとバックアップロールの相対位
置が変化し、ストリップの幅方向の板厚が変化してスト
リップの幅方向の移動や、キャンバーが発生していた。
【0004】この問題に対処するため近年、圧延方向入
側又は出側のハウジングウインドウ部にシリンダーを設
置してロールチョックを圧延方向出側又は入側のハウジ
ングウインドウに押付け、これによりワークロールとバ
ックアップロールの相対位置が変化するのを防止する方
法が採用され始めている。この方法によると、ストリッ
プがロールバイトに噛み込むときにシリンダーでロール
チョックを圧延方向入側に押し付けてロールチョックラ
イナーとハウジングウインドウライナーの間のギャップ
がない位置に安定して保持することができるが、ストリ
ップがロールバイトに噛み込んだのちはシリンダー動作
を停止して両ライナー間の摩擦力を軽減する必要があ
り、軽減時においてもシリンダーとハウジングウインド
ウライナーでロールチョックを挟むため挟着部分での摩
擦力によってロードセルによる圧延荷重の計測に悪影響
を及ぼしたり、ロールギャップと荷重特性のヒステリシ
スを増大させたりするなど、特にストリップの蛇行制御
やAGC制御等に対する外乱となり、そのためにこの対
策に格別な配慮が必要とされる。
【0005】またシリンダーを設置するためのスペース
も新たに確保する必要があるほか、チョックライナー及
びウインドウライナーの摩耗低減に対しても従来と同様
の管理が必要で、ライナー間のギャップに給脂されるグ
リースがロール冷却水中に混入して戻水処理を困難にす
るなどの問題もある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ロールチョ
ックライナーとハウジングウインドウライナーとの間の
摩擦力を低減すると共に、両ライナー間のギャップを適
正に維持した状態で圧延用ロールの圧延方向の保持を行
う方法及び装置を提供するこを目的とする。
【0007】
【課題の解決手段】上記の目的を達成するための第1の
発明は、熱間圧延用ロールの圧延方向の保持をロールチ
ョックライナーとハウジングウインドウライナーの間に
封じ込めた圧力水で行うことを特徴とする。第2の発明
は、第1の発明を実施するための装置に関するもので、
ロールチョックライナーとハウジングウインドウライナ
ーの間に圧力水を供給する供給手段と、両ライナー間に
設けられ、両ライナー間に供給された圧力水を封じ込め
るシ−ル手段とからなることを特徴とする。
【0008】上記各発明によると、ロールチョックライ
ーナーとハウジングウインドウライナーは流体を介して
接触し、直接接触していないため、摩擦はシール手段と
の間にだけに限定され、非常に小さくなると共にライナ
ーの摩耗が非常に少なくなる。上記各発明の圧力水は、
ストリップがロールバイトに噛み込むときや圧延中にロ
ールチョックライナーがハウジングウインドウライナー
に押付けられる側と共に、押付け側と反対の側(以下、
反押付け側という)のロールチョックライナーとハウジ
ングウインドウライナーとの間にも封じ込められるが、
押付け側に封じ込められた圧力水は、反押付け側より圧
力が少し高くなるようにするのが望ましい。
【0009】ストリップがロールバイトに噛み込むとき
や圧延中にロールチョックが押付け側に押付けられる
と、押付け側の圧力水の圧力が上昇してロールチョック
が反押付け側に押し戻され、反押付け側の圧力が上昇す
ると、同様にロールチョックを押付け側に押付ける。こ
れによりロールチョックは両側のハウジングウインドウ
ライナーから一定の距離に保たれる。
【0010】
【発明の実施の形態】図2は、左右のワークロール用ハ
ウジングウインドウライナー6Bの上下に環状溝8を設
けてシール手段としてのオーリング9を装着し、ワーク
ロールチョク5A、5Bに設けたロールチョックライナ
ー7B、7Cとの間の1mm程度の隙間をシールするよう
になっており、オーリング9でシールされる封入部11
A、11B、11C、11D内にはそれぞれ、ハウジン
グ側より供給される圧力水が封じ込められるようにして
ある。なお、図ではワークロールについて示したが、バ
ックアップロールに関しても同様である。
【0011】圧力水を介したロールチョックライナー7
A、7B、7C、7Dとハウジングウインドウライナー
6A、6B、6Cの接触面積はロールギャップの変化に
より、すなわちロールチョック3A、5Aの上下方向の
動きにより変化し、またロール径によってもロールチョ
ックライナー7A、7B、7C、7Dの上下位置が変化
したり、ロールチョックライナーの上下方向のサイズが
異なるために変化する。このためにハウジングウインド
ウライナー6A、6B、6Cに装着されるオーリング9
は、それぞれロールギャップやロール径が変化しても、
各ロールチョックライナー7A、7B、7C、7Dから
外れないような位置に取付けられる。またロールギャッ
プの変化などでオーリング9がロールチョックライナー
7A、7B、7C、7Dより外れるときには、圧力水の
供給を停止できるようにされ、そのために圧力水の供給
路13上には圧力水の供給及び停止を制御するON−O
FF弁14(図3参照)が設けられている。図中、15
は圧力水の排出路である。
【0012】ロールチョックライナー7A、7B、7
C、7Dはまた、ロール軸方向の長さが短いと、圧延時
にワークロール1A、1Bを軸方向にシフトしたときオ
ーリング9がロールチョックライナーより外れるおそれ
がある。このために各ロールチョックライナー7A、7
B、7C、7Dはロール軸方向の長さが延長される。図
3は、圧力水の配管図について示すもので、ポンプ16
によって加圧された圧力水が供給路上に設けたON−O
FF弁14、減圧弁17及び逆止弁18を経て、各封入
部11A、11B、11C、11Dに送られ、排出路1
5より排出されるようにしてある。
【0013】本装置は以上のように構成され、ロール組
替え後は、上下のワークロールを接触させた状態で各封
入部に圧力水を供給する。ロール位置は押付け側及び反
押付け側に供給された圧力水の圧力バランスで決定され
る。ストリップがロールバイトに噛み込んで圧延方向の
衝撃力が加わったときには、押付け側の封入部内の水圧
が上昇してロールチョックを押し戻そうとするが、押し
戻しにより押付け側の水圧が上昇するようになり、両側
の水圧がバランスした位置でロールの動きが停止し、該
停止位置に拘束される。
【0014】ストリップがロールバイトに噛み込んだ以
後においても同様、両側の水圧がバランスした位置でロ
ールの動きが拘束される。ロール組み替えや異常事態の
発生等でロールギャップを大きく解放するときには、そ
の直前にON−OFF弁を閉じて給水を停止する。
【0015】
【発明の効果】請求項1及び2記載の保持方法及び装置
によると、ロールチョックライナーとハウジングウイン
ドウライナーは流体を介して接触し、摩擦はシール手段
との間にだけに限定されるため非常に小さくなり、ライ
ナーの摩耗も減少すること、そしてこれによりワークサ
イドとドライブサイドのいづれのサイドにおいても、摩
耗による両ライナー間のギャップの増大が防止されるた
めロールを精度よく、一定位置に安定して保持すること
ができ、その結果、ストリップの蛇行が防止されるこ
と、ロードセルで計測するワークサイドとドライブサイ
ドの差荷重やAGC制御に使用する計測荷重に対する悪
影響やヒステリンスも非常に小さくすることができるこ
と、既設ミルに僅かな変更を加えるのみで容易に実施可
能であることなどの効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】圧延スランドの縦断面図。
【図2】ロール保持装置の概略図。
【図3】圧力水の管路図。
【符号の説明】
1A、1B・・ワークロール 2A、2B・・バックアップロール 3A、3B・・バックアップロールチョック 4・・圧下装置 5A、5B・・ワークロールチョック 6A、6B、6C・・ハウジングウインドウライナー 7A、7B、7C、7D・・ロールチョックライナー 8・・環状溝 9・・オーリング 11A、11B、11C、11D・・封入部 13・・供給路 14・・ON−OFF弁 15・・排出路 16・・ポンプ 17・・減圧弁 18・・逆止弁

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】熱間圧延用ロールの圧延方向の保持をロー
    ルチョックライナーとハウジングウインドウライナーの
    間に封じ込めた圧力水によって行うことを特徴とする熱
    間圧延用ロールの保持方法。
  2. 【請求項2】ロールチョックライナーとハウジングウイ
    ンドウライナーの間に圧力水を供給する供給手段と、両
    ライナー間に設けられ、両ライナー間に供給された圧力
    水を封じ込めるシ−ル手段とからなることを特徴とする
    請求項1記載の方法を実施する装置。
JP5145097A 1997-03-06 1997-03-06 熱間圧延用ロールの保持方法及び装置 Withdrawn JPH10249417A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100799508B1 (ko) 2007-02-15 2008-01-31 주식회사 한스코 내부식성 및 내마모성을 높인 롤 초크, 그 제조방법 및압연장치
JP2008030045A (ja) * 2006-07-26 2008-02-14 Jfe Steel Kk 厚鋼板の圧延方法
JP2011083777A (ja) * 2009-10-13 2011-04-28 Jfe Steel Corp 減衰強化型圧延機
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20040511