JPS62282715A - 圧延機用ロ−ルの油膜軸受系統の異常診断方法 - Google Patents
圧延機用ロ−ルの油膜軸受系統の異常診断方法Info
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- JPS62282715A JPS62282715A JP12368686A JP12368686A JPS62282715A JP S62282715 A JPS62282715 A JP S62282715A JP 12368686 A JP12368686 A JP 12368686A JP 12368686 A JP12368686 A JP 12368686A JP S62282715 A JPS62282715 A JP S62282715A
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21B—ROLLING OF METAL
- B21B31/00—Rolling stand structures; Mounting, adjusting, or interchanging rolls, roll mountings, or stand frames
- B21B31/07—Adaptation of roll neck bearings
- B21B31/074—Oil film bearings, e.g. "Morgoil" bearings
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21B—ROLLING OF METAL
- B21B33/00—Safety devices not otherwise provided for; Breaker blocks; Devices for freeing jammed rolls for handling cobbles; Overload safety devices
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21B—ROLLING OF METAL
- B21B31/00—Rolling stand structures; Mounting, adjusting, or interchanging rolls, roll mountings, or stand frames
- B21B31/07—Adaptation of roll neck bearings
- B21B31/076—Cooling; Lubricating roller bearings
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Testing Of Devices, Machine Parts, Or Other Structures Thereof (AREA)
- Sliding-Contact Bearings (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
3、発明の詳細な説明
(産業上の利用分野)
一般に金属ストリップを圧延する圧延機のロール用軸受
としては油膜軸受、例えばモーボイル軸受、メスタ軸受
が使用されている。
としては油膜軸受、例えばモーボイル軸受、メスタ軸受
が使用されている。
これら軸受は高速高荷重に耐える以外に摩耗、金属疲労
が極めて少ないため軸受寿命が非常に長い利点がある。
が極めて少ないため軸受寿命が非常に長い利点がある。
一方低速高荷重下においては油膜が薄くなり、油膜が破
断する場合がある。また圧延開始時には油膜が形成され
ないので軽圧下でスタートする必要がある。
断する場合がある。また圧延開始時には油膜が形成され
ないので軽圧下でスタートする必要がある。
つまり、油膜軸受は、圧延速度がOすなわち停止中の油
膜厚さは0であり、圧延速度の増加に伴って、油膜が形
成されるという特性がある。
膜厚さは0であり、圧延速度の増加に伴って、油膜が形
成されるという特性がある。
圧延機のスタート時は、油膜がなく、摩擦係数が増大す
る。このため、圧延開始時は、無負荷あるいは、負荷を
軽減してスタートするのが、一般的である。高圧下での
スタートの場合には、軸受を傷つける恐れがあるので、
動力を大きくして、強引に回すことは好ましくない。
る。このため、圧延開始時は、無負荷あるいは、負荷を
軽減してスタートするのが、一般的である。高圧下での
スタートの場合には、軸受を傷つける恐れがあるので、
動力を大きくして、強引に回すことは好ましくない。
従って、低速高荷重においてのみ約700 kg f
/ cnlG以上の高圧油を加えるハイドロスタティッ
ク方式の油膜軸受が用いられる傾向になる。
/ cnlG以上の高圧油を加えるハイドロスタティッ
ク方式の油膜軸受が用いられる傾向になる。
ところでハイドロスタティック方式の油膜軸受系統には
、7001qrf/calGもの高圧が働くこと、また
圧延が定常状態になれば、油圧は高圧から低圧に切り替
えることにより衝撃が発生することなどの点から圧延速
度が増せば、油膜軸受による油膜の形成が十分行われる
のでハイドロスタティック装置による補助が不要となる
。このため、例えば、200mpm以下の時だけ、ハイ
ドロスタティック装置を作動させ、両者を併用するとい
う使い方をする。ポンプのON −opFにより配管系
統内の圧力はOkgf/ciとMax 700 ksr
f/c+Ilと急激に変化する。
、7001qrf/calGもの高圧が働くこと、また
圧延が定常状態になれば、油圧は高圧から低圧に切り替
えることにより衝撃が発生することなどの点から圧延速
度が増せば、油膜軸受による油膜の形成が十分行われる
のでハイドロスタティック装置による補助が不要となる
。このため、例えば、200mpm以下の時だけ、ハイ
ドロスタティック装置を作動させ、両者を併用するとい
う使い方をする。ポンプのON −opFにより配管系
統内の圧力はOkgf/ciとMax 700 ksr
f/c+Ilと急激に変化する。
この長期的な使用により、くり返しによる疲労破壊振動
によるネジ部のゆるみ等、軸受に潤滑油を供給するポン
プ部での油のリーク、配管及びフレキシブルホース自身
の損傷、継手の損傷、軸受給油孔付近における損傷など
のトラブルが発生することがある。
によるネジ部のゆるみ等、軸受に潤滑油を供給するポン
プ部での油のリーク、配管及びフレキシブルホース自身
の損傷、継手の損傷、軸受給油孔付近における損傷など
のトラブルが発生することがある。
この場合には潤滑油が正常に供給されないことから軸受
の油膜厚みが薄くなり圧延中にロール偏心量が大きくな
って被圧延材の板厚精度を劣化させたり、あるいは油膜
軸受を構成するスリーブとブッシングが接触して摩耗し
たり、焼付きが発生する不利があった。
の油膜厚みが薄くなり圧延中にロール偏心量が大きくな
って被圧延材の板厚精度を劣化させたり、あるいは油膜
軸受を構成するスリーブとブッシングが接触して摩耗し
たり、焼付きが発生する不利があった。
この発明は、上記の如き、ハイドロスタティック方式の
油膜軸受を有する圧延機で生じる油膜軸受系統の異常を
診断するのに便利な方法に関するものである。
油膜軸受を有する圧延機で生じる油膜軸受系統の異常を
診断するのに便利な方法に関するものである。
(従来の技術)
従来、ハイドロスタティック方式の油膜軸受を備えた圧
延機の油膜軸受系統のトラブルを予防する方法としては
、軸受を経た戻り油の温度上昇を検知して異常の有無を
判断するかあるいは戻り油中に損傷した軸受の金属成分
の混入がないかどうかを確認することにより異常の有無
を判断していた。
延機の油膜軸受系統のトラブルを予防する方法としては
、軸受を経た戻り油の温度上昇を検知して異常の有無を
判断するかあるいは戻り油中に損傷した軸受の金属成分
の混入がないかどうかを確認することにより異常の有無
を判断していた。
(発明が解決しようとする問題点)
しかしながら、上記の如き従来の方法においては、軸受
の異常に気付いたときには既に軸受が焼損しているなど
、手遅になっている場合がほとんどで、このような事故
を未然に防止するには至っていないのが現状であった。
の異常に気付いたときには既に軸受が焼損しているなど
、手遅になっている場合がほとんどで、このような事故
を未然に防止するには至っていないのが現状であった。
上述したような従来の問題点、すなわちハイドロスタテ
ィック方式の油圧軸受を備えた圧延機における油膜軸受
系統の異常の有無を早期に診断し、致命的なトラブルの
防止を回避するのに有利な方法を提案することが°この
発明の目的である。
ィック方式の油圧軸受を備えた圧延機における油膜軸受
系統の異常の有無を早期に診断し、致命的なトラブルの
防止を回避するのに有利な方法を提案することが°この
発明の目的である。
(問題点を解決するための手段)
この発明は、ハイドロスタティック方式の油膜軸受に支
えられたロールを有する圧延機の油膜軸受系統の異常を
診断するに当たり、油膜軸受に潤滑油を加圧下に供給し
て油膜を形成させた状態でロールに所定の圧下刃を加え
、ついで潤滑油の供給を停止してこれに由来する圧下刃
の減少分を算出し、この圧下刃の減少分とミルばね定数
から該軸受の油膜厚みを求め、この油膜厚みとあらかじ
め設定された咳軸受の油膜厚みとを比較することにより
異常の有無を診断することを特徴とする圧延機用ロール
の油膜軸受系統の異常診断方法である。
えられたロールを有する圧延機の油膜軸受系統の異常を
診断するに当たり、油膜軸受に潤滑油を加圧下に供給し
て油膜を形成させた状態でロールに所定の圧下刃を加え
、ついで潤滑油の供給を停止してこれに由来する圧下刃
の減少分を算出し、この圧下刃の減少分とミルばね定数
から該軸受の油膜厚みを求め、この油膜厚みとあらかじ
め設定された咳軸受の油膜厚みとを比較することにより
異常の有無を診断することを特徴とする圧延機用ロール
の油膜軸受系統の異常診断方法である。
第1図は、油膜軸受(モーボイル軸受)の縦断面の模式
で、圧延機のバックアンプロールにこの油膜軸受を装着
した状態について示した。
で、圧延機のバックアンプロールにこの油膜軸受を装着
した状態について示した。
圧延機のバックアップロール1のテーパーネック部1a
に油膜軸受2を装着するようになっている。3はスリー
ブでテーパーネック部1aに脱着を容易にするためテー
パー状になっている。また4はブッシングで、スリーブ
3の外周に嵌合し、このブッシング4とスリーブ3との
間隙に圧油が供給されて、油膜軸受を構成する。また5
は軸受箱、6はスリーブ押さえ、7はスラスト軸受、8
はエンドプレート、9はロックナンド、10はハーフリ
ング(半割りのもの2ケ)であり、スラスト力をロック
ナツト9を介してロール軸端溝部で受けるようになって
いる。尚11はネックシールである。このよ“うな油膜
軸受のスリーブ3とブッシング4との間への圧油の供給
はブッシング4側から供給するようになっている(第2
図参照)。
に油膜軸受2を装着するようになっている。3はスリー
ブでテーパーネック部1aに脱着を容易にするためテー
パー状になっている。また4はブッシングで、スリーブ
3の外周に嵌合し、このブッシング4とスリーブ3との
間隙に圧油が供給されて、油膜軸受を構成する。また5
は軸受箱、6はスリーブ押さえ、7はスラスト軸受、8
はエンドプレート、9はロックナンド、10はハーフリ
ング(半割りのもの2ケ)であり、スラスト力をロック
ナツト9を介してロール軸端溝部で受けるようになって
いる。尚11はネックシールである。このよ“うな油膜
軸受のスリーブ3とブッシング4との間への圧油の供給
はブッシング4側から供給するようになっている(第2
図参照)。
また第2図は圧延機における油膜軸受を含めた潤滑油の
供給系統を模式で示したもので、図において12は給油
ポンプ、13はモータ、14は油圧コントロールスイッ
チ、15は圧力計であり、16は温度計、17はサーキ
ュレーションノズル、そして18はリリーフバルブであ
る。また19はチェックバルブ、20は圧力計、21は
潤滑油供給管、22はフレキシブルホース、23は作業
ロールである。この発明はこのような圧延機の油膜軸受
系統での異常の有無を早期に診断して咳軸受の焼付きな
どの事故を未然に防止しようとするものである。
供給系統を模式で示したもので、図において12は給油
ポンプ、13はモータ、14は油圧コントロールスイッ
チ、15は圧力計であり、16は温度計、17はサーキ
ュレーションノズル、そして18はリリーフバルブであ
る。また19はチェックバルブ、20は圧力計、21は
潤滑油供給管、22はフレキシブルホース、23は作業
ロールである。この発明はこのような圧延機の油膜軸受
系統での異常の有無を早期に診断して咳軸受の焼付きな
どの事故を未然に防止しようとするものである。
(作 用)
この発明は油膜軸受に潤滑油を所定の加圧下で供給して
油膜をまず形成させる。次に上記油膜を形成した状態で
圧延機の作業ロールに所定の圧下刃(p+)を加える。
油膜をまず形成させる。次に上記油膜を形成した状態で
圧延機の作業ロールに所定の圧下刃(p+)を加える。
次に咳軸受への潤滑油の供給を停止し、この時の圧下刃
(P、)を測定する。そして、この圧下刃(P2)と油
膜を形成させた状態における圧下刃(Pl)とから、圧
下刃の減少分ΔP (=Plh(TON) ) を求
める。
(P、)を測定する。そして、この圧下刃(P2)と油
膜を形成させた状態における圧下刃(Pl)とから、圧
下刃の減少分ΔP (=Plh(TON) ) を求
める。
次に、この圧下刃の減少分(ΔP)と、ミルばね定数か
ら咳軸受の油膜厚み(ΔT)を下記式にて求める。
ら咳軸受の油膜厚み(ΔT)を下記式にて求める。
2に
ΔT:油膜厚み(wm)
K :ミルばね定数(TON /1璽)ΔP:圧下刃の
減少分(TON) そして、あらかじめ設定された油膜厚み(ΔT’)と上
記実測により求めた油膜厚み(ΔT)とを比較して油膜
軸受系統の異常の有無を診断する。
減少分(TON) そして、あらかじめ設定された油膜厚み(ΔT’)と上
記実測により求めた油膜厚み(ΔT)とを比較して油膜
軸受系統の異常の有無を診断する。
ここで異常の有無の判断基準としては正常時の油膜厚み
を100%とした場合、油膜厚みが100%以下70%
までを軽故障とし、また油膜厚みが70%以下を重故障
とする。
を100%とした場合、油膜厚みが100%以下70%
までを軽故障とし、また油膜厚みが70%以下を重故障
とする。
例えば圧下刃700 TONの場合、ミルばね定数に=
3007ON 71mにおいて 正常時 ΔP =607ON(ΔT=lOO
μm) 異常(軽故障) ΔP=40〜60TON(ΔT=7
0〜100 μm ) 異常(重故障) ΔP =407ON以下(ΔT=7
0μm以下) を別途定めておく。
3007ON 71mにおいて 正常時 ΔP =607ON(ΔT=lOO
μm) 異常(軽故障) ΔP=40〜60TON(ΔT=7
0〜100 μm ) 異常(重故障) ΔP =407ON以下(ΔT=7
0μm以下) を別途定めておく。
次に上述した過程を経た結果、該軸受に異常が認められ
た場合には、不具合箇所を探し出し処理する。
た場合には、不具合箇所を探し出し処理する。
次に再び上述した工程を繰り返して、油膜厚み(八T)
を求め、この油膜厚み(ΔT)と標準状B(あらかじめ
設定された油膜厚み)における油膜厚み(ΔT’)との
比較を行い油膜軸受系統の機能が正常に戻ったことを確
認する。
を求め、この油膜厚み(ΔT)と標準状B(あらかじめ
設定された油膜厚み)における油膜厚み(ΔT’)との
比較を行い油膜軸受系統の機能が正常に戻ったことを確
認する。
この発明は以上のように油膜軸受系統の異常を咳軸受の
油膜厚みを求めることにより容易に判定することができ
るので、軸受の焼付や被圧延材の板厚精度の劣化を効果
的に防止することができるのである。
油膜厚みを求めることにより容易に判定することができ
るので、軸受の焼付や被圧延材の板厚精度の劣化を効果
的に防止することができるのである。
(実施例)
油圧圧下装置を備えた6段圧延機を用いてこの圧延機の
油膜軸受系統に異常がないかどうか調べた。
油膜軸受系統に異常がないかどうか調べた。
第3図は6段圧延機における油圧圧下装置の制御系統を
示すものであり、まずこの図について説明する。
示すものであり、まずこの図について説明する。
図において23は操作盤、24は制御装置、25はサー
ボバルブ、26はロードセル、27はポンプ、28はマ
グネットスケールであり、29は圧下ラム、30はバッ
クアップロール、そして31は作業ロールである。
ボバルブ、26はロードセル、27はポンプ、28はマ
グネットスケールであり、29は圧下ラム、30はバッ
クアップロール、そして31は作業ロールである。
この圧延機は、圧延機ハウジングの下部に設置しである
メインジヤツキの圧下ラム29の位置を操作盤23の指
令に基づき、制御装置24にて制御する。
メインジヤツキの圧下ラム29の位置を操作盤23の指
令に基づき、制御装置24にて制御する。
尚、ロードセル26で検出される圧延荷重と、マグネッ
トスケール28で検出される圧下ラム29の位置が制御
装置24にフィードバックされ、操作盤23の指令値に
なるようにサーボバルブ25により、ポンプ27からの
油量が制御される。圧延機の操作側、および駆動側を同
時に昇降させる仕組みになっしいる。
トスケール28で検出される圧下ラム29の位置が制御
装置24にフィードバックされ、操作盤23の指令値に
なるようにサーボバルブ25により、ポンプ27からの
油量が制御される。圧延機の操作側、および駆動側を同
時に昇降させる仕組みになっしいる。
また圧延機の下部にはマグネットスケール28を設けて
あり、このマグネットスケール28によって圧下ラム2
9の昇降位置を検出し、制御盤23ヘフイ一ドバソク信
号を送り、所定の位置で圧下ラム29を停止するように
なっていて、以降昇降指令がない限り圧下ラム29をこ
の位置で常に保持するよう制御する。
あり、このマグネットスケール28によって圧下ラム2
9の昇降位置を検出し、制御盤23ヘフイ一ドバソク信
号を送り、所定の位置で圧下ラム29を停止するように
なっていて、以降昇降指令がない限り圧下ラム29をこ
の位置で常に保持するよう制御する。
作業ロール31に負荷されている圧下刃は圧延機上部に
設けであるロードセル26により計測し、制御盤23あ
るいは操作盤上に表示される。
設けであるロードセル26により計測し、制御盤23あ
るいは操作盤上に表示される。
このような圧下装置を備えた圧延機において、まず圧延
機の油膜軸受に潤滑油を供給した。
機の油膜軸受に潤滑油を供給した。
次に咳軸受に潤滑油を供給している状態で、圧下刃70
0 TONに設定した。
0 TONに設定した。
つまり、操作盤23より圧下ラム29に昇降指令を出し
てロードセル26の読み(圧下刃PI)が700TON
になるまで圧下ラム29を作動させた。
てロードセル26の読み(圧下刃PI)が700TON
になるまで圧下ラム29を作動させた。
次に咳軸受への潤滑油の供給を停止して油膜が形成され
ない状態におけるロードセル26の圧下刃の読みを、測
定したところ(P2) 670 TONであった。
ない状態におけるロードセル26の圧下刃の読みを、測
定したところ(P2) 670 TONであった。
この時の圧下刃の減少分(ΔP)は、30 TONであ
った。
った。
次にこの圧下刃の減少分とあらかじめ測定したミルばね
定数(300TON /1m)より、油膜軸受の油膜厚
みを求めたところ50μmであった。
定数(300TON /1m)より、油膜軸受の油膜厚
みを求めたところ50μmであった。
この圧延機に備えた油膜軸受の標準状態(あらかじめ設
定された油膜厚み)での油膜厚みは100μmであるか
ら、軸受の供油系統を点検したところブツシュ4の給油
口に取付けである0リングが破損していて、ここから油
がリークしていることがわかった。
定された油膜厚み)での油膜厚みは100μmであるか
ら、軸受の供油系統を点検したところブツシュ4の給油
口に取付けである0リングが破損していて、ここから油
がリークしていることがわかった。
そこでこのOリングを取替え再び上記の如き手順により
油膜厚みを求めたところ正常な油膜厚みが得られた。
油膜厚みを求めたところ正常な油膜厚みが得られた。
(発明の効果)
この発明によればハイドロスタティック方式の油膜軸受
を備えた圧延機における油膜軸受系統の異常を容易に診
断することが可能であるから軸受の焼付きなど、被害が
大きくなる前にその修復ができるので、メンテナンス費
用の削減、圧延機の停止時間の短縮による生産性の向上
、板厚精度の維持などを図ることが可能となった。
を備えた圧延機における油膜軸受系統の異常を容易に診
断することが可能であるから軸受の焼付きなど、被害が
大きくなる前にその修復ができるので、メンテナンス費
用の削減、圧延機の停止時間の短縮による生産性の向上
、板厚精度の維持などを図ることが可能となった。
第1図は、モーボイル軸受の縦断面図、第2図は、油膜
軸受の給油系統図、 第3図は、実施例に用いた圧延機の油圧圧下系統を示す
模式図である。 特 許 出 願 人 川崎製鉄株式会社第2図
軸受の給油系統図、 第3図は、実施例に用いた圧延機の油圧圧下系統を示す
模式図である。 特 許 出 願 人 川崎製鉄株式会社第2図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、ハイドロスタティック方式の油膜軸受に支えられた
ロールを有する圧延機の油膜軸受系統の異常を診断する
に当たり、 油膜軸受に潤滑油を加圧下に供給して油膜 を形成させた状態でロールに所定の圧下刃を加え、つい
で潤滑油の供給を停止してそれに由来する圧下刃の減少
分を算出し、この圧下刃の減少分とミルばね定数から該
軸受の油膜厚みを求め、この油膜厚みとあらかじめ設定
された該軸受の油膜厚みとを比較することにより異常の
有無を診断することを特徴とする圧延機用ロールの油膜
軸受系統の異常診断方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12368686A JPS62282715A (ja) | 1986-05-30 | 1986-05-30 | 圧延機用ロ−ルの油膜軸受系統の異常診断方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12368686A JPS62282715A (ja) | 1986-05-30 | 1986-05-30 | 圧延機用ロ−ルの油膜軸受系統の異常診断方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62282715A true JPS62282715A (ja) | 1987-12-08 |
JPH0335006B2 JPH0335006B2 (ja) | 1991-05-24 |
Family
ID=14866809
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12368686A Granted JPS62282715A (ja) | 1986-05-30 | 1986-05-30 | 圧延機用ロ−ルの油膜軸受系統の異常診断方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62282715A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014528841A (ja) * | 2011-09-29 | 2014-10-30 | シーメンス インダストリー インコーポレイテッドSiemens Industry, Inc. | ハイブリッド流体力学的及び流体静力学的軸受ブシュ及び圧延機用の潤滑システム |
JP2018530433A (ja) * | 2015-10-13 | 2018-10-18 | エス・エム・エス・グループ・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング | 金属の圧延材の圧延のための、圧延スタンドおよび圧延ライン |
CN116415462A (zh) * | 2023-04-14 | 2023-07-11 | 哈尔滨工程大学 | 基于浮动衬套的双层油膜润滑分析方法及系统 |
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-
1986
- 1986-05-30 JP JP12368686A patent/JPS62282715A/ja active Granted
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JPH0335006B2 (ja) | 1991-05-24 |
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