JPS61219409A - 圧延機油圧圧下装置の異常診断装置 - Google Patents

圧延機油圧圧下装置の異常診断装置

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JPS61219409A
JPS61219409A JP60058395A JP5839585A JPS61219409A JP S61219409 A JPS61219409 A JP S61219409A JP 60058395 A JP60058395 A JP 60058395A JP 5839585 A JP5839585 A JP 5839585A JP S61219409 A JPS61219409 A JP S61219409A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明はタンデムに配置された各種圧延機油圧圧下装置
の異常の有無を診断する装置に関するものである。
〔発明の背景〕
従来、この種の油圧圧下装置の圧延操作は、オペレータ
が圧下装置用主制御盤における種々の値を直読し、異常
がある場合はオペレータが経験に基づき独自に判断して
各オペレータの値を調整することにより、圧延操作開始
していた。しかし、このような手法では圧下装置におけ
る圧下動特性の評価が定性的であり、圧延状態を支配す
る各パラメータにバラツキが伴なうことが予想される。
この結果、バラツキが製品板厚に大きな影響をおよぼす
と考えられる。しかも、圧下装置のキーコンボーネン1
へである流量制御弁のサーボ弁の静。
動特性の予測が困雉であり、サーボ弁の交換ピッチ設定
などを定量的に定めるに至っていなかった。
ところで、圧−ドジヤツキおよびサーボ弁などから閉ル
ープ位置サーボ系を構成する油圧圧下装置においては、
サーボ弁のスプールがロックすることなく、かつ、圧下
指令がないときの閉ループ時の制御電流のドリフト量が
出来るだけ小さく、しかも左右の圧下装置における制御
電流に差が生じないことが、製品の歩留り向」二(高品
質)や円滑な圧延操作の確保」二重要になる。
したがって、前記制御電流、サーボ弁の動特性、圧下ジ
ヤツキの変位などのパラメータにおける異常の有無を圧
延開始前または圧延中に常時および定期的に診断できる
装置が望まれている。
蒸気タービンなど油圧機器の異常の有無を診断する方法
として、作動油の圧力、流量、摩耗量を検出し、これら
検出値相互の関係を予め設定した基準値および許容偏差
と比較して診断するものが特開昭58−213227号
公報に知られている。
この診断方法は、閉ループサーボ系でのシリンダ圧力と
弁変位などの関係を定期的に求めることにより、シリン
ダ内部の機械的損傷の診断を行なつて蒸気タービンの緊
急時にシリンダの高速切換が得られるようにしたもので
ある。
しかし、この診断方法では、圧延機の油圧圧下装置のよ
うに製品の歩留り向上などを図るために、前述の如く閉
ループサーボ系における制御電流、圧下ジヤツキの変位
など異常を診断するには不向きである5゜ 〔発明の目的〕 本発明の目的は、主として圧延製品の歩留り向−I:を
図るようにした圧延機油圧圧下装置の異常診断装置を提
供することにある。
〔発明の概要〕
本発明はに記の目的を達成するため、圧下装置の圧延前
または圧延中に閉ループサーボ系構成時の制御電流を検
出し、この検出電流値と制御電流の設定値、ディザ設定
電流値、ディザ設定周波数の少くとも一つの偏差値を予
め定めた許容値と比較することにより異常の有無を診断
する常時診断手段と、該常時診断手段による圧下装置の
異常があるなしにかかわらず、圧下装置に任意の大きさ
く5) を有する基準波信号を入力し、圧下装置の圧下動特性の
偏差特性値と予め定めた許容圧下動特性値とを比較する
ことにより、圧下装置の異常の有無を診断する定期大診
断とを有することを特徴とする。
〔発明の実施例〕
以下本発明装置の一実施例を図面により説明する。
第1図は本発明に係わる圧延機油圧圧下装置異常診断装
置を適用するために構成した6〜7スタンドをタンデム
に配置される圧延機油圧圧下装置の1スタンド分の概略
構造図である。
圧延機油圧圧下装置は、一般に駆動側および操作側の2
系統から構成される。例えば、駆動側を例にとり説明す
ると、1対の作業ロールla。
18′、中間ロール2a、2a’ 、バックアップロー
ル3a、3a’ 、圧下ラム4aと圧下シリンダ4bか
ら成る圧下ジヤツキ−4−1圧下ジヤツキ生の位置を制
御する流量制御弁の直動型のサーボ弁6a、サーボ弁6
aを制御するための主制御盤7、圧下ジヤツキ生の変位
を検出するための圧下ジヤツキtに内蔵せしめた変位計
5、圧延中の圧延力を検出するためのロードセル10な
どで構成部る。
11は油タンク、12はこれらの油圧機器を搭載した油
圧パワーユニット、またサーボ弁6aには3系統の配¥
t13〜15が接続されている。配管13は圧下ジヤツ
キtへの配管系、配管14は圧下ジヤツキ土からの排油
通路、配管15はポンプPからサーボ弁6aに高圧油を
供給する配管系である。
次に上記構成から成る油圧圧下装置の動作について説明
する。
先ず、主制御q17に印加した目標指令に基づきサーボ
弁6aが駆動され、その駆動変位数に見合った高圧油量
が油圧パワーユニツ1〜12により供給され、この供給
された高圧油がサーボ弁6aおよび配管13を経て圧下
ジヤツキを内に導かれることにより圧下ジャツギtの圧
ドラム4aが駆動される。このとき、変位計5により圧
下ジヤツキ↓の変位を検出し、フィードバック変位信号
9aとして主制御盤7にフィードバックし、主制御盤に
7人力される目標指令と比較され、その結果化じた偏差
電流8aを増幅してサーボ弁6aに対して入力し、この
入力信号によってサーボ弁6aを制御することにより直
接圧下ジヤツキA−で作業ロール]、a、la’のギャ
ップを制御するように構成することを基本とする。すな
わち、閉ループ位置サーボ系とし、作業ロールla、1
.a’間に介在される圧延材Mの板厚をミクロン単位で
制御することを特徴としている。さらにロール系のたわ
みによる変位はロードセル10により検出して補正する
ようにし、ロール間のギャップを一定に制御するA G
 C(Automatj、c Gage Contro
l)を構成することを基本とする。
すなわち、目標指令により圧下ジヤツキ↓を押し上げる
場合は、配管15→13への油路を構成し、押し下げる
場合は、配管系13→14への油路を構成することによ
り、サーボ弁6aからの圧油で直接圧下ジヤツキtを駆
動して圧延材Mの板厚制御を行なうものである。尚、こ
こで説明した直動型のサーボ弁6aはノズルフラッパ型
サーボ弁、ジエツ!〜パイプ型サーボ弁などでもよい。
第2図は本発明の圧延機油圧圧下装置用異常診断装置の
一実施例を示すフローチャートである。
第2図において1診断機能を大別し、圧延中あるいは圧
延開始前に常時行なう常時診断Aと、圧延開始前に各ス
タンドごとに定期的に行なう定期診断Bの2つに分類し
、かつ定期診断Bでは圧延装置全体を診断する場合を定
期大診断B1とし、圧下装置の重要な構成部品であるサ
ーボ弁単体の機能を診断する場合を定期小診断B2とし
て分類する・            S。
前記常時診断Aでは、圧延中あるいは圧延開始前に閉ル
ープ位置サーボ系構成時の制御電流を制御盤7より検出
することにより、制御電流のドリフト量、並びに制御電
流に重畳しているディザ電流および周波数の設定値に対
する偏差量を検出し、各許容値と比較することによりこ
れらのパラメータが異常な状態にあるか否かを診断する
。もし異常が発見された場合には、異常内容をCR’r
などの表示装置に表示させると共に、異常内容に対する
適切な対策コメン1〜を前記と同様の表示装置に表示さ
せるものである。
この常時診断は、圧延中に任意のスタンドを対象に診断
してもよいし、あるいは圧延開始前に定期診断に先立っ
て各スタンドごとに行なってもよい。
すなわち、閉ループ位置サーボ系を構成している圧延機
油圧圧下:装置の主制御盤7の制御電流端子より、制御
電流iを取込み、この制御電流iを検出すると共に制御
電流iにおけるドリフト量、すなわち偏差電流Ai、並
びに制御電流iに重畳しているディザ信号をディザ設定
電流i4からの偏差量Aim とディザ設定周波数f1
から偏差量Af1とに分けて演算し、予めマイクロコン
ピュータなどの記憶装置部に記憶しであるこれらのパラ
メータに関する許容値、例えば許容偏差電流li、1.
ディザ周波数の許容偏差量Af4.<  および電流の
許容偏差量A ia、c  と比較することにより、こ
れらの判定条件を満足するか否かにより異常の有無を診
断する。この常時診断への結束、もし異常がない場合に
は、さらに冬用1・装置Crが圧延1丁能にあるか否か
を定量的に調べることが必要になり、各圧下装置に対し
て定期診断I3を施し、各圧ド装置ごとの圧下動特性を
診断する。
一方、常時診断Aにおいて異常がある場合には、異常内
容CT;! ’T’などの表示装置に表示すると共に、
ディザ回路およびNuQQ電流回路をそれぞれ点検し、
これらの回路に異常がない場合には、さらに圧下システ
ム全体について診断する必要が生し、次の診断ステップ
、すなわち定期大診断B7 に移行している。この定期
大診断B工ては圧下装置全体の連応性、安定性など直接
製品に影響をおよぼす基本的な圧下動特性を診断する。
このように圧延開始前に圧下装置の圧−ド動特性を把握
I7ておくことは、圧延製品の歩留り向に、操業率の向
−1−は勿論、構成部品の寿命を予測する1−で重要と
なる。
この定期大診断において、例えは作業ロールla、la
’間に圧延月Mが噛み込まれる現象、すなわち過渡応答
特性を調べる方法としては、任意の大きさの階段状の基
準入力を加えてその系の応答の質を評価する方法が行な
われている。すなわち、診断対象の油圧圧下装置の閉ル
ープ位置サーボ系に対して例えば階段状の基準波を入力
し、圧下ジヤツキtに内蔵させた変位計5により時間領
域における圧下ジヤツキの検出変位をマイクロコンピュ
ータに取込み、この変位検出値圧下ジヤツキ4の最大変
位y。−12、立」ニリ時間121、整定時間taなど
応答性および安定性を代表するパラメータから偏差値を
演算し、これらの偏差値とパラメータの許容値、例えば
圧下ギヤツキの許容最大変位ycl−許容立上り時間t
15、許容整定時間t8.と比較し、これらの判定条件
を満足するか否かにより圧延に際して圧下装置が異常で
あるか否かを診断する。この診断結果、圧下ギヤツキの
偏差値が許容値以下の場合には、異常なしの表示をする
と共に、この旨圧下装置の主制御盤7に点滅あるいは音
声などにより信号伝達する。
一方、圧下ジヤツキの偏差値が許容値を上回った場合に
は、異常ありの表示をすると共に、診断結果をプリンタ
などの記録装置に記録する。以」二の定期大診断B、で
異常なしの場合には、次の圧下装置の常時診断Aに移行
する。
しかし、定期大診断B1 で異常ありの場合には、さら
に定期小診断丁32 に移行する。この定期市診断13
□においては、サーボ弁単体の静、動特性の診断を基本
とする。
すなわち、サーボ弁体のヒスプリシス特性、圧下ゲイン
特性、周波数特性などについて診断する。
本来、ヒステリシス特性においては入力電流jとスプー
ル変位x8との線形性、あるいはアライメント不良に基
づく不感帯の幅、さらにヒステリシスの幅などが検討事
項としてあげられるが、ここでは不感;l+Fの幅倹診
断する場合について説明する。すなわち、診断対象のサ
ーボ弁に対して基イ<1正弦波を入力し、サーボ弁に対
する入力電流およびサーボ弁のスプール変位xll を
変位計により検出し、入力端子とスプール変位特性の関
係より不感帯の幅εを演算し、予め定めた許容不感帯の
幅εべ と比較する。診断の結果、ε〉εd となり異
常がある場合には、比較結果を表示装置に表示し、かつ
結果を記録装置に記録すると共に、異常内容に対する適
切な対策コメント、例えはサーボ弁のスプール位館決め
にラバースプリングを使用している場合には、ラバース
プリングを新品と交換することなどを表示装置に表示す
る。
同様に圧力ゲイン特性について診断し、サーボ弁の制御
圧力PCが零から所定圧力に達するまでに要するスプー
ルの変位X。と許容値X。7 を比較し、x、:>x、
、4の場合には異常と診断すると共にX。) x 6.
1のときは異常なしと診断する。前記異常のときは、異
常内容に対して適切なコメント、例えば、スプール、ス
リーブを新品と交換などのコメントを表示装置に表示す
る。また、異常がない場合でも圧力ゲイン特性の比較結
果を表示させることにより、スプール、スリーブのエツ
ジの摩耗状態をある程度定量的に予測できる。このため
、重要部品の寿命を予測することが可能となり、メンテ
ナンス周期などを定量的に定めることができる。
また、サーボ弁単体の周波数特性については、取込んだ
アナロクデータの入力指令電流]とスプール変位Xaか
ら伝達関数を同定する1、これにより、予め定めた90
°位相遅れの応答周波数fso、<と実All応答値f
 、、11とを比較し、f、。〉fつ。べの場合には異
常なしと診断し、f !111 > f 9olの場合
には異常ありと診断すると共に、比較結果を表示装置に
表示し、かつ異常内容に対する適切なコメン1−1例え
ばラバースプリングの特性が低ドしているものとJ4h
定されるため、ラバースプリング′を新品と交換するな
どのコメントを表示装置に表示する。
上記の定期小診断により、サーボ弁のスプール位置決め
用に使用しているばねがラバースプリングの場合には、
熱あるいは作動油による膨潤などの理由によりゴム自身
の劣化に基づくばね定数の低下、あるいはヒステリシス
、不感帯の幅の増大などの不其合を圧延前にp知するこ
とが可能となる。さらに、異常がない場合の比較結果よ
り、f 90の値に大きな影響をおよぼすところのラバ
ースプリングのはね定数の時間による変化状況をある程
度定量的に予測できると共に、ラバースプリングの交換
ピッチなども定量的に選定することが可能となる。
上記3つの診断項目、すなわち、ヒステリシス特性、圧
力ゲイン特性および周波数特性が全て異常ない場合には
、次のスタンドの診断を行なうことを表示装置に表示し
、もしいずれかの診断項目において、異常が発見された
場合はコメントに基づき適切な対策を施した後、異常が
ない場合と同様に次のスタンドの診断を行なう旨、表示
装置に表示する。さらに、このような診断操作を必要な
スタンド数だけ繰り返し、全スタンドが異常なしと診断
されたとき、初めて圧延準備完了の指令を圧下装置の主
制御盤7に点滅あるいは音声により通報して終了する。
第3図は前記定期市診断項目のヒステリシス特性の詳細
な診断内容に関するフローチャートを示す。
第3図において、不感帯の幅に関する診断フロ−につい
ては第2図で詳述したので省略し、入力車流jとスプー
ル変位X、どの関係およびヒステリシスの幅についての
診断フローについて述べる。
まず、診断対象のサーボ弁に対し基準正弦波を入力し、
入力端子jとスプール変位X、を取込み、入力電流の正
極性に対応するスプール変位8+tと負極性に対応する
スプール変位X、。どの変位差Ax、を演算し、予め定
めた許容値Axa工と比較し、A、<Ax、工のときは
異常なしと診断し、Ax、:>lx、、1のときは異常
ありと診断する。しかも異常の場合には比較結果を表示
する。このようにばね定数のバラツキが許容値以上にな
る原因としては、サーボ弁のラバースプリングが膨潤し
、圧縮と引張とでは著しくばね定数が異なるためである
と推測できる。したがって、異常内容に対する対策とし
ては、ラバースプリングを新品と交換する旨、表示装置
に表示する。
また、異常なしの場合でも、表示装置に表示された比較
結果より、ラバースプリングの寿命を定量的に予知する
ことが可能であり、ラバースプリングの交換ピッチを把
握する上で有効である。
一方、ヒステリシスの幅については、不感帯の幅の場合
と同様、入力電流jとスプール変位X。
を取込み、ヒステリシスの幅δべ を演算し、許容ヒス
テリシスの幅5区と比較し、δ〈δべのときは異常なし
と診断し、δ〉6区のときは異常ありと診断し、診断結
果を表示装置に表示すると共に、異常の原因はラバース
プリングの膨潤と考えられるため、対策コメントとして
ラバースプリングを新品と交換する旨の表示をする。
さらに異常なしの場合には比較結果を表示装置に表示す
るため、時間経過に対してヒステリシスの幅が予めマイ
クロコンピュータの記憶装置部に記憶しである新品の場
合のデータと比較し、どのように変化しているかを把握
することができる。
その上、ラバースプリングの限界性能と比較することに
より、使用可能な期間を定量的に把握することができる
このため、ラバースプリングの交換ピッチを定量的に定
めることができ、システムの安全操業を可能ならしめる
と共に、製品歩留り向−にに大きく貢献できる。
第4図は本発明装置におけるハードウェア構成を説明す
るためのブロック図である。
第4図は第2図のフローチャー1〜に示した常時診断A
と定期人診断B1の場合を示す。
16は診断対象としている油圧圧■装置、17は制御電
流信号の伝送線路、18は圧下ジヤツキの変位信号の伝
送線路、19は油圧圧下装置6]6に対して階段状の基
準波を入力せしめる入力信号発生装置を示す。
常時診断は定期診断に先立って行なう。まず、閉ループ
位置制御系を構成している油圧圧ド装置f&]6の主制
御盤の制御電流端子より制御電流jを信号伝送線路17
を通してデータ入力装置20に取込み、さらに信号変換
装置21により取込んだアナログデータをディジタルデ
ータに変換し、タイマ23のデータ取込みタイミングと
同期をとりながらマイクロコンピュータ22の記憶部に
データを取込む。一方、予め定めてコンピュータ22の
記憶部に記憶しである制御電流の偏差値の許容値および
ディザ電流、ディザ周波数に関する許容値と、これらの
パラメータに対応する検出値とを比較し、偏差値が許容
値を下回っている場合には、異常なしと診断し、もし偏
差値が許容値を−に回っていた場合には異常ありと診断
すると共に、異常内容に対する対策コメントなどを含む
これらの診断結果を表示装置24に表示し、かつ診断結
果を記録装置25に記録することにより常時診断を終了
する。
この常時診断に引続き、定期大診断を継続して行なうも
のとする。
定期大診断においては、入力信号発生装置]9より任意
の大きさを有する階段状の基準波を油圧圧下袋M]6に
入力し、この場合の圧下ジヤツキの変位応答を変位計5
により検出し、信号伝送線路18を介してデータ入力装
置20に取込む。次に信号変換装[21でアナログ量を
ディジタル基に変換し、しかもデータ取込みのためにあ
る一定のタイミングをタイマ23により設定し、この設
定した取込みタイミングを考慮してデータをマイクロコ
ンピュータ22に取込む。ここで、圧下ジヤツキの変位
がディジタル量の場合は、信号変換装置21を介さずに
タイマ23を通して直接マイクロコンピュータ22に取
込んでもよい。マイクロコンピュータ22では、圧下ジ
ヤツキの変位応答を時間領域で処理・演算し、予めマイ
クロコンピュータ22の記憶部に記録させておいた圧下
ジヤツキの最大変位、立」ユリ時間および整定時間に関
する設定値と、これらのパラメータに対応する検出値と
を比較し、これらのすべての検出値が設定値を下回って
いた場合には異常なしと診断し、逆に検出値が設定値を
」二回っていた場合には異常ありと診断すると共に、診
断結果を表示装置24に表示し、かつ診断結果を記録装
置25に記録する。このような定期診断は、診断対象と
なるスタンドの数だけ繰り返し診断する。
第5図は第2図のフローチャー1−に示した定期市診断
B、におけるハードウェア構成を説明するためのブロッ
ク図である。
第5図において、26は診断対象のサーボ弁単体、27
はサーボ弁のスプール変位を検出する変位計、28は圧
力ゲイン特性におけるサーボ弁の制御圧力P。を検出す
る圧力センサ、29はスプール変位X、の信号伝送線路
、30は制御圧力P、の信号伝送線路、31はサーボ弁
に対する入力電流信号の伝送線路を示す。尚、具体的な
診断方法については第4図と全く同様であるため詳細に
ついては省略する。
第6図は本診断装置における一診断結果を説明するため
の図で、定期大診断B1により、異常ありと診断された
場合を示している。
すなわち、異常ありの場合には、診断対象となる油圧圧
下装置全体をCRTなどの表示装置に画面表示する。ま
た、圧下ジヤツキの変位(cyLDj、spl、ace
ment) 、立上り時間、整定時間に関する診断結果
を設定値と対比して表示しである。これより圧下ジヤツ
キの立」ユリ時間および整定時間に関する検出値は設定
値を満足し異常ないが、一方、圧下ジヤツキの最大変位
の検出値392.19μmは、設定値320μmを上回
っており、定期大診断によれば圧下装置は全体として異
常であると診断できる。このため、さらに詳細な診断、
すなわち、定期小診断が必要であることがわかる。
第7図は第6図に示した定期大診断の結果、CRTなど
の表示装置に表示した圧下ジヤツキの変位応答波形を示
す。第7図より明らかな!II+ <、圧下ジヤツキの
最大変位y 、、、、、、は設定値y。、を大幅に上回
っている。
以上のように本実施例によれば、常時診断および定期診
断を通じて圧延開始前あるいは圧延中に、圧下装置の圧
下動特性を定量的に把握でき、この結果に基づき圧延可
能か否かを判断でき、ミスオペレーションを未然に防d
zできる。したがって、圧延機油圧圧下装置の特性不良
に基づく重大なトラブルを未然に防止できる。
また、圧下装置のキーコンポ−1−ネントのサーボ弁に
対し定期小診断を施すことにより、サーボ弁の基本的な
静、動特性の良否について判定できるのみならず、診断
の結果、異常なしと診断できた場合には、サーボ弁の重
要に構成部品、例えばスプール・スリーブおよびラバー
スプリングなどの寿命を予知することができる。このた
め、重要部品の交換ピッチなどを概ね定量的に定めるこ
とができるなどの効果を有する。
〔発明の効果〕
本発明装置によれば、タンデムに配置した各油圧圧下装
置における異常の有無の常時診断および定期診断を圧延
開始前または圧延中に行なうようにしたので、円滑な圧
延操作を可能とし、圧延製品のオフゲージ量(許容寸法
範囲外の圧延材)を大幅に低減できるため、圧延材の製
品歩留りを向上せしめることができる。また、油圧圧下
装置の特性不良に基づく重大災害を未然に防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の診断装置を適用する圧延機油圧圧下装
置を示す概略全体構成図、第2図は本発明の圧延機油圧
圧下装置用異常診断装置における常時診断および定期大
診断の一実施例を示すフローチャート、第3図は本発明
装置における定期小診断の一実施例を示すフローチャー
ト、第4図および第5図は本発明のハードウェア構成を
示すブロック図、第6図〜第7図は本発明装置における
一診断結果を示した図である。 la、la’・・・作業ロール、2a、2a’・・・中
間ロール、3a、3a’・・・バックアップロール、±
・・・圧下ジヤツキ、5・・・変位計、6a、6b・・
・サーボ弁、A・・・常時診断、B、・・・定期大診断
、B2・・・定期小診断。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、閉ループサーボ系を構成した圧延機油圧圧下装置に
    おいて、前記圧下装置の圧延前または圧延中に閉ループ
    サーボ系構成時の制御電流を検出し、この検出電流値と
    制御電流の設定値、ディザ設定電流値、ディザ設定周波
    数の少なくとも一つの偏差値を予め定めた許容値と比較
    することにより異常の有無を診断する常時診断手段と、
    該常時診断手段による圧下装置の異常があるなしにかか
    わらず、圧下装置に任意の大きさを有する基準波信号を
    入力し、圧下装置の圧下動特性の偏差特性値と予め定め
    た許容圧下動特性値とを比較することにより、圧下装置
    の異常の有無を診断する定期大診断手段とを有する圧延
    機油圧圧下装置の異常診断装置。 2、前記定期大診断手段で圧下装置に異常があるときに
    は、圧下装置の流量制御弁の基本的な静、動特性の異常
    の有無を診断する定期小診断手段を有することを特徴と
    する特許請求の範囲第1項記載の圧延機油圧圧下装置の
    異常診断装置。 3、前記定期大診断手段は、前記圧下装置の油圧ジャッ
    キに設けた変位計により時間領域における圧下ジャッキ
    の変位応答を検出し、この検出した変位応答から圧下ギ
    ャッキの最大変位、立上り時間および整定時間の偏差値
    を算出し、これらの偏差値と予め定めた許容値とを比較
    して圧下装置の異常の有無を診断する手段を有すること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項記載の圧延機油圧圧
    下装置の異常診断装置。 4、前記定期小診断手段は、流量制御弁に設けた変位計
    および圧力センサにより弁のヒステリシス特性、圧力ゲ
    イン特性および周波数特性を検出し、これらの検出値と
    設定値から偏差値を算出し、これらの偏差値と予め定め
    た許容値と比較し、流量制御弁の異常の有無を診断する
    手段を有することを特徴とする特許請求の範囲第2項記
    載の圧延機油圧圧下装置の異常診断装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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