JPH0796308A - 調質圧延機におけるチャターマーク防止装置 - Google Patents

調質圧延機におけるチャターマーク防止装置

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JPH0796308A
JPH0796308A JP24077693A JP24077693A JPH0796308A JP H0796308 A JPH0796308 A JP H0796308A JP 24077693 A JP24077693 A JP 24077693A JP 24077693 A JP24077693 A JP 24077693A JP H0796308 A JPH0796308 A JP H0796308A
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temper rolling
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chattering
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Shinji Fujishiro
信治 藤城
Noriaki Inoue
紀明 井上
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Kawasaki Steel Corp
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21BROLLING OF METAL
    • B21B37/00Control devices or methods specially adapted for metal-rolling mills or the work produced thereby
    • B21B37/007Control for preventing or reducing vibration, chatter or chatter marks

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Metal Rolling (AREA)
  • Control Of Metal Rolling (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 金属ストリップの冷間調質圧延機においてチ
ャターマークの発生を防止する。 【構成】 調質圧延機の張力測定ロール2の上流側近傍
に板面振動抑制ロール8とその押付力調整装置10及び
変位計20を設け、上流側ブライドルロール18と張力
測定ロール2との間で変位計20により板面振動を測定
し、押付力調整装置10により板面振動抑制ロール8の
押込み量を調整することにより、軽微なチャターマーク
をも効果的に抑制する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷間調質圧延機におけ
るチャターマーク防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、冷間圧延機において、被圧延鋼
板と圧延機との間に、チャタリング現象と呼ばれる一種
の共振現象が発生することがある。このチャタリング現
象は、操業上重大な阻害要因であり、このチャタリング
現象が発生すると圧延後の鋼板表面にチャターマークと
呼ばれる横縞模様が現われ、製品品質を著しく阻害する
もので、場合によっては板破断に達することすらある。
【0003】チャタリングの原因については色々考えら
れ、それぞれの原因毎に対応策が提案されている。
【0004】例えば、特開昭62−292209におい
ては、チャタリングの原因の一つとして、中立点の位置
が影響し、中立点がロールバイトの後方にある場合(先
進率が負のとき)チャタリングか発生するとして、先進
率が正となるようにスタンド間張力を制御してチャタリ
ングを防止している。
【0005】又、特公平3−50602では、ミルの振
動が原因であるとして、圧延機のハウジングに振動検出
機を設置し振動を検知し、この振動周波数がミル固有振
動数の場合で、一定値を超えたときに制御信号を出力
し、ミルの圧延速度を減速したり、クーラント流量を変
更したり、圧延条件をコントロールしてチャタリングを
防止している。
【0006】あるいは、特公昭54−23861では、
有機金属Zn を含むジアルキルジチオリン酸系極圧剤を
添加した極圧剤を用いることによりチャタリングを防止
している。
【0007】又、特公昭61−16522では、冷間圧
延機の作業ロール直径と出側の鋼板の単位張力を特定範
囲とすることによりチャタリングを防止している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記先
行技術による対策を行っても、チャタリングが発生する
ことがあった。例えば前記特公平3−50602では、
板破断に関係する程のチャタリングしか制御できず、軽
度のものは対応不可であるという問題点があった。
【0009】結局前記従来の方法は、如何に早期にチャ
タリングを検知するかということに主眼がおかれてお
り、防止法としては、チャタリング検知後、圧延条件を
制御しているものが大半である。
【0010】つまり、チャタリング検出装置とチャタリ
ング時の圧延制御の両方の技術が必要であり、チャタリ
ング検出装置の誤検出の恐れやチャタリング時の圧延制
御の試行錯誤期間中の時間ロス、歩留り低下等の問題が
ある。
【0011】従って、チャタリングを検出してから制御
するのではなく、本来チャタリングが発生しないように
装置を改善できるのが望ましいことは明らかである。
【0012】本発明は、前記従来の問題点を解決するべ
くなされたもので、軽微なチャターマークをも効果的に
抑制することができる調質圧延機におけるチャターマー
ク防止装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、金属ストリッ
プの冷間調質圧延機の補助ロールの上流側近傍に板面振
動抑制ロールと、その押付力調整装置とを配設したこと
により前記目的を達成したものである。
【0014】本発明は又、前記補助ロールを張力測定ロ
ールとしたことにより同様に前記目的を達成したもので
ある。
【0015】本発明は又、前記板面振動抑制ロールの上
流側に板面振動測定装置を備えたことにより同様に前記
目的を達成してものである。
【0016】本発明は更に、前記板面振動測定装置を、
圧延機及び周辺機器と機械的に隔離された非接触式変位
計としたことにより同様に前記目的を達成したものであ
る。
【0017】
【作用】本発明者等の調査研究によれば、調質圧延機に
おいて、ブライドルロールの駆動振動により鋼板がスリ
ップし、板の縦方向振動が生じ、これが張力測定ロール
との間で上下振動に変り、図1に示すように、張力測定
ロール2とデフレクタロール4の間において金属ストリ
ップ1の変曲点6が前後に変動して、そのため板に残留
歪みが生じて、チャターマークが発生すると考えられ
る。
【0018】そこで、チャターマークを防止するために
本発明によれば、調質圧延機の補助ロールの上流側近傍
(例えば、図1においては張力測定ロール2の上流側)
に、板面振動抑制ロールと、その押付力調整装置を付加
し、微調整することによりチャタリングを抑えることが
でき、結果として板面のチャターマークを防止すること
ができる。
【0019】又、前記補助ロールとしては、張力測定ロ
ールとすることができる。
【0020】又、前記板面振動抑制ロールの上流側に板
面振動測定装置を設け、板自体のチャタリングをモニタ
することにより、従来の方法のように、誤検出の恐れも
なく完全にチャターマークの発生を防止することができ
る。
【0021】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の実施例を詳
細に説明する。
【0022】図2は、本発明を適用した本実施例のライ
ンの概略を表わす側面図である。
【0023】図2において、2は張力測定ロール、4は
デフレクタロール、8は板面振動抑制ロール、10は押
付力調整装置、12はワークロール(12a )及びバッ
クアップロール(12b )からなるスキンパスミル、1
4はアンチクロスブレーキロール、16はアンチクリピ
ングロール、18はテンションブライドルロール、20
は変位計、22は制御装置である。前記テンションブラ
イドルロール18は鋼板に張力を与えるために用いられ
るロールで、デフレクタロール4は張力測定ロール2に
おいて板に角度をもたせるためのものであり、アンチク
リピングロール16及びアンチクロスブレーキロール1
4は板面形状制御のための補助ロールである。
【0024】鋼板は、テンションブライドルロール1
8、張力測定ロール2、デフレクタロール4、アンチク
リピングロール16を介して、スキンパスミル12によ
って圧延され、アンチクロスブレーキロール14を経て
次の工程ヘ進む。
【0025】図2に示すように、張力測定ロール2の上
流側に板面振動抑制ロール8と押付力調整装置10及び
変位計20を設置する。変位計20は、板面自体の振動
を測定するものであり、圧延機や周辺機器とは別の架台
に設け、非接触式とするのがよく、リフトオフによって
感度、精度が低下しないレーザー距離計が最適である。
【0026】又、制御装置22は、変位計20の出力に
より押付力調整装置10を制御する。
【0027】調質圧延を行う際、変位計20により板自
体のチャタリングのみをモニタし、板面振動抑制ロール
8を、押付力調整装置10により微調整してチャタリン
グを抑えることにより、板面のチャターマークを防止す
る。
【0028】チャターマークは熟練したオペレータでな
いと発見できないほど微細な製品不良であり、図3に本
発明適用前(板面振動抑制ロール設置前)のラインと、
本発明を適用したラインによる板面振動の様子を比較し
て示す。図3のグラフから判るように、本発明実施後は
板面振動の振幅が減少しており、その結果チャターマー
クも品質上問題なくなった。
【0029】又、本実施例の変形例として、張力測定ロ
ール2がない場合、あるいは図4に示すように、ブライ
ドルロール18側に変っている場合には、デフレクタロ
ール4の上流側に板面振動抑制ロール8を配置してもよ
い。
【0030】なお、本発明の実施例は上に述べたものに
限定されるものではなく、他の変形例も色々考えられる
ことは明らかである。
【0031】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明によれば、
調質圧延機の入側に隣接して板面振動抑制ロールを設置
して、板面の振動を抑制したことにより、従来のように
誤検出の恐れもなく、又従来対応できなかった軽度のも
のに対しても完全にチャターマークを防止することがで
きるようになったという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】チャタリング発生原因を説明するための圧延機
の一部を示す側面図
【図2】本発明適用後の調質圧延機ラインの側面図
【図3】本発明適用前と適用後の板面振動の様子を比較
するためのグラフ
【図4】本実施例の一変形例を示すラインの側面図
【符号の説明】
1…ストリップ 2…張力測定ロール 4…デフレクタロール 6…変曲点 8…板面振動抑制ロール 10…押付力調整装置 12…スキンパスミル 14…アンチクロスブレーキロール 16…アンチクリピングロール 18…テンションブライドルロール 20…変位計 22…制御装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属ストリップの冷間調質圧延機の補助ロ
    ールの上流側近傍に板面振動抑制ロールと、その押付力
    調整装置とを配設したことを特徴とする調質圧延機にお
    けるチャターマーク防止装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記補助ロールを張力
    測定ロールとしたことを特徴とする調質圧延機における
    チャターマーク防止装置。
  3. 【請求項3】請求項1又は請求項2において、前記板面
    振動抑制ロールの上流側に板面振動測定装置を備えたこ
    とを特徴とする調質圧延機におけるチャターマーク防止
    装置。
  4. 【請求項4】請求項3において、前記板面振動測定装置
    が、圧延機及び周辺機器と機械的に隔離された非接触式
    変位計であることを特徴とする調質圧延機におけるチャ
    ターマーク防止装置。
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