JPH0829250A - 冷間圧延におけるチャタリング検出方法 - Google Patents

冷間圧延におけるチャタリング検出方法

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Publication number
JPH0829250A
JPH0829250A JP6161010A JP16101094A JPH0829250A JP H0829250 A JPH0829250 A JP H0829250A JP 6161010 A JP6161010 A JP 6161010A JP 16101094 A JP16101094 A JP 16101094A JP H0829250 A JPH0829250 A JP H0829250A
Authority
JP
Japan
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vibration
roll
chattering
rolled material
cold rolling
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP6161010A
Other languages
English (en)
Inventor
Seishiro Saida
誠四郎 才田
Hiroki Sakai
浩樹 坂井
Shigeru Tomita
茂 富田
Toru Tazawa
徹 田沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Publication date
Application filed by Nippon Steel Corp filed Critical Nippon Steel Corp
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Publication of JPH0829250A publication Critical patent/JPH0829250A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21BROLLING OF METAL
    • B21B38/00Methods or devices for measuring, detecting or monitoring specially adapted for metal-rolling mills, e.g. position detection, inspection of the product
    • B21B38/008Monitoring or detecting vibration, chatter or chatter marks

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)
  • Control Of Metal Rolling (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 炭素鋼薄板ストリップやステンレス鋼薄板ス
トリップ等の冷間圧延におけるチャタリングを、軽度の
ものまでオンラインにて高感度で検出する。 【構成】 鋼材の冷間圧延において、圧延材を挟む2段
ロールをミルバイトの直近に設け、該2段ロールの振動
を測定することを特徴とする、冷間圧延におけるチャタ
リング検出方法である。そして、2段ロールのロールチ
ョックに設けた振動センサーにより振動を測定すること
が好ましい。 【効果】 圧延中に直ちに対策を行うことで、高品質圧
延材の製造歩留まりが著しく向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鋼材の冷間圧延におけ
る異常現象であり、圧延材の表面性状を劣化させるチャ
タリング現象を、オンラインで検出する方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】各種鋼材の冷間圧延において、チャタリ
ングという異常現象が発生して圧延材の表面性状を劣化
させることがある。炭素鋼薄板ストリップは、4段ロー
ルを連続的に配置した連続圧延機で主として冷間圧延さ
れ、ステンレス鋼薄板ストリップは、ロールをクラスタ
ー状に多段配置したゼンジミア圧延機等のクラスター圧
延機で主として冷間圧延される。チャタリングはいずれ
の場合にも発生し、圧延材の表面に凹凸などの欠陥を生
じ、良好な表面性状が要求される上記ストリップにおい
ては特に問題とされる。
【0003】このようなチャタリングの検出方法とし
て、特開昭62−9709号公報には、冷間圧延機のハ
ウジングに振動センサーを取付けて、圧延中の振動を測
定することが記載されている。しかし、圧延機の駆動系
の振動も検出するため、チャタリングの検出感度に問題
がある。また特開昭62−13208号公報には、圧延
材の板厚を測定し、その変動状況によりチャタリングを
検出することが記載されている。しかし、現在実用化さ
れている板厚測定手段の測定感度では検出不可能な程度
のチャタリングでも、表面性状を著しく損なう場合があ
るので、上記ストリップ等を対象とする場合には採用す
ることができない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、炭素鋼薄板
ストリップやステンレス鋼薄板ストリップ等の冷間圧延
におけるチャタリングを、軽度のものまでオンラインに
て高感度で検出することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は、鋼材の冷間圧延において、圧延材を挟む2
段ロールをミルバイトの直近に設け、該2段ロールの振
動を測定することを特徴とする、冷間圧延におけるチャ
タリング検出方法である。そして、2段ロールのロール
チョックに設けた振動センサーにより振動を測定するこ
とが好ましい。
【0006】
【作用】本発明法は、図1に示すように圧延機1のミル
バイト4の直近に2段ロール5を設け、該2段ロール5
の振動を測定することによりチャタリングを検出する。
2段ロール5には、圧延材Sとロールがスリップせず、
かつ圧延材Sが変形しない程度の圧下をかけておく。圧
延機1による冷間圧延時にチャタリングが発生すると、
異常振動が圧延材Sを経て2段ロール5に伝播し、該2
段ロール5の振動を測定することにより、チャタリング
を検出することができる。2段ロール5の振動は、ロー
ルチョック8に振動センサー6を設けて測定するのが好
ましく、その他ロールチョックの架台等、ロールの振動
を捕えやすい位置であればよいが、できるだけロールに
近い位置がよい。
【0007】2段ロール5の振動測定に際しては、振動
センサー6からの信号を振動分析装置7に入力し、例え
ば振動速度あるいは振動加速度を次数比分析法により解
析することができる。そして、正常な圧延時のデータを
基にしてしきい値を決め、該しきい値を超えた場合をチ
ャタリング発生と判定する。
【0008】このようにして本発明法によりチャタリン
グを検出したときは、直ちに圧延条件を調整し、チャタ
リングが発生しないように対策を講じることができる。
たとえば圧延速度を低下させたり、あるいは圧下調整お
よび張力調整を行う等の対策により、正常な圧延に戻す
ことができる。どの対策を採用するかは、次数分析法に
おける波形等により判定する。
【0009】
【実施例】図1に示すような12段ロールからなるクラ
スター圧延機1により、ステンレス鋼薄板ストリップを
冷間圧延した。本例におけるクラスター圧延機1のロー
ル配置は、上下各1本のワークロール1、上下各2本の
駆動ロール3、上下各3本のバックアップロールからな
る。ミルバイト4の直近に2段ロール5を設け、約50
kg/cmで圧下した。該2段ロール5の振動を振動センサ
ー6で測定し、振動分析装置7でチャタリングを検出し
た。
【0010】振動分析装置7における具体的な解析法を
図2に示す。本例における振動分析装置は、周波数フィ
ルター9および次数分析装置10からなる。振動センサ
ー6の信号を周波数フィルター9で3つに分け、それぞ
れを次数比分析装置10にて解析した。
【0011】ローパスフィルターを通った信号LPFは
(a)のように次数比(低次数)と振動速度の関係を表
示し、ハイパスフィルターを通った信号HPFは(c)
のように次数比(高次数)と振動加速度の関係を示す。
また中間のバンドパスフィルターを通った信号BPFは
(b)のように次数比(中間次数)と振動加速度の関係
を表示する。(a),(b),(c)の表示において、
注意レベルCおよび危険レベルDをあらかじめ決めてお
き、(a),(b),(c)のいずれかが危険レベルD
を超えた場合、チャタリング検出と判断した。
【0012】図2のように、次数分析装置10におい
て、(a)の低次数域および(b)の中間次数域で危険
レベルDを超え、チャタリングを検出したので、図示し
ない原因解析装置により各波形を解析してチャタリング
原因を推定し、直ちに圧延速度を低下させた。その結
果、次数分析装置10のいずれの次数域においても、危
険レベルDを超えるものはなくなった。また、圧延材S
をオフラインで観察したところ、本発明法で検出した位
置にチャタマークが観察されたが、数m続いた後、上記
対策により消滅していた。
【0013】
【発明の効果】本発明法は、鋼材の冷間圧延において、
圧延材を挟む2段ロールをミルバイトの直近に設け、該
2段ロールの振動を測定するので、炭素鋼薄板ストリッ
プやステンレス鋼薄板ストリップ等の冷間圧延における
チャタリングを、軽度のものまでオンラインにて高感度
で検出することができる。したがって、圧延中に直ちに
対策を行うことで、高品質圧延材の製造歩留まりが著し
く向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す説明図である。
【図2】本発明の実施例における振動分析の説明図であ
る。
【符号の説明】
1:圧延機 2:ワークロール 3:駆動ロール 4:ミルバイト 5:2段ロール 6:振動センサ 7:振動分析装置 8:ロールチョック 9:周波数フィルター 10:次数分析装置 S:圧延材 C:注意レベル D:危険レベル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B21B 37/00 BBH (72)発明者 田沢 徹 千葉県富津市新富20−1 新日本製鐵株式 会社技術開発本部内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鋼材の冷間圧延において、圧延材を挟む
    2段ロールをミルバイトの直近に設け、該2段ロールの
    振動を測定することを特徴とする、冷間圧延におけるチ
    ャタリング検出方法。
  2. 【請求項2】 2段ロールのロールチョックに設けた振
    動センサーにより振動を測定することを特徴とする、請
    求項1記載の冷間圧延におけるチャタリング検出方法。
JP6161010A 1994-07-13 1994-07-13 冷間圧延におけるチャタリング検出方法 Withdrawn JPH0829250A (ja)

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JPH0829250A true JPH0829250A (ja) 1996-02-02

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ID=15726868

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JP6161010A Withdrawn JPH0829250A (ja) 1994-07-13 1994-07-13 冷間圧延におけるチャタリング検出方法

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003103869A1 (en) * 2002-06-05 2003-12-18 Alcan International Limited Mill vibration control apparatus and method
KR20040020487A (ko) * 2002-08-30 2004-03-09 주식회사 포스코 열간 압연기의 롤 채터발생 예지장치 및 방법
KR101159540B1 (ko) * 2009-12-30 2012-06-26 재단법인 포항산업과학연구원 압연 설비에서의 메인 드라이브의 이상 진단 방법

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KR101159540B1 (ko) * 2009-12-30 2012-06-26 재단법인 포항산업과학연구원 압연 설비에서의 메인 드라이브의 이상 진단 방법

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