JPH10248850A - 超音波プローブ - Google Patents

超音波プローブ

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Publication number
JPH10248850A
JPH10248850A JP9056580A JP5658097A JPH10248850A JP H10248850 A JPH10248850 A JP H10248850A JP 9056580 A JP9056580 A JP 9056580A JP 5658097 A JP5658097 A JP 5658097A JP H10248850 A JPH10248850 A JP H10248850A
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JP
Japan
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ultrasonic
ultrasonic probe
distal end
housing
probe
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Application number
JP9056580A
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English (en)
Inventor
Yoshito Horikawa
義人 堀川
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】管腔内における所望の位置への超音波焦点位置
調整を容易に、且つ、確実に行うことができる超音波プ
ローブを提供する。 【解決手段】超音波プローブ1の挿入部4の先端キャッ
プ6の内周に3段階の円筒内周面6a,6b,6cが形
成されている。また、先端キャップ6にはハウジング8
に保持された進退,回動自在な治療用超音波振動子11
が配されている。上記超音波振動子11を進退させて、
先端キャップ6の円筒内周面6a,6b,6cの何れか
の面に正対させることによって、照射される超音波の焦
点位置を変化させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、先端部内に超音波
振動子を配し、複数の焦点位置に切り換えて高密度の超
音波エネルギを照射する超音波プローブに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、体腔内に挿入して超音波診断およ
び超音波治療を行う超音波プローブにて超音波集束点
(焦点)を調整可能とした超音波診断治療システムに関
するものとして特開平7−231894号公報が開示さ
れている。上記超音波プローブの焦点調整は、先端の超
音波射出面にバルーンを設け、バルーンを膨張させるこ
とによって、焦点位置を調整する方式と、振動子を固定
した弾性板を湾曲させることによって焦点を調整する方
式など開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述の特開平7−23
1894号公報の開示のシステムにおける超音波プロー
ブの焦点調整方式のうち、バルーンを膨張させることに
よって、焦点位置を調整する方式のものは、バルーン自
在が非常に柔らかく、体腔内でその距離を一定状態に保
つことが非常に難しい。例えば、体が僅かに動いただけ
でも、位置がずれるといった問題があった。更には、管
腔臓器内、例えば、食道のような管腔臓器内において
は、バルーンを膨らませる量が制限されるために、焦点
の位置合わせにも限界があった。
【0004】一方、弾性板を湾曲させる方式のもので
は、振動子に歪がかかり易いという欠点があり、損傷し
やすく、延いては、振動子の性能劣化を起こすおそれが
あった。更に、弾性板を湾曲させる調整が難しく、焦点
位置の制御が不安定であり、その調整も困難であった。
【0005】本発明は、上述の問題点を解決するために
なされたものであって、高密度超音波の集束点、すなわ
ち、焦点を変更できる超音波プローブであって、管腔内
における所望の位置への超音波焦点位置調整を容易に、
且つ、確実に行うことができる超音波プローブを提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の超音波プローブ
は、先端部内に超音波振動子を配した超音波プローブに
おいて、上記超音波振動子より照射される超音波に対し
て複数の固定焦点距離を与える音響レンズ材を超音波振
動子の超音波照射前面に対して切り換え可能に配する。
上記超音波プローブにおいては、超音波振動子から出さ
れる超音波に対して、振動子前面の音響レンズ材を数種
類のものに切り換えて、焦点距離を変化させる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図を用いて本発明の実施の
形態を説明する。図1は、本発明の第1の実施の形態の
超音波プローブを適用する超音波診断治療システムの構
成を示す図である。本超音波診断治療システムは、主に
体腔内近辺で使用される超音波プローブ1と、信号ケー
ブル3およびコネクタ2aを介して接続される制御装置
2とで構成される。
【0008】上記超音波プローブ1は、主に体腔内に挿
入される挿入部4と、その先端に位置し、超音波振動子
が内部に配設される先端キャップ6と、術者が把持およ
び操作を行う操作部5と、更に、操作部5に設けられて
いる切り換えレバー7とで構成されている。また、制御
装置2には、少なくとも超音波プローブ1内の超音波振
動子を駆動する信号の出力回路や、上記超音波振動子を
走査するための駆動装置が内蔵されている。
【0009】次に、超音波プローブ1の先端部の詳細に
ついて、図2の断面図により説明する。先端キャップ6
の中にはメカラジアルスキャン型の治療用超音波振動子
11および診断用超音波振動子9を配したハウジング8
が、先端硬性部材13内を挿通する駆動軸12に支持さ
れた状態で配されている。診断用超音波振動子9の前面
には音響レンズ10が装着されており、診断用超音波振
動子9より発せられる超音波をある程度集束させる構造
となっている。なお、上記音響レンズ10は、必ずしも
必要ではない。
【0010】診断用超音波振動子9および治療用超音波
振動子11に対しては、それぞれ図示しない信号線が配
線されており、その信号線は駆動軸12を介して挿入部
4内を挿通しており、操作部5、信号ケーブル3、コネ
クター2aを介して制御装置2に接続される。
【0011】上記駆動軸12は、先端硬性部材13内に
ベアリング14により回転方向R1および進退方向D1
に移動可能な状態で支持されており、図1の切り換えレ
バー7によって進退方向の位置制御が可能になってい
る。
【0012】また、先端キャップ6は、挿入部軸方向で
あるD1 方向に沿って複数段階、例えば、3段階に変化
する円筒状内周面6a,6b,6cを有している。切り
換えレバー7を操作して上記駆動軸12を進退させ、ハ
ウジング8をD1 方向に移動させると、該ハウジング8
を内周面6a,6b,6cに正対させることができる。
【0013】上記先端キャップ6の3段階の内周面6
a,6b,6cが複数の音響レンズ材として作用する。
すなわち、図3(A),(B),(C)は、それぞれ上
記ハウジング8を先端キャップ6の各内径面6a,6
b,6cの正対位置に進退移動させたときの挿入軸垂直
断面図を示し、そのときの超音波振動子の集束点、すな
わち、焦点位置f1 ,f2 ,f3 を示している。本図に
示すようにハウジング8に正対する上記内周面6a,6
b,6cの内径が大きくなるに従い屈折角が小さくな
り、超音波振動子から照射される超音波の焦点距離が長
くなる。
【0014】なお、上記先端キャップ6の材質として
は、超音波透過性のよいポリエチレン樹脂およびポリメ
チルペンテン樹脂等の樹脂が適している。また、先端キ
ャップ6の内部には超音波が透過しやすいように超音波
伝達媒体15が充填されている。その超音波伝達媒体1
5としては、流動パラフィンおよび水等が具体的に挙げ
られる。
【0015】以上のように構成された本超音波診断治療
システムを用いて診断、治療を行う場合は、図4のよう
な状態で使用される。すなわち、プローブ挿入部4を、
例えば、肛門16を介して、直腸内に挿入する。病変部
17近辺に先端キャップ6を誘導し、制御装置2より診
断用超音波振動子9を駆動させ、診断用超音波振動子9
が駆動軸12によって回転走査する。制御装置2を介し
て挿入軸方向D1 に対して垂直な面の超音波画像をモニ
タ上に表示することができる。
【0016】上記超音波画像により病変部17の位置を
確認した後、その病変部までの距離を測定し、治療超音
波振動子11を先端キャップ6の内周面6a,6b,6
cのどの部分の位置させるのが適当であるかを術者が判
断する。その後、切り換えレバー7を操作して、3種類
ある内径の内の1つの位置へハウジング8を移動させ
る。さらに、制御装置2により治療用超音波振動子11
が病変部17に正対するようにハウジング8を回転制御
する。その後に、制御装置2より治療用超音波振動子1
1に駆動信号を与え、治療用の強力超音波を病変部17
に照射し、治療を行う。
【0017】以上説明したように本実施の形態の超音波
プローブ1を適用する超音波診断治療システムによる
と、ハウジング8をD1 方向に進退させるだけで、治療
用超音波振動子11を先端キャップ6の内径の異なる面
上に移動させ、各々異なった焦点距離を容易に得ること
ができる。したがって、治療用の強力超音波を病変部1
7上に確実に照射することができる。また、先端キャッ
プ6の内径面6a,6b,6cはそれぞれ挿入軸方向D
1 に対して円筒面であり、内径の曲率が一定であること
から、ハウジング8のD1 方向の位置決め後は、確実に
固定焦点とすることができる。
【0018】次に、本発明の第2の実施の形態の超音波
プローブについて説明する。本実施の形態の超音波プロ
ーブは、その先端部分の構造が前記超音波プローブ1と
異なるが、その他のシステムは、前記第1の実施の形態
のシステムと同一のものが適用可能である。したがっ
て、第1の実施の形態と同一の構成要素については、同
一の符号を付し、主に異なる部分についての説明を行
う。
【0019】図5は、本実施の形態の超音波プローブ2
0の先端部の断面図である。挿入部21の先端キャップ
22は、音響レンズ材としての材質の異なる2種類の部
材を接合して形成されている。具体的には、第1先端キ
ャップ22aと第2先端キャップ22bの溶着により先
端キャップ22を形成している。上記先端キャップの材
質としては、例えば、第1先端キャップ22aをポリエ
チレン樹脂、第2先端キャップ22bをポリメチルペン
テン樹脂といった音速の異なる材質で形成する。このよ
うに材質のことなる第1,第2先端キャップにハウジン
グ8を正対させることによって超音波振動子の焦点距離
が変化する。
【0020】図6(A),(B)は、それぞれ上記ハウ
ジング8を先端キャップ22の第1先端キャップ22
a、または、第1先端キャップ22bの正対位置に進退
移動させたときの挿入軸垂直断面図を示し、そのときの
超音波振動子の集束点、すなわち、焦点位置f21,f22
を示している。本図に示すようにハウジング8上の超音
波振動子11が正対する材質の異なる先端キャップ22
a,22bにより、該キャップの境界面での屈折角がス
ネルの法則に基づいて音速の変化に依存することから、
超音波振動子から照射される超音波の焦点距離が上述の
ように変化する。
【0021】なお、本実施の形態では、第1,第2先端
キャップ22a,22bの厚みは同一になっているが、
その変形例として第1先端キャップ22aと第2先端キ
ャップ22bの肉厚を異ならせることによって、より効
果的に焦点距離を変化させることもできる。
【0022】上述のように構成された超音波プローブ2
0において、超音波振動子の焦点距離調整を行う場合、
前記第1の実施の形態の場合と同様に、ハウジング8を
切り換えレバー7によって挿入軸方向D1 に進退させ、
第1先端キャップ22a、または、第2先端キャップ2
2bに正対させることによって、病変部位置に合わせて
治療用超音波振動子11の焦点距離を変化させることが
できる。但し、本実施の形態の場合は、2種類の先端キ
ャップに対応して2つの焦点距離に切り換え可能である
が、さらに多くの焦点距離に調整可能にするには、多種
類の先端キャップの接続数を増やせばよい。
【0023】本実施の形態の超音波プローブ20は、前
記第1の実施の形態のものと同様の効果を有し、特に、
本超音波プローブ20の場合、第1,第2先端キャップ
22a,22bの外径を同一にすることができることか
ら、先端キャップの径が異なる第1の実施の形態の超音
波プローブ1より細径化が可能である。
【0024】次に、本発明の第3の実施の形態の超音波
プローブについて説明する。本実施の形態の超音波プロ
ーブもその先端部分の構造のみが前記超音波プローブ1
と異なっており、前記第1の実施の形態のシステムと同
一のシステムに適用可能である。したがって、第1の実
施の形態と同一の構成要素については、同一の符号を付
し、主に異なる部分についての説明を行う。
【0025】図7は、本実施の形態の超音波プローブ3
0の先端部の断面図である。本実施の形態の超音波プロ
ーブ30においては、挿入部31の先端キャップ32内
にR1 方向に回転可能であって、治療用超音波振動子3
4が固着されたハウジング33が配されている。そのハ
ウジング33の周囲には挿入軸D1 に沿ってそれぞれ異
なる曲率面を持つ複数の音響レンズユニット35a,3
5b,35cからなる音響レンズ群35が配されてい
る。この音響レンズ群35は、超音波プローブ30の切
り換えレバー7の操作によって、挿入軸方向D1 に進退
移動が可能である。上記音響レンズ群35が進退移動を
行うと、上記ハウジング33に対して音響レンズユニッ
ト35a,35b,35cの内、どのレンズユニットが
正対するかによって、治療用超音波振動子34の焦点距
離が異なってくる。但し、ハウジング33の挿入軸方向
D1 の位置は一定とする。
【0026】以上のように構成された本実施の形態の超
音波プローブ30において、超音波振動子の焦点距離調
整を行う場合、切り換えレバー7の操作によって音響レ
ンズ群35を挿入軸方向D1 に進退させる。そして、病
変部上に治療用超音波振動子11の焦点を合わせるよう
に音響レンズユニット35a,35b,35cの何れか
をハウジング33に正対させ、照射される超音波の焦点
距離の調整を行うことができる。このとき、ハウジング
33は進退させない。
【0027】本実施の形態の超音波プローブ30による
と前記第1の実施の形態のものと同様の効果を奏し、さ
らに、挿入部31に対してハウジング33が進退しない
ので、一旦、プローブの位置決めを行ってしまえば、そ
の後、治療部位に対してプローブ挿入部31を移動させ
ることなく、焦点を変化させることができるという効果
を奏する。
【0028】次に、本発明の第4の実施の形態の超音波
プローブについて説明する。本実施の形態の超音波プロ
ーブもその先端部周りの構造のみが前記超音波プローブ
1と異なっており、前記第1の実施の形態のシステムと
同一のシステムに適用可能である。したがって、第1の
実施の形態と同一の構成要素については、同一の符号を
付し、主に異なる部分についての説明を行う。
【0029】図8は、本実施の形態の超音波プローブ4
0の先端部の断面図である。本超音波プローブ40にお
いて、挿入部41の先端キャップ42内には治療用超音
波振動子11が固着されたハウジング8がR1 方向に回
転自在に配されている。上記ハウジング8を保持する駆
動軸12は、先端硬性部材13内においてベアリング1
4で支持されており、軟性、または、柔軟性に優れたも
のが使用されている。
【0030】また、先端キャップ42の円弧状の内面に
沿って音響レンズベルト43が配されている。音響レン
ズベルト43は、ベルト自身の弾性反発力により、先端
キャップ42内面に張り付くような状態で、先端キャッ
プ42の円弧の周方向D2 に沿って摺動可能に配されて
いる。音響レンズベルト43は、数種類の音速の異なる
材質で形成された音響レンズユニット43a,43b,
43cが接続された状態で形成されている。この音響レ
ンズベルト43は、その両端を挿入部41に設けられた
駆動部を介して、操作部5にある切り換えレバー7と連
動する形で連結されており、周方向D2 に沿って移動可
能である。したがって、上記ハウジング8に対してどの
音響レンズユニット43a,43b,43cを正対させ
るかによって、治療用超音波振動子11から照射される
超音波の焦点距離が変化することになる。
【0031】以上のように構成された本実施の形態の超
音波プローブ40において、超音波振動子の焦点距離調
整を行う場合、まず、ハウジング8を音響レンズベルト
43に正対するように制御装置2より位置制御信号を出
力し、ハウジング8を回転駆動する。その後、操作部5
にある切り換えレバー7を切り換え操作することによ
り、音響レンズベルト43を移動させ、異なる音速を持
つ音響レンズユニットの何れかを選択して治療用超音波
振動子11に正対させ、それにより超音波の焦点位置を
病変部に合わせることができる。
【0032】本実施の形態の超音波プローブ40による
と前記第1の実施の形態のものと同様の効果を奏し、音
響レンズベルト43が弾性変形可能な柔軟な材質であ
り、先端キャップ42内で内面に沿うように変形するの
で、先端キャップ42を小型にすることができ、先端部
41が小さくなり、操作性、挿入性が向上する。さら
に、上記音響レンズベルト43は、柔軟な材質で製作可
能なために、挿入部4そのものも柔軟性を持たせること
ができ、例えば、口から胃、さらに、腸といった部分へ
の挿入も容易になる。
【0033】次に、本発明の第5の実施の形態の超音波
プローブを適用する超音波診断治療システムについて説
明する。図9は、本実施の形態の超音波プローブを適用
する超音波診断治療システムの構成を示す図である。本
実施の形態の超音波診断治療システム50は、主に超音
波プローブ51と、本システムの各制御回路や駆動回路
等を内蔵する制御装置52と、超音波伝達媒体66を超
音波プローブ51に送液するための送液装置60とで構
成されている。
【0034】上記超音波プローブ51は、治療用超音波
振動子11を有するハウジング8を内蔵する体腔内挿入
可能な挿入部54と、術者が把持、操作する操作部55
からなる。上記超音波プローブ51の操作部55には、
挿入部54の先端キャップ56に連続して設けられてい
る湾曲部57を湾曲操作するための湾曲操作レバー58
が設けてある。操作部55は信号ケーブル53とコネク
ター52aを介して、制御装置52に電気的に接続され
ている。また、操作部55から送液チューブ63と吸引
チューブ64が導出されており、後述する超音波伝達媒
体槽61、および、吸引槽65に接続されている。
【0035】上記送液装置60は、主に異なる音響レン
ズ材としての複数種類の超音波伝達媒体を蓄えておく超
音波伝達媒体槽61と、送液チューブ63を介して超音
波伝達媒体槽61と超音波プローブ51と接続し、複数
の超音波伝達媒体を送液可能に切り換える切り換え弁6
2と、吸引チューブ64を介して吸引した超音波伝達媒
体を蓄える吸引槽65と、超音波伝達媒体を超音波プロ
ーブ51から吸引する吸引ポンプ66とで構成されてい
る。なお、上記超音波伝達媒体は、超音波透過性が良好
な音速の異なる複数種類の液体、例えば、3種類の超音
波伝達媒体61A,61B,61Cとする。また、切り
換え弁62は、制御装置52に電気的に接続されてお
り、その指示により上記複数種類の超音波伝達媒体の1
つを選択し、送液チューブ63を介して超音波プローブ
51に吸引可能な状態とする。
【0036】次に、上記超音波プローブ51の先端部の
構造について、図10の断面図を用いて詳細に説明す
る。上記超音波プローブ51の挿入部54においては、
先端硬性部材59に対して、先端キャップ56が密封さ
れており、その先端キャップ56内には回動自在な形で
駆動軸12にハウジング8が設けられている。ハウジン
グ8は、治療用超音波振動子11が装着されており、前
記第1の実施の形態の超音波プローブ1と同等の構成を
有している。但し、ハウジング8を支持する駆動軸12
は、先端硬性部材59にて、シール部材59aおよびベ
アリング14により回動自在で、かつ、液密に支持され
ている。
【0037】上記密封された先端キャップ56内のスペ
ース56aには超音波伝達媒体61A,61B,61C
の何れかの液体が送液され、封入される。上記超音波伝
達媒体が封入されたスペ−ス56aは、送液管路59a
を通して送液チューブ63に連通する。さらに、スペ−
ス56aは、排出管路59bを通して吸引チューブ64
にも連通している。なお、上記封入された超音波伝達媒
体の種類によって治療用超音波振動子11から照射され
る超音波の焦点距離が変化する。
【0038】以上のように構成された本実施の形態の超
音波診断治療システム50において、超音波プローブ5
1から照射される超音波の焦点距離を調整する場合、ま
ず、制御装置52により、切り換え弁62を切り換え、
音速の異なる複数の超音波伝達媒体61A,61B,6
1Cの何れかを選択する。この状態で吸引ポンプ66を
駆動すると、媒体槽61から選択されている超音波伝達
媒体の一つを送液チューブ63を介して先端キャップ5
6内に注入することができる。上記超音波伝達媒体注入
動作の終了後、制御装置52によりハウジング8上の治
療用超音波振動子11を駆動すると、プローブ51の先
端部より超音波が照射される。そのときの超音波の焦点
距離は、上記注入された超音波伝達媒体の種類により定
まる。
【0039】その後、超音波の焦点距離を変更する場
合、まず、吸引ポンプ66を駆動し、吸引チューブ64
を介して、先端キャップ56内の超音波伝達媒体を吸引
タンク65に吸引除去する。更に、制御装置52により
切り換え弁62を切り換えて、異なる種類の媒体を超音
波伝達媒体61A,61B,61Cの中から選択する。
そして、吸引ポンプ66を駆動することによって、上記
選択された超音波伝達媒体を先端キャップ56中に注入
し、置換する。上記超音波伝達媒体61A,61B,6
1Cは、それぞれ音速が異なっているので、ハウジング
8上の超音波振動子から照射される超音波の焦点距離が
変化する。
【0040】以上説明したように本実施の形態の超音波
プローブ51を用いた超音波診断治療システム50によ
ると、前記第1の実施の形態のシステムの場合と同様に
の効果を奏し、さらに、挿入部先端に進退移動する部材
を設ける必要がないことから、挿入部先端の小型化が可
能となり、且つ、照射される超音波の焦点距離の調整操
作が容易となる。更には、先端部に硬い硬質な部材が先
端硬性部材59以外にないので、挿入部54に柔軟性を
持たせることが容易となる。
【0041】次に、本発明に関連する第6の実施の形態
の超音波プローブについて説明する。図11は、本実施
の形態の超音波プローブ70の挿入部の断面図である。
上記超音波プローブの挿入部71においては、内周面が
同一径の円筒面であって、外形面は、音響レンズ材とし
て作用するための3段階の外径をもつ外周部72a,7
2b,72cをもつ先端キャップ72が先端硬性部材7
9に固着されている。上記先端キャップ72内部には、
前記第1の実施の形態の超音波プローブ1と同様に先端
硬性部材79にR1 方向およびD1 方向に回転、およ
び、進退自在の駆動軸12にハウジング8が固着されて
いる。上記ハウジング8には治療用超音波振動子11が
装着されている。
【0042】さらに、上記ハウジング8の外方にはD1
方向に進退可能な円筒状の金属構造体73が配設されて
いる。この金属構造体73は、挿入部71の手元側に設
けられたスライドレバー74に接続されており、スライ
ドレバー74を操作することにより、先端硬性部材79
のガイド部79aにガイドされて前進、または、進退さ
せることが可能である。金属構造体73の前進位置では
ハウジング8が完全に覆われた状態となり、後退位置で
はハウジング8が完全に開放された状態となる。なお、
上記金属構造体73の外周は、先端キャップ72の内周
面に対して略相似形であり、且つ、そのクリアランスは
少ない。
【0043】上記金属構造体73が後退した状態におい
て、ハウジング8を、先端キャップ72の外周部72
a,72b,72cの内側にそれぞれ正対するように進
退移動させると、先端キャップ部72の厚みの違い、お
よび、外周面の曲率の違いにより治療用超音波振動子1
1から照射される超音波の焦点距離が変化する。
【0044】次に、以上のように構成された本実施の形
態の超音波プローブの使用動作について説明する。ま
ず、体腔内の挿入時においては、スライドレバー74を
先端方向にスライドしておく。その操作により金属構造
体73が先端キャップ72の内面に沿う状態でその内面
の周方向をほぼ全周にわたり支持する状態となる。この
状態で挿入部71を体腔内へ挿入する。ハウジング8に
ある治療用超音波振動子11を駆動する際には、スライ
ドレバー74を操作部側に、すなわち、図11上で右側
にスライドさせ、金属構造体73をハウジング8と正対
する面より外し、超音波の照射が可能な状態とする。そ
こで、所望の超音波の焦点距離を得るために、ハウジン
グ8を先端キャップ72の外周部72a,72b,72
cの何れかに正対する位置に進退駆動して、治療用超音
波振動子11を駆動する。
【0045】上述のように本実施の形態の超音波プロー
ブ70によると、前記第1の実施の形態のシステムの場
合と同様にの効果を奏し、さらに、金属構造体73に先
端キャップ72の変形を抑える作用があるので、体腔内
で押圧しても、先端キャップ72が潰されることがな
く、先端部分の損傷を防止することができる。またさら
に、治療用超音波振動子11が先端キャップ72により
保護されているので、洗浄や消毒の際に、直接人の手や
薬液等に触れることがなく、耐久性が向上する。
【0046】次に、本発明に関連する第7の実施の形態
の超音波プローブについて説明する。図12は、本実施
の形態の超音波プローブ80の挿入部の断面図である。
本実施の形態の超音波プローブ80の挿入部81におい
ては、回転,進退可能な駆動軸12の先端部に取り付け
られるハウジング83は、金属製であって、前記図11
の金属構造体73に代えて挿入軸方向であるD1 方向に
延出する筒状の金属構造体部83aが一体的に設けられ
ている。ハウジング83には挿入軸方向D1 と平行な貫
通穴83bが設けられている。
【0047】また、治療用超音波振動子11は、上記ハ
ウジング83に対して絶縁部材84を介して取り付けら
れ、電気的に絶縁された状態で支持されている。治療用
超音波振動子11への電気的接続は、駆動軸12内に挿
通された図示してない信号線により接続されている。な
お、上述の構成部材以外の先端キャップ72等は、前記
図11に示した第6の実施の形態の超音波プローブ70
のものと同一構造とする。
【0048】次に、上述の構成を有する本実施の形態の
超音波プローブ80の作用について説明する。まず、ハ
ウジング83を最も先端に突出させた状態でプローブ挿
入部81を体腔内に挿入する。ハウジング83には金属
構造体部83aが一体的に延出した状態で設けられてお
り、先端キャップ72はハウジング83および金属構造
体部83aによりその内面を保持されることになる。
【0049】また、超音波の焦点距離を調整する際、ハ
ウジング83をD1 方向に進退させるが、そのとき、先
端キャップ内に充填されている超音波伝達媒体85は、
貫通穴83bを介してD1 方向に流される。したがっ
て、ハウジング83の進退移動時に先端キャップ72の
内部が負圧状態、または、高圧状態になりにくく、先端
キャップ72の変形が抑えられ、移動時の抵抗力も減じ
られる。
【0050】上述のように本実施の形態の超音波プロー
ブ80によると、前記第1、および、第6の実施の形態
のシステムの場合と同様にの効果を奏し、さらに、金属
構造体部83aの進退がハウジング83の移動と一体的
に行われるので、挿入部81にスライドレバー74を設
ける必要がなく、構造がより簡単になる。さらに、ハウ
ジング83の移動時には、超音波伝達媒体85が貫通穴
83bを介して流れることから、先端キャップ72の内
部が負圧状態になりにく、先端キャップ72の潰れが抑
えられ、移動時の抵抗力も減じられる。
【0051】さらに、別の実施の形態の焦点可変の超音
波プローブとして、プローブ挿入部先端の先端キャップ
を挿入軸中心に回動可能な構造とし、上記先端キャップ
に周方向に超音波屈折角の異なる複数の音響レンズ部材
を配設するものを提案することも可能である。この超音
波プローブによると、治療用振動子を挿入軸方向に進退
させる必要がないことから先端部の構造が簡単になり、
小型化も可能となる。
【0052】[付記]以上、説明した本発明の実施の形
態に基づいて、以下に示す構成を有する超音波プローブ
を提案することができる。すなわち、 1. 先端部内に超音波振動子を配した超音波プローブ
において、上記超音波振動子より照射される超音波に対
して、複数の固定焦点距離を与える音響レンズ材を超音
波振動子の超音波照射前面に対して切り換え可能に配し
たことを特徴とする超音波プローブ。
【0053】(付記1の作用および効果)付記1の超音
波プローブは、超音波振動子から照射される超音波に対
して、振動子前面の音響レンズ材を数種類のものに切り
換えることによって、簡単、且つ確実に超音波の焦点を
変更することができ、超音波振動子による超音波を確実
に目標位置に照射することが可能になる。
【0054】2. 付記1において、上記音響レンズ材
を複数の曲率の異なる円筒形の樹脂からなる先端キャッ
プにて構成し、超音波振動子を前記先端キャップ内で進
退可能としたことを特徴とする超音波プローブ。
【0055】(付記2の作用および効果)付記2の超音
波プローブは、上記先端キャップ内での超音波振動子の
進退により、焦点距離を可変とすることができるので、
付記1と同様の効果を奏し、さらに、焦点距離可変機構
が簡単になり、プローブ先端部の小型化も可能となる。
【0056】3. 付記1において、音響レンズ材を音
速の異なる複数の樹脂を同一曲率の円筒形に形成した先
端キャップにて構成し、超音波振動子を前記先端キャッ
プ内で進退可能としたことを特徴とする超音波プロー
ブ。
【0057】(付記3の作用および効果)付記3の超音
波プローブは、先端キャップ内で超音波振動子を進退さ
せることにより、超音波の焦点を変えることができ、付
記2と同様の効果を奏する。
【0058】4. 付記1において、超音波振動子は進
退固定に配し、複数の音響レンズ材を振動子前面にて移
動可能とすることで焦点を可変にしたことを特徴とする
超音波プローブ。
【0059】(付記4の作用および効果)付記4の超音
波プローブは、音響レンズ材を超音波振動子面に対し
て、進退させることにより、焦点を可変にすることがで
き、付記2と同様の効果を奏する。
【0060】5. 付記1において、超音波振動子を外
部と液密に構成された先端キャップ内に配し、前記先端
キャップ内に液状の音響伝達媒体の供給・排出用管路を
設け、前記供給管路を介して音速の異なる複数の音響伝
達媒体を切り換え自在に供給したことを特徴とする超音
波プローブ。
【0061】(付記5の作用および効果)付記5の超音
波プローブは、超音波振動子の周囲に充填された音響伝
達媒体を吸引、排出により変更することで、超音波の焦
点を変えることが可能であるので、付記1と同様の効果
を奏し、さらに、プローブ先端部に焦点距離可変機構を
設ける必要がなく、プローブ先端部の小型化も可能とな
る。
【0062】6. 先端部に配設され、超音波透過性の
先端キャップと、前記先端キャップ内に回転および進退
可能な状態で配された超音波振動子と、前記先端キャッ
プ内面を内方から覆い、かつ、前記先端キャップに対し
て進退可能な金属構造体と、を具備することを特徴とす
る超音波プローブ。
【0063】7. 付記6において、前記金属構造体に
超音波振動子を内蔵したことを特徴とする超音波プロー
ブ。
【0064】(付記6,7に対する課題および目的)従
来の体腔内に挿入可能な超音波プローブとして、振動子
がプローブ外表面に直接取り付けられているものが開示
されている。しかしながら、このような構造のものは、
洗浄や滅菌時に振動子のユニット自身が薬液の影響、も
しくは、洗浄時の摩擦の影響を受けるという点で、耐性
上、あるいは、耐薬上問題があった。また、体腔内で病
変部に押しつけた際に、振動子に直接力が加わるといっ
たこともあり、プローブ、または、振動子自身の耐性に
問題があった。
【0065】また、特開平7−231894号公報に開
示されている超音波プローブは、プローブ先端部のキャ
ップ内に振動子が内蔵されているものである。上記先端
部のキャップは、一般に、超音波の照射する部分は超音
波伝搬性の良い樹脂等で製作されているため、素材的に
柔らかく、体壁へ押しつけた際に凹みが生じて、先端部
が損傷するといったような問題点があった。
【0066】そこで、付記6、7は、上記従来技術のよ
うに振動子へ直接付加が加わり、振動子を損傷すると
か、体壁への押しつけによって先端部分が損傷してしま
うという問題点を解消するためになされたものであっ
て、振動子に直接負荷をかけず、先端部分の押しつけや
押圧により先端が損傷を受けることが防止される超音波
プローブを提供することを目的とする。
【0067】(付記6の作用および効果)前記付記6の
超音波プローブは、体腔内挿通時や体壁への押しつけ時
には先端キャップ内面に前記金属構造体を配して前記先
端キャップの変形を抑え、超音波走査時には、前記金属
構造体を進退させて超音波を射出するように構成したも
のであり、先端部分の押しつけや押圧により先端部分の
損傷を防ぐことができ、体腔内への挿入を容易に行うこ
とができる。
【0068】(付記7の作用および効果)前記付記7の
超音波プローブは、前記金属構造体と超音波振動子と先
端キャップ内で進退方向に一体的に移動可能に配し、体
腔内挿通時や体壁への押しつけ時に先端キャップを保護
するように構成したものであり、付記6の同様の効果を
奏し、さらに、前記金属構造体を超音波振動子と一体的
に移動させることから操作が容易になる。
【0069】
【発明の効果】本発明の超音波プローブによれば、先端
部内に設けた超音波振動子より照射される超音波に対し
て複数の固定焦点距離を与える音響レンズ材を超音波照
射前面に対して切り換え可能とし、簡単、且つ、確実に
超音波の焦点を変更することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の超音波プローブを
適用する超音波診断治療システムの構成を示す図。
【図2】図1の超音波プローブの先端部の断面図。
【図3】図1の超音波プローブの先端部の挿入軸垂直断
面の超音波の焦点位置を示す図であって、図3(A),
(B),(C)は、それぞれハウジングを先端キャップ
の異なる各内径面に正対させたときの断面図。
【図4】図1の超音波プローブを用いて病変部の診断、
治療を行っている状態を示す図。
【図5】本発明の第2の実施の形態の超音波プローブの
先端部の断面図。
【図6】図5の超音波プローブの先端部の挿入軸垂直断
面の超音波の焦点位置を示す図であって、図6(A),
(B)は、ハウジングを先端キャップの異なる音響レン
ズ材質位置に正対させたときの断面図。
【図7】本発明の第3の実施の形態の超音波プローブの
先端部の断面図。
【図8】本発明の第4の実施の形態の超音波プローブの
先端部の断面図。
【図9】本発明の第5の実施の形態の超音波プローブを
適用する超音波診断治療システムの構成を示す図。
【図10】図9の超音波プローブの先端部の断面図。
【図11】本発明の第6の実施の形態の超音波プローブ
の挿入部の断面図。
【図12】本発明の第7の実施の形態の超音波プローブ
の挿入部の断面図。
【符号の説明】
1,20,30,40,51,70、80……超音波プ
ローブ 4,21,31,41,54,71,81……挿入部
(超音波プローブ先端部) 6,32,22,42,56,72……先端キャップ
(音響レンズ材) 11,34……治療用超音波振動子(超音波振動子)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端部内に超音波振動子を配した超音波
    プローブにおいて、上記超音波振動子より照射される超
    音波に対して、複数の固定焦点距離を与える音響レンズ
    材を超音波振動子の超音波照射前面に対して切り換え可
    能に配したことを特徴とする超音波プローブ。
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