JPH10248714A - 電気炊飯器 - Google Patents

電気炊飯器

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JPH10248714A
JPH10248714A JP5763797A JP5763797A JPH10248714A JP H10248714 A JPH10248714 A JP H10248714A JP 5763797 A JP5763797 A JP 5763797A JP 5763797 A JP5763797 A JP 5763797A JP H10248714 A JPH10248714 A JP H10248714A
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JP
Japan
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rice
water
heater
inner pot
temperature
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JP5763797A
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English (en)
Inventor
Hideyo Koizumi
小泉  秀世
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】内釜内の米や水温を早く、しかも均一に上昇さ
せることができる電気炊飯器を提供する。 【解決手段】内釜3の底部下面に下ヒータ4を設けると
ともに上蓋2内に上ヒータ5を設け、炊飯加熱動作に入
る前に米に吸水を行わせる工程を備えた電気炊飯器にお
いて、スタートキーの操作に応じて内釜内の水温を検出
する水温検出手段を備え、この水温検出手段による水温
と米の量によって決められたシーケンスに従って下及び
上ヒータ4、5を交互にON、OFFさせることにより
炊飯初期における米への吸水工程を実行する電気炊飯
器。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電気炊飯器の改良に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】本件出願人の先の出願に係る特願平8−
321347号に開示した電気炊飯器では上蓋内にハロ
ゲンヒータを上ヒータとして設けることにより炊飯時間
が短く、低消費電力であっても美味しい炊飯ができるよ
うにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし乍ら、この従来
の電気炊飯器では、上蓋内のハロゲンヒータにより炊飯
時間を短縮できるとしているが、それらを達成するため
に上蓋内に設けたハロゲンヒータ(上ヒータ)及び本体
内に設けたヒータ(下ヒータ)を具体的にどのようにし
て制御するかを開示していない。美味しく炊飯するため
には、米には十分な吸水を行わせた状態で炊飯加熱を開
始する必要があり、もし、米への吸水が不十分な状態で
炊飯すれば芯のある米飯になる惧れがある。
【0004】しかし乍ら、下ヒータのみによる炊飯方法
の場合、通電に伴い内釜の底部の温度は直ぐに60℃以
上になり、この底部近くの米表面のα化が始まるような
状態においても、上部の米は殆ど暖まらない状態であ
り、従って低火力でしか加熱ができず、そのために吸水
工程に20分以上を要しても、内釜内全体に亙った米が
60℃には達していない、即ち、釜底の米飯は過熱気味
でべちゃつき、又上部の米飯は固めというような均一性
に欠けるという問題を有していた。又、吸水工程終了時
点の米飯温度が低いためフルパワーで加熱しても98℃
以上になるまでの時間が長くかかるとの欠点を有してい
た。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来の電気
炊飯器の問題点に着目してなされたものであり、請求項
1の発明の電気炊飯器は、内釜の底部下面に下ヒータを
設けるとともに上蓋内に上ヒータを設け、炊飯加熱動作
に入る前に米に吸水を行わせる工程を備えた電気炊飯器
において、スタートキーの操作に応じて内釜内の水温を
検出する水温検出手段を備え、この水温検出手段による
水温と米の量によって決められたシーケンスに従って上
記下及び上ヒータを交互にON、OFFさせることによ
り炊飯初期における米への吸水工程を実行するようにし
たことを特徴としている。
【0006】この構成によると、内釜内の水温と米量に
より下及び上ヒータをON、OFFさせるシーケンスを
変え、吸水工程を実行することになる。その結果、内釜
内の水温及び米量が都度異なっても、それらに応じた下
及び上ヒータをON、OFFさせるシーケンスを設定す
ることができ、内釜内の米や水温を早く、しかも均一に
上昇させることができる。
【0007】又、請求項2の発明の電気炊飯器は、請求
項1に記載された電気炊飯器において、上記吸水工程の
終了数分前から上記上ヒータをONさせて水温を所定の
温度以上にするようにしたことを特徴としている。
【0008】この構成によると、内釜内の水温と米量に
より下及び上ヒータをON、OFFさせるシーケンスを
変え、吸水工程を実行することになるとともに特にその
吸水工程終了前の数分の間は上ヒータをONさせて水温
を所定の温度、例えば70℃以上に上げることになる。
その結果、内釜内の水温及び米量が都度異なっても、そ
れらに応じた下及び上ヒータをON、OFFさせるシー
ケンスを設定することができ、内釜内の米や水温を早
く、しかも均一に上昇させることができる。特に吸水工
程終了前の数分の間に上ヒータをONさせて水温を所定
の温度、例えば70℃以上に上げることにより、α化工
程の立ち上げが早くなる。
【0009】又、請求項3の発明の電気炊飯器は、内釜
の底部下面に下ヒータを設けるとともに上蓋内に上ヒー
タを設け、炊飯加熱動作に入る前に米に吸水を行わせる
工程を備えた電気炊飯器において、内釜内の水位を検知
する水位検知手段と、この水位検知手段による水位より
米の量を演算する米量演算手段とを備え、この演算手段
により求めた米量によって決められたシーケンスに従っ
て上記下及び上ヒータを交互にON、OFFさせること
により炊飯初期における米への吸水工程を実行するよう
にしたことを特徴としている。
【0010】この構成によると、炊飯初期において、内
釜内の水位を検出し、その水位より米の量を演算して、
その演算結果に基づいたシーケンスで下及び上ヒータを
交互にON、OFFさせることになる。その結果、使用
者が炊飯の都度米の量に関する入力をしなくとも自動的
に下及び上ヒータを駆動するシーケンスが設定され、従
って、米量の設定間違いがなくなり、常に美味しい米飯
を得ることができる。
【0011】又、請求項4の発明の電気炊飯器は、請求
項1及び3に記載された電気炊飯器において、上記吸水
工程の通電初期において上記下ヒータ及び上ヒータを一
定時間直列接続として突入電流を抑制し、その後両ヒー
タを交互にON、OFFさせるようにしたことを特徴と
している。
【0012】この構成によると、吸水工程の通電初期に
おいて上記下ヒータ及び上ヒータを一定時間直列接続の
状態にして回路への突入電流を抑制し、その後両ヒータ
を交互にON、OFFさせることになる。その結果、ヒ
ータ制御回路におけるリレーの寿命を延ばすことができ
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる電気炊飯器
の実施形態を添付図面に従って詳細に説明する。
【0014】第1の実施形態 図1は本実施形態の電気炊飯器の側面断面図を示し、図
2は制御回路を示すブロック的電気回路図、図3は動作
説明に供されたフローチャートを示している。尚、本実
施形態では、下ヒータの消費電力を1000w、上ヒー
タの消費電力を500wとするとともに米の量を3カッ
プ及び吸水工程時間を20分としている。
【0015】図1において、1は炊飯器本体、2は上
蓋、3は内釜、4は該内釜3の底部の下面に配置された
下ヒータ、5は上記上蓋2内に設けられた上ヒータであ
り、ハロゲンヒータを使用している。6はこの上ヒータ
5をカバーするガラス製の透過板、7は上記内釜3の底
部外面に当接して配置された温度センサー、8は操作部
である。この操作部8には、図2に示すスタートキー9
及び米量キー10等が備えられ、上記温度センサー7と
ともにマイクロコンピュータ11の信号入力源となって
いる。そして、このマイクロコンピュータ11はこれら
信号入力源からの入力信号に基づいてヒータ制御回路1
2を駆動し、上記下ヒータ4及び上ヒータ5を制御して
いる。
【0016】本発明の電気炊飯器は上述のように構成さ
れるものであり、以下、その作用について図3に従って
説明する。使用者において、内釜3に所望の量Aの米と
水を入れ、上蓋2を閉じた上で、先ず操作部8の米量キ
ー10を操作して炊飯する米の量Aをキー入力するとと
もにスタートキー9をON操作する(ステップS1、S
2)。すると、マイクロコンピュータ11は、温度セン
サー7でその時の内釜3の底部を介して水温Tを測定し
(ステップS3)、この水温Tと上記米量Aから1サイ
クルにおける上ヒータ5の通電時間B(秒)を、例えば B=A×(60−T)/10 のように決定して吸水工程に入る(ステップS4)。
【0017】この吸水工程は下ヒータ4及び上ヒータ5
の交互加熱を9サイクル行うもので、1サイクルを約1
分で実行するようにタイムカウントが行われる。従っ
て、ステップS5において、サイクル数Nを「0」に設
定し、又ステップS6で1サイクルにおけるタイマー時
間Sを「0」に設定してタイムカウントを開始する。こ
のタイムカウント開始と同時に下ヒータ4をONして通
電し(ステップS7)、そして、その後、内釜3内の水
温を上記温度センサー7で検出し、水温が60℃以上に
なるのを待つ(ステップS8)。
【0018】水温が60℃以上になると、上記下ヒータ
4をOFFし(ステップS9)、上ヒータ5をBの間O
Nして通電する(ステップS10)。その後、現在実行
中のサイクルが所定の時間(1分)経過したかを判断し
(ステップS11)、経過するに至るとステップS12
においてサイクル数Nに「1」を加算するとともにNが
9以上か否かの判断を行う(ステップS13)。Nが9
以下であれば、上記ステップS6に戻り、次のサイクル
を実行する。このような動作を9サイクル繰り返し行
う。
【0019】そして、9サイクルが終了すると、ステッ
プS14に移行し、タイマー時間を再び「0」に設定し
てタイムカウントを開始し、温度センサー7で内釜3の
底部の温度を11分間60℃に保持し、吸水工程を終了
する。即ち、ステップS15で温度センサー7により内
釜3の底部の温度が60℃以上であるか否かを判断し、
もし、60℃以上であれば下ヒータ4をOFFし(ステ
ップS16)、次いで、3秒間待った(ステップS1
8)後、下ヒータ4をOFFして(ステップS19)、
タイムカウントが11分に至ったか否かを判断する(ス
テップS20)。11分以内であればステップS15に
戻り、又、11分が経過しておれば吸水工程を終了す
る。
【0020】又、上記ステップS15において、温度が
60℃以下であればステップS17に移行して下ヒータ
4をONし、その後ステップS18、19及び20を実
行して11分が経過すれば吸水工程を終了する。上記構
成において、上ヒータ5に色温度が2,000k以上、
消費電力が下ヒータの30%以上のハロゲンヒータを使
用することで、ハロゲンヒータより放射した光はガラス
透過板6を透過して内釜3内の米より上にある水の中を
奥深くまで入射し、水温を上昇させることができる。
【0021】そして、下ヒータ4をONさせれば、その
対流により温度上昇した米より上の水は米部に引き込ま
れる。即ち、下ヒータ4と上ヒータ5を交互に加熱させ
ることで、内釜3内の米や水の温度を早く、かつ均一に
60℃にすることができる。従って、米の吸水を早める
ことができ、かつ均一に吸水率を高めることができるの
で、炊きムラの無い美味しい米飯を炊くことができる。
【0022】第2の実施形態 この実施形態では、図4に示すように、ステップS1か
らステップS13までの動作を上記第1の実施形態のそ
れらのステップと同一にしているが、ステップS13の
後実行する「内釜3を60℃に保持」する動作時間につ
いて、第1の実施形態では11分間とし、その終了をも
って吸水工程終了としているに対し、この第2の実施形
態では「内釜3を60℃に保持」する動作時間を8分間
とし、その後、残り3分間に3サイクルに亙って下ヒー
タ4と上ヒータ5を交互加熱して、吸水工程を終了する
ようにしている。
【0023】即ち、この第2の実施形態では、上記のよ
うに「内釜3を60℃に保持」の動作をステップS14
から20で8分間行った後、ステップS21において、
サイクル数Nを「0」に設定し、又ステップS22で1
サイクルにおけるタイマー時間Sを「0」に設定してタ
イムカウントを開始する。
【0024】このタイムカウント開始と同時に下ヒータ
4をONして通電し(ステップS23)、そして、その
後、内釜3内の水温を上記温度センサー7で検出し、水
温が60℃以上になるのを待つ(ステップS24)。水
温が60℃以上になると、上記下ヒータ4をOFFし
(ステップS25)、上ヒータ5をBの間ONして通電
する(ステップS26)。
【0025】その後、現在実行中のサイクルが所定の時
間(1分)経過したかを判断し(ステップS27)、経
過するに至るとステップS28においてサイクル数Nに
「1」を加算するとともにNが3以上か否かの判断を行
う(ステップS29)。Nが3以下であれば、上記ステ
ップS22に戻り、次のサイクルを実行する。このよう
な動作を3サイクル繰り返し行う。そして、3サイクル
が終了すると、吸水工程を終了する。この実施形態で
は、上記ステップS22からS29のサイクルを実行す
る間に水温を70℃以上に加熱することになり、このこ
とで、米のα化工程の立ち上げが早くなり、98℃にな
るまでの時間を短縮できる。
【0026】第3の実施形態 この実施形態では、上記第1及び2の実施形態における
使用者による米量キー10の操作を省き、自動的に米量
を検出して炊飯を行うものであり、図5にその制御回路
を示している。使用者がスタートキー9をON操作する
と、マイクロコンピュータ11は、超音波送受信回路1
3を作動させて超音波センサー14から超音波を発射
し、水面から反射してくる超音波を超音波センサー14
で受信することで、水面までの距離を測定し、米の量を
検出する。その後は上記第1の実施形態のステップS1
乃至S20或いは第2の実施形態のステップS1乃至S
29と同一ステップを実行して吸水工程を実行する。
【0027】第4の実施形態 この実施形態は上記各実施形態における下ヒータ4と上
ヒータ5の新規な駆動回路を提供するものである。即
ち、下ヒータ4と上ヒータ5を、図6のような回路構成
で各リレースイッチ15乃至17と接続し、通電初期の
段階には、リレースイッチ15、16をOFFしてリレ
ースイッチ17のみをONすることにより、下ヒータ4
及び上ヒータ5を直列接続として突入電力を抑制し、1
秒程度で夫々のヒータの単独通電に切り替えることで、
ヒータ制御回路12のリレースイッチの寿命を延ばすも
のである。
【0028】例えば、下ヒータ4に通電する場合には、
先ずリレースイッチ15、16をOFF、リレースイッ
チ17をONすることで下ヒータ4及び上ヒータ5を直
列接続として通電するが、約0.3秒で夫々のヒータフ
ィラメントが暖まるので、約1秒後にリレースイッチ1
6をOFFすればよい。
【0029】図7及び図8は、上記図3及び図4に示し
た第1及び第2の実施形態の動作フローで吸水工程を実
行した場合の内釜3内の3つの測定点P1(中心・下:
底部近く)、P2(中心)及びP3(中遠・上)におけ
る温度上昇を示し、又図9は従来の吸水工程における同
一測定点の温度上昇を示している。
【0030】従来の一般的な吸水工程における通電制御
では、釜底の米を60℃以下で吸水させるために、下ヒ
ータに通電すると直ぐにOFFしなければならず、下ヒ
ータによる通電制御だけでは投入できるパワーが少な
く、十分な対流が得られず、結局米の上方部は温度上昇
が遅く、又少なくなっていたが、第1の実施形態の場
合、上ヒータ5に色温度が2,000k以上、消費電力
が下ヒータ4の30%以上のハロゲンヒータとすること
で、ハロゲンヒータより放射した光は米より上にある水
の中を奥深くまで入射し、水温を上昇させることができ
る。
【0031】そして、下ヒータ4をONさせれば、その
対流により、温度上昇した水は米部に引き込まれる。即
ち、下ヒータ4と上ヒータ5を交互に加熱させること
で、内釜3内の米や水ので温度を 早く、かつ均一に上
昇させることができる。図7と図9を比較することでわ
かるように、吸水工程終了時における中遠・上の温度は
第1の実施形態では、60℃になっているのに対し、従
来の方法では、48.5℃程度にしかなっていない。
【0032】これから分かるように、第1の実施形態に
よると、内釜3の米や水の温度上昇を早く、かつ均一に
60℃にすることができるので米の吸水を早め、かつ吸
水率を均一にできることから、炊きムラのない美味しい
米を炊くことができる。又、98℃になるまでの所要時
間を比較すると、従来の場合は約28分間かかっている
が、第1の実施形態の場合では約25分で98℃に温度
上昇させることができている。一般に、米のα化は98
℃になってから20分程度必要といわれている。即ち、
第1に実施形態によると従来の方法に比べて3分以上早
く炊き上げることが可能となっている。
【0033】又、均一に温度上昇できているので、水分
率やα化度の均一な美味しい米飯にすることができる。
又、図8と図9を比較することでわかるように、98℃
になるまでの所要時間を比較すると、従来の場合は約2
8分かかっているが、第2の実施形態の場合は23分で
実行され、5分以上の炊飯時間の短縮が可能となる。
【0034】更に、温度上昇が早い部所P1(中心・
下)と遅い部所が98℃になる時間差を比較すると、従
来の場合5分(=28分−23分)であるのに対して第
2の実施形態では2分(=23分−21分)である。こ
のように均一な温度上昇が行えるので、米飯の炊き上が
り状態が均一で、美味しく炊飯できるということを示し
ている。又、60℃から98℃に温度上昇する時間が短
いということは、下ヒータ4の定格消費電力を少なくで
きる。
【0035】
【発明の効果】本発明は上述のように構成されるもので
あり、請求項1の発明の電気炊飯器は、内釜の底部下面
に下ヒータを設けるとともに上蓋内に上ヒータを設け、
炊飯加熱動作に入る前に米に吸水を行わせる工程を備え
た電気炊飯器において、スタートキーの操作に応じて内
釜内の水温を検出する水温検出手段を備え、この水温検
出手段による水温と米の量によって決められたシーケン
スに従って上記下及び上ヒータを交互にON、OFFさ
せることにより炊飯初期における米への吸水工程を実行
するようにした構成である。
【0036】この発明によると、内釜内の水温と米量に
より下及び上ヒータをON、OFFさせるシーケンスを
変え、吸水工程を実行することになる。その結果、内釜
内の水温及び米量が都度異なっても、それらに応じた下
及び上ヒータをON、OFFさせるシーケンスを設定す
ることができ、内釜内の米や水温を早く、しかも均一に
上昇させることができる。
【0037】又、請求項2の発明の電気炊飯器は、請求
項1に記載された電気炊飯器において、上記吸水工程の
終了数分前から上記上ヒータをONさせて水温を所定の
温度以上にするようにした構成であるこの発明による
と、内釜内の水温と米量により下及び上ヒータをON、
OFFさせるシーケンスを変え、吸水工程を実行するこ
とになるとともに特にその吸水工程終了前の数分の間は
上ヒータをONさせて水温を所定の温度、例えば70℃
以上に上げることになる。
【0038】その結果、内釜内の水温及び米量が都度異
なっても、それらに応じた下及び上ヒータをON、OF
Fさせるシーケンスを設定することができ、内釜内の米
や水温を早く、しかも均一に上昇させることができる。
特に吸水工程終了前の数分の間に上ヒータをONさせて
水温を所定の温度、例えば70℃以上に上げることによ
り、α化工程の立ち上げを早くすることができる。
【0039】又、請求項3の発明の電気炊飯器は、内釜
の底部下面に下ヒータを設けるとともに上蓋内に上ヒー
タを設け、炊飯加熱動作に入る前に米に吸水を行わせる
工程を備えた電気炊飯器において、内釜内の水位を検知
する水位検知手段と、この水位検知手段による水位より
米の量を演算する米量演算手段とを備え、この演算手段
により求めた米量によって決められたシーケンスに従っ
て上記下及び上ヒータを交互にON、OFFさせること
により炊飯初期における米への吸水工程を実行するよう
にした構成である。
【0040】この発明によると、炊飯初期において、内
釜内の水位を検出し、その水位より米の量を演算して、
その演算結果に基づいたシーケンスで下及び上ヒータを
交互にON、OFFさせることになる。その結果、使用
者が炊飯の都度米の量に関する入力をしなくとも自動的
に下及び上ヒータを駆動するシーケンスが設定され、従
って、米量の設定間違いがなくなり、常に美味しい米飯
を得ることができる。
【0041】又、請求項4の発明の電気炊飯器は、請求
項1及び3に記載された電気炊飯器において、上記吸水
工程の通電初期において上記下ヒータ及び上ヒータを一
定時間直列接続として突入電流を抑制し、その後両ヒー
タを交互にON、OFFさせるようにした構成である。
この発明によると、吸水工程の通電初期において上記下
ヒータ及び上ヒータを一定時間直列接続の状態にして回
路への突入電流を抑制し、その後両ヒータを交互にO
N、OFFさせることになる。その結果、ヒータ制御回
路におけるリレーの寿命を延ばすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態にかかる電気炊飯器の
側面断面図である。
【図2】本発明の第1の実施形態にかかる電気炊飯器の
電気的回路図である。
【図3】本発明の第1の実施形態にかかる電気炊飯器の
動作説明に供されたフロチャートを示す図である。
【図4】本発明の第2の実施形態にかかる電気炊飯器の
動作説明に供されたフロチャートを示す図である。
【図5】本発明の第3の実施形態にかかる電気炊飯器の
電気的回路図である。
【図6】本発明の第4の実施形態にかかる電気炊飯器の
ヒータ制御回路を示す電気的回路図である。
【図7】本発明の第1の実施形態にかかる電気炊飯器に
おいて吸水工程を実行した時の内釜内の温度上昇経過を
示す図である。
【図8】本発明の第2の実施形態にかかる電気炊飯器に
おいて吸水工程を実行した時の内釜内の温度上昇経過を
示す図である。
【図9】従来の電気炊飯器における吸水工程を実行した
時の内釜内の温度上昇経過を示す図である。
【符号の説明】
2 上蓋 3 内釜 4 下ヒータ 5 上ヒータ 7 温度センサー 9 スタートキー 10 米量キー 12 ヒータ制御回路 13 超音波送受信回路 14 超音波センサー

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内釜の底部下面に下ヒータを設けるとと
    もに上蓋内に上ヒータを設け、炊飯加熱動作に入る前に
    米に吸水を行わせる工程を備えた電気炊飯器において、
    スタートキーの操作に応じて内釜内の水温を検出する水
    温検出手段を備え、この水温検出手段による水温と米の
    量によって決められたシーケンスに従って上記下及び上
    ヒータを交互にON、OFFさせることにより炊飯初期
    における米への吸水工程を実行するようにしたことを特
    徴とする電気炊飯器。
  2. 【請求項2】 上記吸水工程の終了数分前から上記上ヒ
    ータをONさせて水温を所定の温度以上にするようにし
    たことを特徴とする請求項1に記載された電気炊飯器。
  3. 【請求項3】 内釜の底部下面に下ヒータを設けるとと
    もに上蓋内に上ヒータを設け、炊飯加熱動作に入る前に
    米に吸水を行わせる工程を備えた電気炊飯器において、
    内釜内の水位を検知する水位検知手段と、この水位検知
    手段による水位より米の量を演算する米量演算手段とを
    備え、この演算手段により求めた米量によって決められ
    たシーケンスに従って上記下及び上ヒータを交互にO
    N、OFFさせることにより炊飯初期における米への吸
    水工程を実行するようにしたことを特徴とする電気炊飯
    器。
  4. 【請求項4】 上記吸水工程の初期において上記下ヒー
    タ及び上ヒータを一定時間直列接続として突入電流を抑
    制し、その後両ヒータを交互にON、OFFさせるよう
    にしたことを特徴とする請求項1及び3に記載された電
    気炊飯器。
JP5763797A 1997-03-12 1997-03-12 電気炊飯器 Pending JPH10248714A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005013780A1 (en) * 2003-08-11 2005-02-17 Guangdong Yilong Electrical Appliance Products Co., Ltd. No title
CN112656195A (zh) * 2019-10-16 2021-04-16 佛山市顺德区美的电热电器制造有限公司 一种烹饪方法及装置、设备、存储介质

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