JPH10247948A - 中継装置 - Google Patents

中継装置

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JPH10247948A
JPH10247948A JP9049219A JP4921997A JPH10247948A JP H10247948 A JPH10247948 A JP H10247948A JP 9049219 A JP9049219 A JP 9049219A JP 4921997 A JP4921997 A JP 4921997A JP H10247948 A JPH10247948 A JP H10247948A
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relay device
relay
line
network
traffic
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JP9049219A
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Rumiko Kikuta
ルミ子 菊田
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明はネットワークの回線をISDNや電
話網などの動的割当て型回線に相互に接続する中継装置
に関わり、中継装置の負荷を分散させ、各装置の処理能
力に応じて最適な中継量を得ることを目的とする。 【解決手段】 本発明中継装置は、状態通知情報を他の
中継装置と送受信し、他方の回線に中継するか、他の中
継装置に中継するかを判断する。優先順位が他の中継装
置より高い場合はしきい値の上限を越えるとき、低い場
合は他の中継装置がしきい値の上限を越えていないと
き、他の中継装置に中継する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インターネットな
どでネットワークを相互に接続する中継装置に関わり、
特に一方のLANなどの回線を他方のISDNや電話網
などの動的割当て型回線に中継する中継装置に関わる。
【0002】
【従来の技術】インターネット普及やイントラネット構
築など近年のネットワーク化の進展に伴い、イーサネッ
トなどの各種LANやISDNなどの各種WANなどの
ネットワークを相互に効率的に接続する技術がますます
重要になってきている。
【0003】LANの回線にはパーソナルコンピュータ
やワークステーションやサーバ、WANの回線にはサー
バや通信制御装置を介してホストコンピュータなどが接
続され、更にLANとLAN、LANとWANは中継装
置によって相互に接続され、ネットワークとネットワー
クを結んだ更に大規模なネットワークシステムを形成す
るようになってきている。
【0004】電話網やISDNのように使用するときに
相手との通信パスを確立し、通信が終了すると通信パス
を切断する型の回線を動的割当て型回線という。こうし
たネットワークシステムにおいては、通信効率を高め、
通信故障に迅速に対応することが必須であり、従来より
通信制御装置が負荷の状態を検知して負荷集中を回避し
たり、異常検出を行ってきた。
【0005】中継装置がトラフィック情報を通信制御装
置に送信し、通信制御装置が負荷の状態をしきい値に基
づいて判定し、高負荷であると判定したら他の中継装置
を検知させる技術(例えば特開平7−212387デー
タ通信システムにおける通信制御装置)や、通信制御装
置がアライブラインを介して相互に通信し負荷が均等に
分散するように制御する技術(例えば特開平4−286
441通信制御システム)が知られている。
【0006】また、中継装置が負荷分散を行う例では、
複数回線を接続する中継装置が自装置の各回線の通信量
が均等になるように通信量テーブルを参照して通信パス
を決定する技術(例えば特開平4−79644データ通
信における負荷分散方式)が知られている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、こうし
た負荷分散は通信制御装置が制御するものであったり、
あるいは中継装置が行うものであっても、1台の中継装
置の中の複数回線間の負荷分散を制御しており、中継装
置が複数の中継装置間で負荷分散を制御するものではな
かった。
【0008】また、1台の中継装置が回線と回線を中継
し、中継装置の片側にISDNを接続する場合、ネット
ワーク間のトラフィック量が比較的少ないときでも回線
の接続状態を維持しなければならず経済的でないという
問題があった。
【0009】更に、中継装置1台で一方の回線を複数接
続する場合は、中継装置の片側の回線が故障した場合で
も故障した側の複数回線に関わる通信が全くできなくな
り、中継装置全体の故障と同じことになってしまうとい
う問題があった。
【0010】更にまた、複数の中継装置を並列に接続し
てトラフィックの負荷分散を図ることはできても、一方
の装置に負荷が集中し他方の中継装置の稼働率が相対的
に低くなってしまうというように、負荷集中を予測でき
ず効率的な負荷分散ができないという問題があった。
【0011】本発明はこのような点にかんがみて、ネッ
トワークを相互に接続する中継装置に関わり、ネットワ
ークを中継する各装置の処理能力に応じて最適な中継量
を得ることを可能にする中継装置を提供することを目的
とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の課題は下記の如く
に構成された本発明の中継装置によって解決される。本
発明の中継装置は、第1の回線と第2の回線を中継する
中継装置であって、該装置の中継状況を示す状態通知情
報を作成する作成手段と、状態通知情報を第1の回線を
介して他の中継装置に送信する送信手段と、他の中継装
置の状態通知情報を第1の回線を介して受信する受信手
段と、第1の回線からの中継要求を第2の回線に中継す
るか、第1の回線を介して他の中継装置に中継するか
を、該装置および他の中継装置の中継状況から判断する
判断手段と、を備える。
【0013】また第1の回線に複数の中継装置を接続
し、中継処理についての装置間の優先順位と、中継量に
ついての装置毎のしきい値の範囲を定め、該装置の優先
順位を他の中継装置より高く設定する場合は該装置がし
きい値の上限を越えるとき、または、該装置の優先順位
を他の中継装置より低く設定する場合は他の中継装置が
その中継装置のしきい値の上限を越えていないとき、本
発明の中継装置は第1の回線からの第2の回線への中継
要求を第1の回線を介して他の中継装置に中継する。
【0014】更に本発明の中継装置は、第2の回線が動
的割当て型回線であることを特徴とする。図1は本発明
の原理図である。図1の(A)は本発明中継装置の構成
図である。図1の1が本発明中継装置であり、図1の1
1が作成手段、12が送信手段、13が受信手段、14
が判断手段である。図1の10が第1の回線、20が第
2の回線である。
【0015】作成手段11は、中継装置1の中継状況を
示す状態通知情報を作成する。送信手段12は、作成さ
れた状態通知情報を第1の回線10を介して他の中継装
置に送信する。受信手段13は、他の中継装置が作成し
た他の中継装置の状態通知情報を第1の回線10を介し
て受信する。
【0016】判断手段14は、第1の回線10から発生
する第2の回線20への中継要求を第2の回線20に中
継するか、第1の回線10を介して他の中継装置に中継
するかを、作成手段11で作成した状態通知情報および
受信手段13で受信した他の中継装置の状態通知情報か
ら判断する。
【0017】次に図1の(B)を用いてネットワークの
接続形態について説明する。図1の(B)の2と3も本
発明中継装置である。他の符号の意味は図1の(A)と
同じである。中継装置1には、第1の回線10を介して
他の中継装置2や中継装置3が接続される。
【0018】また、中継装置1、中継装置2、中継装置
3にはそれぞれ第1の回線10と第2の回線20が接続
されており、第1の回線10と第2の回線20が中継装
置1乃至3によって並列に接続される。
【0019】更に、第1の回線10と第2の回線20に
は、図示していないがそれぞれの回線にパーソナルコン
ピュータやサーバ、更に通信制御装置を介してホストコ
ンピュータなどが接続され、各種LANやISDNなど
のネットワークを構成する。特に請求項3では、第2の
回線20をISDNなどの動的割当て型回線のネットワ
ークとしている。
【0020】次に、本発明中継装置の中継処理の優先順
位と中継量のしきい値について説明する。並列に接続し
た複数の中継装置の間では中継処理についての装置間の
優先順位を定め、各中継装置においては中継量について
の装置毎のしきい値の範囲を定めておく。第1の回線か
ら第2の回線へ中継要求が発生した場合は、次のように
動作する。
【0021】中継装置の優先順位を他の中継装置より高
く設定する場合(例えば中継装置1)は、中継装置1の
しきい値が上限を越えていないとき、中継装置1がその
中継要求を第2の回線20に中継し、中継装置1のしき
い値が上限を越えるときは、その中継要求を第1の回線
10を介して優先順位が低い他の中継装置(例えば中継
装置2乃至3)に中継する。
【0022】優先順位が低い場合(例えば中継装置2)
は、優先順位が高い他の装置、例えば中継装置1が中継
装置1のしきい値の上限を越えていないとき、中継装置
2はその中継要求を第1の回線10を介して中継装置1
に中継する。
【0023】このように相互に接続されたネットワーク
を中継する複数の中継装置を並列に接続することで、中
継処理を各中継装置に分散することができるようにな
り、各中継装置の優先順位としきい値を決めておくこと
で各中継装置の処理能力に応じた最適な中継量を得るこ
とが可能になる。
【0024】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を用いて詳細に説明する。図2の(A)は本発明実施の
形態を示す中継装置の構成図である。図2の(B)は本
発明実施の形態を示すネットワークの接続形態である。
【0025】図2の1と2は図1と同じ中継装置であ
る。図2の10、20はネットワークA、Bであり、図
1の第1の回線10、第2の回線20にそれぞれ対応す
る。図2の(B)に示すように中継装置1と中継装置2
はネットワークAとBを並列に接続する。ネットワーク
A、Bには、図示していないがそれぞれにパーソナルコ
ンピュータやワークステーションやサーバ、更に通信制
御装置を介してホストコンピュータなどが接続される。
【0026】以下の説明では、ネットワークAをLAN
接続、ネットワークBを動的割当て型回線接続とし、中
継量をトラフィック量、しきい値をトラフィック量のし
きい値とする。またネットワークAからネットワークB
へ中継要求が発生する場合、中継処理について中継装置
間の優先順位を中継装置1の方を中継装置2より高く設
定する。
【0027】ネットワークBの通信パスを確立すること
をリンクを確立すると言い、中継装置は中継要求によっ
てリンクを追加し、通信が終了すると回線を切断しリン
クを削除する。リンク確立中はネットワークAとネット
ワークB間でパケット通信が行われ、中継装置が通信用
パケットを中継する。
【0028】図2の(A)の中継装置の構成図における
15はトラフィック監視部、16は状態監視部、17は
リンク追加・削除判定部、18は回線制御部、19は通
信用パケット中継部である。
【0029】トラフィック監視部15は、中継装置(自
装置)が中継しているパケットのトラフィックを監視し
ている。トラフィック監視部15は、自装置がネットワ
ークBの回線上に転送している通信用パケットのトラフ
ィック量を測定する機能を有し、一定時間毎に状態監視
部16に通知する。
【0030】状態監視部16は、図1の作成手段11、
送信手段12および受信手段13に対応し、トラフィッ
ク監視部15の情報および自装置の状態から自装置の状
態通知情報を作成し他の中継装置に送信する。また他の
中継装置から他の中継装置に関する状態通知情報を受信
する。
【0031】リンク追加・削除判定部17は、状態監視
部16からの情報をもとに自装置がネットワークBに新
たにリンクを確立すべきかどうか、あるいは既にリンク
が確立している場合はネットワークBのリンクを切断す
べきかどうかを判断し、その結果を回線制御部18に通
知する。
【0032】回線制御部18は、リンク追加・削除判定
部17がリンクを確立すると判断したらネットワークB
にリンクを確立し、リンク追加・削除判定部17がリン
クを切断すると判断したらネットワークBのリンクを切
断する。
【0033】通信用パケット中継部19は、通信用パケ
ットを受信した場合にルートを見つけて、そのルート上
に通信用パケットを中継する。通信用パケット中継部1
9は図1の判断手段14に対応し、状態監視部16から
の自装置および他中継装置の状態通知情報をもとに、ネ
ットワークAから受信した通信用パケットをネットワー
クAに折り返して中継するか、ネットワークBに中継す
るかを決定する。
【0034】次に状態監視部16で作成される状態通知
情報、すなわち状態情報パケットの形式を図8を用いて
説明する。状態情報パケットは、状態情報パケット識別
子、宛先アドレス、送信元アドレス、優先順位、DAビ
ット、トラフィックビット、現在のトラフィック量、ト
ラフィック量のしきい値の上限値、トラフィック量のし
きい値の下限値から構成される。
【0035】ここで状態情報パケット識別子は、その通
信用パケットが本発明の状態情報パケットであることを
識別する。宛先アドレスはその状態情報パケットの送信
先である中継装置のアドレス、例えば中継装置2のアド
レスを示す。送信元アドレスはその状態情報パケットの
送信元である中継装置のアドレス、例えば中継装置1の
アドレスを示す。
【0036】優先度は中継装置間の優先順位を表し、状
態情報パケットの送信元である中継装置の優先度を示
す。この例では中継装置1の方を中継装置2より優先度
を高く設定してある。
【0037】DAビットは状態情報パケットの送信元中
継装置が接続している動的割当て型回線、すなわちネッ
トワークBのリンクが切断されているか(切断)、リン
クが確立しているか(接続)を示す。切断されている場
合はオフ(0)、接続されている場合はオン(1)で示
される。
【0038】トラフィックビットは、状態情報パケット
の送信元である中継装置の現在のトラフィックの状態を
示す。現在のトラフィック量をT、トラフィック量のし
きい値の上限値をM、トラフィック量のしきい値の下限
値をmとしたとき、Tがmに達してないとき0を示し、
TがMを越えるときに1を示す。
【0039】トラフィックビットは、現在のトラフィッ
ク量T、トラフィック量のしきい値の上限値M、トラフ
ィック量のしきい値の下限値mと共に他の中継装置に送
信される。またトラフィック量のしきい値の範囲(上限
値Mと下限値m)は中継装置によって相違して差し支え
ない。
【0040】次に中継装置1における動作を図3乃至図
5のフロー図を用いて説明する。まず中継装置1は電源
投入直後の初期動作を開始する。図3のステップS10
0においては中継装置1は初期状態であり、他の中継装
置(中継装置2)に向けて状態情報パケットを送信す
る。
【0041】このとき中継装置2に送信される状態情報
パケットには中継装置1の初期情報が示される。初期状
態では中継装置1のトラフィック量は0であり、トラフ
ィック量のしきい値の上限値Mは勿論のこと、トラフィ
ック量のしきい値の下限値mにも達していない。
【0042】ステップS102においては自装置および
他の中継装置2の状態を保持する。他の中継装置2から
状態情報パケットを受信していない初期状態では、他の
中継装置2の状態情報は空である。尚、以下の説明で
は、中継装置1の状態を(P)で表現し、中継装置2の
状態を(Q)で表現する。
【0043】すなわちステップS102では、トラフィ
ックビット(P)、トラフィックビット(Q)、DAビ
ット(P)、およびDAビット(Q)をすべて0として
ステップS110に進む。これ以降、中継装置1はネッ
トワークAを介して他の中継装置2に状態情報パケット
を定期的に送信する。
【0044】ステップS110は中継装置1の待ち状態
であり、動作に応じて次のステップS120乃至ステッ
プS190に進む。図4のステップS120以降におい
てはネットワークAから宛先がネットワークBの先を示
している通信用パケットを受信する場合を示す。
【0045】ステップS122においてはネットワーク
Aから宛先がネットワークBの先を示している通信用パ
ケットを受信しステップS124に進む。ステップS1
24においてはDAビット(P)の状態を判定する。D
Aビット(P)がオフであればステップS126に進
み、DAビット(P)がオンであればステップS130
に進む。
【0046】DAビット(P)がオフであり、ネットワ
ークBのリンクが確立していない場合は、ステップS1
26においてネットワークBの動的割当て型回線を接続
し、ステップS128に進む。尚、図4乃至図7では、
ネットワークBの動的割当て型回線をDA型回線とし、
ネットワークAをLANとしている。
【0047】ステップS128においては中継装置1が
自装置のDAビット(P)をオンにして、ステップS1
30に進む。ステップS130においては中継装置1が
他の中継装置2のDAビット(Q)の状態を判定する。
DAビット(Q)がオフであればステップS136に進
み、DAビット(Q)がオンであればステップS132
に進む。
【0048】ステップS132においては中継装置1が
他の中継装置2のトラフィック量が中継装置2のしきい
値の上限Mを越えているか否かを判定する。トラフィッ
ク量がしきい値の上限Mを越えていなければステップS
134に進み、トラフィック量がしきい値の上限Mを越
えていればステップS136に進む。
【0049】DAビット(Q)がオンであり、他の中継
装置2のネットワークBのリンクが確立している場合、
他の中継装置2のトラフィック量が他の中継装置2のし
きい値の上限Mを越えていなければ、中継装置1はネッ
トワークAから受信した通信用パケットを他の中継装置
2に分散することができる。
【0050】ステップS134において、中継装置1が
ネットワークAのLANを経由して中継装置2に通信用
パケットを転送するか、中継装置1が自装置のネットワ
ークBに通信用パケットを転送するかは、中継装置1の
分散のアルゴリズムによって決定される。
【0051】ステップS134では、通信用パケットを
中継装置2に接続されるネットワークBに中継すべく、
ネットワークAを介して中継装置2に転送するのと、中
継装置1が直接ネットワークBに中継するのとを交互に
実行する。
【0052】中継装置1と中継装置2とで通信容量が異
なり、トラフィック量のしきい値の範囲が異なる場合に
は、この分散処理を他の中継装置2の状態情報に基づい
て通信容量に比例させることもできる。
【0053】一方、DAビット(Q)がオフであり他の
中継装置2のネットワークBのリンクが確立していない
場合、あるいはDAビット(Q)がオンであっても他の
中継装置2のトラフィック量が他の中継装置2のしきい
値の上限Mを越えている場合は、中継装置1はステップ
S136においてネットワークBの動的割当て型回線に
通信用パケットを中継する。
【0054】ステップS134の処理およびステップS
136の処理が終了するとそれぞれステップS110に
戻る。次に図4のステップS140以降において中継装
置1がネットワークAを介して他の中継装置2から状態
情報パケットを受信する場合を示す。
【0055】まずステップS142において中継装置2
から状態情報パケットを受信しステップS144に進
む。引き続きステップS144において中継装置1は、
受信した状態情報パケットからDAビット(Q)および
トラフィックビット(Q)の値をそれぞれ更新しステッ
プS110に戻る。
【0056】図5のステップS160以降においては中
継装置1のトラフィック量が中継装置1のしきい値の上
限を越えた場合の動作を示す。まずステップS162に
おいて中継装置1のトラフィック量がしきい値の上限M
を越えるのを検出するとステップS164に進む。
【0057】ステップS164においては中継装置1が
トラフィックビット(P)の状態を判定する。トラフィ
ックビット(P)がオフであればステップS166に進
み、トラフィックビット(P)が既にオンであればステ
ップS110に戻る。
【0058】トラフィックビット(P)がオフであり、
トラフィック量がしきい値の上限Mを越えた場合は、中
継装置1はステップS166においてトラフィックビッ
ト(P)をオンにしてステップS168に進む。
【0059】ステップS168において中継装置1は更
新した状態情報パケットを他の中継装置2にネットワー
クAを介して送信し、ステップS110に戻る。図5の
ステップS170以降においては中継装置1のトラフィ
ック量が中継装置1のしきい値の下限を下回る場合の動
作を示す。
【0060】ステップS172において中継装置1のト
ラフィック量がしきい値の下限mを下回るのを検出する
とステップS174に進む。ステップS174において
トラフィックビット(P)の状態を判定し、トラフィッ
クビット(P)がオンであればステップS176に進
み、トラフィックビット(P)が既にオフであればステ
ップS110に戻る。
【0061】トラフィックビット(P)がオンであり、
トラフィック量がしきい値の下限mを下回る場合は、ス
テップS176においてトラフィックビット(P)をオ
フにしてステップS178に進む。
【0062】ステップS178では中継装置1はトラフ
ィックビット(P)を更新した状態情報パケットを他の
中継装置2に送信し、ステップS110に戻る。図5の
ステップS180以降においては、中継装置1が状態情
報を他の中継装置に送信する時間を検出(ステップS1
82)し、ネットワークAを介して他の中継装置2に状
態情報パケットを送信する(ステップS184)ことを
示す。
【0063】また図5のステップS190以降において
は、中継装置1がネットワークB上で通信が行われてい
ない時間すなわち無通信時間を検出(ステップS19
2)し、動的割当て型回線を切断する(ステップS19
4)ことを示す。
【0064】次に中継装置2における動作を図6および
図7のフロー図を用いて説明する。中継装置2は電源投
入直後の初期動作を開始する。図6のステップS200
においては中継装置2は初期状態であり、他の中継装置
(中継装置1)に向けて中継装置2の初期情報を示す状
態情報パケットを送信する。
【0065】中継装置2のトラフィック量のしきい値の
上限値をM、トラフィック量のしきい値の下限値をmと
し、ステップS202においては自装置および他の中継
装置1の状態を保持する。初期状態では他の中継装置1
から状態情報パケットを受信していないので、他の中継
装置1の状態情報は空である。
【0066】ステップS210は中継装置2の待ち状態
であり、動作に応じて次のステップS220乃至ステッ
プS280に進む。図7のステップS220以降におい
ては中継装置2がネットワークAから宛先がネットワー
クBの先を示している通信用パケットを受信する場合を
示す。
【0067】ステップS222においてネットワークA
から通信用パケットを受信しステップS224に進む。
ステップS224においてはDAビット(Q)の状態を
判定する。DAビット(Q)がオフであればステップS
226に進み、DAビット(Q)がオンであればステッ
プS228に進む。
【0068】DAビット(Q)がオフであり、中継装置
2のネットワークBのリンクが確立していない場合は、
ステップS226においてネットワークAのLANを経
由して中継装置1に通信用パケットを転送し、ステップ
S210に戻る。
【0069】DAビット(Q)がオンであり、中継装置
2のネットワークBのリンクが確立している場合は、中
継装置2はネットワークBの動的割当て型回線に通信用
パケットを中継し、ステップS210に戻る。
【0070】尚、中継処理の優先度が中継装置1より低
い中継装置2がDAビット(Q)をオンにするのは、ネ
ットワークAを介して中継装置1から状態情報パケット
を受信してからであり、中継装置1のトラフィック量が
中継装置1のしきい値の上限Mを越えた後である。
【0071】中継装置2が中継装置1から状態情報パケ
ットを受信するときの処理を図7のステップS240以
降に示す。中継装置2はステップS242において中継
装置1から状態情報パケットを受信するとステップS2
43に進む。
【0072】ステップS243において中継装置2は、
受信した状態情報パケットからDAビット(P)および
トラフィックビット(P)の値をそれぞれ更新しステッ
プS244に進む。
【0073】ステップS244では中継装置2は、中継
装置1のトラフィックビット(P)の状態を判定し、ト
ラフィックビット(P)がオンであればステップS24
5に進み、トラフィックビット(P)がオフであればス
テップS210に戻る。
【0074】ステップS245では中継装置1のトラフ
ィック量を判定する。トラフィックビット(P)がオン
であり、中継装置1のトラフィック量が中継装置1のし
きい値の上限Mを越える場合はステップS246に進
み、そうでない場合はステップS255に進む。
【0075】ステップS246では中継装置2がネット
ワークBのリンクを確立し動的割当て型回線を接続す
る。ステップS247ではDAビット(Q)をオンに
し、ステップS258では更新した状態情報パケットを
中継装置1に送信する。こうして中継装置1に中継装置
2がネットワークBのリンクを確立した旨を通知すると
ステップS210に戻る。
【0076】一方、ステップS255では中継装置1の
トラフィック量をしきい値の下限mと比較する。中継装
置1のトラフィック量がしきい値の下限mを下回る場合
はステップS256に進み、そうでない場合はステップ
S210に戻る。
【0077】ステップS256ではネットワークBの動
的割当て型回線を切断し、ステップS257ではDAビ
ット(Q)をオフにし、ステップS258では更新した
状態情報パケットを中継装置1に送信し、ステップS2
10に戻る。
【0078】図6のステップS260以降においては中
継装置2のトラフィック量が中継装置2のしきい値の上
限を越えた場合の動作を示す。ステップS262で中継
装置2のトラフィック量がしきい値の上限Mを越えるの
を検出するとステップS264に進む。
【0079】ステップS264においては中継装置2が
トラフィックビット(Q)の状態を判定する。トラフィ
ックビット(Q)がオフであればステップS266に進
み、トラフィックビット(Q)が既にオンであればステ
ップS210に戻る。
【0080】トラフィックビット(Q)がオフであり、
トラフィック量がしきい値の上限Mを越えた場合は、中
継装置2はステップS266においてトラフィックビッ
ト(Q)をオンにしてステップS168に進み、ステッ
プS168ではトラフィックビット(Q)を更新した状
態情報パケットを中継装置1に送信し、ステップS21
0に戻る。
【0081】図6のステップS270以降においては中
継装置2のトラフィック量が中継装置2のしきい値の下
限を下回る場合の動作を示す。ステップS272におい
て中継装置2のトラフィック量がしきい値の下限mを下
回るのを検出すると、ステップS274においてトラフ
ィックビット(Q)の状態を判定し、トラフィックビッ
ト(Q)がオンであればステップS276に進み、トラ
フィックビット(Q)が既にオフであればステップS2
10に戻る。
【0082】トラフィックビット(Q)がオンであり、
トラフィック量がしきい値の下限mを下回る場合は、ス
テップS276においてトラフィックビット(Q)をオ
フにし、ステップS278において状態情報パケットを
他の中継装置1に送信し、ステップS210に戻る。
【0083】図7のステップS280以降においては、
中継装置2が状態情報を他の中継装置に送信する時間を
検出(ステップS282)し、ネットワークAを介して
中継装置1に状態情報パケットを送信する(ステップS
284)ことを示す。
【0084】尚、本発明実施の形態においては各中継装
置は通信容量について、トラフィック量のしきい値の範
囲を装置個別に設定してもよいし、共通値を設定しても
よいことを示したが、各中継装置は通信容量を基本部と
拡張部に分け、基本部の通信容量については各中継装置
が個別に使用し、拡張部の通信容量について本発明を適
用し、各中継装置の拡張部の通信容量に応じてトラフィ
ックの分散を図ることにしてもよい。
【0085】また、本発明実施の形態においてはネット
ワークの負荷を分散させることを説明してきたが、本発
明を中継装置が故障した場合に適用してもよい。例えば
中継装置2のネットワークBに何らかの故障が発生した
場合に、中継装置2がネットワークAを介して中継装置
1に状態情報パケットを通知し、通信用パケットを転送
し、中継装置1を介して通信用パケットを中継すること
ができる。
【0086】更に、本発明実施の形態においてはネット
ワークAとネットワークBを2台の中継装置で並列接続
する場合を示したが、中継装置を3台以上にしても同様
な方法で本発明を適用できるのは勿論のことである。
【0087】例えば中継装置を3台にして3台目を中継
装置3にした場合、中継装置1と中継装置2はそれぞれ
の状態監視部16に中継装置3のエントリを追加する。
中継装置3は中継装置2と同様の動作をする。ただし中
継装置3がネットワークBのリンクを確立するのは、中
継装置2のトラフィックが中継装置2のしきい値を越え
た場合になる。
【0088】中継装置1には中継装置3に接続されるネ
ットワークBの情報が追加されるので、中継装置1は中
継装置1乃至中継装置3に接続されるネットワーク3回
線上でトラフィックを各中継装置の通信容量に応じて適
切に分散することが可能になる。
【0089】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明に
よれば、複数の中継装置間で中継処理についての優先順
位を決めて実行するので、各中継装置は必要なときに通
信パスを確立するという動的割当て型回線の特性を充分
活用することができ、ISDNを効率的に使用できると
いう効果がある。
【0090】また、複数の中継装置を並列に接続してネ
ットワークとネットワークを中継するので、ネットワー
ク間のトラフィックの負荷を各中継装置に分散させるこ
とや、中継装置の一方の回線が故障した場合は他の中継
装置に迂回して中継させることを可能にするという効果
がある。
【0091】更に、中継装置はトラフィック量のしきい
値の範囲を他の中継装置に通知することができるので、
各中継装置の処理能力に応じて最適な中継量を得ること
を可能にするという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の原理図
【図2】 実施の形態
【図3】 中継装置1における動作(1/3)
【図4】 中継装置1における動作(2/3)
【図5】 中継装置1における動作(3/3)
【図6】 中継装置2における動作(1/2)
【図7】 中継装置2における動作(2/2)
【図8】 状態情報パケットの形式
【符号の説明】
1、2、3 中継装置 10 第1の回線 11 作成手段 12 送信手段 13 受信手段 14 判断手段 15 トラフィック監視部 16 状態監視部 17 リンク追加・削除判定部 18 回線制御部 19 通信用パケット中継部 20 第2の回線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04Q 11/04

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の回線と第2の回線を中継する中継
    装置であって、 該装置の中継状況を示す状態通知情報を作成する作成手
    段と、 前記状態通知情報を前記第1の回線を介して他の中継装
    置に送信する送信手段と、 前記他の中継装置の状態通知情報を前記第1の回線を介
    して受信する受信手段と、 前記第1の回線からの中継要求を前記第2の回線に中継
    するか、前記第1の回線を介して他の中継装置に中継す
    るかを、該装置および他の中継装置の中継状況から判断
    する判断手段と、 を備えることを特徴とする中継装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の回線に複数の中継装置を接続
    し、中継処理について装置間の優先順位と、中継量につ
    いて装置毎のしきい値の範囲を定め、 該装置の前記優先順位を他の中継装置より高く設定する
    場合は該装置が前記しきい値の上限を越えるとき、また
    は、 該装置の前記優先順位を他の中継装置より低く設定する
    場合は他の中継装置が該他の中継装置の前記しきい値の
    上限を越えていないとき、 前記第1の回線からの前記第2の回線への中継要求を前
    記第1の回線を介して他の中継装置に中継することを特
    徴とする請求項1に記載の中継装置。
  3. 【請求項3】 前記第2の回線が動的割当て型回線であ
    ることを特徴とする請求項1および請求項2に記載の中
    継装置。
JP9049219A 1997-03-04 1997-03-04 中継装置 Withdrawn JPH10247948A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6879563B1 (en) 1999-02-18 2005-04-12 Nippon Soken, Inc. Data repeater and multiplex communication system using the same
JP2009218903A (ja) * 2008-03-11 2009-09-24 Nec Corp 通話システム、分散制御装置、音声パケット中継装置及びその制御方法、音声パケット中継方法及びプログラム
JP2010183263A (ja) * 2009-02-04 2010-08-19 Toyota Motor Corp 中継システム、及び当該システムで用いられる中継方法

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JP2009218903A (ja) * 2008-03-11 2009-09-24 Nec Corp 通話システム、分散制御装置、音声パケット中継装置及びその制御方法、音声パケット中継方法及びプログラム
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