JPH10247307A - 磁気ヘッド及び磁気記憶装置 - Google Patents

磁気ヘッド及び磁気記憶装置

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JPH10247307A
JPH10247307A JP9048709A JP4870997A JPH10247307A JP H10247307 A JPH10247307 A JP H10247307A JP 9048709 A JP9048709 A JP 9048709A JP 4870997 A JP4870997 A JP 4870997A JP H10247307 A JPH10247307 A JP H10247307A
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magnetic
lead
resistance
insulating layer
magnetic shield
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JP9048709A
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Masaaki Niijima
雅章 新島
Yushi Sasaki
雄史 佐々木
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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    • G11B5/3903Structure or manufacture of flux-sensitive heads, i.e. for reproduction only; Combination of such heads with means for recording or erasing only using magneto-resistive devices or effects using magnetic thin film layers or their effects, the films being part of integrated structures
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    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
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Abstract

(57)【要約】 【課題】磁気抵抗効果を利用する磁気ヘッドに関し、磁
気抵抗効果素子の静電破壊と、その上下の非磁性絶縁層
の静電破壊を防止すること。 【解決手段】下地層2上に形成された第一の磁気シール
ド層11と、第一の磁気シールド層11上に形成された第一
の非磁性絶縁層12と、第一の非磁性絶縁層13上に形成さ
れた磁気抵抗効果素子13と、第一の非磁性絶縁層13上に
おいて、磁気抵抗効果素子13の両側に接続された第一及
び第二のリード16,17 と、第一及び第二のリード16,17
と磁気抵抗効果素子13を覆う第二の非磁性絶縁層14と、
磁気抵抗効果素子13の上方にあって第二の非磁性絶縁層
14上に形成された第二の磁気シールド層15と、第一の非
磁性絶縁層12と第二の非磁性絶縁層14のうちの少なくと
も一方に埋め込まれて、第一のリード16と第一の磁気シ
ールド11又は第一のリード16と第二の磁気シールド15を
電気的に接続する抵抗素子18(19)とを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気ヘッドと磁気
記憶装置に関し、より詳しくは、磁気抵抗効果を利用す
る磁気ヘッドと、この磁気ヘッドを備える磁気記憶装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気ディスク装置においては、磁気ヘッ
ドによって磁気ディスクに磁気情報を書込み、或いは磁
気ディスクの磁気情報を読み出している。磁気ディスク
装置内に配置される磁気ヘッドは、例えば図13に示す
ように、ヘッド基板101 上に磁気抵抗効果(MR)ヘッ
ド110 と誘導型ヘッド120 の双方を形成した構造を有し
ている。この構造では、誘導型ヘッド120 は磁気情報の
記録に用いられ、MRヘッド110 は磁気ディスクからの
磁気情報の再生に使用される。
【0003】そのようなMRヘッド110 は、例えば図1
4(a),(b) 及び図15に示すような構造のものが採用さ
れている。図14(a) は非磁性絶縁層を除いたMRヘッ
ドの各層の平面的な配置関係を示し、図14(b) は非磁
性絶縁層を除いたMRヘッドの層構造を示している。図
15は、MRヘッドの端面を示し、そのうち破線で囲ま
れた部分は、図14(b) の破線で囲まれた部分に対応す
る。
【0004】それらの図において、ヘッド基板101 上に
は絶縁性の基板保護層102 が形成され、さらに基板保護
膜102 の上には下側の磁気シールド層111 、下側の非磁
性層112 、磁気抵抗効果素子113 、上側の非磁性層114
、上側の磁気シールド層115が形成されている。また、
その磁気抵抗効果素子113 は、例えば軟質磁性層113a、
磁気分離層113b、NiFeよりなる磁気抵抗効果層113cの三
層構造を有し、その三層構造の両側方には第1及び第2
の硬質磁性層118 ,119 が形成されている。第1及び第
2の硬質磁性層118 ,119 は、双方ともに第1の硬質磁
性層118 から第2の硬質磁性層119 へ向く方向に磁化さ
れている。下側の非磁性絶縁層112 層と上側の非磁性層
114 の間において、磁気抵抗効果素子113 の両端には第
一及び第二のリード116 ,117 が接続されている。
【0005】このような磁気抵抗効果ヘッド110 におい
ては、第一及び第二のリード116 ,117 を通して磁気抵
抗効果素子113 にセンス電流(定電流)を流すととも
に、外部磁界による磁化方向の変化によって生じた抵抗
変化を第一及び第二のリード116 ,117 を通して信号処
理回路(不図示)に伝達することになる。その抵抗変化
は、第一及び第二のリード116 ,117 間の電圧の変化と
して表れる。
【0006】したがって、磁気抵抗効果素子113 の両端
の第一及び第二のリード116 ,117は、磁気抵抗効果素
子113 にセンス電流を流す機能と、検出した電圧を印加
する機能を有している。ところで、リード116 ,117
は、磁気抵抗効果素子に比べて面積及び膜厚ともに十分
に大きく、しかも電気抵抗率は小さい。したがって、2
つのリード116 ,117 と、磁気抵抗効果素子113 の電気
抵抗の総和は、ほぼ磁気抵抗効果素子113の抵抗値によ
って決定され、約20〜40Ωとなっている。
【0007】なお、図13中符号105 は、磁気ディスク
を示している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】以上のような構造の磁
気抵抗効果磁気ヘッドは、磁気ディスク装置に装着され
る前の状態で静電気によって破壊されるという問題があ
る。これは次のような理由による。まず、第一のリード
116 に大きな静電気が印加されると、図14の矢印で示
すように、静電気は電位差のある第一のリード116 から
第二のリード117 に向けて移動する。この場合、静電気
は磁気抵抗効果素子113 を電気経路として移動するの
で、2つのリード116 ,117 に比べて抵抗が大きい磁気
抵抗効果素子113 は、静電気によって破壊され易い。
【0009】また、第一及び第二のリード116 ,117 と
上側及び下側の磁気シールド層111,115 が電極とな
り、下側及び上側の非磁性絶縁層112 ,114 が誘電体と
なって、それらにより寄生コンデンサが形成される。そ
して、その寄生コンデンサの許容値よりも大きな静電気
がそれらの電極間に蓄積されると、静電気の放電によっ
て下側及び上側の非磁性絶縁層112 ,114 が絶縁破壊さ
れることもある。その静電気の放電の方向は図15の矢
印で示されている。
【0010】このように第一及び第二のリード116 ,11
7 に静電気が侵入するのは、磁気ヘッドの外部に露出し
て配置された電極パッド(不図示)に静電気が印加し、
さらに静電気は、電極パッドに接続された配線を通して
第一及び第二のリード116 ,117 に移動するからであ
る。なお、特開平6−243434号公報の図に見られ
るように、磁気抵抗効果磁気ヘッドのうち磁気抵抗効果
素子が露出する端面の全体に抵抗膜を塗布し、これによ
りリードと下側及び上側の磁気シールド層を互いに抵抗
膜を介して接続することも考えられる。しかし、このよ
うな構造によれば、リードに蓄積された静電気は必ず磁
気抵抗効果素子を通って抵抗膜に放電されることになる
ので、放電の際に磁気抵抗効果素子が破壊されるおそれ
があるので好ましくない。
【0011】本発明はこのような問題に鑑みてなされた
ものであって、磁気抵抗効果素子の静電破壊と、その上
下の非磁性絶縁層の静電破壊を防止する磁気ヘッドと、
このような磁気ヘッドを有する磁気記憶装置を提供する
ことを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
(手段)上記した課題は、図2、図3及び図4に例示す
るように、下地層2上に形成された第一の磁気シールド
層11と、前記第一の磁気シールド層11上に形成され
た第一の非磁性絶縁層12と、前記第一の非磁性絶縁層
12上に形成された磁気抵抗効果素子13と、前記第一
の非磁性絶縁層12上において、前記磁気抵抗効果素子
13の両側に接続された第一及び第二のリード16,1
7と、前記第一及び第二のリード16,17と前記磁気
抵抗効果素子13を覆う第二の非磁性絶縁層14と、前
記磁気抵抗効果素子13の上方にあって前記第二の非磁
性絶縁層14上に形成された第二の磁気シールド層15
と、前記第一の非磁性絶縁層12と前記第二の非磁性絶
縁層14のうちの少なくとも一方に埋め込まれて、前記
第一のリード16と前記第一の磁気シールド11又は前
記第一のリード16と前記第二の磁気シールド15を電
気的に接続する抵抗素子18(19)とを有することを
特徴とする磁気ヘッドによって解決する。
【0013】上記した課題は、図10、図11に例示す
るように、下地層2上に形成された第一の磁気シールド
層11と、前記第一の磁気シールド層11上に形成され
た第一の非磁性絶縁層12と、前記第一の非磁性絶縁層
12上に形成された磁気抵抗効果素子13と、前記第一
の非磁性絶縁層12上において、前記磁気抵抗効果素子
13の両側に接続された第一及び第二のリード16,1
7と、前記第一及び第二のリード16,17と前記磁気
抵抗効果素子13を覆う第二の非磁性絶縁層14と、前
記磁気抵抗効果素子13の上方にあって前記第二の非磁
性絶縁層14上に形成された第二の磁気シールド層15
と、前記第一の非磁性絶縁層12と前記第二の非磁性絶
縁層14のうちの少なくとも一方に埋め込まれて、前記
第一の磁気シールド11又は前記第二の磁気シールド1
5の少なくとも一方に前記第一のリード16と第二のリ
ード17の双方を別々に電気的に接続する複数の抵抗素
子18,41(19,42)と、前記第一のリード16
に電気的に接続される第一の電極パッド31と、 前記
第二のリード17に電気的に接続される第二の電極パッ
ド32とを有することを特徴とする磁気ヘッドによって
解決する。
【0014】この磁気ヘッドにおいて、複数の前記抵抗
素子18,41を介して前記第一のリード16、前記第
一の磁気シールド層11、前記第二のリード17を通る
経路の電気抵抗値、又は、複数の前記抵抗素子(19,
42)を介して前記第一のリード16、前記第二の磁気
シールド層15、前記第二のリード17を通る経路の電
気抵抗値は、前記第一のリード16、前記磁気抵抗効果
素子13、前記第二のリード17を通る経路の電気抵抗
の100倍以上であることを特徴とする。
【0015】上記した課題は、図12に例示するよう
に、下地層2上に形成された第一の磁気シールド層11
と、前記第一の磁気シールド層11上に形成された第一
の非磁性絶縁層12と、前記第一の非磁性絶縁層12上
に形成された磁気抵抗効果素子13と、前記第一の非磁
性絶縁層12上において、前記磁気抵抗効果素子13の
両側に接続された第一及び第二のリード16,17と、
前記第一及び第二のリード16,17と前記磁気抵抗効
果素子13を覆う第二の非磁性絶縁層14と、前記磁気
抵抗効果素子13の上方にあって前記第二の非磁性絶縁
層14上に形成された第二の磁気シールド層15と、前
記第一のリード16に電気的に接続される第一の電極パ
ッド31と、前記第二のリード16に電気的に接続され
る第二の電極パッド32と、前記第一の電極パッド31
と前記第二の電極パッド32の間に形成されて、前記第
一の電極パッド31と前記第二の電極パッド32を電気
的に接続する抵抗素子43とを有することを特徴とする
磁気ヘッドにより解決する。
【0016】この磁気ヘッドにおいて、前記第一の電極
パッド31と前記抵抗素子43と前記第二の電極パッド
32を通る経路の電気抵抗値は、前記第一のリード1
6、前記磁気抵抗効果素子13、前記第二のリード17
を通る経路の電気抵抗の100倍以上であることを特徴
とする。また、図7〜図9に例示するように、上記した
いずれかの磁気ヘッド10と、前記磁気ヘッド10に対
向して配置される磁気記録媒体37とを有することを特
徴とする磁気記憶装置によって解決する。
【0017】(作用)次に、本発明の作用について説明
する。本発明によれば、磁気抵抗効果素子に接続される
リードと磁気シールド層の間の非磁性絶縁層に静電破壊
防止用抵抗素子を埋め込み、これによりリードと磁気シ
ールド層を静電破壊防止用抵抗素子を介して電気的に接
続している。
【0018】したがって、リードに蓄積する静電気が、
リードと磁気シールドの間に形成される寄生コンデンサ
の許容値よりも大きくなると、その静電気は静電破壊防
止用抵抗素子を通して磁気シールド層に放電されること
になる。この結果、非磁性絶縁層の絶縁破壊は防止さ
れ、ひいては磁気ヘッドの静電破壊が防止される。ま
た、別の本発明によれば、磁気抵抗効果素子に接続され
る一対のリードと、一対のリードに対向する磁気シール
ド層と、一対のリードと磁気シールド層の間に形成され
る非磁性絶縁層を有する磁気ヘッドにおいて、非磁性絶
縁層に複数の静電破壊防止用抵抗素子を埋め込み、これ
によって、磁気シールド層と静電破壊防止用抵抗素子を
介して一方のリードと他方のリードを電気的に接続する
ようにしている。
【0019】そして、一方のリードに繋がる外部の第一
の電極パッドに大きな静電気が印加されると、その静電
気は一方のリード、磁気シールド層、静電破壊防止用抵
抗素子を介して他方のリード及び第二の電気パッドに移
動することになる。2つのリードの先端には磁気抵抗効
果素子が接続されるが、第一の電極パッドから第二の電
極パッドに至る電気経路は2つ存在し、磁気抵抗効果素
子を通る電気経路よりも静電破壊防止用抵抗素子、磁気
シールド層を通る電気経路の方が距離が短いので、静電
気は、磁気抵抗効果素子を通らないことになる。この場
合、静電破壊防止用抵抗素子を含む電気経路の抵抗値
は、磁気抵抗効果素子を含む電気経路の抵抗値の例えば
100倍程度に大きく設定するのが好ましい。
【0020】また、静電気は、抵抗値の大小よりも距離
の短い経路を移動し易いという性質があるので、磁気抵
抗効果素子を通過しにくくなり、これにより磁気抵抗効
果素子の静電破壊が防止される。なお、静電破壊防止用
抵抗素子の抵抗値をそのような大きさに設定しても、リ
ードを通して磁気抵抗効果素子に流されるセンス電流の
減少率は多くても1%程度なので、実用上の問題はな
い。
【0021】そのような構造においても、リードから磁
気シールド層に静電気が放電されることがあるが、その
静電気は、静電破壊防止用抵抗素子を通して磁気シール
ド層に放出されるので、リードと磁気シールド層の間の
非磁性絶縁層は静電破壊されない。さらに別の発明によ
れば、磁気抵抗効果素子を横方向に挟む2つのリードの
各々から電気的に外部に引き出される2つの電極パッド
の間に静電破壊防止用抵抗素子を接続している。一方の
電極パッドに印加された静電気は、距離の短い経路にあ
る電極パッド相互間の静電破壊防止用抵抗素子を通して
他方の電極パッドに移動するため、磁気抵抗効果素子を
通ることはない。
【0022】この場合にも、静電破壊防止用抵抗素子の
抵抗値を、磁気抵抗効果素子を含む電気経路の抵抗値の
例えば100倍と大きくすると、センス電流供給時に静
電破壊防止用抵抗素子を通る電流は磁気抵抗効果素子に
流される電流の多くても1%程度であり、実用上の問題
はない。
【0023】
【発明の実施の形態】そこで、以下に本発明の実施形態
を図面に基づいて説明する。 (第1の実施の形態)図1は、本発明の磁気ヘッドの一
例を示す斜視断面図、図2は磁気ヘッドの断面図であ
る。
【0024】図1、2において、ヘッド基板1上には、
Al2O3 よりなる基板保護層2を介して再生専用の磁気抵
抗効果(MR)ヘッド10と記録用の誘導型磁気ヘッド
20が順に形成されている。MRヘッド10は、基板保
護層2上に順に形成されたNiFeよりなる下側の磁気シー
ルド層11、Al2O3 よりなる下側の非磁性絶縁層12、
磁気抵抗効果素子13、Al2O3 りなる上側の非磁性絶縁
層14及びNiFeよりなる上側の磁気シールド層15を有
している。上側の非磁性絶縁層12は100〜150nm
の厚さ、下側の非磁性絶縁層14は100〜150nmの
厚さに形成されている。
【0025】上側の磁気シールド層15は、図3に示す
ように、磁気抵抗効果素子13の上とその周辺に広がっ
て形成されており、下側の磁気シールド層11の一部に
対向している。また、下側の非磁性絶縁層12と上側の
非磁性絶縁層13の間では、図1〜図4に示すように、
磁気抵抗効果素子13の両端に金(Au)よりなる第一及
び第二のリード16,17が接続され、第一及び第二の
リード16,17は上側の磁気シールド層15の下から
その外部にはみ出して下側の磁気シールド層11の上ま
で延びる大きさに形成されている。
【0026】また、第一のリード16の下には、100
μm2 程度の第一の開口12aが下側の非磁性絶縁層1
2にが形成され、その第一の開口12a内には抵抗値1
00kΩ〜数MΩの第一の抵抗素子18が充填されてい
る。この結果、下側の磁気シールド層11と第1のリー
ド16が第一の抵抗素子18を介して電気的に接続され
る。図3では、第一の開口12aは、上側の磁気シール
ド層15が重ならない領域内に形成されている。
【0027】また、上側の非磁性絶縁層14のうち磁気
抵抗効果素子13から離れた領域には第二の開口14a
が形成され、その第二の開口14aには、抵抗値100
kΩ〜数MΩの第二の抵抗素子19が充填され、これに
より上側の磁気シールド層15と第一のリード16が電
気的に接続されている。第一及び第二の抵抗素子18,
19は、第一及び第二の開口12a,14a内の各々に
導電材を充填して形成される。その導電材として、ニク
ロム、コンスタンタン、マンガン等の電気抵抗が大きな
材料を用いる。また、その材料は、第一及び上側の非磁
性絶縁層12,14の抵抗率よりも小さいものが選択さ
れる。
【0028】第二の開口14aの中に上側の磁気シール
ド層15の一部を充填してその一部を第二の抵抗素子1
9として使用してもよく、この場合には第二の開口14
aの開口面積を調整することによって抵抗値を設定す
る。このような構造の磁気抵抗効果磁気ヘッド10にお
いては、第1のリード16と第一の磁気シールド11と
第一の非磁性磁性層12によって1つの寄生コンデンサ
1 が構成され、第1のリード16に蓄積された静電気
は次のようにして放電される。
【0029】まず、第1のリード16に蓄積した静電気
が寄生コンデンサC1 の蓄積容量よりも大きくなると、
静電気は局部的に抵抗値の低い第一の抵抗素子18を通
して第一の磁気シールド11に放電され、第一の非磁性
層12内を通らない。これと同様にして、上側の磁気シ
ールド層15と第一のリード16の間には寄生コンデン
サC2 が形成され、その蓄積容量を越える静電気が第一
のリード16に蓄積する場合には、静電気は第二の抵抗
素子19を通して上側の磁気シールド層15に放電され
る。
【0030】このように、静電気を第一又は第二の抵抗
素子18,19を介して放電するとすることによって、
下側の非磁性絶縁層12と上側の非磁性絶縁層14の絶
縁破壊は防止されることになる。ところで、第一のリー
ド18と下側の磁気シールド層11の間の抵抗値は、第
一のリード18と第二のリード19の間の磁気抵抗効果
素子13の抵抗値に比べて100倍以上も大きいので、
磁気抵抗効果素子13に流されるセンス電流は小さくな
らず、外部信号磁界に対する電気抵抗の変化率は小さく
ならない。また、第一のリード18と上側の磁気シール
ド層14の間でも同様な結果が得られる。これにより、
静電気以外の電流が第一及び上側の磁気シールド層1
2,14に流れ込むことはない。
【0031】したがって、上記した構造を採用すること
によって、磁気抵抗効果磁気ヘッドの信号磁界検出に実
質的に支障をきたすことはない。次に、第一の抵抗素子
18を第二の開口12a内に形成する工程について簡単
に説明する。まず、図5(a) に示す状態にする工程を説
明する。
【0032】略六角形の下側の磁気シールド層11の上
に下側の非磁性絶縁層12を形成した後に、下側の非磁
性絶縁層12の上にフォトレジスト3を塗布する。次
に、そのフォトレジスト3を露光、現像してリードを形
成しようとする領域の一部に窓3aを形成する。続い
て、図5(b) に示すように、窓3aを通して下側の非磁
性絶縁層12をエッチングすることにより、下側の非磁
性絶縁層12に第一の開口12aを形成する。
【0033】ついで、図5(c) に示すように、フォトレ
ジスト3の上と窓3aの中にタングステン、タンタル等
の電気抵抗材の膜18aをスパッタ等により形成する。
続いて、フォトレジスト3を溶剤によって除去すると、
電気抵抗材の膜18aは第一の開口12a内にのみ残
る。そして、図6(c) に示すように、第一の開口12a
内の電気抵抗材の膜18aは、第一の抵抗素子18とし
て使用される。
【0034】なお、第二の開口14a内に第二の抵抗素
子19を形成する場合にも、それと同様な工程を経て形
成される。ところで、磁気抵抗効果素子13には、磁化
方向と電流方向のなす角度に依存する電気抵抗の変化を
検出する異方性磁気抵抗効果型や、2つの磁性層の各磁
化方向の相対角度に依存する電気抵抗の変化を検出する
スピンバルブ磁気抵抗効果型などがある。
【0035】異方性磁気抵抗効果素子は、例えば図6
(a) に示すような構造を有している。図6(a) におい
て、ニッケル鉄クロム(NiFeCr)よりなるSAL(soft
adjacent layer )層13aとタンタル(Ta)、タング
ステン(W)などよりなる磁気分離層13bと、ニッケ
ル鉄(NiFe)よりなる磁気抵抗効果層(MR)層13c
の三層構造から構成され、その両端にはコバルト鉄(Co
Fe)よりなる2つの硬質磁性層13dが接続されてい
る。2つの硬質磁性層13dは、MR層13cの一端か
ら他端に向く方向に磁化されている。また、それらの硬
質磁性層13dには、それぞれ第一のリード16と第二
のリード17が接続されている。
【0036】一方、スピンバルブ素子は、図6(b) に示
すように、NiFeよりなる2つの軟質磁性層13e,13
gを銅製の磁気分離層13fで分離した構造を有し、上
側の軟質磁性層13gにはFeMnよりなる磁区制御層13
hが接続されている。上側の軟質磁性層13gは、磁区
制御層13hとの交換結合によって磁区制御層13hの
一端から他端に向く方向に磁化されている。また、磁区
制御層13hは、タンタルなどの保護膜13iによって
覆われ、その両端近くには第一及び第二のリード16、
17が接続されている。
【0037】そのような磁気抵抗効果素子13は、高さ
が2.0μm以下、リード間の長さが3μm以下と微小
に加工されている。以上のような構造の磁気抵抗効果ヘ
ッド10の上に形成される誘導型磁気ヘッド20は、図
1、図2に示すように、上側の磁気シールド層15を第
一の磁極層として使用している。そして、上側の磁気シ
ールド層15の上には絶縁層21が形成され、その絶縁
層21の中には渦巻状のコイル22が貫通している。さ
らに、絶縁層21の上には第二の磁極層23が形成さ
れ、その一部は渦巻コイル22のほぼ中央の隙間を通っ
て上側の磁気シールド層15に接続している。また、第
二の磁性層23は、磁気抵抗効果素子13の上方では非
磁性ギャップ層24を挟んで上側の磁気シールド層15
から一定の間隔で離れている。
【0038】以上のようなMR磁気ヘッド10と誘導型
磁気ヘッド20が形成されたヘッド基板1は、図7に示
すような形状に加工されてヘッドスライダ1aとなる。
ヘッドスライダ1aは、複数の空気軸受け面1bを有し
ている。そしてMR磁気ヘッド10と誘導型磁気ヘッド
20は空気軸受け面1bの後端面に形成されている。そ
の後端面には、その他に第一から第四の電極パッド31
〜34が形成され、MRヘッド10の第一、第二のリー
ド16,17はそれぞれ配線を介して第1、第2の電極
パッド31,32に電気的に接続され、誘導型磁気ヘッ
ド20の渦巻コイル22の両端はそれぞれ配線を介して
第3、第4の電極パッド33,34に電気的に接続され
ている。
【0039】そのようなヘッドスライダ1aは、図8に
示すようなアーム35の先端に固定され、そのアーム3
5は図9に示すような磁気ディスク装置30のアクチュ
エータ36に取り付けられており、アクチュエータ36
の横への移動によってアーム35が磁気ディスク37上
を移動するように構成されている。また、アーム35の
先端のヘッドスライダ1a上の第1〜第4の電極パッド
31〜34はアーム35の上に配置された配線シート3
5s上を通って半導体集積回路装置38に電気的に接続
されている。
【0040】なお、図3では、第1のリード16の上と
下に2つの抵抗素子18,19を配置したが、そのうち
の一方を省略しても、非磁性絶縁層12,14の静電破
壊は防止される。 (第2の実施の形態)第1実施形態の構造は、第1の電
極パッド31を介して少しずつリード16に静電気が蓄
積する場合の非磁性絶縁層の静電破壊を防止するもので
ある。
【0041】しかし、第1又は第2の電極パッド31,
32に1度に印加される静電気が大きい場合には、第1
のリード16から第2のリード17へ静電気が移動する
現象が生じ、その静電気の移動の際に磁気抵抗効果素子
13が破壊されるおそれがある。そのような静電気によ
る磁気抵抗効果素子13の破壊を防止するために、図1
0、図11に示すような構造を採用する。
【0042】それらの図では、第1の実施形態と同じ
く、第一のリード16の上下の位置のみならず、第二の
リード17の上下にも静電破壊防止用抵抗素子を形成し
た例を示している。即ち、図10、図11に示すよう
に、第二のリード17と下側の磁気シールド層11の間
の下側の非磁性絶縁層12には第三の開口12bが形成
され、その第三の開口12b内には第三の抵抗素子41
が充填されている。これにより、第二のリード17と下
側の磁気シールド層11は、第三の抵抗素子41を介し
て電気的に接続される。
【0043】また、第二のリード17と上側の磁気シー
ルド層15の間の上側の非磁性絶縁層14には第四の開
口14bが形成され、その第四の開口14b内には第四
の抵抗素子42が充填されている。これにより、第二の
リード17と上側の磁気シールド層15は、第四の抵抗
素子42を介して電気的に接続される。第三の抵抗素子
41は、第一の抵抗素子18と同じ構造を有し、また、
第四の抵抗素子42は、第三の抵抗素子19と同じ構造
を有している。
【0044】この場合、第一の電極パッド31、第一の
リード16、第一の電気抵抗素子18、下側の磁気シー
ルド層11、第三の電気抵抗素子41、第二のリード1
7、第二の電極パッド32を通る第一の電気経路S1
距離L1 は、第一の電極パッド32、第一のリード1
6、磁気抵抗効果素子13、第二のリード17、第二の
電極パッド32を通る第二の電気経路S2 の距離L2
りも短くなっている。しかも、第一の電気経路S1 の抵
抗値R1 は、第二の電気経路S2 の抵抗値R2 に比べて
約100倍以上の値となっている。
【0045】また、第一の電極パッド31、第一のリー
ド16、第二の電気抵抗素子19、上側の磁気シールド
層15、第四の電気抵抗素子42、第二のリード17、
第二の電極パッド32を通る第三の電気経路S3 の距離
1 は、第一の電極パッド31、第一のリード16、磁
気抵抗効果素子13、第二のリード17、第二の電極パ
ッド32を通る第二の電気経路S2 の距離L2 よりも短
くなっている。しかも、第一の電気経路S3 の抵抗値R
3 は、第二の電気経路S2 の抵抗値R2 に比べて約10
0倍以上の値となっている。
【0046】このような構造のMR磁気ヘッドでは、例
えば第一の電極パッド31に極めて大きな静電気が印加
される場合には、その静電気は、第一の電気経路S1
は第三の電気経路S3 を通って第二の電極パッド32に
放電されることになる。これは、静電気が抵抗の最も小
さい電気経路を通して放電されるのではなく、最も距離
の短い電気経路を通って放電される性質によるものであ
る。しかし、第一の電極パッド31と第二の電極パッド
32の最短距離の電気抵抗が無限大となるような場合に
は、静電気は磁気抵抗効果素子13を含む電気経路S2
を通り易くなる。したがって、電気経路S1 、S3 の電
気抵抗は大きくても数MΩ(メガオーム)となるのが好
ましい。
【0047】また、MR磁気ヘッドを信号の再生に使用
する状態では、第一及び第二のリード16,17を通し
てMRヘッド10の磁気抵抗効果素子13に流れる電流
は例えば8mA程度であるので、第一、第三の電気経路
1 、S3 の抵抗が余り低いと磁気抵抗効果素子13に
流れる電流が低くなって、磁気抵抗効果素子13の磁界
信号検出感度が低下するおそれがある。しかし、第一の
電気経路S1 又は第三の電気経路S3 の電気抵抗値を磁
気抵抗効果素子13の100倍以上にすると、磁気抵抗
効果素子13に流れる電流は多くても1%低くなるだけ
なので、磁気抵抗効果素子13の磁界信号検出感度はほ
とんど低下しないことになる。したがって、磁気抵抗効
果素子13の効率損失は1%未満となり、実用上は支障
をきたさない。
【0048】なお、磁気抵抗効果素子13の抵抗値は、
20〜40Ωであるので、第一の電気経路S1 、第二の
電極経路S3 の抵抗値は2000〜4000Ω以上とな
るのが好ましい。ところで、このような構造では、下側
と上側の非磁性層12,14の絶縁破壊を防止するため
にも有効であることは第1実施形態の説明から明らかで
ある。
【0049】なお、上記した構造では、下側の非磁性絶
縁層12又は上側の非磁性絶縁層14の双方に静電破壊
防止用抵抗素子が埋め込まれた状態になっているが、下
側又は上側のいずれかの静電破壊防止用抵抗素子を省い
てもよい。 (第3の実施の形態)大きな静電気による磁気抵抗効果
素子の破壊を防止するための他の構造として、本発明者
等は図12に示すような構造を示す。
【0050】図12は、ヘッドスライダ1aの後端から
見たを示す図である。そのヘッドスライダ1aの後端に
取付けられた磁気抵抗効果素子13は、その両側の第一
及び第二のリード16,17を介して第一の電極パッド
31と第二の電極パッド32に接続されている。また、
第一の電極パッド31と第二の電極パッド32は静電破
壊防止用抵抗素子43を介して接続されている。
【0051】その静電破壊防止用抵抗素子43は、第一
のリード16、磁気抵抗効果素子13、第二のリード1
7を通る電気経路の電気抵抗に比べて100倍以上の抵
抗値を有している。また、第一の電極パッド31と第二
の電極パッド32の間の最短距離L0 は、第一のリード
16、磁気抵抗効果素子13、第二のリード17を通る
経路の距離L2 よりも短くなっている。
【0052】例えば、第一の電極パッド31と第二の電
極パッド32の最短距離L0 は100μm以下であり、
磁気抵抗効果素子を含む経路の距離L2 は1500μm
程度であって、距離L1 の方が距離L2 よりも短い。そ
して、第一の電極パッド31と第二の電極パッド32の
最短距離L0 を有する領域には、幅1.5μm、厚さ
0.02μmのNiFeよりなる静電破壊防止用抵抗素子4
3が形成されている。NiFeの抵抗率は20μm・cmなの
で、第一の電極パッド31と第二の電極パッド32の間
の静電破壊防止用抵抗素子43の抵抗は約2kΩとな
る。この抵抗値は、磁気抵抗効果素子13の抵抗が2Ω
の場合に適用される値である。
【0053】このような構造のMRヘッド10において
は、例えば第一の電極パッド31に極めて大きな静電気
が印加される場合には、その静電気は、第一の電極パッ
ド31と第二の電極パッド32において最も距離の短い
電気経路にある静電破壊防止用抵抗素子43を通して第
二の電極パッド32に放電されることになる。これは、
静電気が、抵抗の最も小さい電気経路で放電されるので
はなく、最も距離の短い電気経路で放電される性質によ
るものである。しかし、その静電破壊防止用抵抗素子4
3が存在せず、第一の電極パッド31と第二の電極パッ
ド32の最短距離の電気抵抗が無限大となるような場合
には、静電気は磁気抵抗効果素子13を含む電気回路を
通り易くなる。したがって、第一の電極パッド31と第
二の電極パッド32の最短距離L0 の領域の静電破壊防
止用抵抗素子43は大きくても数MΩとするのが好まし
い。
【0054】なお、静電破壊防止用抵抗素子43の材料
としてNiFeよりも抵抗率の大きな材料、例えばタングス
テン、タンタルを使用してもよい。また、静電破壊防止
用抵抗素子43の膜厚と幅や、第一の電極パッド31と
第二の電極パッド32の間の最短距離L1 は、静電破壊
防止用抵抗素子43の構成材料や静電破壊防止用抵抗素
子43の抵抗値によって決定される。
【0055】MRヘッド10を信号再生に使用する状態
では、第一及び第二のリード16,17を通してMRヘ
ッド10の磁気抵抗効果素子13に流れる電流は例えば
8mA程度であるので、静電破壊防止用抵抗素子43の
抵抗値が低くすぎると磁気抵抗効果素子13に流れる電
流が小さくなって、磁気抵抗効果素子13の磁界検出感
度が低下するおそれがある。しかし、本実施形態では、
静電破壊防止用抵抗素子43の抵抗値を磁気抵抗効果素
子13の100倍以上にしているので、静電破壊防止用
抵抗素子43が無い場合に比べて磁気抵抗効果素子13
に流れる電流は多くても1%低くなるだけなので、磁気
抵抗効果素子13の感度はほとんど低下しないことにな
る。したがって、磁気抵抗効果素子13の効率損失は1
%未満となり、実用上は支障をきたさない。
【0056】なお、上記したMRヘッドは磁気ディスク
装置に取付けられる場合を説明したが、磁気テープの磁
気信号を再生用に使用する装置に適用してもよい。
【0057】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、磁気
抵抗効果素子に接続されるリードと磁気シールド層の間
の非磁性絶縁層に静電破壊防止用抵抗素子を埋め込み、
これによりリードと磁気シールド層を静電破壊防止用抵
抗素子を介して電気的に接続しているので、リードに蓄
積された静電気が磁気シールド層に放電する経路は静電
破壊防止用抵抗素子となり、非磁性絶縁層の絶縁破壊を
防止でき、ひいては磁気ヘッドの静電破壊を防止でき
る。
【0058】また、別の本発明によれば、磁気抵抗効果
素子に接続される一対のリードと、一対のリードに対向
する磁気シールド層と、一対のリードと磁気シールド層
の間に形成される非磁性絶縁層を有する磁気ヘッドにお
いて、非磁性絶縁層に複数の静電破壊防止用抵抗素子を
埋め込んで、磁気シールド層と静電破壊防止用抵抗素子
を介して一方のリードと他方のリードを電気的に接続し
たので、一方のリードに繋がる第一の電極パッドに大き
な静電気が印加された場合に、その静電気は一方のリー
ド、磁気シールド層、静電破壊防止用抵抗素子を通して
他方のリード及び第二の電極パッドに移動することにな
り、2つのリードの先端に挟まれた磁気抵抗効果素子へ
の静電気の印加を防止できる。 さらに別の発明によれ
ば、磁気抵抗効果素子に接続される2つのリードのそれ
ぞれに電気的に接続される2つの電極パッドの間に静電
破壊防止用抵抗素子を接続したので、一方の電極パッド
に印加された静電気は、距離の短い経路にある静電破壊
防止用抵抗素子を通して他方に移動するため、磁気抵抗
効果素子を通過することはなく、磁気抵抗効果素子の静
電破壊を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の実施形態の磁気抵抗効果ヘッ
ドと誘導型ヘッドの部分断面を示す斜視図である。
【図2】図2は、本発明の第1の実施の形態に係る磁気
抵抗効果ヘッドと誘導型ヘッドの断面図である。
【図3】図3は、本発明の第1の実施の形態に係る磁気
抵抗効果ヘッドの非磁性絶縁層を除いた2つの磁気シー
ルド層と2つのリードと磁気抵抗効果素子の配置を示す
平面図である。
【図4】図4は、本発明の第1の実施の形態に係る磁気
抵抗効果ヘッドの端面を示すとともに、一方のリードと
2つの磁気シールド層の間の寄生コンデンサと静電破壊
防止用抵抗素子の接続関係を示す図である。
【図5】図5(a) 〜(d) は、本発明の第1の実施の形態
に係る磁気抵抗効果ヘッドの製造工程において、非磁性
絶縁層に開口を形成し、その中に静電破壊防止用抵抗素
子を充填する工程を示す断面図である。
【図6】図6(a),(b) は、本発明の第1の実施の形態に
係る磁気抵抗効果素子の具体例を示す正面図である。
【図7】図7は、本発明の第1の実施の形態に係る磁気
抵抗効果素子が形成されたヘッドスライダを示す斜視図
である。
【図8】図8は、図7に示すヘッドスライダを装着した
磁気ディスク装置のアームを示す斜視図である。
【図9】図9は、図7に示すヘッドスライダを装着した
磁気ディスク装置を示す平面図である。
【図10】図10は、本発明の第2の実施の形態に係る
磁気抵抗効果ヘッドの非磁性絶縁層を除いた2つの磁気
シールド層と2つのリードと磁気抵抗効果素子の配置を
示す平面図である。
【図11】図11は、本発明の第2の実施の形態に係る
磁気抵抗効果ヘッドの端面を示すとともに、一方のリー
ドと2つの磁気シールド層の間の寄生コンデンサと静電
破壊防止用抵抗素子の接続関係を示す図である。
【図12】図12は、本発明の第2の実施の形態に係る
磁気抵抗効果ヘッドのスライダの端面を示し、誘導型ヘ
ッドを省略した図である。
【図13】図13は、従来の記録、再生用の磁気ヘッド
の一部を切り欠いた斜視図である。
【図14】図14(a) は、従来の磁気抵抗効果ヘッドの
非磁性絶縁層を除いた2つの磁気シールド層と2つのリ
ードと磁気抵抗効果素子の配置を示す平面図、図14
(b)は、従来の磁気抵抗効果ヘッドの磁気抵抗効果素
子、リード、磁気シールド層の配置関係を示す端面図で
ある。
【図15】図15は、従来の磁気抵抗効果ヘッドの端面
を示す図である。
【符号の説明】
1 ヘッド基板 2 基板保護層 10 磁気抵抗効果ヘッド(MRヘッド) 11 下側(第一)の磁気シールド層 12 下側(第一)の非磁性絶縁層 13 磁気抵抗効果素子(MR素子) 14 上側(第二)の非磁性絶縁層 15 上側(第二)の磁気シールド層 16 第一のリード 17 第二のリード 18 第一の抵抗素子(静電破壊防止用抵抗素子) 19 第二の抵抗素子(静電破壊防止用抵抗素子) 31 第一の磁極パッド 32 第二の磁極パッド 33 第三の磁極パッド 34 第四の磁極パッド 41 第三の抵抗素子(静電破壊防止用抵抗素子) 42 第四の抵抗素子(静電破壊防止用抵抗素子) 43 静電破壊防止用抵抗素子

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下地層上に形成された第一の磁気シールド
    層と、 前記第一の磁気シールド層上に形成された第一の非磁性
    絶縁層と、 前記第一の非磁性絶縁層上に形成された磁気抵抗効果素
    子と、 前記第一の非磁性絶縁層上において、前記磁気抵抗効果
    素子の両側に接続された第一及び第二のリードと、 前記第一及び第二のリードと前記磁気抵抗効果素子を覆
    う第二の非磁性絶縁層と、 前記磁気抵抗効果素子の上方にあって前記第二の非磁性
    絶縁層上に形成された第二の磁気シールド層と、 前記第一の非磁性絶縁層と前記第二の非磁性絶縁層のう
    ちの少なくとも一方に埋め込まれて、前記第一のリード
    と前記第一の磁気シールド又は前記第一のリードと前記
    第二の磁気シールドを電気的に接続する抵抗素子とを有
    することを特徴とする磁気ヘッド。
  2. 【請求項2】下地層上に形成された第一の磁気シールド
    層と、 前記第一の磁気シールド層上に形成された第一の非磁性
    絶縁層と、 前記第一の非磁性絶縁層上に形成された磁気抵抗効果素
    子と、 前記第一の非磁性絶縁層上において、前記磁気抵抗効果
    素子の両側に接続された第一及び第二のリードと、 前記第一及び第二のリードと前記磁気抵抗効果素子を覆
    う第二の非磁性絶縁層と、 前記磁気抵抗効果素子の上方にあって前記第二の非磁性
    絶縁層上に形成された第二の磁気シールド層と、 前記第一の非磁性絶縁層と前記第二の非磁性絶縁層のう
    ちの少なくとも一方に埋め込まれて、前記第一の磁気シ
    ールド又は前記第二の磁気シールドの少なくとも一方に
    前記第一のリードと第二のリードの双方を別々に電気的
    に接続する複数の抵抗素子と、 前記第一のリードに電気的に接続される第一の電極パッ
    ドと、 前記第二のリードに電気的に接続される第二の電極パッ
    ドとを有することを特徴とする磁気ヘッド。
  3. 【請求項3】複数の前記抵抗素子を介して前記第一のリ
    ード、前記第一の磁気シールド層、前記第二のリードを
    通る経路の電気抵抗値、又は、複数の前記抵抗素子を介
    して前記第一のリード、前記第二の磁気シールド層、前
    記第二のリードを通る経路の電気抵抗値は、前記第一の
    リード、前記磁気抵抗効果素子、前記第二のリードを通
    る経路の電気抵抗の100倍以上であることを特徴とす
    る請求項2記載の磁気ヘッド。
  4. 【請求項4】下地層上に形成された第一の磁気シールド
    層と、 前記第一の磁気シールド層上に形成された第一の非磁性
    絶縁層と、 前記第一の非磁性絶縁層上に形成された磁気抵抗効果素
    子と、 前記第一の非磁性絶縁層上において、前記磁気抵抗効果
    素子の両側に接続された第一及び第二のリードと、 前記第一及び第二のリードと前記磁気抵抗効果素子を覆
    う第二の非磁性絶縁層と、 前記磁気抵抗効果素子の上方にあって前記第二の非磁性
    絶縁層上に形成された第二の磁気シールド層と、 前記第一のリードに電気的に接続される第一の電極パッ
    ドと、 前記第二のリードに電気的に接続される第二の電極パッ
    ドと、 前記第一の電極パッドと前記第二の電極パッドの間に形
    成されて、前記第一の電極パッドと前記第二の電極パッ
    ドを電気的に接続する抵抗素子とを有することを特徴と
    する磁気ヘッド。
  5. 【請求項5】前記第一の電極パッドと前記抵抗素子と前
    記第二の電極パッドを通る経路の電気抵抗値は、前記第
    一のリード、前記磁気抵抗効果素子、前記第二のリード
    を通る経路の電気抵抗の100倍以上であることを特徴
    とする請求項4記載の磁気ヘッド。
  6. 【請求項6】請求項1項〜5項のいずれかに記載された
    磁気ヘッドと、 前記磁気ヘッドに対向して配置される磁気記録媒体とを
    有することを特徴とする磁気記憶装置。
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