JPH10247121A - マイクロコンピュータ - Google Patents
マイクロコンピュータInfo
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- JPH10247121A JPH10247121A JP9050729A JP5072997A JPH10247121A JP H10247121 A JPH10247121 A JP H10247121A JP 9050729 A JP9050729 A JP 9050729A JP 5072997 A JP5072997 A JP 5072997A JP H10247121 A JPH10247121 A JP H10247121A
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- JP
- Japan
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- microcomputer
- data
- clock
- communication
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 RC発振回路からのクロックを補正する。
【解決手段】 処理部22は、RC発振回路28からの
クロックclkを利用してカウンタタイマ30を動作さ
せる。そして、メインマイコンから送られてくるデータ
の周期Tをカウンタタイマ30で計測する。この周期T
は、メインマイコンが決定する一定値であり、カウンタ
タイマ30の周期Tに対するカウント値からクロックc
lkの誤差を検出し、タイマを補正する。
クロックclkを利用してカウンタタイマ30を動作さ
せる。そして、メインマイコンから送られてくるデータ
の周期Tをカウンタタイマ30で計測する。この周期T
は、メインマイコンが決定する一定値であり、カウンタ
タイマ30の周期Tに対するカウント値からクロックc
lkの誤差を検出し、タイマを補正する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外部との通信手段
を有するマイクロコンピュータ、特にRC発振回路を利
用して発生される自己の動作クロックを補正するものに
関する。
を有するマイクロコンピュータ、特にRC発振回路を利
用して発生される自己の動作クロックを補正するものに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、複数のマイクロコンピュータ
を通信回線で接続し、各種の制御を分散的に行うシステ
ムが知られている。例えば、カーオーディオにおいて
は、各種の動作を制御するメインマイコンの他に、表示
とキー入力を制御するサブマイコンを設けるシステムが
利用されている。このシステムでは、メインマイコンと
サブマイコンが定期的に通信を行い、マイコン間で必要
なデータのやりとりを行う。このような分散型のシステ
ムを採用することによって、メインマイコンの負荷を低
減できる。また、サブマイコンが特定の処理だけを行う
ことで、迅速な動作が可能となり、さらに通信回線の負
担が小さくなる。
を通信回線で接続し、各種の制御を分散的に行うシステ
ムが知られている。例えば、カーオーディオにおいて
は、各種の動作を制御するメインマイコンの他に、表示
とキー入力を制御するサブマイコンを設けるシステムが
利用されている。このシステムでは、メインマイコンと
サブマイコンが定期的に通信を行い、マイコン間で必要
なデータのやりとりを行う。このような分散型のシステ
ムを採用することによって、メインマイコンの負荷を低
減できる。また、サブマイコンが特定の処理だけを行う
ことで、迅速な動作が可能となり、さらに通信回線の負
担が小さくなる。
【0003】このようなシステムにおいて、メインマイ
コンは、各種動作を確実に行うために正確な動作クロッ
クが必要である。そこで、メインマイコンでは、セラミ
ックフィルタや水晶発振器などを利用して、正確な動作
クロックを発生し、これに基づいて動作する。一方、サ
ブマイコンは機能が限定されており、なるべく安価なも
のとしたいという要求から、抵抗(R)とコンデンサ
(C)を有するRC発振回路がよく利用される。
コンは、各種動作を確実に行うために正確な動作クロッ
クが必要である。そこで、メインマイコンでは、セラミ
ックフィルタや水晶発振器などを利用して、正確な動作
クロックを発生し、これに基づいて動作する。一方、サ
ブマイコンは機能が限定されており、なるべく安価なも
のとしたいという要求から、抵抗(R)とコンデンサ
(C)を有するRC発振回路がよく利用される。
【0004】しかし、このRC発振回路は、マイコン
(通常LSIで形成される)製作時のロットばらつきに
より発振周波数が大きくずれてしまうことが多い。従っ
て、RC発振回路を利用するマイコンでは、ソフト開発
段階において、このロットばらつきを吸収できるような
設計としている。また、ロットばらつきがソフトで十分
吸収できない場合には、抵抗やコンデンサの値をロット
ごとに調整することも行われている。このようにして、
安価なRC発振回路における発振周波数のばらつきの影
響を低減している。
(通常LSIで形成される)製作時のロットばらつきに
より発振周波数が大きくずれてしまうことが多い。従っ
て、RC発振回路を利用するマイコンでは、ソフト開発
段階において、このロットばらつきを吸収できるような
設計としている。また、ロットばらつきがソフトで十分
吸収できない場合には、抵抗やコンデンサの値をロット
ごとに調整することも行われている。このようにして、
安価なRC発振回路における発振周波数のばらつきの影
響を低減している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような手
法によって、RC発振回路の発振周波数のロットばらつ
きの悪影響を吸収しているが、RC発振回路は、温度に
よってもその発振周波数が大きく変化する。上述のよう
な手法では、温度による発振周波数の変化には対処でき
ない。そして、上述のようなサブマイコンでは、メイン
マイコンとの通信を行わなければならず、RC発振回路
の発振周波数のずれを所定値以下に抑制したいという課
題がある。すなわち、サブマイコン側のクロックが大き
くずれると、通信の際の時間管理が十分に行えなくな
り、メインマイコン側とサブマイコン側からの通信が出
力同士や入力同士になり、通信が不能になってしまうと
いう問題点があった。
法によって、RC発振回路の発振周波数のロットばらつ
きの悪影響を吸収しているが、RC発振回路は、温度に
よってもその発振周波数が大きく変化する。上述のよう
な手法では、温度による発振周波数の変化には対処でき
ない。そして、上述のようなサブマイコンでは、メイン
マイコンとの通信を行わなければならず、RC発振回路
の発振周波数のずれを所定値以下に抑制したいという課
題がある。すなわち、サブマイコン側のクロックが大き
くずれると、通信の際の時間管理が十分に行えなくな
り、メインマイコン側とサブマイコン側からの通信が出
力同士や入力同士になり、通信が不能になってしまうと
いう問題点があった。
【0006】本発明は、上記問題点を解決することを課
題としてなされたものであり、RC発振回路を利用しつ
つ、確実な通信が行えるマイクロコンピュータを提供す
ることを目的とする。
題としてなされたものであり、RC発振回路を利用しつ
つ、確実な通信が行えるマイクロコンピュータを提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、外部との通信
手段を有するマイクロコンピュータであって、抵抗とコ
ンデンサを含むRC発振回路を有し、自己動作クロック
を発生するクロック発生手段と、上記通信手段により外
部からアクセスされる通信間隔を上記クロック発生手段
により発生する動作クロックによって計測する通信間隔
計測手段と、この計測手段によって計測した間隔をあら
かじめ定められている値と比較し、比較結果に応じて上
記クロック発生手段により発生される動作クロックを補
正する補正手段と、を有し、外部から所定周期でアクセ
スされて行う通信の間隔に基づいて、自己の動作クロッ
クを補正することを特徴とする。
手段を有するマイクロコンピュータであって、抵抗とコ
ンデンサを含むRC発振回路を有し、自己動作クロック
を発生するクロック発生手段と、上記通信手段により外
部からアクセスされる通信間隔を上記クロック発生手段
により発生する動作クロックによって計測する通信間隔
計測手段と、この計測手段によって計測した間隔をあら
かじめ定められている値と比較し、比較結果に応じて上
記クロック発生手段により発生される動作クロックを補
正する補正手段と、を有し、外部から所定周期でアクセ
スされて行う通信の間隔に基づいて、自己の動作クロッ
クを補正することを特徴とする。
【0008】このように、本発明によれば、外部(例え
ばメインマイコン)からアクセスされる通信の間隔を自
己(サブマイコン)のRC発振回路からの動作クロック
で計測する。そして、この計測結果から自己のクロック
の誤差を検出し、これに基づいて自己のクロックを補正
する。従って、自己のクロックによる時間計測を外部の
クロックに時間計測に対し所定範囲内の誤差に抑えるこ
とができる。従って、外部と自己の両方が送信モードに
なったりすることが防止できる。また、通信間隔を毎回
計測して、次回の補正に利用することで、製作時のロッ
トばらつきだけでなく、温度変化によるクロックの変化
も補償することができる。
ばメインマイコン)からアクセスされる通信の間隔を自
己(サブマイコン)のRC発振回路からの動作クロック
で計測する。そして、この計測結果から自己のクロック
の誤差を検出し、これに基づいて自己のクロックを補正
する。従って、自己のクロックによる時間計測を外部の
クロックに時間計測に対し所定範囲内の誤差に抑えるこ
とができる。従って、外部と自己の両方が送信モードに
なったりすることが防止できる。また、通信間隔を毎回
計測して、次回の補正に利用することで、製作時のロッ
トばらつきだけでなく、温度変化によるクロックの変化
も補償することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態(以下
実施形態という)について、図面に基づいて説明する。
実施形態という)について、図面に基づいて説明する。
【0010】図1は、メインマイコン10とサブマイコ
ン12の接続関係を示す図であり、メインマイコン10
とサブマイコン12は、3つの通信線CL、DATA、
CONTによって接続されている。通信線CLは、メイ
ンマイコン10のポートCLK1とサブマイコン12の
ポートCLK2を接続しており、メインマイコン10が
サブマイコン12にメインマイコン10の動作クロック
CLKを供給するラインである。なお、このメインマイ
コン10における動作クロックCLKは、セラミックフ
ィルタCFを利用して得られた正確なクロックであり、
誤差は5%未満である。通信線DATAは、メインマイ
コン10におけるシリアルデータインプットポートSI
1及びシリアルデータアウトプットポートSO1と、サ
ブマイコン12のシリアルデータインプットポートSI
2及びシリアルデータアウトプットポートSO2とを接
続する。そして、この通信線DATAにおいて、メイン
マイコン10とサブマイコン12との間で、シリアルデ
ータが双方向に通信される。なお、本実施形態では、通
信線DATAは、電源電圧にプルアップされている。通
信線CONTは、メインマイコン10のポートCONT
1とサブマイコン12のポートCONT2を接続してお
り、メインマイコン10がサブマイコン12に対し通信
のスタート・リセットを示す制御信号を送るのに利用さ
れる。
ン12の接続関係を示す図であり、メインマイコン10
とサブマイコン12は、3つの通信線CL、DATA、
CONTによって接続されている。通信線CLは、メイ
ンマイコン10のポートCLK1とサブマイコン12の
ポートCLK2を接続しており、メインマイコン10が
サブマイコン12にメインマイコン10の動作クロック
CLKを供給するラインである。なお、このメインマイ
コン10における動作クロックCLKは、セラミックフ
ィルタCFを利用して得られた正確なクロックであり、
誤差は5%未満である。通信線DATAは、メインマイ
コン10におけるシリアルデータインプットポートSI
1及びシリアルデータアウトプットポートSO1と、サ
ブマイコン12のシリアルデータインプットポートSI
2及びシリアルデータアウトプットポートSO2とを接
続する。そして、この通信線DATAにおいて、メイン
マイコン10とサブマイコン12との間で、シリアルデ
ータが双方向に通信される。なお、本実施形態では、通
信線DATAは、電源電圧にプルアップされている。通
信線CONTは、メインマイコン10のポートCONT
1とサブマイコン12のポートCONT2を接続してお
り、メインマイコン10がサブマイコン12に対し通信
のスタート・リセットを示す制御信号を送るのに利用さ
れる。
【0011】図2は、サブマイコン12の構成の一部を
示す概略図であり、シリアルインプットポートSI2に
は入力データレジスタ20が接続されている。この入力
データレジスタ20には、ポートCLK2からのクロッ
クCLKも供給されており、シフトレジスタとして機能
する。そこで、入力データレジスタ20には、メインマ
イコン10から通信線DATAを介し送られてくるデー
タがメインマイコン10のクロックCLKを利用して順
次格納される。この入力データレジスタ20はデータバ
スを介し、処理部22に接続されているため、処理部2
2に入力データが取り込まれる。このようにして、メイ
ンマイコン10からのデータがサブマイコン12に伝送
される。
示す概略図であり、シリアルインプットポートSI2に
は入力データレジスタ20が接続されている。この入力
データレジスタ20には、ポートCLK2からのクロッ
クCLKも供給されており、シフトレジスタとして機能
する。そこで、入力データレジスタ20には、メインマ
イコン10から通信線DATAを介し送られてくるデー
タがメインマイコン10のクロックCLKを利用して順
次格納される。この入力データレジスタ20はデータバ
スを介し、処理部22に接続されているため、処理部2
2に入力データが取り込まれる。このようにして、メイ
ンマイコン10からのデータがサブマイコン12に伝送
される。
【0012】また、処理部22には、出力データレジス
タ24がデータバスを介し接続されており、サブマイコ
ン12がメインマイコン10に転送するための出力デー
タがここに格納される。この出力データレジスタ24に
もポートCLK2からメインマイコン10のクロックC
LKが供給されるようになっており、このクロックCL
Kによって格納されたデータが順次シリアル出力され
る。出力データレジスタ24の出力は、トランジスタな
どで構成されるドライバ26が供給される。すなわち、
出力データレジスタ24の出力に応じて、ドライバ26
が駆動される。そして、ドライバ26は、シリアルデー
タアウトプットポートSO2に接続されており、ドライ
バ26の駆動により、通信線DATAのH、Lが制御さ
れる。従って、出力データレジスタ24に記憶されてい
るデータに応じて通信線DATAのH、Lが制御され、
メインマイコン10へ出力データレジスタ24に記憶さ
れていたデータが伝送される。
タ24がデータバスを介し接続されており、サブマイコ
ン12がメインマイコン10に転送するための出力デー
タがここに格納される。この出力データレジスタ24に
もポートCLK2からメインマイコン10のクロックC
LKが供給されるようになっており、このクロックCL
Kによって格納されたデータが順次シリアル出力され
る。出力データレジスタ24の出力は、トランジスタな
どで構成されるドライバ26が供給される。すなわち、
出力データレジスタ24の出力に応じて、ドライバ26
が駆動される。そして、ドライバ26は、シリアルデー
タアウトプットポートSO2に接続されており、ドライ
バ26の駆動により、通信線DATAのH、Lが制御さ
れる。従って、出力データレジスタ24に記憶されてい
るデータに応じて通信線DATAのH、Lが制御され、
メインマイコン10へ出力データレジスタ24に記憶さ
れていたデータが伝送される。
【0013】また、処理部22には、RC発振回路28
が接続され、抵抗RとコンデンサCを有するRC発振回
路28で発生されたclkが供給されている。そして、
処理部22は、このクロックclkを動作クロックとし
て各種の動作を行う。
が接続され、抵抗RとコンデンサCを有するRC発振回
路28で発生されたclkが供給されている。そして、
処理部22は、このクロックclkを動作クロックとし
て各種の動作を行う。
【0014】そして、処理部22の内部には、カウンタ
タイマ30が内蔵されている。このカウンタタイマ30
は、RC発振回路28のクロックをカウントし、所定の
期間をカウントする。本実施形態では、メインマイコン
10からの通信開始のタイミングでカウンタタイマ30
をリセットすることで、通信の開始の時間間隔を検出し
ている。このカウンタタイマ30を利用した制御につい
ては後述する。
タイマ30が内蔵されている。このカウンタタイマ30
は、RC発振回路28のクロックをカウントし、所定の
期間をカウントする。本実施形態では、メインマイコン
10からの通信開始のタイミングでカウンタタイマ30
をリセットすることで、通信の開始の時間間隔を検出し
ている。このカウンタタイマ30を利用した制御につい
ては後述する。
【0015】次に、図3に基づいて、メインマイコン1
0とサブマイコン12の通信の動作について説明する。
まず、ドライバ26は、通信を行うタイミングでなけれ
ば、オフされている。一方、メインマイコン10におい
ても同様のドライバがあり、通信を行わない状態では、
このドライバもオフされている。そこで、通信線DAT
Aは、ハイインピーダンス状態に保持されている。メイ
ンマイコン10は、所定の周期で通信を開始するように
プログラムされており、クロックCLKに基づき所定の
期間が経過したときに通信線CONTにより通信の開始
をサブマイコン12に知らせる。この段階で、メインマ
イコン10は、通信線DATAに、何らかのデータをの
せ、通信を開始する。そして、通信線DATAによるデ
ータが確実に伝送できる状態になった後、クロックCL
Kの伝送を開始する。従って、サブマイコン12の入力
データレジスタ20に伝送データが取り込まれ、この入
力データレジスタ20からデータバスを介し入力データ
が処理部22に取り込まれる。
0とサブマイコン12の通信の動作について説明する。
まず、ドライバ26は、通信を行うタイミングでなけれ
ば、オフされている。一方、メインマイコン10におい
ても同様のドライバがあり、通信を行わない状態では、
このドライバもオフされている。そこで、通信線DAT
Aは、ハイインピーダンス状態に保持されている。メイ
ンマイコン10は、所定の周期で通信を開始するように
プログラムされており、クロックCLKに基づき所定の
期間が経過したときに通信線CONTにより通信の開始
をサブマイコン12に知らせる。この段階で、メインマ
イコン10は、通信線DATAに、何らかのデータをの
せ、通信を開始する。そして、通信線DATAによるデ
ータが確実に伝送できる状態になった後、クロックCL
Kの伝送を開始する。従って、サブマイコン12の入力
データレジスタ20に伝送データが取り込まれ、この入
力データレジスタ20からデータバスを介し入力データ
が処理部22に取り込まれる。
【0016】このメインマイコン10からサブマイコン
12へのデータ伝送が終了した場合には、クロックCL
Kの伝送が停止され、通信線DATAは、ハイインピー
ダンスにされる。この状態で、処理部22には、メイン
マイコン10に伝送すべきデータを用意し、これを出力
データレジスタ24にセットする。そして、メインマイ
コン10がクロックCLKを伝送することで、出力デー
タレジスタ24に格納されているデータが順次通信線D
ATAに出力される。そして、このデータの出力が終了
した場合には、クロックCLKの伝送が停止され、通信
線DATAはまたハイインピーダンスに戻される。な
お、伝送データの先頭にスタートコードが配置されてお
り、またスタートコードまたはその後のデータにより伝
送データ数が知らされる。
12へのデータ伝送が終了した場合には、クロックCL
Kの伝送が停止され、通信線DATAは、ハイインピー
ダンスにされる。この状態で、処理部22には、メイン
マイコン10に伝送すべきデータを用意し、これを出力
データレジスタ24にセットする。そして、メインマイ
コン10がクロックCLKを伝送することで、出力デー
タレジスタ24に格納されているデータが順次通信線D
ATAに出力される。そして、このデータの出力が終了
した場合には、クロックCLKの伝送が停止され、通信
線DATAはまたハイインピーダンスに戻される。な
お、伝送データの先頭にスタートコードが配置されてお
り、またスタートコードまたはその後のデータにより伝
送データ数が知らされる。
【0017】このようにして、データの伝送が行われる
が、サブマイコン12における入力から出力、出力から
入力の切り替えのタイミングは、処理部22がRC発振
回路28からのクロックclkに基づいて行う。従っ
て、クロックclkがクロックCLKに対し大幅にずれ
ると、切り替えがうまくいかず、メインマイコン10及
びサブマイコン12の両方が出力や入力状態となってし
まうことがあった。
が、サブマイコン12における入力から出力、出力から
入力の切り替えのタイミングは、処理部22がRC発振
回路28からのクロックclkに基づいて行う。従っ
て、クロックclkがクロックCLKに対し大幅にずれ
ると、切り替えがうまくいかず、メインマイコン10及
びサブマイコン12の両方が出力や入力状態となってし
まうことがあった。
【0018】本実施形態では、これをさけるために、処
理部22において図4に示すようなクロックclkの補
正の処理を行う。まず、メインマイコン10とのデータ
伝送についての割り込み要求であるSIO割り込みが発
生した(S11)場合には、受信モードか否かを判定す
る(S12)。例えば、初期値は受信モードとなるよう
なフラグを用意しておき、そのフラグの状態を見て判定
する。このS12の判定で、送信モードであれば、送信
を行う。
理部22において図4に示すようなクロックclkの補
正の処理を行う。まず、メインマイコン10とのデータ
伝送についての割り込み要求であるSIO割り込みが発
生した(S11)場合には、受信モードか否かを判定す
る(S12)。例えば、初期値は受信モードとなるよう
なフラグを用意しておき、そのフラグの状態を見て判定
する。このS12の判定で、送信モードであれば、送信
を行う。
【0019】一方、受信モードであれば、受信データの
個数を示すデータセットカウンタ値を+1し(S1
3)、受信したデータが最初のデータか否かを判定する
(S14)。そして、このS14の判定で最初のデータ
であった場合には、カウンタタイマ30のカウントを停
止する(S15)。次に、カウンタタイマ30のカウン
ト値を受信周期Tと比較する。すなわち、本実施形態の
システムでは、メインマイコン10が通信を開始する周
期は常に一定の値Tであり、あらかじめ分かっている。
そこで、この周期Tとカウント値が異なるかを判定する
(S16)。
個数を示すデータセットカウンタ値を+1し(S1
3)、受信したデータが最初のデータか否かを判定する
(S14)。そして、このS14の判定で最初のデータ
であった場合には、カウンタタイマ30のカウントを停
止する(S15)。次に、カウンタタイマ30のカウン
ト値を受信周期Tと比較する。すなわち、本実施形態の
システムでは、メインマイコン10が通信を開始する周
期は常に一定の値Tであり、あらかじめ分かっている。
そこで、この周期Tとカウント値が異なるかを判定する
(S16)。
【0020】そして、判定結果により、カウント値が周
期Tに等しいと判定された場合には、カウンタタイマ3
0をリセットし、タイマをスタートする(S17)。一
方、S16において、カウント値が周期Tと異なると判
定された場合には、その差を求め、この差が許容される
所定の誤差範囲を超えるか否かを判定する(S18)。
そして、この誤差が許容範囲内であれば、S17に移り
上述と同様にカウント値をリセットして、タイマをスタ
ートする。一方、S18において、誤差が許容範囲を超
えていた場合には、誤差に対応する値を内部に記憶し、
これを利用してカウンタタイマ30のカウント値を補正
する補正タイマをスタートする(S19)。例えば、カ
ウント値+誤差/カウント値の式を記憶し、カウント値
を随時換算するタイマをスタートする。なお、誤差に対
応する値をそのまままたはその1/2にしてカウンタタ
イマ30にプリセットし、カウンタタイマ30のカウン
ト値をそのままタイマに利用してもよい。また、カウン
タタイマ30はアップカウントでもよいしダウンカウン
トでもよい。ダウンカウントの場合には、周期Tに対応
する値をプリセットする。
期Tに等しいと判定された場合には、カウンタタイマ3
0をリセットし、タイマをスタートする(S17)。一
方、S16において、カウント値が周期Tと異なると判
定された場合には、その差を求め、この差が許容される
所定の誤差範囲を超えるか否かを判定する(S18)。
そして、この誤差が許容範囲内であれば、S17に移り
上述と同様にカウント値をリセットして、タイマをスタ
ートする。一方、S18において、誤差が許容範囲を超
えていた場合には、誤差に対応する値を内部に記憶し、
これを利用してカウンタタイマ30のカウント値を補正
する補正タイマをスタートする(S19)。例えば、カ
ウント値+誤差/カウント値の式を記憶し、カウント値
を随時換算するタイマをスタートする。なお、誤差に対
応する値をそのまままたはその1/2にしてカウンタタ
イマ30にプリセットし、カウンタタイマ30のカウン
ト値をそのままタイマに利用してもよい。また、カウン
タタイマ30はアップカウントでもよいしダウンカウン
トでもよい。ダウンカウントの場合には、周期Tに対応
する値をプリセットする。
【0021】また、S17またはS19において、タイ
マがスタートした場合には、S11に戻り、次の割り込
み発生を待って同様の処理を行う。そして、S14にお
いて、最初のデータでない場合には、最終データか否か
を判定する(S20)。この判定は、S13において、
カウントとしたデータ数があらかじめ定められた値に達
したかで判定する。そして、この判定で、最終データで
なければS11に戻り次のデータの処理を行う。S20
の判定で、最終データであった場合には、送信モードに
切り替える(S21)。これは、図2において示したよ
うに、受信が終了した場合には、次に送信が行われるか
らである。そして、S11に戻り次のデータ処理を行う
が、この場合S12においてNOとなり、送信モードの
処理を行う。なお、図示は省略したが、送信モードにお
いて送信処理が終了した場合には、受信モードがセット
される。さらに、上述の例では、最初のデータを受信し
たときにカウンタタイマ30のカウントをストップして
カウント値を調べたが、受信の終了、送信の開始、制御
線の変化状態など他のタイミングを基準としてもよい。
マがスタートした場合には、S11に戻り、次の割り込
み発生を待って同様の処理を行う。そして、S14にお
いて、最初のデータでない場合には、最終データか否か
を判定する(S20)。この判定は、S13において、
カウントとしたデータ数があらかじめ定められた値に達
したかで判定する。そして、この判定で、最終データで
なければS11に戻り次のデータの処理を行う。S20
の判定で、最終データであった場合には、送信モードに
切り替える(S21)。これは、図2において示したよ
うに、受信が終了した場合には、次に送信が行われるか
らである。そして、S11に戻り次のデータ処理を行う
が、この場合S12においてNOとなり、送信モードの
処理を行う。なお、図示は省略したが、送信モードにお
いて送信処理が終了した場合には、受信モードがセット
される。さらに、上述の例では、最初のデータを受信し
たときにカウンタタイマ30のカウントをストップして
カウント値を調べたが、受信の終了、送信の開始、制御
線の変化状態など他のタイミングを基準としてもよい。
【0022】このように、本実施形態によれば、メイン
マイコン10が自己のクロックCLKに基づいて一定周
期(例えば500msec毎)で行う通信(サブマイコ
ン12における受信)の開始を検出し、この周期を自己
のRC発振回路からのクロックclkで計測する。そし
て、この計測結果からクロックclkの誤差を検出し、
これに基づいて自己のクロックを補正する。従って、自
己のクロックによる時間計測をメインマイコン10にお
けるクロックCLKに時間計測に対し所定範囲内の誤差
に抑えることができる。従って、メインマイコン10と
サブマイコン12の両方が送信モードになったりするこ
とが防止できる。また、周期Tを毎回計測し、次回の補
正に利用するため、製作時のロットばらつきだけでなく
温度の変化にも追従してタイマ補正が行え、好適なタイ
マ補正が行える。
マイコン10が自己のクロックCLKに基づいて一定周
期(例えば500msec毎)で行う通信(サブマイコ
ン12における受信)の開始を検出し、この周期を自己
のRC発振回路からのクロックclkで計測する。そし
て、この計測結果からクロックclkの誤差を検出し、
これに基づいて自己のクロックを補正する。従って、自
己のクロックによる時間計測をメインマイコン10にお
けるクロックCLKに時間計測に対し所定範囲内の誤差
に抑えることができる。従って、メインマイコン10と
サブマイコン12の両方が送信モードになったりするこ
とが防止できる。また、周期Tを毎回計測し、次回の補
正に利用するため、製作時のロットばらつきだけでなく
温度の変化にも追従してタイマ補正が行え、好適なタイ
マ補正が行える。
【図1】 メインマイコン10とサブマイコン12の接
続関係を示す図である。
続関係を示す図である。
【図2】 サブマイコン12の一部の構成を示す図であ
る。
る。
【図3】 メインマイコン10とサブマイコン12の通
信のタイミングチャートである。
信のタイミングチャートである。
【図4】 タイマ補正を示すフローチャートである。
10 メインマイコン、12 サブマイコン、20 入
力データレジスタ、22 処理部、24 出力データレ
ジスタ、26 ドライバ、28 RC発振回路、30
カウンタタイマ。
力データレジスタ、22 処理部、24 出力データレ
ジスタ、26 ドライバ、28 RC発振回路、30
カウンタタイマ。
Claims (1)
- 【請求項1】 外部との通信手段を有するマイクロコン
ピュータであって、 抵抗とコンデンサを含むRC発振回路を有し、自己動作
クロックを発生するクロック発生手段と、 上記通信手段により外部からアクセスされる通信間隔を
上記クロック発生手段により発生する動作クロックによ
って計測する通信間隔計測手段と、 この計測手段によって計測した間隔をあらかじめ定めら
れている値と比較し、比較結果に応じて上記クロック発
生手段により発生される動作クロックを補正する補正手
段と、 を有し、 外部から所定周期でアクセスされて行う通信の間隔に基
づいて、自己の動作クロックを補正することを特徴とす
るマイクロコンピュータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9050729A JPH10247121A (ja) | 1997-03-05 | 1997-03-05 | マイクロコンピュータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9050729A JPH10247121A (ja) | 1997-03-05 | 1997-03-05 | マイクロコンピュータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10247121A true JPH10247121A (ja) | 1998-09-14 |
Family
ID=12866952
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9050729A Pending JPH10247121A (ja) | 1997-03-05 | 1997-03-05 | マイクロコンピュータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10247121A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007316815A (ja) * | 2006-05-24 | 2007-12-06 | Nec Corp | クロック異常検出方法及びクロック異常検出プログラム |
JP2013045383A (ja) * | 2011-08-26 | 2013-03-04 | Alpine Electronics Inc | 電子システム |
JP2014157554A (ja) * | 2013-02-18 | 2014-08-28 | Denso Corp | 通信用スレーブ |
KR20200066624A (ko) * | 2017-10-05 | 2020-06-10 | 로베르트 보쉬 게엠베하 | 적어도 하나의 전송 파라미터를 정정하는 장치 및 방법 |
-
1997
- 1997-03-05 JP JP9050729A patent/JPH10247121A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007316815A (ja) * | 2006-05-24 | 2007-12-06 | Nec Corp | クロック異常検出方法及びクロック異常検出プログラム |
JP2013045383A (ja) * | 2011-08-26 | 2013-03-04 | Alpine Electronics Inc | 電子システム |
JP2014157554A (ja) * | 2013-02-18 | 2014-08-28 | Denso Corp | 通信用スレーブ |
KR20200066624A (ko) * | 2017-10-05 | 2020-06-10 | 로베르트 보쉬 게엠베하 | 적어도 하나의 전송 파라미터를 정정하는 장치 및 방법 |
JP2020536456A (ja) * | 2017-10-05 | 2020-12-10 | ロベルト・ボッシュ・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツングRobert Bosch Gmbh | 少なくとも1つの伝送パラメータを補正する装置および方法 |
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