JPH102467A - 波付管の継手 - Google Patents
波付管の継手Info
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- JPH102467A JPH102467A JP8174247A JP17424796A JPH102467A JP H102467 A JPH102467 A JP H102467A JP 8174247 A JP8174247 A JP 8174247A JP 17424796 A JP17424796 A JP 17424796A JP H102467 A JPH102467 A JP H102467A
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- JP
- Japan
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- screw member
- male screw
- joint
- flanges
- corrugated pipe
- Prior art date
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- Joints That Cut Off Fluids, And Hose Joints (AREA)
- Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 波付管の接続作業時にボルト等の締め付け部
品を落としたり無くすことがなく、しかも簡単に接続作
業を行える波付管の継手を提供する。 【解決手段】 内周面に螺旋溝の形成された弾性材から
なる筒状体の側部に長手方向に沿って装着用開閉部14
を形成し、該装着用開閉部の対向する端部の外面に重ね
合わせ可能なフランジ17,18を設けた波付管の継手
において、一方のフランジ18の外面に、あらかじめ雄
ねじ部材43を回動可能に取り付けるとともに、その雄
ねじ部材に雌ねじ部材49を螺着しておき、その雄ねじ
部材を他方のフランジ18側に回動させて雌ねじ部材を
回転させれば、継手を波付管3の端部に固定できるよう
にした。
品を落としたり無くすことがなく、しかも簡単に接続作
業を行える波付管の継手を提供する。 【解決手段】 内周面に螺旋溝の形成された弾性材から
なる筒状体の側部に長手方向に沿って装着用開閉部14
を形成し、該装着用開閉部の対向する端部の外面に重ね
合わせ可能なフランジ17,18を設けた波付管の継手
において、一方のフランジ18の外面に、あらかじめ雄
ねじ部材43を回動可能に取り付けるとともに、その雄
ねじ部材に雌ねじ部材49を螺着しておき、その雄ねじ
部材を他方のフランジ18側に回動させて雌ねじ部材を
回転させれば、継手を波付管3の端部に固定できるよう
にした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、螺旋溝が管壁に
形成された波付管同士を端部で接続する継手に関する。
形成された波付管同士を端部で接続する継手に関する。
【0002】
【従来の技術】土中等に埋設される電線あるいはケーブ
ル等を、外部の水等から保護するための保護管として、
管壁に螺旋溝の形成されたゴム等からなる波付管が多用
されている。通常、この波付管は所定の長さで形成され
ているため、波付管の端部同士を継手で接続することに
より所望の長さにして使用される。
ル等を、外部の水等から保護するための保護管として、
管壁に螺旋溝の形成されたゴム等からなる波付管が多用
されている。通常、この波付管は所定の長さで形成され
ているため、波付管の端部同士を継手で接続することに
より所望の長さにして使用される。
【0003】前記波付管の継手としては種々のタイプが
あるが、その中でも、作業性の良好なものとして、図1
2,13に示すものがある。この継手は、本体60とね
じ部品70とからなる。前記本体60は、内周面に螺旋
溝の形成されたゴム等の弾性材からなる筒状体61の一
側の側部に長手方向に沿って装着用開閉部62が形成さ
れ、該装着用開閉部62の対向する端部の外面各々に重
ね合わせ可能なフランジ63,64が設けられたもの
で、そのフランジ63, 64にはねじ挿通孔65,66
が貫通形成されている。この本体60は、前記装着用開
閉部62が広げられて、二つの波付管73,73の接続
端部の外面に装着される。
あるが、その中でも、作業性の良好なものとして、図1
2,13に示すものがある。この継手は、本体60とね
じ部品70とからなる。前記本体60は、内周面に螺旋
溝の形成されたゴム等の弾性材からなる筒状体61の一
側の側部に長手方向に沿って装着用開閉部62が形成さ
れ、該装着用開閉部62の対向する端部の外面各々に重
ね合わせ可能なフランジ63,64が設けられたもの
で、そのフランジ63, 64にはねじ挿通孔65,66
が貫通形成されている。この本体60は、前記装着用開
閉部62が広げられて、二つの波付管73,73の接続
端部の外面に装着される。
【0004】一方、前記ねじ部品70はボルト71およ
びナット72、さらには必要に応じて用いられる図示し
ない座金とからなる。このねじ部品70は、前記フラン
ジ63,64のねじ挿通孔65,66にボルト71の軸
部がはめられ、そのボルト71にナット72が螺着され
て前記両フランジ63, 64を締め付け圧着する。それ
により、本体60の内面を二つの波付管73, 73の接
続端部の外面に圧着させ、その接続端部のシールおよび
接続を確実にする。
びナット72、さらには必要に応じて用いられる図示し
ない座金とからなる。このねじ部品70は、前記フラン
ジ63,64のねじ挿通孔65,66にボルト71の軸
部がはめられ、そのボルト71にナット72が螺着され
て前記両フランジ63, 64を締め付け圧着する。それ
により、本体60の内面を二つの波付管73, 73の接
続端部の外面に圧着させ、その接続端部のシールおよび
接続を確実にする。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記継手にあ
っては、本体とねじ部品が分離しているため、波付管の
接続時にねじ部品を落とし易く、作業が煩わしかった。
特に、作業が夜間に行われたり、あるいは暗い所や水溜
まりのある所で行われる場合には、手元が狂って一旦ね
じ部品を落とすと、二度と見つからないことがあり、作
業が進まなくなってしまうこともある。なお、前記フラ
ンジ63,64の表面に、前記ねじ挿通孔65,66と
位置を合わせてねじ孔が貫通形成された補強樹脂板(図
示せず)を固着し、その一方の補強樹脂板にあらかじめ
ナットを固定したものもある。しかし、このものにあっ
ても、ボルトについては継ぎ手本体から分離しているた
め、継ぎ手使用時にボルトを樹脂補強板のねじ孔および
フランジのねじ挿通孔に通して締め付けねばならず、そ
の際に落とし易い問題が残っていた。
っては、本体とねじ部品が分離しているため、波付管の
接続時にねじ部品を落とし易く、作業が煩わしかった。
特に、作業が夜間に行われたり、あるいは暗い所や水溜
まりのある所で行われる場合には、手元が狂って一旦ね
じ部品を落とすと、二度と見つからないことがあり、作
業が進まなくなってしまうこともある。なお、前記フラ
ンジ63,64の表面に、前記ねじ挿通孔65,66と
位置を合わせてねじ孔が貫通形成された補強樹脂板(図
示せず)を固着し、その一方の補強樹脂板にあらかじめ
ナットを固定したものもある。しかし、このものにあっ
ても、ボルトについては継ぎ手本体から分離しているた
め、継ぎ手使用時にボルトを樹脂補強板のねじ孔および
フランジのねじ挿通孔に通して締め付けねばならず、そ
の際に落とし易い問題が残っていた。
【0006】この発明は、前記の点に鑑みなされたもの
で、波付管の接続作業時にボルト等のねじ部品を落とし
たり無くすことがなく、しかも簡単に接続作業を行える
波付管の継手を提供するものである。
で、波付管の接続作業時にボルト等のねじ部品を落とし
たり無くすことがなく、しかも簡単に接続作業を行える
波付管の継手を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、内周面に螺
旋溝の形成された弾性材からなる筒状体の側部に長手方
向に沿って装着用開閉部が形成され、該装着用開閉部の
対向する端部の外面各々に重ね合わせ可能なフランジが
設けられた波付管の継手において、前記両フランジの各
々にはその縁で開口する雄ねじ部材挿入溝が両フランジ
間で位置を合わせて形成されるとともに、前記一方のフ
ランジの外面には、前記雄ねじ部材挿入溝に合わせて切
り欠きの形成された補強板が固着され、前記他方のフラ
ンジの外面には、取付基板に雄ねじ部材を回動自在に設
けた雄ねじ側部材が、前記回動により雄ねじ部材が前記
両フランジの雄ねじ部材挿入溝にはまるようにして前記
取付基板を介して固着され、前記雄ねじ部材の先端側
に、前記両フランジを締め付ける雌ねじ部材が螺着され
ていることを特徴とする。
旋溝の形成された弾性材からなる筒状体の側部に長手方
向に沿って装着用開閉部が形成され、該装着用開閉部の
対向する端部の外面各々に重ね合わせ可能なフランジが
設けられた波付管の継手において、前記両フランジの各
々にはその縁で開口する雄ねじ部材挿入溝が両フランジ
間で位置を合わせて形成されるとともに、前記一方のフ
ランジの外面には、前記雄ねじ部材挿入溝に合わせて切
り欠きの形成された補強板が固着され、前記他方のフラ
ンジの外面には、取付基板に雄ねじ部材を回動自在に設
けた雄ねじ側部材が、前記回動により雄ねじ部材が前記
両フランジの雄ねじ部材挿入溝にはまるようにして前記
取付基板を介して固着され、前記雄ねじ部材の先端側
に、前記両フランジを締め付ける雌ねじ部材が螺着され
ていることを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下添付の図面に従ってこの発明
を詳細に説明する。図1はこの発明の一実施例に係る波
付管の継手についてその使用状態を示す斜視図、図2は
同実施例の継手を分解して示す斜視図、図3は同実施例
の継手による波付管の接続時を示す正面図、図4は同実
施例の接続終了時を示す正面図である。また、図5はこ
の発明における補強板および取付基板の取付例を示す斜
視図、図6は同補強板および取付基板の取付例の他の例
を示す斜視図、図7はこの発明における取付基板の一例
を示す斜視図、図8は同取付基板の他の例を示す斜視
図、図9は同取付基板のさらに他の例を示す斜視図、図
10はこの発明における雄ねじ部材の一例を示す斜視
図、図11は同雄ねじ部材の他の例を示す斜視図であ
る。
を詳細に説明する。図1はこの発明の一実施例に係る波
付管の継手についてその使用状態を示す斜視図、図2は
同実施例の継手を分解して示す斜視図、図3は同実施例
の継手による波付管の接続時を示す正面図、図4は同実
施例の接続終了時を示す正面図である。また、図5はこ
の発明における補強板および取付基板の取付例を示す斜
視図、図6は同補強板および取付基板の取付例の他の例
を示す斜視図、図7はこの発明における取付基板の一例
を示す斜視図、図8は同取付基板の他の例を示す斜視
図、図9は同取付基板のさらに他の例を示す斜視図、図
10はこの発明における雄ねじ部材の一例を示す斜視
図、図11は同雄ねじ部材の他の例を示す斜視図であ
る。
【0009】図1および図2に示す波付管の継手10
は、管壁に螺旋溝1の形成された二つの波付管3,3を
端部で接続するためのもので、継手本体部11と、該継
手本体部11にあらかじめ取り付けられている締め付け
部品31とよりなる。
は、管壁に螺旋溝1の形成された二つの波付管3,3を
端部で接続するためのもので、継手本体部11と、該継
手本体部11にあらかじめ取り付けられている締め付け
部品31とよりなる。
【0010】継手本体部11は、ゴム等の弾性材からな
るもので、内周面に螺旋溝12の形成された筒状体13
の一側の側部に長手方向に沿って装着用開閉部14が形
成され、さらにその装着用開閉部14の対向する端部1
5,16の外面に、重ね合わせ可能なフランジ17,1
8が前記端部15,16に沿って設けられている。
るもので、内周面に螺旋溝12の形成された筒状体13
の一側の側部に長手方向に沿って装着用開閉部14が形
成され、さらにその装着用開閉部14の対向する端部1
5,16の外面に、重ね合わせ可能なフランジ17,1
8が前記端部15,16に沿って設けられている。
【0011】前記螺旋溝12は、この継手10によって
接続される波付管3の螺旋溝1と螺合して、該波付管3
が継ぎ手本体部11から抜けないようにするためのもの
で、波付管3の螺旋溝1と螺合するように形成されてい
る。
接続される波付管3の螺旋溝1と螺合して、該波付管3
が継ぎ手本体部11から抜けないようにするためのもの
で、波付管3の螺旋溝1と螺合するように形成されてい
る。
【0012】前記装着用開閉部14は、この継手本体部
11を前記波付管3の端部外面に装着する際に用いられ
る部分である。この装着用開閉部14は、前記フランジ
17, 18を互いに離れる方向へ引っ張ってフランジ1
7, 18間を広げることによって、装着用開閉部17,
18が弾性により開き、継手本体部11の内径が大にな
って波付管3の端部を挿入可能にする。
11を前記波付管3の端部外面に装着する際に用いられ
る部分である。この装着用開閉部14は、前記フランジ
17, 18を互いに離れる方向へ引っ張ってフランジ1
7, 18間を広げることによって、装着用開閉部17,
18が弾性により開き、継手本体部11の内径が大にな
って波付管3の端部を挿入可能にする。
【0013】また、前記フランジ17,18は、前記装
着用開閉部17,18を広げ易くするとともに、前記波
付管3の端部外面にこの継手本体部11を装着した後、
前記装着用開閉部17,18を確実にかつ強く閉じるた
めのものである。このフランジ17,18には、先端の
縁19,20で開口する雄ねじ部材挿入溝21,21,
22, 22が奥に向かって平行に、かつ両フランジ1
7,18間で位置を合わせて形成されている。この雄ね
じ部材挿入溝21, 22は、後記する雄ねじ部材43の
腕部46が挿入される部分で、その腕部46の外径より
大なる溝幅で形成されている。
着用開閉部17,18を広げ易くするとともに、前記波
付管3の端部外面にこの継手本体部11を装着した後、
前記装着用開閉部17,18を確実にかつ強く閉じるた
めのものである。このフランジ17,18には、先端の
縁19,20で開口する雄ねじ部材挿入溝21,21,
22, 22が奥に向かって平行に、かつ両フランジ1
7,18間で位置を合わせて形成されている。この雄ね
じ部材挿入溝21, 22は、後記する雄ねじ部材43の
腕部46が挿入される部分で、その腕部46の外径より
大なる溝幅で形成されている。
【0014】締め付け部品31は、前記一方のフランジ
17の外面に固着された補強板32と、他方のフランジ
18の外面に取り付けられた雄ねじ側部材36と、それ
に螺着された雌ねじ部材49とよりなる。
17の外面に固着された補強板32と、他方のフランジ
18の外面に取り付けられた雄ねじ側部材36と、それ
に螺着された雌ねじ部材49とよりなる。
【0015】補強板32は、前記フランジ17,18を
雄ねじ側部材36と雌ねじ部材49とで締め付ける際
に、雌ねじ部材49と当接するフランジ17の外面を補
強して両フランジ17,18を強く締め付けるためのも
のである。この補強板32は、前記フランジ17と略同
じ大きさからなる長方形をしたステンレス板等の錆びに
くい金属板または樹脂板の先端側の縁に、フランジ17
の雄ねじ部材挿入溝21,21の大きさおよび位置に合
わせて切り欠き33,33が形成されている。
雄ねじ側部材36と雌ねじ部材49とで締め付ける際
に、雌ねじ部材49と当接するフランジ17の外面を補
強して両フランジ17,18を強く締め付けるためのも
のである。この補強板32は、前記フランジ17と略同
じ大きさからなる長方形をしたステンレス板等の錆びに
くい金属板または樹脂板の先端側の縁に、フランジ17
の雄ねじ部材挿入溝21,21の大きさおよび位置に合
わせて切り欠き33,33が形成されている。
【0016】なお、この実施例の補強板32は、接着剤
によりフランジ17の外面に固着されているが、固着方
法は接着剤に限られない。例えば図5に示すようにフラ
ンジ17Aの外面にピンPを立設し、他方補強板32A
に孔Hを形成し、該孔HにピンPをはめるものでもよ
い。そのさい、孔Hの径をピンPの外径よりわずかに大
きくして、強引にピンPを孔Hに押し込んで係止した
り、あるいは孔Hに挿入したピンPの先端を熱等で押し
つぶしてもよい。この例では他方のフランジ18Aの外
面にも雄ねじ側部材の係止用ピン(図示せず)が立設さ
れている。
によりフランジ17の外面に固着されているが、固着方
法は接着剤に限られない。例えば図5に示すようにフラ
ンジ17Aの外面にピンPを立設し、他方補強板32A
に孔Hを形成し、該孔HにピンPをはめるものでもよ
い。そのさい、孔Hの径をピンPの外径よりわずかに大
きくして、強引にピンPを孔Hに押し込んで係止した
り、あるいは孔Hに挿入したピンPの先端を熱等で押し
つぶしてもよい。この例では他方のフランジ18Aの外
面にも雄ねじ側部材の係止用ピン(図示せず)が立設さ
れている。
【0017】また、図6に示すように、フランジ17B
の両横端に補強板32Bの挿入ガイド溝G1を内向き略
コの字形に設け、その挿入ガイド溝G1に補強板32B
の両横端を挿入係止してもよい。この例では他方のフラ
ンジ18Bの両横端にも挿入ガイド溝G2が形成され、
雄ねじ側部材を挿入係止するようになっている。
の両横端に補強板32Bの挿入ガイド溝G1を内向き略
コの字形に設け、その挿入ガイド溝G1に補強板32B
の両横端を挿入係止してもよい。この例では他方のフラ
ンジ18Bの両横端にも挿入ガイド溝G2が形成され、
雄ねじ側部材を挿入係止するようになっている。
【0018】雄ねじ側部材36は、取付基板37とそれ
に回動可能に取り付けられた雄ねじ部材43とよりな
る。
に回動可能に取り付けられた雄ねじ部材43とよりな
る。
【0019】前記取付基板37は、雄ねじ部材43を他
方のフランジ18に回動可能に取り付けるためのもので
ある。この実施例の取付基板37は、ステンレス等の錆
びにくい金属または樹脂の板状体からなるもので、図7
からよりよく理解されるように、中央部が外側へ屈曲し
た略コの字形の保持部38と、その両外側の取付平面部
39とよりなって、全体が前記フランジ18の外面と略
同じ大きさからなり、前記フランジ18の外面に取付平
面部39が接着剤で固着される。
方のフランジ18に回動可能に取り付けるためのもので
ある。この実施例の取付基板37は、ステンレス等の錆
びにくい金属または樹脂の板状体からなるもので、図7
からよりよく理解されるように、中央部が外側へ屈曲し
た略コの字形の保持部38と、その両外側の取付平面部
39とよりなって、全体が前記フランジ18の外面と略
同じ大きさからなり、前記フランジ18の外面に取付平
面部39が接着剤で固着される。
【0020】また、前記保持部38の側面38a,38
aには、フランジ18の基部側となる縁から奥に向かっ
て雄ねじ部材保持孔40, 40が互いに平行に形成さ
れ、その雄ねじ部材保持孔40,40に雄ねじ部材43
が回動可能に保持される。他方、前記取付平面部39に
は、フランジ18の先端側となる縁から奥に向かって、
フランジ18の雄ねじ部材挿入溝22,22の大きさお
よび位置に合わせて切り欠き41, 41が形成されてい
る。
aには、フランジ18の基部側となる縁から奥に向かっ
て雄ねじ部材保持孔40, 40が互いに平行に形成さ
れ、その雄ねじ部材保持孔40,40に雄ねじ部材43
が回動可能に保持される。他方、前記取付平面部39に
は、フランジ18の先端側となる縁から奥に向かって、
フランジ18の雄ねじ部材挿入溝22,22の大きさお
よび位置に合わせて切り欠き41, 41が形成されてい
る。
【0021】前記雄ねじ部材43は、図10からよりよ
く理解されるように、両端付近の外周にねじ45の形成
された金属棒状体を略コの字形に屈曲させて、回動軸部
44と、外周にねじ45の形成された二つの平行な腕部
46, 46とを形成したものである。
く理解されるように、両端付近の外周にねじ45の形成
された金属棒状体を略コの字形に屈曲させて、回動軸部
44と、外周にねじ45の形成された二つの平行な腕部
46, 46とを形成したものである。
【0022】前記金属棒の外径、すなわち雄ねじ部材4
3の外径は、前記フランジ17,18の雄ねじ部材挿入
溝21, 22や補強板32および取付基板37の切り欠
き33,41に、雄ねじ部材43の腕部46がはまるこ
とができ、かつ回動軸部44が取付基板37における保
持部38の雄ねじ部材保持孔40, 40に回動可能には
まる寸法とされる。また腕部46, 46の間隔は、前記
フランジ17,18の雄ねじ部材挿入溝21,21ある
いは22, 22の間隔や、補強板32および取付基板3
7の切り欠き33,33あるいは41, 41の間隔と等
しくされる。
3の外径は、前記フランジ17,18の雄ねじ部材挿入
溝21, 22や補強板32および取付基板37の切り欠
き33,41に、雄ねじ部材43の腕部46がはまるこ
とができ、かつ回動軸部44が取付基板37における保
持部38の雄ねじ部材保持孔40, 40に回動可能には
まる寸法とされる。また腕部46, 46の間隔は、前記
フランジ17,18の雄ねじ部材挿入溝21,21ある
いは22, 22の間隔や、補強板32および取付基板3
7の切り欠き33,33あるいは41, 41の間隔と等
しくされる。
【0023】そして、前記雄ねじ部材43は、回動軸部
44が前記取付基板37における保持部38の雄ねじ部
材保持孔40,40に保持されて、継手本体部11の長
手方向と直交する面で回動できるようにされる。なお、
この実施例の雄ねじ部材43にあっては、取付基板37
をフランジ18の外面へ固着する際に、前記保持部38
の雄ねじ部材保持孔40, 40に回動軸部44がはめら
れる。そして、フランジ18の外面に取付基板37を固
着することによって、雄ねじ部材保持孔40,40の先
端開口部が継手本体部11の筒状外面でほぼ塞がれ、そ
れによって前記保持部38から回動軸部44の抜けるの
が防止される。
44が前記取付基板37における保持部38の雄ねじ部
材保持孔40,40に保持されて、継手本体部11の長
手方向と直交する面で回動できるようにされる。なお、
この実施例の雄ねじ部材43にあっては、取付基板37
をフランジ18の外面へ固着する際に、前記保持部38
の雄ねじ部材保持孔40, 40に回動軸部44がはめら
れる。そして、フランジ18の外面に取付基板37を固
着することによって、雄ねじ部材保持孔40,40の先
端開口部が継手本体部11の筒状外面でほぼ塞がれ、そ
れによって前記保持部38から回動軸部44の抜けるの
が防止される。
【0024】なお、雄ねじ側部材36は、前記のような
取付基板37と、1本の金属棒を屈曲させた雄ねじ部材
43により構成されるものに限られない。例えば、取付
基板については、図8に示すように、取付基板37Aの
外面に略コの字形の補時部38Aを溶接または接着した
もの、あるいは図9に示すように、取付基板37Bの外
面に略L字形の保持部38B,38Bを溶接または接着
したもの等であってもよい。また、雄ねじ部材について
は、図11の(11−A)および(11−B)に示すよ
うに、外周にねじ45Aの形成された二つの腕部46
A, 46Aを、回動軸部44Aの両端に溶接等で平行に
固着したもの等でもよい。
取付基板37と、1本の金属棒を屈曲させた雄ねじ部材
43により構成されるものに限られない。例えば、取付
基板については、図8に示すように、取付基板37Aの
外面に略コの字形の補時部38Aを溶接または接着した
もの、あるいは図9に示すように、取付基板37Bの外
面に略L字形の保持部38B,38Bを溶接または接着
したもの等であってもよい。また、雄ねじ部材について
は、図11の(11−A)および(11−B)に示すよ
うに、外周にねじ45Aの形成された二つの腕部46
A, 46Aを、回動軸部44Aの両端に溶接等で平行に
固着したもの等でもよい。
【0025】雌ねじ部材49は、前記雄ねじ部材43の
腕部46のねじに螺着されて、前記両フランジ17,1
8を締め付け、この継手本体部11の装着用開閉部14
を確実に閉じるためのものである。この実施例の雌ねじ
部材49は、蝶ナットからなるが、通常のナットでもよ
い。
腕部46のねじに螺着されて、前記両フランジ17,1
8を締め付け、この継手本体部11の装着用開閉部14
を確実に閉じるためのものである。この実施例の雌ねじ
部材49は、蝶ナットからなるが、通常のナットでもよ
い。
【0026】このようにしてなる前記継手10は、次の
ようにして二つの波付管3,3の端部同士の接続に用い
られる。まず、図3に示すように、前記フランジ18側
の雄ねじ部材43の腕部46,46を他方のフランジ1
7の雄ねじ部材挿入溝21,21側から外した状態で、
フランジ17,18を離す方向へ引っ張って前記装着用
開閉部14を広げ、二つの波付管3,3の接続端部外面
に継手本体部11を装着する。
ようにして二つの波付管3,3の端部同士の接続に用い
られる。まず、図3に示すように、前記フランジ18側
の雄ねじ部材43の腕部46,46を他方のフランジ1
7の雄ねじ部材挿入溝21,21側から外した状態で、
フランジ17,18を離す方向へ引っ張って前記装着用
開閉部14を広げ、二つの波付管3,3の接続端部外面
に継手本体部11を装着する。
【0027】次いで、図4に示すように、前記雄ねじ部
材43の腕部46をフランジ17側へ回動させ、フラン
ジ17, 18の雄ねじ部材挿入溝21,21,22,2
2や補強板32および取付基板37の切り欠き33,3
3,41, 41にはめる。そして、前記腕部46,46
の先端側に螺着されている雌ねじ部材49, 49を回転
させ、雄ねじ部材43の回動軸部44と雌ねじ部材4
9,49間でフランジ17,18を締め付ける。
材43の腕部46をフランジ17側へ回動させ、フラン
ジ17, 18の雄ねじ部材挿入溝21,21,22,2
2や補強板32および取付基板37の切り欠き33,3
3,41, 41にはめる。そして、前記腕部46,46
の先端側に螺着されている雌ねじ部材49, 49を回転
させ、雄ねじ部材43の回動軸部44と雌ねじ部材4
9,49間でフランジ17,18を締め付ける。
【0028】その際、前記雄ねじ部材43と雌ねじ部材
49が継手本体部11に取り付けられているため、雄ね
じ部材43や雌ねじ部材49を誤って落としたりするこ
とがなく、暗い場所等での作業も容易に行える。しか
も、雄ねじ部材43は外周にねじの形成された二つの腕
部46,46が回動軸部44を介して一体となっている
ため、一方の腕部46を回動させるだけで二つの腕部4
6を一度に動かすことができ、きわめて作業性がよい。
49が継手本体部11に取り付けられているため、雄ね
じ部材43や雌ねじ部材49を誤って落としたりするこ
とがなく、暗い場所等での作業も容易に行える。しか
も、雄ねじ部材43は外周にねじの形成された二つの腕
部46,46が回動軸部44を介して一体となっている
ため、一方の腕部46を回動させるだけで二つの腕部4
6を一度に動かすことができ、きわめて作業性がよい。
【0029】また、前記フランジ17,18の外面は補
強板32や取付基板37を介して押圧されるため、締め
付け力がフランジ17,18の外面全体に加わり、確実
に前記装着用開閉部14が閉じるので、波付管3,3の
端部が継手本体部11で強固に連結される。
強板32や取付基板37を介して押圧されるため、締め
付け力がフランジ17,18の外面全体に加わり、確実
に前記装着用開閉部14が閉じるので、波付管3,3の
端部が継手本体部11で強固に連結される。
【0030】
【発明の効果】以上図示し説明したように、この発明の
波付管の継手にあっては、あらかじめ継手本体部に締め
付け部品が取り付けられているため、波付管の接続時に
締め付け部品を取り付ける手間がかからず、その取り付
け時に締め付け部品を落として無くすこともなく、きわ
めて作業が容易となる。さらに、雄ねじ部材を略コの字
形のものとすれば、作業性がより容易になるのみなら
ず、従来のもに比べて部品点数も少なくなって、安価な
継手になる。
波付管の継手にあっては、あらかじめ継手本体部に締め
付け部品が取り付けられているため、波付管の接続時に
締め付け部品を取り付ける手間がかからず、その取り付
け時に締め付け部品を落として無くすこともなく、きわ
めて作業が容易となる。さらに、雄ねじ部材を略コの字
形のものとすれば、作業性がより容易になるのみなら
ず、従来のもに比べて部品点数も少なくなって、安価な
継手になる。
【図1】この発明の一実施例に係る波付管の継手につい
てその使用状態を示す斜視図である。
てその使用状態を示す斜視図である。
【図2】同実施例の継手を分解して示す斜視図である。
【図3】同実施例の継手による波付管の接続時を示す正
面図である。
面図である。
【図4】同実施例の接続終了時を示す正面図である。
【図5】この発明における補強板および取付基板の取付
例を示す斜視図である。
例を示す斜視図である。
【図6】同補強板および取付基板の取付例の他の例を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図7】この発明における取付基板の一例を示す斜視図
である。
である。
【図8】同取付基板の他の例を示す斜視図である。
【図9】同取付基板のさらに他の例を示す斜視図であ
る。
る。
【図10】この発明における雄ねじ部材の一例を示す斜
視図である。
視図である。
【図11】同雄ねじ部材の他の例を示す斜視図である。
【図12】従来の継手による波付管の接続時を示す斜視
図である。
図である。
【図13】従来の継手による波付管の接続状態を示す断
面図である。
面図である。
【符号の説明】 10:継手 11:継手本体部 12:螺旋溝 13:筒状体 14:装着用開閉部 17,18:フランジ 21,22:雄ねじ部材挿入溝 32:補強板 33,41:切り欠き 37:取付基板 46:腕部 43:雄ねじ部材 44:回動軸部 49:雌ねじ部材
Claims (2)
- 【請求項1】 内周面に螺旋溝の形成された弾性材から
なる筒状体の側部に長手方向に沿って装着用開閉部が形
成され、該装着用開閉部の対向する端部の外面各々に重
ね合わせ可能なフランジが設けられた波付管の継手にお
いて、 前記両フランジの各々にはその縁で開口する雄ねじ部材
挿入溝が両フランジ間で位置を合わせて形成されるとと
もに、 前記一方のフランジの外面には、前記雄ねじ部材挿入溝
に合わせて切り欠きの形成された補強板が固着され、 前記他方のフランジの外面には、取付基板に雄ねじ部材
を回動自在に設けた雄ねじ側部材が、前記回動により雄
ねじ部材が前記両フランジの雄ねじ部材挿入溝にはまる
ようにして前記取付基板を介して固着され、 前記雄ねじ部材の先端側に、前記両フランジを締め付け
る雌ねじ部材が螺着されていることを特徴とする波付管
の継手。 - 【請求項2】 請求項1において、雄ねじ部材が、外周
にねじの形成された平行な二つの腕部を回動軸部の両端
に有する略コの字形のものからなり、前記回動軸部で取
付基板に回動自在に取り付けられていることを特徴とす
る波付管の継手。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8174247A JPH102467A (ja) | 1996-06-12 | 1996-06-12 | 波付管の継手 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8174247A JPH102467A (ja) | 1996-06-12 | 1996-06-12 | 波付管の継手 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH102467A true JPH102467A (ja) | 1998-01-06 |
Family
ID=15975298
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8174247A Pending JPH102467A (ja) | 1996-06-12 | 1996-06-12 | 波付管の継手 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH102467A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20080067400A (ko) * | 2007-01-16 | 2008-07-21 | 김경호 | 강관용 커플링의 브래킷 |
WO2020085388A1 (ja) * | 2018-10-25 | 2020-04-30 | ビー・エル・オートテック株式会社 | 流体モジュール |
WO2020085391A1 (ja) * | 2018-10-25 | 2020-04-30 | ビー・エル・オートテック株式会社 | 流体モジュール |
-
1996
- 1996-06-12 JP JP8174247A patent/JPH102467A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20080067400A (ko) * | 2007-01-16 | 2008-07-21 | 김경호 | 강관용 커플링의 브래킷 |
WO2020085388A1 (ja) * | 2018-10-25 | 2020-04-30 | ビー・エル・オートテック株式会社 | 流体モジュール |
WO2020085391A1 (ja) * | 2018-10-25 | 2020-04-30 | ビー・エル・オートテック株式会社 | 流体モジュール |
JP6747648B1 (ja) * | 2018-10-25 | 2020-08-26 | ビー・エル・オートテック株式会社 | 流体モジュール |
JP6747649B1 (ja) * | 2018-10-25 | 2020-08-26 | ビー・エル・オートテック株式会社 | 流体モジュール |
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