JP6747649B1 - 流体モジュール - Google Patents

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Abstract

本発明は、ツールプレートをマスタプレートから取り外した際に冷却水の漏出が発生し難く、かつ小型化可能な流体モジュールの提供を目的とする。本発明の流体モジュールは、マスタ側ユニットが、その下面側に開口する縦流路と、その側面側に開口し縦流路と連通する横流路と、先端が縦流路の開口から突出する芯棒と、縦流路の厚さ方向に移動可能に構成される可動部材と、可動部材を下方へ付勢する付勢部材とを備え、ツール側ユニットが、その上面側に開口する縦流路と、可動部材を相対的に上方へ押し上げる爪部とを備え、ツールプレートがマスタプレートに取り付けられた際にツール側ユニットの縦流路が可動部材の外周面と水密に嵌合しつつマスタ側ユニットの縦流路と連通可能に構成され、ツールプレートがマスタプレートから取り外された際に可動部材の内周面と水密に嵌合し、かつ厚さ方向に延びる側周面を有する柱状部を芯棒が備える。

Description

本発明は、流体モジュールに関する。
工場等の工業設備で用いられるロボットアームは、先端に溶接器具等の種々のツール(エンドエフェクタ)を装着して生産作業を行う。このようなツールの交換を容易にするための装置としてツール交換装置が知られている。このツール交換装置は、ロボットアームの先端に取付けられるマスタプレートと、各種のツールをそれぞれ装着した複数のツールプレートとの組み合わせからなる。各ツールプレートはマスタプレートと嵌合可能に形成されている。ツール交換装置は、このツールプレートを交換することで、ロボットアームのツールの交換を容易に行うことができる。
このようなロボットアームに、ツールとして例えば溶接器具を取り付けて溶接作業を行う場合、溶接ガンが非常に高温となるため、ロボットアーム側から冷却水を供給し、溶接ガンの温度上昇を抑制する必要がある。このため、ツール交換装置には、流体モジュールが搭載されている。ツール交換装置は、この流体モジュールを用いてロボットアーム側から冷却水を供給し、また使用後の冷却水を回収する(例えば特開2016−34681号公報参照)。
流体モジュールには、ツールプレートがマスタプレートに取り付けられた際、マスタプレートとツールプレートとの間に冷却水を供給及び回収する流路が形成される必要がある。また、流体モジュールでは、ツールプレートがマスタプレートから取り外された際には冷却水が漏れ出ないようにマスタプレート及びツールプレートそれぞれの流路を止水する必要がある。
従来の流体モジュールは、上述の要求を満たすため、例えばマスタプレートに配設されるマスタ側ユニットと、ツールプレートに配設されるツール側ユニットとを有している。上記従来の流体モジュールは、ツールプレートがマスタプレートに取り付けられた際に厚さ方向(上下方向)に連通する流路(縦流路)が形成されるように構成されている。また、上記従来の流体モジュールでは、ツールプレートがマスタプレートから取り外された際に、それぞれの縦流路を封止する機構が設けられており、この縦流路の厚さ方向の外側に冷却水を供給あるいは回収するための開口が設けられている。このため、上記従来の流体モジュールでは、厚さ方向の流路が長くなり易く、大型化し易い。
また、この封止機構としては、流路内を厚さ方向に移動することで流路の封止及びその解除を制御する止水弁が用いられる。止水弁が作動して流路を封止する際に止水弁と流路の側壁との間に冷却水に含まれる異物が挟まれると冷却水を十分に止水できず、ツールプレートをマスタプレートから取り外した際に冷却水が漏れ出る場合がある。
特開2016−34681号公報
本発明はこのような不都合に鑑みてなされたものであり、ツールプレートをマスタプレートから取り外した際に冷却水の漏出が発生し難く、かつ小型化可能な流体モジュールの提供を目的とする。
上記課題を解決するためになされた発明は、ロボットアームに取付けられるマスタプレートと、このマスタプレートに着脱可能に装着され、ツールが取付けられるツールプレートとを有するツール交換装置に搭載される流体モジュールであって、上記マスタプレートに配設される板状のマスタ側ユニットと、上記ツールプレートに配設される板状のツール側ユニットとを有し、上記マスタ側ユニットが、その下面側に開口し厚さ方向に延びる縦流路と、その側面側に開口し上記縦流路と連通する横流路と、先端が上記縦流路の開口から突出し、上記縦流路の側周面との間に空隙が生じるように固定される芯棒と、平面視で上記縦流路及び上記芯棒の間に位置する筒状であり、その外周面及び上記縦流路の側周面間を水密に維持しつつ厚さ方向に移動可能に構成される可動部材と、上記可動部材を下方へ付勢する付勢部材とを備え、上記ツール側ユニットが、その上面側に開口し厚さ方向に延びる縦流路と、上記ツールプレートが上記マスタプレートに取り付けられる際に上記可動部材に当接することによりこの可動部材を相対的に上方へ押し上げる爪部とを備え、上記ツールプレートが上記マスタプレートに取り付けられた際に上記ツール側ユニットの縦流路が上記可動部材の外周面と水密に嵌合しつつ上記マスタ側ユニットの縦流路と連通可能に構成され、上記ツールプレートが上記マスタプレートから取り外された際に上記可動部材の内周面と水密に嵌合し、かつ厚さ方向に延びる側周面を有する柱状部を上記芯棒が備える。
当該流体モジュールの上記芯棒には、ツールプレートがマスタプレートから取り外された際に可動部材の内周面と水密に嵌合し、かつ厚さ方向に延びる側周面を有する柱状部が備えられている。つまり、ツールプレートがマスタプレートから取り外される際に可動部材の内周面と柱状部の側周面(外周面)とは接触しながら嵌合する。このため、仮に柱状部の側周面と嵌合する可動部材の内周面に冷却水に含まれる異物が付着していたとしても、上記異物は、可動部材と柱状部とが嵌合する際に柱状部の側周面により押し出され易い。従って、当該流体モジュールは、可動部材の内周面と柱状部の側周面との間に異物が挟まれ難いので、ツールプレートをマスタプレートから取り外した際に異物に起因する冷却水の漏出が発生し難い。また、当該流体モジュールは、芯棒の外側を冷却水が流れるように流路が構成されている。このため、当該流体モジュールでは、横流路が芯棒の上端よりも低い位置で縦流路と連通しても冷却水が流れる流路を確保できる。従って、当該流体モジュールは、厚さ方向の流路を短くできるので、小型化できる。
上記マスタ側ユニットの縦流路を構成する側壁及び上記ツール側ユニットの縦流路を構成する側壁が樹脂製であるとよい。このように上記マスタ側ユニットの縦流路を構成する側壁及び上記ツール側ユニットの縦流路を構成する側壁を樹脂製とすることで、軽量化を図ることができる。また、冷却水に薬剤が含まれる場合においても流路の側壁の溶解が発生し難いので、耐久性に優れる。
上記マスタ側ユニットが、側面に金属製で板状のカバーをさらに備え、上記マスタ側ユニットの横流路の開口が上記カバーに配設されているとよい。上記横流路の開口には、冷却水の供給チューブや回収チューブが接続される。このようにマスタ側ユニットの横流路の開口を金属製のカバーに配設することで、これらのチューブを接続するための強度を確保し易い。
上記マスタ側ユニットが、上記マスタ側ユニットの縦流路を構成する側壁に、その中心軸が上記カバーの表面と対向するように埋設される金属棒と、上記金属棒及び上記カバーを連結するネジとをさらに備えるとよい。このように上記カバーをマスタ側ユニットの縦流路を構成する側壁に埋設される金属棒にネジ留めすることで、縦流路を構成する側壁を割れ難くすることができる。従って、冷却水の供給チューブや回収チューブを接続するための強度を確保し易い。なお、「金属棒の中心軸がカバーの表面と対向する」とは、金属棒の中心軸がカバーの表面と平行ないし、その成す角度が30°以下である状態を指す。
上記ツール側ユニットが、水平方向に可動のフローティング部をさらに備え、上記フローティング部に、上記ツール側ユニットの縦流路の開口が配設されているとよい。このようにフローティング部に上記ツール側ユニットの縦流路の開口を配設することで、ツールプレートがマスタプレートに取り付けられる際にツール側ユニットの縦流路の開口が水平方向に移動できるので、ツール側ユニットの縦流路とマスタ側ユニットの縦流路とを連通し易くできる。ここで「水平方向」とは、上記「厚さ方向(上下方向)」に実質的に直交する方向である。
上記ツール側ユニットの縦流路上端部の側周面が、この縦流路の開口に向かって拡径する逆テーパー状に形成されているとよい。このようにツール側ユニットの縦流路上端部の側周面をこの縦流路の開口に向かって拡径する逆テーパー状に形成することで、ツール側ユニットの縦流路がマスタ側ユニットの縦流路と連通するようにフローティング部を移動させ易くできる。
以上説明したように、本発明の流体モジュールは、ツールプレートをマスタプレートから取り外した際に冷却水の漏出が発生し難く、かつ小型化可能である。
図1は、本発明の一実施形態に係る流体モジュールのマスタ側ユニットを示す模式的斜視図である。 図2は、本発明の一実施形態に係る流体モジュールのツール側ユニットを示す模式的斜視図である。 図3は、図2のツール側ユニットを配設したツールプレートを示す模式的斜視図である。 図4は、図1のマスタ側ユニットのIV−IV線での模式的断面図である。 図5は、図1のマスタ側ユニットのV−V線での模式的断面図である。 図6は、図2のツール側ユニットのVI−VI線での模式的断面図である。 図7は、図2のツール側ユニットのVII−VII線での模式的断面図である。 図8は、ツールプレートがマスタプレートに取り付けられた際の図4のマスタ側ユニットと図6のツール側ユニットとの嵌合状態を示す模式的断面図である。
以下、本発明の実施形態について適宜図面を参照しつつ詳説する。
本発明の一実施形態に係る流体モジュールは、ツール交換装置に搭載される。
[ツール交換装置]
ツール交換装置は、ロボットアームに取付けられるマスタプレートと、このマスタプレートに着脱可能に装着され、ツールが取付けられるツールプレートとを有する。上記マスタプレートと上記ツールプレートとが操作によって着脱されることでロボットアームには種々のツールを交換して装着できる。
ツール交換装置の着脱構成としては、特に限定されないが、例えば上記ツールプレートが上面に差込凹部を有し、上記マスタプレートが上記差込凹部に差し込み可能な筒状部を有する構成とできる。
[流体モジュール]
当該流体モジュールは、図1に示す板状のマスタ側ユニット1と、図2に示す板状のツール側ユニット2とを有する。マスタ側ユニット1は、上記マスタプレートに配設される。また、ツール側ユニット2は、上記ツールプレートに配設される。図3にツール側ユニット2がツールプレートTに配設された状態を示す。このようにツール側ユニット2がツールの1つとしてツールプレートTに取付ネジ21で固定することで組み込まれることにより、ツールプレートTが全体としてプレート状に構成される。マスタ側ユニット1についても同様にマスタプレートに取付ネジ11で固定することで組み込まれ、マスタプレート全体としてプレート状に構成される。
<マスタ側ユニット>
マスタ側ユニット1は、図4に示すように、第1縦流路12と、第1横流路13と、芯棒14と、第1可動部材15と、第1付勢部材16とを備える。
マスタ側ユニット1では、第1縦流路12、第1横流路13、芯棒14、第1可動部材15及び第1付勢部材16により冷却水を供給あるいは回収する流路が構成される。この冷却水を供給あるいは回収する流路の配設数は冷却を必要とするツールの種類や数に応じて適宜決定される。なお、マスタプレート側からツールプレート側に供給された冷却水は通常マスタプレート側に回収されるので、流路の配設数は2以上が好ましく、偶数であることがより好ましい。例えば図1のマスタプレートでは6つの流路が構成されている。
以下、マスタ側ユニット1の各構成について詳説する。
(第1縦流路)
第1縦流路12は、マスタ側ユニット1の下面側に開口し(図4の開口12aを有し)、厚さ方向に延びる。また、第1縦流路12の下端部12cは、その内径が上端部の内径よりも小さくなるように構成されている。
第1縦流路12の上端には、キャップ17が設けられ、第1縦流路12内を流れる冷却水がマスタ側ユニット1の上面側から漏れ出すことを抑止している。また、このキャップ17は、後述する芯棒14の固定台座を兼ねている。
キャップ17は、着脱可能に構成されることが好ましい。キャップ17を着脱可能に構成することで、芯棒14や第1可動部材15の清掃や交換を容易に行うことができる。この場合、マスタ側ユニット1は、キャップ17を取り外した際にマスタ側ユニット1の上面側、つまり第1縦流路12の上端が開口し、後述する第1可動部材15がマスタ側ユニット1の上面側から第1縦流路12に挿入可能に構成されている。このようにキャップ17を設けることで、第1可動部材15を第1縦流路12に挿入するために例えばマスタ側ユニット1を上下に分割できる構成とする必要がなく、マスタ側ユニット1を小型化し易い。
また、キャップ17は複数の流路に対して一体形成することもできるが、図1に示すように、1つの流路に対して1つのキャップ17が設けられることが好ましい。このように1つの流路に対して1つのキャップ17を設けることで、各流路のメインテナンスを独立して行えるので、マスタ側ユニット1のメインテナンス性を向上させることができる。
マスタ側ユニット1の第1縦流路12を構成する側壁は、樹脂製であることが好ましい。このように側壁を樹脂製とすることで、マスタ側ユニット1、ひいては当該流体モジュールの軽量化を図ることができる。また、冷却水に薬剤が含まれる場合においても流路の側壁の溶解が発生し難いので、当該流体モジュールが耐久性に優れる。
この側壁は、流路ごとに独立して設けることもできるが、図1に示すように、後述する第1横流路13の側壁も兼ねて一体成形されていることが好ましい。つまり、マスタ側ユニット1は、樹脂性の本体18に第1縦流路12及び第1横流路13が設けられた構成とすることが好ましい。このような構成とすることで、当該流体モジュールを小型で耐久性に優れたものとすることができる。
(第1横流路)
第1横流路13は、マスタ側ユニット1の側面側に開口し(図4の開口13aを有し)、第1縦流路12と連通する。
第1横流路13の開口13aは、側面視で芯棒14と重なる高さ、すなわち比較的低い位置に設けられる。また、第1横流路13は、例えば開口13aから斜め下方に延びて第1縦流路12と連通してもよいが、水平方向に延びて第1縦流路12と連通することが好ましい。このように開口13aを位置させ、第1横流路13を水平方向に延ばすことで、マスタ側ユニット1を薄くすることができる。
マスタ側ユニット1は、側面に金属製で板状の第1カバー19をさらに備え、マスタ側ユニット1の第1横流路13の開口13aが第1カバー19に配設されているとよい。第1横流路13の開口13aには、冷却水の供給チューブや回収チューブが接続される。このようにマスタ側ユニット1の第1横流路13の開口13aを金属製の第1カバー19に配設することで、これらのチューブを接続するための強度を確保し易い。
第1カバー19をマスタ側ユニット1の側面に固定する構造は、特に限定されない。上記固定構造として、マスタ側ユニット1が、第1縦流路12を構成する側壁(マスタ側ユニット1の樹脂製の本体18)に、その中心軸が第1カバー19の表面と対向するように埋設される金属棒31と、金属棒31及び第1カバー19を連結するネジ32とをさらに備えるとよい。ネジ32は、本体18を介して第1カバー19を金属棒31に固定する。特にマスタ側ユニット1の本体18を軽量な樹脂製とする場合、このように第1カバー19を本体18に埋設される金属棒31にネジ留めすることで、樹脂製の本体18を割れ難くすることができる。従って、冷却水の供給チューブや回収チューブを接続するための当該流体モジュールの強度を確保し易い。
具体的な構成例について、図5を用いて説明するが、第1カバー19をマスタ側ユニット1の側面に固定する構造は、これに限定されるものではない。図5に示すように、金属棒31は、例えば円柱状又は角柱状とでき、樹脂製の本体18に厚さ方向に埋設される。なお、金属棒31は、第1カバー19の表面と平行であることが好ましい。
また、金属棒31には、ネジ32が螺合するネジ孔31aが形成されている。ネジ孔31aは、ネジ32がマスタ側ユニット1の側面視で第1カバー19の金属棒31と重なる位置から水平方向に向けて螺合し得るように形成されることが好ましい。さらに、ネジ32は、第1カバー19及び本体18の一部をこの順に貫通し、先端部が金属棒31のネジ孔31aと螺合することで、第1カバー19を金属棒31及び第1カバー19に強固に固定する。
1本の金属棒31に対して、ネジ32は1本であってもよいが、複数本(図5では2本)としてもよい。1本の金属棒31に対して複数のネジ32を用いることで、第1カバー19の固定強度が向上するほか、第1カバー19の例えば厚さ方向のガタツキを抑止できる。
また、金属棒31の埋設数としては、1本でもよいが、固定強度向上の観点から複数本(図1では4本)とすることが好ましい。
(芯棒)
芯棒14は、先端が第1縦流路12の開口12aから突出している。芯棒14は第1縦流路12の内側の側周面(内周面)12bとの間に空隙が生じるように、その他端(突出している方とは反対側の端部)がキャップ17に固定されている。
芯棒14は、ツールプレートがマスタプレートに取り付けられる際に後述するツール側ユニット2の第2可動部材26を相対的に下方へ押し下げる固定部を兼ねる。このため、芯棒14には一定の強度が必要であり、例えば金属製とされる。
芯棒14の側周面と第1縦流路12の側周面12bとの間の空隙は冷却水が流れる流路となるため、その太さは、第1縦流路12の径や流れる冷却水量等に応じて適宜決定される。
芯棒14は、柱状部14aを備える。柱状部14aは、ツールプレートがマスタプレートから取り外された際に第1可動部材15の内周面15bと水密に嵌合し、かつ厚さ方向に延びる側周面を有する。
柱状部14aの具体的な構成例について図4を用いて説明するが、柱状部14aの構成は、これに限定されるものではない。図4に示すように、柱状部14aは、芯棒14の先端部に他の部分よりも太くなるように(横断面積が大きくなるように)形成されている。柱状部14aの側周面は、ツールプレートがマスタプレートから取り外された状態(図4の状態)で、第1可動部材15の内周面15bと嵌合するように構成されている。また、柱状部14aの外側の側周面(外周面)と嵌合する第1可動部材15の内周面15bに、Oリング41が設けられており、柱状部14aの側周面と第1可動部材15の内周面15bとの間を水密としている。
柱状部14aの側周面の中心軸方向の長さ(厚さ方向の長さ)は、ツールプレートがマスタプレートに取り付けられる際に第1可動部材15の移動により柱状部14aの側周面が第1可動部材15の内周面15bと接しない状態(図8参照)となるように決定される。つまり、柱状部14aの側周面の中心軸方向の長さは、ツールプレートをマスタプレートに取り付けることで、マスタプレートの下面側から冷却水が供給又は回収できる長さとなるように決定されている。
(第1可動部材)
第1可動部材15は、平面視で第1縦流路12及び芯棒14の間に位置する筒状であり、その外周面15a及び第1縦流路12の側周面12b間を水密に維持しつつ厚さ方向に移動可能に構成される。
第1可動部材15の上端部15cは、第1縦流路12の下端部12cより上方に位置し、その外径が第1縦流路12の下端部12cの内径よりも大きく構成されている。このため、第1可動部材15の上端部15cが第1縦流路12の下端部12cに上方から引っ掛かることにより、第1可動部材15がマスタ側ユニット1から下方へ落下することを抑止している。
第1可動部材15の外周面15aと第1縦流路12の側周面12bとの間の水密構造としては、特に限定されないが、例えば図4に示すように、第1縦流路12の側周面12bに設けられたOリング42を用いる構成とできる。
また、第1可動部材15の内周面15bは、上端部の内径が大きい2段の筒状に構成されており、内径が変化する位置において後述する第1付勢部材16の下端が固定できるようになっている。
(第1付勢部材)
第1付勢部材16は、第1可動部材15を下方へ付勢する。第1付勢部材16としては、例えば図4に示すように、その上端をキャップ17に固定し芯棒14を取り巻くように配設され、その下端により第1可動部材15の上面を下方へ付勢するコイルバネを用いることができる。
第1付勢部材16の付勢力(コイルバネの復元力)は、ツールプレートがマスタプレートから取り外された際に第1可動部材15の内周面15bが芯棒14の柱状部14aの側周面と水密に嵌合した状態に固定できるように調整されている。
<ツール側ユニット>
ツール側ユニット2は、図6に示すように、フローティング部22を備える。また、ツール側ユニット2は、このフローティング部22に、突出部23と、第2縦流路24と、第2横流路25と、第2可動部材26と、第2付勢部材27と、爪部28とを備える。
ツール側ユニット2では、突出部23、第2縦流路24、第2横流路25、第2可動部材26及び第2付勢部材27により冷却水を供給あるいは回収する流路が構成される。ツールプレートがマスタプレートに取り付けられる際、ツール側ユニット2に構成される流路は、それぞれマスタ側ユニット1で構成される流路と連通するように配設される。つまり、ツール側ユニット2の流路の配設数は、マスタ側ユニット1の流路の配設数と同数である。
以下、ツール側ユニット2の各構成について詳説する。
(フローティング部)
フローティング部22は、水平方向に可動に構成されている。
フローティング部22の可動機構としては、特に限定されないが、例えば図7に示すように構成することができる。図7に示す可動機構では、ツール側ユニット2が、ツール側ユニット2の非可動部である基台20に筒状に突出して設けられたネジ留め20aと、このネジ留め20aの内側に螺合するネジ20bとを備える。また、フローティング部22は、筒状のネジ留め20aをその外周面が覆われるように嵌め込むことができる貫通孔22aを有する。
この貫通孔22aの内径は、ネジ留め20aの外径よりも大きく、かつネジ20bの頭部の外径よりも小さい径とされる。貫通孔22aの内径をこのような径とすると、貫通孔22aの内径がネジ留め20aの外径よりも大きいので、その径の差の範囲でフローティング部22は水平方向に移動可能である。また、貫通孔22aの内径がネジ20bの頭部の外径よりも小さいので、フローティング部22を筒状のネジ留め20aに嵌め込み、ネジ20bでネジ留めすると、フローティング部22はツール側ユニット2の厚さ方向(上下方向)の移動が制約され、フローティング部22が基台20から脱落することも抑止できる。なお、ネジ20bでネジ留めしてもフローティング部22の水平移動は拘束されない。フローティング部22の水平移動を非拘束とする方法としては、特に限定されないが、ネジ20bのねじ込みを調整する方法や、例えばネジ留め20aを貫通孔22aの表面より高くする方法等が挙げられる。
貫通孔22aの内径とネジ留め20aの外径との差は、必要な可動量に応じて適宜決定されるが、例えば1mm以上5mm以下とできる。つまり、フローティング部22の可動量としては、1mm以上5mm以下が好ましい。
(突出部)
突出部23は、柱状であり、ツール側ユニット2の上面から突出して設けられている。
突出部23は、上面に開口23aを有し、後述する第2縦流路24の開口を構成している。上述のようにツールプレートがマスタプレートに取り付けられる際、ツール側ユニット2に構成される流路は、それぞれマスタ側ユニット1で構成される流路と連通するように配設されるから、突出部23は、ツールプレートがマスタプレートに取り付けられる際にマスタ側ユニット1で構成される流路と対応する位置に配設される。
(第2縦流路)
第2縦流路24は、突出部23の開口23aから厚さ方向に延びる。つまり、第2縦流路24は、ツール側ユニット2の上面側に開口し厚さ方向に延びる。
第2縦流路24の内径は、マスタ側ユニット1の第1可動部材15と嵌合可能に決定されている。また、第1可動部材15と嵌合する第2縦流路24の内周面にOリング43が設けられている。この構成により、ツールプレートがマスタプレートに取り付けられた際に、ツール側ユニット2の第2縦流路24が第1可動部材15の外周面と水密に嵌合する。なお、第1可動部材15は、第2縦流路24の内周面に形成された後述する爪部28により押し上げられるため、第2縦流路24の内周面のうち、第1可動部材15と嵌合するのは爪部28より上側の内周面である。従って、Oリング43は爪部28よりも上部に配設される。
また、ツール側ユニット2の第2縦流路24は、ツールプレートがマスタプレートに取り付けられた際に、爪部28により第1可動部材15が相対的に押し上げられ、マスタ側ユニット1の第1縦流路12と連通可能に構成されている。
上述のように突出部23及び第2縦流路24は、フローティング部22に構成されているので、ツール側ユニット2の第2縦流路24の開口23aは、フローティング部22に配設されている。このようにフローティング部22に、第2縦流路24の開口23aを配設することで、ツールプレートがマスタプレートに取り付けられる際にツール側ユニット2の第2縦流路24の開口23aが水平方向に移動できるので、ツール側ユニット2の第2縦流路24とマスタ側ユニット1の第1縦流路12とを連通し易くできる。
ツール側ユニット2の第2縦流路24は、上端部24aの内周面が、この第2縦流路24の開口23aに向かって拡径する逆テーパー状に形成されているとよい。このように上端部24aの内周面を逆テーパー状に形成することで、ツール側ユニット2の第2縦流路24がマスタ側ユニット1の第1縦流路12と連通するようにフローティング部22を移動し易くできる。
ツール側ユニット2の第2縦流路24を構成する側壁、つまりフローティング部22は、樹脂製であることが好ましい。このように側壁を樹脂製とすることで、ツール側ユニット2、ひいては当該流体モジュールの軽量化を図ることができる。また、冷却水に薬剤が含まれる場合においても流路の側壁の溶解が発生し難いので、当該流体モジュールが耐久性に優れる。
(第2横流路)
第2横流路25は、ツール側ユニット2の側面側に開口し(図6の開口25aを有し)、第2縦流路24と連通する。
第2横流路25の開口25aは、側面視でツール側ユニット2の第2可動部材26と重なる高さ、すなわち比較的低い高さ位置に設けられる。また、第2横流路25は、例えば開口25aから斜め上方に延びて第2縦流路24と連通してもよいが、水平方向に延びて第2縦流路24と連通することが好ましい。このように開口25aを比較的低い高さ位置に位置させ、第2横流路25を水平方向に延ばすことで、ツール側ユニット2を薄くすることができる。
ツール側ユニット2は、側面に金属製で板状の第2カバー29をさらに備え、ツール側ユニット2の第2横流路25の開口25aが第2カバー29に配設されているとよい。具体的には、第2カバー29は、フローティング部22の側面に配設されるとよい。第2横流路25の開口25aには、冷却水の供給チューブや回収チューブが接続される。このようにツール側ユニット2の第2横流路25の開口25aを金属製の第2カバー29に配設することで、これらのチューブを接続するための強度を確保し易い。
第2カバー29をツール側ユニット2の側面に固定する構造は、特に限定されない。上記固定構造として、ツール側ユニット2が、第2縦流路24を構成する側壁(樹脂製のフローティング部22)に、その中心軸が第2カバー29の表面と対向するように埋設される金属棒と、金属棒及び第2カバー29を連結するネジとをさらに備えるとよい。ネジは、フローティング部22を介して第2カバー29を金属棒に固定する。特にツール側ユニット2のフローティング部22を軽量な樹脂製とする場合、このように第2カバー29をフローティング部22に埋設される金属棒にネジ留めすることで、樹脂製のフローティング部22を割れ難くすることができる。従って、冷却水の供給チューブや回収チューブを接続するための当該流体モジュールの強度を確保し易い。具体的な構成としては、マスタ側ユニット1の第1カバー19を固定する構造と同様の構造とできる。
(第2可動部材)
第2可動部材26は、第2縦流路24内に配設され、厚さ方向に移動可能に構成される。第2可動部材26は、ツールプレートがマスタプレートから取り外された際に、ツール側ユニット2の第2縦流路24を水密に封止し、かつ第2可動部材26の上面がツール側ユニット2の上面よりも下方に位置するように構成されている。ここで、「ツール側ユニット2の上面」とは、突出部23の周囲の面を指すものとする。
第2可動部材26の具体的な構成として、第2可動部材26は、例えば後述する爪部28に下方から第2縦流路24を封止するように接することが可能な頭部を有する柱状とできる。上記頭部は、図6に示すように、上方へ向かって縮径するテーパー状とするとよい。上記頭部をテーパー状とすることで第2縦流路24を封止し易くできる。第2縦流路24を水密に封止する構成としては、特に限定されないが、例えば上記頭部のテーパー状の部分で爪部28に接する位置にOリング44を用いる構成が挙げられる。
また、第2可動部材26は、下面に後述する第2付勢部材27を挿入可能な凹部を有する。この凹部に第2付勢部材27を挿入することで、後述する第2付勢部材27の上端が固定できるようになっている。
第2可動部材26は、その頭部が爪部28に接しない位置に移動した状態(図8参照)において、その外径が、第2縦流路24の内径よりも小さくなるように構成されている。つまり、頭部が爪部28に接していない位置に移動した状態においては、第2縦流路24の内周面と第2可動部材26の外周面との間に、冷却水が流れる流路が形成され、第2縦流路24の開口23aから冷却水の供給又は回収が行える。
当該流体モジュールでは、第2可動部材26の上面をツール側ユニット2の上面よりも下方に位置するように構成することで、第2可動部材26が第2縦流路24を水密に封止した状態(図6参照)において、この第2可動部材26の上面より上方に凹部が形成される。ツールプレートがマスタプレートから取り外される際、液だれ等により流路外に漏れ出た少量の冷却水は、下方にあるツールプレート、つまりツール側ユニット2側に落下するので、この凹部に蓄えることができる。従って、当該流体モジュールでは、漏れ出た冷却水がツール側ユニット2の上面を伝って、例えばツールプレートに搭載された他のモジュールを濡らしてしまうことを抑止できる。
ツール側ユニット2の上面と第2可動部材26の上面との高さ位置の差(高低差)の下限としては、1mmが好ましく、2mmがより好ましい。一方、上記高低差の上限としては、5mmが好ましく、4mmがより好ましい。上記高低差が上記下限未満であると、上記凹部の体積が不足し漏れ出た冷却水の蓄積効果が不十分となるおそれや、上記凹部の体積を確保するため突出部23の高さを大きくする必要が生じツール側ユニット2が大型化するおそれがある。逆に、上記高低差が上記上限を超えると、第2縦流路24を長くする必要が生じツール側ユニット2が大型化するおそれがある。
(第2付勢部材)
第2付勢部材27は、第2可動部材26を上方へ付勢する。第2付勢部材27としては、例えば図6に示すように、その下端を第2縦流路24の下端に設けられた凹部に固定し、第2可動部材26の下面の凹部に挿入された上端により第2可動部材26を付勢するコイルバネを用いることができる。
第2付勢部材27の付勢力(コイルバネの復元力)は、ツールプレートがマスタプレートから取り外された際に第2可動部材26の頭部が爪部28に下方から接し、第2縦流路24を水密に封止した状態に固定できるように調整されている。
(爪部)
爪部28は、ツールプレートがマスタプレートに取り付けられる際にマスタ側ユニット1の第1可動部材15と当接することにより第1可動部材15を相対的に上方へ押し上げる(図8参照)。また、爪部28は、上述のように第2可動部材26の頭部に上方から当接することにより第2縦流路24を水密に封止する。
爪部28は、図6に示すように、例えば第2縦流路24の内周面の全周に亘って、内方へ突出するように設けられる。爪部28の形状は特に限定されないが、第1可動部材15を上方へ押し上げ易いように上面は水平面であるとよい。また、爪部28の下面は、第2可動部材26の頭部と接し、第2縦流路24を封止し易いように、第2可動部材26の頭部と対応する形状であるとよい。例えば第2可動部材26の頭部が上方へ向かって縮径するテーパー状である場合、爪部28の下面は、第2可動部材26の頭部のテーパー角と同等の角度で上方へ向かって縮径するテーパー状とするとよい。
<流路の形成>
上述のようにツールプレートがマスタプレートに取り付けられた際に、マスタ側ユニット1の第1縦流路12とツール側ユニット2の第2縦流路24とは連通し、マスタ側ユニット1の第1横流路13の開口13aとツール側ユニット2の第2横流路25の開口25aとを結ぶ流路が形成される。図8を用いて、ツールプレートがマスタプレートに取り付けられた際の流路の形成について説明する。
マスタ側ユニット1の芯棒14は、第1縦流路12の開口12aから突出して固定されている。このため、ツールプレートがマスタプレートに取り付けられる際、芯棒14は、ツール側ユニット2の第2縦流路24を水密に封止している第2可動部材26を相対的に下方へ押し下げる。これによりツール側ユニット2の第2横流路25の開口25aと第2縦流路24の開口23aとの間に流路が形成される。
また、ツールプレートがマスタプレートに取り付けられる際、まずツールプレートをマスタプレートに差し込んでいくと、マスタ側ユニット1の第1可動部材15は、その外周面15aがツール側ユニット2の第2縦流路24の内周面と水密に嵌合する。これによりマスタ側ユニット1の第1縦流路12とツール側ユニット2の第2縦流路24とは水密に接続される。
さらにツールプレートを差し込むと、図8に示すように、第1可動部材15は第2縦流路24の内周面と水密に嵌合したまま、爪部28により相対的に上方へ押し上げられる。ツールプレートのマスタプレートへの取り付けが完了した際、第1可動部材15の移動により柱状部14aの側周面は、第1可動部材15の内周面15bと接しない状態となるので、マスタ側ユニット1の第1横流路13の開口13aと第1縦流路12の開口12aとの間に流路が形成される。
以上のようにして、マスタ側ユニット1の第1縦流路12とツール側ユニット2の第2縦流路24とは水密に接続され、第1縦流路12及び第2縦流路24をそれぞれ封止していた第1可動部材15及び第2可動部材26が移動して封止を解除するので、マスタ側ユニット1の第1横流路13の開口13aとツール側ユニット2の第2横流路25の開口25aとを結ぶ流路が形成される。
なお、ツールプレートがマスタプレートから取り外される際は、図6に示すように、マスタ側ユニット1の芯棒14によるツール側ユニット2の第2可動部材26の押し下げが解除される。このとき、第2可動部材26は、第2付勢部材27により上方に押し上げられ、爪部28に下方から第2縦流路24を封止するように接する。
また、ツールプレートがマスタプレートから取り外される際、ツール側ユニット2の爪部28によるマスタ側ユニット1の第1可動部材15の押し上げが解除される。このとき、第1可動部材15は、第1付勢部材16により下方に押し下げられ、第1可動部材15の内周面15bが柱状部14aの側周面と水密に嵌合する。これにより第1縦流路12が封止される。
従って、ツールプレートがマスタプレートに取り付けられた際にマスタ側ユニット1の第1縦流路12とツール側ユニット2の第2縦流路24とは連通し、マスタプレート及びツールプレート間で、冷却水の供給及び回収が可能となる。一方、ツールプレートがマスタプレートから取り外された際は、第1縦流路12及び第2縦流路24はそれぞれ封止され、冷却水が漏れ出ることを抑止できる。
<利点>
当該流体モジュールでは、ツールプレートがマスタプレートから取り外された際に第1可動部材15の内周面15bと水密に嵌合し、かつ厚さ方向に延びる側周面を有する柱状部14aを芯棒14が備える。つまり、ツールプレートがマスタプレートから取り外される際に第1可動部材15の内周面15bと柱状部14aの側周面とは接触しながら嵌合する。このため、仮に柱状部14aの側周面と嵌合する第1可動部材15の内周面15bに冷却水に含まれる異物が付着していたとしても、上記異物は、第1可動部材15と柱状部14aとが嵌合する際に柱状部14aの側周面により押し出され易い。従って、当該流体モジュールは、第1可動部材15の内周面15bと柱状部14aの側周面との間に異物が挟まれ難いので、ツールプレートをマスタプレートから取り外した際に異物に起因する冷却水の漏出が発生し難い。また、当該流体モジュールは、芯棒14の外側を冷却水が流れるように流路が構成されている。このため、当該流体モジュールでは、第1横流路13が芯棒14の上端よりも低い位置で第1縦流路12と連通しても冷却水が流れる流路を確保できる。従って、当該流体モジュールは、厚さ方向の流路を短くできるので、小型化できる。
[その他の実施形態]
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、上記態様の他、種々の変更、改良を施した態様で実施することができる。
上記実施形態では、マスタ側ユニットの縦流路を構成する側壁に金属棒が厚さ方向に沿って埋設される場合を説明したが、金属棒の埋設方向は、その中心軸が第1カバーの表面と対向する限り、厚さ方向に限定されるものではない。例えば金属棒を水平方向に埋設することも可能である。ツール側ユニットの縦流路を構成する側壁に埋設される金属棒についても、同様である。
上記実施形態では、ツール側ユニットが突出部を備える場合を説明したが、突出部は必須の構成要件ではなく、省略可能である。この場合、ツール側ユニットの縦流路の開口は、例えばツール側ユニットの上面に配設することができる。
上記実施形態では、ツール側ユニットの第2可動部材の上端がツール側ユニットの上面よりも下方に位置するように構成されている場合を説明したが、例えば第2可動部材の上端は、ツール側ユニットの上面と面一に構成することも可能である。このような構成を有する流体モジュールも本発明の意図するところである。
また、上記実施形態では、ツール側ユニットが第2可動部材を備える場合を説明したが、第2可動部材は必須の構成要件ではない。例えばマスタ側ユニットからツール側ユニットへ冷却水を供給する場合においては、供給されるツール側ユニットでの漏水が少ない場合には、第2可動部材を省略することもできる。この場合、第2付勢部材も不要であるので、合わせて省略することができる。
上記実施形態では、ツール側ユニットが第2横流路を備える場合を説明したが、第2横流路は必須の構成要件ではない。例えばツール側ユニットの下面にも開口を設け、ツール側ユニットの上面の開口と下面の開口との間に第2縦流路を設ける構成とすることもできる。
本発明の流体モジュールは、ツールプレートをマスタプレートから取り外した際に冷却水の漏出が発生し難く、かつ小型化可能である。
1 マスタ側ユニット
11 取付ネジ
12 第1縦流路
12a 開口
12b 側周面
12c 下端部
13 第1横流路
13a 開口
14 芯棒
14a 柱状部
15 第1可動部材
15a 外周面
15b 内周面
15c 上端部
16 第1付勢部材
17 キャップ
18 本体
19 第1カバー
2 ツール側ユニット
20 基台
20a ネジ留め
20b ネジ
21 取付ネジ
22 フローティング部
22a 貫通孔
23 突出部
23a 開口
24 第2縦流路
24a 上端部
25 第2横流路
25a 開口
26 第2可動部材
27 第2付勢部材
28 爪部
29 第2カバー
31 金属棒
31a ネジ孔
32 ネジ
41、42、43、44 Oリング
T ツールプレート

Claims (3)

  1. ロボットアームに取付けられるマスタプレートと、このマスタプレートに着脱可能に装着され、ツールが取付けられるツールプレートとを有するツール交換装置に搭載される流体モジュールであって、
    上記マスタプレートに配設される板状のマスタ側ユニットと、上記ツールプレートに配設される板状のツール側ユニットとを有し、
    上記マスタ側ユニットが、
    その下面側に開口し厚さ方向に延びる縦流路と、
    その側面側に開口し上記縦流路と連通する横流路と、
    先端が上記縦流路の開口から突出し、上記縦流路の側周面との間に空隙が生じるように固定される芯棒と、
    平面視で上記縦流路及び上記芯棒の間に位置する筒状であり、その外周面及び上記縦流路の側周面間を水密に維持しつつ厚さ方向に移動可能に構成される可動部材と、
    上記可動部材を下方へ付勢する付勢部材と、
    上記縦流路の一方の端部を封止すると共に上記芯棒の固定台座となる着脱可能なキャップと
    を備え、
    上記ツール側ユニットが、
    その上面側に開口し厚さ方向に延びる縦流路と、
    上記ツールプレートが上記マスタプレートに取り付けられる際に当接することによりこの可動部材を相対的に上方へ押し上げる爪部と
    を備え、
    上記ツールプレートが上記マスタプレートに取り付けられた際に上記ツール側ユニットの縦流路が上記可動部材の外周面と水密に嵌合しつつ上記マスタ側ユニットの縦流路と連通可能に構成され、
    上記ツールプレートが上記マスタプレートから取り外された際に上記可動部材の内周面と水密に嵌合し、かつ厚さ方向に延びる側周面を有する柱状部を上記芯棒が備え
    上記マスタ側ユニットの縦流路を構成する側壁及び上記ツール側ユニットの縦流路を構成する側壁が樹脂製であり、
    上記マスタ側ユニットが、側面に金属製で板状のカバーをさらに備え、
    上記マスタ側ユニットの横流路の開口が上記カバーに配設され、
    上記マスタ側ユニットの縦流路を構成する側壁に、その中心軸が上記カバーの表面と対向するように埋設される金属棒と、
    上記金属棒及び上記カバーを連結するネジと
    をさらに備える流体モジュール。
  2. 上記ツール側ユニットが、水平方向に可動するフローティング部をさらに備え、
    上記フローティング部に、上記ツール側ユニットの縦流路の開口が配設されている請求項1に記載の流体モジュール。
  3. 上記ツール側ユニットの縦流路上端部の側周面が、この縦流路の開口に向かって拡径する逆テーパー状に形成されている請求項に記載の流体モジュール。
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