JPH10245162A - エレベータ駆動用モータの冷却ファン制御装置 - Google Patents

エレベータ駆動用モータの冷却ファン制御装置

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Publication number
JPH10245162A
JPH10245162A JP9053331A JP5333197A JPH10245162A JP H10245162 A JPH10245162 A JP H10245162A JP 9053331 A JP9053331 A JP 9053331A JP 5333197 A JP5333197 A JP 5333197A JP H10245162 A JPH10245162 A JP H10245162A
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JP
Japan
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cooling fan
motor
elevator
control device
fan
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Application number
JP9053331A
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English (en)
Inventor
Junji Takeda
順二 竹田
Akira Sawada
彰 澤田
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Toshiba Corp
Toshiba Elevator Engineering Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Elevator Engineering Corp
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B50/00Energy efficient technologies in elevators, escalators and moving walkways, e.g. energy saving or recuperation technologies

Abstract

(57)【要約】 【課題】 必要なモータの冷却を確保しつつ、サーマル
センサを設置した場合と同等以上の電力消費及びカゴ内
騒音の抑制を図るとともに、配線数を少なくし低コスト
化を図るエレベータ駆動用モータの冷却ファン制御装置
を提供する。 【解決手段】 ファン手段を回転させることによりエレ
ベータ駆動用モータを冷却する冷却ファン制御装置にお
いて、ファン手段を回転させるモータの固定子側コイル
11の抵抗値変化に基づき、エレベータ駆動用モータの
温度変化を検出する検出手段12,13,14,15,
17を備えたエレベータ駆動用モータの冷却ファン制御
装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、つるべ式リニアモ
ータエレベータ等のエレベータ駆動用モータの冷却ファ
ン制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】エレベータは回転モータやリニアモータ
等で駆動されるが、その駆動用モータはかなり発熱する
ので冷却が必要である。したがって、従来からエレベー
タ駆動用モータには冷却ファンによる冷却が行われてい
る。
【0003】一般に、つるべ式リニアモータエレベータ
等のモータ冷却ファンの運転は以下の三つの方法の何れ
かで行われる場合が多い。まず、モータ冷却ファンを常
時運転状態にする方法である。また、エレベータの運転
停止後に一定時間運転し、自動的に停止させる方法であ
る。あるいは、サーマルセンサ等でリニアモータ部の温
度上昇を検出し、それにより冷却ファンの稼働・休止を
制御する方法である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の方法では、以下のような不都合がある。まず、
常時運転状態にする方法では、たとえモータの発熱が小
さい場合でも不必要にファンが運転し続けることにな
る。このため、電力消費も上昇し、風冷ファンの運転音
がカゴ内に騒音として伝わる場合がある。
【0005】次に、冷却ファンを所定時間運転する方法
では、モータの冷却が十分でない場合でも冷却ファンが
停止してしまう。さらに、冷却ファンの稼働・休止を制
御する方法では、冷却ファンは冷却が必要な期間だけ連
続で回り続けるが、この場合にも、風冷ファンの運転音
がカゴ内に騒音として影響することがある。さらに、サ
ーマルセンサ等を設置するために配線数も増えることに
なり、機構的にも複雑なものとなる。また、サーマルセ
ンサ等の高価な部品を多数使用するため、この方法はコ
スト的にも値段がアップするものである。
【0006】本発明は、このような実情を考慮してなさ
れたもので、必要なモータの冷却を確保しつつ、サーマ
ルセンサを設置した場合と同等以上の電力消費及びカゴ
内騒音の抑制を図るとともに、配線数を少なくし低コス
ト化を図るエレベータ駆動用モータの冷却ファン制御装
置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に対応する発明は、ファン手段を回転させ
ることによりエレベータ駆動用モータを冷却する冷却フ
ァン制御装置において、ファン手段を回転させるモータ
の固定子側コイルの抵抗値変化に基づき、エレベータ駆
動用モータの温度変化を検出する検出手段を備えたエレ
ベータ駆動用モータの冷却ファン制御装置である。
【0008】本発明は、このような手段を設けたことに
より、エレベータ駆動用モータの動作による周囲の温度
上昇、及び停止による温度降下を検出することができ
る。つまり、冷却ファンはエレベータ駆動用モータを冷
却すべく、その近辺に設けられるので、冷却ファン自体
がエレベータ駆動用モータの温度状況を反映することな
る。
【0009】したがって、冷却ファンに設けられるその
モータ用のコイルの温度もエレベータ駆動用モータの温
度変化に応じて変化する。コイルは一般にはその温度変
化に応じて抵抗値が変化するので、このコイルの抵抗値
変化を捉えてエレベータ駆動用モータの温度変化を検出
しようとするものである。
【0010】このようにして、現実のエレベータ駆動用
モータの温度状況に対応し、かつ配線数の少ない低コス
トなエレベータ駆動用モータの冷却ファン制御装置を実
現することができる。
【0011】また、請求項2に対応する発明は、請求項
1に対応する発明において、検出手段の検出結果に基づ
き、ファン手段の動作を制御する動作制御手段を備えた
エレベータ駆動用モータの冷却ファン制御装置である。
【0012】本発明は、このようにファン手段の動作を
制御する動作制御手段を設けたので、エレベータ駆動用
モータの温度状況に応じてファン手段の動作を確実に制
御することができ、これにより請求項1に対応する発明
と同様な作用効果を確実に奏することができる。
【0013】さらに、請求項3に対応する発明は、請求
項2に対応する発明において、動作制御手段は、検出手
段の検出結果に基づいてファン手段を動作させるとき
に、その回転動作を一定期間のみ行い、当該回転動作終
了後に、再び検出手段の検出結果に基づいて前記ファン
手段の回転動作を行うか否かを判断するエレベータ駆動
用モータの冷却ファン制御装置である。
【0014】本発明は、このような手段を設けたので、
請求項2に対応する発明と同様な作用効果を確実に奏す
ることができる。さらにまた、請求項4に対応する発明
は、請求項1〜3に対応する発明において、検出手段
は、固定子側コイルを用いたブリッジ回路が設けられ、
そのブリッジ回路の中性点間の電位差を検出することで
温度変化を検出するエレベータ駆動用モータの冷却ファ
ン制御装置である。
【0015】本発明は、このような手段を設けたので、
請求項2に対応する発明と同様な作用効果を確実に奏す
ることができる。一方、請求項5に対応する発明は、請
求項1〜3に対応する発明において、検出手段は、固定
子側コイルを用いたブリッジ回路が設けられ、そのブリ
ッジ回路の中性点間の電位差を検出することで前記温度
変化を検出し、動作制御手段は、中性点間に設けられた
継電器によりファン手段の動作及び停止を制御するエレ
ベータ駆動用モータの冷却ファン制御装置である。
【0016】本発明は、このような手段を設けたので、
請求項2に対応する発明と同様な作用効果を確実に奏す
ることができる。また、請求項6に対応する発明は、請
求項1〜5に対応する発明において、ファン手段を回転
させるモータには、交流電源駆動による誘導電動機又は
同期電動機を用いるエレベータ駆動用モータの冷却ファ
ン制御装置である。本発明は、このような手段を設けた
ので、請求項1又は2に対応する発明と同様な作用効果
を確実に奏することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。 (発明の第1の実施の形態)図1は本発明の実施の形態
に係るエレベータ駆動用モータの冷却ファン制御装置を
適用させたつるべ式リニアモータ駆動エレベータの概略
構成図である。
【0018】同図に示すつるべ式リニアモータ駆動エレ
ベータは、オーバーヘッドシーブ4に跨がって設けられ
たエレベータケーブル8の各端部にカゴ室5とつり合い
重り7が設けられてなっている。
【0019】つり合い重り7には、リニアモータが設け
られている。さらにこのリニアモータの固定子と移動子
のそれぞれに対し、誘導電動機又は同期電動機を用いた
モータによりファン手段が回転駆動されてなるリニアモ
ータ冷却用風冷ファン1(以下、冷却ファン1と略す
る)が設けられている。
【0020】冷却ファン1の固定子側コイルから引き出
された電線2が制御装置6の制御盤側ブリッジ回路に接
続されている。また、つり合い重り7からは、この電線
2を含む電線・テールコード等のケーブル3が引き出さ
れ、制御装置6に接続されている。
【0021】図2は本実施形態のエレベータ駆動用モー
タの冷却ファン制御装置の主要部の構成を示す回路図で
ある。同図では制御盤側・C/W側にわたるブリッジ回
路構成が示されるが、制御盤側は図1の制御盤6に対応
し、C/W側はここでは図1のつり合い重り7に対応し
ている。
【0022】つり合い重り7における冷却ファン1を駆
動するモータの冷却ファン固定子側コイル11から引き
出された各電線2が制御盤6内の継電器接点スイッチ1
9の各一端19aに接続されている。継電器接点スイッ
チ19の一方の各他端19bには冷却ファン駆動用交流
電源16が接続され、他方の各他端19cにはブリッジ
回路が接続されている。この継電器接点スイッチ19
は、タイマ付継電器15の動作により冷却ファン駆動用
交流電源16とブリッジ回路と間の切り換えが行われ
る。
【0023】ブリッジ回路は、継電器接点スイッチ19
の他方の他端19cの一つにコイル12、13、14が
直列に接続され、さらにコイル14の一端が他の他端1
9cのもう一つに接続されている。コイル12,13間
にブリッジ回路用直流電源17の正極が接続され、その
負極が継電器接点スイッチ19の他方の他端19cのも
う一つに接続されている。さらに、コイル13,14間
にタイマ付継電器15の一端が接続され、他端が継電器
接点スイッチ19の他方の他端19cのもう一つに接続
され、ブリッジ回路をなしている。
【0024】タイマ付継電器15は、所定値以上の電流
が流れると、継電器接点スイッチ19において、一端1
9aの接続先を、他方の他端19cから一方の他端19
bへ所定時間Tほどを切り換えるようになっている。な
お、通常の状態では、一端19aと他方の他端19cと
が接続されている。
【0025】図3は冷却ファン固定子側コイルのリニア
モータ放熱条件と冷却ファン稼動による温度変化を表す
曲線を示す図である。同図は、冷却ファン1の設置部、
さらに具体的には冷却ファン固定子側コイル11におけ
る温度時間変化を示している。温度変化21は、リニア
モータが稼働することによって生じる加熱と冷却ファン
による冷却との熱バランス,すなわちリニアモータ放熱
条件のみによって生じる温度変化である。一方、温度変
化22は、このリニアモータ放熱条件に冷却ファン1自
体の動作による加熱分を加えた条件により生じる温度変
化である。したがって、斜線部は冷却ファン稼動による
温度上昇分23を示している。
【0026】一方、同図中温度点aとなる閾値レベル
は、タイマ付継電器15が動作する所定電流値に対応す
るレベルである。この閾値レベルについてさらに詳しく
説明すると、a点は、リニアモータの温度上昇を抑制す
るために設定された冷却ファンON−OFFの基準温度
となっている。冷却ファン固定子側コイル11の温度と
そのコイル抵抗値は対応しているので、これを利用し
て、図3−a点で冷却ファン1のON・OFFを行うよ
うする。つまり冷却ファン固定子側コイル抵抗値の温度
変化特性に基づき、冷却ファン固定子側コイル11のコ
イル抵抗値を設定し、さらにブリッジ回路の各コイル1
2,13,14を設定する。
【0027】つまり、リニアモータによる温度上昇とフ
ァンの稼働による温度上昇を区別できるように、冷却フ
ァン稼働のみによる固定子側コイルの温度上昇特性や飽
和点を調べ、これにより、リニアモータのみによる温度
上昇分に値する抵抗値分を求める。そして、この抵抗値
分を考慮することで、温度変化22に対応する冷却ファ
ン固定子側コイル11の抵抗値が、図3−a点基準温度
における抵抗値になったときに、ブリッジ回路の中性点
間に電位差が生じるように各部が設定されている。その
電位差はタイマ付継電器15の最小動作電圧となるよう
に選定される。
【0028】このため、同図に示される各動作点24
は、タイマ付継電器15の接点スイッチ19の動作し得
る時点を示している。また各動作点24は、タイマ動作
による継電器15の切換え所定時間T間隔となってい
る。
【0029】つまり、冷却ファン1のON・OFF条件
は、冷却ファン稼働による温度上昇分を含めた温度変化
22に基づいて設定されている。次に、以上のように構
成された本発明の実施の形態に係るエレベータ駆動用モ
ータの冷却ファン制御装置の動作について説明する。
【0030】まず、エレベータが動作し、図1に示すリ
ニアモータ7が稼動すると、リニアモータ放熱条件にし
たがって冷却ファン1に温度変化が生じる。このような
冷却ファンの温度が変化に応じて、図2に示す冷却ファ
ン固定子側コイル11の温度が変化し、コイル抵抗値も
変化する。
【0031】ここでは、この冷却ファン固定子側コイル
11の温度が図3に示すように変化する場合で説明をす
る。リニアモータ放熱条件による固定子側コイル11の
温度上昇が時点t0で図3−a点に達すると、図2に示
すタイマ付継電器5の接点スイッチ19がファン駆動用
交流電源16側にONし、冷却ファン1が稼動する。
【0032】所定時間Tが経過し時点t1になると、接
点スイッチ19は一旦OFFとなり、ブリッジ回路側1
9cに接続される。しかし、図3に示すように、まだ温
度が高く、固定子側コイル11の抵抗値が未だタイマ付
継電器5の動作条件を満たしているので、すぐに接点ス
イッチ19がファン駆動用交流電源16側にONし、冷
却ファン1は稼動し続ける。
【0033】さらに、時点t2になると、エレベータが
停止する等しリニアモータ放熱条件による温度変化21
からすると、冷却ファン1をOFFする条件が満たされ
ているかのように見える。しかし、ここで冷却ファン自
体の稼動による温度上昇分23を考慮しなければならな
い。したがって、たとえリニアモータ放熱条件による温
度変化21のレベルが基準値a点以下に復帰していて
も、冷却ファン稼動による温度上昇まで考慮した温度変
化22のレベルはa点よりも高いため、時点t2におい
て冷却ファン1は一旦OFFののち、すぐに再びONと
なる。
【0034】次に、時点t3になると、冷却ファン稼動
による加熱分を考慮した温度変化22もa点を下回って
いるので、冷却ファン1は完全にOFFとなる。図3で
は、その後再びエレベータが動作し、時点t4において
冷却ファン1がONとなり、時点t4〜t10,...
と冷却ファンが稼動し続けている。
【0035】このようにして、冷却ファン1による温度
上昇分を含めたものが、基準値以下に復帰した場合に冷
却ファン1がOFFされるため、リニアモータがある程
度余裕をもって冷却され、また、次の冷却ファン1のO
N−OFFタイミングまでの期間にも余裕をもたすこと
ができる。
【0036】上述したように、本発明の実施の形態に係
るエレベータ駆動用モータの冷却ファン制御装置は、冷
却ファンの固定子側コイル11をブリッジ回路の一部と
して用い、冷却ファン1の固定子側コイル11の温度上
昇による抵抗値の変化を利用してリニアモータの温度検
出をするようにしたので、リニアモータひいては固定子
側コイル11の温度変化がそのコイル抵抗値変化として
捉えられ、適切かつ確実にリニアモータの温度変化を検
出できるとともに、サーマルセンサや余分な配線を不要
として、省スペース化、コストダウンを図ることができ
る。
【0037】また、そのブリッジ回路の中性点間にタイ
マ付継電器15を設け、冷却ファン1の動作による温度
上昇を含めた固定子側コイル11の温度が基準温度であ
るa点以上になるときに、これにより生じるブリッジ回
路中性点間の電位差に基づきタイマ付継電器15がスイ
ッチを切換え、冷却ファンを動作させるようにしたの
で、冷却ファンの無駄な動作による電力浪費を抑制する
ことができ、リニアモータの冷却を効率よく行うことが
できる。また、不要な動作がないので、不必要なカゴ内
騒音を抑制することができる。
【0038】さらに、上記切換により固定子側コイル1
1の接続がブリッジ回路から冷却ファン駆動用交流電源
16への直接接続に切り換わるようにしたので、冷却フ
ァン制御用の別配線も不要とすることができる。 (発明の第2の実施の形態)本発明の第2の実施の形態
に係るエレベータ駆動用モータの冷却ファン制御装置
は、第1の実施形態と同様な図1に示すつるべ式リニア
モータ駆動エレベータに適用される。
【0039】図4は本発明の第2の実施の形態のエレベ
ータ駆動用モータの冷却ファン制御装置の主要部の構成
を示す回路図であり、図2と同一部分には同一符号を付
して説明を省略し、ここでは異なる部分についてのみ述
べる。
【0040】図2に示すように、制御盤6には、図2の
継電器接点スイッチ19に代えて、マイコン等からなる
制御回路38からの出力によりON−OFFを行う切換
スイッチ33が設けられている。その各端子33a,3
3b,33cは、継電器接点スイッチ19の各端子19
a,19b,19cと同様に接続される。
【0041】すなわち、端子33aは電線2に接続さ
れ、端子33bは冷却ファン駆動用交流電源16に接続
されている。端子33cの一方は、負荷抵抗34と検出
回路用直流電源35とに順次直列接続され、検出回路用
直流電源35の他端が端子33cの他方に接続される。
また、切換スイッチ33においては、通常の状態では端
子33a,33c間が接続されている。
【0042】また、負荷抵抗34の両端にはA/D変換
器37が接続され、その両端電圧値がA/D変換されて
制御回路38に入力されている。制御回路38は、A/
D変換器37から入力された負荷抵抗34の両端電圧値
が所定値b以下となると、切換スイッチ33に対し、端
子33a,33b間を接続するよう指令する。切換から
所定時間Tが経過したのち、切換スイッチ33に端子3
3a,33c間を再び接続するよう指令する。
【0043】図5は冷却ファン固定子側コイルのリニア
モータ放熱条件と冷却ファン稼動による温度変化を表す
曲線を示す図であり、図3と同一部分には同一符号を付
してその説明を省略する。
【0044】同図においては、縦軸は冷却ファン固定子
側コイル11の温度あるいは負荷抵抗34の両端電圧を
示している。横軸は経過時間である。このうち、冷却フ
ァン固定子側コイル11の温度にかかわる部分、つま
り、温度変化21,22等は図3と同じであり、負荷抵
抗34の両端電圧にかかわる部分、つまり、b点と負荷
抵抗34の両端電圧変化43が新たに加わっている。
【0045】ここで、b点は、冷却ファン1をOFFか
らONに切り換えるべき電圧値の基準点であり、負荷抵
抗34の両端電圧がb点よりも低くなったときに、制御
回路38によるスイッチ33の切換で冷却ファン1がO
Nされる。つまり制御回路38にはディジタル量として
基準値としてb点が設定され、A/D変換器37からの
入力値と該基準値とが比較されている。そして、制御回
路38は、負荷抵抗の両端電圧変化43に示す両端電圧
がb点以下に至ると、スイッチ33の切換を指令する。
【0046】また、電圧点bは図3における温度点aに
対応しており、冷却ファン稼動による加熱分を考慮した
温度変化22がa点に達するときに、負荷抵抗34の両
端電圧変化43がb点に達するようにその値が調整され
ている。
【0047】次に、以上のように構成された本発明の実
施の形態に係るエレベータ駆動用モータの冷却ファン制
御装置の動作について説明する。まず、A/D変換器3
7においては負荷抵抗34の両端電圧が計測されてお
り、A/D変換されて制御回路38に入力されている。
ここで、エレベータの動作により、冷却ファン固定子側
コイル11の温度が上昇すると、そのコイル抵抗値も変
化し大きくなる。このため負荷抵抗34にかかる両端電
圧は小さくなり、b点に達する(時点t0)。
【0048】両端電圧がb点に達したことで、制御回路
33によるスイッチ33の切換が行われ、冷却ファン1
はONとなる。冷却ファン1の動作により、しばらくす
ると温度変化22も降温傾向に転じる。これに伴い両端
電圧変化43も上昇傾向に転じ、再びb点に達する。な
お、このとき温度変化22は温度点aに達している。し
たがって、時点t3においては冷却ファン1をONにす
る動作は行われず、冷却ファン1は稼働停止状態とな
る。なお、時点t1,t2においては、第1の実施形態
の場合と同様に、冷却ファン1はOFFとなったのちす
ぐにONとなるように制御されている。
【0049】図5では、図3の場合と同じように、時点
t4で再び冷却ファン1が稼働状態となり、時点t4〜
t10,..とその状態が継続する。上述したように、
本発明の実施の形態に係るエレベータ駆動用モータの冷
却ファン制御装置は、第1の実施形態と同様な構成を設
けた他、ブリッジ回路及び継電器15に代えて負荷抵抗
34及び制御回路38を設け、冷却ファン固定子側コイ
ル11のコイル抵抗値変化を負荷抵抗34にかかる両端
電圧により検出し、これに基づきスイッチ切換をするよ
うにしたので、ブリッジ回路及び継電器15を使用する
ことなく、第1の実施形態と同様な効果を得ることがで
きる。なお、本発明は、上記各実施の形態に限定される
ものでなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々に変形す
ることが可能である。
【0050】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、冷
却ファン固定子側コイルの抵抗値変化を用いてエレベー
タ駆動用モータの温度変化を捉えるようにしたので、必
要なモータの冷却を確保しつつ、サーマルセンサを設置
した場合と同等以上の電力消費及びカゴ内騒音の抑制を
図るとともに、配線数を少なくし低コスト化を図るエレ
ベータ駆動用モータの冷却ファン制御装置を提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るエレベータ駆動用モ
ータの冷却ファン制御装置を適用させたつるべ式リニア
モータ駆動エレベータの概略構成図。
【図2】同実施形態のエレベータ駆動用モータの冷却フ
ァン制御装置の主要部の構成を示す回路図。
【図3】冷却ファン固定子側コイルのリニアモータ放熱
条件と冷却ファン稼動による温度変化を表す曲線を示す
図。
【図4】本発明の第2の実施の形態のエレベータ駆動用
モータの冷却ファン制御装置の主要部の構成を示す回路
図。
【図5】冷却ファン固定子側コイルのリニアモータ放熱
条件と冷却ファン稼動による温度変化を表す曲線を示す
図。
【符号の説明】
1…リニアモータ冷却用風冷ファン 2…電線 3…ケーブル 4…オーバーヘッドシーブ 5…カゴ室 6…制御装置 7…つり合い重り 8…エレベータケーブル 11…冷却ファン固定子側コイル 12、13、14…コイル 15…タイマ付継電器 16…冷却ファン駆動用交流電源 17…ブリッジ回路用直流電源 19…継電器接点スイッチ 33…切換スイッチ 34…負荷抵抗 35…検出回路用直流電源 37…A/D変換器 38…制御回路

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ファン手段を回転させることによりエレ
    ベータ駆動用モータを冷却する冷却ファン制御装置にお
    いて、 前記ファン手段を回転させるモータの固定子側コイルの
    抵抗値変化に基づき、前記エレベータ駆動用モータの温
    度変化を検出する検出手段を備えたことを特徴としたエ
    レベータ駆動用モータの冷却ファン制御装置。
  2. 【請求項2】 前記検出手段の検出結果に基づき、前記
    ファン手段の動作を制御する動作制御手段を備えたこと
    を特徴とする請求項1記載のエレベータ駆動用モータの
    冷却ファン制御装置。
  3. 【請求項3】 前記動作制御手段は、前記検出手段の検
    出結果に基づいて前記ファン手段を動作させるときに、
    その回転動作を一定期間のみ行い、当該回転動作終了後
    に、再び前記検出手段の検出結果に基づいて前記ファン
    手段の回転動作を行うか否かを判断することを特徴とす
    る請求項2記載のエレベータ駆動用モータの冷却ファン
    制御装置。
  4. 【請求項4】 前記検出手段は、前記固定子側コイルを
    用いたブリッジ回路が設けられ、そのブリッジ回路の中
    性点間の電位差を検出することで前記温度変化を検出す
    ることを特徴とする請求項1乃至3のうち何れか一項記
    載のエレベータ駆動用モータの冷却ファン制御装置。
  5. 【請求項5】 前記検出手段は、前記固定子側コイルを
    用いたブリッジ回路が設けられ、そのブリッジ回路の中
    性点間の電位差を検出することで前記温度変化を検出
    し、 前記動作制御手段は、前記中性点間に設けられた継電器
    により前記ファン手段の動作及び停止を制御することを
    特徴とする請求項1乃至3のうち何れか一項記載のエレ
    ベータ駆動用モータの冷却ファン制御装置。
  6. 【請求項6】 前記ファン手段を回転させるモータに
    は、交流電源駆動による誘導電動機又は同期電動機を用
    いることを特徴とする請求項1乃至5のうち何れか一項
    記載のエレベータ駆動用モータの冷却ファン制御装置。
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