JPH10244786A - ロール紙および紙送り装置 - Google Patents

ロール紙および紙送り装置

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JPH10244786A
JPH10244786A JP6917897A JP6917897A JPH10244786A JP H10244786 A JPH10244786 A JP H10244786A JP 6917897 A JP6917897 A JP 6917897A JP 6917897 A JP6917897 A JP 6917897A JP H10244786 A JPH10244786 A JP H10244786A
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JP
Japan
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paper
recording
roll paper
page
pressing
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JP6917897A
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Shinichiro Takami
信一郎 高見
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ロール紙を送る紙送り装置において、記録開
始時に、最初の1ページをまるまる無駄にしなくてもよ
い紙送り装置を提供する。 【解決手段】 記録後にページ単位に切断する切断位置
が決められているロール紙において、それぞれのページ
P間に記録時の紙押さえのための押さえ代Aを設けた。
また、上記押さえ代A内に検知マークMを設けた。ま
た、上記のロール紙Rを用いる紙送り装置に、走行する
ロール紙Rの押さえ代Aが紙押さえレバー3の位置に位
置したとき、上記紙押さえレバー3の近傍に設けられた
マークセンサ4が上記押さえ代A内の検知マークMを検
出し、その検出信号を受けた紙送り制御部13がロール紙
Rを停めるように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、盲人読み取り用の
点列などを形成する点画形成装置や各種情報機器のプロ
ッタなどに用いられるロール紙、およびその紙送り装置
の改良に係わり、特に記録位置の前後でロール紙を押さ
えて記録を行うことができるロール紙および紙送り装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】ロール紙を用いた従来の記録装置、例え
ば、点画形成装置は、図8に示すように、ローラ状のプ
ラテン(受け部材)100 の表面にロール紙Rから引出し
た用紙を載置し、この用紙に対して記録ペン101 の先端
部を押し込むことによって点字などを形成する。この点
画形成装置は、プラテンの中心軸の一端にパルスモータ
102 を備え、このパルスモータ102 によってプラテンを
正逆転させることにより記録時のロール紙走行方向(Y
方向)変位を実現している。また、上記のような記録時
にロール紙Rの前方(走行方向の下流側)が浮き上がる
のを防ぐため、図9に示すように記録位置の下流側に紙
押さえレバー3を備えて押えている。この紙押さえレバ
ー3は、記録時に用紙のY方向変位が可能なように、用
紙を上方から軽く押さえる。一方、ロール紙Rは、図9
および図10に示したように、記録後のページ間切り離し
のためのページ間切り取り線(例えば、ミシン目)L、
および記録開始時にページの先頭位置を記録位置に位置
付けるための用紙位置検知マークMを備える。この検知
マークMは、ロール紙Rの裏側に設けられ、マークセン
サ4によって読み取られる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術では、記録紙終了後の最後のページを切り取ると
きに、手作業などによりページ間切り取り線が紙押さえ
レバーの下流側に達するまで用紙を引き出した上で切り
取りを行うので、次の記録に際してはページ先頭位置の
位置付けのために最初の1ページ分が送り出され、無駄
になってしまう。換言すれば、先行ページを切り取った
後の次ページに対する点形成開始位置をペン101 に対向
させる為に、プラテンを逆転させて用紙を戻すとすれ
ば、用紙先端がレバー3から離脱して点形成不可能な状
態になるため、次の切り取り線が図9の位置に来るまで
1ページ分先送りする必要が生じるのである。本発明の
課題は、上記のような従来技術の問題を解決し、ロール
紙を送る紙送り装置において、記録開始時に、最初の1
ページをまるまる無駄にしなくてもよい紙送り装置を提
供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1記載の発明では、記録後にページ単位に
切断する切断位置が決められているロール紙において、
それぞれのページ間に記録時の紙押さえのための押さえ
代を設けた。また、請求項2記載の発明では、上記にお
いて、押さえ代の走行方向両端に切り取り線を設けた。
また、請求項3記載の発明では、請求項1記載の発明に
おいて、走行するロール紙の押さえ代が紙送り装置の紙
押さえ位置に位置したときにロール紙を停めるためのし
るしをページ毎に設けた。また、請求項4記載の発明で
は、上記のロール紙を用いた紙送り装置において、走行
するロール紙の押さえ代が紙押さえ位置に位置したとき
にロール紙を停める紙送り制御部を備えた。また、請求
項5記載の発明では、上記において、ロール紙の移動量
を計測する移動量計測手段と、上記移動量計測手段によ
り計測された移動量により走行するロール紙の押さえ代
が紙押さえ位置に位置したことを判定する位置判定手段
とを備え、上記位置判定手段により上記押さえ代が紙押
さえ位置に位置したと判定されたときにロール紙を停め
るように紙送り制御部を構成した。また、請求項6記載
の発明では、ロール紙を送る紙送り装置において、複数
ページ分の記録・紙送りを行う際、上記複数ページの最
後のページに続く押さえ代領域の走行方向両端に切り取
り線を作成する切り取り線作成手段を備えた。また、請
求項7記載の発明では、上記の紙送り装置を備えた点画
形成装置において、切り取り線を点画用の点列により形
成する構成にした。また、請求項8記載の発明では、上
記において、切り取り線点列の点間ピッチを点画形成時
の許容最小点間ピッチよりも小さくする構成にした。ま
た、請求項9記載の発明では、請求項7記載の発明にお
いて、複数種類の記録ペンを選択可能に保持する記録ヘ
ッドを備え、上記複数種類の記録ペンのなかから選択し
た切り取り線作成用記録ペンにより切り取り線点列を形
成する構成にした。
【0005】
【作用】上記のように構成したので、請求項1記載の発
明では、記録時に記録位置の前方で紙押さえが可能にな
り、且つ記録開始時にページの先頭位置合わせのために
1ページ分を送り出す必要がなくなり、用紙の無駄がな
くなる。請求項2記載の発明では、記録後、押さえ代部
分をページ本体から切り離すことができる。請求項3お
よび請求項4記載の発明では、記録時に、それぞれのペ
ージの記録開始位置をペンの位置に合わせることができ
る。請求項5記載の発明では、ロール紙にマークなどを
付けなくても、記録時に、それぞれのページの先頭位置
を記録位置に合わせることができる。請求項6記載の発
明では、複数ページ分の記録・紙送りを行う際、上記複
数ページの最後のページに続く領域の走行方向両端に切
り取り線が作成されるので、途中のページ間に押さえ代
を形成することが無く、用紙の無駄をなくすることがで
きる。請求項7記載の発明では、点画形成装置が本来備
えている手段により形成した点列を切り取り線とするこ
とができるので、構造的、コスト的なメリットも有す
る。請求項8記載の発明では、上記において、点列の点
間ピッチを許容最小点間ピッチよりも小さくするので、
請求項7の効果に加えて、切り取り作業が容易となる。
請求項9記載の発明では、例えばミシン目状の切り取り
線を作成できるので、切り取り作業が容易となる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、図面により本発明の実施の
形態を詳細に説明する。図1は、本発明の第1の形態例
のロール紙の説明図である。図示したように、この形態
例のロール紙は、それぞれのページP間に記録時の紙押
さえのための押さえ代Aを設け、上記押さえ代Aの走行
方向両端に切り取り線Bを設けることにより隣接するペ
ージPとの間の境界線としている。押さえ代A内には、
走行するロール紙の押さえ代Aを後述する紙押さえ位置
に停めるためのしるしである検知マークM(黒等、用紙
と異なる着色部分)を設けている。切り取り線Bは、例
えばミシン目である。また、上記しるしは、検知マーク
Mの代わりに矩形の穴などであってもよい。図2は、上
記ロール紙を用いて紙送りを行う紙送り装置の機構部、
および紙送り状態にあるロール紙である。機構部につい
ては図9に示した従来技術と同じであり、図示していな
いモータにより矢印方向に回転するローラ状プラテン
1、記録紙R上に点を形成する(この形態例は点画形成
装置の場合で示している)記録ペン2、記録位置(記録
ペン2がある位置)の下流に設けられた上下動可能な紙
押さえレバー3、発光素子および受光素子などを有しロ
ール紙Rの裏面に設けられた検知マークMを検出するマ
ークセンサ4などを備えている。図2において、符号P1
は記録が完了したページ、符号P2はこれから記録が行わ
れるページを示しており、このとき、ページP1と押さえ
代Aとの境界である切り取り線B1は、紙押さえレバー3
の直ぐ下流にある。したがって、ページP1はミシン目な
どで構成された切り取り線B1に沿って容易に切り離すこ
とができ、また、その状態で、ページP2の前方の押さえ
代Aの部分は紙押さえレバー3により切り取り前と同様
に押さえられ、この状態でページP2への記録が始まる。
さらに、ページP2の(或は後続の一連の全ページの)記
録完了後、図2に示した押さえ代Aは切り取り線B2に沿
って切り離される。
【0007】図3は、この形態例の紙送り装置を含む点
画形成装置の構成ブロック図である。図示したように、
この点画形成装置は、ホスト装置(例えばパーソナルコ
ンピュータ)Hからコマンドおよび作画データを受信す
ると共に、受信したコマンドを解析したりするコマンド
制御部11、上記コマンド制御部11からの指令を受けて記
録ペン2のX方向(プラテン1の軸方向)の変位制御、
およびZ方向(記録ペン2の軸方向)への駆動制御を行
うペン制御部12、コマンド制御部11からの指令およびマ
ークセンサ4からの信号を受けてモータ(図示していな
い)を制御し、プラテン1を正逆回転させてロール紙を
送る紙送り制御部13などを備えている。なお、上記コマ
ンド制御部11,ペン制御部12,紙送り制御部13は、例え
ば、共有のCPU、プログラムを内蔵したROM、RA
Mなどにより実現される。
【0008】以下、図4に示したフロー図などに従っ
て、この形態例の動作を説明する。まず、コマンド制御
部11がホスト装置Hからデータなどを受信する(S
1)。すると、コマンド制御部11はそれがFEED命令
(FEED信号)か否かを判定し(S2)、FEED命
令でなければ(S2でNO)、ペン制御部12および紙送
り制御部13に指令を与えてロール紙上に点列を形成する
(S3)。つまり、受信した作画データに従って、ペン
制御部12により記録ペン2にX方向変位を与え、紙送り
制御部13により記録ペン2にY方向変位を与え(ロール
紙を正逆回転させることにより記録ペン2にY方向の相
対変位が生じる)、ペン制御部12により記録ペン2の先
端をロール紙に押しつけて点形成する(Z方向変位を与
える)。上記のような点列形成をくり返し(S1〜S
3)、続いてFEED命令を受信すると(S2でYE
S)、紙送り制御部13はプラテン1を正方向に回転させ
続け、ロール紙を次ページへ送らせる(S4→S5→S
4)。また、この紙送り中、紙送り制御部13はマークセ
ンサ4により検知マークMが検出されたか否かを監視す
る(S5)。そして、検知マークMが検出されたことを
認知すると(S5でYES)、紙送りを停止させる(S
6)。この停止したときの状態が図2に示した状態であ
る。つまり、次のページの先頭位置が記録位置に位置付
けられている。この状態で、ホスト装置Hから次のペー
ジの作画命令が受信されたならば、ステップS1からの
動作をくり返すが、そうでなければこの回の動作は終了
となり、利用者は図2に示した切り取り線B1に沿って記
録が行われたページを切り離す。
【0009】図5は本発明の第2の形態例の点画形成装
置の構成ブロック図である。図示したように、この形態
例の点画形成装置は、マークセンサ4の代わりにY座標
カウント部14(移動量計測手段)を備えている。このY
座標カウント部14は、ロール紙内の一つのページのどの
位置が記録ペン2に対向しているかをY座標(紙走行方
向)についてのみ座標値を示すものである。そのため、
コマンド制御部11は、ホスト装置Hから作画データを受
信すると、そのY方向変位量をY座標カウント部14に与
える。例えば、上記Y方向変位量の単位量1はY方向の
1点間ピッチ分であり、これはY座標の単位量でもあ
る。また、記録ペン2がページの先頭位置に位置付けら
れたとき、Y座標値を0とする。したがって、ロール紙
がページの先頭位置に位置付けられた後、例えばY方向
変位量3を与えられると、Y座標カウント部14の示すY
座標値は3である。
【0010】また、Y座標カウント部14はY方向変位量
を与えられる度毎にその変位量を積算する。つまり、Y
座標値が3のときに変位量2を与えられたならばY座標
値は5になり、Y座標値が5のときに変位量−4(これ
はロール紙が戻ることを意味する)を与えられたならば
Y座標値は1になる。こうして、1ページ分の記録が終
了したとき、Y座標カウント部14は、そのとき記録ペン
2が対向しているページ内位置のY座標値を示す。ま
た、コマンド制御部11(位置判定手段)には、予めロー
ル紙のページ間ピッチ(ページ長+押さえ代長)を示す
ページピッチ座標値が記憶されており、ホスト装置Hか
らFEED命令を受信すると、コマンド制御部11はY座
標カウント部14からそのときのY座標値を取得し、上記
ページピッチ座標値と取得したY座標値との差を求め
る。そして、コマンド制御部11がFEED指令と共に上
記差の座標値を紙送り制御部13に与えると、紙送り制御
部13は与えられた差の座標値分のパルスをモータ(パル
スモータ)に与える。こうして、ロール紙は、検知マー
クMを設けなくても、図2に示したような状態、つま
り、切り取り線B1が紙押さえレバー3の直ぐ下流に位置
する状態で停止する。なお、このとき、コマンド制御部
11は、Y座標カウント部14に対し座標値を0にする指令
を出しておく。あるいは、上記のようにY座標カウント
部14から座標値の読み出しが行われたとき、Y座標カウ
ント部14は座標値を0にする。
【0011】図6は本発明の第3の形態例の点画形成装
置の構成ブロック図である。図示したように、この形態
例の点画形成装置は、第2の形態例のY座標カウント部
14の代わりに切り取り線作成制御部15(切り取り線作成
手段)を備えている。なお、切り取り線作成制御部15は
Y座標カウント部14の機能も有する。切り取り線作成制
御部15は、ペン2を用いて所定箇所に切り取り線を形成
する機能を有する。このような構成により、この形態例
の点画形成装置では、ロール紙の切り取り線および検知
マークが不要になる。以下、図7に示した動作フロー図
などに従って、この形態例の動作を説明する。まず、ホ
スト装置Hから作画データが受信される(S11)と、コ
マンド制御部11はそのY方向変位量(紙送り量)を切り
取り線作成制御部15に与え積算させる(S12)。さら
に、次の受信を行い、FEED命令(FEED信号)で
なければ(S13でN0)Y方向変位量の積算を行わせる
(S11、12 )。こうして、1ページ分の記録が終了し、
ホスト装置HからFEED命令を受信すると(S13でY
ES)、コマンド制御部11は切り取り線作成制御部15か
らそのときのY座標値を取得し、ページ長を示すページ
長座標値と取得したY座標値との差を求める(S14)。
なお、上記ページ長座標値は予めコマンド制御部11に設
定されている。
【0012】こうして、コマンド制御部11がFEED指
令と共に上記差の座標値を紙送り制御部13に与えると、
紙送り制御部13は与えられた差の座標値分のパルスをモ
ータ(パルスモータ)に与え、ページ下端までの紙送り
が行われる(S15)。続いて、切り取り線作成制御部15
は予め作成・記憶しておいた切り取り線データを切り取
り線作成指令と共にペン制御部12に送る(S16)。な
お、上記切り取り線データは全てのX方向変位量が点間
ピッチに等しく、全てのY方向変位量が0であるような
複数対のXY変位量などから構成されたデータである。
こうして、ペン2を用いてロール紙を横断する点列から
なる切り取り線が形成される。このときの、ペン2の軸
方向移動量は、ミシン目に近い凹所を形成するに十分な
程度に設定してもよいし、点間ピッチを短くすることに
より切り離しを容易化してもよい。
【0013】この後、次のページの有無がコマンド制御
部11により判定され(S17)、次のページがあれば(S
17でYES)ステップS11からくり返す。この場合は、
点字の形成動作が次のペ−ジに対して連続的に行われる
(つまり、全てのページに対する点字形成が完了するま
で、ページ間の取り線からのページ切り離しを行わな
い)ので、図2の切り取り線B2に相当する切り取り線、
つまり押さえ代Aを形成する必要はない。それに対し
て、ステップS17において、次のページがないと判定さ
れた場合には(S17でN0)、図2に示したようにレバ
ー3を用いて切り取り線B1から最後のページを次のペー
ジから切り離すと同時に、次ページの点字形成開始位置
にペン2を対向させておく必要がある為、コマンド制御
部11は、予め設定されている押さえ代分のY方向変位量
を紙送り制御部13に与え、これにより紙送り制御部13は
押さえ代分だけ紙送りさせる(S18)。続いて、切り取
り線作成制御部15は、前記のようにして押さえ代後端の
切り取り線データをペン制御部12へ送り(S19)、点列
からなる切り取り線B2の作成が行われる。つまり、この
形態例では、複数ページ分の記録・紙送りを行う際、複
数ページの最後のページに続く押さえ代領域の走行方向
両端に切り取り線が作成されるので、予めロール紙に切
り取り線を設ける手間が省け、且つ途中のページ間には
押さえ代を設けないので、ロール紙の無駄使いをさらに
低減できる。
【0014】なお、上記第3の形態例において、切り取
り線点列の点間ピッチを最小許容点間ピッチ(点間が狭
くなって破れが発生するのを防止するための点間ピッ
チ)よりも小さく設定しておくことにより、より切り離
しを容易にすることができる。さらに、切り取り線作成
用の記録ペンとして、先端が刃状の記録ペンを選択的に
使用して例えばミシン目状の切り取り線を作成し、切り
離しをさらに容易にすることができる。このような方法
が可能であるのは、記録ヘッドに複数種類の記録ペンを
保持し、そのいずれかを選択使用する構成が可能である
からである。また、第2および第3の形態例におけるY
座標カウントをホスト装置Hで行うようにすることも可
能である。以上、紙送り装置を用いる装置が点画形成装
置の場合で説明したが、この紙送り装置を用いる記録装
置は点画形成装置に制限されない。但し、プロッタやフ
ァクシミリ装置などに用いる場合、切り取り線は点列で
なく、1本の直線として描画される。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明では、あるページに対する記録開始時に記録開始位置
の先方で紙押さえが可能になり、且つ記録開始時にペー
ジの先頭位置合わせのために1ページ分を送り出す必要
がなくなるので、ロール紙の無駄使いを低減でき、且つ
記録品質を向上させることができる。また、請求項2記
載の発明では、記録後、押さえ代部分を切り離すことが
できるので、記録されたロール紙をページサイズにそろ
えて活用できる。また、請求項3および請求項4記載の
発明では、記録時に、それぞれのページの先頭位置を記
録位置に自動的に合わせることができる。また、請求項
5記載の発明では、ロール紙にマークなどを付けなくて
も、記録時に、それぞれのページの先頭位置を記録位置
に合わせることができるので、ロール紙のコストを低減
することができる。また、請求項6記載の発明では、複
数ページ分の記録・紙送りを行う際、上記複数ページの
最後のページに続く押さえ代領域の走行方向両端に切り
取り線が作成されるので、予めロール紙に切り取り線を
設ける手間が省け、且つ途中のページ間には押さえ代を
設けないので、ロール紙の無駄使いをさらに低減でき
る。また、請求項7記載の発明では、点画形成装置が本
来備えている手段により形成した点列を切り取り線とす
ることができるので、コストアップを招かずに、且つ切
り取りの容易な切り取り線を作成できる。また、請求項
8記載の発明では、上記において、点列の点間ピッチを
許容最小点間ピッチよりも小さくできるので、切り取り
はさらに容易になる。また、請求項9記載の発明では、
例えばミシン目状の切り取り線を作成できるので、切り
取りがさらに容易になるだけでなく、切り取り端に凹凸
が発生しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の形態例のロール紙の構成説明図
である。
【図2】本発明の第1の形態例のロール紙および紙送り
装置の説明図である。
【図3】本発明の第1の形態例の点画形成装置の構成ブ
ロック図である。
【図4】本発明の第1の形態例の点画形成装置の動作フ
ロー図である。
【図5】本発明の第2の形態例の点画形成装置の構成ブ
ロック図である。
【図6】本発明の第3の形態例の点画形成装置の構成ブ
ロック図である。
【図7】本発明の第3の形態例の点画形成装置の動作フ
ロー図である。
【図8】従来技術の一例の点画形成装置の斜視図であ
る。
【図9】従来技術の他の例のロール紙および紙送り装置
の説明図である。
【図10】従来技術の他の例のロール紙の説明図である。
【符号の説明】
1 プラテン、2 記録ペン、3 紙押さえレバー、4
マークセンサ、11 コマンド制御部(位置判定手
段)、12 ペン制御部、13 紙送り制御部、14 Y座標
カウント部(移動量計測手段)、15 切り取り線作成制
御部(切り取り線作成手段)

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各ページに対する記録終了後にページ単
    位で切断する切断位置が決められているロール紙におい
    て、それぞれのページ間に記録時の紙押さえのための押
    さえ代を設けたことを特徴とするロール紙。
  2. 【請求項2】 請求項1のロール紙において、上記押さ
    え代の走行方向両端に切り取り線を設けたことを特徴と
    するロール紙。
  3. 【請求項3】 請求項1のロール紙において、走行する
    ロール紙の上記押さえ代が紙送り装置の紙押さえ位置に
    位置したときにロール紙を停めるためのしるしをページ
    毎に設けたことを特徴とするロール紙。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至請求項3のロール紙を用い
    た紙送り装置において、走行するロール紙の上記押さえ
    代が紙押さえ位置に位置したときにロール紙を停める紙
    送り制御部を備えたことを特徴とする紙送り装置。
  5. 【請求項5】 請求項4の紙送り装置において、ロール
    紙の移動量を計測する移動量計測手段と、上記移動量計
    測手段により計測された移動量により走行するロール紙
    の押さえ代が紙押さえ位置に達したことを判定する位置
    判定手段とを備え、上記位置判定手段により上記押さえ
    代が紙押さえ位置に位置したと判定されたときにロール
    紙を停めるように上記紙送り制御部を構成したことを特
    徴とする紙送り装置。
  6. 【請求項6】 ロール紙を送る紙送り装置において、複
    数ページ分の記録・紙送りを行う際、上記複数ページの
    最後のページに続く押さえ代領域の走行方向両端に切り
    取り線を作成する切り取り線作成手段を備えたことを特
    徴とする紙送り装置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の紙送り装置を備えた点画
    形成装置において、切り取り線を点画用の点列により形
    成する構成にしたことを特徴とする点画形成装置。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の点画形成装置において、
    上記切り取り線点列の点間ピッチを点画形成時の許容最
    小点間ピッチよりも小さくする構成にしたことを特徴と
    する点画形成装置。
  9. 【請求項9】 請求項7、8記載の点画形成装置におい
    て、複数種類の記録ペンを選択可能に保持する記録ヘッ
    ドを備え、上記複数種類の記録ペンのなかから選択した
    切り取り線作成用記録ペンにより切り取り線点列を形成
    する構成にしたことを特徴とする点画形成装置。
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