JPH10244518A - ハニカム構造体の押出成形金型 - Google Patents

ハニカム構造体の押出成形金型

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JPH10244518A
JPH10244518A JP7082897A JP7082897A JPH10244518A JP H10244518 A JPH10244518 A JP H10244518A JP 7082897 A JP7082897 A JP 7082897A JP 7082897 A JP7082897 A JP 7082897A JP H10244518 A JPH10244518 A JP H10244518A
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JP
Japan
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hexagonal
fitted
honeycomb structure
mold
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JP7082897A
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Tokitsugu Ishikawa
時嗣 石川
Tomoji Sumiya
知司 角谷
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Individual
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B28WORKING CEMENT, CLAY, OR STONE
    • B28BSHAPING CLAY OR OTHER CERAMIC COMPOSITIONS; SHAPING SLAG; SHAPING MIXTURES CONTAINING CEMENTITIOUS MATERIAL, e.g. PLASTER
    • B28B3/00Producing shaped articles from the material by using presses; Presses specially adapted therefor
    • B28B3/20Producing shaped articles from the material by using presses; Presses specially adapted therefor wherein the material is extruded
    • B28B3/26Extrusion dies
    • B28B3/269For multi-channeled structures, e.g. honeycomb structures

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Ceramic Engineering (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Press-Shaping Or Shaping Using Conveyers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 掃除が簡単に行え、また押出成形時に無理な
力のかからない押出成形金型の提供を目的とする。 【構成】 ハニカム構造体を押出成形する金型9は分離
可能な少なくとも第1部品10と第2部品15で構成さ
れ、第1部品10は六角柱11を所定間隔で立設した支
持バーが所定間隔で複数並設されてなり、第2部品15
は、第1部品10の六角柱11の裏側に形成された凹溝
に嵌まり込む所定間隔の複数の並設された支持バー17
を有し、各支持バー17には第1部品の六角柱11,1
1間に所定隙間を形成して配置される六角柱16,16
が立設され、第1部品10と第2部品15を組付け一体
化させた状態では、裏面から表面へ同一径で連続するハ
ニカム状のセル孔Sが形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ハニカム構造体を押
出成形するための押出成形金型に関するものである。
【0002】
【従来の技術及びその課題】従来、図20の断面図で示
すような六角蜂の巣状のハニカム構造体Hは、例えば自
動車用触媒担体として使用され、特に、六角蜂の巣状の
ものはその表面積が大で、かつ強度が高いために多用さ
れているが、従来では、このようなハニカム構造体H
を、例えばセラミックス粉末とバインダー等からなる材
料を押出成形機で押出成形する際に、図21の側面断面
図で、また図22の正面構成図で示すような成形金型5
1が用いられており、この従来の成形金型51は図23
の要部拡大斜視図で示すように、表側から放電電極を用
いてハニカム模様に放電加工をして六角柱52,52,
52を形成させた後、裏側よりキリ加工して送入通路5
4,54を形成させて製作されており、前記六角柱5
2,52間に形成されるセル孔53と前記送入通路54
が偏心状に連通されて、原料が送入通路54側からセル
孔53側に向かって押し出され、前述した図20の断面
図で示すようなハニカム構造体Hが形成されるものであ
り、前記複数の六角柱52,52,52によりハニカム
構造体Hには六角孔Ha,Ha,Haが形成されるもの
である。
【0003】このような従来の成形金型51は、表側よ
りハニカム模様に放電加工した後、裏側からキリ加工し
て一体形成するものであるため、芯ズレ等の加工誤差が
生じやすく、押出成形時の出足に悪影響が生ずる場合が
あり、また、原料は送入通路54からセル孔53へ変形
しながら押し出されるため、押出成形されるハニカム構
造体H内に残留応力が残り、乾燥時等にヒビ割れや曲が
り等の原因となるという問題点があった。また、従来の
成形金型51は構造が複雑で加工コストが大となり、ま
た、六角柱52,52間に形成されるセル孔53の間隔
が狭く、掃除するのに大変手間が掛かり、かつ、セル孔
53と送入通路54は偏心状であり内部の通路が複雑と
なっているため、超音波洗浄機等を使用しても完全に内
部を清掃することは困難であった。また、従来の成形金
型51は一体構造であるため、内部までメッキやコーテ
ィングすることは不可能なものであり、さらに従来の成
形金型51では、実際にハニカム構造体Hの成形状態を
確認した後に生ずる追加工や部分的な修理が極めて困難
なものとなっていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来の問題
点に鑑み案出したものであって、清掃及び修理等が容易
で、かつ成形されるハニカム構造体にヒビ割れや曲がり
等が生じにくい押出成形金型を提供せんことを目的と
し、その要旨は、ハニカム構造体を押出成形する押出成
形機に固設された外周止金に嵌め込み状に取り付けられ
る金型であって、該金型は分離可能な少なくとも第1部
品と第2部品で構成され、前記第1部品は、角柱を所定
間隔で立設した支持バーが所定間隔で複数並設されてな
り、前記第2部品は、前記第1部品の角柱の裏面に形成
された凹溝に嵌まり込む複数所定間隔で並設された支持
バーを有し、各支持バーには前記第1部品の角柱間に所
定隙間を形成して平行状に配設される角柱が立設され、
前記第1部品と前記第2部品を組付一体化させた状態で
は、第1部品の複数の角柱と第2部品の複数の角柱間で
裏面から表面へ同一径で連続するハニカム状のセル孔が
形成されるように構成したことである。
【0005】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は、押出成形機の要部断面構成図であり、押
出成形機1は、シリンダ2内にスクリュー3が回転可能
に設けられて、スクリュー3によりシリンダ2内を材料
が金型9側に向かって押し出されるように構成されてお
り、シリンダ2の先端側外周には外側へ突出して固定部
材4が固設されており、この固定部材4に対しボルト6
を介し外枠体5が開閉可能に固設されており、この外枠
体5の内周側には前記シリンダ2の内径よりも相当拡径
したスリーブPが形成されており、このスリーブPの先
端側に前記外枠体5にボルト7を介し外周止金8が固設
されており、この外周止金8内に金型9が嵌め込み状に
取り付けられたものとなっている。この押出成形機1は
スクリュー3に代えてピストンを用いたものであっても
良い。
【0006】なお、本例では拡径したスリーブPが形成
されているため、押出成形時に摩擦熱により外周側の原
料が硬くなって小さな粒となっても、このスリーブPの
部分に溜めることができ、スリーブPの部分に原料の塊
が詰まった場合にはワンタッチで開閉して取り除くこと
ができ、金型9に原料の小さな塊が詰まらないように設
計されており、従って長時間連続での押出成形が可能と
なるように構成されている。
【0007】前記外周止金8は図5の斜視図で示すよう
な構造となっており、中心部には貫通状に中心孔8aが
形成されており、その外周は裏側が凹んだ嵌合凹部8b
となっており、さらにその外周のフランジ部に前記ボル
ト7を通すボルト孔8c,8cが形成されたものとなっ
ている。この外周止金8の前記嵌合凹部8bに裏側より
金型9が嵌め込まれるものであるが、本例の金型9は分
解可能な5つの部品で構成されており、5つの部品が一
体状に組み付けられて前記外周止金8の嵌合凹部8b内
に面一状に嵌め込み固定されるものであり、この金型9
の正面図は図2に示し、金型9を構成する各部品は後に
詳述する。
【0008】本例においては、金型9が5つの分解、組
み立て可能な部品で構成されているため、掃除する時に
は分解して、ブラシ等により簡単に清掃することができ
るものであり、また、金型9を押出成形機1に取り付け
て実際に押出成形を行って成形状態を確認してから必要
に応じて追加工できるものであり、中心部と外周部が同
じスピードで押し出しできないような場合等において
は、スピードが揃うように金型9の厚みに凹凸の変化を
つけた加工が可能である。
【0009】即ち、金型9の先端側の多数の六角柱11
を予め長い寸法に形成しておき、後に図3に示すよう
に、凸面鏡状に中央部を膨出させた形状に追加工するこ
ともでき、また逆に、図4に示すように、中央部が凹面
鏡状に凹んだ形状にも容易に追加工することができ、ま
た部分的に押出スピードが揃わない時には、金型9を各
部品に分解して一部の部品のみに必要な加工を施すこと
ができるものである。また、本例の金型9は、セル孔S
が裏側から表側に向かって真っ直ぐに同一径で形成され
ており、従来のようにセル孔53と送入通路54が芯ズ
レしているものに比べて押出成形時に無理な力がかから
ず、押し出されるハニカム構造体Hの変形や亀裂を少な
くすることができるように構成されている。
【0010】即ち、金型9を構成する第1部品10は、
図6に表面からの斜視図を示し、また図8において裏面
からの斜視図で示す。また、第2部品15は、図7に表
側からの斜視図で、また図9において裏面側からの斜視
図で示す。また、第3部品20は、図11に表側からの
斜視図で、また図13において裏側からの斜視図で示
す。また、第4部品25は、図12において表側からの
斜視図で、また図14において裏側からの斜視図で示
す。さらに第5部品30は、図15において表側からの
斜視図で、また図16において裏側からの斜視図で示
す。
【0011】先ず、図6及び図8において、第1部品1
0を説明すると、第1部品10の外周にはリング部12
が形成され、このリング部12内に、平行状に所定間隔
をおいて支持バー11a,11a,11aが7本形成さ
れており、各支持バー11a,11a,11aには、表
側に向かって突出状に六角柱11,11,11が所定間
隔をおいてそれぞれ複数本一体状に立設され、各六角柱
11の裏面にはそれぞれ凹溝13cが凹み状に形成され
たものとなっており(図10の拡大図参照)、この各凹
溝13cと一直線をなすようにして前記リング部12の
裏側に複数の凹溝13a,13bが対向状に形成された
ものとなっている。即ち、この第1部品10はワイヤー
カット型放電加工機により形成されるものであり、ワイ
ヤーカット加工により前記各六角柱11,11,11が
縦横方向に所定間隔で形成され、また、前記凹溝13
a,13b,13cが直線状に形成されるものであり、
後に焼入れ処理される場合もある。
【0012】次に、図7及び図9において、第2部品1
5を説明すると、第2部品15は、外周のリング部18
内に、平行状に4本の支持バー17,17,17,17
が形成されており、各支持バー17には一体状に複数の
六角柱16,16,16が立設され、また、各支持バー
17の六角柱16,16間には凹み状に係合凹部17
a,17aが一体形成されたものとなっている。また、
リング部18の裏面には対向状に複数の凹溝19,19
が形成されており、この各凹溝19,19は、リング部
18が前記第1部品10のリング部12の外周に嵌め込
まれた時に、前記第1部品10の凹溝13a,13bと
整合する位置に形成されたものである。
【0013】なお、前記第1部品10に対し裏側より第
2部品15を嵌め込む時には、前述した如く第1部品1
0のリング部12の外周に第2部品15のリング部18
が外嵌状に嵌め込まれ、この時に、第2部品15の各支
持バー17が第1部品10に形成されている所定の凹溝
13a,13b,13c内に嵌め込まれて、リング部1
2とリング部18は面一状に一体化されるものであり、
この時に図10に拡大図で示すように、前記第1部品1
0の各六角柱11の裏側に形成されている凹溝13c,
13cと前記第2部品15の係合凹部17a,17aが
互いに係合して、ズレの生じない確実な嵌合状態を形成
することができ、嵌合状態では、図2の正面図で示すよ
うに、第1部品10の所定の六角柱11,11間に第2
部品15の六角柱16,16が所定間隔を形成して平行
状に配置されることとなる。即ち、第2部品15を第1
部品10に嵌め込むと、第1部品10の六角柱11,1
1,11間に4列分(支持バー17の数)の六角柱1
6,16,16,16が嵌め込み配置されることとな
る。なお、図7及び図9において、図中Kは切欠であ
り、この切欠Kは、ワイヤーカット型の放電加工機で、
前記六角柱16とか係合凹部17aを形成させる際に形
成されたものである。
【0014】次に、図11及び図13において、第3部
品20を説明する。第3部品20は、外周のリング部2
3内に4本の支持バー22,22,22,22が所定間
隔で平行状に配設されており、各支持バー22には六角
柱21,21,21が一体状に表側へ向かって立設さ
れ、各六角柱21,21間には凹み状に係合凹部22a
が形成されたものとなっており、また、リング部23の
裏面には凹み状に凹溝24が複数形成されたものとなっ
ている。この凹溝24は、前述した第1部品10及び第
2部品15の凹溝13,19と整合する位置に形成され
たものである。この第3部品20は、前記第2部品15
の裏側より一体状に嵌め込むことができるものであり、
嵌め込んだ状態では、第2部品15のリング部18の外
周にリング部23が外嵌されることとなり、この時に、
各支持バー22,22,22が、前記第1部品10の所
定の凹溝13a,13b,13c及び第2部品15の所
定の凹溝19内に嵌め込まれて面一状に一体化されると
ともに、第1部品10の各六角柱11の裏側に形成され
ている凹溝13c内に係合凹部22aが係合して一体化
されるものであり、この第3部品20を嵌め込むことに
より、第1部品10の所定の六角柱11,11,11間
に4列分の六角柱21,21が図2に示すように配置さ
れることとなる。なお、第3部品20の各支持バー2
2,22,22の位置と、前記第2部品15の各支持バ
ー17の位置はズレており、第2部品15の各支持バー
17が第1部品10に形成されている所定の凹溝13
a,13b,13c内に嵌め込まれ、第3部品20の各
支持バー22,22,22はその隣の凹溝13a,13
b,13c内に嵌め込まれる。
【0015】次に、第4部品を図12及び図14により
説明すると、第4部品25は、外周のリング部28内に
3本の支持バー27,27,27が所定間隔で平行状に
配置されており、各支持バー27には、複数の六角柱2
6,26,26が一体状に立設され、六角柱26,26
間には凹み状の係合凹部27aが一体形成されたものと
なっている。また、リング部28の裏側には、前記第3
部品20の凹溝24と整合する凹溝29が形成されたも
のとなっている。この第4部品25を第3部品20の裏
側より嵌め込むと、第3部品20のリング部23の外周
にリング部28が外嵌され、この時に、各支持バー2
7,27,27が第1部品10,第2部品15,第3部
品20の凹溝13a,13b,19,24内に嵌め込ま
れて面一状となり、また、第1部品10の凹溝13cに
係合凹部27aがそれぞれ係合して一体化されるもので
あり、第4部品25を嵌め込むことにより、3列分の六
角柱26が図2のように前記第1部品10の各六角柱1
1,11間に配置されることとなる。なお、第4部品2
5の支持バー27,27,27の位置と、前記第2部品
15の各支持バー17の位置及び第3部品20の各支持
バー22,22,22の位置はズレており、第2部品1
5の各支持バー17及び第3部品20の各支持バー2
2,22,22が第1部品10に形成されている所定の
凹溝13a,13b,13c内に嵌め込まれ、第4部品
25の支持バー27,27,27はその隣の凹溝13
a,13b,13c内に嵌め込まれる。
【0016】次に、第5部品30を図15及び図16に
より説明すると、この第5部品30は、外周のリング部
33の内側に4本の支持バー32,32,32が所定間
隔で平行状に配置されており、各支持バー32には所定
間隔で複数の六角柱31,31,31が立設され、六角
柱31,31間には凹み状に係合凹部32a,32aが
形成されたものとなっている。この第5部品30を前記
第4部品25の裏側より嵌め込むと、第4部品25のリ
ング部28に第5部品30のリング部33が外嵌され、
この時に、各支持バー32,32,32が、前記第1部
品10及び第2部品15及び第3部品20及び第4部品
25の各凹溝13a,13b,19,24,29に嵌め
込まれて面一状となり、また、第1部品10の凹溝13
cに係合凹部32aが係合して、第5部品30を嵌め込
むことにより、4列分の六角柱31,31が前記第1部
品10の各六角柱11,11,11間に配置されること
となる。なお、第5部品30の各支持バー32の位置
と、前記第4部品25の支持バー27,27,27の位
置、前記第2部品15の各支持バー17の位置及び第3
部品20の各支持バー22,22,22の位置はズレて
おり、第2部品15の各支持バー17及び第3部品20
の各支持バー22,22,22及び第4部品25の支持
バー27,27,27が第1部品10に形成されている
所定の凹溝13a,13b,13c内に嵌め込まれ、第
5部品30の各支持バー32はその隣の凹溝13a,1
3b,13c内に嵌め込まれる。
【0017】従って第1部品10に対し、裏側より、第
2部品15及び第3部品20及び第4部品25及び第5
部品30を次々と嵌め込んでゆけば、図2に示すよう
に、第1部品10の各六角柱11,11間に、セル孔S
となる所定隙間を形成してそれぞれ六角柱16,16,
21,21,26,26,31,31が配置され、全体
として図2のようにハニカム模様が形成されて、各六角
柱11,11,16,16,21,21,26,26,
31,31間に表側から裏側に真っ直ぐに貫通する連続
したセル孔S,S,Sが形成されることとなり、この図
2のように5つの部品を一体化させた状態で、前述した
図5に示す外周止金8の嵌合凹部8b内に裏側よりそれ
ぞれの部品のリング部12,18,23,28,33を
当接させて、嵌合凹部8bの内周に前記第5部品30の
リング部33を内嵌させて面一状に取り付け、外周止金
8の中心孔8aから、ハニカム状に配置された前記六角
柱11,16,21,26,31を表側へ突出状に配置
することができる。
【0018】このように本例では、押出成形機1に取り
付けられる金型9は5つの部品に分解組立てが可能であ
るため、各部品を分解してブラシ等により簡単に掃除す
ることができ、また、セル孔Sが裏から表まで真っ直ぐ
に同一径で貫通されているため、押出成形時に無理に力
がかかることがなく、製品に変形や亀裂ができることが
少なくなる。
【0019】なお、図17は、変形例を示すものであ
り、リング部を菱形に形成して分解可能に組み付けたも
のであり、このように外周を菱形形状等にすれば、芯出
しが容易となる効果がある。
【0020】また、さらに図18及び図19で示すもの
は、第1部品35と第2部品40で金型9を形成する例
を示したものであり、第1部品35の外周のリング部3
8内に所定間隔で複数の支持バー37を形成させてお
き、各支持バー37には所定間隔で六角柱36,36,
36を一体状に立設させておき、また、第2部品40は
リング部が横方向に3分割できるように構成されてお
り、各リング部43a,43b,43cの内側には、そ
れぞれ平行状に支持バー42,42が配置されて、それ
ぞれの支持バー42には所定間隔で複数の六角柱41,
41,41が一体状に立設されたものであり、第1部品
35と第2部品40を嵌め込み状に一体化させて、第1
部品35の各六角柱36,36,36間に、第2部品4
0の六角柱41,41,41を配設させ、全体としてハ
ニカム構造に形成することができるように構成したもの
で、本例においても、第1部品35と第2部品40を分
離して容易に掃除することができ、しかも第2部品40
はさらに横方向に分割できるため、さらに掃除が容易
で、また製作も容易なものとなり、また、本例において
も形成されるセル孔は金型9の裏から表に向かって同一
径で真っ直ぐ貫通するため、押出成形時に無理な力がか
かることがなく、製品が変形したり亀裂が生ずることが
ない。
【0021】なお、本例では、六角柱を用いた六角蜂の
巣状の金型を例示したが、四角柱を用いた金型について
も、同様な構造により分解可能に構成することができる
ものである。
【0022】
【発明の効果】本発明は、ハニカム構造体を押出成形す
る押出成形機に固設された外周止金に嵌め込み状に取り
付けられる金型であって、該金型は分離可能な少なくと
も第1部品と第2部品で構成され、前記第1部品は、角
柱を所定間隔で立設した支持バーが所定間隔で複数並設
されてなり、前記第2部品は、前記第1部品の角柱の裏
面に形成された凹溝に嵌まり込む複数所定間隔で並設さ
れた支持バーを有し、各支持バーには前記第1部品の角
柱間に所定隙間を形成して平行状に配設される角柱が立
設され、前記第1部品と前記第2部品を組付一体化させ
た状態では、第1部品の複数の角柱と第2部品の複数の
角柱間で裏面から表面へ同一径で連続するハニカム状の
セル孔が形成されるように構成したことにより、第1部
品と第2部品を組み付けて第1部品の角柱間に所定隙間
を形成させて第2部品の角柱を配置させることができ、
分解,組立てが容易で、容易に分解して掃除を行うこと
ができ、従来のように掃除が困難を極めることがない。
また、各角柱間で形成されるセル孔は裏面から表面へ同
一径で真っ直ぐに連続するものであるため、押出成形時
に無理な力がかかることがなく、製品の変形とか亀裂を
良好に防ぐことができるものとなる。また、押出成形時
に部分的に押出スピードが揃わないような場合には、金
型を分解して部分的な加工が可能となる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】押出成形機の要部断面構成図である。
【図2】押出成形機に取り付けられる金型の正面拡大構
成図である。
【図3】中心部を膨出状に追加工した状態の金型の側面
構成図である。
【図4】中心部を凹み状に追加工した状態の金型の側面
構成図である。
【図5】金型を取り付ける外周止金の斜視構成図であ
る。
【図6】第1部品の表側からの斜視図である。
【図7】第2部品の表側からの斜視図である。
【図8】第1部品の裏側からの斜視図である。
【図9】第2部品の裏側からの斜視図である。
【図10】第1部品と第2部品の組付構造を示す要部拡
大図である。
【図11】第3部品の表側からの斜視図である。
【図12】第4部品の表側からの斜視図である。
【図13】第3部品の裏側からの斜視図である。
【図14】第4部品の裏側からの斜視図である。
【図15】第5部品の表側からの斜視図である。
【図16】第5部品の裏側からの斜視図である。
【図17】外周を菱形に形成した金型の組付状態の正面
構成図である。
【図18】2分割タイプの金型の第2部品の分割状態の
正面構成図である。
【図19】2分割タイプの第1部品の正面構成図であ
る。
【図20】押出成形されるハニカム構造体の断面構成図
である。
【図21】従来の成形金型の側断面構成図である。
【図22】従来の成形金型の正面側から見たセル孔と送
入通路の配置構成図である。
【図23】従来の成形金型の要部拡大斜視構成図であ
る。
【符号の説明】
1 押出成形機 3 スクリュー 5 外枠体 8 外周止金 8a 中心孔 8b 嵌合凹部 9 金型 10 第1部品 11 六角柱 11a 支持バー 12 リング部 13 凹溝 13a,13b,13c 凹溝 15 第2部品 16 六角柱 17 支持バー 17a 係合凹部 18 リング部 19 凹溝 20 第3部品 21 六角柱 22 支持バー 22a 係合凹部 23 リング部 24 凹溝 25 第4部品 26 六角柱 27 支持バー 27a 係合凹部 28 リング部 29 凹溝 30 第5部品 31 六角柱 32 支持バー 32a 係合凹部 33 リング部 35 第1部品 36 六角柱 37 支持バー 38 リング部 40 第2部品 41 六角柱 42 支持バー 43a,43b,43c リング部 P スリーブ S セル孔 K 切欠 H ハニカム構造体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハニカム構造体を押出成形する押出成形
    機に固設された外周止金に嵌め込み状に取り付けられる
    金型であって、 該金型は分離可能な少なくとも第1部品と第2部品で構
    成され、 前記第1部品は、角柱を所定間隔で立設した支持バーが
    所定間隔で複数並設されてなり、 前記第2部品は、前記第1部品の角柱の裏面に形成され
    た凹溝に嵌まり込む複数所定間隔で並設された支持バー
    を有し、各支持バーには前記第1部品の角柱間に所定隙
    間を形成して平行状に配設される角柱が立設され、 前記第1部品と前記第2部品を組付一体化させた状態で
    は、第1部品の複数の角柱と第2部品の複数の角柱間で
    裏面から表面へ同一径で連続するハニカム状のセル孔が
    形成されるように構成したことを特徴とするハニカム構
    造体の押出成形金型。
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