JP2015066555A - 中空形材成形用押出ダイス - Google Patents

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Abstract

【課題】押出加工力が大きな高力系合金、特に、いわゆる7000系といった高強度アルミニウム合金からなるビレットを押出して、内部に仕切り壁が設けられた中空形材を容易に成形することができる中空形材成形用押出ダイスを提供する。
【解決手段】押出ダイス10を、ビレットを下流側に押出して形材の内側形状を成形するオス型部材20と、形材の外側形状を成形するメス型部材30とを備えて構成し、オス型部材20を構成するマンドレル部23の中央領域に、ビレットの一部を下流側に向けて案内するビレットガイド穴28を設け、ビレットガイド穴28の下流側開口部に対向する位置に4個の内側成形用駒23を固定装備し、メス型部材30が、内側成形用駒23全体の外周囲面に対向して、中空形材の外側形状を形成する外側成形ダイス穴部30Bを備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は中空形材成形用押出ダイスに係り、さらに詳しくは、高力系合金、特に、いわゆる7000系といった高強度アルミニウム合金を押出して、内部に仕切り壁が設けられた中空形材を成形する中空形材成形用押出ダイスに関する。
一般にアルミニウム合金等の押出加工は、断面形状の自由度が高く、押出成形される中空形材を得るのに優れているため、現在では広く採用されている。
すなわち、押出加工による製品が、構造材、機械部品等の強度部材として広く使用されるようになってきており、高力系合金、特に、7075、7N01、7003等の、いわゆる7000系といった高強度アルミニウム合金からなる押出部材の需要が増加している。そして、押出成形される中空形材として、最近では、角筒状の他に、断面日の字形状、目の字形状等、複雑な断面形状のものも生産されてきている。
複雑な断面形状の中空形材を成形するための従来の押出ダイスの一例として、金属製三次元押出材の製造方法及び製造装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
この金属製三次元押出材の製造方法及び製造装置では、長さ方向に中空部と中実部とが混在した三次元押出材を成形することができるように構成されている。
また、仕切り壁を有する中空形材を形成する中空材の押出し用ダイが知られている(例えば、特許文献2参照)。
この押出し用ダイでは、断面横長の日の字形状や、断面目の字形状の中空材を形成できるように構成されている。
さらに、長さ方向に横断面形状が異なる金属製押出材の押出加工方法及び装置が知られている(例えば、特許文献3参照)。
この押出加工方法及び装置によれば、長さ方向に横断面形状が異なるアルミニウム製押出材を押出成形できるように構成されている。
特開平4−305312号公報 特公平5−9169号公報 特許登録3095916号公報
ところで、中空形材成形用の材料として、高力系合金、特に、いわゆる7000系の高強度アルミを使用して、例えば、断面目の字形状等といった複雑な中空形材を形成する場合、対向する一対の外周壁と平行な2個の仕切壁が形成され、これらの仕切壁は直線状なので、ビレットの流れは比較的に流れ易いものと考えられる。
ところが、最近では断面目の字形状等の中空形材だけに限らず、中空形材の強度をより向上させる等の理由により、さらに複雑な断面形状の中空形材、例えば断面田の字形状の中空形材や断面曲線状の仕切り壁を有する中空形材等も要望されてきている。
断面田の字形状の中空形材の場合、田の字形状を形成する十文字状の仕切り壁がそれぞれの中央部で交差しているので、上流側から送込まれて押出されるアルミニウム合金からなるビレットが、交差部から互いに直交する方向には流れにくい。そのため、交差部を有する十文字状の仕切り壁を充分に形成することができないという問題が生じる。
また、交差部がない場合で、例えば、複雑な曲線状の仕切り壁が設けられている中空形材でも、ビレットの流れが曲線部で滞りやすくなるので、曲線状の仕切り壁を充分に形成することができないという問題が生じる。
さらに、上記前記特許文献1に開示された金属性三次元押出材の製造方法及び製造装置では、長さ方向に中空部と中実部とが混在した三次元押出材を成形することができるように構成されているが、特許文献1に開示された装置では、仕切り壁で構成された交差部のある中空形材を成形することはできない。
また、前記特許文献2に開示された仕切壁を有する中空型材の押出ダイでは、断面横長の日の字形状や、断面目の字形状の中空材を形成することはできるが、前述のように、仕切り壁で交差部が形成されているので、押出されたべレットが一方向には流れるが、交差部から一方向と直交する方向には流れにくくなり、断面田の字形状の中空型材を成形することは困難である。
また、前記特許文献3に開示された長さ方向に横断面形状が異なる金属性押出材の押出加工方法及び装置では、長さ方向に横断面形状が異なるアルミニウム製押出材を押出成形できるが、特許文献3に開示された装置では、仕切り壁で構成された交差部のある中空形材を成形することはできない。
上記問題点を解決するために、本発明では、押出加工力が大きな高力系合金、特に、いわゆる7000系といった高強度アルミニウム合金からなるビレットを押出して、内部に仕切り壁が設けられた中空形材を容易に成形することができる中空形材成形用押出ダイスを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の中空形材成形用押出ダイスは、上流側から送込まれるアルミニウム合金からなるビレットを下流側に向けて案内しつつ中空形材の内側形状を成形するオス型部材と、このオス型部材を外周部で保持すると共に前記中空形材の外側形状を成形するメス型部材とを備えた中空形材成形用押出ダイスであって、
前記オス型部材を、前記内側形状を成形するマンドレル部と、このマンドレル部の外周部に複数のブリッジ部を介して一体的に連結されたホルダー部とにより構成し、
前記マンドレル部の中央領域に前記ビレットの一部を下流側に向けて案内するビレットガイド穴を設け、このビレットガイド穴の上流側開口面積を下流側開口部の開口面積よりも大きく形成し、
前記ビレットガイド穴の下流側で、且つ前記各ブリッジ部側から流入するビレットとの合流空間をなすビレット流入隙間空間を下流側に向けて維持しつつ前記中空形材の内部で連続仕切壁を形成する位置に、複数の内側成形用駒を固定装備したことを特徴とする。
本発明の中空形材成形用押出ダイスは、以上のように構成されているので、マンドレル部の中央領域に設けられたビレットガイド穴からビレットの一部がブリッジ部側から流入するビレットと合流して、下流側に向けて維持されたビレット流入隙間空間から押出される。ビレットガイド穴から押出されるビレットは、複数の内側成形用駒により形成される中空形材の仕切り壁部の位置に向かって押し出されるので、複雑形状の断面形状、例えば、仕切り壁の交差部や、曲線状の仕切り壁の曲線部にまで充分に行き届く。その結果、押出加工力が大きな高力系合金、特に、いわゆる7000系といった高強度アルミニウム合金からなるビレットを押出して、仕切り壁が設けられた中空形材を容易に成形することができる。
本願発明に係る中空形材成形用押出ダイスの第1実施形態の要部を示す縦断面斜視図である。 前記第1実施形態の中空形材成形用押出ダイスの全体を示す平面図である。 図2におけるIII−III線に沿った縦断面図であり、ホルダーとブリッジ外周面とがブリッジ部圧入構造により一体形成され、かつビレットガイド穴が二段構成となった状態を示す縦断面図である。 図3におけるIV−IV線に沿った一部断面の矢視図である。 前記第1実施形態のオス型部材とメス型部材との断面斜視図であり、図1の全体図である。 前記第1実施形態のメス型部材の表面を示す全体平面図である。 第1実施形態の中空形材成形用押出ダイスにより成形された断面田の字形状の中空形材を示す斜視図である。 本発明に係る中空形材成形用押出ダイスの第2実施形態であり、ホルダーとブリッジ外周面とがブリッジ部圧入構造により一体形成され、かつビレットガイド穴がテーパー形状となった状態を示し図3に対応する縦断面図である。 図8におけるオス型部材とメス型部材との断面斜視図である。 本発明に係る中空形材成形用押出ダイスの第3実施形態を示す全体平面図である。 図10におけるXI−XI線に沿った縦断面斜視図であり、ホルダーとブリッジ外周面とがブリッジ部焼き嵌め構造により一体形成され、かつビレットガイド穴が二段構成となった状態を示す縦断面図である。 本発明に係る中空形材成形用押出ダイスの第4実施形態を表し、ホルダーとブリッジ外周面とがブリッジ部焼き嵌め構造により一体形成されかつビレットガイド穴がテーパー形状となった状態を示す縦断面斜視図である。 本発明に係る中空形材成形用押出ダイスの第5実施形態を表し、ホルダーとブリッジ外周面とがブリッジ部焼き嵌め構造により一体形成された状態を示す全体平面図である。 図13のXIV−XIV線に沿った縦断面斜視図である。 図14におけるXV−XV線に沿った一部断面の矢視図である。 第5実施形態の中空形材成形用押出ダイスにより成形された断面格子形状の中空形材を示す斜視図である。 本発明に係る中空形材成形用押出ダイスの第6実施形態を示す全体平面図である。 図17のXVIII−XVIII線に沿った縦断面斜視図である。 図18におけるXIX−XIX線に沿った一部断面の矢視図である。 第6実施形態の中空形材成形用押出ダイスにより成形された断面格子形状の中空形材を示す斜視図である。 本発明に係る中空形材成形用押出ダイスの第7実施形態であり、ホルダーとブリッジ外周面とがブリッジ部焼き嵌め構造により一体形成された状態を示す全体平面図である。 図21のXXII−XXII線に沿った縦断面斜視図である。 図22におけるXXIII−XXIII線に沿った一部断面の矢視図である。 第7実施形態の中空形材成形用押出ダイスにより成形された仕切り壁の厚さが異なる断面格子形状の中空形材を示す斜視図である。 本発明に係る中空形材成形用押出ダイスの第8,9実施形態を利用して成形される曲線状の仕切り壁を有する中空形材を示す模式図であり、図25(A)は第8実施形態の押出ダイスにより成形される曲線状の仕切り壁を有する中空形材を示す図、図25(B)は第8実施形態の押出ダイスにより成形される曲線状の仕切り壁を有する中空形材を示す図である。 本発明に係る中空形材成形用押出ダイスの第10実施形態を利用して成形される曲線状の仕切り壁を有する中空形材を示す模式図であり、2本の波型曲線状の仕切り壁が設けられた図である。 本発明に係る第5実施形態(図14)の変形形態を示す縦断面斜視図である。 (A),(B)とも本願発明の中空形材成形用押出ダイスを利用して成形される交差部を有する仕切り壁を備えた中空形材の変形形態を示す斜視図である。
以下に、図1〜図6を参照して、本発明の中空形材成形用押出ダイス(以下、単に押出ダイスという)の第1実施形態を説明する。
本第1実施形態の押出ダイス10は、高力系合金、特に、いわゆる7000系と言われる高強度アルミニウム合金からなる中空形材を成形するものである。
そして、この押出ダイス10では、曲線状の仕切り壁や交差部を形成する仕切り壁等、複雑な断面形状を有する中空形材のうち、図7に示すような、内部に交差部Xを有する十文字状に設けられた仕切壁1b,1bを設けた断面田の字形状の中空形材1を成形するものである。
図1,3に示すように、押出ダイス10は、上流側から押出されるアルミニウム合金からなるビレットBを下流側に向けて案内しつつ中空形材1の内側形状を成形するマンドレル部23を有するオス型部材20と、このオス型部材20を外周部で保持すると共に、中空形材1の外側形状を成形するメス型部材30とを備えて構成されている。
オス型部材20は、前記マンドレル部23と、このマンドレル部23の外周部に複数のブリッジ部24を介して一体的に連結されたホルダー部25とを備えて構成されている。
ホルダー部25は、所定厚さを有する全体円板状に形成され、その押出し方向の上流側の端面には、上記各ブリッジ部24により分断されているが、全体として、円形状のビレット導入用開口部25Bが形成されている。
マンドレル部23の中央領域には、後に詳細を示すように、ビレットBの一部を下流側に向けて案内するビレットガイド穴28が設けられている。
そして、このビレットガイド穴28の上流側開口面積28Aが、下流側開口部28Bの開口面積よりも大きく形成されている。
また、ビレットガイド穴28の下流側開口部に対向する側で、且つ各ブリッジ部24側から流入するビレットBとの合流空間をなすビレット挿通穴BH1(ビレット流入隙間空間)を下流側、つまりメス型部材30側に向けて維持しつつ中空形材1の内部に交差部Xを有する仕切壁を形成する位置に、複数(本実施形態では4個)の内側成形用駒23Bが固定装備されている。この内側成形用駒23Bは、マンドレル部23に連結部23Mを介して設けられている。
そして、4個の内側成形用駒23全体の外周囲面に対向して、メス型部材30には、複数中空形材1の外側形状を形成する外側成形ダイス穴部30Bが設けられている。
以下、各構成をさらに詳細に説明する。
まず、図2,3に基づいて押出ダイス10の全体を説明する。
図2に示すように、押出ダイス10は全体円柱状に形成されている。また、押出ダイス10は、図3に示すように、前記オス型部材20およびメス型部材30と、このメス型部材30を保持するバックダイ70とを備えて構成されている。
そして、ビレットBは、オス型部材20の上流側に配置されたチャンバー等からなるビレット押出装置80内に収容され、且つそのビレット押出装置80により押出されるようになっている。
オス型部材20とメス型部材30とバックダイ70とは一体的に連結されている。
すなわち、オス型部材20とメス型部材30とが、図2、図3に示すように、例えば2本の位置決めピン71で位置決めされた後、これらのオス型部材20とメス型部材30とバックダイ70とが例えば2本の連結ボルト72で連結、固定されている。
オス型部材20は、図3,5に詳細を示すように、スパイダー22を備えて構成され、このスパイダー22は、中空形材1の内側形状を成形するマンドレル部23と、このマンドレル部23を支持すると共に当該マンドレル部23の周囲から外方に略X字状に突出したブリッジ部24と、このブリッジ部24を介して一体的に連結されたホルダー部25とを備えて構成されている。
上記ブリッジ部24は、図2に示すように、時計回りに配置された第1ブリッジ24a、第2ブリッジ24b、第3ブリッジ24c、および第4ブリッジ24dの4個で構成されている。そして、各ブリッジ24a〜24d間の空間が、ビレット導入空間Sとなっている。
マンドレル部23の上面部23Aは、円形状の平坦面に形成されており、この上面部23Aに上記各ブリッジ24a〜24dの上面部が連続している。これらの各ブリッジ24a〜24dの上面部は、マンドレル部23の上面部23Aからホルダー部25の内周面に行くにしたがって低くなる傾斜状に形成されている。
また、マンドレル部23の上面部23Aは、スパイダー22とホルダー部25とが一体的に組立てられたとき、ホルダー部25の上端面25A(図3,5参照)と同一高さ面となっている。
図1,3,5に示すように、各ブリッジ24a〜24dの先端外周面24Aは、ホルダー部25におけるブリッジ保持部26のブリッジ受座面26Bと係合し合うようになっている。
すなわち、ホルダー部25には、当該ホルダー部25の上端部に形成されると共に、各ブリッジ24a〜24dの先端上面部24B(図3参照)を押えるブリッジ押え部26Aと、このブリッジ押え部26Aに連続し、かつブリッジ24a等の幅寸法と略等しく(好ましくは、やや幅広く)形成された上記ブリッジ受け座面26Bとが、各ブリッジ24a〜24dにそれぞれ対応して設けられている。
また、ブリッジ押圧部26Aには、各ブリッジ24a〜24dが回転しないように、例えば扁平角柱状の固定部材27が打込まれるようになっている。
固定部材27は、図5に示すように、各ブリッジ24a〜24dとブリッジ押圧部26Aとの位置決めを正確に行った後、ブリッジ押圧部26Aと各ブリッジ24a〜24dの上部側にわたってあけられた固定部材27用の打込穴に、上方から打込むようになっている。
そして、各ブリッジ24a〜24dの先端外周面24Aとホルダー部25のブリッジ受座面26Bとの互いの係合面が、押出し方向の上流側から下流側に向かってダイスの中心に近づくような傾斜面に形成されている。そのため、次に述べる内側成形用駒23Bにおける押出しの作用点に生じるモーメントを小さくすることができ、これにより、各ブリッジ24a〜24dの強度を大きくすることができる。その結果、各ブリッジ24a〜24dの破断を防止することができる。
なお、各ブリッジ24a〜24dの先端外周面24Aとホルダー部25のブリッジ受座面26Bとは、ブリッジ部圧入構造Mを構成する圧入により一体化されている。
各ブリッジ24a〜24dの下端部は、図1に詳細を示すように、メス型部材30のホルダー部受面30Aから所定寸法だけ上方に離れた位置に位置しており、そこからマンドレル部23の連結部23Mを介して、中空形材1(図7参照)の内側形状を形成する複数個(実施形態では4個)の内側成形用駒23Bに繋がるような形状に形成されている。
そして、この各ブリッジ24a〜24dのそれぞれの下端部には、ホルダー部25のブリッジ受座面26Bの下端部の各ブリッジ24a〜24dの下端部と、メス型部材30のホルダー部受面30Aとで、トンネル状のビレット挿通孔BHが形成されている。このビレット挿通孔BHは、矢印で示すように、各ビレットBを導入するビレット導入空間Sから導入されたビレットBが合流し合うビレット合流空間を構成している。
そのため、ビレットBは、前記各ビレットBを導入するビレット導入空間Sから導入されると共に、ビレット挿通孔BHで合流され、かつ下流側に押し出されるようになっている。
前記マンドレル部23の前記ビレットBの流れの下流側端部には、図1,3,5に示すように、前記4個の内側成形用駒23Bが設けられている。
これらの内側成形用駒23Bはそれぞれ略四角形状に形成されると共に、前述のように連結部23Mを介してマンドレル部23の下端部に設けられている(図4も参照)。そして、4個の内側成形用駒23Bはメス型部材30側に突出し、かつ、図4,6に詳細を示すように、メス型部材30に形成されている前記外側成形用ダイス穴部30B内に挿入されるようになっている。
メス型部材30は、4個の内側成形用駒23B全体の外周囲面に対向すると共に、所定寸法の隙間L1を確保した大きさに形成されている。
そして、各内側成形用駒23Bは、上記メス型部材30の外側成形用ダイス穴部30B内に挿入されるようになっており、各内側成形用駒23Bの外周と外側成形用ダイス穴部30Bとの間に設定された上記所定寸法の隙間L1が、形材外側成形用穴部50となっている(図1,3,5参照)。
また、外側成形用ダイス穴部30Bは、図3に示すように、わずかな寸法の直線部と当該直線部からメス型部材30の外周方向に拡開する逃げ穴部30Cとで形成されている。
このような各内側成形用駒23Bは、図7に示すような、断面田の字形状の中空形材1の4つの内部空間1Sをそれぞれ形成するようになっており、4個の内側成形用駒23Bは、図4に示すように、全体が略四角形状となるように配置されている。
各内側成形用駒23Bは、前述のように、前記連結部23Mを介して形材内側成形部23の押出し方向下流側の端部に設けられている。
各内側成形用駒23Bにおいて押出し方向上流側には、図1に示すように、それぞれの外周から外側に突出した帯状のフランジ部23Fが各内側成形用駒23Bの外周を巻くようにして設けられている。
図1,4に示すように、互いに隣り合う内側成形用駒23Bのそれぞれ対向するフランジ部23F間には所定寸法の隙間L2が形成されている。そして、これらの隙間L2により、前記中空形材1の十文字形状の前記仕切壁1b,1bを形成するための前記形材形成用内側穴部51が構成されている。
また、各内側成形用駒23Bのそれぞれのフランジ部23Fの外周は、前記メス型部材30に形成されている前記外側成形用ダイス穴部30Bと対向配置されている。そして、両者の間には、前記所定寸法の隙間L1が形成されており、これらの隙間L1により、前記中空形材1の外周壁2a,2aを形成するための形材形成用外側穴部50が構成されている。
各内側成形用駒23Bのそれぞれのフランジ部23Fの上面は、図1,3等に示すように、メス型部材30のホルダー部受面30Aと同一平面となっている。そのため、ビレットBは、前記ビレット挿通穴BHから前記マンドレル部23の連結部23Mの側面を経由して、それぞれのフランジ部23Fの上端面に沿っても押し出されるようになっている。
前述のように、中空形材1は、2枚の仕切壁1b,1bにより1つの交差部Xが形成されている。そのため、前記ビレットBを導入するビレット導入空間S、ビレット挿通孔BHおよびビレット挿通孔BH1から押出されるビレットBだけでは交差部Xまで行きわたらないおそれがある。
そこで、本第1実施形態のダイス10では、図1〜4に示すように、前記マンドレル部23の中央領域に、ビレットBの一部を下流側に向けて案内する前記ビレットガイド穴28を設けた構成となっている。
このビレットガイド穴28は、上記仕切壁1b,1bの交差部Xに対応して設けられている。そして、マンドレル部23のビレットBの流入側に位置する上流側開口面積が、ビレットBの流出側に位置する下流側開口部の開口面積よりも大きく形成されている。
また、前記ビレットガイド穴28の下流側開口部に対向する側で、かつ連結部23Mの対向する面間には、ビレット導入隙間空間を構成するビレット挿通孔BH1が設けられている。このビレット挿通孔BH1は、ビレットBを導入するビレット導入空間Sに導入されたビレットB同士を合流させるビレット合流空間を構成するものであり、ビレットガイド穴孔28から導入されたビレットBがビレット挿通孔BH1を経由して押し出されるようになっている。
すなわち、図1,3,5に詳細を示すように、第1実施形態のビレットガイド穴28は、マンドレル部23の途中に段部を備えた上流側の直径Φ1に形成された大開口穴部28Aと、マンドレル部23の下部側、つまり仕切壁1b,1bの交差部X側にビレットBの一部を導入する直径Φ2に形成された小開口穴部28Bとで構成されている。
そのため、上流側から送込まれ、かつ押出されたビレットBの一部は、大開口穴部28Aでガイドされて確実に小開口穴部28Bに導入される。
また、小開口穴部28Bがマンドレル部23の下部側に設けられているので、マンドレル部23において小開口穴部28Bの部分の肉厚を大きく採ることができ、押出時の応力に対してダイスの強度を上げることができる。その結果、ダイスの割れを防止することができる。
なお、4個の内側成形用駒23Bにおける各フランジ部23Fのそれぞれの1角部が集まる部位で、その交点Pの位置が、仕切り壁によって形成される交差部Xに対応するようになっており、また、上記交点Pの位置と後に詳細を述べるビレットガイド穴28の小開口穴部28Bの中心とが一致するように、小開口穴部28Bの位置が設定されている。
次に、以上のような構成の押出ダイス10による中空形材1の成形方法を説明する。
オス型部材20に対して、ビレットBの押出し方向上流側に配設されたビレット押出装置80によりビレットBが送込まれ、かつ押出されると、そのビレットBは、まず、オス型部材20のマンドレル部23およびブリッジ部24とホルダー部25との隙間で構成されたビレットBを導入するビレット導入空間Sに導入されると共に、一部がビレットガイド穴28の大開口穴部28Aとに導入される。
ビレット導入空間Sに導入されたビレットBは、第1〜第4ブリッジ24a〜24dの側面、形材内側成形部23の側面、前記ビレット挿通穴BH、ビレット挿通穴BH1および前記各内側成形用駒23Bのフランジ部23Fの上面部から前記形材成形用外側穴部50に導かれると共に、その形材成形用外側穴部50から押出される。
これに対して、ビレットガイド穴28の大開口穴部28Aに導入されたビレットBの一部は、大開口穴部28Aでガイドされて確実に小開口穴部28Bに導入される。このとき、ビレット挿通穴BH1からのビレットBも合流して押出される。
そして、押出し成形された中空形材1は、バックダイ70に形成されている形材送出用穴部70Aから送り出された後、図示しない保持機構により保持され、且つ所定のストックヤード等に搬入される。
次に、図7に基づいて、以上のような第1実施形態の押出ダイス10により成形される中空形材1を説明する。
中空形材1は、断面四角形形状の外周壁2a,2aと、これらの外周壁2a,2aの内部に設けられた十文字状の仕切壁2b,2bとで構成され、これらの仕切壁2b,2b同士が交差する中央部が交差部Xとなっている。そのため、中空形材1は、内部に4個の空間1Sを有する断面田の字形となっている。
このような断面田の字形の中空形材1は、押出しダイス10の前記形材形成用外側穴部50および形材形成用内側穴部51から、ビレットBを連続して押出すことにより成形されるようになっている。
本第1実施形態の押出しダイス10は以上のように構成されているので、次のような効果を得ることができる。
(1)上流側から送られてきたビレットBの一部が、マンドレル部23の中央領域に設けられたビレットガイド穴28から、4個の内側成形用駒23Bにおける各フランジ部23Fのそれぞれの1角部が集まる交点Pに向かって押し出される。その交点Pの位置は、仕切り壁によって形成される交差部Xに対応しており、さらに、交点Pとビレットガイド穴28の小開口穴部28Bの中心とは同一線上に一致しているので、小開口穴部28Bを経由したビレットBは交点Pを経由して押出される。そのため、交差部Xを容易に成形することができる。その結果、押出加工力が大きな高力系合金、特に、いわゆる7000系といった高強度アルミニウム合金からなるビレットを押出して、複雑形状の仕切り壁が設けられた中空形材を容易に成形することができる。
(2)ビレットガイド穴28は、マンドレル部23の上部側に形成された大開口穴部28Aと、マンドレル部23の下部側に形成された小開口穴部28Bとの二段構成となっており、上流側から押出されたビレットBの一部は、大開口穴部28Aでガイドされて確実に小開口穴部28Bに導入される。その結果、仕切り壁を形成するための充分なビレットを確保することができる。
(3)ブリッジ部24の第1〜第4ブリッジ24a〜24dの先端外周面24Aと、ブリッジ保持部26のブリッジ受座面26Bとの係合面が押出し方向下流側に向かってダイス中心に近づくような傾斜面に形成されているので、ホルダー部25のブリッジ受座面26Bの基端部と、この基端部から内側成形用駒23において押出し方向と直交する方向の作用点までの距離を小さくすることができる。そのため、内側成形用駒23の作用点に生じるモーメントを小さくすることができ、結果的に第1〜第4ブリッジ24a〜24dの強度を大きくすることができるので、それらの第1〜第4ブリッジ24a〜24dの破断を防止することができる。その結果、押出加工力が大きな高力系合金、特に、いわゆる7000系といった高強度アルミニウム合金からなるビレットBを押出し成形する場合でも、高速押出しができると共にダイスの長寿命化を図れるようになる。
(4)各ブリッジ24a〜24dとブリッジ受座面26Bとが、ブリッジ部圧入構造Mにより一体的に構成されているので、各ブリッジ24a〜24d、ひいてはマンドレル部23の強度を確保することができ、ビレットBの押出し時の圧力をオス型部材20の全体で受けることができる。その結果、押出加工力が大きな高力系合金、特に、いわゆる7000系といった高強度アルミニウム合金からなるビレットBを押出し成形する場合でも、高速押出しができると共にダイスの長寿命化を図れるようになる。
(5)各ブリッジ24a〜24dとブリッジ押圧部26Aとは、それらの間にわたってあけられた打込穴に打込まれた回り止め用の固定部材27により固定されているので、各ブリッジ24a〜24dの回転を防止することができ、これにより、精度の高い中空形材1を成形することができる。
次に、図8、図9を参照して、本発明の押出ダイスの第2実施形態を説明する。
前記第1実施形態では、その押出ダイス10のビレットガイド穴28の形状が、大開口穴部28Aと小開口穴部28Bとの二段構造となっていたものを、本第2実施形態の押出ダイス11では、テーパー状穴のビレットガイド穴38としたものである。しかし、その他の部材、構造等は、第1実施形態の押出ダイス10と全く同一である。
したがって、第1実施形態と同一構造、同一部材には同一符号を付して、異なる部分だけを説明する。ここで、マンドレル部23は、ビレットガイド穴28,38の形状が異なるだけなので、第2実施形態でも第1実施形態と同一符号の23を付して説明する。
本第2実施形態の押出ダイス11のビレットガイド穴38は、その形状が前記マンドレル部23の上流側開口部から下流側開口部側に行くにしたがって小さくなるテーパー状に形成されている。
ここで、マンドレル部38の上流側開口部の直径φ1は、前記第1実施形態の大開口穴部28Aの直径φ1と略等しくなっており、テーパー状穴の下流側開口部の直径φ2は、前記第1実施形態の小開口穴部28Bの直径φ2と略等しくなっている。
なお、本第2実施形態の押出ダイス11のビレットガイド穴38においては、前記第1実施形態と同様に、4個の内側成形用駒23Bにおける各フランジ部23Fのそれぞれの1角部が集まる部位で、その交点の位置が、仕切り壁によって形成される交差部Xに対応するようになっており、また、上記交点の位置とビレットガイド穴38の中心とが一致するように、ビレットガイド穴38の位置が設定されている。
以上のような第2実施形態の押出ダイス11によれば、前記第1実施形態の押出ダイス10と同様に、図7に示す断面田の字形状の中空形材1を成形することができる。
以上のような、第2実施形態の押出ダイス11においても、前記第1実施形態の押出ダイス10と略同様の作用と、(1)〜(5)と略同様の効果を得ることができる他、
(6)ビレットガイド穴38が、マンドレル部23の上流側開口部から下流側開口部側に行くにしたがって小さくなるテーパー状に形成されているので、ビレットBの流れがスムーズになる、という効果を得ることができる。
次に、図10、図11を参照して、本発明の押出ダイスの第3実施形態を説明する。
前記第1、第2実施形態の押出ダイス10、11では、ブリッジ部24の第1〜4ブリッジ24a〜24dの下部とブリッジ受座面26Bの下部とが、メス型部材30側に行くにしたがってダイス中心側に近づく方向に傾斜すると共に、それらが、ブリッジ部圧入構造Mで係合された構成であった。
これに対して、第3実施形態の押出ダイス12では、マンドレル部33を支持するブリッジ部34の第1〜4ブリッジ34a〜34dの先端外周面34Aと、これらの各ブリッジ34a〜34dを保持するホルダー部125の内周面の一部とが、ブリッジ部焼き嵌め構造Nにより一体化された構成としたものである。
ここで、焼き嵌めとは、熱を利用して強い接合を得る方法であり、穴のあいた円板などの部材を加熱膨張させて、穴の直径よりやや大きく作った軸を嵌め入れ、その後、冷却して固定する嵌め合いの方法を言い、締め付けタイプの接合として使われている。そして、焼き嵌めにより、両者(上記例では、円板と軸)は固着状態になる。
本第3実施形態の押出ダイス12のオス型部材120は、前記第1,2実施形態の押出ダイス10,11と全体形状は略同じであるが、押出ダイス10等に形成されている前記ブリッジ押え部26Aを有しない点だけ形状が異なっている。
本第3実施形態のスパイダー32は、中空形材1の内側形状に対応する上記マンドレル部33と、このマンドレル部33を支持すると共に当該マンドレル部33を支持するブリッジ部34とで構成されている。
ブリッジ部34は、マンドレル部33の周囲から外方に略X字状に突出した複数個、すなわち第1ブリッジ34a、第2ブリッジ34b、第3ブリッジ34c、および第4ブリッジ34dの4個で構成されており、各ブリッジ34a〜34d間の空間が前記ビレット導入空間Sとなっている。
マンドレル部33の中央領域には、ビレットBの一部を下流側に向けて案内する前記ビレットガイド穴28が設けられている。このビレットガイド穴28は、前記仕切壁1b,1bの交差部Xに対応して形成されている。そして、ビレットガイド穴28は、前述のように、大開口穴部28Aと小開口穴部28Bとで構成されている。
上記ビレットガイド穴28は、前記第1実施形態の押出しダイス10におけるビレットガイド穴28と同様の構成となっている。
各ブリッジ34a〜34dの外周の下端部とメス型部材30のホルダー部受面30Aとの間には、各ブリッジ34a〜34dを支持するブリッジ部保持機構である支持部材36が介在されており、この支持部材36は、その両端部が各ブリッジ34a〜34dの下端部とメス型部材30のホルダー部受面30Aとにわたって固定されている。
したがって、各ブリッジ34a〜34dの下端部とメス型部材30のホルダー部受面30Aとの間には、上記支持部材36の高さ寸法分の隙間が形成されていることになる。そして、この隙間が、隣り合う前記ブリッジ挿入空間S内に導入されたビレットB同士が挿通し合うトンネル状のビレット挿通穴BHとなっている。このビレット挿通穴BHは、前記第1実施形態のビレット挿通穴BHと同様の機能を有するものであり、ビレット合流空間およびビレット流入隙間空間を構成するものである。
また、前記マンドレル部33の前記ビレットBの流れの下流側端部には、前記内側成形用駒23Bと略同一形状の4個の内側成形用駒33Bが設けられており、これらの内側成形用駒33Bにはそれぞれフランジ部33Fが設けられている。
各内側成形用駒33Bは、メス型部材30側に突出し、かつ、当該メス型部材30に形成されている前記外側成形用ダイス穴部30B内に挿入されるようになっている。
このような内側成形用駒33Bは、図7に示すような、断面田の字形状の中空形材1の4つの内部空間1Sをそれぞれ形成するようになっている。そして、これらの内側成形用駒33Bは、前記第1,2実施形態の内側成形用駒23Bと略同様の形状の四角形状に形成され、かつ、四角形状に配置されている。
以上のような第3実施形態の押出ダイス12によれば、前記図7に示す断面田の字形状の中空形材1を成形することができる。
以上のような、第3実施形態の押出ダイス12においても、前記第1実施形態の押出ダイス10と略同様の作用と、(1)、(2)、(6)と略同様の効果を得ることができる他、次のような効果を得ることができる。
(7)各ブリッジ34a〜34dの先端外周面34Aとホルダー部125の内周面の一部とが、ブリッジ部焼き嵌め構造Nにより一体的に構成されているので、各ブリッジ34a〜34d、ひいてはマンドレル部33の強度を確保することができ、ビレットBの押出し時の圧力をオス型部材20の全体で受けることができる。その結果、押出加工力が大きな高力系合金、特に、いわゆる7000系といった高強度アルミニウム合金からなるビレットBを押出し成形する場合でも、高速押出しができると共にダイスの長寿命化を図れるようになる。
(8)各ブリッジ34a〜34dの下端部には、それぞれの下端部とメス型部材30のホルダー部受面30Aとにわたって支持部材36が固定され、この支持部材36の高さ寸法分の隙間が形成されている。支持部材36は、隣り合うブリッジ挿入空間S内に導入されたビレットB同士が挿通し合うトンネル状のビレット挿通穴BHを形成することができると共に、各ブリッジ34a〜34dを支持することができるので、2つの役割を果たすことができ、部材の有効利用ができる。
次に、図12を参照して、本発明の押出ダイスの第4実施形態を説明する。
本第4実施形態の押出ダイス13では、そのビレットガイド穴38の形状を、前記第3実施形態の押出ダイス12におけるビレットガイド穴28と異なるものとした。そして、ビレットガイド穴38の形状は、第2実施形態の押出ダイス11のビレットガイド穴38の形状と同一のものである。
その他の部材、構造等は、第3実施形態の押出ダイス12と全く同一である。したがって、第3実施形態と同一構造、同一部材には同一符号を付して、異なる部分のみを説明する。
本第4実施形態の押出ダイス13のビレットガイド穴38は、その形状が前記マンドレル部33の上流側開口部から下流側開口部側に行くにしたがって小さくなるテーパー状に形成されている。
第4実施形態の押出ダイス13では、4個の前記内側成形用駒33Bが四角形状に配置されているので、前記図7に示す断面田の字形状の中空形材1を成形することができる。
以上のような、第4実施形態の押出ダイス13においても、前記第3実施形態の押出ダイス12と略同様の作用と、前記(1)、(2)、(7)、(8)と略同様の効果を得ることができる。
次に、図13〜図16を参照して、本発明の押出ダイスの第5実施形態を説明する。
本第5実施形態の押出ダイス14は、前記第3,4実施形態と同様に、各ブリッジ44a〜44dの先端外周面44Aとホルダー部125の内周面の一部とが、前記ブリッジ部焼き嵌め構造Nにより一体的に固定されており、各ブリッジ44a〜44dおよびマンドレル部43の強度が確保されている。
押出ダイス14では、そのビレットガイド穴48の構成を、前記第3、第4実施形態の押出ダイス12,13におけるビレットガイド穴28,38の構成と異なるものとしたが、その他の部材、構造等は、前記第3,4実施形態の押出ダイス13,14と全く同一である。
したがって、第3,4実施形態と同一構造、同一部材には同一符号を付して、異なる部分のみを説明する。
本第5実施形態の押出ダイス14では、図16に示すような、4箇所の交差部Xを有する断面格子状の中空形材2を成形することができるように構成されている。
前記オス型部材120は、上記中空形材2の内側形状を成形するマンドレル部43と、このマンドレル部43を支持すると共に当該マンドレル部43の周囲から外方に略X字状に突出したブリッジ部44とで構成されたスパイダー42を備えて構成され、このスパイダー42は、上記ブリッジ部44を介してホルダー部125と一体的に連結されている。
上記ブリッジ部44は、図13中、時計回りに配置された第1ブリッジ44a、第2ブリッジ44b、第3ブリッジ44c、および第4ブリッジ44dの4個で構成されている。そして、各ブリッジ44a〜44d間の空間がビレットBを導入するビレット導入空間Sとなっている。
前記ビレットガイド穴48は、図13,14に示すように、マンドレル部43の上流側に形成された大開口穴48Aと、マンドレル部43の下流側、つまり前記中空形材2の仕切壁1b,1bの交差部Xを形成できる位置に対応する小開口穴48Bとの二段構成とされている。
大開口穴48Aは、平面視が略正方形形状でマンドレル部43の下部側に所定寸法入り込んだ凹部状に形成されており、この大開口穴48Aの底面部に複数(実施形態では4箇所)の小開口穴48Bが形成されている。この小開口穴48Bは大開口穴48Aの底面部からマンドレル部43の下流側に向けて穴あけ形成されている。
第5実施形態の押出ダイス14では、4箇所の交差部Xに対応できるように、9個の内側成形用駒43Bが設けられている。これらの内側成形用駒43Bは、前記第1実施形態の押出ダイス10の内側成形用駒23Bと略同一形状の四角形状に形成され、マンドレル43の下部に前記連結部23と同様の構成の連結部を介して設けられている。
そして、これらの内側成形用駒43Bは、図15に示すように、全体で四角形状となるように配置されている。また、各内側成形用駒43B間の隙間L2により、前記形材成形用内側穴51が構成されている。さらに、9個の内側成形用駒43Bは、メス型130の外側成形ダイス穴部130B内に挿入されるようになっている。
なお、第5実施形態の押出ダイス14では、そのマンドレル43が、前記第4実施形態の押出ダイス13のマンドレル1b,1bと略同じ大きさとなっており、そのマンドレル43に9個の内側成形用駒43Bが設けられている。そのため、これらの内側成形用駒43Bの一つ一つの大きさは、第4実施形態の押出ダイス13の4個内側成形用駒33Bの一つ一つの大きさより小さく形成されている。内側成形用駒43Bの一つ一つを大きく形成する場合、マンドレル43を大きくすればよい。
また、9個の内側成形用駒43Bにおける各フランジ部43Fのそれぞれの1角部が集まる4箇所の部位で、それぞれの交点Pの位置が、仕切り壁によって形成される交差部Xに対応するようになっており、さらに、上記4箇所の交点Pの位置と4個のビレットガイド穴48の各小開口穴部48Bの中心とが一致するように、小開口穴部48Bの位置が設定されている。
次に、図16に基づいて、以上のような第5実施形態の押出ダイス14により成形される中空形材2を説明する。
中空形材2は、断面四角形形状に形成され、互いに対向配置された二対の外周壁2a,2aと、その内部に設けられた縦横2本づつの仕切壁2b,2bとで構成され、内部に9個の空間2Sを有する断面格子状となっている。そして、仕切壁2b,2bが交差する交差部Xが4箇所に設けられている。
なお、仕切壁2b,2bの板厚寸法は同じとなっている。
このような第5実施形態の押出ダイス14では、前記第3,4実施形態の押出ダイス と略同様の作用と、前記(1)、(2)、(7)、(8)と略同様の効果を得ることができる他、次のような効果を得ることができる。
(9)上流側から送られてきたビレットBの一部が、マンドレル部43の中央領域に設けられたビレットガイド穴48の大開口穴48Aから小開口穴48Bを経て、9個の内側成形用駒43Bにおける各フランジ部43Fのそれぞれの1角部が集まる4箇所の交点Pに向かって押し出される。それぞれの交点Pの位置は、仕切り壁によって形成される4箇所の交差部Xに対応しており、さらに、各交点Pと各ビレットガイド穴48の小開口穴部48Bの中心とはそれぞれ同一線上に一致しているので、各小開口穴部48Bを経由したビレットBは各交点Pを経由して押出される。そのため、4つの交差部Xを容易に成形することができる。
次に、図17〜20を参照して、本発明の押出ダイスの第6実施形態を説明する。
第5実施形態の押出ダイス14では、大開口穴48Aの底面部に4個の小開口穴48Bが設けられていたものを、第6実施形態の押出ダイス15では、大開口穴58Aの底面部に9個の小開口穴58Bが設けられた構成としたものである。
第6実施形態の押出ダイス15では、上述のように、前記第5実施形態の押出ダイス14とは、ビレットガイド穴48B,58Bの形状が異なるだけであり、その他の部材、構造等は、第5実施形態の押出ダイス14と全く同一である。したがって、第5実施形態と同一構造、同一部材には同一符号を付して、異なる部分のみを説明する。
本第6実施形態の押出ダイス15では、図20に示すような、断面格子状の中空形材3を成形することができるように構成されている。そして、この中空形材3では、9箇所の交差部Xが設けられている。
押出ダイス15の前記オス型部材120は、中空形材2の内側形状を成形するマンドレル部53と、このマンドレル部53を支持すると共に当該マンドレル部53の周囲から外方に略X字状に突出したブリッジ部54とで構成されたスパイダー52を備え、このスパイダー52は、上記ブリッジ部54を介して前記ホルダー部125と一体的に連結されている。
また、各ブリッジ54a〜54dの先端外周面54Aとホルダー125の内周面の一部とは、前記ブリッジ部焼き嵌め構造Nにより一体的に固定されており、各ブリッジ54a〜54dおよびマンドレル部53の強度が確保されている。
上記ブリッジ部54は、図17中、時計回りに配置された第1ブリッジ54a、第2ブリッジ54b、第3ブリッジ54c、および第4ブリッジ54dの4個で構成されている。そして、各ブリッジ54a〜54d間の空間がビレットBを導入するビレット導入空間Sとなっている。
前記ビレットガイド穴58は、図18,19に示すように、マンドレル部53の上流側に形成された大開口穴58Aと、マンドレル部53の下流側、つまり仕切壁1b,1bの交差部Xに対応するように形成された小開口穴58Bとで構成されている。
大開口穴58Aは、前記第5実施形態の押出しダイス14の前記大開口穴48Aと略同様の形状、すなわち、平面視が略正方形形状でマンドレル部53の下部側に所定寸法入り込んだ凹部状に形成されており、この大開口穴58Aの底面部に小開口穴58Bが形成されている。小開口穴58Bは9箇所に設けられ、大開口穴58Aの底面部からマンドレル部53の下流側に向けて穴あけ形成されている。
そして、これらの小開口穴58Bは、断面格子状の中空形材3を構成する9箇所の交差部Xに対応できるようになっており、これらの交差部Xを形成できるように、16個の内側成形用駒53Bがマンドレル53の下部に設けられている。ここで、16個の内側成形用駒53Bにおける各フランジ部53Fのそれぞれの1角部が集まる9箇所の部位で、それぞれの交点Pの位置が、上記交差部Xに対応するようになっており、さらに、上記9箇所の交点Pの位置と9個のビレットガイド穴58の各小開口穴部58Bの中心とが一致するように、小開口穴部58Bの位置が設定されている。
大開口穴58Aの底面部には9個の小開口穴58Bが設けられているため、大開口穴58Aは、第5実施形態の大開口穴48Aよりも平面形状が大きく形成されている。また、各内側成形用駒53Bの大きさは、前記第5実施形態の押出しダイス14の各内側成形用駒43Bの大きさと略同じ大きさとなっているので、押出しダイス15のマンドレル53の大きさが第5実施形態の押出しダイス14のマンドレル43の大きさより大きく形成されている。
そのため、16個の内側成形用駒53Bを収容するメス型130の外側成形用ダイス穴130Bの大きさが、第5実施形態の押出しダイス14の外側成形用ダイス穴部30Bの大きさより大きく形成されている。
16個の内側成形用駒53Bは、図19に示すように、それぞれが四角形状の同一形状となっていると共に、全体で四角形状になるように配置されている。そして、各内側成形用駒53B間の隙間L2により、前記形材成形用内側穴51が構成されている。
また、四角形状に配置された16個の内側成形用駒53Bは、メス型130の外側成形ダイス穴130B内に挿入されるようになっている。
次に、以上のような第6実施形態の押出ダイス16により成形される中空形材3を、図20に基づいて説明する。
中空形材3は、断面四角形形状に形成され、互いに対向配置された二対の外周壁3a,3aと、その内部に設けられた縦横3本づつの仕切壁3b,3bとで構成され、内部に16箇所の空間3Sを有する断面格子状となっている。そして、仕切壁3b,3bが交差する交差部Xが9箇所に設けられている。
なお、縦横3本づつの仕切壁3b,3bの板厚寸法は同じ寸法に形成されている。
このような第6実施形態の押出ダイス15でも、前記第5実施形態の押出ダイス14と略同様の作用と、前記(1)、(2)、(7)、(8)と略同様の効果を得ることができる他、次のような効果を得ることができる。
(10)上流側から送られてきたビレットBの一部が、マンドレル部53の中央領域に設けられたビレットガイド穴58の大開口穴58Aから小開口穴58Bを経て、16個の内側成形用駒53Bにおける各フランジ部53Fのそれぞれの1角部が集まる9箇所の交点Pに向かって押し出される。それぞれの交点Pの位置は、仕切り壁によって形成される9箇所の交差部Xに対応しており、さらに、各交点Pと各ビレットガイド穴58の小開口穴部58Bの中心とはそれぞれ同一線上に一致しているので、各小開口穴部58Bを経由したビレットBは各交点Pを経由して押出される。そのため、9つの交差部Xを有する断面格子状の中空形材3を容易に成形することができる。
次に、図21〜24を参照して、本発明の押出ダイスの第7実施形態を説明する。
本第7実施形態の押出ダイス16は、そのビレットガイド穴68の構成を、前記第6実施形態の押出ダイス15におけるビレットガイド穴58の構成と異なるものとした。しかし、その他の部材、構造等は、第6実施形態の押出ダイス15と全く同一である。したがって、第6実施形態と同一構造、同一部材には同一符号を付して、異なる部分のみを説明する。
押出ダイス16の前記オス型部材120は、中空形材3の内側形状を成形するマンドレル部63と、このマンドレル部63を支持すると共に当該マンドレル部63の周囲から外方に略X字状に突出したブリッジ部64とで構成されたスパイダー62を備え、このスパイダー62は、上記ブリッジ部64を介して前記ホルダー部125と一体的に連結されている。
また、各ブリッジ64a〜64dの先端外周面64Aとホルダー125の内周面とは、前記ブリッジ部焼き嵌め構造Nにより一体的に固定されており、各ブリッジ64a〜64dおよびマンドレル部63の強度が確保されている。
上記ブリッジ部64は、図21中、時計回りに配置された第1ブリッジ64a、第2ブリッジ64b、第3ブリッジ64c、および第4ブリッジ64dの4個で構成されている。そして、各ブリッジ64a〜64d間の空間がビレット導入空間Sとなっている。
本第7実施形態の押出ダイス16では、図24に示すような、断面格子状の中空形材 4を成形することができるように構成されている。そして、この中空形材4では、厚さ寸法が異なる仕切り壁により形成された9箇所の交差部Xを有するものであり、ビレットガイド穴68は、これらの交差部Xに対応できるように構成されている。
すなわち、ビレットガイド穴68は、マンドレル部63の上部側に設けられた大開口穴68Aと、マンドレル部63の下部側に、上記9箇所の交差部Xにそれぞれ対応して形成された9個の小開口穴68Bとで構成されている。上記大開口穴68Aは、前記第6実施形態の押出ダイス15におけるビレットガイド穴58の大開口穴58Aと略同様の形状に形成されている。
また、小開口穴68Bは、大開口穴68Aの底面部から交差部X側、つまりメス型部材130側に向けて穴あけ形成されている。
小開口穴68Bは、図21,23に示すように、開口面積が異なる3種類で構成されている。
すなわち、縦横に3個づつ均等配置された小開口穴68Bのうち、中央部に開口面積が最も大きな1個の第1の小開口穴68B1が設けられ、この第1の小開口穴68B1に対して十文字状の線上、かつ両隣に開口面積が第1の小開口穴68B1の次に大きな第2の小開口穴68B2が設けられている。
また、第2の小開口穴68B2の上記十文字状の線上と平行な線上で、当該第2の小開口穴68B2の外側にそれぞれ1個づつが、その第2の小開口穴68B2の開口面積よりも小さな開口面積の第3の小開口穴68B3が設けられている。つまり、この第3の小開口穴68B3は、大開口穴68Aの底面部の四隅に配置されていることになる。
そして、これらの小開口穴68Bは、断面格子状の中空形材4を構成する9箇所の交差部Xに対応できるようになっており、これらの交差部Xを形成できるように、16個の内側成形用駒63Bがマンドレル63の下部に設けられている。
ここで、16個の内側成形用駒63Bにおける各フランジ部63Fのそれぞれの1角部が集まる9箇所の部位で、それぞれの交点Pの位置が、上記交差部X1,X2,X3にそれぞれ対応するようになっており、さらに、上記9箇所の交点Pの位置と9個のビレットガイド穴68の各小開口穴部68B1,68B2,68B3のそれぞれの中心とが一致するように、各小開口穴部68B1,68B2,68B3の位置が設定されている。
また、各内側成形用駒63Bの大きさは、前記第6実施形態の押出しダイス15の各内側成形用駒53Bの大きさと略同じ大きさとなっている。
16個の内側成形用駒63Bは、図23に示すように、それぞれが四角形状の同一形状となっており、それら全体が四角形状に均等配置されている。
ここで、各内側成形用駒63Bの配置は、それぞれの間隔が異なるように配置されている。すなわち、16個の内側成形用駒63Bは、4個づつが十文字状の隙間L3を挟んで配置されており、それらの4個づつの内側成形用駒63Bが十文字状の隙間L4を挟んで配置されている。
16個の内側成形用駒63Bのうち、最外側の12個の内側成形用駒63Bの側面は、前記メス型部材130に形成されている外側成形用ダイス130Bと隙間L1をあけて対向している。
ここで、前記隙間L4の隙間間隔は、隙間L3の隙間間隔よりも大きい幅厚隙間間隔とされており、隙間L1は、隙間L4と隙間L3との中間の隙間間隔に設定されている。そして、上記隙間L3により形材成形用内側穴52が構成され、隙間L4により形材成形用内側穴53が構成され、また、隙間L1により前記形材成形用外側穴50が構成されている。
また、これら16個の内側成形用駒63Bは、メス型130の外側成形ダイス穴130B内に挿入されるようになっている。
次に、図24に基づいて、以上のような第7実施形態の押出ダイス16により成形される中空形材4を説明する。
中空形材4は断面格子状に成形されており、断面四角筒状の外周壁4a,4aと、この外周壁4a,4aに連続する十文字状の第1仕切り壁4b1,4b1と、この第1仕切り壁4b1,4b1の長さ方向中央部に設けられた十文字状の第2仕切り壁4b2,4b2とで構成されている。
そして、第1仕切り壁4b1,4b1は、第2仕切り壁4b2,4b2に比べて板厚が厚く形成されている。
また、第1仕切り壁4b1,4b1同士が交差する部位は最も肉厚の交差部X1となっており、第1仕切り壁4b1と第2仕切り壁4b2とが交差する部位は次に肉厚の交差部X2となっている。また、第2仕切り壁4b2,4b2同士が交差する部位は最も薄肉の交差部X3となっている。
図21,23に示すように、最も肉厚の交差部X1には前記第1の小開口穴68B1が対応し、次に肉厚の交差部X2には前記第2の小開口穴68B2が対応し、また、最も薄肉の交差部X3には、前記第3の小開口穴68B3が対応するようになっている。
その結果、各小開口穴68B1,68B2,68B3の径を変更することで任意の肉厚の交差部形成に対応できる。
このような第7実施形態の押出ダイス16でも、前記第6実施形態の押出ダイス15と略同様の作用と、前記(1)、(2)、(6)、(7)、(9)と略同様の効果を得ることができる他、次のような効果を得ることができる。
(10)ビレットガイド穴68の大開口穴68Aから小開口穴68Bは、穴径が異なる第1の小開口穴68B1、第2の小開口穴68B2および第3の小開口穴68B3の3種類で構成され、それぞれが、板厚が異なる第1仕切り壁4b1,4b1同士が交差する部位は交差部X1、第1仕切り壁4b1と第2仕切り壁4b2とが交差する交差部X2、第2仕切り壁4b2,4b2同士が交差する交差部X3に対応している。そのため、板厚が異なる仕切り壁を有する断面格子状の中空形材4を容易に成形することができる。
次に、図25,26に基づいて本願発明の押出しダイスの第8〜10実施形態を説明する。
前記第1〜7実施形態では、各押出しダイス10〜16により成形される中空形材1〜6が、仕切り壁1b等で形成された交差部Xを有する複雑形状の断面を有するものであったが、これに限らない。本願発明の第8〜10実施形態の押出しダイス17〜19では、前記内側成形用駒の形状を変えることで、それぞれ、図25(A),(B)、および図26に示すように、内部に曲線形状の仕切り壁7b,8b,9bを有する中空形材7,8,9を成形することができる。
すなわち、前記第8実施形態の押出しダイス17により成形される中空形材7は、図25(A)に示すように、中空形材7の内部には、断面四角形形状の外周壁7a,7aと、これらの外周壁7a,7aの内部に設けられた曲線状の仕切壁7b,7bとで構成されている。これらの仕切壁7b,7bは、それぞれ、直交する外周壁7a,7aの長さ方向中央部同士を曲線状に結ぶように形成されている。
上記仕切壁7b,7bを形成するために、1個の内側成形用駒73B1と、この内側成形用駒73B1を挟んで配置された2個の内側成形用駒73B2とで構成されている。これらの内側成形用駒73B1との内側成形用駒73B2とは、前記メス型部材30に形成された前記外側成形用ダイス穴部30B内に挿入されるようになっている。
ここで、各内側成形用駒73B1および内側成形用駒73B2と外側成形用ダイス穴部30Bとの間には、前記隙間L1の前記形材成形用外側穴部50が形成され、また、仕切壁7b,7bの厚さ寸法は前記隙間L2となるように設定され、この隙間L2により前記形材成形用内側穴部51が形成されている。
仕切壁7b,7b同士の湾曲部が最も接近した部位には、ビレットガイド穴78の小開口部78B,78Bが対向配置されており、これらの小開口部78B,78Bには、ビレットガイド穴78の大開口穴部28Aが連結されている。
なお、ビレットガイド穴78は図示しないマンドレルの中央部に設けられている。また、押出しダイス17の全体構成は、前記第1実施形態の押出しダイス10等の全体構成と略同一である。
以上のような構成では、上流側からビレットが送り込まれ、その一部がビレットガイド穴78の大開口穴部78Aに導入され、かつ小開口部78B,78Bを経由して内側成形用駒73B1および内側成形用駒73B2の隙間から押し出される。この際、小開口部78B,78Bに導入されたビレットは、形材成形用内側穴部51から押し出されるので、曲線状の仕切壁7b,7bを容易に形成できる。
次に、前記第9実施形態の押出しダイス18を説明する。
この押出しダイス18により成形される中空形材8は、図25(B)に示すように、断面四角形形状の外周壁8a,8aと、これらの外周壁8a,8aの内部に設けられた曲線状の仕切壁8b,8bとで構成されている。これらの仕切壁8b,8bは、それぞれ、対向する外周壁8a,8aから中空形材8の断面中心部側に突出した曲線状に形成されている。
上記仕切壁8b,8bを形成するために、1個の内側成形用駒83B1と、この内側成形用駒83B1を挟んで配置された2個の内側成形用駒83B2とで構成されている。これらの内側成形用駒83B1との内側成形用駒83B2とは、前記メス型部材30に形成された前記外側成形用ダイス穴部30B内に挿入されるようになっている。
ここで、各内側成形用駒83B1および内側成形用駒83B2と外側成形用ダイス穴部30Bとの間には、前記隙間L1の前記形材成形用外側穴部50が形成され、また、仕切壁8b,8bの厚さ寸法は前記隙間L2となるように設定され、この隙間L2により前記形材成形用内側穴部51が形成されている。
また、仕切壁8b,8b同士の湾曲部が最も接近した部位には、ビレットガイド穴88の小開口部88B,88Bが対向配置されており、これらの小開口部88B,88Bには、ビレットガイド穴88の大開口穴部88Aが連結されている。
なお、ビレットガイド穴88は図示しないマンドレルの中央部に設けられている。また、押出しダイス18の全体構成は、前記第1実施形態の押出しダイス10等の全体構成と略同一である。
以上のような構成では、上流側からビレットが送り込まれ、その一部がビレットガイド穴88の大開口穴部88Aに導入され、かつ小開口部88B,88Bを経由して内側成形用駒83B1および内側成形用駒83B2の隙間から押し出される。
この際、小開口部88B,88Bに導入されたビレットは、形材成形用内側穴部51から押し出されるので、曲線状の仕切壁8b,8bを容易に形成できる。
次に、前記第10実施形態の押出しダイス19を説明する。
この押出しダイス19により成形される中空形材9は、図26に示すように、断面四角形形状の外周壁9a,9aと、これらの外周壁9a,9aの内部に設けられた波型形状の仕切壁9b,9bとで構成されている。これらの仕切壁9b,9bは、それぞれ、対向する外周壁9a,9a同士を結んだ波型形状に形成されている。
上記仕切壁9b,9bを形成するために、1個の内側成形用駒93B1と、この内側成形用駒93B1を挟んで配置された2個の内側成形用駒93B2とで構成されている。これらの内側成形用駒93B1との内側成形用駒93B2とは、前記メス型部材30に形成された前記外側成形用ダイス穴部30B内に挿入されるようになっている。
ここで、各内側成形用駒93B1および内側成形用駒93B2と外側成形用ダイス穴部30Bとの間には、前記隙間L1の前記形材成形用外側穴部50が形成され、また、仕切壁9b,9bの厚さ寸法は前記隙間L2となるように設定され、この隙間L2により前記形材成形用内側穴部51が形成されている。
さらに、仕切壁9b,9bのそれぞれの長さ方向略中央部には、ビレットガイド穴98の小開口部98B,98Bが対向配置されており、これらの小開口部98B,98Bには、ビレットガイド穴98の大開口穴部98Aが連結されている。
なお、ビレットガイド穴98は図示しないマンドレルの中央部に設けられている。また、押出しダイス19の全体構成は、前記第1実施形態の押出しダイス10等の全体構成と略同一である。
以上のような構成では、上流側からビレットが送り込まれ、その一部がビレットガイド穴98の大開口穴部98Aに導入され、かつ小開口部98B,98Bを経由して内側成形用駒93B1および内側成形用駒93B2の隙間から押し出される。
この際、小開口部98B,98Bに導入されたビレットは、形材成形用内側穴部51から押し出されるので、曲線状の仕切壁9b,9bを容易に形成できる。
以上、前記実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は前記実施形態に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細については、当業者が理解し得るさまざまな変更を加えることができる。また、本願発明には、上記各実施形態の構成の一部又は全部を相互に適宜組み合わせたものも含まれる。
例えば、前記第5実施形態では、押出ダイス14のビレットガイド穴48の大開口穴部48Aが、平面形状が略正方形形状で下流側に窪んだ凹状に形成されていたものを、図27に示すように、本変形形態の押出ダイス17Aでは、大開口穴78Aをマンドレル部43の上面から大開口穴部78Aの底面に行くにしたがって狭まる形状のテーパー状穴で構成したものである。
また、前記第6,7実施形態のビレットガイド穴58,68の大開口穴部58A,68Aも、上記と同様にマンドレル部53,63の上面から大開口穴部58A,68Aの底面に行くにしたがって狭まる形状のテーパー状穴に構成してもよい。
さらに、前記第1,3実施形態では、ビレットガイド穴28を、大開口穴部28Aと小開口穴部28Bとの二段構成とし、大開口穴部28Aの底面部は平坦面に形成されているが、これに限らない。大開口穴部28Aの底面部を、例えば45度の傾斜面を有する角部からなる底面部としてもよい。このようにすると、ビレットBの流れがよりスムーズとなる。
さらに、前記第1〜4実施形態では、各押出しダイス10〜13が、断面田の字形状の中空形材1を成形できるようになっており、第5〜7実施形態では、各押出しダイス14〜16が、断面格子形状の中空形材2〜4をそれぞれ成形できるようになっているが、これに限らない。複数個の内側成形用駒の形状を変えることにより、例えば、図28(A)に示すように、外周壁5a,5aに縦2本、横1本の仕切り壁5b,5bで横方向に2箇所の交差部Xが形成された中空形材5を成形できるように構成してもよい。
また、図28(B)に示すように、複数個の内側成形用駒の形状を変えることにより、四角筒状に形成された外周壁5a,5aの4つの角部同士に、仕切り壁5c,5cを襷掛け状に設けた外形形状の中空形材6としてもよい。
本願発明の押出しダイスは、高力系合金、特に、いわゆる7000系といった高強度アルミニウム合金を用い、内部に仕切り壁を備えた中空形材を成形する際に利用される。
1 断面田の字状の中空形材(第1〜4実施形態により形成される中空形材)
2 断面格子状の中空形材(第5実施形態により形成される中空形材)
3 断面格子状の中空形材(第6実施形態により形成される中空形材)
4 断面格子状の中空形材(第7実施形態により形成される中空形材)
10 中空形材成形用押出しダイス(第1実施形態)
11 中空形材成形用押出しダイス(第2実施形態)
12 中空形材成形用押出しダイス(第3実施形態)
13 中空形材成形用押出しダイス(第4実施形態)
14 中空形材成形用押出しダイス(第5実施形態)
15 中空形材成形用押出しダイス(第6実施形態)
16 中空形材成形用押出しダイス(第7実施形態)
20 オス型部材
22 スパイダー
23 マンドレル部
23B 内側成形用駒
24 ブリッジ部
24a〜24d 第1〜第4ブリッジ
24A ブリッジ先端外周面
25 ホルダー部
26 ブリッジ保持部
26B ブリッジ当接係合面であるブリッジ受座面
30 メス型部材
30B 外側成形ダイス穴部
50 形材形成用外側穴部
51 形材形成用内側穴部
BH ビレット挿通穴(ビレット合流空間)
BH1 ビレット挿通穴(ビレット合流空間)
S ビレット導入部
M ブリッジ部圧入構造
N ブリッジ部焼き嵌め構造

Claims (6)

  1. 上流側から送込まれるアルミニウム合金からなるビレットを下流側に向けて案内しつつ中空形材の内側形状を成形するオス型部材と、このオス型部材を外周部で保持すると共に前記中空形材の外側形状を成形するメス型部材とを備えた中空形材成形用押出ダイスであって、
    前記オス型部材を、前記内側形状を成形するマンドレル部と、このマンドレル部の外周部に複数のブリッジ部を介して一体的に連結されたホルダー部とにより構成し、
    前記マンドレル部の中央領域に前記ビレットの一部を下流側に向けて案内するビレットガイド穴を設け、
    このビレットガイド穴の上流側開口面積を下流側開口部の開口面積よりも大きく形成し、
    前記ビレットガイド穴の下流側で、且つ前記各ブリッジ部側から流入するビレットとの合流空間をなすビレット流入隙間空間を下流側に向けて維持しつつ前記中空形材の内部で連続仕切壁を形成する位置に、複数の内側成形用駒を固定装備したことを特徴とする中空形材成形用押出ダイス。
  2. 請求項1に記載の中空形材成形用押出ダイスにおいて、
    前記ビレットガイド穴を、上流側の大開口穴と、この大開口穴の底部に形成された下流側の小開口穴とからなる段付穴としたことを特徴とする中空形材成形用押出ダイス。
  3. 請求項2に記載の中空形材成形用押出ダイスにおいて、
    前記上流側の大開口穴の内壁面を、当該大開口穴の底部よりも開口側が大きい開口面積となるテーパー状に形成したことを特徴とする中空形材成形用押出ダイス。
  4. 請求項1に記載の中空形材成形用押出ダイスにおいて、
    前記ビレットガイド穴を、前記上流側開口部から前記下流側開口部に向かって先細り形状のテーパー形状としたことを特徴とする中空形材成形用押出ダイス。
  5. 請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の中空形材成形用押出ダイスにおいて、
    前記下流側の小開口穴を複数設けたことを特徴とする中空形材成形用押出ダイス。
  6. 請求項2、3または5に記載の中空形材成形用押出ダイスにおいて、
    前記複数の内側成形用駒によって設定される複数の仕切壁形成用の隙間交点に対向して、前記ビレットガイド穴の小開口穴を配置したことを特徴とする中空形材成形用押出ダイス。
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