JPH10244099A - 衣類乾燥機 - Google Patents

衣類乾燥機

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JPH10244099A
JPH10244099A JP9049385A JP4938597A JPH10244099A JP H10244099 A JPH10244099 A JP H10244099A JP 9049385 A JP9049385 A JP 9049385A JP 4938597 A JP4938597 A JP 4938597A JP H10244099 A JPH10244099 A JP H10244099A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
drying
clothes
air
drying chamber
clothes dryer
Prior art date
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Pending
Application number
JP9049385A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuhiko Saito
克彦 斎藤
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
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Publication of JPH10244099A publication Critical patent/JPH10244099A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 衣類乾燥機における乾燥時間の短縮化を図
り、さらには、乾燥の仕上がりをパリッと良好とできる
ようにする。 【解決手段】 衣類を収納する乾燥室15と、その乾燥
室15に衣類乾燥用の風を循環させる循環風路60とを
備える衣類乾燥機であり、乾燥室15内に乾燥用の風を
加熱するとともに、衣類を乾燥させるためのランプまた
はヒータ9が備えられ、かつ、循環風路60が分岐され
て並列に配置される第1と第2との風路51、50とか
らなり、第2の風路50に吸湿剤34が設けられてなる
もの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は衣類乾燥機の乾燥
動作の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】衣類乾燥機では、回転ドラム等よりなる
乾燥室内に加熱風を導入し、その加熱風に衣類の水分を
吸収させ、その水分を吸収した加熱風を外部から導入し
た空気と熱交換して冷却し、冷却に伴う凝縮作用により
水分を除去させてこれを排出し、水分の除去された空気
を再び加熱して乾燥室内送り込んで衣類の乾燥を行って
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、現状の
衣類乾燥機では、乾燥時間が長くかかる、乾燥の仕上が
り状態がパリッとならないという基本的な問題があり、
この問題はとくに大容量の衣類乾燥機において顕著なも
のとなる。上記問題は、乾燥を加熱風の循環による衣類
からの除湿のみによって行っていることに起因すると考
えられる。
【0004】例えば、乾燥時間を短縮するには、循環風
路に設ける加熱ヒータとして大容量のものを用いること
が考えられるが、それには安全上限界がある。
【0005】また、それほど高温でない循環風ではどう
してもパリッとした仕上がりが期待できず、とくに、循
環風の熱交換による除湿はある程度進んだ段階ではあま
り進まず、これもパリッとした仕上がりを妨げる原因と
考えられる。
【0006】この発明は上記の事情に鑑みて行ったもの
で、衣類乾燥機における乾燥時間の短縮化を図り、さら
には、乾燥の仕上がりをパリッと良好とできるようにす
ることを目的とする。
【0007】また、乾燥性能に優れる大容量の衣類乾燥
機を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1記載
の発明は、衣類を収納する乾燥室と、その乾燥室に衣類
乾燥用の風を循環させる循環風路とを備える衣類乾燥機
で、前記乾燥室内に前記乾燥用の風を加熱するととも
に、前記衣類を乾燥させるためのランプまたはヒータが
備えられてなる構成とする。
【0009】上記構成によれば、循環風に加え、ランプ
またはヒータによる照射熱によっても衣類の乾燥が行わ
れるので、これにより乾燥能力が向上されて、乾燥時間
が短縮されるとともに、パリッとした乾燥の仕上がり状
態が得られる。
【0010】請求項1記載の発明において、ランプまた
はヒータが乾燥室の前蓋の内面に取り付けられる構成
(請求項2記載の発明)とされることで、前蓋を開いた
状態ではランプまたはヒータは乾燥室外に位置するの
で、乾燥室への衣類の出し入れがランプまたはヒータが
邪魔となること無く容易に行える。
【0011】請求項1記載の発明において、乾燥室の内
面が反射面構成とされることで(請求項3記載の発
明)、その反射面で照射光が反射されて衣類に及ぶこと
で、さらに乾燥性能が向上される。
【0012】請求項4記載の発明は、衣類を収納する乾
燥室と、その乾燥室に衣類乾燥用の風を循環させる循環
風路とを備える衣類乾燥機であり、前記循環風路が分岐
されて並列に配置される第1と第2との風路とからな
り、前記第2の風路に吸湿剤が設けられてなる構成とす
る。
【0013】上記構成によれば、吸湿剤によって循環風
のケミカル乾燥が補助的に行われることが可能となり、
これにより循環風による除湿性能が向上されて、パリッ
とした乾燥の仕上がり状態が得られる。
【0014】請求項5記載の発明は、請求項1、4記載
の発明の構成を合わせ持ち、請求項1、4記載の発明の
作用効果を合わせ発揮するものである。
【0015】請求項4または5記載の発明において、吸
湿剤が引き出し内に取り出し可能に設けられてなる構成
(請求項6記載の発明)とされることで、吸湿剤を取り
出して乾燥させることで、常に良好な吸湿性能を付与で
きる。
【0016】請求項4または5記載の衣類乾燥機におい
て、湿度センサと、その湿度センサの検出湿度に対応し
て第1と第2との風路の切り替えを行う風路切り替え機
構とを設けることで(請求項7記載の発明)、熱交換に
よる循環風の除湿能力が低下する段階において、第1の
風路側に切り替えることで吸湿剤を効率良く使用でき
る。
【0017】
【発明の実施の形態】図1は衣類乾燥機の前蓋を外した
状態の縦断面構成を示し、図2は前蓋を開き引き出しを
引き出した状態の外観構成を示す。
【0018】1は機器フレームでその内部には乾燥室と
しての乾燥ドラム15が設けられている。乾燥ドラム1
5はステンレス製で、その内面を反射面としている。
【0019】また、乾燥ドラム15はその後部において
支軸14に回転可能に取り付けられ、さらに、その乾燥
ドラム15の後方には、熱交換ファン17が上記支軸1
4に回転可能に設けられている。40はモータで、ベル
ト20、19それぞれを介して上記乾燥ドラム15、熱
交換ファン17それぞれに回転駆動力を与えるように設
けられている。
【0020】5は機器フレーム1に開閉自在に取り付け
られ、乾燥ドラム15の衣類出し入れ口4を覆う前蓋で
あり、その中央部には透明で円形であるのぞき窓37が
設けられ、内面の中央には透明カバー10で覆われる状
態で赤外線ランプ9が取り付けられている。この赤外線
ランプ9は輻射により加熱する加熱器である。36は操
作パネルである。
【0021】乾燥ドラム15は背面位置に通孔を備え、
その通孔により乾燥ドラム15内と連通する乾燥ドラム
15の背面空間、すなわち、熱交換ファン17の前面空
間と、乾燥ドラム15の前下部とは乾燥ドラム15を下
方側において迂回する循環風路60により接続されてい
る。循環風路60の両側部は垂直方向に位置する接続風
路24、25からなり、その後部の接続風路24の接続
される位置の下部には排水孔28が設けられ、その斜め
上位置には湿度センサ26が設けられている。
【0022】そして、循環風路60の湿度センサ26よ
り前側に位置する部分(乾燥風の下流側)は、図3に示
すように、第1と第2の風路51、50とに分岐されて
並列配置されている。29はソレノイドコイル、30は
ソレノイド作動体で、ソレノイド作動体30は通常はバ
ネ力で、図3に示すように、通気孔52を閉じ、ソレノ
イドコイル29により作動されて変位されることで通気
孔53を閉じるようになっている。このように、ソレノ
イドコイル29、ソレノイド作動体30よりなる風路切
り替え機構が設けられることで、乾燥ドラム15背面側
からの空気は第1と第2との風路51、50に選択的に
導入されるようになっている。
【0023】上記第2の風路50内には、引き出し32
が衣類乾燥機の前面において出し入れ可能に設けられ、
その引き出し32内には傾斜状態に通気性の棚33が設
けられ、その棚33上にはシリカゲルやポリビニール系
高吸水性樹脂等が通気性袋等に充填された形態の吸湿剤
34が、バネ35が押圧支持されて設けられている。
【0024】このような構成により、第2の風路50内
に導かれた空気は吸湿剤34内を通過することでケミカ
ル除湿されるようになっている。また、吸湿剤34は引
き出し32を引き出すことで取り出せ、使用に先だって
乾燥状態としておくことで常に高い吸湿性能を発揮でき
るように維持できる。さらに、棚33により吸湿剤34
を垂直ではなく傾斜状態に配置しているので、吸湿面積
を広くでき、限られた風路スペースの中で吸湿効果を高
めることができる。第1と第2の風路51、50の前端
側は、ともに前部の接続風路25に合流する。
【0025】以下、乾燥動作の説明を行う。図4は乾燥
動作の概略を示すフローチャートである。
【0026】まず、引き出し32内の吸湿剤34を取り
出し、衣類の無い乾燥ドラム15内に入れ、操作パネル
36でスタートスイッチをONし、衣類乾燥に先だって
吸湿剤34の乾燥動作を行う。吸湿剤34があらかじめ
乾燥状態とされ引き出し32内に収納されている場合
は、この乾燥動作は必要としない。
【0027】スタートスイッチがONされることでモー
タ40が作動されるとともに、赤外線ランプ9が点灯さ
れる。これにより、乾燥ドラム15、熱交換ファン17
がともに回転され、回転する乾燥ドラム15内に乾燥用
の空気が循環風路60を介して循環されるとともに、循
環風は赤外線ランプ9により加熱される。
【0028】その循環風は熱交換ファン17の前面位置
において熱交換ファン17の外面位置を循環される外気
と熱交換され、それにより冷却されることで凝縮作用に
より除湿が行われ、その除湿による生じる水滴は排水孔
28から排出される。そして、乾燥された循環風はソレ
ノイドコイル29が作動されていないことで、通孔53
から第1の通路51に入り、さらに接続風路25に至
る。
【0029】このようにして、乾燥ドラム15内におい
て加熱された循環風による衣類の乾燥が行われるとも
に、さらに、赤外線ランプ9の照射熱によっても衣類の
乾燥が行われ、これにより従来の循環風のみの衣類乾燥
機より高い乾燥性能が発揮される。とくに、乾燥ドラム
15の内面が反射面とされていることで、その反射面か
らの反射熱によっても乾燥が行われることで、さらに乾
燥性能が向上されている。
【0030】上記赤外線ランプ9に代えてハロゲンラン
プを用いてもよく、また、各種ヒータを用いてもよい。
【0031】そして、湿度センサ26で検出される湿度
レベルが設定値に達した段階で乾燥運転は停止される。
そこで作業者は乾燥ドラム15内から吸湿剤34を取り
出し、引き出し32内に収納し、乾燥ドラム15内に衣
類を収納してスタートスイッチをONする。これにより
上記と同様の乾燥動作が行われる。内部の衣類の状態は
のぞき窓37を通して確認できる。
【0032】そして、湿度センサ26による検出湿度が
ほぼ一定となった状態、すなわち、ある循環風の熱交換
による除湿が進み循環風の湿度レベルが一定となって循
環風による衣類の乾燥が進まなくなった段階において、
ソレノイドコイル29がONされ、ソレノイド作動体3
0が作動されて通孔52が開かれ、通孔53が閉じられ
る。これにより第2の風路50側に循環風は導入され、
循環風は吸湿剤34によるケミカル除湿が行われる。こ
の第1の風路50での循環風により衣類の乾燥がさらに
進み、湿度センサ26により乾燥率95%に対応する湿
度が検知された状態において乾燥動作が停止される。
【0033】上記乾燥動作によれば、まず、赤外線ラン
プ9の照射熱により直接衣類を乾燥するので、乾燥時間
が短縮され、かつ、パリッとした乾燥仕上がり状態が得
られる。さらに、吸湿剤34による除湿を補助的に使う
ことにより、さらに、パリッとした乾燥仕上がり状態が
得られる。
【0034】上記の実施形態においては、循環風は赤外
線ランプ9のみにより加熱する構成としたが、その加熱
は補助的なものとして従来のように循環風路にヒータを
設ける構成としてもよい。
【0035】また、図示は省略しているが、衣類乾燥機
はマイクロコンピュータよりなる制御部を備え、その制
御部に操作パネル36、湿度センサ26等からの信号が
与えられ、制御部はそれら信号に対応して設定されたプ
ログラムに基づきモータ60、ハロゲンランプ9等に動
作指令信号を与えるようになっている。
【0036】
【発明の効果】この発明によれば、衣類乾燥機において
乾燥時間の短縮化が可能となり、さらに、乾燥の仕上が
りをパリッと良好とできるようにすることが可能とな
る。
【0037】とくに、乾燥性能に優れる大容量の衣類乾
燥機を提供できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の衣類乾燥機の前蓋を外した状態の縦
断面構成図
【図2】この発明の衣類乾燥機の前蓋を開き引き出しを
引き出した状態の外観構成斜視
【図3】循環風路部分の分岐構成を示す水平断面図
【図4】乾燥動作を概略を示すフローチャート
【符号の説明】
5 前蓋 9 赤外線ランプ 15 乾燥ドラム(乾燥室) 29 ソレノイドコイル(風路切り替え機構) 30 ソレノイド作動体(風路切り替え機構) 32 引き出し 34 吸湿剤 50 第2の風路 51 第1の風路 60 循環風路

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 衣類を収納する乾燥室と、その乾燥室に
    衣類乾燥用の風を循環させる循環風路とを備える衣類乾
    燥機であり、前記乾燥室内に前記乾燥用の風を加熱する
    とともに、前記衣類を乾燥させるためのランプまたはヒ
    ータが備えられてなることを特徴とする衣類乾燥機。
  2. 【請求項2】 前記ランプまたはヒータが、前記乾燥室
    の前蓋の内面に取り付けられてなることを特徴とする請
    求項1記載の衣類乾燥機。
  3. 【請求項3】 前記乾燥室の内面が反射面構成とされて
    なることを特徴とする請求項1記載の衣類乾燥機。
  4. 【請求項4】 衣類を収納する乾燥室と、その乾燥室に
    衣類乾燥用の風を循環させる循環風路とを備える衣類乾
    燥機であり、前記循環風路が分岐されて並列に配置され
    る第1と第2との風路とからなり、前記第2の風路に吸
    湿剤が設けられてなることを特徴とする衣類乾燥機。
  5. 【請求項5】 衣類を収納する乾燥室と、その乾燥室に
    衣類乾燥用の風を循環させる循環風路とを備える衣類乾
    燥機であり、前記乾燥室内に前記乾燥用の風を加熱する
    とともに、前記衣類を乾燥させるためのランプまたはヒ
    ータが備えられ、かつ、前記循環風路が分岐されて並列
    に配置される第1と第2との風路とからなり、前記第2
    の風路に吸湿剤が設けられてなることを特徴とする衣類
    乾燥機。
  6. 【請求項6】 前記吸湿剤が引き出し内に取り出し可能
    に設けられてなる請求項4または5記載の衣類乾燥機。
  7. 【請求項7】 請求項4または5記載の衣類乾燥機にお
    いて、湿度センサと、その湿度センサの検出湿度に対応
    して前記第1と第2との風路の切り替えを行う風路切り
    替え機構とが設けられてなることを特徴とする衣類乾燥
    機。
JP9049385A 1997-03-04 1997-03-04 衣類乾燥機 Pending JPH10244099A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006054423A1 (ja) * 2004-11-18 2006-05-26 Sharp Kabushiki Kaisha 乾燥機
US8276290B2 (en) 2003-12-10 2012-10-02 Sharp Kabushiki Kaisha Washing and drying machine and clothes dryer

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US8276290B2 (en) 2003-12-10 2012-10-02 Sharp Kabushiki Kaisha Washing and drying machine and clothes dryer
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