JPH10243811A - 洋 傘 - Google Patents

洋 傘

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Publication number
JPH10243811A
JPH10243811A JP5344597A JP5344597A JPH10243811A JP H10243811 A JPH10243811 A JP H10243811A JP 5344597 A JP5344597 A JP 5344597A JP 5344597 A JP5344597 A JP 5344597A JP H10243811 A JPH10243811 A JP H10243811A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
umbrella
cloth
edge
main body
body cloth
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5344597A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuya Imagawa
達也 今川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Imagawa Co Ltd
Original Assignee
Imagawa Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Imagawa Co Ltd filed Critical Imagawa Co Ltd
Priority to JP5344597A priority Critical patent/JPH10243811A/ja
Publication of JPH10243811A publication Critical patent/JPH10243811A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 洋傘の傘地の外周部の形態および性状を均整
化する。 【解決手段】 横長の方形状に形成された複数枚の縁布
3を正多角形状の本体布2の各端辺5にそれぞれ同様な
外接態様で連接することによって、各縁布3が本体布2
の回りにそれぞれ間隙4を隔てて配列された傘地用生地
10を作成する。この傘地用生地10の各縁布3を各間
隙4が消滅するように隙間無く縫い合わせて外周部の形
態および性状が均整化された傘地1を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は洋傘に関する。
【0002】
【従来の技術】洋傘の傘地としては複数枚の2等辺三角
形状の三角布片を周方向に縫い合わせて成形した複数枚
張り型の傘地や、多角形状の布地の各頂角部にそれぞれ
切り込みを設け、各切り込みを縫い合わせて成形した一
枚張り型の傘地等が使用されている。なお、従来技術と
しては例えば特公平4−9522号公報や実開平4−8
1516号公報等がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一枚張り型の模様付き
傘地では、傘地の外周部における模様の整合が困難で、
とくに、外端縁にストライプ模様を設けて外周部に環状
の模様を形成した傘地では各端布片間でストライプの幅
が相異して模様の段差やずれが生じ、傘地の外周部の意
匠効果が良くない問題点や、各三角布片の接合部でしわ
やたるみが生じ易い問題点がある。本発明は傘地の外周
部の形態および性状を均整化して傘地の外周部の意匠効
果および性状を高めることを課題とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1の洋傘は、多角
形状の本体布と、この本体布の各端辺にそれぞれ外接状
態で、連接されてそれぞれ間隙を隔てて本体布の回りに
配列された複数枚の縁布とを有する傘地用生地の前記各
縁布を、前記各間隙が消滅するようにそれぞれ接合され
た傘地を備えた構成を有する。
【0005】請求項1の発明では、複数枚の縁布を、こ
の各縁布がそれぞれ間隙を隔てて多角形状の本体布の回
りに配列されるように本体布の各端辺にそれぞれ継ぎ足
して傘地用生地を作成するに際し、各縁布を本体布の各
端辺に連接する連接態様を整合させ、傘地用生地の各縁
布を、この各縁布が隙間なく本体布の回りに並ぶように
それぞれ接合して傘地を成形することによって、傘地の
外周部の形態および性状や、傘地を開いたときの展張形
態が均整化および安定化する。
【0006】請求項2の洋傘は、請求項1の洋傘におい
て、傘地用生地には前記各間隙にそれぞれ内接した状態
で本体布の各頂部から中心に向ってそれぞれ切り込まれ
た複数個の切り込みを形成したこを特徴とする。
【0007】請求項2の発明では、隣り合う縁布間の間
隙に内接する切り込みが各頂角部にそれぞれ形成された
本体布を有する傘地用生地を使用して傘地を成形し、傘
地を開いたときの傘地の展張形態を良化および多様化さ
せる。
【0008】
【実施の形態】次に、本発明の第1の実施の形態を図1
〜図4にしたがって説明する。図1に示す洋傘Aにおい
て、中心部に傘軸8の先端付近が挿通された状態で傘骨
9に装着される傘地1は合成繊維糸条等の編織地によっ
て、展開時にほぼ椀形状に展張されるような形態に成形
される。
【0009】図2に示すように、傘地1の外周部を除く
部位を構成する本体布2は、傘地用の原布11を正多角
形状(例えば正六角形,正八角形)に裁断して形成さ
れ、本体布2の周縁には中心部の回りに配列された複数
個の端辺5〜5が形成されている。
【0010】図3に示すように、傘地1の本体布2の回
りには、外端縁3aが本体布2の端辺5と平行となった
同様な外接状態で本体布2の各端辺5にそれぞれ縫着に
よって連接され、それぞれ横長の方形状に裁断された複
数枚(端辺5の個数と同数)の縁布3〜3が配列されて
いる。
【0011】各縁布3は、傘地1を成形する以前の傘地
用生地10の状態では、図3に示すように横幅が本体布
2の中心に向かって漸減する2等辺のV字形状の間隙4
が隣り合う縁布3間にそれぞれ形成された状態で本体布
2の各端辺5にそれぞれ継ぎ足されてそれぞれ間隙4を
隔てて本体布2の回りに配列されている。
【0012】図4に示すように、各縁布3は、傘地1の
状態では、隣り合う縁布3の側縁が縫い目6〜6によっ
てそれぞれ縫い合わされて各縁布3が隙間無く接合され
た状態で本体布2の各端辺5にそれぞれ継ぎ足されて本
体布2の回りに環状に並んでいる。
【0013】図2に示すように、各縁布3は、一定形
状、例えば方形状の原布11から本体布2を切り取った
残り布12を裁断してそれぞれ形成され、縁布3を構成
する経糸若しくは緯糸が本体布2の端辺5と平行となっ
た状態で本体布2の各端辺5に縫着によって同様な態様
でそれぞれ連接されている。
【0014】傘地1の作成に際し、複数枚の縁布3が本
体布2の各端辺5にそれぞれ連接されてそれぞれ間隙4
を隔てて本体布2の回りに配列された図3に示す傘地用
生地10を作成し、この傘地用生地10の各縁布3を各
間隙4が消滅するように隙間なく縫い合わせることによ
って図4に示す傘地1が成形される。
【0015】上記の実施の形態によれば、各縁布3を本
体布2の各端辺5にそれぞれ均等な状態で継ぎ足して傘
地1を形成することができるので、傘地1の外周部の形
態および性状を均整化および安定化することができると
ともに、傘地1を開いたときの展張形態を良化および安
定化して傘地の外観および形態の安定性を高めることが
できる。
【0016】従って、傘地1と傘骨9との結合部で生じ
易いしわや、傘地1の傘骨9間でのたるみを低減させる
ことができる。
【0017】また、各縁布3をその各接合部での段差や
ずれを無くした状態で均等に接合して本体布2の回りに
配列することができるので、傘地1の外周部での模様の
配列状態を均等化して隣り合う模様の接続状態を整合さ
せることができ、傘地1の意匠効果および商品価値を高
めることができる。
【0018】とくに、織地を多角形状に裁断した傘地で
は端辺5付近での経糸,緯糸の配列態様が各端辺5毎に
相異し、角端辺5の経糸,若しくは緯糸が端辺5と交差
する交差状態が不揃いなバイヤス状態となるので、各端
辺5毎に性状差が生じるが、本実施の形態によれば縁布
3を構成する経糸若しくは緯糸と本体布2の端辺5とが
平行となるように各縁布3を揃え、縁布3を構成する糸
条の配列態様と本体布2の端辺5との相対角度を整合さ
せた状態で各縁布3を本体布2の各端辺5に継ぎ足すこ
とができるので、傘地1の外周部の成形形態を均整にし
て傘地1を形成することができる。
【0019】従って、傘地1を折りたたんだときの傘地
1の外周部での折れ目の不揃いや不良を無くして各折れ
目の形態を均整化および良化することができ、傘地1全
体の折りたたみ形態を安定化することができる。
【0020】さらに、各縁布3を傘地用の原布11から
本体布2を切り取った残り布12によってそれぞれ形成
するので、同質の本体布2と縁布3とによって傘地1を
成形する場合に裁断ロスを節減して傘地製品の分留りを
向上させることができる。
【0021】次に、図5,図6に示す本発明の第2の実
施の形態の傘地1Aについて説明すると、この第2の実
施の形態では傘地用生地10Aにおいて、本体布2の各
頂角部には本体布2の各端辺5にそれぞれ連接された縁
布3間の各間隙4にぞれぞれ内接した状態で本体布2の
中心に向かってそれぞれ切り込まれた2等辺のV字形状
の切り込み7〜7が形成されている外は第1の実施の形
態と同様に構成されている。
【0022】本体布2の各切り込み7の両側縁は傘地1
Aの成形に際し、縁布3の縫い合わせ時の縫い目6に連
続する縫い目8〜8によってそれぞれ縫い合わせられ、
傘地1Aの状態では各切り込み7による隙間はそれぞれ
消滅する。
【0023】第2の実施の形態によれば、開いたときに
深い椀形状の展張形態となる傘地1Aを、その外周部の
形態および性状が均整化および安定化するようにして成
形することができ、各縁布3の形状および切り込みの形
状を多様に設定して傘地1Aの外周部の形態および意匠
を多様化することができる。
【0024】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、各縁布を本体
布の各端辺にそれぞれ均等な状態で継ぎ足して傘地を形
成することができるので、傘地の外周部の形態および性
状を均整化および安定化することができるとともに、傘
地を開いたときの展張形態を良化および安定化して傘地
の外観および形態の安定性を高めることができる。
【0025】従って、傘地と傘骨との結合部で生じ易い
しわや、傘地の傘骨間でのたるみを低減させることがで
きる。
【0026】また、各縁布をその各接合部での段差やず
れを無くした状態で均等に接合して本体布の回りに配列
することができるので、傘地の外周部での模様の配列状
態を均整化して隣り合う模様の接続状態を整合させるこ
とができ、傘地の意匠効果および商品価値を高めること
ができる。
【0027】とくに、織地を多角形状に裁断した傘地で
は端辺付近での経糸,緯糸の配列態様が各端辺毎に相異
し、各端辺の経糸,若しくは緯糸が端辺と交差する交差
状態が不揃いなバイヤス状態となるので、各端辺毎に性
状差が生じるが、本発明によれば縁布を構成する経糸若
しくは緯糸と本体布の端辺とが平行となるように各縁布
を揃え、縁布を構成する糸条の配列態様と本体布の端辺
との相対角度を整合させた状態で各縁布を本体布の各端
辺に継ぎ足すことができるので、傘地の外周部の成形態
様を均整にして傘地を成形することができる。
【0028】従って、傘地を折りたたんだときの傘地の
外周部での折れ目の不揃いや不良を無くして各折れ目の
形態を均整化および良化することができ、傘地全体の折
りたたみ形態を安定化することができる。
【0029】請求項2の発明によれば、開いたときに深
い椀形状の展張形態となる傘地を、その外周部の形態お
よび性状が均整化および安定化するようにして成形する
ことができ、各縁布の形状および切り込みの形状を多様
に設定して傘地の外周部の形態および意匠を多様化する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す洋傘の展開時
の側面図である。
【図2】第1の実施の形態の傘地用原布の平面図であ
る。
【図3】第1の実施の形態の傘地用生地の展開図であ
る。
【図4】同じく、第1の実施の形態の傘地の展開図であ
る。
【図5】本発明の第2の実施の形態を示す傘地用生地の
展開図である。
【図6】同じく、第2の実施の形態の傘地の展開図であ
る。
【符号の説明】
1,1A 傘地 2 本体布 3 縁布 4 間隙 5 端辺 7 切り込み 10,10A 傘地用生地 11 原布 12 残り布 A 洋傘

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多角形状の本体布と、この本体布の各端
    辺にそれぞれ外接状態で、連接されてそれぞれ間隙を隔
    てて本体布の回りに配列された複数枚の縁布とを有する
    傘地用生地の前記各縁布を、前記各間隙が消滅するよう
    にそれぞれ接合して成形された傘地を備えたことを特徴
    とする洋傘。
  2. 【請求項2】 傘地用生地には前記各間隙にそれぞれ内
    接した状態で本体布の各頂角部から中心に向かってそれ
    ぞれ切り込まれた複数個の切り込みを形成したこを特徴
    とする請求項1記載の洋傘。
JP5344597A 1997-03-07 1997-03-07 洋 傘 Pending JPH10243811A (ja)

Priority Applications (1)

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JP5344597A JPH10243811A (ja) 1997-03-07 1997-03-07 洋 傘

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JP5344597A JPH10243811A (ja) 1997-03-07 1997-03-07 洋 傘

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ID=12943062

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JP5344597A Pending JPH10243811A (ja) 1997-03-07 1997-03-07 洋 傘

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