JPH10243504A - 電動車両の制御方式 - Google Patents

電動車両の制御方式

Info

Publication number
JPH10243504A
JPH10243504A JP9042081A JP4208197A JPH10243504A JP H10243504 A JPH10243504 A JP H10243504A JP 9042081 A JP9042081 A JP 9042081A JP 4208197 A JP4208197 A JP 4208197A JP H10243504 A JPH10243504 A JP H10243504A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pedal
inching
inching pedal
electric vehicle
traveling motor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9042081A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroki Oota
廣城 太田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyoda Automatic Loom Works Ltd filed Critical Toyoda Automatic Loom Works Ltd
Priority to JP9042081A priority Critical patent/JPH10243504A/ja
Publication of JPH10243504A publication Critical patent/JPH10243504A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/72Electric energy management in electromobility

Landscapes

  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電動車両の走行微操作性を向上させる。 【解決手段】 制御回路21は、踏み角センサ12〜1
4の出力により、アクセルペダル2、ブレーキペダル3
およびインチングペダル11の踏み込まれた角度を検出
する。インチングペダル11は、機械的にブレーキペダ
ル3と連動しており、インチングペダル11を踏み込む
とブレーキペダル3も踏み込まれた状態になる。制御回
路21は、アクセルペダル2の踏込みによって発生する
走行モータ4の駆動力をインチングペダル11の踏み角
に応じて絞りこむように電力変換回路22に指示を出
す。電力変換回路22は、制御回路21からの指示に従
って走行モータ4に電力を供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電動車両の走行を
制御する方式に係わる。
【0002】
【従来の技術】電動車両の研究・開発が進められてお
り、既に実用段階に入ってきている。電動車両は、乗用
車などの他に、フォークリフト等の産業用車両にも普及
しつつある。以下では、電動フォークリフト(バッテリ
フォークリフト)を例に採り上げて電動車両の走行制御
について説明する。
【0003】図8は、従来のバッテリフォークリフトの
走行制御の一例を説明する図である。従来のバッテリフ
ォークリフトでは、運転者がディレクションスイッチ
1、アクセルペダル2、ブレーキペダル3等を操作し、
それらを介した指示が走行コントローラ101に入力さ
れ、その走行コントローラ101が上記指示に従って走
行モータ4を駆動する。なお、ディレクションスイッチ
1は、バッテリフォークリフトを前進させるのか、後進
させるのか、あるいは停止状態とするのかを指定するス
イッチである。
【0004】走行コントローラ101は、制御回路10
2および電力変換回路103を有する。制御回路102
は、ディレクションスイッチ1の出力により、バッテリ
フォークリフトの走行方向(または、停止)を判断す
る。また、アクセルペダル2およびブレーキペダル3に
は、それぞれそれらペダルの踏み角を検出するセンサが
設けられており、制御回路102は、それらセンサの出
力に基づいた値の信号を電力変換回路103に出力す
る。そして、電力変換回路103が制御回路102から
受信した信号の値に従った電力を走行モータ4に供給し
て走行モータ4を駆動する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の構成では、上述
したように、アクセルペダル2およびブレーキペダル3
のみを用いてバッテリフォークリフトの走行速度を制御
する。しかしながら、このような方式では、特にフォー
クリフト等の産業用車両の微妙な速度制御には熟練の技
術を要する。このため、熟練者でなくてもバッテリフォ
ークリフト等を十分に運転できるように、その走行微操
作性を向上させたいという要望がある。なお、この要望
は、バッテリフォークリフトのみに限られず、電動車両
一般に通じるものである。
【0006】本発明の課題は、電動車両の走行微操作性
を向上させることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の電動車両の制御
方式は、電動車両の走行を制御するための指示を入力す
るインチングペダルを設け、そのインチングペダルの踏
み角に応じて上記電動車両の走行モータに供給する電力
を制限する。このような構成とすれば、インチングペダ
ルの操作で走行モータの駆動力を変化させることができ
る。
【0008】上記構成に加えて、上記電動車両のブレー
キペダルが上記インチングペダルに従属的に連動するよ
うにしてもよい。この場合、インチングペダルを踏み込
むとその踏込みに連動して上記ブレーキペダルも踏み込
まれた状態になる。したがって、インチングペダルの操
作で走行モータの駆動力を変化させると同時に制動制御
も行うことができる。
【0009】本発明の他の態様として、少なくともアク
セルペダル、ブレーキペダル、およびインチングペダル
からの指示に従って電動車両の走行を制御する方式を前
提とし、以下の各手段を設ける構成としてもよい。検出
手段は、上記3つのペダルの踏み角をそれぞれ検出す
る。算出手段は、アクセルペダルおよびブレーキペダル
の踏み角に基づいて上記電動車両の走行モータに供給す
る電流を算出する。補正手段は、インチングペダルの踏
み角に基づいて上記算出手段によって算出された電流値
を補正する。この場合、上記補正手段は、たとえば、イ
ンチングペダルの踏み角が大きい程上記算出手段により
算出された電流を低下させるように補正する。上記構成
において、インチングペダルを所定角度踏み込んでおく
と、アクセルペダルの踏み角の変化に対する走行モータ
に流れる電流の変化の割合が小さくなるので、走行モー
タの駆動力を微妙に操作することができ、走行微操作性
が向上する。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照しながら説明する。なお、以下では、電動車
両の一実施形態としてバッテリフォークリフトを採り上
げる。
【0011】図1は、本実施形態のバッテリフォークリ
フトの走行制御方式を説明する図である。図1におい
て、図8で使用した符号と同じものは同一部分を表す。
本実施形態では、バッテリフォークリフトの走行制御の
指示を入力するための手段として、図8に示した従来の
構成に加えて、インチングペダル11を設けている。イ
ンチングペダル11は、アクセルペダル2の踏込みによ
って発生する出力を絞る役割を持っている。また、イン
チングペダル11は、機械的にブレーキペダル3と連動
しており、インチングペダル11を踏み込むと、その踏
み角と同じだけブレーキペダル3も踏み込まれた状態に
なる。ただし、ブレーキペダル3を単独で踏み込んでも
インチングペダル11は踏み込まれた状態にはならな
い。このように、ブレーキペダル3がインチングペダル
11に従属的に連動する構成となっている。
【0012】なお、アクセルペダル2、ブレーキペダル
3およびインチングペダル11は互いに隣接して設けら
れており、運転者がそれらのペダルを足で適当な強さで
踏み込むことによりバッテリフォークリフトの走行を操
作する。
【0013】踏み角センサ12〜14(請求項3におけ
る検出手段)は、それぞれアクセルペダル2、ブレーキ
ペダル3およびインチングペダル11の踏み込まれた角
度を検出するセンサである。踏み角センサ12〜14
は、たとえば、上記各ペダルの踏み込まれた角度に従っ
て抵抗値が変化する可変抵抗器を含んだ構成であり、そ
の抵抗値を電圧に変換して出力する。踏み角センサ12
〜14の出力は、走行コントローラ20に入力される。
なお、踏み角センサ12〜14の出力は、上記各ペダル
が踏み込まれているか否かを表す情報も含んでいる。た
だし、上記各ペダルが踏み込まれているか否かを表す情
報は、踏み角センサ12〜14と別に設けた装置で検出
してもよい。
【0014】走行コントローラ20は、制御回路21お
よび電力変換回路22を有する。制御回路21(請求項
3における算出手段および補正手段)は、ディレクショ
ンスイッチ1、アクセルペダル2、ブレーキペダル3お
よびインチングペダル11の出力(バッテリフォークリ
フトの走行を制御するための指示)を受信し、それらに
基づいて電力制御信号および指示信号を生成する。電力
制御信号は、走行モータ4に流す電流の大きさを決める
信号である。指示信号は、ディレクションスイッチ1の
出力に従って走行モータ4の回転方向を指示したり、あ
るいは、バッテリフォークリフトの制動時に走行モータ
4の回転によって発生する電力をバッテリ31に回生さ
せることを指示する信号である。
【0015】電力変換回路22は、制御回路21が生成
する電力制御信号および指示信号に基づいて走行モータ
4を駆動する。この走行モータ4の駆動力により、バッ
テリフォークリフトを走行させる。
【0016】図2(a) は、制御回路21のブロック図で
ある。ここでは、一実施例として、走行コントローラ2
0内でPWM(パルス幅変調)で電力を制御する方式を
採り上げて説明する。
【0017】図2(a) において、演算部41は、踏み角
センサ12〜14の検出値が入力され、それらの検出値
をキーとしてテーブル42を参照しながらスライスレベ
ル値を演算する。テーブル42に格納されるデータにつ
いては後述説明する。スライスレベル生成部43は、演
算部41で演算されたスライスレベル値に基づいたスラ
イスレベル電圧を出力する。三角波生成部44は、所定
周波数で所定のピーク電位とボトム電位を持った三角波
を出力する。パルス生成部45は、コンパレータを含ん
だ構成であり、図2(b) に示すように、三角波生成部4
4で生成された三角波をスライスレベル生成部43で生
成されたスライスレベル電圧でスライスすることにより
パルス信号を生成する。このパルス信号が電力制御信号
である。また、このパルス信号のデューティは、スライ
スレベル電圧によって決まる。
【0018】電力変換回路22は、制御回路21から出
力されるパルス信号に従って走行モータ4に供給する電
力を制御する。すなわち、例えば、電力変換回路22
は、受信したパルス信号が「L」レベルのときに走行モ
ータ4に電流を供給し、「H」レベルのときにその電流
を停止する。このような構成では、スライスレベル電圧
を低下させると、パルス信号の1サイクルにおける
「H」レベルの時間が長くなる一方で「L」レベルの時
間が短くなり、走行モータ4に供給される電流が減少す
る。換言すれば、走行モータ4の駆動力を低下させる際
には、演算部41がスライスレベル値を小さくする。な
お、走行モータ4に供給される電流は、電力変換回路2
2内で整流される。
【0019】次に、制御回路21の動作を説明する。制
御回路21は、基本的には、アクセルペダル2からの指
示に基づいて走行モータ4の駆動力を制御する。すなわ
ち、踏み角センサ12の出力に基づいて走行モータ4に
流す電流を決める。アクセルペダル2の踏み角と走行モ
ータ4に流す電流(走行モータ4の駆動力)との関係を
図3に示す。
【0020】図3において、インチングペダル11が踏
み込まれていないときのアクセル踏み角とモータ電流と
の関係を実線で示す。同図に示すように、一定角までの
遊びの後は、アクセルペダル2を深く踏み込むにつれ
て、走行モータ4に流れる電流が大きくなり、その結果
大きな駆動力が発生するようになる。なお、同図では、
アクセル踏み角とモータ電流との関係は直線であるが、
本発明はこの例に限定されるものではなく、必要に応じ
てアクセル踏み角とモータ電流の関係を曲線的にしても
よい。また、必要に応じて遊びをなくしてもよい。
【0021】アクセルペダル2の踏み角とモータ電流と
の対応関係は、テーブル42に予め設定されている。テ
ーブル42は、モータ電流を表すパラメータとして、図
2を参照しながら説明したスライスレベル値を格納して
いる。演算部41は、踏み角センサ12の出力値として
アクセルペダル2の踏み角を検出すると、その検出値を
キーとしてテーブル42にアクセスしてスライスレベル
値を取り出す。このスライスレベル値によって電力変換
回路22に転送されるパルス信号のデューティが決ま
り、その結果として走行モータ4の駆動力が決まる。す
なわち、アクセルペダル2の踏み角によって走行モータ
4の駆動力が制御される。
【0022】ところで、バッテリフォークリフトの運転
者は、しばしばアクセルペダル2とブレーキペダル3と
を同時に踏むことがある。このような場合には、機械的
な制動機構(たとえば、ディスクブレーキ)によりバッ
テリフォークリフトが減速させられるが、ブレーキペダ
ル3の踏み込みによって走行モータ4の駆動力自体が低
下されることはない。なお、アクセルペダル2が踏まれ
ていない状態でブレーキペダル3のみが踏み込まれた場
合には、走行モータ4には電流が供給されず、走行モー
タ4の回転によって発生する電力がバッテリ31に回生
される。但し、この場合も機械式制動はかかっている。
また、上記電力を回生させず、機械式制動のみであって
もよい。さらに、ブレーキペダルのみの踏み込み時に、
走行モータ4の駆動力自体を低下させてもよい。
【0023】次に、インチングペダル11を使用したと
きの動作を説明する。図4(a) は、制御回路21によっ
て制御されるインチングペダル11の踏み角と走行モー
タ4の駆動力(制御回路21の出力)の関係を表す図で
ある。同図では、アクセルペダル2がある一定の踏み角
に固定されている状態でインチングペダル11の踏み角
を変化させたときの走行モータ4の駆動力の変化を示し
ている。同図に示すように、インチングペダル11の踏
み角が大きくなると、制御回路21は、その変化に応じ
て走行モータ4の駆動力を絞る(小さくする)。
【0024】インチングペダル11の踏み角に応じて走
行モータ4の駆動力をどのくらい絞るのかを表すデータ
は、テーブル42に予め格納されている。この対応関係
を表すデータの一例を図4(b) に示す。このデータは、
図4(a) に示した関係をデジタルデータとして所定のア
ドレスに格納したものである。なお、絞りの程度を表す
データを「絞り係数α」と呼ぶことにする。絞り係数α
は、ディメンジョンを持たない0〜1の間の実数であ
る。これは、図4(a) におけるモータ駆動力の0〜10
0パーセントに相当する。
【0025】演算部41は、踏み角センサ14の出力値
としてインチングペダル11の踏み角を検出すると、そ
の検出値をキーとしてテーブル42にアクセスして絞り
係数αを取り出す。そして、アクセルペダル2の踏み角
に従って求められたスライスレベル値にその絞り係数α
を乗算する。この結果、スライスレベル生成部43で生
成されるスライスレベル電圧は、絞り係数αが乗算され
た値となる。
【0026】絞り係数αは、0≦α≦1であるが、イン
チングペダル11が踏み込まれたときには0≦α<1と
なる。このため、インチングペダル11が踏み込まれる
と、アクセルペダル2の踏み角に従って求められたスラ
イスレベル値に絞り係数αが乗算されたときに、図5に
示すように、インチングペダル11が踏み込まれていな
い状態のときより低いレベルで三角波をスライスする。
この結果、電力変換回路22に入力されるパルス信号に
おいて、その「H」レベルの割合が増加する。すなわ
ち、走行モータ4に供給される電流が減少し、その駆動
力が低下する。
【0027】このように、インチングペダル11を踏み
込むと、アクセルペダル2を踏み込むことによって発生
する走行モータ4の駆動力が絞られる。この様子を図3
に示す。同図に示すように、インチングペダル11の踏
み角を大きくすると、アクセルペダル2の踏み角に対す
る走行モータ4の駆動力の傾きが小さくなっていく。こ
の傾きは、アクセルペダル2の踏込み操作によってどの
程度微妙に走行モータ4の駆動力を制御できるのかを表
すものであり、傾きが小さい程走行モータ4の駆動力を
微妙に制御できる。すなわち、インチングペダル11を
踏み込むことにより、バッテリフォークリフトの走行の
微操作性が向上する。
【0028】次に、制御回路21の動作を図6のフロー
チャートを参照しながら説明する。以下の処理の各機能
は、制御回路21が備える不図示のROMに格納されて
いるプログラムに記述されており、演算部41(CP
U)がそのプログラムを実行する。また、この処理は、
所定時間間隔(例えば、10ms)ごとに繰り返し実行さ
れる。
【0029】ステップS1では、ディレクションスイッ
チ1および踏み角センサ12〜14の出力を読み込む。
このことにより、運転者が前進/後進/停止のいずれを
指示しているのか、アクセルペダル2、ブレーキペダル
3およびインチングペダル11が踏み込まれているか否
か、およびそれら各ペダルの踏み角を認識する。ステッ
プS2では、アクセルペダル2およびブレーキペダル3
の踏み角に従って電力変換回路22への出力を計算す
る。上述したPWM方式で走行モータ4へ供給する電力
を制御する形態の場合には、このステップS2でスライ
スレベル値を求める。
【0030】ステップS3では、インチングペダル11
が踏み込まれているか否かを判断する。踏み込まれてい
ればステップS4へ進み、踏み込まれていなければステ
ップS4をスキップしてステップS5へ進む。ステップ
S4では、ステップS2で求めた出力にインチングペダ
ル11の踏み角に応じた係数を乗じる。上記PWM方式
の例では、ステップS2で求めたスライスレベル値に絞
り係数αを乗じる。ステップS5では、ステップS2で
求めた出力値またはステップS4で求めた補正値を出力
する。すなわち、インチングペダル11が踏み込まれて
いなければ、アクセルペダル2およびブレーキペダル3
の踏み角に従って決まる制御信号を電力変換回路22へ
出力し、インチングペダル11が踏み込まれていれば、
アクセルペダル2およびブレーキペダル3の踏み角に従
って決まる制御信号をインチングペダル11の踏み角に
基づいて絞りこんで電力変換回路22へ出力する。な
お、本実施例では、ステップS2で通常の出力を算出し
た後、インチングペダルの踏み角に応じてステップS4
でその算出値を補正しているが、先にインチングペダル
の踏込みの有無をチェックしておき、踏込みがあれば上
記通常出力の算出処理と補正処理とを同時に行うような
方式であってもよい。この場合、インチングペダルの踏
込みがなければ、通常の算出が行われる。
【0031】図7は、インチングペダル11を使ったバ
ッテリフォークリフトの運転手法の一例を説明する図で
ある。ここでは、坂道発進の例を示す。停止状態では、
ディレクションスイッチ1が「停止」に設定されてい
る。運転者は、この状態で、アクセルペダル2およびイ
ンチングペダル11を強く踏み込みながら、ディレクシ
ョンスイッチ1を「前進」に切り替える。なお、インチ
ングペダル11の踏み角をθ1 以上とする。
【0032】インチングペダル11を踏み込むと、ブレ
ーキペダル3がインチングペダル11に従属的に連動し
て踏み込まれた状態になるので、制動力が働き、ディレ
クションスイッチ1の指示が「前進」であっても、そし
て坂道上であってもバッテリフォークリフトは停止して
いる。また、インチングペダル11を踏み込むことによ
り、アクセルペダル2の踏込みによって発生した走行モ
ータ4の駆動力が絞られている(小さくなる)。
【0033】この状態で運転者はインチングペダル11
の踏み込みを徐々に緩めていく。このことにより、ブレ
ーキペダル3の踏み角も徐々に小さくなりブレーキ制動
力が小さくなっていく。また、これと同時に、走行モー
タ4の駆動力の絞りこみが少なくなり、その駆動力が徐
々に大きくなっていく。このように、インチングペダル
11の操作のみにより、制動力と駆動力を同時に変化さ
せることができ、バッテリフォークリフトの発進がスム
ーズになる。なお、図7では、アクセル踏み込みによる
駆動力とブレーキ制動力は各々直線で設定されている
が、本発明はこれに限定されず、必要に応じて何れか一
方、若しくは両方とも曲線となるように設定してもよ
い。
【0034】ところで、上述したようなインチングペダ
ル機構は、エンジン型フォークリフトでは既に導入され
ている。ただし、エンジン型フォークリフトのインチン
グペダル機構は、クラッチ機構を利用しており、インチ
ングペダルの踏み角に応じてエンジン出力をタイヤに伝
達する割合を機械的に制御している。このように、エン
ジン車とバッテリ車とでは互いにメカニズムが異なる
が、インチングペダルを設けることによってフォークリ
フトの微操作性が向上する点では同じである。したがっ
て、エンジン型フォークリフトに乗り慣れた運転者であ
っても、本実施形態のバッテリフォークリフトであれば
違和感なく操作できる。
【0035】なお、上記実施形態では、フォークリフト
を採り上げて説明したが、本発明は他の産業用車両や電
動車両全般に適用可能である。
【0036】
【発明の効果】バッテリフォークリフト等の電動車両に
おいてアクセルの踏込みによるモータ駆動力を絞るイン
チングペダルを設けたので、走行制御の微操作性が向上
する。また、バッテリ車においてエンジン車と同等の操
作性が得られるようになったので、エンジン車からバッ
テリ車に乗り換えた際の違和感が少なくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態のバッテリフォークリフトの走行制
御システムの構成図である。
【図2】制御回路のブロック図、およびその動作を説明
する図である。
【図3】アクセルペダルの踏み角と走行モータに流す電
流との関係を示す図である。
【図4】インチングペダルの踏み角と走行モータの駆動
力(制御回路の出力)の関係を表す図である。
【図5】インチングペダルの機能を説明する図である。
【図6】制御回路の動作フローチャートである。
【図7】インチングペダルを使ったバッテリフォークリ
フトの運転手法の一例を説明する図である。
【図8】従来のバッテリフォークリフトの走行制御の一
例を説明する図である。
【符号の説明】
1 ディレクションスイッチ 2 アクセルペダル 3 ブレーキペダル 4 走行モータ 11 インチングペダル 12〜14 踏み角センサ 20 走行コントローラ 21 制御回路 22 電力変換回路 31 バッテリ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電動車両の走行を制御するための指示を
    入力するインチングペダルを設け、そのインチングペダ
    ルの踏み角に応じて上記電動車両の走行モータに供給す
    る電力を制限する電動車両の制御方式。
  2. 【請求項2】 上記電動車両のブレーキペダルが上記イ
    ンチングペダルに従属的に連動する構成であり、該イン
    チングペダルを踏み込むとその踏込みに連動して上記ブ
    レーキペダルも踏み込まれた状態になる請求項1に記載
    の電動車両の制御方式。
  3. 【請求項3】 少なくともアクセルペダル、ブレーキペ
    ダル、およびインチングペダルからの指示に従って電動
    車両の走行を制御する方式であって、 上記3つのペダルの踏み角をそれぞれ検出する検出手段
    と、 上記アクセルペダルおよびブレーキペダルの踏み角に基
    づいて上記電動車両の走行モータに供給する電流を算出
    する算出手段と、 上記インチングペダルの踏み角に基づいて上記算出手段
    によって算出された電流値を補正する補正手段と、 を有する電動車両の制御方式。
  4. 【請求項4】 前記補正手段は、インチングペダルの踏
    み角が大きい程、前記算出手段により算出された電流を
    低下させるように補正することを特徴とする請求項3に
    記載の電動車両の制御方式。
JP9042081A 1997-02-26 1997-02-26 電動車両の制御方式 Pending JPH10243504A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9042081A JPH10243504A (ja) 1997-02-26 1997-02-26 電動車両の制御方式

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9042081A JPH10243504A (ja) 1997-02-26 1997-02-26 電動車両の制御方式

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10243504A true JPH10243504A (ja) 1998-09-11

Family

ID=12626109

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9042081A Pending JPH10243504A (ja) 1997-02-26 1997-02-26 電動車両の制御方式

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10243504A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020204128A1 (ja) * 2019-04-04 2020-10-08 株式会社小松製作所 作業車両、作業車両の制御装置、および作業車両の制御方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020204128A1 (ja) * 2019-04-04 2020-10-08 株式会社小松製作所 作業車両、作業車両の制御装置、および作業車両の制御方法
CN113366210A (zh) * 2019-04-04 2021-09-07 株式会社小松制作所 作业车辆、作业车辆的控制装置、以及作业车辆的控制方法
US11987956B2 (en) 2019-04-04 2024-05-21 Komatsu Ltd. Work vehicle, control device for work vehicle, and control method for work vehicle

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7291090B2 (en) Motor torque control system for vehicle
JP2741739B2 (ja) 電気自動車の疑似クリープ発生装置
US20120253624A1 (en) Accelerator pedal device for vehicle and pedal reaction force control method
JP6682952B2 (ja) 回生制御装置
JP2001025109A (ja) 電気自動車のモータトルク制御装置
JP2010035376A (ja) 電動自転車
JPH06105588A (ja) 電動車両
JP4396284B2 (ja) スロットル制御装置
CN112776599A (zh) 踏板反作用力控制装置
TW202007583A (zh) 馬達控制裝置、方法及電動輔助車
JP2004215447A (ja) 車両の走行制御装置
JP2006050811A (ja) 電気自動車
JPH07154905A (ja) 電動車の駆動力制御装置
JP2009011057A (ja) 車両の制御装置
JP3156357B2 (ja) 電気自動車の制動制御装置
JPH10243504A (ja) 電動車両の制御方式
JP3343951B2 (ja) 電動車両
JPH10304508A (ja) 電気自動車のモータ制御装置
JP7326813B2 (ja) 電動車両の回生制御装置
JP2009166542A (ja) 速度制御装置
JP2008154429A (ja) 車両の制御装置、制御方法、その方法を実現するプログラムおよびそのプログラムを記録した記録媒体
JPH0993724A (ja) 電気自動車
JPH089508A (ja) バッテリ式車両の走行制御装置
JPH0833115A (ja) バッテリ式車両の走行制御装置
JP3781897B2 (ja) 電気自動車のトルク制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040623

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040629

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040825

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050405