JPH10243305A - チューナ回路のpllロック動作方法 - Google Patents
チューナ回路のpllロック動作方法Info
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- JPH10243305A JPH10243305A JP9041996A JP4199697A JPH10243305A JP H10243305 A JPH10243305 A JP H10243305A JP 9041996 A JP9041996 A JP 9041996A JP 4199697 A JP4199697 A JP 4199697A JP H10243305 A JPH10243305 A JP H10243305A
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- Japan
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- frequency
- signal
- local oscillation
- lock operation
- pll
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 PLLロック動作の高速化を図ったチューナ
回路のPLLロック動作方法を提供する。 【解決手段】 PLL選局制御部において同期信号の検
出動作とAFC動作とを行って中心周波数を受信周波数
にロックするPLLロック動作時、同期信号の検出動作
を行う周波数ポイントを中心周波数を含むその近傍にお
いて複数ポイント設定するとともに、その設定した複数
の周波数ポイントの移行順を、例えば前回選局時に記憶
したずれ幅に近い周波数ポイントにまず移行し(ステッ
プS41)、次に、今回受信したチャンネルの中心周波
数に移行する(ステップS42)。これ以後は、従来と
同様の動作処理を行う(ステップS43〜46)。
回路のPLLロック動作方法を提供する。 【解決手段】 PLL選局制御部において同期信号の検
出動作とAFC動作とを行って中心周波数を受信周波数
にロックするPLLロック動作時、同期信号の検出動作
を行う周波数ポイントを中心周波数を含むその近傍にお
いて複数ポイント設定するとともに、その設定した複数
の周波数ポイントの移行順を、例えば前回選局時に記憶
したずれ幅に近い周波数ポイントにまず移行し(ステッ
プS41)、次に、今回受信したチャンネルの中心周波
数に移行する(ステップS42)。これ以後は、従来と
同様の動作処理を行う(ステップS43〜46)。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、局部発振回路の発
振周波数を制御するPLL選局制御部を備えた例えばテ
レビジョン受像機やケーブルテレビなどのチューナ回路
に係り、より詳細には、PLL選局制御部において同期
信号の検出動作とAFC動作とを行って中心周波数を受
信周波数にロックするPLLロック動作方法に関する。
振周波数を制御するPLL選局制御部を備えた例えばテ
レビジョン受像機やケーブルテレビなどのチューナ回路
に係り、より詳細には、PLL選局制御部において同期
信号の検出動作とAFC動作とを行って中心周波数を受
信周波数にロックするPLLロック動作方法に関する。
【0002】
【従来の技術】PLL選局制御部を備えた例えばテレビ
ジョン受像機のチューナ回路では、PLL選局制御部に
おいて同期信号(以下、SD信号という)の検出動作と
AFC動作とを行って中心周波数を受信周波数にロック
するPLLロック動作時、SD信号の検出動作を行う周
波数ポイントを、中心周波数を含むその近傍において複
数ポイント設定し、その設定した複数の周波数ポイント
に順次移行しながら、SD信号の検出動作とAFC動作
とを行うようになっている。
ジョン受像機のチューナ回路では、PLL選局制御部に
おいて同期信号(以下、SD信号という)の検出動作と
AFC動作とを行って中心周波数を受信周波数にロック
するPLLロック動作時、SD信号の検出動作を行う周
波数ポイントを、中心周波数を含むその近傍において複
数ポイント設定し、その設定した複数の周波数ポイント
に順次移行しながら、SD信号の検出動作とAFC動作
とを行うようになっている。
【0003】ここで、SD信号の検出動作及びAFC動
作について簡単に説明する。図9は、AFC電圧に対す
るSD信号とDR(DIRECTION)との関係を示
している。SD信号の幅は、IF(45.75MHz)を
中心値として、マイナス側に1.0〜1.2MHz(f
osc はマイナス側となる)、プラス側に0.4〜1.9
MHz(fosc はプラス側となる)の計1.4〜1.9M
Hzの範囲となる。また、DRは、AFC入力のA/D変
換により例えば6V以下を「L」、6V以上を「H」と
する。
作について簡単に説明する。図9は、AFC電圧に対す
るSD信号とDR(DIRECTION)との関係を示
している。SD信号の幅は、IF(45.75MHz)を
中心値として、マイナス側に1.0〜1.2MHz(f
osc はマイナス側となる)、プラス側に0.4〜1.9
MHz(fosc はプラス側となる)の計1.4〜1.9M
Hzの範囲となる。また、DRは、AFC入力のA/D変
換により例えば6V以下を「L」、6V以上を「H」と
する。
【0004】図10は、SD信号の検出動作を説明する
フローチャートである。すなわち、水平同期信号(H−
Sync)を2msごとにマイコンのイベントカウンタ
でカウントする。そして、そのカウント値(パルス数)
が28〜36の範囲であれば(ステップS91,S9
2)、仮OKとしてステップS93へと動作を進め、S
D信号の有無を判定する。
フローチャートである。すなわち、水平同期信号(H−
Sync)を2msごとにマイコンのイベントカウンタ
でカウントする。そして、そのカウント値(パルス数)
が28〜36の範囲であれば(ステップS91,S9
2)、仮OKとしてステップS93へと動作を進め、S
D信号の有無を判定する。
【0005】ここで、連続して7回カウント値がなかっ
た場合には、SD無しと判定する。一方、SD有りの判
定は、パルスのしきい値(28〜36)に入ったか入っ
ていないかで加減算を繰り返し、加算の回数が減算の回
数より8回分多くなったとき、SD有りと判定する(ス
テップS95,S96)。この後、カウント値を7にセ
ットして(ステップS97)、次のH−Syncのカウ
ント待ちとなる。
た場合には、SD無しと判定する。一方、SD有りの判
定は、パルスのしきい値(28〜36)に入ったか入っ
ていないかで加減算を繰り返し、加算の回数が減算の回
数より8回分多くなったとき、SD有りと判定する(ス
テップS95,S96)。この後、カウント値を7にセ
ットして(ステップS97)、次のH−Syncのカウ
ント待ちとなる。
【0006】一方、ステップS91及びステップS92
において、H−Syncのカウント値が28〜36の範
囲にない場合には、イベントカウンタのカウント値が0
であるか否かを判定する(ステップS98)。そして、
カウント値が0でなければ、カウント値から1を減算し
て(ステップS99)、再度カウント値が0であるか否
かを判定する(ステップS100)。そして、カウント
値が0でなければ、SD無しと判定して(ステップS1
01)、次のH−Syncのカウント待ちとなる。この
SD信号の検出動作は、電源オン中常に行っている。こ
のようなSD信号の検出動作は、従来周知の動作であ
る。
において、H−Syncのカウント値が28〜36の範
囲にない場合には、イベントカウンタのカウント値が0
であるか否かを判定する(ステップS98)。そして、
カウント値が0でなければ、カウント値から1を減算し
て(ステップS99)、再度カウント値が0であるか否
かを判定する(ステップS100)。そして、カウント
値が0でなければ、SD無しと判定して(ステップS1
01)、次のH−Syncのカウント待ちとなる。この
SD信号の検出動作は、電源オン中常に行っている。こ
のようなSD信号の検出動作は、従来周知の動作であ
る。
【0007】図11は、AFC動作を模式的に示した説
明図である。すなわち、SD有りと判定された周波数位
置からAFC動作を開始し、DRの値によりマイナス
側、プラス側それぞれに83.895kHz/30msご
とに周波数を変化させて、DRの変化点を検出する。そ
して、DRの変化点を検出した場合には、次の動作(こ
こでは詳細な説明を省略する)に移行し、DRの変化が
ない場合には、次のSD検出ポイント(周波数ポイン
ト)に移行することになる。
明図である。すなわち、SD有りと判定された周波数位
置からAFC動作を開始し、DRの値によりマイナス
側、プラス側それぞれに83.895kHz/30msご
とに周波数を変化させて、DRの変化点を検出する。そ
して、DRの変化点を検出した場合には、次の動作(こ
こでは詳細な説明を省略する)に移行し、DRの変化が
ない場合には、次のSD検出ポイント(周波数ポイン
ト)に移行することになる。
【0008】DRの変化検出は、SD有りと判定された
周波数より行うが、検出範囲は受信チャンネルの中心周
波数より±2.44MHzの間で行う。また、図中の
(A)の動作は、2.44MHzの位置でDRの変化を確
実に行うために、45msの待ち時間を置くことを示し
ている。このようなAFC動作は、従来周知の動作であ
る。
周波数より行うが、検出範囲は受信チャンネルの中心周
波数より±2.44MHzの間で行う。また、図中の
(A)の動作は、2.44MHzの位置でDRの変化を確
実に行うために、45msの待ち時間を置くことを示し
ている。このようなAFC動作は、従来周知の動作であ
る。
【0009】図12は、このようなPLL選局制御部に
おける従来のPLLロック動作の動作手順を示してい
る。すなわち、SD信号の検出動作を行う周波数ポイン
トとして、中心周波数fos c と、この中心周波数fosc
に対して+1.31MHzずれたプラス側周波数と、中心
周波数fosc に対して−1.31MHzずれたマイナス側
第1周波数と、中心周波数fosc に対して−2.06M
Hzずれたマイナス側第2周波数との4つの周波数ポイン
トが設定されている。
おける従来のPLLロック動作の動作手順を示してい
る。すなわち、SD信号の検出動作を行う周波数ポイン
トとして、中心周波数fos c と、この中心周波数fosc
に対して+1.31MHzずれたプラス側周波数と、中心
周波数fosc に対して−1.31MHzずれたマイナス側
第1周波数と、中心周波数fosc に対して−2.06M
Hzずれたマイナス側第2周波数との4つの周波数ポイン
トが設定されている。
【0010】そして、PLLロック動作時には、まず、
ずれ幅が0MHzである受信チャンネルの中心周波数f
osc に局部発振回路の局部発振周波数を合わせてSD信
号の有無を判定する(ステップS71)。この判定で
は、最大300msの待ち時間をかけてSD信号の有無
を判定する。そして、SD信号無しの場合、又はSD信
号有りでAFC変化無しの場合には、次にずれ幅が−
1.31MHzであるマイナス側第1周波数に局部発振回
路の局部発振周波数を合わせてSD信号の有無を判定す
る(ステップS72)。
ずれ幅が0MHzである受信チャンネルの中心周波数f
osc に局部発振回路の局部発振周波数を合わせてSD信
号の有無を判定する(ステップS71)。この判定で
は、最大300msの待ち時間をかけてSD信号の有無
を判定する。そして、SD信号無しの場合、又はSD信
号有りでAFC変化無しの場合には、次にずれ幅が−
1.31MHzであるマイナス側第1周波数に局部発振回
路の局部発振周波数を合わせてSD信号の有無を判定す
る(ステップS72)。
【0011】この判定では、最大140msの待ち時間
をかけてSD信号の有無を判定する。そして、SD信号
無しの場合、又はSD信号有りでAFC変化無しの場合
には、次にずれ幅が−2.06MHzであるマイナス側第
2周波数に局部発振回路の局部発振周波数を合わせてS
D信号の有無を判定する(ステップS73)。
をかけてSD信号の有無を判定する。そして、SD信号
無しの場合、又はSD信号有りでAFC変化無しの場合
には、次にずれ幅が−2.06MHzであるマイナス側第
2周波数に局部発振回路の局部発振周波数を合わせてS
D信号の有無を判定する(ステップS73)。
【0012】この判定では、最大140msの待ち時間
をかけてSD信号の有無を判定する。そして、SD信号
無しの場合、又はSD信号有りでAFC変化無しの場合
には、次にずれ幅が+1.31MHzであるプラス側周波
数に局部発振回路の局部発振周波数を合わせてSD信号
の有無を判定する(ステップS74)。
をかけてSD信号の有無を判定する。そして、SD信号
無しの場合、又はSD信号有りでAFC変化無しの場合
には、次にずれ幅が+1.31MHzであるプラス側周波
数に局部発振回路の局部発振周波数を合わせてSD信号
の有無を判定する(ステップS74)。
【0013】この判定では、最大140msの待ち時間
をかけてSD信号の有無を判定する。そして、SD信号
無しの場合、又はSD信号有りでAFC変化無しの場合
には、次にずれ幅が0MHzである受信チャンネルの中心
周波数fosc に再び局部発振回路の局部発振周波数を合
わせてSD信号の有無を判定する(ステップS75)。
そして、この判定において、SD信号無しの場合、又は
SD信号有りでAFC変化無しの場合には、ロック動作
を終了する(ステップS76)。
をかけてSD信号の有無を判定する。そして、SD信号
無しの場合、又はSD信号有りでAFC変化無しの場合
には、次にずれ幅が0MHzである受信チャンネルの中心
周波数fosc に再び局部発振回路の局部発振周波数を合
わせてSD信号の有無を判定する(ステップS75)。
そして、この判定において、SD信号無しの場合、又は
SD信号有りでAFC変化無しの場合には、ロック動作
を終了する(ステップS76)。
【0014】つまり、従来のPLLロック動作手順は、
まず受信チャンネルの中心周波数f osc でSD検出を行
い、次にマイナス側第1周波数でSD検出を行い、次に
マイナス側第2周波数でSD検出を行い、次にプラス側
周波数でSD検出を行い、最後に再び受信チャンネルの
中心周波数fosc でSD検出を行うようになっており、
この動作手順は従来固定となっている。
まず受信チャンネルの中心周波数f osc でSD検出を行
い、次にマイナス側第1周波数でSD検出を行い、次に
マイナス側第2周波数でSD検出を行い、次にプラス側
周波数でSD検出を行い、最後に再び受信チャンネルの
中心周波数fosc でSD検出を行うようになっており、
この動作手順は従来固定となっている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】つまり、実際に放送局
が送信してくる周波数(中心周波数)と、チューナ回路
が受ける周波数との間のずれがプラス側であるのか、マ
イナス側であるのかに係わらず、常にマイナス側へ周波
数を移行してSD信号の検出を行っている。そのため、
例えば実際に放送局が送信してくる周波数(中心周波
数)と、チューナ回路が受ける周波数との間のずれがプ
ラス側へのずれである場合には、SD信号を検出してA
FC動作に移行するのは、ステップS74になってから
であり、ロック動作に時間がかかることになる。
が送信してくる周波数(中心周波数)と、チューナ回路
が受ける周波数との間のずれがプラス側であるのか、マ
イナス側であるのかに係わらず、常にマイナス側へ周波
数を移行してSD信号の検出を行っている。そのため、
例えば実際に放送局が送信してくる周波数(中心周波
数)と、チューナ回路が受ける周波数との間のずれがプ
ラス側へのずれである場合には、SD信号を検出してA
FC動作に移行するのは、ステップS74になってから
であり、ロック動作に時間がかかることになる。
【0016】ところで、チューナ回路は温度ドリフト等
によって周波数ずれを生じるが、そのずれは周波数に関
連して発生し、近い周波数ではほぼ同一のずれ方をする
と考えられる。本発明はこのような問題点を解決すべく
創案されたもので、その目的は、PLLロック動作の高
速化を図ったチューナ回路のPLLロック動作方法を提
供することにある。
によって周波数ずれを生じるが、そのずれは周波数に関
連して発生し、近い周波数ではほぼ同一のずれ方をする
と考えられる。本発明はこのような問題点を解決すべく
創案されたもので、その目的は、PLLロック動作の高
速化を図ったチューナ回路のPLLロック動作方法を提
供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の請求項1記載のチューナ回路のPLLロッ
ク動作方法は、局部発振回路の発振周波数を制御するP
LL選局制御部を備え、このPLL選局制御部において
同期信号の検出動作とAFC動作とを行って中心周波数
を受信周波数にロックするPLLロック動作時、前記同
期信号の検出動作を行う周波数ポイントを中心周波数を
含むその近傍において複数ポイント設定するとともに、
その設定した複数の周波数ポイントに順次移行しながら
前記同期信号の検出動作とAFC動作とを行うチューナ
回路において、前回選局時にPLLロックした周波数の
中心周波数に対するずれ幅を記憶し、今回選局時に、そ
の記憶したずれ幅に基づいて前記複数の周波数ポイント
の移行順を決定するものである。また、本発明の請求項
2記載のチューナ回路のPLLロック動作方法は、請求
項1記載のものにおいて、前記複数の周波数ポイントの
移行順を、今回受信したチャンネルの中心周波数にまず
移行し、次に前回選局時に記憶したずれ幅に近い周波数
ポイントに移行するようにしたものである。また、本発
明の請求項2記載のチューナ回路のPLLロック動作方
法は、請求項1記載のものにおいて、前記複数の周波数
ポイントの移行順を、前回選局時に記憶したずれ幅に近
い周波数ポイントにまず移行するようにしたものであ
る。
め、本発明の請求項1記載のチューナ回路のPLLロッ
ク動作方法は、局部発振回路の発振周波数を制御するP
LL選局制御部を備え、このPLL選局制御部において
同期信号の検出動作とAFC動作とを行って中心周波数
を受信周波数にロックするPLLロック動作時、前記同
期信号の検出動作を行う周波数ポイントを中心周波数を
含むその近傍において複数ポイント設定するとともに、
その設定した複数の周波数ポイントに順次移行しながら
前記同期信号の検出動作とAFC動作とを行うチューナ
回路において、前回選局時にPLLロックした周波数の
中心周波数に対するずれ幅を記憶し、今回選局時に、そ
の記憶したずれ幅に基づいて前記複数の周波数ポイント
の移行順を決定するものである。また、本発明の請求項
2記載のチューナ回路のPLLロック動作方法は、請求
項1記載のものにおいて、前記複数の周波数ポイントの
移行順を、今回受信したチャンネルの中心周波数にまず
移行し、次に前回選局時に記憶したずれ幅に近い周波数
ポイントに移行するようにしたものである。また、本発
明の請求項2記載のチューナ回路のPLLロック動作方
法は、請求項1記載のものにおいて、前記複数の周波数
ポイントの移行順を、前回選局時に記憶したずれ幅に近
い周波数ポイントにまず移行するようにしたものであ
る。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図8は、本発明に係わるチ
ューナ回路のPLLロック動作方法を適用したテレビジ
ョン受像機の電気的構成を示すブロック図である。
て図面を参照して説明する。図8は、本発明に係わるチ
ューナ回路のPLLロック動作方法を適用したテレビジ
ョン受像機の電気的構成を示すブロック図である。
【0019】同図において、受信アンテナ1が接続され
た高周波増幅回路2の出力は、局部発振回路4の出力が
接続された混合回路3に導かれており、混合回路3の出
力は、映像IF増幅回路5に導かれている。そして、映
像IF増幅回路5の出力は、映像信号処理回路6に導か
れており、映像信号処理回路6の出力は、RGBの各原
色信号として受像機7に導かれている。
た高周波増幅回路2の出力は、局部発振回路4の出力が
接続された混合回路3に導かれており、混合回路3の出
力は、映像IF増幅回路5に導かれている。そして、映
像IF増幅回路5の出力は、映像信号処理回路6に導か
れており、映像信号処理回路6の出力は、RGBの各原
色信号として受像機7に導かれている。
【0020】また、局部発振回路4には、発振周波数を
制御するPLL選局制御部8の制御出力が導かれてお
り、PLL選局制御部8には、映像信号処理回路6を構
成する図示しない同期分離回路により分離された水平同
期信号(H−Sync)が導かれた構成となっている。
制御するPLL選局制御部8の制御出力が導かれてお
り、PLL選局制御部8には、映像信号処理回路6を構
成する図示しない同期分離回路により分離された水平同
期信号(H−Sync)が導かれた構成となっている。
【0021】次に、上記のように構成されたPLL選局
制御部8によるPLLロック動作について、〔1〕請求
項1及び2に対応したPLLロック動作、〔2〕請求項
1及び3に対応したPLLロック動作、に分けてそれぞ
れ説明する。本発明のPLLロック動作では、前回選局
時にPLLロックした周波数の中心周波数に対するずれ
幅(これを周波数fZ とする)を、PLL選局制御部8
において記憶するようになっており、そのずれ幅fZ に
基づいて、今回選局時の動作の場合分けを行うようにな
っている。この場合分けは、請求項1及び2に対応した
PLLロック動作と、請求項1及び3に対応したPLL
ロック動作とで異なるため、それぞれの動作説明の中で
説明する。
制御部8によるPLLロック動作について、〔1〕請求
項1及び2に対応したPLLロック動作、〔2〕請求項
1及び3に対応したPLLロック動作、に分けてそれぞ
れ説明する。本発明のPLLロック動作では、前回選局
時にPLLロックした周波数の中心周波数に対するずれ
幅(これを周波数fZ とする)を、PLL選局制御部8
において記憶するようになっており、そのずれ幅fZ に
基づいて、今回選局時の動作の場合分けを行うようにな
っている。この場合分けは、請求項1及び2に対応した
PLLロック動作と、請求項1及び3に対応したPLL
ロック動作とで異なるため、それぞれの動作説明の中で
説明する。
【0022】〔1〕請求項1及び2に対応したPLLロ
ック動作 このPLLロック動作は、複数の周波数ポイントの移行
順を、今回受信したチャンネルの中心周波数にまず移行
し、次に前回選局時に記憶したずれ幅fZ に近い周波数
ポイントに移行するようにしたものである。この場合、
fZ が、−1.69MHz≦fZ <0MHzの場合にはロッ
ク動作1(後述する)を実行し、fZ ≦−1.69MHz
の場合にはロック動作2(後述する)を実行し、fZ ≧
0MHzの場合にはロック動作3(後述する)を実行する
ものである。以下、場合分けに従って説明する。
ック動作 このPLLロック動作は、複数の周波数ポイントの移行
順を、今回受信したチャンネルの中心周波数にまず移行
し、次に前回選局時に記憶したずれ幅fZ に近い周波数
ポイントに移行するようにしたものである。この場合、
fZ が、−1.69MHz≦fZ <0MHzの場合にはロッ
ク動作1(後述する)を実行し、fZ ≦−1.69MHz
の場合にはロック動作2(後述する)を実行し、fZ ≧
0MHzの場合にはロック動作3(後述する)を実行する
ものである。以下、場合分けに従って説明する。
【0023】(a)PLLロック動作時、前回選局時に
記憶したずれ幅fZ が、−1.69MHz≦fZ <0MHz
の場合 この場合には、図1に示すロック動作1を実行する。つ
まり、まず今回の受信チャンネルの中心周波数fosc に
局部発振回路4の局部発振周波数を合わせてSD信号の
有無を判定する(ステップS1)。
記憶したずれ幅fZ が、−1.69MHz≦fZ <0MHz
の場合 この場合には、図1に示すロック動作1を実行する。つ
まり、まず今回の受信チャンネルの中心周波数fosc に
局部発振回路4の局部発振周波数を合わせてSD信号の
有無を判定する(ステップS1)。
【0024】この判定では、最大300msの待ち時間
をかけてSD信号の有無を判定する。そして、SD信号
無しの場合、又はSD信号有りでAFC変化無しの場合
には、次にずれ幅fZ に最も近い周波数ポイントである
マイナス側第1周波数(−1.31MHz)に局部発振回
路4の局部発振周波数を合わせてSD信号の有無を判定
する(ステップS2)。
をかけてSD信号の有無を判定する。そして、SD信号
無しの場合、又はSD信号有りでAFC変化無しの場合
には、次にずれ幅fZ に最も近い周波数ポイントである
マイナス側第1周波数(−1.31MHz)に局部発振回
路4の局部発振周波数を合わせてSD信号の有無を判定
する(ステップS2)。
【0025】この判定では、最大140msの待ち時間
をかけてSD信号の有無を判定する。そして、SD信号
無しの場合、又はSD信号有りでAFC変化無しの場合
には、次にずれ幅fZ が−2.06MHzであるマイナス
側第2周波数に局部発振回路4の局部発振周波数を合わ
せてSD信号の有無を判定する(ステップS3)。
をかけてSD信号の有無を判定する。そして、SD信号
無しの場合、又はSD信号有りでAFC変化無しの場合
には、次にずれ幅fZ が−2.06MHzであるマイナス
側第2周波数に局部発振回路4の局部発振周波数を合わ
せてSD信号の有無を判定する(ステップS3)。
【0026】この判定では、最大140msの待ち時間
をかけてSD信号の有無を判定する。そして、SD信号
無しの場合、又はSD信号有りでAFC変化無しの場合
には、次にずれ幅fZ が+1.31MHzであるプラス側
周波数に局部発振回路4の局部発振周波数を合わせてS
D信号の有無を判定する(ステップS4)。
をかけてSD信号の有無を判定する。そして、SD信号
無しの場合、又はSD信号有りでAFC変化無しの場合
には、次にずれ幅fZ が+1.31MHzであるプラス側
周波数に局部発振回路4の局部発振周波数を合わせてS
D信号の有無を判定する(ステップS4)。
【0027】この判定では、最大140msの待ち時間
をかけてSD信号の有無を判定する。そして、SD信号
無しの場合、又はSD信号有りでAFC変化無しの場合
には、再び今回の受信チャンネルの中心周波数fosc に
局部発振回路4の局部発振周波数を合わせてSD信号の
有無を判定する(ステップS5)。そして、この判定に
おいて、SD信号無しの場合、又はSD信号有りでAF
C変化無しの場合には、ロック動作を終了する(ステッ
プS6)。つまり、この場合のPLLロック動作は、上
記した従来のPLLロック動作と同様の手順となる。ま
た、このロック動作1は、前回の選局チャンネルがない
場合も行われる。
をかけてSD信号の有無を判定する。そして、SD信号
無しの場合、又はSD信号有りでAFC変化無しの場合
には、再び今回の受信チャンネルの中心周波数fosc に
局部発振回路4の局部発振周波数を合わせてSD信号の
有無を判定する(ステップS5)。そして、この判定に
おいて、SD信号無しの場合、又はSD信号有りでAF
C変化無しの場合には、ロック動作を終了する(ステッ
プS6)。つまり、この場合のPLLロック動作は、上
記した従来のPLLロック動作と同様の手順となる。ま
た、このロック動作1は、前回の選局チャンネルがない
場合も行われる。
【0028】(b)PLLロック動作時、前回選局時に
記憶したずれ幅fZ が、fZ ≦−1.69MHzの場合 この場合は、図2に示すロック動作2を実行する。つま
り、まず今回の受信チャンネルの中心周波数fosc に局
部発振回路4の局部発振周波数を合わせてSD信号の有
無を判定する(ステップS11)。
記憶したずれ幅fZ が、fZ ≦−1.69MHzの場合 この場合は、図2に示すロック動作2を実行する。つま
り、まず今回の受信チャンネルの中心周波数fosc に局
部発振回路4の局部発振周波数を合わせてSD信号の有
無を判定する(ステップS11)。
【0029】この判定では、最大300msの待ち時間
をかけてSD信号の有無を判定する。そして、SD信号
無しの場合、又はSD信号有りでAFC変化無しの場合
には、次にずれ幅fZ に最も近い周波数ポイントである
マイナス側第2周波数(−2.06MHz)に局部発振回
路4の局部発振周波数を合わせてSD信号の有無を判定
する(ステップS12)。
をかけてSD信号の有無を判定する。そして、SD信号
無しの場合、又はSD信号有りでAFC変化無しの場合
には、次にずれ幅fZ に最も近い周波数ポイントである
マイナス側第2周波数(−2.06MHz)に局部発振回
路4の局部発振周波数を合わせてSD信号の有無を判定
する(ステップS12)。
【0030】この判定では、最大140msの待ち時間
をかけてSD信号の有無を判定する。そして、SD信号
無しの場合、又はSD信号有りでAFC変化無しの場合
には、次にずれ幅fZ が−1.31MHzであるマイナス
側第1周波数に局部発振回路4の局部発振周波数を合わ
せてSD信号の有無を判定する(ステップS13)。
をかけてSD信号の有無を判定する。そして、SD信号
無しの場合、又はSD信号有りでAFC変化無しの場合
には、次にずれ幅fZ が−1.31MHzであるマイナス
側第1周波数に局部発振回路4の局部発振周波数を合わ
せてSD信号の有無を判定する(ステップS13)。
【0031】この判定では、最大140msの待ち時間
をかけてSD信号の有無を判定する。そして、SD信号
無しの場合、又はSD信号有りでAFC変化無しの場合
には、次にずれ幅fZ が+1.31MHzであるプラス側
周波数に局部発振回路4の局部発振周波数を合わせてS
D信号の有無を判定する(ステップS14)。
をかけてSD信号の有無を判定する。そして、SD信号
無しの場合、又はSD信号有りでAFC変化無しの場合
には、次にずれ幅fZ が+1.31MHzであるプラス側
周波数に局部発振回路4の局部発振周波数を合わせてS
D信号の有無を判定する(ステップS14)。
【0032】この判定では、最大140msの待ち時間
をかけてSD信号の有無を判定する。そして、SD信号
無しの場合、又はSD信号有りでAFC変化無しの場合
には、再び今回の受信チャンネルの中心周波数fosc に
局部発振回路4の局部発振周波数を合わせてSD信号の
有無を判定する(ステップS15)。そして、この判定
において、SD信号無しの場合、又はSD信号有りでA
FC変化無しの場合には、ロック動作を終了する(ステ
ップS16)。
をかけてSD信号の有無を判定する。そして、SD信号
無しの場合、又はSD信号有りでAFC変化無しの場合
には、再び今回の受信チャンネルの中心周波数fosc に
局部発振回路4の局部発振周波数を合わせてSD信号の
有無を判定する(ステップS15)。そして、この判定
において、SD信号無しの場合、又はSD信号有りでA
FC変化無しの場合には、ロック動作を終了する(ステ
ップS16)。
【0033】(c)PLLロック動作時、前回選局時に
記憶したずれ幅fZ が、fZ ≧0MHzの場合 この場合には、図3に示すロック動作3を実行する。つ
まり、まず今回の受信チャンネルの中心周波数fosc に
局部発振回路4の局部発振周波数を合わせてSD信号の
有無を判定する(ステップS21)。
記憶したずれ幅fZ が、fZ ≧0MHzの場合 この場合には、図3に示すロック動作3を実行する。つ
まり、まず今回の受信チャンネルの中心周波数fosc に
局部発振回路4の局部発振周波数を合わせてSD信号の
有無を判定する(ステップS21)。
【0034】この判定では、最大300msの待ち時間
をかけてSD信号の有無を判定する。そして、SD信号
無しの場合、又はSD信号有りでAFC変化無しの場合
には、次にずれ幅fZ に最も近い周波数ポイントである
プラス側周波数(+1.31MHz)に局部発振回路4の
局部発振周波数を合わせてSD信号の有無を判定する
(ステップS22)。
をかけてSD信号の有無を判定する。そして、SD信号
無しの場合、又はSD信号有りでAFC変化無しの場合
には、次にずれ幅fZ に最も近い周波数ポイントである
プラス側周波数(+1.31MHz)に局部発振回路4の
局部発振周波数を合わせてSD信号の有無を判定する
(ステップS22)。
【0035】この判定では、最大140msの待ち時間
をかけてSD信号の有無を判定する。そして、SD信号
無しの場合、又はSD信号有りでAFC変化無しの場合
には、次にずれ幅fZ が−1.31MHzであるマイナス
側第1周波数に局部発振回路4の局部発振周波数を合わ
せてSD信号の有無を判定する(ステップS23)。
をかけてSD信号の有無を判定する。そして、SD信号
無しの場合、又はSD信号有りでAFC変化無しの場合
には、次にずれ幅fZ が−1.31MHzであるマイナス
側第1周波数に局部発振回路4の局部発振周波数を合わ
せてSD信号の有無を判定する(ステップS23)。
【0036】この判定では、最大140msの待ち時間
をかけてSD信号の有無を判定する。そして、SD信号
無しの場合、又はSD信号有りでAFC変化無しの場合
には、次にずれ幅fZ が−2.06MHzであるマイナス
側第2周波数に局部発振回路4の局部発振周波数を合わ
せてSD信号の有無を判定する(ステップS24)。
をかけてSD信号の有無を判定する。そして、SD信号
無しの場合、又はSD信号有りでAFC変化無しの場合
には、次にずれ幅fZ が−2.06MHzであるマイナス
側第2周波数に局部発振回路4の局部発振周波数を合わ
せてSD信号の有無を判定する(ステップS24)。
【0037】この判定では、最大140msの待ち時間
をかけてSD信号の有無を判定する。そして、SD信号
無しの場合、又はSD信号有りでAFC変化無しの場合
には、再び今回の受信チャンネルの中心周波数fosc に
局部発振回路4の局部発振周波数を合わせてSD信号の
有無を判定する(ステップS25)。そして、この判定
において、SD信号無しの場合、又はSD信号有りでA
FC変化無しの場合には、ロック動作を終了する(ステ
ップS26)。
をかけてSD信号の有無を判定する。そして、SD信号
無しの場合、又はSD信号有りでAFC変化無しの場合
には、再び今回の受信チャンネルの中心周波数fosc に
局部発振回路4の局部発振周波数を合わせてSD信号の
有無を判定する(ステップS25)。そして、この判定
において、SD信号無しの場合、又はSD信号有りでA
FC変化無しの場合には、ロック動作を終了する(ステ
ップS26)。
【0038】このように、請求項1及び2に対応したP
LLロック動作(a)〜(c)では、複数の周波数ポイ
ントの移行順を、今回受信したチャンネルの中心周波数
にまず移行し、次に前回選局時に記憶したずれ幅fZ に
最も近い周波数ポイントに移行するようにしているの
で、前回の受信チャンネルと今回の受信チャンネルとが
近い周波数帯である場合には、2回目のSD検出の時点
(ステップS2,ステップS12,ステップS22)で
AFC動作への移行が可能となり、PLLロック動作の
高速化が図れるものである。
LLロック動作(a)〜(c)では、複数の周波数ポイ
ントの移行順を、今回受信したチャンネルの中心周波数
にまず移行し、次に前回選局時に記憶したずれ幅fZ に
最も近い周波数ポイントに移行するようにしているの
で、前回の受信チャンネルと今回の受信チャンネルとが
近い周波数帯である場合には、2回目のSD検出の時点
(ステップS2,ステップS12,ステップS22)で
AFC動作への移行が可能となり、PLLロック動作の
高速化が図れるものである。
【0039】〔2〕請求項1及び3に対応したPLLロ
ック動作 このPLLロック動作は、複数の周波数ポイントの移行
順を、最初に前回選局時に記憶したずれ幅fZ に近い周
波数ポイントに移行し、次に今回受信したチャンネルの
中心周波数に移行するようにしたものである。この場
合、fZ が、−0.66MHz<fZ <0.66MHzの場
合にはロック動作4(後述する)を実行し、−1.69
MHz≦fZ <−0.66MHzの場合にはロック動作5
(後述する)を実行し、fZ ≦−1.69MHzの場合に
はロック動作6(後述する)を実行し、fZ ≧0.66
MHzの場合にはロック動作7(後述する)を実行するも
のである。以下、この場合分けに従って説明する。
ック動作 このPLLロック動作は、複数の周波数ポイントの移行
順を、最初に前回選局時に記憶したずれ幅fZ に近い周
波数ポイントに移行し、次に今回受信したチャンネルの
中心周波数に移行するようにしたものである。この場
合、fZ が、−0.66MHz<fZ <0.66MHzの場
合にはロック動作4(後述する)を実行し、−1.69
MHz≦fZ <−0.66MHzの場合にはロック動作5
(後述する)を実行し、fZ ≦−1.69MHzの場合に
はロック動作6(後述する)を実行し、fZ ≧0.66
MHzの場合にはロック動作7(後述する)を実行するも
のである。以下、この場合分けに従って説明する。
【0040】(d)PLLロック動作時、前回選局時に
記憶したずれ幅fZ が、−0.66MHz<fZ <0.6
6MHzの場合 この場合には、図4に示すロック動作4を実行する。つ
まり、まず最初に、前回選局時のずれ幅fZ に最も近い
周波数ポイントである今回の受信チャンネルの中心周波
数fosc に局部発振回路4の局部発振周波数を合わせて
SD信号の有無を判定する(ステップS31)。
記憶したずれ幅fZ が、−0.66MHz<fZ <0.6
6MHzの場合 この場合には、図4に示すロック動作4を実行する。つ
まり、まず最初に、前回選局時のずれ幅fZ に最も近い
周波数ポイントである今回の受信チャンネルの中心周波
数fosc に局部発振回路4の局部発振周波数を合わせて
SD信号の有無を判定する(ステップS31)。
【0041】この判定では、最大300msの待ち時間
をかけてSD信号の有無を判定する。そして、SD信号
無しの場合、又はSD信号有りでAFC変化無しの場合
には、次にずれ幅fZ が−1.31MHzであるマイナス
側第1周波数に局部発振回路4の局部発振周波数を合わ
せてSD信号の有無を判定する(ステップS32)。
をかけてSD信号の有無を判定する。そして、SD信号
無しの場合、又はSD信号有りでAFC変化無しの場合
には、次にずれ幅fZ が−1.31MHzであるマイナス
側第1周波数に局部発振回路4の局部発振周波数を合わ
せてSD信号の有無を判定する(ステップS32)。
【0042】この判定では、最大140msの待ち時間
をかけてSD信号の有無を判定する。そして、SD信号
無しの場合、又はSD信号有りでAFC変化無しの場合
には、次にずれ幅fZ が−2.06MHzであるマイナス
側第2周波数に局部発振回路4の局部発振周波数を合わ
せてSD信号の有無を判定する(ステップS33)。
をかけてSD信号の有無を判定する。そして、SD信号
無しの場合、又はSD信号有りでAFC変化無しの場合
には、次にずれ幅fZ が−2.06MHzであるマイナス
側第2周波数に局部発振回路4の局部発振周波数を合わ
せてSD信号の有無を判定する(ステップS33)。
【0043】この判定では、最大140msの待ち時間
をかけてSD信号の有無を判定する。そして、SD信号
無しの場合、又はSD信号有りでAFC変化無しの場合
には、次にずれ幅fZ が+1.31MHzであるプラス側
周波数に局部発振回路4の局部発振周波数を合わせてS
D信号の有無を判定する(ステップS34)。
をかけてSD信号の有無を判定する。そして、SD信号
無しの場合、又はSD信号有りでAFC変化無しの場合
には、次にずれ幅fZ が+1.31MHzであるプラス側
周波数に局部発振回路4の局部発振周波数を合わせてS
D信号の有無を判定する(ステップS34)。
【0044】この判定では、最大140msの待ち時間
をかけてSD信号の有無を判定する。そして、SD信号
無しの場合、又はSD信号有りでAFC変化無しの場合
には、再び今回の受信チャンネルの中心周波数fosc に
局部発振回路4の局部発振周波数を合わせてSD信号の
有無を判定する(ステップS35)。そして、この判定
において、SD信号無しの場合、又はSD信号有りでA
FC変化無しの場合には、ロック動作を終了する(ステ
ップS36)。つまり、この場合のPLLロック動作
は、上記した従来のPLLロック動作と同様の手順とな
る。
をかけてSD信号の有無を判定する。そして、SD信号
無しの場合、又はSD信号有りでAFC変化無しの場合
には、再び今回の受信チャンネルの中心周波数fosc に
局部発振回路4の局部発振周波数を合わせてSD信号の
有無を判定する(ステップS35)。そして、この判定
において、SD信号無しの場合、又はSD信号有りでA
FC変化無しの場合には、ロック動作を終了する(ステ
ップS36)。つまり、この場合のPLLロック動作
は、上記した従来のPLLロック動作と同様の手順とな
る。
【0045】(e)PLLロック動作時、前回選局時に
記憶したずれ幅fZ が、−1.69MHz≦fZ <−0.
66MHzの場合 この場合には、図5に示すロック動作5を実行する。つ
まり、まず最初に、前回選局時のずれ幅fZ に最も近い
周波数ポイントであるマイナス側第1周波数(−1.3
1MHz)に局部発振回路4の局部発振周波数を合わせて
SD信号の有無を判定する(ステップS41)。
記憶したずれ幅fZ が、−1.69MHz≦fZ <−0.
66MHzの場合 この場合には、図5に示すロック動作5を実行する。つ
まり、まず最初に、前回選局時のずれ幅fZ に最も近い
周波数ポイントであるマイナス側第1周波数(−1.3
1MHz)に局部発振回路4の局部発振周波数を合わせて
SD信号の有無を判定する(ステップS41)。
【0046】この判定では、最大140msの待ち時間
をかけてSD信号の有無を判定する。そして、SD信号
無しの場合、又はSD信号有りでAFC変化無しの場合
には、次に今回の受信チャンネルの中心周波数fosc に
局部発振回路4の局部発振周波数を合わせてSD信号の
有無を判定する(ステップS42)。
をかけてSD信号の有無を判定する。そして、SD信号
無しの場合、又はSD信号有りでAFC変化無しの場合
には、次に今回の受信チャンネルの中心周波数fosc に
局部発振回路4の局部発振周波数を合わせてSD信号の
有無を判定する(ステップS42)。
【0047】この判定では、最大300msの待ち時間
をかけてSD信号の有無を判定する。そして、SD信号
無しの場合、又はSD信号有りでAFC変化無しの場合
には、次にずれ幅fZ が−2.06MHzであるマイナス
側第2周波数に局部発振回路4の局部発振周波数を合わ
せてSD信号の有無を判定する(ステップS43)。
をかけてSD信号の有無を判定する。そして、SD信号
無しの場合、又はSD信号有りでAFC変化無しの場合
には、次にずれ幅fZ が−2.06MHzであるマイナス
側第2周波数に局部発振回路4の局部発振周波数を合わ
せてSD信号の有無を判定する(ステップS43)。
【0048】この判定では、最大140msの待ち時間
をかけてSD信号の有無を判定する。そして、SD信号
無しの場合、又はSD信号有りでAFC変化無しの場合
には、次にずれ幅fZ が+1.31MHzであるプラス側
周波数に局部発振回路4の局部発振周波数を合わせてS
D信号の有無を判定する(ステップS44)。
をかけてSD信号の有無を判定する。そして、SD信号
無しの場合、又はSD信号有りでAFC変化無しの場合
には、次にずれ幅fZ が+1.31MHzであるプラス側
周波数に局部発振回路4の局部発振周波数を合わせてS
D信号の有無を判定する(ステップS44)。
【0049】この判定では、最大140msの待ち時間
をかけてSD信号の有無を判定する。そして、SD信号
無しの場合、又はSD信号有りでAFC変化無しの場合
には、再び今回の受信チャンネルの中心周波数fosc に
局部発振回路4の局部発振周波数を合わせてSD信号の
有無を判定する(ステップS45)。そして、この判定
において、SD信号無しの場合、又はSD信号有りでA
FC変化無しの場合には、ロック動作を終了する(ステ
ップS46)。
をかけてSD信号の有無を判定する。そして、SD信号
無しの場合、又はSD信号有りでAFC変化無しの場合
には、再び今回の受信チャンネルの中心周波数fosc に
局部発振回路4の局部発振周波数を合わせてSD信号の
有無を判定する(ステップS45)。そして、この判定
において、SD信号無しの場合、又はSD信号有りでA
FC変化無しの場合には、ロック動作を終了する(ステ
ップS46)。
【0050】(f)PLLロック動作時、前回選局時に
記憶したずれ幅fZ が、fZ ≦−1.69MHzの場合 この場合には、図6に示すロック動作6を実行する。つ
まり、まず最初に、前回選局時のずれ幅fZ に最も近い
周波数ポイントであるマイナス側第2周波数(−2.0
6MHz)に局部発振回路4の局部発振周波数を合わせて
SD信号の有無を判定する(ステップS51)。
記憶したずれ幅fZ が、fZ ≦−1.69MHzの場合 この場合には、図6に示すロック動作6を実行する。つ
まり、まず最初に、前回選局時のずれ幅fZ に最も近い
周波数ポイントであるマイナス側第2周波数(−2.0
6MHz)に局部発振回路4の局部発振周波数を合わせて
SD信号の有無を判定する(ステップS51)。
【0051】この判定では、最大140msの待ち時間
をかけてSD信号の有無を判定する。そして、SD信号
無しの場合、又はSD信号有りでAFC変化無しの場合
には、次に今回の受信チャンネルの中心周波数fosc に
局部発振回路4の局部発振周波数を合わせてSD信号の
有無を判定する(ステップS52)。
をかけてSD信号の有無を判定する。そして、SD信号
無しの場合、又はSD信号有りでAFC変化無しの場合
には、次に今回の受信チャンネルの中心周波数fosc に
局部発振回路4の局部発振周波数を合わせてSD信号の
有無を判定する(ステップS52)。
【0052】この判定では、最大300msの待ち時間
をかけてSD信号の有無を判定する。そして、SD信号
無しの場合、又はSD信号有りでAFC変化無しの場合
には、次にずれ幅fZ が−1.31MHzであるマイナス
側第1周波数に局部発振回路4の局部発振周波数を合わ
せてSD信号の有無を判定する(ステップS53)。
をかけてSD信号の有無を判定する。そして、SD信号
無しの場合、又はSD信号有りでAFC変化無しの場合
には、次にずれ幅fZ が−1.31MHzであるマイナス
側第1周波数に局部発振回路4の局部発振周波数を合わ
せてSD信号の有無を判定する(ステップS53)。
【0053】この判定では、最大140msの待ち時間
をかけてSD信号の有無を判定する。そして、SD信号
無しの場合、又はSD信号有りでAFC変化無しの場合
には、次にずれ幅fZ が+1.31MHzであるプラス側
周波数に局部発振回路4の局部発振周波数を合わせてS
D信号の有無を判定する(ステップS54)。
をかけてSD信号の有無を判定する。そして、SD信号
無しの場合、又はSD信号有りでAFC変化無しの場合
には、次にずれ幅fZ が+1.31MHzであるプラス側
周波数に局部発振回路4の局部発振周波数を合わせてS
D信号の有無を判定する(ステップS54)。
【0054】この判定では、最大140msの待ち時間
をかけてSD信号の有無を判定する。そして、SD信号
無しの場合、又はSD信号有りでAFC変化無しの場合
には、再び今回の受信チャンネルの中心周波数fosc に
局部発振回路4の局部発振周波数を合わせてSD信号の
有無を判定する(ステップS55)。そして、この判定
において、SD信号無しの場合、又はSD信号有りでA
FC変化無しの場合には、ロック動作を終了する(ステ
ップS56)。
をかけてSD信号の有無を判定する。そして、SD信号
無しの場合、又はSD信号有りでAFC変化無しの場合
には、再び今回の受信チャンネルの中心周波数fosc に
局部発振回路4の局部発振周波数を合わせてSD信号の
有無を判定する(ステップS55)。そして、この判定
において、SD信号無しの場合、又はSD信号有りでA
FC変化無しの場合には、ロック動作を終了する(ステ
ップS56)。
【0055】(g)PLLロック動作時、前回選局時に
記憶したずれ幅fZ が、fZ ≧0.66MHzの場合 この場合には、図7に示すロック動作7を実行する。つ
まり、まず最初に、前回選局時のずれ幅fZ に最も近い
周波数ポイントであるプラス側周波数(+1.31MH
z)に局部発振回路4の局部発振周波数を合わせてSD
信号の有無を判定する(ステップS61)。
記憶したずれ幅fZ が、fZ ≧0.66MHzの場合 この場合には、図7に示すロック動作7を実行する。つ
まり、まず最初に、前回選局時のずれ幅fZ に最も近い
周波数ポイントであるプラス側周波数(+1.31MH
z)に局部発振回路4の局部発振周波数を合わせてSD
信号の有無を判定する(ステップS61)。
【0056】この判定では、最大140msの待ち時間
をかけてSD信号の有無を判定する。そして、SD信号
無しの場合、又はSD信号有りでAFC変化無しの場合
には、次に今回の受信チャンネルの中心周波数fosc に
局部発振回路4の局部発振周波数を合わせてSD信号の
有無を判定する(ステップS62)。
をかけてSD信号の有無を判定する。そして、SD信号
無しの場合、又はSD信号有りでAFC変化無しの場合
には、次に今回の受信チャンネルの中心周波数fosc に
局部発振回路4の局部発振周波数を合わせてSD信号の
有無を判定する(ステップS62)。
【0057】この判定では、最大300msの待ち時間
をかけてSD信号の有無を判定する。そして、SD信号
無しの場合、又はSD信号有りでAFC変化無しの場合
には、次にずれ幅fZ が−1.31MHzであるマイナス
側第1周波数に局部発振回路4の局部発振周波数を合わ
せてSD信号の有無を判定する(ステップS63)。
をかけてSD信号の有無を判定する。そして、SD信号
無しの場合、又はSD信号有りでAFC変化無しの場合
には、次にずれ幅fZ が−1.31MHzであるマイナス
側第1周波数に局部発振回路4の局部発振周波数を合わ
せてSD信号の有無を判定する(ステップS63)。
【0058】この判定では、最大140msの待ち時間
をかけてSD信号の有無を判定する。そして、SD信号
無しの場合、又はSD信号有りでAFC変化無しの場合
には、次にずれ幅fZ が−2.06MHzであるマイナス
側第2周波数に局部発振回路4の局部発振周波数を合わ
せてSD信号の有無を判定する(ステップS64)。
をかけてSD信号の有無を判定する。そして、SD信号
無しの場合、又はSD信号有りでAFC変化無しの場合
には、次にずれ幅fZ が−2.06MHzであるマイナス
側第2周波数に局部発振回路4の局部発振周波数を合わ
せてSD信号の有無を判定する(ステップS64)。
【0059】この判定では、最大140msの待ち時間
をかけてSD信号の有無を判定する。そして、SD信号
無しの場合、又はSD信号有りでAFC変化無しの場合
には、再び今回の受信チャンネルの中心周波数fosc に
局部発振回路4の局部発振周波数を合わせてSD信号の
有無を判定する(ステップS65)。そして、この判定
において、SD信号無しの場合、又はSD信号有りでA
FC変化無しの場合には、ロック動作を終了する(ステ
ップS66)。
をかけてSD信号の有無を判定する。そして、SD信号
無しの場合、又はSD信号有りでAFC変化無しの場合
には、再び今回の受信チャンネルの中心周波数fosc に
局部発振回路4の局部発振周波数を合わせてSD信号の
有無を判定する(ステップS65)。そして、この判定
において、SD信号無しの場合、又はSD信号有りでA
FC変化無しの場合には、ロック動作を終了する(ステ
ップS66)。
【0060】このように、請求項1及び3に対応したP
LLロック動作(d)〜(g)では、複数の周波数ポイ
ントの移行順を、まず最初に前回選局時に記憶したずれ
幅f Z に近い周波数ポイントに移行し、次に今回受信し
たチャンネルの中心周波数に移行するようにしているの
で、前回の受信チャンネルと今回の受信チャンネルとが
近い周波数帯である場合には、最初のSD検出の時点
(ステップS31,ステップS41,ステップS51、
ステップS61)でAFC動作への移行が可能となり、
PLLロック動作の高速化が図れるものである。
LLロック動作(d)〜(g)では、複数の周波数ポイ
ントの移行順を、まず最初に前回選局時に記憶したずれ
幅f Z に近い周波数ポイントに移行し、次に今回受信し
たチャンネルの中心周波数に移行するようにしているの
で、前回の受信チャンネルと今回の受信チャンネルとが
近い周波数帯である場合には、最初のSD検出の時点
(ステップS31,ステップS41,ステップS51、
ステップS61)でAFC動作への移行が可能となり、
PLLロック動作の高速化が図れるものである。
【0061】なお、上記の各実施形態では、SD信号の
検出動作を行う周波数ポイントとして、中心周波数f
osc と、この中心周波数fosc に対して+1.31MHz
ずれたプラス側周波数と、中心周波数fosc に対して−
1.31MHzずれたマイナス側第1周波数と、中心周波
数fosc に対して−2.06MHzずれたマイナス側第2
周波数との4つの周波数ポイントを設定しているが、周
波数ポイントの数は必ずしもこの4つに限定されるもの
ではない。例えば、中心周波数fosc に対してプラス側
に2つ、マイナス側に2つの計5つに設定してもよい。
また、ずれ幅fZも、+1.31MHz、−1.31MH
z、−2.06MHzに限定されるものではなく、必要に
応じて最適な周波数fZ を決定すればよい。
検出動作を行う周波数ポイントとして、中心周波数f
osc と、この中心周波数fosc に対して+1.31MHz
ずれたプラス側周波数と、中心周波数fosc に対して−
1.31MHzずれたマイナス側第1周波数と、中心周波
数fosc に対して−2.06MHzずれたマイナス側第2
周波数との4つの周波数ポイントを設定しているが、周
波数ポイントの数は必ずしもこの4つに限定されるもの
ではない。例えば、中心周波数fosc に対してプラス側
に2つ、マイナス側に2つの計5つに設定してもよい。
また、ずれ幅fZも、+1.31MHz、−1.31MH
z、−2.06MHzに限定されるものではなく、必要に
応じて最適な周波数fZ を決定すればよい。
【0062】
【発明の効果】本発明の請求項1記載のチューナ回路の
PLLロック動作方法は、局部発振回路の発振周波数を
制御するPLL選局制御部を備え、このPLL選局制御
部において同期信号の検出動作とAFC動作とを行って
中心周波数を受信周波数にロックするPLLロック動作
時、同期信号の検出動作を行う周波数ポイントを、中心
周波数を含むその近傍において複数ポイント設定すると
ともに、その設定した複数の周波数ポイントに順次移行
しながら同期信号の検出動作とAFC動作とを行うチュ
ーナ回路において、前回選局時にPLLロックした周波
数の中心周波数に対するずれ幅を記憶し、今回選局時
に、その記憶したずれ幅に基づいて前記複数の周波数ポ
イントの移行順を決定するようにしたので、PLLロッ
ク動作の高速化が可能となり、プリセットや選局などが
速く行えるものである。また、本発明の請求項2記載の
チューナ回路のPLLロック動作方法は、複数の周波数
ポイントの移行順を、今回受信したチャンネルの中心周
波数にまず移行し、次に前回選局時に記憶したずれ幅に
近い周波数ポイントに移行するようにしたので、前回の
受信チャンネルと今回の受信チャンネルとが近い周波数
帯である場合には、2回目のSD検出の時点でAFC動
作への移行が可能となり、3回目や4回目のSD検出ま
で行くことがないので、その分PLLロック動作の高速
化が図れるものである。また、本発明の請求項2記載の
チューナ回路のPLLロック動作方法は、複数の周波数
ポイントの移行順を、前回選局時に記憶したずれ幅に近
い周波数ポイントにまず移行するようにしたので、最初
のSD検出の時点でAFC動作への移行が可能となり、
2回目、3回目のSD検出まで行くことがないので、そ
の分PLLロック動作の高速化が図れるものである。
PLLロック動作方法は、局部発振回路の発振周波数を
制御するPLL選局制御部を備え、このPLL選局制御
部において同期信号の検出動作とAFC動作とを行って
中心周波数を受信周波数にロックするPLLロック動作
時、同期信号の検出動作を行う周波数ポイントを、中心
周波数を含むその近傍において複数ポイント設定すると
ともに、その設定した複数の周波数ポイントに順次移行
しながら同期信号の検出動作とAFC動作とを行うチュ
ーナ回路において、前回選局時にPLLロックした周波
数の中心周波数に対するずれ幅を記憶し、今回選局時
に、その記憶したずれ幅に基づいて前記複数の周波数ポ
イントの移行順を決定するようにしたので、PLLロッ
ク動作の高速化が可能となり、プリセットや選局などが
速く行えるものである。また、本発明の請求項2記載の
チューナ回路のPLLロック動作方法は、複数の周波数
ポイントの移行順を、今回受信したチャンネルの中心周
波数にまず移行し、次に前回選局時に記憶したずれ幅に
近い周波数ポイントに移行するようにしたので、前回の
受信チャンネルと今回の受信チャンネルとが近い周波数
帯である場合には、2回目のSD検出の時点でAFC動
作への移行が可能となり、3回目や4回目のSD検出ま
で行くことがないので、その分PLLロック動作の高速
化が図れるものである。また、本発明の請求項2記載の
チューナ回路のPLLロック動作方法は、複数の周波数
ポイントの移行順を、前回選局時に記憶したずれ幅に近
い周波数ポイントにまず移行するようにしたので、最初
のSD検出の時点でAFC動作への移行が可能となり、
2回目、3回目のSD検出まで行くことがないので、そ
の分PLLロック動作の高速化が図れるものである。
【図1】請求項1及び2に対応したPLLロック動作を
説明するためのフローチャートである。
説明するためのフローチャートである。
【図2】請求項1及び2に対応したPLLロック動作を
説明するためのフローチャートである。
説明するためのフローチャートである。
【図3】請求項1及び2に対応したPLLロック動作を
説明するためのフローチャートである。
説明するためのフローチャートである。
【図4】請求項1及び3に対応したPLLロック動作を
説明するためのフローチャートである。
説明するためのフローチャートである。
【図5】請求項1及び3に対応したPLLロック動作を
説明するためのフローチャートである。
説明するためのフローチャートである。
【図6】請求項1及び3に対応したPLLロック動作を
説明するためのフローチャートである。
説明するためのフローチャートである。
【図7】請求項1及び3に対応したPLLロック動作を
説明するためのフローチャートである。
説明するためのフローチャートである。
【図8】本発明に係わるチューナ回路のPLLロック動
作方法を適用したテレビジョン受像機の電気的構成を示
すブロック図である。
作方法を適用したテレビジョン受像機の電気的構成を示
すブロック図である。
【図9】AFC電圧に対するSD信号とDR(DIRE
CTION)との関係を示すタイミングチャートであ
る。
CTION)との関係を示すタイミングチャートであ
る。
【図10】SD信号の検出動作を説明するフローチャー
トである。
トである。
【図11】AFC動作を模式的に示した説明図である。
【図12】PLL選局制御部における従来のPLLロッ
ク動作を説明するためのフローチャートである。
ク動作を説明するためのフローチャートである。
4 局部発振回路 5 映像IF増幅回路 8 PLL選局制御部
Claims (3)
- 【請求項1】 局部発振回路の発振周波数を制御するP
LL選局制御部を備え、このPLL選局制御部において
同期信号の検出動作とAFC動作とを行って中心周波数
を受信周波数にロックするPLLロック動作時、前記同
期信号の検出動作を行う周波数ポイントを、中心周波数
を含むその近傍において複数ポイント設定するととも
に、その設定した複数の周波数ポイントに順次移行しな
がら前記同期信号の検出動作とAFC動作とを行うチュ
ーナ回路において、 前回選局時にPLLロックした周波数の中心周波数に対
するずれ幅を記憶し、今回選局時に、その記憶したずれ
幅に基づいて前記複数の周波数ポイントの移行順を決定
することを特徴とするチューナ回路のPLLロック動作
方法。 - 【請求項2】 前記複数の周波数ポイントの移行順は、
今回受信したチャンネルの中心周波数にまず移行し、次
に前回選局時に記憶したずれ幅に近い周波数ポイントに
移行することを特徴とする請求項1記載のチューナ回路
のPLLロック動作方法。 - 【請求項3】 前記複数の周波数ポイントの移行順は、
前回選局時に記憶したずれ幅に近い周波数ポイントにま
ず移行することを特徴とする請求項1記載のチューナ回
路のPLLロック動作方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9041996A JPH10243305A (ja) | 1997-02-26 | 1997-02-26 | チューナ回路のpllロック動作方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9041996A JPH10243305A (ja) | 1997-02-26 | 1997-02-26 | チューナ回路のpllロック動作方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10243305A true JPH10243305A (ja) | 1998-09-11 |
Family
ID=12623820
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9041996A Pending JPH10243305A (ja) | 1997-02-26 | 1997-02-26 | チューナ回路のpllロック動作方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10243305A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001077671A (ja) * | 1999-07-06 | 2001-03-23 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | デジタル放送選局装置およびデジタル放送選局方法 |
-
1997
- 1997-02-26 JP JP9041996A patent/JPH10243305A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001077671A (ja) * | 1999-07-06 | 2001-03-23 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | デジタル放送選局装置およびデジタル放送選局方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20040927 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20041019 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050315 |