JPH10243300A - 画素欠陥検出装置及び画素欠陥補正装置 - Google Patents

画素欠陥検出装置及び画素欠陥補正装置

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JPH10243300A
JPH10243300A JP9043817A JP4381797A JPH10243300A JP H10243300 A JPH10243300 A JP H10243300A JP 9043817 A JP9043817 A JP 9043817A JP 4381797 A JP4381797 A JP 4381797A JP H10243300 A JPH10243300 A JP H10243300A
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circuit
signal
output
pixel defect
difference
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JP9043817A
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Tamotsu Fukushima
保 福島
Toshiyuki Yasui
敏之 安井
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 三板式固体撮像装置において、通常画像を撮
影した状態で固体撮像素子の画素欠陥を検出することを
目的とする。 【解決手段】 減算回路101,102によりRGB信
号から色差信号G−R,G−Bを求める。差分回路10
3,104により色差信号の変化量Δ(G−R),Δ
(G−B)を求める。そして絶対値回路105,106
でその絶対値を算出し、比較回路107,108により
一定の閾値THと比較する。色差信号の変化量が一定の
閾値THを超えた場合を画素欠陥と判断し、減算回路1
09より補正するための制御信号を出力する。そのため
高周波成分の多い画像や有彩色の画像であっても、誤動
作なく画素欠陥を検出できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はCCD等の固体撮像
素子を用いた撮像装置において、固体撮像素子に存在す
る画素欠陥を検出する画素欠陥検出装置、及び画素欠陥
のある固体撮像素子からの画素信号を補正する画素欠陥
補正装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般にCCD等の半導体により形成され
た固体撮像素子においては、半導体の局部的な結晶欠陥
等により画質劣化を生じることが知られている。画像欠
陥の画素では入射光量に応じた撮像出力に常に一定のバ
イアス電圧が加算されてしまうものがあり、この画像欠
陥信号がそのまま処理されるとモニター画面上に高輝度
の白い点として現れるので白キズと呼ばれている。又、
光電感度が他の通常の画素に対して低いものは黒い点と
して現れるので黒キズと呼ばれている(以後、画素欠陥
をキズと称する)。
【0003】従来、複数の固体撮像素子を持つキズの検
出に関しては、例えば特開昭56−149181号公報
に示されている。この方式は、各固体撮像素子の差分出
力を取り出し、その値がある一定値以上であれば、キズ
として検出するものである。
【0004】図20は固体撮像素子のキズを検出する画
素欠陥検出装置と、その部分を補正する画素欠陥補正装
置の具体的な構成を示すブロック図である。図20にお
いて、1,2,3はR(赤色),G(緑色),B(青
色)の各撮像信号が出力される固体撮像素子、31は固
体撮像素子1,2,3から読出されたR,G,B信号の
キズを検出する画素欠陥検出装置、32は画素欠陥検出
装置31の検出出力をもとにR,G,B信号のキズ部分
を補正する補正回路、6R,6G,6Bは補正された
R,G,B信号が出力される出力端子である。
【0005】図21に、図20の画素欠陥検出装置31
の構成の一例を示す。151,152はG入力からR,
B入力を引く減算回路、153,154は減算回路15
1,152の出力が一定値以上であれば”1”を出力す
る比較回路、155,156,157は注目画素が周辺
の画素に対して一定量以上大きい又は小さい場合”1”
を出力する突出量検出回路、158は比較回路153,
154の出力のいずれか一方もしくは両方が”1”で、
かつ突出量検出回路155,156,157の検出出力
が”1”である場合、その画素をキズと判定する演算回
路である。
【0006】図22は突出量検出回路155〜157を
示す回路図である。突出量検出回路155〜157は図
示のように入力信号を1画素の走査時間分だけ遅延させ
る遅延回路161,162が縦続接続され、入力信号よ
り1画素分遅れた信号から現在の信号及び2画素分遅れ
た信号を減算する減算回路163,164を有してい
る。又これらの減算回路の出力を所定の定数と比較する
比較回路165,166及び比較回路の出力の論理積を
検出するAND回路167を有している。
【0007】又図23は演算回路158の一例を示す回
路図である。演算回路158は比較回路153,154
の出力が与えられるOR回路171と、OR回路171
の出力が夫々入力されるAND回路172〜174を有
している。AND回路172〜174の他端には夫々突
出量検出回路155〜157の出力が与えられ、その論
理積がキズ位置検出信号として出力される。
【0008】通常、固体撮像素子1,2,3から得られ
る出力信号はほぼ同一であるため、キズがない場合は減
算回路151,152の出力は小さく、これを比較回路
153,154で一定値と比較した場合、その出力はい
ずれも”0”となる。
【0009】一方、Gの固体撮像素子2の特定の画素の
みにキズがある場合、図20の画素欠陥検出装置31へ
の入力は図24の(a),(b)のように、その画素に
おける固体撮像素子2の出力のみが高いレベルとなる。
従って、図21の減算回路151,152の出力は、図
24の(c),(d)のようにいずれもキズの部分のみ
が高いレベルとなり、これを図21の比較回路153,
154で一定値と比較した場合、キズ部分のみその出力
は”1”となる。一方、図21のGの突出量検出回路1
56においても、図24の(e)のようにその出力は”
1”となるため図21の演算回路158により、図24
の(f)のようにGのキズ位置を表す信号を図20の補
正回路32に出力する。
【0010】一方、画素欠陥の補正に関しては、特開昭
62−8666号公報にいくつかの方法が示されてい
る。例えば、1画素もしくは2画素前の画素で置換する
方法、前後の画素値の平均で置換する方法、又は同様に
垂直方向で考え、1つ上の画素で置換する方法、上下の
画素値の平均で置換する方法等がある。
【0011】図25は前後の画素値の平均で置換する補
正回路32の一例を示すブロック図である。尚、図25
は固体撮像素子1〜3の1回路の補正するための補正回
路を示している。実際にはこの3画素分の回路が設けら
れる。本図においていずれかの固体撮像素子1〜3より
読出された画像信号が遅延回路181,182に与えら
れる。加算回路183は現在の画素信号と2画素分前の
画素信号とを加算するものであり、加算出力は1/2係
数回路184に与えられる。又スイッチ回路185は1
/2係数回路184の出力と遅延回路181の出力とを
画素欠陥検出装置31の検出出力に基づいて切換えるも
のである。
【0012】補正回路32に入力された信号は遅延回路
181,182を通り、中央の注目画素の値とその前後
の画素値を抽出する。注目画素の前後の画素値からこれ
らの平均値を求め補正信号としている。検出回路の検出
出力に従い、通常は中央の注目画素の値を、キズと判定
した場合は補正信号を出力する。
【0013】このように、複数の固体撮像素子間の差分
出力を比較することで、周辺の画素の値に対して一定レ
ベル以上突出している画素に対しては、キズとして検出
でき、目立たないよう補正することができる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成の欠陥検出装置,補正装置では、高彩度な背景中にキ
ズがあった場合、このキズを検出することは不可能であ
る。更に、上記構成の欠陥検出装置では、高彩度色の高
周波信号の場合、この高周波信号をキズと誤検出する。
そこで、画面中にキズが残存したり、高周波信号部を誤
補正することにより、画質が劣化するという問題点を有
している。
【0015】そこで本発明は、撮影画像が高彩度であっ
たり、高周波成分の多い場合や背景の色相が変化してい
る場合等においても、正確にキズを検出することを目的
とする。又、キズを正確に検出しつつ、ディジタルフィ
ルタ等他のブロックと回路を共有することを目的とす
る。
【0016】更に、画素欠陥検出装置と画素欠陥補正装
置を備えるにあたり、回路規模の削減を図ることを目的
とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本願の請求項1の発明
は、同一の画像を同時に撮像する複数の固体撮像素子か
らの信号に基づいて固体撮像素子の画素欠陥を検出する
画素欠陥検出装置であって、前記各固体撮像素子から出
力される撮像信号の差を演算する減算回路と、前記減算
回路の出力の時間軸上での差分信号を演算する差分回路
と、前記差分回路の出力を一定値と比較する比較回路
と、を具備することを特徴とするものである。
【0018】本願の請求項2の発明では、前記差分回路
は、入力信号を一定時間遅延させる遅延回路と、入力信
号より前記遅延回路の出力を減算する減算回路と、を有
することを特徴とするものである。
【0019】本願の請求項3の発明は、前記差分回路の
出力を絶対値に変換して前記比較回路へ入力する絶対値
回路を更に有することを特徴とするものである。
【0020】本願の請求項4の発明は、前記比較回路の
出力を入力とし、その論理積信号により前記撮像信号に
おける画素欠陥の有無を示す複数の制御信号を出力する
演算回路を更に有することを特徴とするものである。
【0021】本願の請求項5の発明では、前記演算回路
が出力する制御信号の数は、前記撮像信号の数より少な
く、前記制御信号の値により画素欠陥のある前記撮像信
号を示すことを特徴とするものである。
【0022】本願の請求項6の発明は、同一の画像を同
時に撮像する複数の固体撮像素子からの信号に基づいて
固体撮像素子の画素欠陥を検出する画素欠陥検出装置で
あって、前記各固体撮像素子から出力される撮像信号の
差を演算する減算回路と、前記減算回路の出力の時間軸
上での差分信号を演算する差分回路と、前記差分回路の
出力を正の一定値と比較する第1の比較回路と、前記差
分回路の出力を負の一定値と比較する第2の比較回路
と、前記複数の比較回路の出力から画素欠陥の有無を判
断する判定回路と、を具備することを特徴とするもので
ある。
【0023】本願の請求項7の発明では、前記判定回路
は、前記比較回路の出力を入力とし、前記第1及び第2
の比較回路の比較結果が連続して夫々一定値を越える場
合に画素欠陥を示す信号を出力することを特徴とするも
のである。
【0024】本願の請求項8の発明では、前記判定回路
は、前記各比較回路からの信号を一定遅延時間遅延させ
る複数の遅延回路と、前記各比較回路の出力と前記遅延
回路の出力の論理積をとるAND回路と、を有すること
を特徴とするものである。
【0025】本願の請求項9の発明は、RGB三板撮像
方式の固体撮像素子から出力される撮像信号を入力とす
ることを特徴とするものである。
【0026】本願の請求項10の発明は、前記減算回
路、前記差分回路、及び前記比較回路を夫々複数備え、
RGB3つの撮像信号から組み合わせの異なる二組の撮
像信号を夫々前記減算回路へ入力することを特徴とする
ものである。
【0027】本願の請求項11の発明は、前記2組の撮
像信号として、G信号とR信号、及びG信号とB信号の
組み合わせとすることを特徴とするものである。
【0028】本願の請求項12の発明は、同一の画像を
同時に撮像する複数の固体撮像素子からの信号に基づい
て固体撮像素子の画素欠陥を検出する画素欠陥検出装置
であって、前記各固体撮像素子から出力される撮像信号
の差分信号を演算する複数の差分回路と、前記差分回路
の出力差を演算する減算回路と、前記減算回路の出力を
一定値と比較する比較回路と、を具備することを特徴と
するものである。
【0029】本願の請求項13の発明では、前記差分回
路は、入力画素信号を一定遅延時間遅延させる遅延回路
と、入力画素信号から前記遅延回路の出力を減算する減
算回路と、を有することを特徴とするものである。
【0030】本願の請求項14の発明は、前記差分回路
の出力を前記絶対値回路により絶対値に変換して前記比
較回路へ入力する絶対値回路を有することを特徴とする
ものである。
【0031】本願の請求項15の発明は、前記比較回路
の出力を入力とし、その論理積信号により前記撮像信号
における画素欠陥の有無を示す複数の制御信号を出力す
る演算回路を更に有することを特徴とするものである。
【0032】本願の請求項16の発明は、前記演算回路
が出力する制御信号の数は、前記撮像信号の数より少な
く、前記制御信号の値により画素欠陥のある前記撮像信
号を示すことを特徴とするものである。
【0033】本願の請求項17の発明では、前記比較回
路は正の一定値と比較する第1の比較回路と、負の一定
値と比較する第2の比較回路と、を有するものであり、
前記複数の比較回路の出力から画素欠陥の有無を判断す
る判定回路を更に有することを特徴とするものである。
【0034】本願の請求項18の発明では、前記判定回
路は、前記比較回路の出力を入力とし、前記第1及び第
2の比較回路の比較結果が連続して夫々一定値を越える
場合に画素欠陥を示す信号を出力することを特徴とする
ものである。
【0035】本願の請求項19の発明では、前記判定回
路は、前記各比較回路からの信号を一定遅延時間遅延さ
せる複数の遅延回路と、前記各比較回路の出力と前記遅
延回路の出力の論理積をとるAND回路と、を有するこ
とを特徴とするものである。
【0036】本願の請求項20の発明は、RGB三板撮
像方式の固体撮像素子から出力される撮像信号を入力と
することを特徴とするものである。
【0037】本願の請求項21の発明は、前記差分回
路、前記減算回路、及び前記比較回路を夫々複数備え、
RGB3つの撮像信号を入力とした前記差分回路の出力
信号から、組み合わせの異なる二組の前記出力信号を夫
々前記減算回路へ入力することを特徴とするものであ
る。
【0038】本願の請求項22の発明は、前記二組の差
分回路の出力信号として、G信号とR信号、及びG信号
とB信号の組み合わせとすることを特徴とするものであ
る。
【0039】本願の請求項23の発明は、同一の画像を
同時に撮像する複数の固体撮像素子からの信号に基づい
て固体撮像素子の画素欠陥を検出し、欠陥を補正する画
素欠陥補正装置であって、前記各固体撮像素子から出力
される撮像信号の時間軸上での差分信号を演算し、入力
信号の一定時間における差分信号及び一定の遅延時間を
有する遅延信号のいずれか一方を制御信号に基づいて択
一的に出力する差分回路と、前記複数の差分回路の出力
差によって補正信号を出力演算する減算回路と、前記減
算回路の出力を一定値と比較する比較回路と、前記比較
回路の出力から前記固体撮像素子の画素欠陥を示す欠陥
検出信号を生成する演算回路と、前記固体撮像素子から
の撮像信号と前記減算回路からの信号を入力とし、欠陥
補正制御信号が入力されたときに前記減算回路からの信
号を出力するスイッチ回路と、前記演算回路によって算
出された画素欠陥データを保持するメモリと、画素欠陥
検出時には前記差分回路に差分信号を出力させるように
制御信号を出力すると共に、前記演算回路によって検出
された画素欠陥データを前記メモリに保持し、画素補正
時には前記差分回路に遅延信号を出力させるように制御
信号を出力すると共に、前記固体撮像素子より読出され
る各画素の読出タイミングに同期して前記メモリより読
出された欠陥補正制御信号を前記スイッチ回路に与える
制御回路と、を有することを特徴とするものである。
【0040】本願の請求項24の発明では、前記差分回
路は、補正制御信号によって撮像信号を断続するゲート
回路と、撮像信号を遅延させる遅延回路と、前記ゲート
回路の出力から前記遅延回路の出力を減算する減算回路
と、を有することを特徴とするものである。
【0041】本願の請求項25の発明は、同一の画像を
同時に撮像する複数の固体撮像素子からの信号に基づい
て固体撮像素子の画素欠陥を検出し、欠陥を補正する画
素欠陥補正装置であって、前記各固体撮像素子から出力
される撮像信号の時間軸上での差分信号を演算し、入力
信号の一定時間における差分信号及び一定の遅延時間を
有する遅延信号のいずれか一方を制御信号に基づいて択
一的に出力する差分回路と、前記複数の差分回路の出力
差によって補正信号を出力演算する減算回路と、前記減
算回路の出力の絶対値を出力する絶対値回路と、前記絶
対値回路の出力を一定値と比較する比較回路と、前記比
較回路の出力から前記固体撮像素子の画素欠陥を示す欠
陥検出信号を生成する演算回路と、前記固体撮像素子か
らの撮像信号と前記絶対値回路からの信号を入力とし、
欠陥補正制御信号が入力されたときに前記絶対値回路か
らの信号を出力するスイッチ回路と、前記演算回路によ
って算出された画素欠陥データを保持するメモリと、画
素欠陥検出時には前記差分回路に差分信号を出力させる
ように制御信号を出力すると共に、前記演算回路によっ
て検出された画素欠陥データを前記メモリに保持し、画
素補正時には前記差分回路に遅延信号を出力させるよう
に制御信号を出力すると共に、前記固体撮像素子より読
出される各画素の読出タイミングに同期して前記メモリ
より読出された欠陥補正制御信号を前記スイッチ回路に
与える制御回路と、を有することを特徴とするものであ
る。
【0042】本願の請求項26の発明では、前記差分回
路は、補正制御信号によって撮像信号を断続するゲート
回路と、撮像信号を遅延させる遅延回路と、前記ゲート
回路の出力から前記遅延回路の出力を減算する減算回路
と、を有することを特徴とするものである。
【0043】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図1から図19を用いて説明する。 (実施の形態1)図1は本発明の実施の形態1における
画素欠陥検出装置を示すブロック図である。ここで図1
の構成の画素欠陥検出装置4Aにおいて、減算回路10
1,102はG入力からR,B入力を引く減算回路、差
分回路103,104は入力信号に対してある一定時間
前の信号との差を求める差分回路、絶対値回路105,
106は入力の絶対値を出力する絶対値回路、比較回路
107,108は絶対値回路105,106の出力が一
定値TH以上であれば”1”を出力する比較回路、演算
回路109は比較回路107,108の出力のいずれか
一方もしくは両方が”1”である場合、その画素をキズ
と判定する演算回路である。
【0044】次に図2は差分回路103,104の構成
の一例を示す図である。差分回路103はG−R,G−
Bの各入力信号を1画素時間分だけ遅延する遅延回路2
01と、現在の信号から遅延回路201の出力を減算す
る減算回路202によって構成されている。各差分回路
の出力は絶対値回路105,106に与えられる。
【0045】又演算回路109は図3に示すように、比
較回路107の出力が直接及び遅延回路204,インバ
ータ205を介してAND回路206に入力される。又
比較回路108の出力は直接及び遅延回路207,イン
バータ208を介してAND回路209に入力される。
AND回路206の出力はそのままAND回路212,
213の入力端子に接続され、又インバータ211を介
してAND回路214に入力される。AND回路209
の出力はAND回路213,214にそのまま入力さ
れ、インバータ210を介してAND回路212に入力
される。各AND回路212,213,214は夫々入
力の論理積をとることによってR,G,Bの欠陥検出信
号を出力するものである。
【0046】この画素欠陥検出装置は固体撮像装置内で
用いられる。図4はこの画素欠陥検出装置を用いる固体
撮像装置の全体構成を示すブロック図である。本図にお
いて固体撮像装置1,2,3はR,G,Bの各撮像信号
を出力する撮像素子であり、その出力は画素欠陥検出装
置4及び補正回路5に与えられる。画素欠陥検出装置4
は前述した図1に示す画素欠陥検出装置4Aとし、その
検出出力が補正回路5に与えられる。補正回路5は前述
した従来例と同様に、欠陥検出信号に基づいてその周辺
の画素の信号から欠陥がある画素を補正して補正信号を
夫々R出力端子6R,G出力端子6G,B出力端子6B
から出力するものである。
【0047】又図5は画素欠陥検出装置4Aから出力さ
れた欠陥検出信号を一旦制御回路7を介して各画素の欠
陥情報を保持するメモリ8に書込む。そしてキズ補正の
場合には、制御回路7がメモリ8からキズに関するデー
タを読出し、補正回路5によりキズの補正を行うもので
ある。
【0048】次に図1に示す画素欠陥検出装置4Aの動
作について図6を用いて説明する。例えば赤みがかった
黄色の被写体を撮影した場合、固体撮像素子1〜3から
の画素信号は、R信号が大きく、B信号が小さくなり、
図6(a)のようになる。このとき、減算回路101,
102の出力G−R,G−Bは図6(b)のように色相
に応じた値を持つが、差分回路103,104の出力Δ
( G−R) ,Δ( G−B) は図6(c)(d)のように
小さな値となる。そこで、絶対値回路105,106に
よりΔ( G−R) ,Δ( G−B) の絶対値を求め、これ
を比較回路107,108で一定値と比較した場合、そ
の出力はいずれも”0”となる。
【0049】一方、Gの固体撮像素子2のみにキズがあ
る場合、図4の画素欠陥検出装置4Aへの入力は図7の
(a)のように、R,B信号に比較してG信号のキズ部
分の変化が大きくなる。したがって、図1の減算回路1
01,102の出力は図7(b)のようにいずれもキズ
の部分のみ変化の大きい信号となり、これを差分回路1
03,104で1つ前の信号との差分をとる場合、図7
(c)(d)のようにキズ部分及びその1画素後のみそ
の絶対値が大きくなる。そこで絶対値回路105,10
6によりΔ( G−R) ,Δ( G−B) の絶対値を求め、
比較回路107,108で一定値と比較した場合、図7
(e)(f)に示すようにキズ部分でその出力は”1”
となる。そして図1の演算回路109により、Gのキズ
位置を表す信号を図4の補正回路5に出力する。
【0050】このように色相の変化に着目してキズを検
出することにより、背景の彩度が高い場合でも本来の信
号と混同することなく、背景の彩度が低い場合のキズと
同様に扱うことが可能となる。
【0051】尚、本実施の形態では、絶対値回路10
5,106を用いたが、比較回路107,108におい
て、絶対値の等しい符号の異なる閾値と比較してもよ
い。又比較回路107,108では共通の一定値と比較
したが、夫々異なる値としてもよい。
【0052】尚本実施の形態においては、演算回路10
9は図3に示すように比較回路107,108の出力か
らR,G,Bの夫々の画素毎に欠陥検出信号を出力する
ようにしているが、その出力をエンコードして2ビット
で各画素の欠陥を示す信号を出力するようにしてもよ
い。
【0053】(実施の形態2)図8は本発明の実施の形
態2における画素欠陥検出装置4Bの構成を示すブロッ
ク図である。この画素欠陥検出装置を実施の形態1と同
じく図4あるいは図5に示した固体撮像装置に用いる。
この図8の構成において、減算回路101,102及び
差分回路103,104については、実施の形態1の構
成と同様である。比較回路111,112は差分回路1
03の出力を一定値と比較し、比較回路113,114
は差分回路104の出力を一定値と比較する。ここで比
較回路111,113が用いる一定値は正の閾値TH+
とし、差分回路103,104の出力がその正の閾値T
H+以上であれば夫々”1”を出力する。又比較回路1
12,114が用いる一定値は負の閾値TH−とし、差
分回路103,104の出力がその負の閾値TH−以下
であれば夫々”1”を出力する。
【0054】更に判定回路115は、比較回路111,
112の出力が連続して互いに”1”である場合、又判
定回路116は、比較回路113,114の出力が連続
して互いに”1”である場合に、夫々”1”を出力す
る。そして演算回路109は実施の形態1の構成と同様
に、判定回路115,116の出力のいずれか一方もし
くは両方が”1”である場合、その画素をキズと判定す
る演算回路である。
【0055】尚、判定回路115,116の構成の一例
を図9に示す。ここで、220,221は例えば1画素
分の遅延を与える遅延回路であり、AND回路222,
223はこれらの遅延信号と比較回路111,112の
他方の入力との論理積をとるものであり、その出力はO
R回路224に与えられる。OR回路224はこれらの
AND回路の出力の論理和を判定信号として出力するも
のである。
【0056】以上のように構成された画素欠陥検出装置
4Bの動作について、特に画面内において色相が変化し
ている被写体を撮影した場合を、以下に説明する。まず
固体撮像素子にキズがない場合の動作を、図10を用い
て説明する。まずRGB各固体撮像素子の出力信号は、
例えば図10(a)のようになり、減算回路101,1
02の出力G−R,G−Bは図10(b)のように色相
の変化に応じた値を持つ。次に、差分回路103,10
4の出力Δ( G−R) ,Δ( G−B) は、図10
(c),(d)のように色相の変化する部分である程度
大きな値を持つ。この信号を、正の閾値TH+を持つ比
較回路111,113、負の閾値TH−を持つ比較回路
112,114で比較演算する場合、閾値の設定によっ
ては図10(f)(g)のように比較回路112,11
3の比較結果が”1”となる場合がある。
【0057】ここで実施の形態1で述べた図1の構成の
画素欠陥検出装置では、この”1”の比較結果により欠
陥として誤検出する可能性がある。しかし本実施の形態
における画素欠陥検出装置4Bでは、図9に示した判定
回路を用いる事により、この誤検出を回避できる。
【0058】即ち図9に示した判定回路において、例え
ば比較回路111からの入力がまず”1”となり、更に
1画素期間後に比較回路112からの入力が”1”とな
った場合、AND回路222の出力は”1”となる。同
様に、比較回路112からの入力がまず”1”となり、
更に1画素期間後に比較回路111からの入力が”1”
となった場合、AND回路223の出力は”1”とな
る。この両者の場合に、OR回路224の出力が”1”
となり演算回路109へ入力されるので、結局比較回路
111,112の出力が連続して互いに”1”である場
合にキズが存在するとして、演算回路109へ”1”が
入力される。比較回路113,114に関しても同様で
ある。
【0059】そこで図10の場合には、比較回路112
そして比較回路113しか”1”を出力しないので、判
定回路115,116は”1”を出力しない。即ち、キ
ズの検出としては扱われない。
【0060】一方、Gの固体撮像素子2のみにキズがあ
る場合、RGB各固体撮像素子1,2,3の出力信号は
図11(a)のようになり、減算回路101,102の
出力G−R,G−Bは図11(b)のようになる。次
に、差分回路103,104の出力Δ( G−R) ,Δ(
G−B) は、図11(c),(d)のようにキズの存在
する部分で連続して正及び負の大きな値を持つ。この信
号を、正の閾値TH+を持つ比較回路111,113、
負の閾値TH−を持つ比較回路112,114で、比較
演算する場合、比較回路111〜114の出力は夫々図
11(e),(f),(g),(h)のようになり、上
述の判定回路115,116の出力は図11(i),
(j)となる。即ち、比較回路111,112、又比較
回路113,114が夫々連続して”1”を出力してい
るので、判定回路115,116の出力は夫々”1”と
なる。そこで演算回路109において、実施の形態1と
同様にキズの有無を演算し、ここではGのキズ位置を表
す信号を図4の補正回路5に出力することができる。
【0061】このように、色相の差分の極性に着目して
キズを検出することにより、背景の色相が変化している
場合に、キズと間違って誤検出することを防ぐことがで
きる。
【0062】尚、白キズのようにキズの影響が信号を大
きくする方向に効く場合は、判定回路115,116に
おいて遅延回路220及びAND回路222が作用し、
黒キズのようにキズの影響が信号を小さくする方向に効
く場合は、遅延回路221及びAND回路223が作用
する。
【0063】尚、上記実施の形態1,2における減算回
路としては、原色映像信号から輝度及び色差信号を演算
するマトリクス回路を使用してもよい。又、減算回路の
入力としては、上記のようなG−R、G−B以外の組み
合わせでもよい。又比較回路111,113及び比較回
路112,114では、夫々共通の一定値TH+、TH
−と比較したが、夫々異なる値としてもよい。
【0064】(実施の形態3)図12は本発明の実施の
形態3における画素欠陥検出装置4Cの構成の一例を示
すブロック図であり、実施の形態1と同じく図4あるい
は図5に示した画素欠陥検出装置4Cとして使用する。
この図12の構成において、117,118,119は
夫々RGBの入力信号に対して、例えば一画素期間前の
信号との差を求める差分回路であり、一例としては図2
のような構成である。又120,121は差分回路11
8のG差分信号から夫々R差分信号、B差分信号を引く
減算回路である。尚、絶対値回路105,106、比較
回路107,108及び演算回路109については、上
記実施の形態1の構成と同様である。
【0065】以上のように構成された画素欠陥検出装置
の動作について、図13,図14を用いて説明する。ま
ず固体撮像素子1,2,3にキズがない場合について説
明する。撮影画像が有彩色でしかも高周波成分を持つも
のとする。このとき、例えば固体撮像素子1,2,3の
出力は、図13(a)のようになる。ここで、差分回路
117,118,119により各信号の差分が図13
(b),(c),(d)のようになり、減算回路12
0,121により図13(e),(f)に示すような各
色差分信号の差ΔG−ΔR,ΔG−ΔBが出力される。
【0066】このとき、差分信号ΔG,ΔR,ΔBで
は、当然大きな値を持っていたが、これらには通常相関
があるため、各差分信号の差をとると、非常に小さな値
となる。そこで、絶対値回路105,106によりΔG
−ΔR,ΔG−ΔBの絶対値を求め、これを比較回路1
07,108で一定値THと比較した場合、その出力は
いずれも”0”となる。
【0067】一方、Gの固体撮像素子2のみにキズがあ
る場合、図12の画素欠陥検出装置4Cへの入力は図1
4(a)のように、R,B信号に比較してG信号のキズ
部分の変化が大きくなる。従って、図12の差分回路1
17,118,119の出力は図14(b),(c),
(d)のようにG差分信号のみキズの部分で変化の大き
い信号となる。これを減算回路120,121で、各色
差分信号の差をとると、図14(e)(f)のようにキ
ズ部分及びその1画素後のみその絶対値が大きくなる。
そこで、絶対値回路105,106によりΔG−ΔR,
ΔG−ΔBの絶対値を求め、比較回路107,108で
一定値THと比較した場合、図14(g),(h)のよ
うにその出力は”1”となる。そして図12の演算回路
109により、Gのキズ位置を表す信号を図4の補正回
路5に出力する。
【0068】このようにRGB各信号の差分をとり、そ
の色信号間の差に着目してキズを検出することにより、
背景の彩度が高い場合でも、本来の信号と混同すること
なく、背景の彩度が低い場合のキズと同様に扱うことが
可能となる。
【0069】尚、本実施の形態では、実施の形態1に比
較して差分回路を多く必要とするデメリットがあるが、
この差分回路の特に遅延回路については、フィルタ等他
の回路と共有しやすいという長所がある。
【0070】又この実施の形態3では、減算回路12
0,121の出力を絶対値回路105,106に与えて
いるが、減算回路120,121の出力ΔG−ΔRとΔ
G−ΔBとを図15に示すように比較回路111〜11
4に与えるようにしてもよい。比較回路111〜114
以降の構成については図8に示す実施の形態2と同様と
する。この場合にも比較回路111,112の出力又は
比較回路113,114の出力が連続することに基づい
て画素の欠陥を検出することができる。
【0071】尚、上記実施の形態1,2,3における差
分回路としては、図2に示した以外にも、例えばハイパ
スフィルタを用いてもよい。又比較回路107,108
では共通の一定値THと比較したが、夫々異なる数値と
してもよい。
【0072】(実施の形態4)図16は本発明の実施の
形態4における画素欠陥補正装置の全体構成を示すブロ
ック図である。この画素欠陥補正装置は固体撮像素子1
〜3の出力が画素欠陥検出・補正装置20に与えられ、
画素の欠陥が検出されて夫々R出力端子6R,6G,6
Bより出力される。又制御回路21は欠陥検出時には欠
陥検出信号を一旦画素の位置情報と共にメモリ22に書
き込む。そして、キズ補正の場合には、制御回路21は
固体撮像素子1,2,3からの撮像信号に同期させてメ
モリ22から読出し、画素欠陥検出・補正装置20によ
りキズの補正を行うものである。ここで画素欠陥検出・
補正回路20は、キズの検出と補正とが可能な回路であ
るが、同時に行うことはできない。即ちキズ検出時には
検出回路として動作し、キズ補正時には補正回路として
働くものである。
【0073】次に実施の形態4による画素欠陥検出・補
正装置20Aの構成について図17を用いて説明する。
本図において123,124,125は後述するような
差分回路であり、前記実施の形態1から3における差分
回路とは少し異なる。又、減算回路120,121、絶
対値回路105,106、比較回路107,108及び
演算回路109については、上記実施の形態3の構成と
同様であるが、更に、R差分信号ΔRからG差分信号Δ
Gを減ずる減算回路122を有する。又、126,12
7,128は、RGB各入力信号及び減算回路120,
121,122の各出力を入力とするスイッチ回路であ
り、補正制御信号CTRin,CTGin,CTBinにより
制御され、夫々の出力がRGBの出力信号となる。
【0074】図18は差分回路123の構成の一例を示
すものであり、差分回路124,125についても同様
である。差分回路は、遅延回路201、減算回路20
2、AND回路230からなり、AND回路230を有
する点が、実施の形態3における差分回路とは異なる。
このAND回路は夫々の映像信号及び補正制御信号を入
力とする。図18において太線は並列の撮像信号を示し
ている。即ち画素信号Rinには例えば10ビットの並列
信号であり、AND回路210は各ビット毎に夫々2入
力のAND回路から成り、CTRinが各AND回路の一
方の入力端に、他方の入力端にはRinの夫々のビットの
信号が接続されている。遅延回路201はこの並列信号
を1画素信号分遅延させるものであり、減算回路202
はAND回路の出力から遅延出力を減算するものであ
る。
【0075】以上のように構成された画素欠陥補正装置
は、画素欠陥検出と画素欠陥補正の2つの機能を併せ持
つので、夫々についての動作を以下に説明する。まず画
素欠陥検出機能について説明する。画素欠陥検出におい
ては、差分回路123,124,125、減算回路12
0,121、絶対値回路105,106、比較回路10
7,108及び演算回路109を用いる。
【0076】ここで補正制御信号は図16における制御
回路21において生成されるが、画素欠陥検出時には常
に”1”が出力される。そこで、差分回路123〜12
5のAND回路230は入力映像信号をそのまま減算回
路202へ出力するので、図2に示した差分回路と同様
の動作となる。
【0077】尚、スイッチ回路126,127,128
については、補正制御信号が”1”の場合にはRGB各
入力信号を出力するものし、画素欠陥を検出する場合に
は、全く処理を加えることなく出力する。
【0078】以上のように、画素欠陥検出時には補正制
御信号を常に”1”にすれば、実施の形態3で述べた画
素欠陥検出装置と同様の動作となる。
【0079】次に、画素欠陥補正機能について説明す
る。画素欠陥補正においては、差分回路123,12
4,125、減算回路120,121,122、スイッ
チ回路126,127,128を用いる。尚、画素欠陥
の補正は、制御回路21より入力される補正制御信号C
TRin,CTGin,CTBinにより制御され、これらは
夫々補正すべきタイミングで”0”となり、補正しない
ときには、”1”を保持する。
【0080】ここで例えば、R信号における画素欠陥を
補正するために、補正制御入力CTRinが”0”となる
場合を考える。このとき、差分回路123においてAN
D回路230の一方の入力が”0”となるので、AND
出力は常に”0”である。そこで、減算回路202の正
の入力が”0”であるので、減算回路202の出力、即
ち差分回路123の出力は−Rin(t−ΔT)となる。
尚、差分回路124では、補正制御入力CTGinが”
1”であるので、画素欠陥検出時と同じくその出力はΔ
G=Gin(t)−Gin(t−ΔT)となる。尚tは現在
時刻、ΔTは1画素分の遅延時間を示す。
【0081】減算回路120には、差分回路123,1
24の出力が入力されるので、その出力は以下のように
なる。 ΔG−ΔR=ΔG−{−Rin(t−ΔT)} =Rin(t−ΔT)+ΔG
【0082】尚、スイッチ回路126において、補正制
御入力CTRinが”0”であるので、減算回路120の
出力が信号出力Rout として選択される。即ち、R出力
信号Rout は Rout (t)=Rin(t−ΔT)+ΔG =Rin(t−ΔT)+{Gin(t)−Gin(t−Δ
T)} となる。従って画素欠陥のあるR信号に対して、1画素
前の信号Rin(t−ΔT)にG信号の差分を加算した信
号が補正済み信号として出力される。
【0083】尚、R以外の補正制御信号については、共
に”1”であれば、スイッチ回路127,128では通
常と同じくGin,BinがそのままGout 、Bout として
出力される。
【0084】このように、図17に示すような構成の画
素欠陥検出・補正回路20Aにおいては、画素欠陥の検
出と補正の2つの機能をもちながら、回路を一部共有し
ているので、回路規模の削減を図ることができる。
【0085】(実施の形態5)図19は本発明の実施の
形態5における画素欠陥検出・補正回路20Bの構成を
示すブロック図である。この画素欠陥検出・補正回路は
実施の形態4と同じく図16に示した画素欠陥補正装置
内で用いられる。この図19の構成において、差分回路
123,124,125、減算回路120,121、絶
対値回路105,106、比較回路107,108、演
算回路109及びスイッチ回路126,127,128
を有している。そして減算回路120の出力は絶対値回
路105を介してスイッチ回路126,127に与えら
れる。又減算回路121の出力は絶対値回路106を介
してスイッチ回路128に与えられる。差分回路12
3,124,125は、実施の形態4と同じく図18の
構成をとり、残りのブロックも実施の形態4と同様であ
る。
【0086】以上のように構成された画素欠陥検出・補
正回路20Bは、画素欠陥検出と画素欠陥補正の2つの
機能を併せ持つ。尚、画素欠陥の検出においては、差分
回路123,124,125、減算回路120,12
1、絶対値回路105,106、比較回路107,10
8及び演算回路109を用い、上記実施の形態4の場合
と全く同じであるので、説明については省略する。
【0087】次に、画素欠陥補正機能について説明す
る。画素欠陥検出においては、差分回路123,12
4,125、減算回路120,121、絶対値回路10
5,106及びスイッチ回路126,127,128を
用いる。尚、画素欠陥の補正は、前記実施の形態4と同
様に補正制御入力CTRin,CTGin,CTBinにより
制御され、夫々補正すべきタイミングで”0”となり、
補正しないときには、”1”を保持する。
【0088】ここで例えば、R信号における画素欠陥を
補正するために、補正制御入力CTRinが”0”となる
場合を考える。このとき、差分回路123、減算回路1
20の動作は前記実施の形態4と全く同様であり、減算
回路120の出力は、下記のようになる。 ΔG−ΔR=Rin(t−ΔT)+ΔG
【0089】通常、上記の信号は正の値を持つので、絶
対値回路105においては全く処理を受けずに、スイッ
チ回路126へと出力される。尚、スイッチ回路126
においては、実施の形態4と同様に、絶対値回路105
の出力が信号出力Rout として選択されるので、R信号
出力は以下のようになる。 Rout (t)=Rin(t−ΔT)+ΔG =Rin(t−ΔT)+{Gin(t)−Gin(t−Δ
T)}
【0090】即ち、R信号に対しては、1画素前の信号
Rin(t−ΔT)にG信号の差分ΔGを加算した補正済
み信号が出力される。尚、B信号の補正についても同様
である。
【0091】次に、G信号の補正に関して、補正制御入
力CTGinが”0”となる場合を考える。このとき差分
回路124においては、前記実施の形態4のR信号と同
様に、−Gin(t−ΔT)が出力される。尚、差分回路
123では、補正制御入力CTRinが”1”であるの
で、画素欠陥検出時と同じくその出力はΔR=Rin
(t)−Rin(t−ΔT)である。
【0092】減算回路120には、差分回路123,1
24の出力が入力されるので、その出力は以下のように
なる。 ΔG−ΔR={−Gin(t−ΔT)}−ΔR =−{Gin(t−ΔT)+ΔR}
【0093】通常、上記の信号は負の値を持つので、続
く絶対値回路105においては符号の反転処理を受け、
スイッチ回路127へ以下の信号が出力される。 ΔG−ΔR=Gin(t−ΔT)+ΔR
【0094】尚、スイッチ回路127においては、CT
Ginが”0”であるので、R信号の場合と同様に、絶対
値回路105の出力が信号出力Gout として選択され
る。即ち、信号出力Gout は以下のようになる。 Gout (t)=Gin(t−ΔT)+ΔR =Gin(t−ΔT)+{Rin(t)−Rin(t−Δ
T)}
【0095】即ち、G信号に対しては、1画素前の信号
Gin(t−ΔT)にR信号の差分を加算した補正済み信
号が出力される。
【0096】このように、図19に示すような構成の画
素欠陥検出・補正回路20Bにおいては、画素欠陥の検
出と補正の2つの機能をもちながら、回路を一部共有し
ているので、回路規模の削減を図ることができる。更
に、R信号の補正とG信号の補正においても更に回路を
共有しているので、一層の回路規模の削減が可能であ
る。
【0097】尚、上記実施の形態4,5における差分回
路としては、図18に示した以外にも、例えばハイパス
フィルタを変形したものでもよい。
【0098】
【発明の効果】以上のように本願の請求項1〜5の発明
における画素欠陥検出装置によれば、映像信号の色差成
分の画素毎の変化を求めてその絶対値をとり、その値が
一定の閾値を越えた場合を画素欠陥として検出してい
る。従って有彩色の画像や高周波成分の多い画像におい
ても未補正や誤補正することなく、正確に画素欠陥を補
正できるという顕著な効果が得られる。
【0099】これに加えて請求項6〜11の発明では、
映像信号の色差成分の画素毎の変化を、正の閾値と負の
閾値の両者と比較し、連続して正負夫々の閾値を越えた
場合を画素欠陥と判断するので、背景の色相が変化して
いる場合にも誤検出することを防ぐ事ができる。
【0100】これに加えて請求項12〜22の発明によ
れば、映像信号の変化を示す差分信号をまず求め、それ
らの色成分毎との差を求めてその絶対値をとり、その値
が一定の閾値を越えた場合を画素欠陥として検出してい
るので、正確な画素欠陥検出が可能となる。しかもディ
ジタルフィルタ等と回路を共有することができ、回路規
模の削減が可能となる。
【0101】又請求項23〜27の画素欠陥補正装置に
よれば、差分回路においてAND回路を付加し、制御信
号により差分演算と遅延反転演算を切換えることによ
り、画素欠陥検出と画素欠陥補正の2つの機能を併せ持
ちながら、回路の共有により回路規模の削減が可能とな
る。
【0102】更に請求項25の発明では、絶対値回路に
よる符号反転機能を活かし、2つの固体撮像素子の欠陥
補正を正誤信号により1つの補正回路で実現し、一層の
回路規模の削減をすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1による画素欠陥検出装置
の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態1による画素欠陥検出装置
における差分回路の構成を示す図である。
【図3】本発明の画素欠陥検出装置における演算回路の
構成を示す図である。
【図4】本発明の画素欠陥検出装置を用いる固体撮像装
置の構成を示すブロック図である。
【図5】本発明の画素欠陥検出装置を用いる固体撮像装
置の構成を示すブロック図である。
【図6】本発明の実施の形態1による画素欠陥検出装置
の動作を説明するための信号波形図である。
【図7】本発明の実施の形態1による画素欠陥検出装置
の動作を説明するための信号波形図である。
【図8】本発明の実施の形態2による画素欠陥検出装置
の構成を示す図である。
【図9】本発明の上記実施の形態2による画素欠陥検出
装置における判定回路の構成を示す図である。
【図10】本発明の実施の形態2による画素欠陥検出装
置の動作を説明するための信号波形図である。
【図11】本発明の実施の形態2による画素欠陥検出装
置の動作を説明するための信号波形図である。
【図12】本発明の実施の形態3による画素欠陥検出装
置の構成を示す図である。
【図13】本発明の実施の形態3による画素欠陥検出装
置の動作を説明するための信号波形図である。
【図14】本発明の実施の形態3による画素欠陥検出装
置の動作を説明するための信号波形図である。
【図15】本発明の実施の形態3による画素欠陥検出装
置の他の例を示す図である。
【図16】本発明の画素欠陥補正装置を用いる固体撮像
装置の構成を示す図である。
【図17】本発明の実施の形態4による画素欠陥検出・
補正装置の構成を示す図である。
【図18】本発明の実施の形態4による画素欠陥検出・
補正装置における差分回路の構成を示す図である。
【図19】本発明の実施の形態5による画素欠陥検出・
補正装置の構成を示す図である。
【図20】従来の画素欠陥検出装置と補正回路を含む固
体撮像装置の全体構成を示すブロック図である。
【図21】従来例の画素欠陥検出装置の一例を示す図で
ある。
【図22】従来例における突出量検出回路の内部構成を
示すブロック図である。
【図23】従来例における演算回路の内部構成を示すブ
ロック図である。
【図24】従来例の画素欠陥検出装置の動作を説明する
ための信号波形図である。
【図25】従来例における補正回路の内部構成を示すブ
ロック図である。
【符号の説明】
1,2,3 固体撮像素子 4,4A,4B,4C 画素欠陥検出装置 5 補正回路 20A,20B 画素欠陥検出・補正装置 21 制御回路 22 メモリ 101,102,120,121,122 減算回路 103,104,117,118,119,123,1
24,125 差分回路 105,106 絶対値回路 107,108,111,112,113,114 比
較回路 109 演算回路 115,116 判定回路 126,127,128 スイッチ回路 201,204,207,220,221 遅延回路 202 減算回路 205,208,210,211 インバータ 206,209,212,213,214,222,2
23,230 AND回路 224 OR回路

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同一の画像を同時に撮像する複数の固体
    撮像素子からの信号に基づいて固体撮像素子の画素欠陥
    を検出する画素欠陥検出装置であって、 前記各固体撮像素子から出力される撮像信号の差を演算
    する減算回路と、 前記減算回路の出力の時間軸上での差分信号を演算する
    差分回路と、 前記差分回路の出力を一定値と比較する比較回路と、を
    具備することを特徴とする画素欠陥検出装置。
  2. 【請求項2】 前記差分回路は、 入力信号を一定時間遅延させる遅延回路と、 入力信号より前記遅延回路の出力を減算する減算回路
    と、を有することを特徴とする請求項1記載の画素欠陥
    検出装置。
  3. 【請求項3】 前記差分回路の出力を絶対値に変換して
    前記比較回路へ入力する絶対値回路を更に有することを
    特徴とする請求項1記載の画素欠陥検出装置。
  4. 【請求項4】 前記比較回路の出力を入力とし、その論
    理積信号により前記撮像信号における画素欠陥の有無を
    示す複数の制御信号を出力する演算回路を更に有するこ
    とを特徴とする請求項1記載の画素欠陥検出装置。
  5. 【請求項5】 前記演算回路が出力する制御信号の数
    は、前記撮像信号の数より少なく、 前記制御信号の値により画素欠陥のある前記撮像信号を
    示すことを特徴とする請求項4記載の画素欠陥検出装
    置。
  6. 【請求項6】 同一の画像を同時に撮像する複数の固体
    撮像素子からの信号に基づいて固体撮像素子の画素欠陥
    を検出する画素欠陥検出装置であって、 前記各固体撮像素子から出力される撮像信号の差を演算
    する減算回路と、 前記減算回路の出力の時間軸上での差分信号を演算する
    差分回路と、 前記差分回路の出力を正の一定値と比較する第1の比較
    回路と、 前記差分回路の出力を負の一定値と比較する第2の比較
    回路と、 前記複数の比較回路の出力から画素欠陥の有無を判断す
    る判定回路と、を具備することを特徴とする画素欠陥検
    出装置。
  7. 【請求項7】 前記判定回路は、 前記比較回路の出力を入力とし、前記第1及び第2の比
    較回路の比較結果が連続して夫々一定値を越える場合に
    画素欠陥を示す信号を出力することを特徴とする請求項
    6記載の画素欠陥検出装置。
  8. 【請求項8】 前記判定回路は、 前記各比較回路からの信号を一定遅延時間遅延させる複
    数の遅延回路と、 前記各比較回路の出力と前記遅延回路の出力の論理積を
    とるAND回路と、を有することを特徴とする請求項7
    記載の画素欠陥検出装置。
  9. 【請求項9】 RGB三板撮像方式の固体撮像素子から
    出力される撮像信号を入力とすることを特徴とする請求
    項1又は6記載の画素欠陥検出装置。
  10. 【請求項10】 前記減算回路、前記差分回路、及び前
    記比較回路を夫々複数備え、 RGB3つの撮像信号から組み合わせの異なる二組の撮
    像信号を夫々前記減算回路へ入力することを特徴とする
    請求項9記載の画素欠陥検出装置。
  11. 【請求項11】 前記2組の撮像信号として、G信号と
    R信号、及びG信号とB信号の組み合わせとすることを
    特徴とする請求項10記載の画素欠陥検出装置。
  12. 【請求項12】 同一の画像を同時に撮像する複数の固
    体撮像素子からの信号に基づいて固体撮像素子の画素欠
    陥を検出する画素欠陥検出装置であって、 前記各固体撮像素子から出力される撮像信号の差分信号
    を演算する複数の差分回路と、 前記差分回路の出力差を演算する減算回路と、 前記減算回路の出力を一定値と比較する比較回路と、を
    具備することを特徴とする画素欠陥検出装置。
  13. 【請求項13】 前記差分回路は、 入力画素信号を一定遅延時間遅延させる遅延回路と、 入力画素信号から前記遅延回路の出力を減算する減算回
    路と、を有することを特徴とする請求項12記載の画素
    欠陥検出装置。
  14. 【請求項14】 前記差分回路の出力を前記絶対値回路
    により絶対値に変換して前記比較回路へ入力する絶対値
    回路を有することを特徴とする請求項12記載の画素欠
    陥検出装置。
  15. 【請求項15】 前記比較回路の出力を入力とし、その
    論理積信号により前記撮像信号における画素欠陥の有無
    を示す複数の制御信号を出力する演算回路を更に有する
    ことを特徴とする請求項12記載の画素欠陥検出装置。
  16. 【請求項16】 前記演算回路が出力する制御信号の数
    は、前記撮像信号の数より少なく、 前記制御信号の値により画素欠陥のある前記撮像信号を
    示すことを特徴とする請求項15記載の画素欠陥検出装
    置。
  17. 【請求項17】 前記比較回路、は正の一定値と比較す
    る第1の比較回路と、 負の一定値と比較する第2の比較回路と、を有するもの
    であり、 前記複数の比較回路の出力から画素欠陥の有無を判断す
    る判定回路を更に有するものであることを特徴とする請
    求項12記載の画素欠陥検出装置。
  18. 【請求項18】 前記判定回路は、 前記比較回路の出力を入力とし、 前記第1及び第2の比較回路の比較結果が連続して夫々
    一定値を越える場合に画素欠陥を示す信号を出力するも
    のであることを特徴とする請求項17記載の画素欠陥検
    出装置。
  19. 【請求項19】 前記判定回路は、 前記各比較回路からの信号を一定遅延時間遅延させる複
    数の遅延回路と、 前記各比較回路の出力と前記遅延回路の出力の論理積を
    とるAND回路と、を有することを特徴とする請求項1
    8記載の画素欠陥検出装置。
  20. 【請求項20】 RGB三板撮像方式の固体撮像素子か
    ら出力される撮像信号を入力とすることを特徴とする請
    求項12記載の画素欠陥検出装置。
  21. 【請求項21】 前記差分回路、前記減算回路、及び前
    記比較回路を夫々複数備え、 RGB3つの撮像信号を入力とした前記差分回路の出力
    信号から、組み合わせの異なる二組の前記出力信号を夫
    々前記減算回路へ入力することを特徴とする請求項20
    記載の画素欠陥検出装置。
  22. 【請求項22】 前記二組の差分回路の出力信号とし
    て、G信号とR信号、及びG信号とB信号の組み合わせ
    とすることを特徴とする請求項21記載の画素欠陥検出
    装置。
  23. 【請求項23】 同一の画像を同時に撮像する複数の固
    体撮像素子からの信号に基づいて固体撮像素子の画素欠
    陥を検出し、欠陥を補正する画素欠陥補正装置であっ
    て、 前記各固体撮像素子から出力される撮像信号の時間軸上
    での差分信号を演算し、入力信号の一定時間における差
    分信号及び一定の遅延時間を有する遅延信号のいずれか
    一方を制御信号に基づいて択一的に出力する差分回路
    と、 前記複数の差分回路の出力差によって補正信号を出力演
    算する減算回路と、 前記減算回路の出力を一定値と比較する比較回路と、 前記比較回路の出力から前記固体撮像素子の画素欠陥を
    示す欠陥検出信号を生成する演算回路と、 前記固体撮像素子からの撮像信号と前記減算回路からの
    信号を入力とし、欠陥補正制御信号が入力されたときに
    前記減算回路からの信号を出力するスイッチ回路と、 前記演算回路によって算出された画素欠陥データを保持
    するメモリと、 画素欠陥検出時には前記差分回路に差分信号を出力させ
    るように制御信号を出力すると共に、前記演算回路によ
    って検出された画素欠陥データを前記メモリに保持し、
    画素補正時には前記差分回路に遅延信号を出力させるよ
    うに制御信号を出力すると共に、前記固体撮像素子より
    読出される各画素の読出タイミングに同期して前記メモ
    リより読出された欠陥補正制御信号を前記スイッチ回路
    に与える制御回路と、を有することを特徴とする画素欠
    陥補正装置。
  24. 【請求項24】 前記差分回路は、 補正制御信号によって撮像信号を断続するゲート回路
    と、 撮像信号を遅延させる遅延回路と、 前記ゲート回路の出力から前記遅延回路の出力を減算す
    る減算回路と、を有することを特徴とする請求項23記
    載の画素欠陥補正装置。
  25. 【請求項25】 同一の画像を同時に撮像する複数の固
    体撮像素子からの信号に基づいて固体撮像素子の画素欠
    陥を検出し、欠陥を補正する画素欠陥補正装置であっ
    て、 前記各固体撮像素子から出力される撮像信号の時間軸上
    での差分信号を演算し、入力信号の一定時間における差
    分信号及び一定の遅延時間を有する遅延信号のいずれか
    一方を制御信号に基づいて択一的に出力する差分回路
    と、 前記複数の差分回路の出力差によって補正信号を出力演
    算する減算回路と、 前記減算回路の出力の絶対値を出力する絶対値回路と、 前記絶対値回路の出力を一定値と比較する比較回路と、 前記比較回路の出力から前記固体撮像素子の画素欠陥を
    示す欠陥検出信号を生成する演算回路と、 前記固体撮像素子からの撮像信号と前記絶対値回路から
    の信号を入力とし、欠陥補正制御信号が入力されたとき
    に前記絶対値回路からの信号を出力するスイッチ回路
    と、 前記演算回路によって算出された画素欠陥データを保持
    するメモリと、 画素欠陥検出時には前記差分回路に差分信号を出力させ
    るように制御信号を出力すると共に、前記演算回路によ
    って検出された画素欠陥データを前記メモリに保持し、
    画素補正時には前記差分回路に遅延信号を出力させるよ
    うに制御信号を出力すると共に、前記固体撮像素子より
    読出される各画素の読出タイミングに同期して前記メモ
    リより読出された欠陥補正制御信号を前記スイッチ回路
    に与える制御回路と、を有することを特徴とする画素欠
    陥補正装置。
  26. 【請求項26】 前記差分回路は、 補正制御信号によって撮像信号を断続するゲート回路
    と、 撮像信号を遅延させる遅延回路と、 前記ゲート回路の出力から前記遅延回路の出力を減算す
    る減算回路と、を有することを特徴とする請求項25記
    載の画素欠陥補正装置。
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